JPS6336182Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6336182Y2
JPS6336182Y2 JP2502682U JP2502682U JPS6336182Y2 JP S6336182 Y2 JPS6336182 Y2 JP S6336182Y2 JP 2502682 U JP2502682 U JP 2502682U JP 2502682 U JP2502682 U JP 2502682U JP S6336182 Y2 JPS6336182 Y2 JP S6336182Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
dust cover
axle
hub
bearing
brake device
Prior art date
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Application number
JP2502682U
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English (en)
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JPS58127229U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のブレーキ装置のダストカバ
ーの改良に関するものである。
デイスクブレーキ装置のデイスクロータへ泥水
等が附着するのを防止するためにデイスクロータ
の表面をダストカバーで覆うことは公知である。
またこのデイスクロータの内側面とダストカバー
との間の隙間を小さく設定することによつてハブ
内部のベアリング部へ汚水等が浸入しないように
することも実開昭54−177486号公報で堤案されて
いる。このばあい、隙間が形成される両部材は相
対的に回転運動するために隙間は円周方向に均一
に形成されることが必要であり、かつ隙間は非常
に小さなものであるためにダストカバーの取付け
の際には正確な芯出しが必要となり、取付けに手
間がかかるという欠点があつた。
この考案はこのような従来の欠点の解決のため
になされたものであり、ベアリング部への汚水等
の浸入を確実に防止できるようにしたダストカバ
ーを所定位置に容易に取付けることができるよう
にしたものである。すなわち、この考案は、車輪
を固定するハブ部と、このハブ部とともにベアリ
ング部を介して車軸に回転自在に支持された制動
用のデイスク部と、車軸に挿通固定され車体内側
より上記デイスク部の表面を覆うダストカバーと
を備えたブレーキ装置において、このダストカバ
ーの内周縁部を車軸中心方向に延びる複数の爪部
を残して車体外方に折曲し、上記ベアリング部を
保護するオイルデイフレクターを形成するととも
に、上記爪部は、その先端が車軸外周面に当接す
る位置に配設され、このダストカバーを車軸に固
定するときのセンタリング用爪部とされているも
のである。
以下、この考案の実施例を図面によつて説明す
る。第1図において、車軸1にはハブ2がベアリ
ング3を介して回転可能に取付けられ、このベア
リング部はオイルシール4が設けられることによ
つてシールされている。ハブ2の外周部には制動
用のデイスクプレート5がボルト50によつて取
付けられ、(図示していないがハブ2とデイスク
プレート5とは一体に形成されてもよい。)この
デイスクプレート5の両面をキヤリバー6で摩擦
パツド60を介して挾圧するようにしてブレーキ
を構成させている。またハブ2には車輪7との間
に介在するハブキヤツプ8がボルト80によつて
取付けられている。デイスクプレート5の内側に
はダストカバー9が、デイスクプレート5の内側
面を覆うように配置され、このダストカバー9は
ナツクルフランジ10に対して止めねじ等の手段
によつて固着されている。
ダストカバー9は、第2図に示すように、平板
部11の中心部が切抜かれかつ外周の一部が切欠
かれたドーナツ板状で、内周縁はほぼ直角に曲げ
られてオイルデイフレクター13が形成されてい
る。オイルデイフレクター13は円周方向に完全
に連結されるのではなく、一部に析曲げをせずに
中心方向に突出する爪14を形成させている。こ
の爪14はその先端を車軸1の外周面15に当て
てセンタリングを行なうためのものであるから円
周方向に2個所以上形成させればよい。
このダストカバー9を取付けるには、その中心
穴に車軸1を通してその外周面15に爪14を当
てることにより位置決めし、その状態でボルト穴
16にボルトを通してナツクルフランジ10に対
して固着させればよい。このように、取付けの際
に爪14を車軸1の外周面に当てるだけでセンタ
リングがなされるので取付け作業はきわめて容易
に行なうことができる。またダストカバー9自体
の製作も、板材を所定の形状に板取りした後、爪
14を残してオイルデイフレクター13を析曲げ
るだけでよいために簡単である。ダストカバー9
の取付け状態では、平板部11がデイスクプレー
ト5の内側面を覆い、かつオイルデイフレクター
13はハブ2の内側端部との間にわずかの間隙を
形成させている。従つて、外部からの泥水等はオ
イルデイフレクター13によつて阻止され、ベア
リング部に浸入するのが防止される。またベアリ
ング部に充填されたグリースは摩擦による加熱と
停車時の冷却による呼吸作用によつてオイルシー
ル4を通つてわずかに出入りする現象を起こす
が、これが遠心力で放射状に飛ばされても、上記
構成ではオイルデイフレクター13によつて阻止
されているためにグリースがデイスクプレート5
上に飛ばされるのが防止されブレーキの効きに悪
影響を与えない。
以上説明したように、この考案はダストカバー
に一体にオイルデイフレクターおよびセンタリン
グ用爪を形成したものであり、製作は容易でしか
もダストカバーを正確な位置に容易に取付けるこ
とができ、ベアリング部への泥水等の浸入を防止
する機能を確実に達成させることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すブレーキ装置
の断面図、第2図はそのダストカバーの斜視図で
ある。 1……車軸、2……ハブ、3……ベアリング、
5……デイスクプレート、9……ダストカバー、
13……オイルデイフレクター、14……爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪を固定するハブ部と、このハブ部とともに
    ベアリング部を介して車軸に回転自在に支持され
    た制動用のデイスク部と、車軸に挿通固定され車
    体内側より上記デイスク部の表面を覆うダストカ
    バーとを備えたブレーキ装置において、このダス
    トカバーの内周縁部を車軸中心方向に延びる複数
    の爪部を残して車体外方に折曲し、上記ベアリン
    グ部を保護するオイルデイフレクターを形成する
    とともに、上記爪部は、その先端が車軸外周面に
    当接する位置に配設され、このダストカバーを車
    軸に固定するときのセンタリング用爪部とされて
    いることを特徴とする自動車のブレーキ装置のダ
    ストカバー。
JP2502682U 1982-02-23 1982-02-23 自動車のブレ−キ装置のダストカバ− Granted JPS58127229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2502682U JPS58127229U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 自動車のブレ−キ装置のダストカバ−

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2502682U JPS58127229U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 自動車のブレ−キ装置のダストカバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58127229U JPS58127229U (ja) 1983-08-29
JPS6336182Y2 true JPS6336182Y2 (ja) 1988-09-26

Family

ID=30037001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2502682U Granted JPS58127229U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 自動車のブレ−キ装置のダストカバ−

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JP (1) JPS58127229U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58127229U (ja) 1983-08-29

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