JP2763202B2 - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置

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JP2763202B2
JP2763202B2 JP3020347A JP2034791A JP2763202B2 JP 2763202 B2 JP2763202 B2 JP 2763202B2 JP 3020347 A JP3020347 A JP 3020347A JP 2034791 A JP2034791 A JP 2034791A JP 2763202 B2 JP2763202 B2 JP 2763202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数階床間に複数のエレ
ベータを稼動させる場合に用いられるエレベータの群管
理制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時のエレベータシステムでは、並設さ
れた複数台のエレベータの運転効率向上およびエレベー
タ利用者へのサービス向上を図るため、各階床の乗り場
呼びに対して応答するエレベータを、マイクロコンピュ
ータを用いて合理的且つ速やかに割当てることが行われ
ている。
【0003】すなわち、乗り場呼びが発生すると、群管
理制御装置は、複数のエレベータのうちからその乗り場
呼びに対してサービスする最適なエレベータを選択して
割当て、他のエレベータにはその乗り場呼びに応答させ
ないようにしている。
【0004】そして、エレベータ乗り場においては、割
当てられたエレベータの入口付近に設置された割当て表
示ランプが点灯し、さらにエレベータが到着する直前に
なると、チャイムの鳴動と共に、該ランプが点滅するよ
うになっている。
【0005】また、このようなエレベータシステムで
は、最近のマイクロコンピュータの発達に伴い、各エレ
ベータ乗り場に応答した場合のかご呼び登録データ、あ
るいは乗降荷重データ等についての測定がリアルタイム
にて行われ、各階床間の交通流れの把握が行われてい
る。
【0006】そして、群管理制御装置では、このように
して把握した交通流れから、乗り場呼び発生時以降の交
通需要を予測し、この予測に基いて上記したエレベータ
の割当てを行っている。
【0007】図20は、このようなエレベータの群管理
制御装置を示す概略構成図である。
【0008】すなわち、各階床の乗り場の呼び釦 1a1…
1an には、乗り場呼び入出力制御部2a1 …2an は低速伝
送路3を介して群管理制御部4に接続されている。
【0009】この群管理制御部4は、低速伝送路3を介
して各エレベータに設置された単体制御部 5a1…5am 及
び監視室内に設置された監視盤6に接続されており、ま
た、群管理制御部4と単体制御部 5a1…5am とは高速伝
送路7によっても接続されている。
【0010】次に、図20の動作について説明する。い
ま、例えばn階の乗り場にて利用者が呼び釦 1anを押し
たとすると、乗り場呼び入出力制御部2anは群管理制御
部4に呼び信号を送出する。群管理制御部4はその呼び
信号が入力されると、各エレベータの現在位置の検出に
より予測未応答時間(予測到着時間に呼び経過時間を加
えたもの)を演算し、この演算結果に基いて、所定の評
価を行い、最適のエレベータをn階の乗り場呼びに割当
てる。
【0011】そして、例えば、最適エレベータが単体制
御部 5a1に係るエレベータ(1号機とする)であったと
すると、群管理制御部4は単体制御部5a1に割当指令信
号を送出し、この割当指令信号に基いて、1号機のエレ
ベータの入口付近に設置された割当て表示ランプ(図示
せず)を点灯させる。この割当て表示ランプの点灯によ
り、n階で待っている利用者は、複数の入口扉のうち、
1号機のエレベータの入口扉の前で待機していればよい
ことがわかる。
【0012】ところで、特定階床に食堂が設置されてい
るビルでは、昼休みの前半などの特別な時間帯に、該特
定階床へ向けての交通需要が極端に上昇する。そのた
め、このような特別の時間帯では、通常の時間帯に比べ
て、より良好な輸送効率が要求される。
【0013】ここで、良好な輸送効率が行われる場合と
は、特定階床へ向うエレベータが、特定階床に着くまで
に割当てられた各階床の乗り場呼びに対し、満員のため
にこれらの各階床をそのまま通過することがなく、各階
床でのサービスが均等化されており、しかも、特定階床
へ到着した時点では満員かほぼそれに近い状態となる場
合等のことをいう。
【0014】従来のエレベータの群管理制御装置では、
前述のように良好な輸送効率を確保するため、各階床の
乗り場呼びに対してエレベータを割当てる場合に、前述
の予測未応答時間と共に、エレベータが停止する階にお
ける荷重についても予測するようにし、割当てたエレベ
ータが満員のため、停止すべき階をそのまま通過ような
事態が極力生じないようにしている。つまり、基本的に
は稼動する各エレベータに対し、利用者ができるだけ均
等に乗車した状態となるように割当て制御が行われてい
た。
【0015】前記のように、各階床の乗り場呼びが発生
した場合、これらの乗り場から乗車する利用者について
も予測してエレベータの割当てが行われているが、前記
特定階床に向けて交通需要が極端に上昇しているピーク
時には、呼び1つ当りの乗り場待ち客が1人でなく多い
ため、例えば図21に示すようにf1 ,f2 階、2階床
にて呼び発生し、各階床の予測荷重が16人であると
し、かご積載荷重が24人であるとした場合、f2 階床
は満員通過とならなく、かつ他の号機(1,2号機)は
予測応答時間が長く、しかも3号機以外に割当てると、
3号機は16人を乗せ、食堂階に来ることになり、輸送
力上好ましくないため、相対的評価により3号機に割当
てられるケースが発生する。
【0016】f1 ,f2 各階床での乗り場待ち客は、予
測と一致した16人であったとすると、f1 階では、1
6人が乗車できるが、f2階では8人しか乗車すること
ができず、各階床でのサービス均一化という観点からは
好ましくない状態となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、荷重の予
測を考慮して割当てを行ったとしても、前記のように各
階床での乗り場待ち客が多いケースでは、エレベータに
乗車人数制限をしない限り、一般的に特定階床より遠方
の階床が有利で、近方の階床が不利となる傾向がある。
前述のように乗車人数制限を行えば、均等化を実現でき
るが、利用者の使い勝手の立場から考えると、現実的に
は困難である。
【0018】本発明は、利用者の目的階床が特定階床に
集中した場合に輸送効率を保持しつつ、しかも各階床の
サービスが均等化となることが可能なエレベータの群管
理制御装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、請求項1に対応する発明は、複数階床間に
複数のエレベータを稼動させ、利用者による各階床から
乗り場呼びに対し、前記複数のエレベータのうちいずれ
かを割当てて応答させるようにしたエレベータの群管理
制御装置において、前記エレベータの稼動状況を検出す
る稼動状況検出手段と、この稼動状況検出手段の検出結
果に基づいて、前記利用者の目的階床が特定階床に集中
した状態にあるか否かを判別する集中状態判別手段と、
この集中状態判別手段が集中した状態にあると判断した
場合に、利用者に対するサービス水準が低下した状態と
なる階床を検出するサービス低下階床検出手段と、この
サービス低下階床検出手段にて検出されたサービス低下
階床に割り当てられたエレベータを前記特定階床と逆方
向運行時に前記サービス低下階床に応答させるエレベー
タ応答手段とを具備しものである。
【0020】請求項2に対応する発明は、複数階床間に
複数のエレベータを稼動させ、利用者による各階床から
乗り場呼びに対し、前記複数のエレベータのうちいずれ
かを割当てて応答させるようにしたエレベータの群管理
制御装置において、前記エレベータの稼動状況を検出す
る稼動状況検出手段と、この稼動状況検出手段の検出結
果に基づいて、前記利用者の目的階床が特定階床に集中
した状態にあるか否かを判別する集中状態判別手段と、
この集中状態判別手段が集中した状態にあると判断した
場合に、利用者に対するサービス水準が低下した状態と
なる階床を検出するサービス低下階床検出手段と、前記
サービス水準が低下した状態の階床に特定階床と逆方向
の乗り場呼びが無いことを検出する両方向呼び検出手段
と、この両方向呼び検出手段により特定階床と逆方向の
乗り場呼びが無いことを検出した場合、前記サービス低
下階床検出手段にて検出されたサービス低下階床に割り
当てられたエレベータを前記特定階床と逆方向運行時に
前記サービス低下階床に応答させるエレベータ応答手段
とを具備したものである。
【0021】請求項3に対応する発明は、複数階床間に
複数のエレベータを稼動させ、利用者による各階床から
乗り場呼びに対し、前記複数のエレベータのうちいずれ
かを割当てて応答させるようにしたエレベータの群管理
制御装置において、前記エレベータの稼動状況を検出す
る稼動状況検出手段と、この稼動状況検出手段の検出結
果に基づいて、前記利用者の目的階床が特定階床に集中
した状態にあるか否かを判別する集中状態判別手段と、
この集中状態判別手段が集中した状態にあると判断した
場合に、エレベータ台数によりサービス階床を複数のサ
ービスゾーンに分割し、この分割したゾーンを前記各エ
レベータで分担応答するゾーニング制御手段と、このゾ
ーニング制御手段により分担されている階床に応答する
エレベータを前記特定階床と逆方向運行時に前記階床に
応答させるエレベータ応答手段と、前記ゾーニング制御
手段により定められた階床のうち、前記エレベータ応答
手段に対して平等に応答階床を循環させるゾーンサイク
ル制御手段とを具備したものである。
【0022】
【作用】前記請求項1に対応する構成において、稼動状
況検出手段は各エレベータの稼動状況検出を行うが、こ
の検出に基いて、稼動状況があるレベルを超えた場合
に、集中状態判別手段は利用者の目的階床が特定階床に
集中した状態にあるか否かを判別する。
【0023】そして、集中した状態と判別された場合、
サービス低下階床検出手段は、割当て呼びの中で利用者
に対するサービス水準が低下した状態となる階床を選出
する。エレベータ応答手段は、前記サービス水準低下階
床に割当てられたエレベータに対して、特定階床と逆方
向運行時に、前記サービス低下階床に応答させる。
【0024】前記請求項2に対応する構成において、稼
動状況検出手段は各エレベータの稼動状況検出を行う
が、この検出に基いて、稼動状況があるレベルを超えた
場合に、集中状態判別手段は利用者の目的階床が特定階
床に集中した状態にあるか否かを判別する。
【0025】そして、集中した状態と判別された場合、
サービス低下階床検出手段は、割当て呼びの中で利用者
に対するサービス水準が低下した状態となる階床を選出
する。両方向呼び検出手段は、前記サービス低下階床に
特定階床と逆方向の乗り場呼びが無いことを検出し、こ
の場合にエレベータ応答手段は、前記サービス水準低下
階床に割当てられたエレベータに対して、特定階床と逆
方向運行時に、前記サービス低下階床に応答させる。
【0026】前記請求項3に対応する構成において、稼
動状況検出手段は各エレベータの稼動状況検出を行う
が、この検出に基いて、稼動状況があるレベルを超えた
場合に、集中状態判別手段は利用者の目的階床が特定階
床に集中した状態にあるか否かを判別する。
【0027】そして、集中した状態と判別された場合、
ゾーニング制御手段は、階床を号機台数で分割し、応答
エレベータ割当て手段は、特定階床と逆方向走行時に応
答させる。
【0028】さらにゾーンサイクル制御手段は、ゾーン
内の階床に対して平等に応答するようにゾーン内におい
て応答階床を循環させる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。始めに、図1〜図4を参照して本発明の第
1実施例を説明する。図1は本実施例の要部の構成を示
すブロック図である。群管理制御部4内には、稼動状況
検出部8が設けられており、この稼動状況検出部8は低
速伝送路3及び高速伝送路7を介して、 単体制御部 5
a1〜5am 内の単体制御回路 5b1〜5bm から各エレベータ
に関する稼動状況、例えば、各エレベータのかご内の呼
び登録の内容等を検出するようになっている。
【0030】稼動状況検出部8で検出された検出信号
は、集中状態判別部9、サービス低下階床検出部10に
送出されるようになっている。そして、この信号を受信
すると、集中状態判別部9は利用者の目的階床が特定階
床に集中している状態、例えば特定階床での降車人数が
多いか否かの検出を行う。また、サービス低下階床判別
部10は、割当て呼びの中で利用者に対するサービスが
低下した状態、例えば乗り場呼びの継続時間が所定値以
上である場合等の階床の検出を行うようになっている。
【0031】集中状態判別部9で検出された検出信号
は、サービス低下階床検出部10を介して応答エレベー
タ割当て部11に送出されるようになっている。
【0032】この応答エレベータ割当て部11は、高速
伝送路7を介して単体制御回路 5b1〜5bm との間で信号
の入出力を行えるようになっており、さらに、低速伝送
路3を介して図21で示した乗り場呼び入出力制御部2a
1〜2an 及び監視盤6との間で信号の入出力が行えるよ
うになっている。
【0033】次に、図1の動作を図2の動作概略説明図
と、図3〜図7のフローチャートを参照して説明する。
図2(a)の状態1は、特定階床をエレベータかご15
が出発時にf1 ,f2 ,f3 が既に割当てられている状
態からサービス低下階床の検出を受けたf3 階への逆方
向応答を行うケースを示すものである。
【0034】まず、図3において、稼動状況検出部8
は、単体制御回路 5b1〜5bm 等から各エレベータの稼動
状況、すなわち、交通需要を検出する(ステップG1
0)。集中状態判別部9は、ステップG10の検出に基
いて、各階床の利用者の目的階床が食堂階などの特定階
床に一定レベル以上集中した状態にあるか否かを判別す
る(ステップG20)。この場合の判別条件としては、
各階床の乗り場呼び方向及びかご呼び登録に関し、特定
階床についてのものが一定割合以上であり、かつ、特定
階床での到着平均荷重が例えば70%を超えること等の
条件が考えられる。
【0035】そして、集中状態判別部9が集中した状態
である事を判別すると、サービス低下階床検出部10で
サービス低下階床の抽出を行う(ステップG30)。
【0036】このサービス低下階床の抽出手段について
は、図5のフローチャートに基いて説明する。まず、応
答エレベータ割当て部11から1階床アップ(UP)、
ダウン(DOWN)を2ホールインデックスとする全階
床ホールインデックスHmax を定める(ステップC11
0)。
【0037】次に、サービス低下階床検出部10は、単
体制御部 5a1〜5am から低速伝送路3を通じて、群管理
制御部4の応答エレベータ割当て部11に送信されてく
るエレベータの各かご情報を基に前回の応答時にエレベ
ータが満員となった乗り場を検索する(ステップC12
0)。そして、満員となった乗り場が検出されると、こ
の乗り場が特定階床に向うエレベータであるか否かを判
別し(ステップC130)、前記乗り場が特定階床に向
う乗り場であれば、前記階床をサービス低下階床として
登録する(ステップC140)。このようなサービス低
下階床の抽出は、全ホールインデックスについて行う
(ステップC150)。
【0038】前述した図2(a)の状態1により、応答
エレベータ割当て部11は、図3のように情報からかご
15が特定階床を出発したか否かを検出した後(ステッ
プG50)、乗り場呼びがサービス低下階床である場合
には(ステップG60)、その呼びに対し割当て号機に
逆方向応答指令を行い(ステップC70)、単体制御回
路 5b1 と共に、サービス低下階床に対して、逆方向応
答機能を果たす。具体的には、f3 階の既割当てサービ
ス低下階床に対して逆方向(UP方向)時にf3 階のD
OWN方向呼びに対して、応答を行う指令を与える。こ
のようなサービス低下階床に逆方向応答指令を出力する
のは、全てのかご15について行う(ステップG80,
G40)。
【0039】単体制御部 5a1は、図4のフローチャート
に従い、応答エレベータ割当て部11による逆方向応答
指令に対応したオペレーションを実行する。図2(b)
の状態2に示すように、f3 階に対して逆方向時、すな
わち、UP方向選択時にかご減速を行う(ステップS1
0)。この際、DOWN方向のf3 階呼びを消去すると
ともに(ステップS20,S30)、DOWN方向ラン
タンをフリッカーすることにより、逆方向到着報知を実
行する(ステップS40)。f3 階に乗客が乗り込み
後、かご出発タイミングにて方向選択を決定する(ステ
ップS50)。f3 階の乗車にて、かご積載荷重が満員
となり(ステップS60)、かつ、かご進行方向(UP
方向)にかご内行先呼び(かご呼び)がなければ(ステ
ップS70)、かご進行方向(UP方向)の方向選択は
不要であるため、図2(d)の状態3ー2に示すよう
に、特定階床方向に方向選択が行われる(ステップS8
0)。これに対して、前記以外のケースにおいては、図
2(c)の状態3ー1に示すように、かご進行方向(U
P方向)に方向選択を保持し、かご内行先呼び階、ある
いはf1 階に向って応答を行う(ステップS81)。
【0040】この場合、f3 階の乗り場乗客にとって
は、図2(b)の状態2の際、ホールランタンフリッカ
ーにより特定階床方向の誘導報知を行っているため、音
声、あるいは、表示により”一旦上昇を行う”旨のかご
内案内報知を行い(ステップS82)、これにより特殊
運転状態にあることをf3 階の乗り場乗客に報知するこ
とで混乱を防ぐことができる。
【0041】以上述べたように、本発明の第1実施例に
よれば、昼食時間帯の前半などの特別な時間において、
食堂階などの特定階床に利用者を運ぶ場合に、各階床の
サービスを均等化することができる。
【0042】第1実施例では、サービス低下階床の判別
条件として、エレベータが前回の停止時に満員にて特定
階床方向に出発した階床をあげたが、これ以外の判別条
件として次のようなものが前述の実施例と同様に適用で
きる。
【0043】(1)乗り場呼び割当て階床を満員通過し
た階床 (2)乗り場呼び経過時間が所定時間以上である階床 (3)予測未応答時間が所定時間以上である階床 (4)特定階床方向の自号機乗り場呼び割当て階床のう
ち、未応答時間が最大となる階床 (5)前回の停止時に乗車可能な人数が所定値以下であ
る階床 (6)所定時間帯の階床ごとの乗車累積値比率が過去の
統計データに基づく乗車待ち行列と比較して低い階床 以下、これらの判別条件に関し、サービス低下階床検出
の実施例について具体的に説明する。但し、サービス低
下階床の抽出手段以外は前記実施例と同様である。ま
た、前記サービス低下階床検出は、群管理制御部4の応
答エレベータ割当て部11において、単体制御部 5a1〜
5am から低速伝送路3を通じて、エレベータの各かごに
関する様々な情報がある一定時間間隔で入力される情報
に基いていずれも行うものである。
【0044】(1)乗り場呼び割当て階床を満員通過し
た階床 乗り場呼び割当階床を通過した階床を判別条件として、
サービス低下階床の検出を行う手段について、図6のフ
ローチャートを参照して説明する。前記単体制御部 5a1
〜5am から応答エレベータ割当て部11に送出されてき
たかご情報を基にサービス低下階床検出部10では、全
ホールインデックスについて、満員となった乗り場を検
索する(ステップC220)。そして、この乗り場が検
出されると、登録された乗り場呼びの中から満員となっ
た乗り場以降の特定階床、つまり、乗り場呼び割当階床
を満員通過した階床を抽出し(ステップC230)、こ
の抽出した階床をサービス低下階床として登録する(ス
テップC240)。前記サービス低下階床の抽出は全ホ
ールインデックスについて行う(ステップC250、C
210)。
【0045】(2)乗り場呼び経過時間が所定時間以上
である階床 乗り場呼び経過時間が所定時間以上である階床を判別条
件として、サービス低下階床の検出を行う手段につい
て、図7のフローチャートを基に説明する。サービス低
下階床検出部10は、図20に示す乗り場呼び入出力制
御部 2a1〜2an から低速伝送路3を通じて送出されてき
た乗り場呼びが登録されると(ステップC320)、そ
の時点から経過時間をカウントする。まず、全ホールイ
ンデックスの中から前記呼びのある乗り場に関して乗り
場呼び経過時間twaitを抽出する(ステップC33
0)。次に、その経過時間twaitが所定時間tlimw以上
の場合に(ステップC340)、前記呼びのある階床を
サービス低下階床として抽出し、この抽出した階床をサ
ービス低下階床として登録する(ステップ350)。前
記サービス低下階床の抽出は全ホールインデックスにつ
いて行う(ステップC360、C310)。
【0046】(3)予測未応答時間が所定時間以上であ
る階床 予測未応答時間が所定時間以上である階床を判別条件と
して、サービス低下階床の検出を行う手段について、図
8のフローチャートを基に説明する。前記単体制御部 5
a1 〜5am から送出されてきたかご情報を基に、応答エ
レベータ割当て部11では呼びに対する号機の予測到着
時間を算出する。まず、サービス低下階床検出部10
は、全ホールインデックスの中から乗り場呼びのある乗
り場に関して(ステップC420)、前記応答エレベー
タ割当て部11において算出された予測到着時間を参照
し、乗り場呼び経過時間から前記呼びに対する予測未応
答時間tenr を演算する(ステップC430)。次に、
前記予測未応答時間tenr が所定時間tlimer 以上の場
合(ステップC440)に、前記呼びのある階床をサー
ビス低下階床として抽出し、この抽出した階床をサービ
ス低下階床として登録する(ステップC450)。前記
サービス低下階床の抽出は全ホールインデックスについ
て行う(ステップC460、C410)。前記予測未応
答時間は、乗り場呼びが発生してからの経過時間と乗り
場呼びに対して割付号機が乗り場呼び階床に到着までの
予測到着時間の和で演算される。
【0047】(4)特定階床方向の自号機乗り場呼び割
当て階床のうち、未応答時間が最大となる階床予測未応
答時間が所定時間以上である階床 特定階床方向の自号機乗り場呼び割当階床のうち、未応
答時間が最大になる階床を判別条件としてサービス低下
階床の検出を行う手段について、図9のフローチャート
を基に説明する。前記単体制御部 5a1〜5am から送出さ
れてきたかご情報を基に応答エレベータ割当て部11で
は、既割当号機が未到着の乗り場呼びのある階床の未応
答時間を算出する。まず、サービス低下階床検出部10
は、各号機の全ホールインデックスに対して、乗り場呼
びのある階床の中から特定階床に向う階床を抽出する
(ステップC530)。次に、前記階床に当る乗り場毎
の未応答時間の中から最大となる階床を抽出し(ステッ
プC540)、この抽出した階床をサービス低下階床と
して登録する(ステップC550)。前記サービス低下
階床の抽出は各号機毎に行う(ステップC570、C5
10、C560、C520)。
【0048】(5)前回の停止時に乗車可能な人数が所
定値以下である階床 前回の停止時に乗車可能な人数が所定値以下である階床
を判別条件として、サービス低下階床の検出を行う手段
について、図10のフローチャートを基に説明する。前
記単体制御部 5a1〜5am から送出されてきたかご情報を
基に応答エレベータ割当て部11では各号機の停止時に
乗車荷重から乗車可能人数を換算し、ホールインデック
スに前記乗車可能人数をセットする。サービス低下階床
検出部10は、前記応答エレベータ割当て部11で算出
された乗り場毎の乗車可能人数Ngeton を抽出し(ステ
ップC620)、この中から所定値Nlimgo 以下となる
階床を抽出し(ステップC630)、この抽出した階床
をサービス低下階床として登録する(ステップC64
0)。前記サービス低下階床の抽出は、全ホールインデ
ックスについて行う(ステップC650、C610)。
【0049】(6)所定時間帯の階床毎の乗車累積値比
率が、過去の統計データに基づく乗車待ち行列と比較し
て低い階床 所定時間帯の階床毎の乗車累積値比率が、過去の統計デ
ータに基づく乗車待ち行列と比較して低い階床を判別条
件としてサービス低下階床の検出を行う手段について、
図11のフローチャートを基に説明する。前記単体制御
部 5a1〜5am から送出されてきた情報を基に応答エレベ
ータ割当て部11では、各階床について乗車人数の累積
値を常時計算する。そして、過去の統計データに基いて
各階床の乗車待ち行列に対する乗車人数の累積比率Ran
を算出する(ステップC720)。サービス低下階床検
出部10で、前記応答エレベータ割当て部11において
算出された乗車累積比率Ranを参照して、この累積比率
が所定値Rliman 以下となる階床をサービス低下階床と
して抽出し(ステップC730)、この抽出した階床を
サービス低下階床として登録する(ステップC74
0)。前記サービス低下階床の抽出は全ホールインデッ
クスについて行う(ステップC750、C710)。
【0050】次に、図12および図13を用いて本発明
の第2実施例を説明する。この実施例は、図12に示す
ように前述の第1実施例の群管理制御部4の内部に、サ
ービス低下階床に特定階床と逆方向の乗り場呼びが無い
ことを検出し、このとき検出信号を出力する両方向呼び
検出部12を設けた点が異なる。
【0051】以下、第2実施例の動作の概略について、
図13を基に説明するが、図では特定階床を出発時にf
1 ,f2 ,f3 ,f4 階に既に割り当てられ、しかもf
4 階には、UP方向の割当てもある図13(a)の状態
1に示すように、サービス低下階床の検出をf3 ,f4
階が受けたケースを示している。いま、両方向呼び検出
部12は、サービスにサービス低下方向呼びと逆方向の
乗り場呼びが無いことを検出した場合には、逆方向応答
指令を行い単体制御回路 5b1とともに、サービス低下階
床逆方向応答機能をはたす。
【0052】具体的には、f3 ,f4 階のDOWN方向
呼びがサービス低下階床として検出された場合に、f3
階の既割当て階床に対して、逆方向(UP方向)時にf
3 階のDOWN方向呼びに対して、応答を行う指令を与
える。単体制御部 5a1は、前述した第1実施例の図4と
同様に、応答エレベータ割り当て部11による逆方向応
答指令に対応したオペレーションを実行する。
【0053】図13(b)の状態2によりf4 階のサー
ビス低下階床応答タイミングである。f4 階特定階床方
向(DOWN方向)呼びは、サービス低下階床が検出さ
れ、しかも該当号機に割当てられているため、逆方向応
答を行うと、乗り場待ち客に対して割当て表示ランプ
(ホールランタン)による方向案内を両方向にすること
になり、混乱を招くため、通常のUP方向応答を行う。
【0054】図13(c)の状態3により、f3 階に対
しては特定階床と逆方向(UP方向)の呼び割当てが無
いため、逆方向時、すなわち、UP方向選択時に減速を
行う。この際、DOWN方向のf3 階呼びを消去すると
共に、DOWN方向のランタンをフリッカーすることに
より、逆方向到着報知を実行する。これにより、f3 階
乗り場待ち客は混乱を招くこと無く乗り込める。f3 階
乗客乗り込み後、かご出発タイミングにて方向選択を決
定する。f3 階の乗車にて、かご積載荷重が満員とな
り、かつ、かご進行方向(UP方向)の方向選択は不要
であるため、図13(e)の状態14ー2に示すよう
に、特定階床方向に方向選択が行われる。これに対し
て、前記以外のケースにおいては図13(d)に示すよ
うに、かご進行方向(UP方向)に方向選択を保持し、
かご内行先呼び階、あるいは、f1 階に向って行う。
【0055】この際、f3 階乗り場乗客にとっては、図
13(c)の状態3の際、ホールランタンフリッカーに
より特定階床の誘導報知を行っているため、音声、ある
いは表示により”一旦上昇を行う”旨のかご内案内報知
を行い、f3 階乗り場乗客に対して混乱を防ぐ気配り報
知を行う。
【0056】以上述べたことから、第2実施例によれ
ば、昼食時間帯の前半などの特別な時間において、食堂
階などの特定階床に利用者を運ぶ場合に、乗り場待ち客
の使い勝手を低下させること無く、各階床のサービス均
等化することができるとともに、食堂階への輸送効率を
増加させることができる。
【0057】次に、本発明の第3実施例について、図1
4〜図19を基に説明する。図14は第3実施例の概略
構成を示す図であり、前述の第1実施例の群管理制御部
4の内部に、集中状態判別手段9が集中した状態にある
と判断した場合に、エレベータ台数によりサービス階床
を複数のサービスゾーンに分割し、この分割したゾーン
を前記各エレベータで分担応答するゾーニング制御部2
0と、このゾーニング制御部20により分担されている
階床に応答するエレベータを前記特定階床と逆方向運行
時に前記階床に応答させる応答エレベータ割当て部11
と、前記ゾーニング制御部20により定められた階床の
うち、前記応答エレベータ割当て部11により応答させ
る階床を循環させるゾーンサイクル制御部21とを設け
たものである。
【0058】以上のように構成された第3実施例の動作
について、図15〜図19を参照して説明する。いま、
図17のステップC20に示すように集中状態判別手段
9が集中した状態にあると判断した場合、エレベータ台
数によりサービス階床を複数のサービスゾーンに分割す
る(ステップS90)。そして、UP方向選択時にかご
減速を行う(ステップS100)。この際、DOWN方
向のf3階呼びを消去するとともに(ステップS11
0,S120)、DOWN方向ランタンをフリッカーす
ることにより、逆方向到着報知を実行する(ステップS
130)。f3 階に乗客が乗り込み後、かご出発タイミ
ングにて方向選択を決定する(ステップS140)。f
3 階の乗車にて、かご積載荷重が満員となり(ステップ
S150)、進行方向で停止要求があるかどうかを判断
する(ステップS170)。ここで、進行方向で停止要
求がないとき、特定階床へ方向選択する(ステップS1
80)。ステップS170で、進行方向で停止要求があ
る場合か、またはステップS150でかご積載荷重が満
員でない場合、かご方向が保持される(ステップS16
0)。
【0059】しかして、図17のフローチャートに示す
ように、稼動状況検出部8は単体制御回路 5b1〜5bm 等
から各エレベータの稼動状況、すなわち、交通需要を検
出する(ステップC10)。そして、集中状態判別部9
が集中した状態であることを判別すると(ステップC2
0)、通常運転から本実施例による特殊オペレーション
を実行する(ステップC30)。
【0060】ゾーニング制御部20は、集中状態であ
り、特定階床方向呼びが、殆どの階床にできる場合、効
率良く運転するため、エレベータの台数に応じたゾーニ
ングを行う(ステップC40)。今、28階建てのビル
で2階に食堂があると想定する。エレベータは図15に
示すように4台(A,B,C,D)であり、4台で8階
床をサービスするようになっている。図15に示すよう
に3階〜20階は急行ゾーンであって、fa 階から殆ど
の階床で特定階床方向の呼びができているとする(ステ
ップ)。
【0061】このような場合に、8階床を4つのゾーン
に分け、各ゾーン毎にサービスするエレベータを振り分
ける方式をとる。ここでは、fa 階から2階床ずつA,
B,C,Dゾーンとする。fa 階にはA号機を応答さ
せ、fb 階にはB号機を応答させる(ステップC。ここ
で、もし、fa に25人の待ち客がいる場合、24人乗
りのエレベータでは既に、fa 階で満員となってしま
う。従来であると、次にサービスするエレベータもfa
階から応答する。従って、fp 階はサービスが悪くなっ
てしまう。このため、応答エレベータ割当て部11は、
特定階床と反対方向に走行する時に(ステップC5
0)、応答させる制御を行う。すなわち、A号機はfp
,fa の順に応答させる。常に、fp ,fa の順番で
あるとfp が優先的になるため、ゾーンサイクル制御部
20によりAゾーンにおいては、fa ,fp とサイクリ
ックに所期の応答順番を変える(ステップC60)。も
し、ゾーン内が3階床以上、すなわちf1 ,f2 ,f3
とする場合、まず最初はf1 ,f2 ,f3 と応答し、こ
の次はf3 ,f2 ,f1 の順に応答する。こうすること
で、常にf1 階から応答する事を防止する(ステップC
70、C80)。このように、ゾーン内は常に同じ様な
セレコレ運転の思想で応答していると、例えゾーンに分
け、効率を上げようとしても、図15のfa 階の方が有
利になりがちであるため、ゾーン内でサイクリックに初
停止階を変動させるように制御する。ゾーンサイクル制
御部21においては、ゾーン毎にゾーン内での所期応答
階床にフラグをたてチェックする方式とする(ステップ
C90、C100)。図19にゾーン応答テーブルの例
を示している。
【0062】図16は図13の動作の概略を説明するた
めの図であり、fa ,fp 階ともAゾーンであり、本実
施例によるゾーニング制御部20によりfp 階に応答さ
せる。この場合、予報灯は特定階床方向をフリッカーさ
せる。例えば図16(a)に示すようにfp 階で非満員
であれば、A号機はfa 階にも応答する。この際、かご
内の乗客に混乱が起きないように、音声、ディスプレー
等で「一旦上に参ります。」というように案内をする。
その後、fp 階に応答する。
【0063】一方、図16(b)に示すようにfp 階で
既に満員になった場合はそのまま特定階床に向かい、次
にはfa 階を優先する制御を行う。
【0064】図17はゾーニング制御部20およびゾー
ンサイクル制御部21の動作を示し、図18はゾーニン
グ制御部20からの指令を受けて動作する単体制御部 5
a1の動作を示すフローチャートである。
【0065】以上述べた第3実施例によれば、昼食時間
帯の前半などの食堂などの特定階床への需要が支配的な
時間において、前述した群管理制御を行うことにより、
食堂階などの特定階床に利用者を運ぶ場合に、満員でか
つ各階床のサービスを均等化することができる。特に、
一社専用ビルにおいては、ゾーニングにより全体の効率
を更に向上させることができる。
【0066】必要に応じて、以上のような制御を行うこ
とにより、全体を通して見ると、乗り場に到着した順に
エレベータが応答する制御が可能となり、乗客にとって
平等な運搬が可能となる。
【0067】本発明は、以上述べた実施例に限定される
ものではなく、次のように変形して実施できる。図2で
は、f3 階1階床をサービス低下階床として逆方向に応
答する例を示したが、サービス低下階床を複数設定する
場合も同様に実施できる。
【0068】また、各実施例の集中状態判別部9および
サービス低下階床検出部10も前述の実施例に限らず任
意に変形しても良い。
【0069】更に、各実施例は食堂階を特定階床とした
が、これに限らずホテルのチェックアウト、ホテルのバ
イキング形式の朝食、役所等の退社時のようにダウンピ
ークにも同様に適用でき、しかも各実施例の制御を時計
条件や外部の管理人からの情報を基に行ってもよい。
【0070】図14の実施例のゾーンは均等割りでなく
ても制御部の分担を決めてもよく、ゾーンサイクル制御
部21は周期としては一定ではランダムでも良い。
【0071】図14の実施例では、各ゾーンを2階床と
したが、3階床以上であってもよいばかりでなく、ま
た、4ゾーンを3台でサービスする方法でも良い。その
他本発明の要旨を変更しない範囲種々変形して実施でき
る。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、利用者の目的階床が特
定階床に集中した場合に輸送効率を保持しつつ、しかも
各階床のサービスが均等化となることが可能なエレベー
タの群管理制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示すブロック
図。
【図2】図1の動作の概略を説明するための図。
【図3】図1の全体概略動作を説明するフローチャー
ト。
【図4】図1の単体制御部の動作を説明するフローチャ
ート。
【図5】図1のサービス低下階床の抽出手段の動作を説
明するフローチャート。
【図6】図1のサービス低下階床の検出を行う手段の第
1変形例を示すフローチャート。
【図7】図1のサービス低下階床の検出を行う手段の第
2変形例を示すフローチャート。
【図8】図1のサービス低下階床の検出を行う手段の第
3変形例を示すフローチャート。
【図9】図1のサービス低下階床の検出を行う手段の第
4変形例を示すフローチャート。
【図10】図1のサービス低下階床の検出を行う手段の
第5変形例を示すフローチャート。
【図11】図1のサービス低下階床の検出を行う手段の
第6変形例を示すフローチャート。
【図12】本発明の第2実施例の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図13】図12の全体概略動作を説明するための図。
【図14】本発明の第3実施例の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図15】図14の全体概略動作を説明するための図。
【図16】図14の全体概略動作を説明するための図。
【図17】図14の全体概略動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図18】図14の全体概略動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図19】図14のゾーン応答テーブル例を示す図。
【図20】従来の一例の概略構成を示す図。
【図21】図20の全体概略動作を説明するための図。
【符号の説明】
1a1 〜1an …乗り場呼び釦、2a1 〜2an …乗り場呼び入
出力制御部、4…群管理制御部、5a1 〜5an …単体制御
部、8…稼動状況検出部、9…集中状態判別部、10…
サービス低下階床検出部、11…応答エレベータ割当て
部、12…両方向呼び検出部、20…ゾーニング制御
部、21…ゾーンサイクル制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−140287(JP,A) 特開 平2−270782(JP,A) 特開 昭49−87048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 1/18 - 1/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階床間に複数のエレベータを稼動さ
    せ、利用者による各階床から乗り場呼びに対し、前記複
    数のエレベータのうちいずれかを割当てて応答させるよ
    うにしたエレベータの群管理制御装置において、前記エ
    レベータの稼動状況を検出する稼動状況検出手段と、こ
    の稼動状況検出手段の検出結果に基づいて、前記利用者
    の目的階床が特定階床に集中した状態にあるか否かを判
    別する集中状態判別手段と、この集中状態判別手段が集
    中した状態にあると判断した場合に、利用者に対するサ
    ービス水準が低下した状態となる階床を検出するサービ
    ス低下階床検出手段と、このサービス低下階床検出手段
    にて検出されたサービス低下階床に割り当てられたエレ
    ベータを前記特定階床と逆方向運行時に前記サービス低
    下階床に応答させるエレベータ応答手段とを具備し、前
    記サービス低下階床検出手段は、逆方向運転時に応答さ
    せる階床として次のいずれか一つの条件で選定すること
    を特徴とするエレベータの群管理制御装置。 (1)前回の停止時に満員にて特定階床方向を出発した
    階床。 (2)乗り場呼び割当て階床を満員で通過した階床。 (3)乗り場呼び通過時間が所定時間以上である階床。 (4)予測未応答時間が所定時間以上である階床。 (5)特定階床方向の自号機乗り場呼び割当て階床のう
    ち未応答時間が最大となる階床。 (6)前回の停止時に乗車可能な人数が所定値以下であ
    る階床。 (7)所定時間帯の階床ごとの乗車累積値比率が過去の
    統計データに基づく乗車待ち行列と比較して低い階床。
  2. 【請求項2】 複数階床間に複数のエレベータを稼動さ
    せ、利用者による各階床から乗り場呼びに対し、前記複
    数のエレベータのうちいずれかを割当てて応答させるよ
    うにしたエレベータの群管理制御装置において、前記エ
    レベータの稼動状況を検出する稼動状況検出手段と、こ
    の稼動状況検出手段の検出結果に基づいて、前記利用者
    の目的階床が特定階床に集中した状態にあるか否かを判
    別する集中状態判別手段と、この集中状態判別手段が集
    中した状態にあると判断した場合に、利用者に対するサ
    ービス水準が低下した状態となる階床を検出するサービ
    ス低下階床検出手段と、前記サービス水準が低下した状
    態の階床に特定階床と逆方向の乗り場呼びが無いことを
    検出する両方向呼び検出手段と、この両方向呼び検出手
    段により特定階床と逆方向の乗り場呼びが無いことを検
    出した場合、前記サービス低下階床検出手段にて検出さ
    れたサービス低下階床に割り当てられたエレベータを前
    記特定階床と逆方向運行時に前記サービス低下階床に応
    答させるエレベータ応答手段と、を具備したエレベータ
    の群管理制御装置。
  3. 【請求項3】 複数階床間に複数のエレベータを稼動さ
    せ、利用者による各階床から乗り場呼びに対し、前記複
    数のエレベータのうちいずれかを割当てて応答させるよ
    うにしたエレベータの群管理制御装置において、前記エ
    レベータの稼動状況を検出する稼動状況検出手段と、こ
    の稼動状況検出手段の検出結果に基づいて、前記利用者
    の目的階床が特定階床に集中した状態にあるか否かを判
    別する集中状態判別手段と、この集中状態判別手段が集
    中した状態にあると判断した場合に、エレベータ台数に
    よりサービス階床を複数のサービスゾーンに分割し、こ
    の分割したゾーンを前記各エレベータで分担応答するゾ
    ーニング制御手段と、このゾーニング制御手段により分
    担されている階床に応答するエレベータを前記特定階床
    と逆方向運行時に前記階床に応答させるエレベータ応答
    手段と、前記ゾーニング制御手段により定められた階床
    のうち、前記エレベータ応答手段に対して平等に応答階
    床を循環させるゾーンサイクル制御手段とを具備したエ
    レベータの群管理制御装置。
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US07/767,465 US5334807A (en) 1990-10-01 1991-09-30 Apparatus for elevator group control having low service floor detection for improved passenger pickup efficiency
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