JPH0426741Y2 - - Google Patents

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JPH0426741Y2
JPH0426741Y2 JP17352086U JP17352086U JPH0426741Y2 JP H0426741 Y2 JPH0426741 Y2 JP H0426741Y2 JP 17352086 U JP17352086 U JP 17352086U JP 17352086 U JP17352086 U JP 17352086U JP H0426741 Y2 JPH0426741 Y2 JP H0426741Y2
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JP
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dust cover
disc rotor
axle
caliper
support member
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JP17352086U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車等に用いる車両用デイスク
ブレーキのダストカバーに関するものである。
(従来の技術とその問題点) 従来、前輪駆動車両用デイスクブレーキは、第
7図および第8図に示すように、前輪のホイール
ハブ51に取付けたデイスクロータ52と、この
デイスクロータ52を一対の摩擦パツド間で締付
けて制動作用を行なうキヤリパ60とで構成され
る。ホイールハブ51は、アクスル支持部材53
でころがり軸受54を介して支持されたアクスル
55にナツト56で取付けてある。この種のデイ
スクブレーキでは、通常デイスクロータ52の道
路に露呈する内側面すなわちホイール57と反対
の面をアクスル支持部材53に固定したダストカ
バー58で覆い、ホイールハブ51の内側への泥
水侵入を防止している。
しかし、ダストカバー58にはキヤリパ60を
遊嵌するための切欠58aを設けなければなら
ず、この切欠58aの部分でキヤリパ60とダス
トカバー58とナツクル59との間に隙間Dが生
じる。そのため、この隙間Dから泥水が矢印Pで
示すように入り込み、軸受54に流れ込む。軸受
54にはシール部材(図示せず)が設けてある
が、このシール部材を損傷させて内部に泥水が侵
入する。そのため、軸受54の寿命が低下する。
また、軸受54に侵入した泥水は軸受54内のグ
リースを劣化させ、軸受54の損傷を助長する。
(考案の目的) この考案は、デイスクロータと対面して設けた
ダストカバーのキヤリパ遊嵌用切欠からアクスル
の軸受へ泥水が侵入することを確実に防止できる
車両用デイスクブレーキのダストカバーを提供す
ることを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案の車両用デイスクブレーキのダストカ
バーは、デイスクロータと対面して設けたダスト
カバーのキヤリパ遊嵌用切欠の縁部にシール片を
設け、このシール片はアクスルの端部側へ傾いて
延び先端がデイスクロータの筒部の内面に近接す
るものとし、シール片とデイスクロータの筒部と
の間で泥水をシールする構成としたものである。
(実施例) この考案の一実施例を第1図ないし第6図に基
づいて説明する。ホイールハブ1をナツト2で取
付けたアクスル3は、アクスル支持部材4に軸受
5を介して支持してある。アクスル支持部材4は
ナツクル6に設けた筒状のものであり、ナツクル
6は操舵用のナツクルアーム(図示せず)に連結
してある。ホイールハブ1は、ホイール7とデイ
スクブレーキ8のデイスクロータ9とが重ねて取
付けてある。デイスクロータ9は、筒部9aの内
端と外端とに主フランジ9bと取付フランジ9c
とを径方向外方および内方に各々延びて形成した
ものである。デイスクブレーキ8は、デイスクロ
ータ9と、このデイスクロータ9を一対の摩擦パ
ツド間で締付けるキヤリパ10(第2図参照)と
からなり、キヤリパ10はボルト11でナツクル
6に取付けられている。
ダストカバー12は、デイスクロータ9と対面
してアクスル支持部材4の外周に内縁フランジ1
2aで圧入状態に取付けてある。ダストカバー1
2にはキヤリパ10と干渉しないように、キヤリ
パ10の遊嵌用の切欠12bが周方向の一部に設
けてあり、この切欠12bの縁部の略全長にわた
り、シール片13が突設してある。シール片13
は、アクスル3の端部側へ傾いて湾曲状態に外周
側へ延び、先端がデイスクロータ9の筒部9aの
内周面に近接している。ダストカバー12は、シ
ール片13を含めて金属板をプレスにより一体に
成形したものである。
この構成によると、デイスクブレーキ8に車輪
の内側からかかつた大部分の泥水は、ダストカバ
ー12で除けられ、軸受5への流入が防止され
る。キヤリパ10のある部分では、ダストカバー
12に切欠12bが設けられているが、切欠12
bにシール片13が突設されてその先端がデイス
クロータ9の筒部9aの内周面に近接しているの
で、シール片13と筒部9aとの間で泥水の軸受
5への流入が阻止される。そのため、軸受5の寿
命が向上する。シール片13はアクスル3の端部
側へ傾いてデイスクロータ9の筒部9aの内側へ
延びているので、デイスクロータ9とダストカバ
ー12との軸方向の位置関係が若干変動しても、
シール片13と筒部9aとの間の隙間が変わら
ず、泥水の侵入防止効果が維持できる。すなわ
ち、第6図に実線で示すように、外周側へ真直ぐ
に延びるシール片13′を設けた場合、デイスク
ロータ9のシール片13′に対する軸方向位置に
よつて隙間dが大きく生じ、この隙間dから矢印
Qのように泥水が侵入する。しかし、この例では
シール片13を距離lだけ傾かせてデイスクロー
タ9の筒部9aの内側へ位置させているので、隙
間の広がりの問題がない。そのため、軸方向取付
位置の若干異なるデイスクロータ9の使用も可能
である。
また、シール片13はダストカバー12に一体
成形したものであるため、構造が簡単で部品点数
や組立工数増加の問題がない。
なお、前記実施例では、ダストカバー12をア
クスル支持部材4に圧入により取付ける形式のも
のについて説明したが、ダストカバー12はアク
スル支持部材4にボルト止めしてもよい。
(考案の効果) この考案の車両用デイスクブレーキのダストカ
バーは、デイスクロータと対面して設けたダスト
カバーのキヤリパ遊嵌用の切欠からアクスルの軸
受へ泥水が侵入することを確実に防止することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図
はその正面図、第3図は同じくそのダストカバー
の概略斜視図、第4図は同じくその要部拡大断面
図、第5図は同じくそのダストカバーの正面図、
第6図は比較例の作用説明図、第7図は従来例の
断面図、第8図はその正面図である。 1……ホイールハブ、3……アクスル、4……
アクスル支持部材、5……軸受、8……デイスク
ブレーキ、9……デイスクロータ、9a……筒
部、9b……主フランジ、10……キヤリパ、1
2……ダストカバー、12b……切欠、13……
シール片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホイールハブを端部に取付けたアクスルのホイ
    ールハブ近傍部をスリーブ状のアクスル支持部材
    で軸受を介して支持し、前記アクスル支持部材の
    外周に遊嵌する筒部とこの筒部の内端から半径方
    向外方に延出した主フランジとを有するデイスク
    ロータを前記ホイールハブに取付け、前記デイス
    クロータを締付けるキヤリパを設け、このキヤリ
    パを遊嵌する切欠を有するダストカバーを前記デ
    イスクロータの内面と対面して前記アクスル支持
    部材の外周に設け、前記ダストカバーの前記切欠
    の縁部に、前記アクスルの端部側へ傾いて外周側
    へ延び先端が前記デイスクロータの筒部の内面に
    近接するシール片を設けた車両用デイスクブレー
    キのダストカバー。
JP17352086U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0426741Y2 (ja)

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JP17352086U JPH0426741Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JP17352086U JPH0426741Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6378734U JPS6378734U (ja) 1988-05-25
JPH0426741Y2 true JPH0426741Y2 (ja) 1992-06-26

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