JPS5922344Y2 - 車輌用デイスクブレ−キの泥除け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車体の一部に固定されるブラケットと、車輌と
共に回転するブレーキディスクを挾んで対向する一対の
摩擦パッドを押圧手段によりブレーキディスクに押圧す
るブレーキキャリパとからなる車輌用ディスクブレーキ
装置において雨天走行時に水、泥からディスクブレーキ
を保護するための泥除は装置に関するものである。

従来、特に二輪車では、雨天走行時に雨水、泥等がキャ
リパに直接かかるため、ブレーキディスクと摩擦パッド
間や、ブラケット摩擦パッド間に水、泥等が侵入して、
錆等にるより制動能力が低下することがある。

そこで本考案はキャリパ泥除けをブラケットと一緒に車
体の一部に共線固定するようにし、キャッパ泥除けの取
付を容易にして上記の欠点をできるだけ解消し、更に前
記キャリパの取付上、下部からの水、泥等の侵入を防止
し、かつ放熱効果を有し異常加熱が防止できるようにし
たものである。

以下図示の実施例について説明する。

先ず第１図、第２図に示す一実施例について説明すると
、１は車輪と共に回転するブレーキディスク、２は車体
３の一部にボルト４，４により固定されるブラケット、
５はブレーキディスク１を挾んて゛対向する一対の摩擦
パッドを押圧手段によりブレーキテ゛イスク１に押圧す
るキャリパで、ピン６．６によりブラケット１に摺動可
能に設けられている。

７はキャリパ取付上部を覆う天蓋を有する泥除は部７ａ
とブラケット取付部７ｂとからなる泥除は部材で、ブラ
ケット取付部７ｂとブラケット２に挿通したポル＋４，
４によって車体３の一部にブラケット２と共に取付けら
れる。

従って泥除は部材７は、図示の如く泥除は部７ａがキャ
リパ取付部上部を覆うように取付けられ、降雨や、フェ
ンダの内側に付着する水、泥等がキャリパに直接付着す
ることを避け、少なくともキャリパ上部からの水、泥等
の侵入を防止することができる。

８はディスク１の外周縁を跨いでその両側面に付着する
水、泥等をはじきとばすコ字状の泥除は部８ａとブラケ
ット取付部８ｂからなる泥除は部材で、泥除は部８ａの
下部８Ｃは内方に鋭角に傾斜し、ブレーキディスク１の
両側面に近接させ、ブラケット取付部８ｂとブラケット
２に挿通したボルト４，４によって車体３の一部にブラ
ケット２と一緒に前記泥除は部材７と共線固定して取付
けられる。

従って泥除は部材８は、図示の如く泥除は部８ａがキャ
リパ取付下部に位置し、キャリパ５にブレーキディスク
１が同人する直前で、該ディスク１上に付着する水、泥
等をはじき飛ばし、キャリパ下部からの侵入を防止する
ことができる。

尚泥除は部材７，８は泥除は部７ａ、Ｂａと取付部７ｂ
、８ｂとを一体に形成してもよく、又別体に形成しても
よい。

更に前記両実施例では、泥除は部材７，８をそれぞれ別
体に形成しているが一体に形成して同様に固定してもよ
い。

本考案は前記のように泥除は部材をブラケットと一緒に
共線固定して取付けるので、取付けが簡単で、又狭い個
所でも容易に取付けることができる。

またキャリパ内に水や泥が侵入することを防止し、かつ
ディスク制動面に付着することをできるだけ防ぎ、制動
能力の低下を防止し、又錆等の発生を防止し特にオフロ
ード走行に効果がある。

そして、泥除は部材は全体を覆うカバーと異なり放熱性
が良好で制動による異常加熱を防ぐとともに、キャリパ
状態例えば摩擦パッドの摩耗度を外部から目視できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本考案の一実施例を示すもので、第１
図は正面図、第２図は一部切欠平面図、第３図は泥除は
部材の一部を示す斜視図である。 １はブレーキディスク、２はブラケット、３は車体、４
はボルト、５はキャリパ ７，８は泥除は部材である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体の一部に固定されるブラケットと、車輪と共に回転
   するブレーキテ゛イスクを挾んで対向する一対の摩擦パ
   ッドを押圧手段によりブレーキテ゛イスクに押圧するブ
   レーキキャリパとからなる車輌用テ゛イスクブレーキ装
   置において、ブラケットと、キャリパ取付上部を覆う泥
   除は部を有する泥除は部材およびキャリパのブレーキテ
   ゛イスク回入側でこのブレーキディスクを跨ぎ制動面に
   傾斜近接する泥除は部を有する泥除は部材とを車体の一
   部に共線固定したことを特徴とする車輌用ディスクブレ
   ーキの泥除は装置。