JPS5926448Y2 - 自動預金装置 - Google Patents

自動預金装置

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JPS5926448Y2
JPS5926448Y2 JP1974028093U JP2809374U JPS5926448Y2 JP S5926448 Y2 JPS5926448 Y2 JP S5926448Y2 JP 1974028093 U JP1974028093 U JP 1974028093U JP 2809374 U JP2809374 U JP 2809374U JP S5926448 Y2 JPS5926448 Y2 JP S5926448Y2
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JP
Japan
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banknotes
fraudulent
banknote
deposit
detector
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JP1974028093U
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JPS50118996U (ja
Inventor
一 原田
邦夫 深津
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株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえば銀行の店頭などに設置され、預金の
取扱い業務を行員に代って行う自動預金装置に関する。
最近、銀行の店頭などに設置して銀行券の入金取扱い業
務、つまり預金取扱い業務を行員に代って行う自動預金
装置が種々開発され、これらの装置を使用することによ
り、銀行の営業時間に関係なく自由に預金者が預金を行
うことができるようになっている。
しかるに、従来開発されたこれらの預金装置は、預金者
が銀行券を1枚ずつ預入する形式のものであるため、銀
行券の枚数が多くなると預金者に多大の手間をかけるこ
とになり、かつ銀行券を手にもったままの預金者に対し
盗難のおそれもあるという欠点があった。
そこで、このような欠点を改善するために、多数の銀行
券を一括して投入することにより、その投入された銀行
券を1枚ずつ順次取り込み、検査しながら金庫に収納し
、不正および不正の疑いのある銀行券や重ね取り銀行券
は銀行券の取込中に順次預金者に返却し、正しい銀行券
のみを金庫に収納するようにした自動預金装置が最近考
えられた。
ところが、この種の自動預金装置には次のような問題が
あった。
すなわち、検査の結果、不正あるいは不正の疑いがある
と判別された銀行券は、実情からいえば本当は正しいも
のであるのに装置の検査能力不足で不正と判別されてし
まうのがほとんどである。
このため、銀行券の取込中に預金者の見えるところに不
正銀行券や重ね取り銀行券などを返却すると、預金者が
その銀行券を見て「これは何んだろう」と心理的に不安
となり、どう処理してよいかわからなくなる。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、銀行券の取込中に返却された銀行券を
預金者が見てその処理の心配をするといったことがなく
なり、預金者の心理的な不安を除去できる自動預金装置
を提供しようとするものである。
以下、この考案の一実施について図面を参照して説明す
る。
第1図はたとえば銀行の店頭などに設置される自動預金
装置の全体を示すもので、その概略構成を説明すると、
1は筐体で、この筐体1内には後述する入金機構および
制御装置などが収納されている。
また、筐体1はその上下方向略中夫に段部2が形成され
、この段部2上にキーボード3および入金正券つまり正
銀行券の返却用蓋体4が設けられている。
さらに、筐体1には、上記段部2上方の前面に銀行券の
入金口5、不正銀行券や重ね取り銀行券を排除する排除
口6、個人識別カード挿入ロア、カードおよび領収書受
取口8、表示装置9がそれぞれ設けられている。
一方、筐体1の段部2下方の前面には、後述する金庫を
取り出すための扉10が開閉自在に設けられている。
しかして、前記入金機構は第2図に示すように構成され
ている。
すなわち、筐体1内には、入金口5と対向して収納室1
1が設けられ、この収納室11には、預金すべき多数枚
の銀行券P1が立位状態で収納される。
そして、入金口5にはカバー12が開閉自在に設けられ
、このカバー12は、モータ13に直結されたカム14
が矢印a方向に回転することにより一点鎖線で示すよう
に開き、この状態を保持するようになっている。
一方、収納室11には、収納された銀行券P1の空検出
を行う光源15と受光素子16とからなる空検出器が設
けられ、またカバー12と同軸的に枢支された透明の押
圧板17が設けられ、この押圧板17はスプリング18
の引張り作用によって銀行券P1を取出側に押圧するよ
うになっている。
そして、カバー12の枢支側端部には突出片12aが設
けられ、カバー12が閉じられたとき対向配設されたマ
イクロスイッチ19のアクチェータ19 aを押圧して
、スイッチ19を作動せしめるようになっており、この
スロツチ19の開閉信号は後述する制御装置に供給され
る。
しかして、前記収納室11の取出側には、収納室11内
の銀行券P1を1枚ずつ順次取り出す取出装置20が設
けられている。
この取出装置20は、矢印す方向に回転自在な吸着子2
1を主体に構成されており、銀行券P1をその最前端か
ら1枚ずつ真空吸着して取り出すもので、この吸着子2
1は、前記空検出器によって空検出されると後述する制
御装置を介して動作を停止させるようになっている。
また、上記吸着子21の回転方向側には、複数個のロー
ラ22.22・・・とこれらローラ22に掛渡され、吸
着子21によって取り出された銀行券を挟持搬送するベ
ル) 23.23・・・とからなる主搬送路24および
分岐搬送路25.26が設けられている。
そして、上記主搬送路24を経た一方の分岐搬送路25
は筐体1の後面内側に沿って下方へ導かれ、さらに前方
向に導かれて収納室11の下方を搬出端とし、また他方
の分岐搬送路26は筺体1の上部前面側へ導かれて収納
室11の上方を搬出端としている。
しかして、上記主搬送路24の中途部には、光源27と
受光素子28および29とによって構成された搬送中の
銀行券P2を検出する検出器30が設けられ、さらに光
源31と受光素子32とからなるジャム検出器が設けら
れ、この検出器30およびジャム検出器から得られた信
号は後述する制御装置に供給される。
また、上記主搬送路24の搬出端と分岐搬送路25.2
6の始端との間には、ロータリソレノイド33を駆動源
とし、アーム34およびリンケージ35によって駆動伝
達される区分ゲート36が設けられ、この区分ゲート3
6は後述する制御装置からの信号によって制御される。
すなわち、制御装置で正銀行券であると判別されると区
分ゲート36は分岐搬送路26を閉鎖し、正しいと判定
された銀行券P3を分岐搬送路25に案内し、また不正
銀行券あるいは重ね取り銀行券であると判別されると区
分ゲート36は分岐搬送路25を閉鎖し、不正あるいは
重ね取りと判定された銀行券P4を分岐搬送路26に案
内するものである。
しかして、前記分岐搬送路26の搬出端は、筐体1の前
面に設けられた前記排除口6に連通されており、この排
除口6には、不正銀行券P4の有無を検出するための光
源37と受光素子38とからなる不正券検出器が設けら
れている。
また、上記排除口6には、その開口部を開閉する蓋体3
9が開閉自在に設けられている。
この蓋体39は、支点40を中心にリンク41およびレ
バー42を介してマグネット43で駆動されるようにな
っている。
上記マグネット43は、後述する制御装置からの信号に
よって制御される。
すなわち、上記蓋体39は、通常は排除口6の開口部を
閉じた状態(実線位置)にあるが、マグネット43が作
動するとレバー42が一点鎖線で示すように吸引され、
これによってリンク41を介して支点40を中心に回動
し、一点鎖線で示すように開くものである。
一方、筐体1内の前面側で前記蓋体4および扉10と対
応する部位には集積部44が設けられ、この集積部44
の上端開口部に前記分岐搬送路25の搬出端が連通され
ている。
上記集積部44は、上下方向に延長する金庫45と、こ
の金庫45内を入退出および上下動自在とし、搬送され
た銀行券P3を載置する受板46と、この受板46を駆
動制御する駆動装置47とを主体に構成されている。
そして、上記受板46は、水平ガイドレール48に沿っ
て移動自在なローラ構体49に支持され、このローラ構
体49は、ガイドレール48に固定したモータ50に直
結されたプーリ51とガイドレール48の長手方向両端
部に支持されたプーリ52.52との間に張設されたベ
ルト53に掛止され、モータ50の回転に伴って受板4
6が金庫45内を入退出するようになっている。
また、上記ガイドレール48は、垂直ガイドレール54
.54に上下動自在に支持され、かつモータ55に直結
されたプーリ56とガイドレール54の両端に設けられ
たプーリ57.57との間に張設されたベルト58に掛
止され、水平ガイドレール48が上記ベルト58の移動
に伴って上下動するようになっている。
また、金庫45と対向する筐体1の段部2には、銀行券
P3を取り出すための開口部59が設けられ、この開口
部59に前記蓋体4が開閉自在に設けられている。
そして、上記蓋体4の枢支側には、スプリング60によ
って筐体1の前面側に引張られたレバー61が取着され
、このレバー61の先端には、モータ62に直結された
偏心カム63に当接するローラ64が設けられている。
すなわち、モータ62が回転してカム63の短部面がロ
ーラ64と当接することにより、レバー61がスプリン
グ60によって引張られ、これによって銀行券P3返却
用の蓋体4が開くようになっている。
しかして、上記受板46は、通常時つまり銀行券P3の
受取時および待機時は上部定位置に停止しており、預金
者の承認を得たとき (キーボード3の操作による)に
下降し、また預金者の承認を得られないとき(キーボー
ド3の操作による)は開口部59方向に上昇し、銀行券
P3を開口部59面上に押し上げて預金者に返却するよ
うになっており、これらは後述する制御装置からの信号
によって制御される。
また、受板46の下部には、一定の押圧力が加わるとオ
ンとなるマイクロスイッチ65が設けられ、このスイッ
チ65は受板46が下降してスイッチ65のアクチェー
タが金庫45の下部に前回より集積されている銀行券P
5に当接することによりオンとなり、この信号は後述す
る制御装置へ送られ、受板46を金庫45の外へ退出さ
せるようになっている。
一方、筐体1内の後面底部には、搬送およびポンプ駆動
用のモータ66が設置されていて、このモータ66は、
プーリ67およびベルト68を介して電磁クラッチ69
の入力側に伝動している。
このクラッチ69の出力側は、伝動機構(図示しない)
を介して前記搬送路24.25.26にそれぞれ伝動し
ている。
また、上記モータ66は、これと隣接する真空ポンプ7
0とベルト71を介して伝動している。
この真空ポンプ70には、真空室72および吐出用アキ
ュムレータ73が設けられていて、この真空室72はホ
ース74を介して前記吸着子21に連通されている。
また、上記吐出用アキュムレータ73は、ホース75を
介して前記収納室11の上部に設けられた空気吐出子7
6に連通され、この吐出子76からの吐出空気によって
銀行券P1を相互分離させるようになっている。
なお、図中77、77、・・・は筐体1の底面に設けら
れたキャスタで、床上を自由に移動できるようになって
いる。
次に、前記制御装置は第3図に示すように構成されてい
る。
すなわち、前記検出器30の受光素子28および29の
各出力信号は、それぞれ増幅器81゜82を介して判別
回路83に供給される。
この判別回路83は、搬送される銀行券P2からの反射
光を受ける受光素子28の出力信号により、銀行券の正
、不正判別および金種判別などを行い、また銀行券P2
を透過した光を受ける受光素子29の出力信号により、
銀行券の重ね取りなどを判別するようになっている。
そして、上記判別回路83から出力される金種を表わす
信号は合計器84に供給され、この合計器84で入金合
計金額が算出されるようになっている。
上記合計器84は、信号の授受を行うよう制御部85に
接続されており、この制御部85には、前記キーボード
3からの信号が入力出力制御部86を介して供給され、
また判別回路83から出力される正、不正を表わす信号
が供給される。
また、上記入出力制御部86には前記表示装置9が接続
されていて、ここに合計器84で算出された入金合計金
額および制御部85からの他の表示テ゛−タなどが表示
される。
かくして、上記制御部85には、前記受光素子16.3
2.38の各出力信号が増幅器87.88.89をそれ
ぞれ介して供給され、また前記スイッチ19.65の各
出力信号も供給される。
一方、90は読取装置で、前記カード挿入ロアに個人識
別カードが挿入されると、そのカードに磁気記録された
預金者認証番号を磁気的に読み取るものであり、磁気ヘ
ッド91および判別回路92から構成している。
そして、上記読取装置90の出力信号は制御部85に供
給される。
また、93はブザーあるいはベルなどの警報器で、これ
は取出装置20による銀行券P1の取り出しが終了し、
収納室11内に銀行券P1がなくなったことを光源15
と受光素子16とからなる空検出器が検出したとき、光
源37と受光素子38とからなる不正券検出器が不正ま
たは重ね取り銀行券P4を検出していれば、上記空検出
器が作動した後所定時間経過して制御部85から信号が
供給され、警報作動するようになっている。
また、上記警報器93へ供給される制御部85からの信
号は、駆動回路94を介して前記マグネット43にも供
給され、警報器93と同時に作動するようになっている
すなわち、取出装置20による収納室11内にセットさ
れた銀行券P1の取り出しが終了すると、このとき排除
口6内に不正あるいは重ね取り銀行券P4がある場合、
警報器93を作動せしめて排除口6内に不正あるいは重
ね取り銀行券P4があることを預金者に知らせるととも
に、これと同時にマグネット43を作動せしめて排除口
6に設けられた蓋体39を開放させ、排除口6内の銀行
券P4を預金者に見せるようになっている。
しかして、制御部85には、前記ソレノイド33、モー
タ13.50.55.62.66およびクラッチ69か
それぞれ駆動回路95〜101を介して接続され、制御
部85からの信号によってそれぞれ必要に応じて制御さ
れるようになっている。
また、102は領収書発行装置で、前記筐体1内に設け
られており、制御部85からの信号によって制御され、
預金終了後に預金者に対し領収書を発行し、カードおよ
び領収書をその受取口8に排出するようになっている。
一方、103は記憶装置で、制御部85に接続されてお
り、この記憶装置103には、前記読取装置90で読み
取られた認証番号および前記合計器84で算出された入
金合計金額がそれぞれ一時記憶され、キーボード3にお
いて預金承認キーが押されると、預金元帳としての中央
処理装置と通信回線を介して交信するようになっている
なお、前記表示装置9には、たとえば次のような順序で
必要に応じて操作案内を表示するようになっている。
1 カードをお入れ下さい。
2 お札をお入れ下さい。
3 ただいまお札をかぜえています。
4 戻し口のお札をお取り下さい。
次に、上記実施例のように構成された自動預金装置の動
作を説明する。
たとえば今、表示装置9に「カードをお入れ下さい」と
操作案内が表示されているものとする。
しかして、まず預金者は個人識別カードをカード挿入ロ
アから挿入することによりセットする。
カードがセットされると、そのカードに記録された認証
番号が読取装置90によって読み取られ、読み取られた
認証番号は制御部85を介して記憶装置103に供給さ
れ、ここに一時記憶される。
そして、カードをセットした後、預金者がキーボード3
において開始指令を与えることにより、その信号は制御
部85に送られ、モータ13が1回転動作される。
これによってカバー12が回動して開き、モータ13は
1回転して動作を停止する。
このとき、表示装置9に「お札をお入れ下さい」と操作
案内が表示される。
ここで、預金者は押圧板17を手前に引き、預金すべき
金額の銀行券P1を入金口5に投入して収納室11内に
セットする。
すなわち、収納室11の後面と押圧板17との間に銀行
券P1を挾み込む。
しかる後、預金者がカバー12を押して閉じることによ
り、突出片12aがスイッチ19のアクチェータ19
aを押圧してスイッチ19はオンとなる。
スイッチ19がオンすると、その信号は制御部85に送
られ、モータ66が駆動される。
これによって、真空ポンプ70、吸着子21および搬送
路24.25.26がそれぞれ駆動され、収納室11内
にセットされた銀行券P1は、取出装置20によって最
前端から順次1枚ずつ取り出され、主搬送路24へ送り
込まれる。
このとき、表示装置9に「ただいまお札をかぞえていま
す」と操作案内が表示される。
しかして、主搬送路24によって搬送される搬送中の銀
行券P2は、検出器30によって検出され、さらに光源
31および受光素子32からなるジャム検出器を通って
搬出端に搬送される。
このとき、上記検出器30の受光素子28.29から得
られる信号は判別回路83に供給され、ここで銀行券P
2の正、不正判別および金種判別および重ね取り判別が
行われ、金種を表わす信号(正銀行券のみ)が合計器8
4に供給される。
また、判別回路83からは、銀行券P2の正、不正を表
わす信号が制御部85に供給され、その信号に応じて区
分ゲート36駆動用のソレノイド33が制御される。
すなわち、判別回路83で銀行券P2が不正券(あるい
は不正の疑いがある券または重ね取り券)であると判別
されると、区分ゲート36は一方の分岐搬送路25を閉
じ、不正券と判別された銀行券を他方の分岐搬送路26
に案内し、また銀行券P2が正券であると判別されると
、区分ゲート36は他方の分岐搬送路26を閉じ、正券
と判別された銀行券を一方の分岐搬送路25に案内する
しかして、他方の分岐搬送路26に案内された銀行券は
不正銀行券P4として排除口6に送り込まれ、光源37
および受光素子38からなる不正券検出器によって不正
銀行券(あるいは重ね取り銀行券)P4が排除口6内に
あることが検出され、この検出信号は制御部85に供給
される。
また、一方の分岐搬送路25に案内された銀行券は正銀
行券P3として金庫45の上部に搬送され、上部定位置
に位置している受板46上に順次載置される。
しかる後、収納室11内にセットされた銀行券P1の全
ての取り出しが終了すると、光源15および受光素子1
6からなる空検出器から信号が出力され、その信号は制
御部85に供給される。
これによって、取出装置20の取出動作を停止せしめる
とともに、合計器84で算出された正銀行券P3の合計
金額が表示装置9に表示される。
この合計金額の表示は、判別回路83からの金種を表わ
す信号が合計器84に供給されることにより、合計器8
4で合計金額が算出され、その算出結果が入出力制御部
86を介して表示装置9に供給されることにより行われ
る。
また、合計器84で入金合計金額が算出されると、その
合計金額は制御部85を介して記憶装置103に供給さ
れ、ここに一時記憶される。
また、上記空検出器から制御部85に信号が供給される
と、このとき排除口6内に不正銀行券P4が排除されて
いて不正券検出器がそれを検出していれば、その検出信
号が制御部85に供給されているので、空検出器から信
号が出力された後所定時間経過したのと制御部85がら
警報器93およびマグネット43にそれぞれ信号が供給
される。
これにより、警報器93は作動して排除口6内に不正銀
行券P4があることを預金者に知らせるとともに、これ
と同時にマグネット43が作動し、排除口6の蓋体39
が図示一点鎖線のように開き、排除口6内の銀行券P4
を預金者に見せる。
さらに、これと同時に表示装置9に「戻し口のお札をお
取り下さい」と操作案内が表示される。
したがって、ここで預金者は戻し口つまり排除口6内か
ら銀行券P4を受は取り、その処理を行うとともに、も
しその中に重ね取り銀行券があればその銀行券を再び収
納室11内にセットして預金する。
なお、上記空検出器から信号が出力されたとき、排除口
6内に不正銀行券P4が排除されていなく、不正券検出
器から信号が出力されていない場合は、制御部85から
警報器93およびマグネット43に対し信号は供給され
ない。
したがって、警報器93は作動せず、またマグネット4
3も作動せず、排除口6の蓋体39は閉じた状態にあり
、さらに表示装置9には「戻し口のお札を取り下さい」
という操作案内は表示されない。
このように、取出装置20による銀行券P1の取出中つ
まり銀行券の取込中は、たとえ排除口6内に不正銀行券
P4が排除されても、排除口6の開口部を蓋体39によ
って閉じて排除口6内の銀行券P4は預金者から見えな
いようにし、銀行券P1の取り込みが終了すると、この
とき排除口6内に不正銀行券P4が排除されていれば、
警報器93を作動せしめてそれを預金者に対し知らせる
とともに、蓋体39を開いて排除口6内の銀行券P4を
預金者に対し見せるものである。
しかして、表示装置9に入金合計金額が表示されたなら
、預金者はその表示内容を確認してキーボード3で預金
承認キーを押す。
このキーが押されると、その信号は入出力制御部86を
介して制御部85に供給され、これによってモータ55
が駆動され、受板45を支持した水平ガイドレール48
は垂直ガイドレール54に案内されて下降する。
そして、スイッチ65が前回より集積されている銀行券
P5を押圧すると、スイッチ65はオンとなり、この信
号は制御部85に送られる。
これによってモータ50が駆動され、受板46は金庫4
6内から退出し、その後再びモータ55が駆動されて上
方に移動し、上部定位置に復帰したところで再びモータ
50が駆動されて金庫45の上部定位置に位置する。
したがって、金庫45内には、預金層にしたがって銀行
券が順次集積される。
また、上記承認キーが押されると、制御部85から記憶
装置103に指令が与えられ、記憶装置103は中央処
理装置と交信を行う。
すなわち、記憶装置103に記憶されている認証番号に
対応する中央処理装置内の番地に、記憶装置103に記
憶されている入金合計金額が書き込まれる。
そして、上記交信が終了すると、記憶装置103はクリ
アされて次の預金動作に備える。
また、上記交信が終了すると、制御部85から領収書発
行装置102に指令が与えられ、領収書発行装置102
によって預金に関する領収書が発行され、受取口8に排
出される。
このとき、領収書と同時に認証番号の読み取りが終了し
ている個人識別カードが上記受取口8に排出される。
一方、表示装置9に入金合計金額が表示された時点で、
その表示合計金額に不満として入金した正銀行券P3の
返却を要求する場合は、キーボード3で不承認キー(あ
るいは返却キー)を押すことにより、制御部85からモ
ータ55および62に返却駆動信号が供給され、モータ
62の回転動作により蓋体4が開くとともに、受板46
が金庫45の最上部へ上昇して開口部59内に位置し、
銀行券P3を預金者に対し返却する。
このとき、不承認キーが押されたことにより、記憶装置
103はクリアされる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるものではなく
、この考案の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能な
ことは勿論である。
以上詳述したようにこの考案によれば、不正銀行券およ
び重ね取り銀行券などを返却する排除口にその開口部を
開閉する蓋体を設け、銀行券の取込中は上記蓋体を閉じ
て排除口内が預金者から見えないようにし、銀行券の取
り込みが終了したとき、排除口内に不正銀行券などがあ
れば上記蓋体を開いてその銀行券を預金者に見せるよう
にしたので、銀行券の取込中に返却された銀行券を預金
者が見てその処理の心配をするといったことがなくなり
、預金者の心理的な不安を除去できる。
また、操作案内をも単純化することができる。
すなわち、従来のように銀行券の取込中に不正銀行券な
どを預金者に対し見せると、前記した操作案内〔3〕
と〔4〕を同時に表示しなければならず、非常にわかり
にくいが、この考案では操作案内〔3〕→〔4〕と順次
行えばよく、非常にわかり易い。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は装置全
体の斜視図、第2図は内部機構を示す縦断側面図、第3
図は制御装置を示すブロック線図である。 5・・・・・・入金口、6・・・・・・排除口、20・
・・・・・取出装置、24、25.26・・・・・・搬
送路、30・・・・・・検出器、36・・・・・・区分
ゲート、39・・・・・・蓋体、43・・・・・・マグ
ネット、45・・・・・・金庫、83・・・・・・判別
回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の銀行券を投入し得る入金口と、この入金口に投入
    された銀行券を1枚づつ取出す取出装置と、この取出装
    置によって取出された銀行券を搬送する搬送路と、この
    搬送路によって搬送される銀行券を検出する検出器と、
    この検出器からの信号が供給され少なくとも銀行券の正
    、不正判別を行う判別回路と、この判別回路の判別結果
    に応じて正銀行券と不正銀行券とに区分する区分ゲート
    と、この区分ゲートによって区分された正銀行券を収納
    する金庫と、前記区分ゲートによって区分された不正銀
    行券を排除する排除口と、この排除口の開口部に開閉自
    在に設けられた蓋体と、この蓋体を開閉駆動する駆動機
    構と、前記排除口内における不正銀行券の有無を検出す
    る不正券検出器と、通常は前記蓋体を閉じ前記取出装置
    による銀行券の取出しが終了したとき前記不正検出器が
    不正銀行券を検出していれば開くよう前記駆動機構を制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする自動預金
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4525327Y1 (ja) * 1968-09-30 1970-10-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4525327Y1 (ja) * 1968-09-30 1970-10-03

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