JPS5926310Y2 - 電子時計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子時計のパネル枠とパネル及び基板の締結
を簡単な構造で安く実現しようとするものである。

従来の用いられている締結法は、第１図に示す如く、パ
ネル押工１、パネル枠２、回路基板３、電池枠４をネジ
ピン５と止ネジ６で締付けて固定するものである。

この方法は、部品数が多く、本来省くことの出来ない重
要部品のスペースが限られると共に、部品費、組立費の
面でコスト高になる。

これらの欠点をカバーすべく考案されたものが、第２図
、第３図に示す本考案である。

パネル枠２は、パネル係止部２ａと基板締結用凸起部２
ｂとを備え、且つ２Ｃで電池の平面的な位置を固定する
機能をもっている。

基板３にパネル枠２を乗せリードゴム９を入れた後、前
記パネル係止部２ａを外側に弾性変形させてパネル１を
組込む。

次に電池リード板８を前記パネル枠の凸起部に係合する
ように回転しながら組む。

電池７を乗せると前記リード板がたわみ、パネル枠２を
押下げる力が働き、パネル１、基板３との締付が完了す
る。

更に、組み込まれた電池７は、パネル枠凸起部２Ｃで平
面的な位置を固定されるようになっている。

本考案によれば、パネル押工１、電池枠４、ネジピン５
、止ネジ６等の部品が不要となり、部品費が安くなるこ
とは勿論、組立費、部品カンリ費も含めて考えると、か
なりのコスト効果を発揮するものである。

加えて重要なことは、部品が削除されたスペースを省く
ことの出来ない重要部品に充当することが出来るし、部
品数が少ないので組上った製品の信頼性は向上する。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来の電子時計を示す側断面図、第２図は、こ
の考案による電子時計を示す側断面図、第３図は第２図
の平面図である。 １・・・・・・パネル押工、２・・・・・・パネル枠、
２ａ、２ｂ・・・・・・パネル凸起部、３・・・・・・
回路基板、４・・・・・・電池枠、５・・・・・・ネジ
ピン、６・・・・・・止ネジ、７・・・・・・電池、８
・・・・・・電池リード板、９・・・・・・リードゴム
、１０・・・・・・コンデンサ、１１・・・・・・パネ
ルである。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）電子回路部品を有する回路基板と、その上に設け
   たパネル枠及びパネルで構成される電子時計において、
   パネル枠の一部に基板をかん通する凸起部を設け、基板
   の下側で電池リード部材と前記凸起部を係合させること
   により基板とパネル枠を圧接させた電子時計。
2. （２）実用新案登録請求の範囲第１項において、前記凸
   起部が電池を平面的に固定する構造としたことを特徴と
   する電子時計。