JPS593020A - 新規なアルミナ粉末及びその製造方法 - Google Patents
新規なアルミナ粉末及びその製造方法Info
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- JPS593020A JPS593020A JP57110090A JP11009082A JPS593020A JP S593020 A JPS593020 A JP S593020A JP 57110090 A JP57110090 A JP 57110090A JP 11009082 A JP11009082 A JP 11009082A JP S593020 A JPS593020 A JP S593020A
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- triol
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F7/00—Compounds of aluminium
- C01F7/02—Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F7/00—Compounds of aluminium
- C01F7/02—Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
- C01F7/34—Preparation of aluminium hydroxide by precipitation from solutions containing aluminium salts
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- Inorganic Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なアルミナ粉末及びその製造方法に関する
。更に詳しくはジオールまたはトリオールを含有してな
る新規なアルミナ粉末及びその製造方法に関する。
。更に詳しくはジオールまたはトリオールを含有してな
る新規なアルミナ粉末及びその製造方法に関する。
アルミナおよびアルミナ水和物は、アルミニウム製錬、
ガラス、耐火材、セラミックス、合成宝石、セメントな
どの原料、絶縁材、基板、切削工具、触媒、吸着剤、耐
熱接着剤等として広範囲に用いられている極めて重要な
無機材料であるが今なお、それぞれの需要分野で、解決
すべき、数多くの問題を残している。アルミナ水和物の
一種であるアルミナゾルもその−っである。
ガラス、耐火材、セラミックス、合成宝石、セメントな
どの原料、絶縁材、基板、切削工具、触媒、吸着剤、耐
熱接着剤等として広範囲に用いられている極めて重要な
無機材料であるが今なお、それぞれの需要分野で、解決
すべき、数多くの問題を残している。アルミナ水和物の
一種であるアルミナゾルもその−っである。
従来、提案されているアルミナゾルの製造方法としては
、例えば、アルミナの水懸濁液をギ酸または酢酸等の弱
酸の存在下で水熱処理してアルミナゾルを製造し、これ
を乾燥して、粉末とする方法(特公昭40−14292
号公報)、金属アルミニウムを塩酸または7ソ化水素酸
中で蒸解し、アルミナゾルを製造する方法(特開昭54
−11099号公報)、あるいは塩基性アルミニウム塩
水溶液をアルカリで中和し、生成したアルミナ水和物を
有機酸の存在下で水熱処理してアルミナゾルを製造する
方法(特開昭54−112299号公報)等である。
、例えば、アルミナの水懸濁液をギ酸または酢酸等の弱
酸の存在下で水熱処理してアルミナゾルを製造し、これ
を乾燥して、粉末とする方法(特公昭40−14292
号公報)、金属アルミニウムを塩酸または7ソ化水素酸
中で蒸解し、アルミナゾルを製造する方法(特開昭54
−11099号公報)、あるいは塩基性アルミニウム塩
水溶液をアルカリで中和し、生成したアルミナ水和物を
有機酸の存在下で水熱処理してアルミナゾルを製造する
方法(特開昭54−112299号公報)等である。
しかしながら、これらの方法によって製造されるアルミ
ナゾルは有機酸、あるいは無機酸によって分散性を付与
しているので、酸性度が大きく腐蝕性、刺激臭があり、
物性上、作業環境上必ずしも好ましいものでなく、その
需要を制限してきた。
ナゾルは有機酸、あるいは無機酸によって分散性を付与
しているので、酸性度が大きく腐蝕性、刺激臭があり、
物性上、作業環境上必ずしも好ましいものでなく、その
需要を制限してきた。
そこで、本発明者らは、かかる現状に鑑み有機酸、ある
いは無機酸をほとんどあるいは全く含有しない、特に水
易分散性のアルミナ粉末に関し、鋭意研究を重ねた結果
、ここにジオールまたはトリオールを含有してなる新規
なアルミナ粉末及びその製造方法を発見し、本発明を完
成するに至ったものである。
いは無機酸をほとんどあるいは全く含有しない、特に水
易分散性のアルミナ粉末に関し、鋭意研究を重ねた結果
、ここにジオールまたはトリオールを含有してなる新規
なアルミナ粉末及びその製造方法を発見し、本発明を完
成するに至ったものである。
即ち、本第1の発明はジオールまたはトリオールを含有
してなるアルミナであって、120℃を示し、(020
)面ピークの半嚇幅と、(120)面ビ一りの半価幅の
比が1,25以上である新規なアルミナ粉末に関し、本
第2の発明は、X線回折的に無定形のアルミナ水和物を
■水の存在下に60℃以上、200℃以下の温一度で熱
処理し、該処理物にジオールまたはトリオールを添加し
た後、または■水及びジオールまたはトリオールの存在
下に60℃以上、270℃以下の温度で熱処理した後、
乾燥することからなるアルミナ粉末の製造方法例関する
。
してなるアルミナであって、120℃を示し、(020
)面ピークの半嚇幅と、(120)面ビ一りの半価幅の
比が1,25以上である新規なアルミナ粉末に関し、本
第2の発明は、X線回折的に無定形のアルミナ水和物を
■水の存在下に60℃以上、200℃以下の温一度で熱
処理し、該処理物にジオールまたはトリオールを添加し
た後、または■水及びジオールまたはトリオールの存在
下に60℃以上、270℃以下の温度で熱処理した後、
乾燥することからなるアルミナ粉末の製造方法例関する
。
先ず、本第1の発明である、ジオールまたはトリオール
を含有してなるアルミナ粉末に関して詳述すれば、それ
は120℃1時間熱処理した後のX線回折図がベーマイ
ト構造で、かつその(020)面を表わす回折ピークの
半価幅と(120)面を表わす回折ピークの半価幅との
比が1.25以上であるものである。
を含有してなるアルミナ粉末に関して詳述すれば、それ
は120℃1時間熱処理した後のX線回折図がベーマイ
ト構造で、かつその(020)面を表わす回折ピークの
半価幅と(120)面を表わす回折ピークの半価幅との
比が1.25以上であるものである。
一般に、X線回折図形がベーマイト構造を示すアルミナ
の結晶は、その(020)面が巨大平面を形成する層状
化合物であし、A40.1モルに対し1モルの水を有す
るものと、それより過剰の水分子を層間に吸着している
ものとがあり、前者を標準ベーマイト、後者を擬ベーマ
イトと称する者もあるが、本発明では特にことわらない
限りこれら両者を含めてベーマイトと云う。そしてこの
過剰な水分子を吸着したベーマイトの回 X線回折図形はブロードな舛折ビークを示すことにその
特徴があるが、その回折ピークは熱処理によって過剰な
水分子を離脱するとともに、よりシャープなものへと変
化する。そして120℃、1時間以上の熱処理ではもは
やその回折図形上にはほとんど変化がみられなくなり、
その熱処理物はベーマイトの(020)面を表わす回折
ピークの半価幅と(120)面を表わす回折ピークの半
価幅との比が0.9〜1.1の範囲となる。また、12
0℃で熱処理する前のベーマイト構造を有するアルミナ
粉末にジオール、またはトリオールを常温下で混合した
後、120°C11時間熱処理して得られるジオールま
たはトリオール含有アルミナ粉末の上述した半価幅比も
上記範囲となる。
の結晶は、その(020)面が巨大平面を形成する層状
化合物であし、A40.1モルに対し1モルの水を有す
るものと、それより過剰の水分子を層間に吸着している
ものとがあり、前者を標準ベーマイト、後者を擬ベーマ
イトと称する者もあるが、本発明では特にことわらない
限りこれら両者を含めてベーマイトと云う。そしてこの
過剰な水分子を吸着したベーマイトの回 X線回折図形はブロードな舛折ビークを示すことにその
特徴があるが、その回折ピークは熱処理によって過剰な
水分子を離脱するとともに、よりシャープなものへと変
化する。そして120℃、1時間以上の熱処理ではもは
やその回折図形上にはほとんど変化がみられなくなり、
その熱処理物はベーマイトの(020)面を表わす回折
ピークの半価幅と(120)面を表わす回折ピークの半
価幅との比が0.9〜1.1の範囲となる。また、12
0℃で熱処理する前のベーマイト構造を有するアルミナ
粉末にジオール、またはトリオールを常温下で混合した
後、120°C11時間熱処理して得られるジオールま
たはトリオール含有アルミナ粉末の上述した半価幅比も
上記範囲となる。
しかるに、本第1の発明のジオールまたはトリオールを
含有してなる新規なアルミナ粉末はベーマイト構造であ
って、120°C,1時間の熱処理後においてもその半
価幅比が常に1.25以上であるX線回折図形を示す。
含有してなる新規なアルミナ粉末はベーマイト構造であ
って、120°C,1時間の熱処理後においてもその半
価幅比が常に1.25以上であるX線回折図形を示す。
通常、X線回折図形に示されるピーク強度や半価幅は測
定条件、例えばX線受光スリットの幅、走査速度、記録
計の時定数、試料の粉砕度等の影響を受け、同一試料の
同一ピークであっても必ずしも同一の強度、半価幅を示
すとは限らない。
定条件、例えばX線受光スリットの幅、走査速度、記録
計の時定数、試料の粉砕度等の影響を受け、同一試料の
同一ピークであっても必ずしも同一の強度、半価幅を示
すとは限らない。
しかし、同一の測定条件で測定した2つのピークの強度
比や半価幅比は測定条件の如何にかかわらず、一定値と
なり、試料固有の値となる。
比や半価幅比は測定条件の如何にかかわらず、一定値と
なり、試料固有の値となる。
また回折ピークのひろがり、即ち半価幅の大きさは、結
晶粒径とも関係することが知られているが、結晶粒径が
半価幅に影響を及ぼす場合には全回折ピークの半価幅を
変化させるので、本第1の発明のアルミナ粉末でみられ
るような特定回折ピークの半価幅のみがひろがる現象を
説明することができない。
晶粒径とも関係することが知られているが、結晶粒径が
半価幅に影響を及ぼす場合には全回折ピークの半価幅を
変化させるので、本第1の発明のアルミナ粉末でみられ
るような特定回折ピークの半価幅のみがひろがる現象を
説明することができない。
即ち、本第1の発明のアルミナ粉末の(120)面回折
ピークの半価幅に対する(020)面回折ヒ。
ピークの半価幅に対する(020)面回折ヒ。
−りの半価幅の比が異常に大きな値を示す理由は、ベー
マイト構造の(020)面層間にジオールまたはトリオ
ールが物理的あるいは化学的に捕捉された結果、(02
0)面の層間距離が広い範囲に分布したことによるもの
と推定される。
マイト構造の(020)面層間にジオールまたはトリオ
ールが物理的あるいは化学的に捕捉された結果、(02
0)面の層間距離が広い範囲に分布したことによるもの
と推定される。
次に本第1の発明のアルミナ粉末の特性に関して云えば
、第1は、通常のベーマイト構造のアルミナ粉末、ある
いはジオールまたはトリオールとベーマイト構造のアル
ミナ粉末との混合物が、水への分散性を示さないのに対
し、本発明の新規なアルミナ粉末は水に容易に分散して
、本質的に中性のアルミナゾル溶液となることである。
、第1は、通常のベーマイト構造のアルミナ粉末、ある
いはジオールまたはトリオールとベーマイト構造のアル
ミナ粉末との混合物が、水への分散性を示さないのに対
し、本発明の新規なアルミナ粉末は水に容易に分散して
、本質的に中性のアルミナゾル溶液となることである。
従って、本発明のアルミナ粉末は従来からアルミナゾル
として使用されてきた分野は勿論、これに加えて酸性な
るがために使用を制限されてきた用途、例えば、化粧品
、医療品の配合ベース、エアゾール製品、繊維処理剤、
樹脂、紙の表面改良剤、ペイント、インクの乳化剤、セ
ラミック、電気、電子工業用耐熱バインダー等の用途に
適するものである。
として使用されてきた分野は勿論、これに加えて酸性な
るがために使用を制限されてきた用途、例えば、化粧品
、医療品の配合ベース、エアゾール製品、繊維処理剤、
樹脂、紙の表面改良剤、ペイント、インクの乳化剤、セ
ラミック、電気、電子工業用耐熱バインダー等の用途に
適するものである。
第2は、本発明のアルミナ粉末は表面積が大きいことで
ある。殊に、この表面積は焼成することにより一段と大
きくすることができる。
ある。殊に、この表面積は焼成することにより一段と大
きくすることができる。
従来、アルミナ水和物粉末を焼成して得られる中間アル
ミナは、石油化学工業における触媒、その他各種の触媒
担体として幅広く用いられてきたが、その触媒性能はそ
の表面積量に依存するところが大きい。通常、ベーマイ
トや他のアルミナ水和物を500〜800°Cで焼成し
て得られる中間アルミナの表面積は、250〜300’
/、であるが、本発明の新規なアルミナ粉末は、これを
焼成した場合、その表面積は350〜450 /fに
も達し、また従来のアルミナゾルが焼成時に塩酸、硫酸
、窒素酸化物等の有害ガスを発生するに対し、本発明の
アルミナ粉末ではこれら有害ガスを全く発生せず、触媒
材料、吸着剤等にも甚だ有用である。
ミナは、石油化学工業における触媒、その他各種の触媒
担体として幅広く用いられてきたが、その触媒性能はそ
の表面積量に依存するところが大きい。通常、ベーマイ
トや他のアルミナ水和物を500〜800°Cで焼成し
て得られる中間アルミナの表面積は、250〜300’
/、であるが、本発明の新規なアルミナ粉末は、これを
焼成した場合、その表面積は350〜450 /fに
も達し、また従来のアルミナゾルが焼成時に塩酸、硫酸
、窒素酸化物等の有害ガスを発生するに対し、本発明の
アルミナ粉末ではこれら有害ガスを全く発生せず、触媒
材料、吸着剤等にも甚だ有用である。
第3は、既知のアルミナ粉末に比し、有機物質との相溶
性が良好な点である。本発明の新規なアルミナ粉末は、
ジオールまたはトリオールを物理的あるいは化学的に捕
捉していることから有機物質との相溶性が高く、樹脂の
充填剤、コーティング剤、有機バインダーの結合性改良
剤、鋳物工業におけるバインダーとしても好適表面改質
剤となり、また陶磁器、電気、電子材料、セラミック原
料としても極めて有用性の高い材料である。
性が良好な点である。本発明の新規なアルミナ粉末は、
ジオールまたはトリオールを物理的あるいは化学的に捕
捉していることから有機物質との相溶性が高く、樹脂の
充填剤、コーティング剤、有機バインダーの結合性改良
剤、鋳物工業におけるバインダーとしても好適表面改質
剤となり、また陶磁器、電気、電子材料、セラミック原
料としても極めて有用性の高い材料である。
以上のように、本発明の新規なアルミナ粉末は、極めて
優れた緒特性を持ち、産業上有益なものであるが、その
適用分野は、上記分野に限定されるものではない。
優れた緒特性を持ち、産業上有益なものであるが、その
適用分野は、上記分野に限定されるものではない。
次に、本第2の発明であるジオールまたはトリオールを
含有してなる新規なアルミナ粉末の製造方法について詳
述すると、第1に、X線回。
含有してなる新規なアルミナ粉末の製造方法について詳
述すると、第1に、X線回。
折曲に無定形のアルミナ水和物を製造することである。
X線回折的に無定形のアルミナ水和物は周知の如何なる
方法によって製造したものであってもよい。例えば、塩
化アルミニウム、硫酸アルミニウム、−硝酸アルミニウ
ム、塩基性塩化アルミニウム、塩基性硫酸アルミニウム
、塩基性硝酸アルミニウム、明パン、酢酸アルミニウム
、塩基性酢酸アルミニウム等の水可溶性アルミニウム塩
とアルカリ性化合物、例えばアルカリ金属の水酸化物、
炭酸塩、重炭酸塩、アンモニア、水酸化アンモニウム、
炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム等を反応させる
ことにより、水可溶性アルミニウム塩き尿素を尿素の分
解温度以上に加熱して反応させることにより、アルカリ
金属のアルミン酸塩と炭酸ガス、亜硫酸ガス等の酸性ガ
ス等を反応させることにより、あるいはメトキンド、エ
トキシド、プロポキシド等のアルミニウムアルコキシド
を加水分解させることにより、X線回折的に無定形のア
ルミナ水和物を製造することができる。しかし本第2の
発明は上記例に限定されるものではない。
方法によって製造したものであってもよい。例えば、塩
化アルミニウム、硫酸アルミニウム、−硝酸アルミニウ
ム、塩基性塩化アルミニウム、塩基性硫酸アルミニウム
、塩基性硝酸アルミニウム、明パン、酢酸アルミニウム
、塩基性酢酸アルミニウム等の水可溶性アルミニウム塩
とアルカリ性化合物、例えばアルカリ金属の水酸化物、
炭酸塩、重炭酸塩、アンモニア、水酸化アンモニウム、
炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム等を反応させる
ことにより、水可溶性アルミニウム塩き尿素を尿素の分
解温度以上に加熱して反応させることにより、アルカリ
金属のアルミン酸塩と炭酸ガス、亜硫酸ガス等の酸性ガ
ス等を反応させることにより、あるいはメトキンド、エ
トキシド、プロポキシド等のアルミニウムアルコキシド
を加水分解させることにより、X線回折的に無定形のア
ルミナ水和物を製造することができる。しかし本第2の
発明は上記例に限定されるものではない。
而して、本発明のアルミナ粉末を得るには、できるかぎ
りアルミナ水和物から副生ずる不純物、特にアルカリ剤
を除去することが望ましく、不純物除去は、多量の水で
アルミナ水和物を洗浄したり、イオン交換すること等に
よって、これを実行することができる。かかる方法によ
って製造されたX線回折的に無定形のアルミナ水和物は
■水の存在下に60℃〜200°Cの温度で熱処理する
か、■水及びジオールまたはトリオールの存在下に60
〜270°Cの温度で熱処理される。ここで水の存在下
とは、上記アルミナ水和物が熱処理中、少なくとも湿潤
状態にあることをいう。即ち、本発明の熱処理工程は、
X線回折的に無定形のアルミナ水和物をベーマイトに転
移せしめる工程である。その際に必要な水量の下限は、
少なくとも無定形のアルミナ水和物を湿潤状態とする量
であり、その上限に関しては、格別な制約を受けないが
、余り多きに過ぎると後に詳述する乾燥工程に多量のエ
ネルギーを必要としたり処理量が多くなったりして経済
的でない。
りアルミナ水和物から副生ずる不純物、特にアルカリ剤
を除去することが望ましく、不純物除去は、多量の水で
アルミナ水和物を洗浄したり、イオン交換すること等に
よって、これを実行することができる。かかる方法によ
って製造されたX線回折的に無定形のアルミナ水和物は
■水の存在下に60℃〜200°Cの温度で熱処理する
か、■水及びジオールまたはトリオールの存在下に60
〜270°Cの温度で熱処理される。ここで水の存在下
とは、上記アルミナ水和物が熱処理中、少なくとも湿潤
状態にあることをいう。即ち、本発明の熱処理工程は、
X線回折的に無定形のアルミナ水和物をベーマイトに転
移せしめる工程である。その際に必要な水量の下限は、
少なくとも無定形のアルミナ水和物を湿潤状態とする量
であり、その上限に関しては、格別な制約を受けないが
、余り多きに過ぎると後に詳述する乾燥工程に多量のエ
ネルギーを必要としたり処理量が多くなったりして経済
的でない。
次に熱処理温度に関して云えば、60℃以上沸点以下の
場合は常圧下で処理することができ、沸点以上の熱処理
温度を採用するときにはオートクレーブが必要である。
場合は常圧下で処理することができ、沸点以上の熱処理
温度を採用するときにはオートクレーブが必要である。
熱処理時間は、熱処理温度は勿論のこと、前記アルミナ
水和物の製造条件、ジオールまたはトリオールの共存の
有無等によって若干異なるが、例えば熱処理温度が70
°Cの場合1.5時間で充分−一マイト軸に転移し、オ
ートクレーブを使用する例えば200℃の場合では、2
0分で充分である。
水和物の製造条件、ジオールまたはトリオールの共存の
有無等によって若干異なるが、例えば熱処理温度が70
°Cの場合1.5時間で充分−一マイト軸に転移し、オ
ートクレーブを使用する例えば200℃の場合では、2
0分で充分である。
本発明に於て、熱処理温度の下限を60”Cとする理由
は、ベーマイト構造のアルミナを工業的に製造しうる温
iであり、′熱処理温度の上限をジオールまたはトリオ
ールを共存せしめない場合は200°C1共存せしめる
場合には270°C以下とする理由は、先に詳記したよ
うなジオールまたはトリオールを物理的あるいは化学的
に捕捉せしめることが困難となることによる。■の場合
に於けるジオールまたはトリオールの共存量は熱処理温
度等によって異なるがアルミナ水和物に対し、対A40
.モル比で表わした値が0.1以上が望ましい。0.1
モル比以下では、本発明のアルミナ粉末を得ることがで
きず水に易分散性アルミナ粉末ともなり得ない。
は、ベーマイト構造のアルミナを工業的に製造しうる温
iであり、′熱処理温度の上限をジオールまたはトリオ
ールを共存せしめない場合は200°C1共存せしめる
場合には270°C以下とする理由は、先に詳記したよ
うなジオールまたはトリオールを物理的あるいは化学的
に捕捉せしめることが困難となることによる。■の場合
に於けるジオールまたはトリオールの共存量は熱処理温
度等によって異なるがアルミナ水和物に対し、対A40
.モル比で表わした値が0.1以上が望ましい。0.1
モル比以下では、本発明のアルミナ粉末を得ることがで
きず水に易分散性アルミナ粉末ともなり得ない。
さて、上記の如くして製造されたベーマイト構造を有す
るアルミナは、その含有水分量如何によっては濾過、遠
心分離、遠心沈降等の手段によって水を除去した後、後
述の工程に移行してもよい。次いで、この湿潤状態のベ
ーマイト構造を有するアルミナは、■の場合にはジオー
ル、またはトリオールを添加して、■の場合にはそのま
ま乾燥工程に供される。乾燥工程は通常工業的に使用さ
れる静置乾燥、通風乾燥、噴霧乾燥、気流乾燥等適宜の
手段を利用し得るが、乾燥温度は100℃以上が必要で
ある。
るアルミナは、その含有水分量如何によっては濾過、遠
心分離、遠心沈降等の手段によって水を除去した後、後
述の工程に移行してもよい。次いで、この湿潤状態のベ
ーマイト構造を有するアルミナは、■の場合にはジオー
ル、またはトリオールを添加して、■の場合にはそのま
ま乾燥工程に供される。乾燥工程は通常工業的に使用さ
れる静置乾燥、通風乾燥、噴霧乾燥、気流乾燥等適宜の
手段を利用し得るが、乾燥温度は100℃以上が必要で
ある。
即ち、100℃以下では本発明のジオールまたはトリオ
ールを含有してなる新規なアルミナ粉末を製造するこ七
ができない。乾燥温度の上限に関して云えば、ジオール
またはトリオールの含有量、処理量、乾燥時間、乾燥手
段等によって特定できないが、ジオールまたはトリオー
ルが激しく揮散あるいは燃焼する温度以下が好ましく、
例えば通風乾燥手段では、280℃以下、より好ましく
は220℃以下を推奨できる。而して、■、■の場合と
もに乾燥時に於けるジオールまたはトリオールの存在量
はベーマイト構造を有するアルミナのA403に対し、
0.1モル以上であることが必要である。即ち、0.1
モル以下では本発明のアルミナ粉末を製造することが困
難である。
ールを含有してなる新規なアルミナ粉末を製造するこ七
ができない。乾燥温度の上限に関して云えば、ジオール
またはトリオールの含有量、処理量、乾燥時間、乾燥手
段等によって特定できないが、ジオールまたはトリオー
ルが激しく揮散あるいは燃焼する温度以下が好ましく、
例えば通風乾燥手段では、280℃以下、より好ましく
は220℃以下を推奨できる。而して、■、■の場合と
もに乾燥時に於けるジオールまたはトリオールの存在量
はベーマイト構造を有するアルミナのA403に対し、
0.1モル以上であることが必要である。即ち、0.1
モル以下では本発明のアルミナ粉末を製造することが困
難である。
ジオールまたはトリオールの存在量の上限に関しては別
設制約はないが10モル以上加えてもそれを乾燥して得
られるアルミナ粉末の半価幅比に変化がなく、水への分
散性にも有意差がないので経済的でない。本発明に使用
するジオールトシテハエチレンクリコール、フロピレン
ゲリコール、トリメチレングリコール、ブタンジオール
、ベンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオ
ール、オクタンジオール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール等を例示することができ、トリオー
ルとしては、グリセリン等を例示できるがこれらに限定
されるわけではない。
設制約はないが10モル以上加えてもそれを乾燥して得
られるアルミナ粉末の半価幅比に変化がなく、水への分
散性にも有意差がないので経済的でない。本発明に使用
するジオールトシテハエチレンクリコール、フロピレン
ゲリコール、トリメチレングリコール、ブタンジオール
、ベンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオ
ール、オクタンジオール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール等を例示することができ、トリオー
ルとしては、グリセリン等を例示できるがこれらに限定
されるわけではない。
以下に本発明の実施例を掲げ更に説明する。
尚、係は特にことわらない限り全て重量%を示す。
実施例1
炭酸水素アンモニウム水溶液(N)L、2.7%)10
0部に、塩化アルミニウム水溶液(A&036.8%)
68部を徐々に攪拌しながら添加し、生成したアルミナ
水和物を戸別した後、水で洗浄してA7,039.8%
のアルミナ水和物を得た。このアルミナ水和物を室温で
乾燥したものは、X線解析の結果無定形であった。
0部に、塩化アルミニウム水溶液(A&036.8%)
68部を徐々に攪拌しながら添加し、生成したアルミナ
水和物を戸別した後、水で洗浄してA7,039.8%
のアルミナ水和物を得た。このアルミナ水和物を室温で
乾燥したものは、X線解析の結果無定形であった。
このアルミナ水和物100部に、水96部を添加混合し
て、懸濁液とした後、これを攪拌しながら95℃で1時
間熱処理を行なった。
て、懸濁液とした後、これを攪拌しながら95℃で1時
間熱処理を行なった。
次いで、ジオール/Al!03=5(モル比Xなるよう
に、該処理物釜10部に、表1に示す量のジオール類を
添加混合した後、これらを140℃で恒量となるまで通
風乾燥して、ジオール含有アルミナ粉末を得た(本発明
例)。
に、該処理物釜10部に、表1に示す量のジオール類を
添加混合した後、これらを140℃で恒量となるまで通
風乾燥して、ジオール含有アルミナ粉末を得た(本発明
例)。
比較例として、上記ジオール類に代え、イノブタノール
、ペンタエリトリトール、1.4−ジオキサンを使用し
たことを除いては、本発明例と同様の方法により、アル
ミナ粉末を得た(比較例)。
、ペンタエリトリトール、1.4−ジオキサンを使用し
たことを除いては、本発明例と同様の方法により、アル
ミナ粉末を得た(比較例)。
これらの各アルミナ粉末について、組成、水に対する分
散率*1の測定及びX線解析*2を行ない、表1の結果
を得た。
散率*1の測定及びX線解析*2を行ない、表1の結果
を得た。
*1 分散率の測定方法
アルミナ粉末のAJ!0.含量を測定した後、メスフラ
スコを用いてAJ、031%分散液を調整した。この分
散液を10日 間常温下で静置した後、その」二澄液中のA403含有
量を分析し、下式により分散率を算出した。
スコを用いてAJ、031%分散液を調整した。この分
散液を10日 間常温下で静置した後、その」二澄液中のA403含有
量を分析し、下式により分散率を算出した。
*2 X線解析方法
X線解析は粉末法により行ない、X
線源にcuKj線、フィルターにはN1を使用した。半
価幅は、回折ピークの極 大値からバックグラウンド値を引いた 最大ピーク強度の一強度における回−折線の幅を回折角
度(2ヒで表わす)と し求めた。
価幅は、回折ピークの極 大値からバックグラウンド値を引いた 最大ピーク強度の一強度における回−折線の幅を回折角
度(2ヒで表わす)と し求めた。
上表から明らかな通り、本発明の新規なアルミナ粉末は
全て半価幅比が1.25以」二であり、安定な水分散液
を与えるのに対し、アルコールある込はジオキサン等を
使用した場合でd半価幅比が1.25以下となり、また
そのもの(水に対する分散性もほとんど認められない。
全て半価幅比が1.25以」二であり、安定な水分散液
を与えるのに対し、アルコールある込はジオキサン等を
使用した場合でd半価幅比が1.25以下となり、また
そのもの(水に対する分散性もほとんど認められない。
実施例2
硫酸アルミニウム水溶液(A40.6.3%)1〔部と
、炭酸ナトリウム水溶液(Na、06.5%)212部
とを、同時に攪拌しながら反応容器に徐々に添加し、生
成したアルミナ水和物を戸別した後、水で洗浄してAl
1”311.4%のアルミナ水和物を得た。このアルミ
ナ水和物6100部に、水及びエチレングリコールを、
それぞれ表2に示す割合で添加混合して懸濁液とした後
、攪拌しながら95℃で4時間熱処理した。次いで、該
処理物を120℃で恒量となるまで静置乾燥して、エチ
レングリコール含有アルミナ水和物を得た(本発明例)
。
、炭酸ナトリウム水溶液(Na、06.5%)212部
とを、同時に攪拌しながら反応容器に徐々に添加し、生
成したアルミナ水和物を戸別した後、水で洗浄してAl
1”311.4%のアルミナ水和物を得た。このアルミ
ナ水和物6100部に、水及びエチレングリコールを、
それぞれ表2に示す割合で添加混合して懸濁液とした後
、攪拌しながら95℃で4時間熱処理した。次いで、該
処理物を120℃で恒量となるまで静置乾燥して、エチ
レングリコール含有アルミナ水和物を得た(本発明例)
。
比較例として、アルミナ水和物100部に、水280部
を添加混合したものについて、上と同様の処理を行ない
アルミナ粉末を得た(比較例)。
を添加混合したものについて、上と同様の処理を行ない
アルミナ粉末を得た(比較例)。
これらの各アルミナ粉末について組成、水に対する分散
率の測定及びX@解析を行った。
率の測定及びX@解析を行った。
またこれらの各アルミナ粉末を500℃で2時間焼成し
、得られた各粉末の比表面積をBFiTO法により測定
した。以上の結果を表2に示す。
、得られた各粉末の比表面積をBFiTO法により測定
した。以上の結果を表2に示す。
第2表
実施例3
アルミニウムイソプロポキシド100部を、20℃の水
881部に攪拌しながら徐々に添加し、アルミナ水和物
を製造した後、液温を90℃に上げ、攪拌しながら1時
間加熱処理を行った。次いで該処理物に、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオール179部を添加混合した後、
入口温度250℃、出口温度170℃で噴霧乾燥を行っ
た。その結果、2−エチル−1,5−ヘキサンジオール
を含有するAJρ、69.4%のアルミナ粉末を得た。
881部に攪拌しながら徐々に添加し、アルミナ水和物
を製造した後、液温を90℃に上げ、攪拌しながら1時
間加熱処理を行った。次いで該処理物に、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオール179部を添加混合した後、
入口温度250℃、出口温度170℃で噴霧乾燥を行っ
た。その結果、2−エチル−1,5−ヘキサンジオール
を含有するAJρ、69.4%のアルミナ粉末を得た。
この粉末は、X線解析の結果ベーマイト構造を示しく0
2 C1)面ピークの半価幅5.0°、(120)面ビ
ークの半価幅2.2°、半価幅比1.56であった。ま
た、この粉末のエタノールに対する分散率は45.2%
であった。
2 C1)面ピークの半価幅5.0°、(120)面ビ
ークの半価幅2.2°、半価幅比1.56であった。ま
た、この粉末のエタノールに対する分散率は45.2%
であった。
実施例4
アルミン酸ナトリウム水溶液(A403 ’、5%、N
a、01.1%)に、炭酸ガスを母液pHが乙3になる
まで攪拌しながら吹き込み、生成したアルミナ水和物を
戸別した後、水で洗浄して、A/□0312.4%のア
ルミナ水和物を得た。
a、01.1%)に、炭酸ガスを母液pHが乙3になる
まで攪拌しながら吹き込み、生成したアルミナ水和物を
戸別した後、水で洗浄して、A/□0312.4%のア
ルミナ水和物を得た。
このアルミナ水和物100部に水55部を添加混合した
後、オートクレーブに移し、190℃で0.5時間水熱
処理を行った。次いで該処理物に、エチレングリコール
1.5部を添加混合した後、150℃で恒量となるまで
通風乾燥した。その結果、エチレングリコールを含有す
るA4o、 77.4 %のアルミナ粉末を得た。この
粉末はX線解析の結果ベーマイト構造を示し、(020
)面ビークの半価幅0.56°、(120)面ピークの
半価幅0.43°、半価幅比1.30であった。またこ
の粉末を水に分散させたA40310%のアルミナゾル
溶液のpHは6.1であり、市販のAJIO31Q%ア
ルミナゾル溶液のpHは3.8であった。
後、オートクレーブに移し、190℃で0.5時間水熱
処理を行った。次いで該処理物に、エチレングリコール
1.5部を添加混合した後、150℃で恒量となるまで
通風乾燥した。その結果、エチレングリコールを含有す
るA4o、 77.4 %のアルミナ粉末を得た。この
粉末はX線解析の結果ベーマイト構造を示し、(020
)面ビークの半価幅0.56°、(120)面ピークの
半価幅0.43°、半価幅比1.30であった。またこ
の粉末を水に分散させたA40310%のアルミナゾル
溶液のpHは6.1であり、市販のAJIO31Q%ア
ルミナゾル溶液のpHは3.8であった。
実施例5
塩基性塩化アルミニウム水溶液(A40.10.1優、
”/ 10.5 % ) 100部と炭酸カリウム水
溶液(KtO12,5%)41部とを同時に攪拌しなが
ら反応容器に添加し、生成したアルミナ水和物を戸別し
た後、水で洗浄して、A、/?、037.2%のアルミ
ナ水和物を得た。このアルミナ水和物100部に水23
4部、グリセリン26部を添加混合した後、攪拌しなが
ら70℃で2時間熱処理を行った。次いで、該処理物を
180℃で通風乾燥を行ない、 A!!、0355.1
%、グリセリン28.0%のアルミナ粉末を得た。この
粉末は、X線解析の結果ベーマイト構造を示し、(02
0)面ピークの半価幅6.7°、(120)面ピークの
半価幅2.6°、半価幅比1.42であった。また、こ
の粉末の水に対する分散率は91.2%であった。
”/ 10.5 % ) 100部と炭酸カリウム水
溶液(KtO12,5%)41部とを同時に攪拌しなが
ら反応容器に添加し、生成したアルミナ水和物を戸別し
た後、水で洗浄して、A、/?、037.2%のアルミ
ナ水和物を得た。このアルミナ水和物100部に水23
4部、グリセリン26部を添加混合した後、攪拌しなが
ら70℃で2時間熱処理を行った。次いで、該処理物を
180℃で通風乾燥を行ない、 A!!、0355.1
%、グリセリン28.0%のアルミナ粉末を得た。この
粉末は、X線解析の結果ベーマイト構造を示し、(02
0)面ピークの半価幅6.7°、(120)面ピークの
半価幅2.6°、半価幅比1.42であった。また、こ
の粉末の水に対する分散率は91.2%であった。
実施例6
硝酸アルミニウム水溶液(A/?t0,2.5%)10
0部とアンモニア水(NH32,7%)102部とを同
時に攪拌しながら反応容器に徐々に添加し、生成したア
ルミナ水和物をp別した後、水で洗浄して、AJ、O3
5,8%のアルミナ水和物を得た。このアルミナ水和物
100部に水173部、トリメチレングリコール17部
を添加混合した後、されをオー゛トクレープニ移シ、1
40℃で1時間水熱処理を行った。次いで該処理物を遠
心沈降機にかけ、得られた沈降ケーキを200°Cで通
風乾燥を行った。
0部とアンモニア水(NH32,7%)102部とを同
時に攪拌しながら反応容器に徐々に添加し、生成したア
ルミナ水和物をp別した後、水で洗浄して、AJ、O3
5,8%のアルミナ水和物を得た。このアルミナ水和物
100部に水173部、トリメチレングリコール17部
を添加混合した後、されをオー゛トクレープニ移シ、1
40℃で1時間水熱処理を行った。次いで該処理物を遠
心沈降機にかけ、得られた沈降ケーキを200°Cで通
風乾燥を行った。
その結果、トリメテレ/グリコールを含有するAz、0
.68.3 %のアルミナ粉末が得られた。
.68.3 %のアルミナ粉末が得られた。
この粉末は、X線解析の結果、ベーマイト構造を示し、
(020)面ピークの半価幅2.6°、(120)面ピ
ークの半価幅1.4°、半価幅比1.86であった。ま
た、この粉末の水に対する分散率は、86.7チであっ
た。
(020)面ピークの半価幅2.6°、(120)面ピ
ークの半価幅1.4°、半価幅比1.86であった。ま
た、この粉末の水に対する分散率は、86.7チであっ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 +11 ジオールまたはトリオールを含有してなるア
ルミナであって、120℃、1時間熱処理後のX線回折
図がベーマイト構造を示し、(020)面ピークの半価
幅と(120)面ビークの半価幅の比が1.25以上で
ある新規なアルミナ粉末。 (2)X線回折的に無定形のアルミナ水和物を■水の存
在下に60℃以上、200℃以下の温度で熱処理し、該
処理物にジオールまたはトリオールを添加した後、また
は■水及びジオールまたはトリオールの存在下に60℃
以上、270℃以下の温度で熱処理した後、乾燥するこ
とからなる新規なアルミナ粉末の製造方法。 +31 ジオールがエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、フロパンジオー
ル、ブタンジオール、ベンタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ヘプタンジオール、オクタンジオールから選ばれ
たものである特許請求の範囲第1項記載のアルミナ粉末
。 (4) ジオールまたはトリオール含有量が対A40
゜モル比で0.01以上である特許請求の範囲第1項記
載のアルミナ粉末。 +51 ジオールがエチレングリコール、ジエチレン
クリコール、トリエチレングリコール、プロパンジオー
ル、ブタンジオール、ベンタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ヘプタンジオール、オクタンジオールから選ばれ
たものである特許請求の範囲第2項記載の方法。 (6)乾燥時に於けるジオールまだはトリオールの量が
対A403モル比で0.1以上である特許請求の範囲第
2項記載の方法。 (7)乾燥温度が100℃以上である特許請求の範囲第
2項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110090A JPS593020A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | 新規なアルミナ粉末及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110090A JPS593020A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | 新規なアルミナ粉末及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS593020A true JPS593020A (ja) | 1984-01-09 |
JPS649244B2 JPS649244B2 (ja) | 1989-02-16 |
Family
ID=14526766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57110090A Granted JPS593020A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | 新規なアルミナ粉末及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593020A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0526452U (ja) * | 1991-02-21 | 1993-04-06 | トツパン・ムーア株式会社 | 貼着用シート |
US5707716A (en) * | 1994-10-26 | 1998-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium |
WO2003059819A1 (en) * | 2002-01-04 | 2003-07-24 | Lg Chem, Ltd. | METHOD FOR PREPARING OF α-ALUMINA NANO POWDER |
JP2014037335A (ja) * | 2012-08-16 | 2014-02-27 | Yamaguchi Seiken Kogyo Kk | 高濃度で経時的に粘度が安定化したアルミナゾルの製造方法 |
-
1982
- 1982-06-26 JP JP57110090A patent/JPS593020A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0526452U (ja) * | 1991-02-21 | 1993-04-06 | トツパン・ムーア株式会社 | 貼着用シート |
US5707716A (en) * | 1994-10-26 | 1998-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium |
US5955142A (en) * | 1994-10-26 | 1999-09-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Process for production of recording medium containing alumina hydrate of a boehmite structure and image-forming method using the recording medium |
WO2003059819A1 (en) * | 2002-01-04 | 2003-07-24 | Lg Chem, Ltd. | METHOD FOR PREPARING OF α-ALUMINA NANO POWDER |
US7115243B2 (en) | 2002-01-04 | 2006-10-03 | Lg Chem, Ltd. | Method for preparing α-alumina nano powder |
JP2014037335A (ja) * | 2012-08-16 | 2014-02-27 | Yamaguchi Seiken Kogyo Kk | 高濃度で経時的に粘度が安定化したアルミナゾルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS649244B2 (ja) | 1989-02-16 |
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