JPS5924854Y2 - エンジンのシリンダブロック - Google Patents
エンジンのシリンダブロックInfo
- Publication number
- JPS5924854Y2 JPS5924854Y2 JP1979171201U JP17120179U JPS5924854Y2 JP S5924854 Y2 JPS5924854 Y2 JP S5924854Y2 JP 1979171201 U JP1979171201 U JP 1979171201U JP 17120179 U JP17120179 U JP 17120179U JP S5924854 Y2 JPS5924854 Y2 JP S5924854Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skirt
- cylinder block
- bearing part
- bearing
- crankshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、シリンダ内の爆発作用により生じる振動等が
クランク軸の軸受部を介してスカート部に伝達され、輻
射音として発生するのを防止するようにしたエンジンの
シリンダブロックに関する。
クランク軸の軸受部を介してスカート部に伝達され、輻
射音として発生するのを防止するようにしたエンジンの
シリンダブロックに関する。
一般に、エンジンの振動、例えば燃焼圧力変動に基づく
高周波振動およびピストンの摺動または往復質量に基く
共振、各摺動部におけるクリアランスによる振動等は、
ピストン、コンロッドを介してクランク軸に伝達かれ、
さらには該クランク軸をメインベアリングキャップとと
もにシリンダブロックの下部に支持する軸受部へと伝達
され、この振動が該軸受部の両側を取り囲んでクランク
室外壁を形成する一対のスカート部を高周波振動させ、
輻射音としてエンジン外部に放散されている。
高周波振動およびピストンの摺動または往復質量に基く
共振、各摺動部におけるクリアランスによる振動等は、
ピストン、コンロッドを介してクランク軸に伝達かれ、
さらには該クランク軸をメインベアリングキャップとと
もにシリンダブロックの下部に支持する軸受部へと伝達
され、この振動が該軸受部の両側を取り囲んでクランク
室外壁を形成する一対のスカート部を高周波振動させ、
輻射音としてエンジン外部に放散されている。
そこで、従来より上記軸受部と両スカート部とを接続す
る隔壁に下端が開放し、上端がシリンダボアロアデツキ
部近傍まで延びるスリット状の切欠き部を設けることに
よって、軸受部がら両スカート部への振動伝達経路を小
さくし上記輻射音に起因する両スカート部の高周波振動
を低減するようにしたエンジンのシリンダブロック（例
えば実開昭５２−１６３６０９号公報参照）が知られて
いる。
る隔壁に下端が開放し、上端がシリンダボアロアデツキ
部近傍まで延びるスリット状の切欠き部を設けることに
よって、軸受部がら両スカート部への振動伝達経路を小
さくし上記輻射音に起因する両スカート部の高周波振動
を低減するようにしたエンジンのシリンダブロック（例
えば実開昭５２−１６３６０９号公報参照）が知られて
いる。
しかしながら、上記したような隔壁に切欠き部を設ける
ことは、軸受部から両スカート部への振動伝達を低減で
きる反面、両スカート部の支持部、すなわちシリンダブ
ロック本体と両スカート部との境界部の強度が低下する
こととなり、該境界部を支点として両スカート部全体が
振り千秋に振動する、いわゆる低周波振動を生じ、この
低周波振動によって逆に低周波騒音（こもり音）の発生
あるいは上記境界部の破損を招来する問題がある。
ことは、軸受部から両スカート部への振動伝達を低減で
きる反面、両スカート部の支持部、すなわちシリンダブ
ロック本体と両スカート部との境界部の強度が低下する
こととなり、該境界部を支点として両スカート部全体が
振り千秋に振動する、いわゆる低周波振動を生じ、この
低周波振動によって逆に低周波騒音（こもり音）の発生
あるいは上記境界部の破損を招来する問題がある。
本考案はかかる従来の問題に鑑みてなされたものであっ
て、隔壁に軸受部からスカート部への振動の伝達を減少
する、下端が開放し上端がシリンダボアロアデツキ近傍
まで延びるスリット状の切欠き部を設けることに加え、
両スカート部を一体に連結する補強部材を設けることに
よって、両スカート部の低周波振動によるこもり音等を
招くことなく、高周波振動による輻射音を効果的に低減
できるようにしたものである。
て、隔壁に軸受部からスカート部への振動の伝達を減少
する、下端が開放し上端がシリンダボアロアデツキ近傍
まで延びるスリット状の切欠き部を設けることに加え、
両スカート部を一体に連結する補強部材を設けることに
よって、両スカート部の低周波振動によるこもり音等を
招くことなく、高周波振動による輻射音を効果的に低減
できるようにしたものである。
以下、本考案の実施例を図面に沿って説明する。
第１図および第２図において、１はシリンダブロック、
２はシリンダブロック１内に形成されたシリンダ、３は
シリンダ２内を上下往復運動するピストン、４はクラン
ク軸であって上記ピストン３とクランク軸４とはコンロ
ッド５により連結されている。
２はシリンダブロック１内に形成されたシリンダ、３は
シリンダ２内を上下往復運動するピストン、４はクラン
ク軸であって上記ピストン３とクランク軸４とはコンロ
ッド５により連結されている。
６は軸受部であって、該軸受部６に装着されるメインベ
アリングキャップ７とともに上記クランク軸４をシリン
ダブロック１の下部に支持しており、該軸受部６の両側
を取り囲むように一対のスカート部８，８′がクランク
室外壁を形成している。
アリングキャップ７とともに上記クランク軸４をシリン
ダブロック１の下部に支持しており、該軸受部６の両側
を取り囲むように一対のスカート部８，８′がクランク
室外壁を形成している。
９．９′は上記軸受部６と両スカート部８，８′とを接
続する隔加であって、該隔壁９，９′の軸受部６両側に
は下端が開放し、上端がシリンダボアロアデツキ部近傍
まで延びるスリット状の切欠き部１０．１０’がシリン
ダブロック１の上下方向に沿って設けられ、該切欠き部
１０．１０’によって上記軸受部６から両スカート部８
，８′への振動伝達経路を小さくし、軸受部６から両ス
カート部８，８′への高周波振動の伝達を低減している
。
続する隔加であって、該隔壁９，９′の軸受部６両側に
は下端が開放し、上端がシリンダボアロアデツキ部近傍
まで延びるスリット状の切欠き部１０．１０’がシリン
ダブロック１の上下方向に沿って設けられ、該切欠き部
１０．１０’によって上記軸受部６から両スカート部８
，８′への振動伝達経路を小さくし、軸受部６から両ス
カート部８，８′への高周波振動の伝達を低減している
。
一方、１１は上記両スカート部８，８′間、好ましくは
両スカート部８，８′下端間にさし渡された補強部材で
あって、該補強部材１１は各スカート部８，８下端にポ
ル） １２．１２’により装着されて、両スカート部８
，８′を一体に連結し、上記切欠き部１０．１０’を設
けることによって生じるシリンダブロック１本体と両ス
カート部８，８′との境界部１３．１３’の強度低下を
補い、該境界部１３．１３’を支点として両スカート部
８，８′が振り予成に低周波振動するのを妨げる。
両スカート部８，８′下端間にさし渡された補強部材で
あって、該補強部材１１は各スカート部８，８下端にポ
ル） １２．１２’により装着されて、両スカート部８
，８′を一体に連結し、上記切欠き部１０．１０’を設
けることによって生じるシリンダブロック１本体と両ス
カート部８，８′との境界部１３．１３’の強度低下を
補い、該境界部１３．１３’を支点として両スカート部
８，８′が振り予成に低周波振動するのを妨げる。
なお、１４．１４’はメインベアリングキャップ７を軸
受部６に装着するためのボルト、１５はオイルパンであ
る。
受部６に装着するためのボルト、１５はオイルパンであ
る。
したがって上記実施例においては、上記切欠き部１０．
１０’によって軸受部６から両スカート部８，８′への
振動の伝達を低減し、両スカート部８，８′の高周波振
動による輻射音を低減でき、しかも上記切欠き部１０．
１０’を設けることにより生じる両スカート部８，８′
の低周波振動を上記補強部材１１によって確実に防止す
ることができる。
１０’によって軸受部６から両スカート部８，８′への
振動の伝達を低減し、両スカート部８，８′の高周波振
動による輻射音を低減でき、しかも上記切欠き部１０．
１０’を設けることにより生じる両スカート部８，８′
の低周波振動を上記補強部材１１によって確実に防止す
ることができる。
以上説明したように、本考案によれば、両スカート部の
低周波振動によるこもり音等を招くことなく、高周波振
動により輻射音を確実に低減できるものである。
低周波振動によるこもり音等を招くことなく、高周波振
動により輻射音を確実に低減できるものである。
第１図は本考案の実施例を示すシリンダブロック断面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。 １・・・・・・シリンダブロック、４・・・・・・クラ
ンク軸、６・・・・・・軸受部、７・・・・・・メイン
ベアリングキャップ、８゜８′・・・・・・スカート部
、９，９′・・・・・・隔壁、１０．１０’・・・・・
・切欠き部、１１・・・・・・補強部材。
、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。 １・・・・・・シリンダブロック、４・・・・・・クラ
ンク軸、６・・・・・・軸受部、７・・・・・・メイン
ベアリングキャップ、８゜８′・・・・・・スカート部
、９，９′・・・・・・隔壁、１０．１０’・・・・・
・切欠き部、１１・・・・・・補強部材。
Claims (1)
- メインベアリングキャップとともにクランク軸を支持す
る軸受部と該軸受部の両側を取り囲む一対のスカート部
との接続する隔壁に軸受部からスカート部への振動を伝
達を減少する下端が開放し、上端がシリンダボアロアデ
ツキ部近傍まで延びるスリット状の切欠き部を設ける一
方、上記一対のスカート部間にさし渡された両スカート
部を一体に連結する補強部材を設けたことを特徴とする
エンジンのシリンダブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979171201U JPS5924854Y2 (ja) | 1979-12-10 | 1979-12-10 | エンジンのシリンダブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979171201U JPS5924854Y2 (ja) | 1979-12-10 | 1979-12-10 | エンジンのシリンダブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5686332U JPS5686332U (ja) | 1981-07-10 |
| JPS5924854Y2 true JPS5924854Y2 (ja) | 1984-07-23 |
Family
ID=29682036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979171201U Expired JPS5924854Y2 (ja) | 1979-12-10 | 1979-12-10 | エンジンのシリンダブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924854Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59553U (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-05 | トヨタ自動車株式会社 | シリンダブロックの振動防止構造 |
| JPS60157960U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-21 | いすゞ自動車株式会社 | エンジンの、シリンダ−ブロツクの防振構造 |
| JP7331682B2 (ja) * | 2019-12-18 | 2023-08-23 | トヨタ自動車株式会社 | シリンダブロック |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52143321U (ja) * | 1976-04-24 | 1977-10-29 | ||
| JPS52151221U (ja) * | 1976-05-13 | 1977-11-16 | ||
| JPS52163609U (ja) * | 1976-06-07 | 1977-12-12 | ||
| JPS5540360Y2 (ja) * | 1976-10-01 | 1980-09-20 |
-
1979
- 1979-12-10 JP JP1979171201U patent/JPS5924854Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5686332U (ja) | 1981-07-10 |
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