JPH0640547Y2 - スプラッシュガードの水切り構造 - Google Patents

スプラッシュガードの水切り構造

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JPH0640547Y2
JPH0640547Y2 JP10930288U JP10930288U JPH0640547Y2 JP H0640547 Y2 JPH0640547 Y2 JP H0640547Y2 JP 10930288 U JP10930288 U JP 10930288U JP 10930288 U JP10930288 U JP 10930288U JP H0640547 Y2 JPH0640547 Y2 JP H0640547Y2
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JP
Japan
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splash guard
vehicle
press
fitting
wheel hub
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JP10930288U
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学 吉田
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のアクスル部分に設けられるブレーキロ
ータの車両内方側を保護するためのスプラッシュガード
に関し、とりわけ、該スプラッシュガードに設けられる
水切り構造に関する。
(従来の技術) 従来、車両の制動用に用いられるディスクブレーキは、
車輪を取り付けるホイールハブにブレーキロータが装着
されるようになっており、制動時には車輪と共に回転さ
れる該ブレーキロータに回転抵抗が与えられる。
上記ホイールハブは、ナックルとかアクスルハウジング
等の車体側支持部材に回転可能に嵌合支持されており、
該ホイールハブには、車両外方側に位置して車輪のロー
ドホイールが装着されると共に、車両内方側に位置して
上記ブレーキロータが装着される。
ところで、上記ブレーキロータはアクスル部分に設けら
れる関係上、泥水とか飛び石等が当たらないように配慮
する必要があり、従来では上記車体側支持部材にスプラ
ッシュガードが装着され、該スプラッシュガードでブレ
ーキロータの車両内方側が保護されると共に、該ブレー
キロータの車両外方側は上記車輪のロードホイールで保
護されるようになっている。
従来、上記スプラッシュガードが車体側支持部材に装着
される手段としては、ボルトを介して固定するものと
か、圧入により固定するもの等がある。
前者のボルトにより固定するものでは、例えば、ニッサ
ンフェアレディZ整備要領書PE−3、1983年発行に開示
されるものがあり、又後者の圧入により固定するもので
は第3図に示すようにホイールハブ1をベアリング2を
介して回転自在に支持するアクスル3のボス部3a外周
に、スプラッシュガード4の中心部に形成された筒状の
嵌合部4aが圧入されるようになっている。
一方、上記スプラッシュガード4はブレーキロータ5よ
り大径の円板状に形成されて、車体側支持部材に単に装
着されるのみであるため、該スプラッシュガード4の外
周部上方から少量ではあるが泥水が内方に侵入される場
合があり、この侵入された泥水はスプラッシュガード4
の車両外方(ブレーキロータ5側)側面を伝って落下さ
れ、ボス部3a内部のベアリング2部分に入り込んでしま
う恐れがある。
このため、上記スプラッシュガード4の嵌合部4a周縁に
は水切り用のラビリンス6が装着され、該ラビリンス6
によって泥水がボス部3aの内部方向に進入するのが防止
されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来のスプラッシュガード4にあ
っては、ラビリンス6は該スプラッシュガード4とは別
体に設けられたものを、該スプラッシュガード4に溶接
等により固設するようになっていた。
このため、スプラッシュガード4を形成するための部品
点数が増加されると共に、ラビリンス6の固設作業が必
要とされるため、製品のコストアップが余儀なくされて
しまう。
また、上記ラビリンス6は、スプラッシュガード4をボ
ス部3aに圧入する際に用いられる治具の挿入の支障とな
らないように、筒状の嵌合部4aの外周から外径方向に離
れた位置に設けられていた。
このため、上記ブレーキロータ5が図示するようにベン
チレーテッドタイプの場合は、空気通路5aの内周部分近
傍に上記ラビリンス6が配置されることになり、空気の
流通性が悪化して冷却性能が著しく低下されてしまうと
いう課題があった。
そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑みて、スプラッ
シュガードの水切り部分を簡単な構造にすると共に、ブ
レーキロータの冷却性能に影響を与えないようにしたス
プラッシュガードの水切り構造を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために本考案は、ホイールハブを
回転可能に嵌合支持する車体側支持部材と、 該車体側支持部材のホイールハブを嵌合するボス部外周
に圧入固定され、該ホイールハブに装着されるブレーキ
ロータの車両内方側を覆うスプラッシュガードとを備え
たアクスル構造において、 該スプラッシュガードの上記ボス部に圧入された嵌合部
の先端部を車両外方側に延設し、この延設部に、該嵌合
部の外径より小径部分に内径方向に陥入される周方向の
溝部を形成することにより構成する。
(作用) 以上の構成により本考案のスプラッシュガードの水切り
構造にあっては、ボス部に圧入される嵌合部の延設部
に、内径方向に陥入される周方向の溝部が形成されるこ
とにより、該溝部によって水切りを行うことができる。
このように、水切りを行うための溝部が上記嵌合部の延
設部に形成されることによって、部品点数の削減が達成
されると共に、組み付け作業の簡略化が図られる。
また、上記溝部は上記嵌合部の外径より小径部分に形成
されているため、スプラッシュガードをボス部に圧入す
る際に用いられる治具を、該嵌合部の外周に略密接して
挿入することができるため、該スプラッシュガードの圧
入作業を確実に行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
即ち、第1図は本考案の一実施例の要部を示し、10はホ
イールハブ、12は該ホイールハブ10をボス部12aの内周
にベアリング14を介して回転可能に嵌合支持する、車体
側支持部材としてのナックルである。
上記ホイールハブ10にはロードホイール16を装着するた
めのハブボルト18にブレーキロータ20が共締めされ、該
ブレーキロータ20は車輪に伴って回転される。
上記ブレーキロータ20はベンチレーテッドタイプのもの
で、図外のブレーキパッドが圧接される圧接面形成部20
aは、上記ホイールハブ10への取付部20bから車両内方側
(図中左方側)に突出され、該圧接面形成部20aの内部
には径方向に貫通される空気通路20cが形成されてい
る。
従って、上記ブレーキロータ20では、該ブレーキロータ
20の回転に伴って上記空気通路20c内を空気が内周方向
から外周方向へと流通し、上記圧接面形成部20a部分の
冷却が行われる。
一方、上記ナックル12のボス部12aは段差部12bをもって
筒状に突設され、該ボス部12aの外周に、スプラッシュ
ガード22の筒状の嵌合部22aが圧入されて固定される。
このとき、上記嵌合部22aに続く該嵌合部22a周縁のスプ
ラッシュガード22面は、上記ボス部12aの中心軸に対し
て略直角方向の立ち壁22bとなり、該立ち壁22bは上記段
差部12bに当接される。
尚、上記嵌合部22aがボス部12aに圧入される際、第2図
に示すように環状の治具24が用いられ、該治具24を嵌合
部22aの先端方向から挿入して、該治具24の先端を上記
立ち壁22bに係止させ、この状態で該嵌合部22aをボス部
12aの外周に圧入していく。
従って、上記スプラッシュガード22を上記嵌合部22aに
スムーズに圧入するためには、上記治具24の内径を嵌合
部22aの外径と略同径に形成して、圧入時の押圧力を該
嵌合部22aと上記立ち壁22bとの間の折曲部22cに作用さ
せることが望ましい。
ここで、本実施例にあっては上記嵌合部22aの先端部を
車両外方側(図中右側)に延設し、該延設部30の先端部
に、内径方向に陥入される周方向の溝部32が形成されて
いる。
また、上記溝部32は上記嵌合部22aの外径より小径部分
に形成されている。
以上の構成により本考案のスプラッシュガード22の水切
り構造にあっては、スプラッシュガード22の周縁部上方
から該スプラッシュガード22の車両外側(ブレーキロー
タ20側)に侵入した泥水は、該スプラッシュガード22を
伝って下方に落下されるが、嵌合部22aの先端部方向に
流れる泥水は溝部32でくい止められ、該溝部32に沿って
周方向側方に流れて下方に落下される。
従って、上記泥水がボス部12aの内側に侵入されるのが
防止され、該泥水による各種不具合、例えば、ベアリン
グ14の円滑な作動が阻害されるのを防止することができ
る。
ところで、本実施例にあっては上記溝部32は嵌合部22a
から一体の延設部30に形成されているため、該溝部30は
スプラッシュガード22の成型時に同時に形成することが
でき、部品点数の削減を達成することができると共に、
溶接部分が廃止されるため加工作業を著しく容易にする
ことができる。
また、上記溝部32は上記嵌合部22aの外径より小径とな
る部分に形成されているので、スプラッシュガード22を
ボス部12aに圧入するための環状の治具24を、該溝部32
の外周部を通過して嵌合部22aに少ない隙間をもって挿
入することができ、該治具24によるスプラッシュガード
22の圧入作業がスムーズに、かつ、確実に行われること
になる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案のスプラッシュガードの水切
り構造にあっては、車体側支持部材のボス部に圧入固定
されるスプラッシュガードの嵌合部を延設して、該延設
部に水切り用の溝部を形成したので、部品点数の削減を
達成することができると共に、スプラッシュガード全体
の加工作業が著しく簡単化することができ、製品の大幅
なコストダウンを図ることができる。
また、上記延設部に形成された溝部は、上記嵌合部の外
径より小径部分に形成されたので、スプラッシュガード
を上記ボス部に圧入するために用いられる環状の治具
を、該溝部に邪魔されることなく上記嵌合部に少ない間
隙をもって挿入することができ、該スプラッシュガード
の圧入作業をスムーズに、かつ、確実に行うことができ
るという各種優れた効果を奏する。
尚、上記実施例にあってはフロントアクスル部分を示し
た関係上、車体側支持部材をナックル12として述べた場
合を示したが、これに限る事なくリアアクスルに本考案
を適用することが可能で、この場合はアクスルハウジン
グが車体側支持部材として用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
本考案においてスプラッシュガードの圧入状態を示す説
明図、第3図は従来のスプラッシュガードの水切り構造
を示す要部断面図である。 10……ホイールハブ、12……ナックル(車体側支持部
材)、12a……ボス部、20……ブレーキロータ、22……
スプラッシュガード、22a……嵌合部、24……治具、30
……延設部、32……溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホイールハブを回転可能に嵌合支持する車
    体側支持部材と、 該車体側支持部材のホイールハブを嵌合するボス部外周
    に圧入固定され、該ホイールハブに装着されるブレーキ
    ロータの車両内方側を覆うスプラッシュガードとを備え
    たアクスル構造において、 該スプラッシュガードの上記ボス部に圧入された嵌合部
    の先端部を車両外方側に延設し、この延設部に、該嵌合
    部の外径より小径部分に内径方向に陥入される周方向の
    溝部を形成したことを特徴とするスプラッシュガードの
    水切り構造。
JP10930288U 1988-08-19 1988-08-19 スプラッシュガードの水切り構造 Expired - Lifetime JPH0640547Y2 (ja)

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JP10930288U JPH0640547Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 スプラッシュガードの水切り構造

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JPH0230777U JPH0230777U (ja) 1990-02-27
JPH0640547Y2 true JPH0640547Y2 (ja) 1994-10-26

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