JPH0353059Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353059Y2 JPH0353059Y2 JP7155187U JP7155187U JPH0353059Y2 JP H0353059 Y2 JPH0353059 Y2 JP H0353059Y2 JP 7155187 U JP7155187 U JP 7155187U JP 7155187 U JP7155187 U JP 7155187U JP H0353059 Y2 JPH0353059 Y2 JP H0353059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust cover
- hole
- auxiliary plate
- main body
- central hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 58
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はデイスクブレーキに用いられるダスト
カバーに関するものである。
カバーに関するものである。
従来技術
中央部に設けられた第一中央穴、キヤリパとの
干渉を避けるためにその第一中央穴の外周側に周
方向所定距離に亘つて設けられた第一切欠、その
第一中央穴の外周縁部に周方向において所定間隔
隔てた位置に設けられた少なくとも2個の第一取
付穴を含む円板状のダストカバー本体と、バーリ
ング加工により中央部に設けられた第二中央穴、
前記キヤリパとの干渉を避けるためにその第二中
央穴の外周側に周方向所定距離に亘つて設けられ
て前記第一切欠と略同様の形状を有する第二切
欠、その第二中央穴の外周縁部に周方向において
所定間隔隔てた位置に設けられた少なくとも2個
の第二取付穴を含み、前記ダストカバー本体より
も小径の皿状を示す補助プレートとを備え、その
補助プレートの前記第二切欠、第二中央穴、およ
び第二取付穴が前記ダストカバー本体の前記第一
切欠、第一中央穴、および第一取付穴とそれぞれ
対応する位置に位置決めされた状態でその補助プ
レートがダストカバー本体に一体的に固着される
ことにより、そのダストカバー本体の内側におい
てそれらダストカバー本体と補助プレートとの間
に外周側に向かつて開口する環状溝が形成される
形式のデイスクブレーキ用ダストカバーが知られ
ている。
干渉を避けるためにその第一中央穴の外周側に周
方向所定距離に亘つて設けられた第一切欠、その
第一中央穴の外周縁部に周方向において所定間隔
隔てた位置に設けられた少なくとも2個の第一取
付穴を含む円板状のダストカバー本体と、バーリ
ング加工により中央部に設けられた第二中央穴、
前記キヤリパとの干渉を避けるためにその第二中
央穴の外周側に周方向所定距離に亘つて設けられ
て前記第一切欠と略同様の形状を有する第二切
欠、その第二中央穴の外周縁部に周方向において
所定間隔隔てた位置に設けられた少なくとも2個
の第二取付穴を含み、前記ダストカバー本体より
も小径の皿状を示す補助プレートとを備え、その
補助プレートの前記第二切欠、第二中央穴、およ
び第二取付穴が前記ダストカバー本体の前記第一
切欠、第一中央穴、および第一取付穴とそれぞれ
対応する位置に位置決めされた状態でその補助プ
レートがダストカバー本体に一体的に固着される
ことにより、そのダストカバー本体の内側におい
てそれらダストカバー本体と補助プレートとの間
に外周側に向かつて開口する環状溝が形成される
形式のデイスクブレーキ用ダストカバーが知られ
ている。
かかるダストカバーにおいて、前記補助プレー
トのダストカバー本体に対する位置決めは、通
常、ダストカバー本体の第一中央穴および第一取
付穴と補助プレートの第二中央穴および第二取付
穴とに位置決めピンをそれぞれ挿通させることに
より行われている。
トのダストカバー本体に対する位置決めは、通
常、ダストカバー本体の第一中央穴および第一取
付穴と補助プレートの第二中央穴および第二取付
穴とに位置決めピンをそれぞれ挿通させることに
より行われている。
考案が解決すべき問題点
しかしながら、かかるダストカバーにおいて
は、補助プレートの第二中央穴がバーリング加工
により形成されることに起因して、第二中央穴と
第二取付穴との相対位置が比較的ばらつくことが
避け難いため、それら第二中央穴および第二取付
穴をダストカバー本体の第一中央穴および第一取
付穴より所定寸法大きくすることにより、前記相
対位置のばらつきを吸収することが行われてい
る。しかし、この場合においては、ダストカバー
本体および補助プレートに前記位置決めピンが挿
通させられた状態において、補助プレートがダス
トカバー本体に対して板面方向にがたつくことが
避け難いため、補助プレートの第二切欠がダスト
カバー本体の第一切欠からダストカバー径方向に
おいて飛び出してしまう場合があつた。そして、
かかる補助プレートの飛出しを防止する必要があ
る場合には、上記位置決めピンの他に更に所定の
位置決め治具が必要となるとともにそれに伴つて
位置決め作業が比較的面倒のものとなる等の問題
があつたのである。
は、補助プレートの第二中央穴がバーリング加工
により形成されることに起因して、第二中央穴と
第二取付穴との相対位置が比較的ばらつくことが
避け難いため、それら第二中央穴および第二取付
穴をダストカバー本体の第一中央穴および第一取
付穴より所定寸法大きくすることにより、前記相
対位置のばらつきを吸収することが行われてい
る。しかし、この場合においては、ダストカバー
本体および補助プレートに前記位置決めピンが挿
通させられた状態において、補助プレートがダス
トカバー本体に対して板面方向にがたつくことが
避け難いため、補助プレートの第二切欠がダスト
カバー本体の第一切欠からダストカバー径方向に
おいて飛び出してしまう場合があつた。そして、
かかる補助プレートの飛出しを防止する必要があ
る場合には、上記位置決めピンの他に更に所定の
位置決め治具が必要となるとともにそれに伴つて
位置決め作業が比較的面倒のものとなる等の問題
があつたのである。
問題点を解決するための手段
本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であつて、その目的とするところは、補助プレー
トをダストカバー本体に対して位置決めするため
の位置決め治具を低減し得るとともにその位置決
め作業を一層容易とし得るダストカバーを提供す
ることにある。かかる目的を達成するために、本
考案は、前記のような形式のデイスクブレーキ用
ダストカバーにおいて、前記補助プレートの2個
の第二取付穴を、前記第二切欠と接近離隔する方
向の幅寸法が前記ダストカバー本体の第一取付穴
の径と同様であつて且つその方向と直角な方向の
長さ寸法がその第一取付穴の径より所定寸法大き
いとともに各長手方向中心線が互いに平行に位置
する長穴にてそれぞれ形成したことを特徴とす
る。
であつて、その目的とするところは、補助プレー
トをダストカバー本体に対して位置決めするため
の位置決め治具を低減し得るとともにその位置決
め作業を一層容易とし得るダストカバーを提供す
ることにある。かかる目的を達成するために、本
考案は、前記のような形式のデイスクブレーキ用
ダストカバーにおいて、前記補助プレートの2個
の第二取付穴を、前記第二切欠と接近離隔する方
向の幅寸法が前記ダストカバー本体の第一取付穴
の径と同様であつて且つその方向と直角な方向の
長さ寸法がその第一取付穴の径より所定寸法大き
いとともに各長手方向中心線が互いに平行に位置
する長穴にてそれぞれ形成したことを特徴とす
る。
作用および考案の効果
このようにすれば、ダストカバー本体の2個の
第一取付穴および補助プレートの2個の第二取付
穴に位置決めピンをそれぞれ挿通させたときに
は、補助プレートのダストカバー本体に対する第
二取付穴幅方向、すなわち前記飛出し方向におけ
る相対移動が阻止されるので、補助プレートを前
記飛出し方向においてダストカバー本体に対して
位置決めするための位置決め治具を不要とし得る
とともに、それに伴つて両者の位置決め作業を従
来に比べて一層容易とし得る。
第一取付穴および補助プレートの2個の第二取付
穴に位置決めピンをそれぞれ挿通させたときに
は、補助プレートのダストカバー本体に対する第
二取付穴幅方向、すなわち前記飛出し方向におけ
る相対移動が阻止されるので、補助プレートを前
記飛出し方向においてダストカバー本体に対して
位置決めするための位置決め治具を不要とし得る
とともに、それに伴つて両者の位置決め作業を従
来に比べて一層容易とし得る。
実施例
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第3図において、ナツクル10に設けられた円
筒部12の内周側には軸受14を介してハブ16
が回転可能に支持されており、そのハブ16には
全体として円板状を成すデイスクロータ18(本
実施例においてはベンチレーテイツド型デイスク
ロータ)およびホイール20が共通のボルト22
等により一体的に固定されている。デイスクロー
タ18の外周部にはキヤリパ24が跨設されてい
る。キヤリパ24は、ピストン26が突出し可能
に嵌合されたシリンダ部28と、そのシリンダ部
28とデイスクロータ18を間にして対向する爪
部30とを備えて構成されている一方、前記ナツ
クル10の円筒部12外周面に突設された取付部
32にはトルクプレート34がボルト36等によ
り固定されており、キヤリパ24はトルクプレー
ト34に突設された一対のスライドピン(図示せ
ず)によりシリンダ部28のデイスクロータ18
周方向両側においてデイスクロータ18の軸心と
平行な方向の移動可能に支持されている。前記ピ
ストン26と爪部30との間には一対のパツド4
0,42がデイスクロータ18を挟んだ状態で配
設されており、これらパツド40,42は前記ト
ルクプレート34によりデイスクロータ18の軸
心と平行な方向の移動可能に支持されている。な
お、かかるデイスクブレーキの作動は本考案の理
解に必ずしも必要ではないため、その詳細な説明
は省略する。
筒部12の内周側には軸受14を介してハブ16
が回転可能に支持されており、そのハブ16には
全体として円板状を成すデイスクロータ18(本
実施例においてはベンチレーテイツド型デイスク
ロータ)およびホイール20が共通のボルト22
等により一体的に固定されている。デイスクロー
タ18の外周部にはキヤリパ24が跨設されてい
る。キヤリパ24は、ピストン26が突出し可能
に嵌合されたシリンダ部28と、そのシリンダ部
28とデイスクロータ18を間にして対向する爪
部30とを備えて構成されている一方、前記ナツ
クル10の円筒部12外周面に突設された取付部
32にはトルクプレート34がボルト36等によ
り固定されており、キヤリパ24はトルクプレー
ト34に突設された一対のスライドピン(図示せ
ず)によりシリンダ部28のデイスクロータ18
周方向両側においてデイスクロータ18の軸心と
平行な方向の移動可能に支持されている。前記ピ
ストン26と爪部30との間には一対のパツド4
0,42がデイスクロータ18を挟んだ状態で配
設されており、これらパツド40,42は前記ト
ルクプレート34によりデイスクロータ18の軸
心と平行な方向の移動可能に支持されている。な
お、かかるデイスクブレーキの作動は本考案の理
解に必ずしも必要ではないため、その詳細な説明
は省略する。
上記円筒部12には、ダストカバー44が複数
(本実施例においては三個)のボルト46により
固着されており、このダストカバー44によりデ
イスクロータ18がキヤリパ24が跨設された部
分を除いて一面側から覆われている。このダスト
カバー44は、第1図乃至第3図に示すように、
全体として円板状を成すダストカバー本体48
と、そのダストカバー本体48の内側においてそ
の中央部に溶接により固着された全体として皿状
を成す補助プレート50とから成り、これらダス
トカバー本体48と補助プレート50との間には
外周側に向かつて開口する略環状の環状溝51が
形成されている。この補助プレート50は、ダス
トカバー本体48の内周部の剛性を高めるととも
に、ダストカバー本体48の内側へ泥水等が侵入
した場合に、その泥水等が前記軸受14内へ侵入
するのを前記環状溝51によつて防止すること等
を目的として設けられたものである。
(本実施例においては三個)のボルト46により
固着されており、このダストカバー44によりデ
イスクロータ18がキヤリパ24が跨設された部
分を除いて一面側から覆われている。このダスト
カバー44は、第1図乃至第3図に示すように、
全体として円板状を成すダストカバー本体48
と、そのダストカバー本体48の内側においてそ
の中央部に溶接により固着された全体として皿状
を成す補助プレート50とから成り、これらダス
トカバー本体48と補助プレート50との間には
外周側に向かつて開口する略環状の環状溝51が
形成されている。この補助プレート50は、ダス
トカバー本体48の内周部の剛性を高めるととも
に、ダストカバー本体48の内側へ泥水等が侵入
した場合に、その泥水等が前記軸受14内へ侵入
するのを前記環状溝51によつて防止すること等
を目的として設けられたものである。
ダストカバー本体48は、中央部に設けられた
比較的大径の第一中央穴52と、キヤリパ24と
の干渉を避けるために第一中央穴52の外周側に
周方向所定距離に亘つて設けられた第一切欠54
と、第一中央穴52の外周縁部であつて第一切欠
54近傍に設けられた一対の円形穴56,58
と、第一中央穴52の外周縁部であつて第一切欠
54側と反対側に設けられた円形穴60とを備え
ている一方、補助プレート50は、バーリング加
工により中央部に設けられて前記第一中央穴52
より大径の第二中央穴62と、キヤリパ24との
干渉を避けるために第二中央穴62の外周側に周
方向所定距離に亘つて設けられて前記第一切欠5
4と略同様の形状を有する第二切欠64と、第二
中央穴62の外周縁部であつて第二切欠64近傍
に設けられた一対の長穴66,68と、第二中央
穴62の外周縁部であつて第二切欠64側と反対
側に設けられた前記円形穴60より大径の円形穴
70とを備えている。本実施例においては、円形
穴56,58が第一取付穴を、長穴66,68が
第二取付穴をそれぞれ構成する。
比較的大径の第一中央穴52と、キヤリパ24と
の干渉を避けるために第一中央穴52の外周側に
周方向所定距離に亘つて設けられた第一切欠54
と、第一中央穴52の外周縁部であつて第一切欠
54近傍に設けられた一対の円形穴56,58
と、第一中央穴52の外周縁部であつて第一切欠
54側と反対側に設けられた円形穴60とを備え
ている一方、補助プレート50は、バーリング加
工により中央部に設けられて前記第一中央穴52
より大径の第二中央穴62と、キヤリパ24との
干渉を避けるために第二中央穴62の外周側に周
方向所定距離に亘つて設けられて前記第一切欠5
4と略同様の形状を有する第二切欠64と、第二
中央穴62の外周縁部であつて第二切欠64近傍
に設けられた一対の長穴66,68と、第二中央
穴62の外周縁部であつて第二切欠64側と反対
側に設けられた前記円形穴60より大径の円形穴
70とを備えている。本実施例においては、円形
穴56,58が第一取付穴を、長穴66,68が
第二取付穴をそれぞれ構成する。
前記補助プレート50の長穴66,68は、前
記第二切欠64と接近離隔する方向の幅寸法がダ
ストカバー本体48の円形穴56,58の径と同
様であつて且つその方向と直角な方向の長さ寸法
が円形穴56,58より所定寸法大きくされてい
るとともに、長穴66,68の各長手方向中心線
は本実施例においては一直線上に位置させられて
いる。上記所定寸法は、補助プレート50をダス
トカバー本体48に対して前記中心線方向におい
て必要かつ充分に位置決めし得る寸法に予め決定
される。
記第二切欠64と接近離隔する方向の幅寸法がダ
ストカバー本体48の円形穴56,58の径と同
様であつて且つその方向と直角な方向の長さ寸法
が円形穴56,58より所定寸法大きくされてい
るとともに、長穴66,68の各長手方向中心線
は本実施例においては一直線上に位置させられて
いる。上記所定寸法は、補助プレート50をダス
トカバー本体48に対して前記中心線方向におい
て必要かつ充分に位置決めし得る寸法に予め決定
される。
以上のように構成された補助プレート50をダ
ストカバー本体48に溶接等により一体的に固着
するに際しては、第1図および第2図に示すよう
に、位置決めピン72を前記第一中央穴52およ
び第二中央穴62に、位置決めピン74,76を
前記円形穴56,58および長穴66,68に、
位置決めピン78を前記円形穴60および円形穴
70にそれぞれ挿通させる。このとき、位置決め
ピン74,76と長穴66,68との係合に基づ
いて補助プレート50のダストカバー本体48に
対する長穴66,68幅方向における相対移動が
阻止される。これにより、補助プレート50のダ
ストカバー本体48に対する長穴66,68幅方
向における位置決めが自動的に行われて、補助プ
レート50の第二切欠64がダストカバー本体4
8の第一切欠54からダストカバー44径方向に
おいて飛び出すことが防止されるので、従来に比
べてダストカバー本体48および補助プレート5
0を位置決めするための位置決め治具が低減され
るとともに、それに伴つて位置決め作業が一層容
易となる。なお、補助プレート50の円形穴70
はダストカバー本体48の円形穴60に比べて大
きくされているとともに、補助プレート50の外
形を従来に比べて所定寸法小さくすることによ
り、長穴66,68と円形穴56,58とによつ
て補助プレート50およびダストカバー本体48
の前記飛出し方向の位置決めが行われた状態にお
いて、円形穴60および円形穴70の相対位置、
および第一切欠54および第二切欠64の相対位
置等のばらつきが好適に吸収されることとなる。
また、第1図および第2図において、第二中央穴
62および円形穴70の大きさ、位置決めピン7
2と第一中央穴52との間の間隔、位置決めピン
74,76,78と円形穴56,58,60との
間の間隔等は、理解を容易とするために比較的誇
張して描かれている。
ストカバー本体48に溶接等により一体的に固着
するに際しては、第1図および第2図に示すよう
に、位置決めピン72を前記第一中央穴52およ
び第二中央穴62に、位置決めピン74,76を
前記円形穴56,58および長穴66,68に、
位置決めピン78を前記円形穴60および円形穴
70にそれぞれ挿通させる。このとき、位置決め
ピン74,76と長穴66,68との係合に基づ
いて補助プレート50のダストカバー本体48に
対する長穴66,68幅方向における相対移動が
阻止される。これにより、補助プレート50のダ
ストカバー本体48に対する長穴66,68幅方
向における位置決めが自動的に行われて、補助プ
レート50の第二切欠64がダストカバー本体4
8の第一切欠54からダストカバー44径方向に
おいて飛び出すことが防止されるので、従来に比
べてダストカバー本体48および補助プレート5
0を位置決めするための位置決め治具が低減され
るとともに、それに伴つて位置決め作業が一層容
易となる。なお、補助プレート50の円形穴70
はダストカバー本体48の円形穴60に比べて大
きくされているとともに、補助プレート50の外
形を従来に比べて所定寸法小さくすることによ
り、長穴66,68と円形穴56,58とによつ
て補助プレート50およびダストカバー本体48
の前記飛出し方向の位置決めが行われた状態にお
いて、円形穴60および円形穴70の相対位置、
および第一切欠54および第二切欠64の相対位
置等のばらつきが好適に吸収されることとなる。
また、第1図および第2図において、第二中央穴
62および円形穴70の大きさ、位置決めピン7
2と第一中央穴52との間の間隔、位置決めピン
74,76,78と円形穴56,58,60との
間の間隔等は、理解を容易とするために比較的誇
張して描かれている。
なお、前述の実施例において、補助プレート5
0の長穴66,68は第二切欠64近傍にそれぞ
れ位置させられており且つ長穴66,68の各長
手方向中心線は一直線上に位置させられている
が、必ずしもその必要はなく、2個の長穴はそれ
らの長手方向中心線が互いに平行であつて且つ前
記長穴66,68の長手方向中心線と平行な状態
で設けられておれば本考案の効果を得ることが可
能である。
0の長穴66,68は第二切欠64近傍にそれぞ
れ位置させられており且つ長穴66,68の各長
手方向中心線は一直線上に位置させられている
が、必ずしもその必要はなく、2個の長穴はそれ
らの長手方向中心線が互いに平行であつて且つ前
記長穴66,68の長手方向中心線と平行な状態
で設けられておれば本考案の効果を得ることが可
能である。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
おいて種々変更が加えられ得るものである。
第1図は第3図のダストカバーをデイスクロー
タ側から見た図に相当する図であつて、ダストカ
バー本体および補助プレートの位置決め時の状態
を示す図である。第2図は第1図の−視断面
図である。第3図は本考案が適用されたダストカ
バーを備えたデイスクブレーキの要部を示す平面
断面図である。 44……ダストカバー、48……ダストカバー
本体、50……補助プレート、51……環状溝、
52……第一中央穴、54……第一切欠、56,
58……円形穴(第一取付穴)、62……第二中
央穴、64……第二切欠、66,68……長穴
(第二取付穴)。
タ側から見た図に相当する図であつて、ダストカ
バー本体および補助プレートの位置決め時の状態
を示す図である。第2図は第1図の−視断面
図である。第3図は本考案が適用されたダストカ
バーを備えたデイスクブレーキの要部を示す平面
断面図である。 44……ダストカバー、48……ダストカバー
本体、50……補助プレート、51……環状溝、
52……第一中央穴、54……第一切欠、56,
58……円形穴(第一取付穴)、62……第二中
央穴、64……第二切欠、66,68……長穴
(第二取付穴)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 中央部に設けられた第一中央穴と、キヤリパと
の干渉を避けるために該第一中央穴の外周側に周
方向所定距離に亘つて設けられた第一切欠と、該
第一中央穴の外周縁部に周方向において所定間隔
隔てた位置に設けられた少なくとも2個の第一取
付穴とを含む円板状のダストカバー本体と、 バーリング加工により中央部に設けられて前記
第一中央穴より大きい径を有する第二中央穴と、
前記キヤリパとの干渉を避けるために該第二中央
穴の外周側に周方向所定距離に亘つて設けられて
前記第一切欠と略同様の形状を有する第二切欠
と、該第二中央穴の外周縁部に周方向において所
定間隔隔てた位置に設けられた少なくとも2個の
第二取付穴とを含み、前記ダストカバー本体より
も小径の皿状を成す補助プレートと を備え、該補助プレートの前記第二切欠、第二中
央穴、および第二取付穴が前記ダストカバー本体
の前記第一切欠、第一中央穴、および第一取付穴
とそれぞれ対応する位置に位置決めされた状態で
該補助プレートが該ダストカバー本体に一体的に
固着されることにより、該ダストカバー本体の内
側において該ダストカバー本体と補助プレートと
の間に外周側に向かつて開口する環状溝が形成さ
れる形式のデイスクブレーキ用ダストカバーにお
いて、 前記補助プレートの2個の第二取付穴を、前記
第二切欠と接近離隔する方向の幅寸法が前記ダス
トカバー本体の第一取付穴の径と同様であつて且
つ該方向と直角な方向の長さ寸法が該第一取付穴
の径より所定寸法大きいとともに各長手方向中心
線が互いに平行に位置する長穴にてそれぞれ形成
したことを特徴とするデイスクブレーキ用ダスト
カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7155187U JPH0353059Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7155187U JPH0353059Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63180741U JPS63180741U (ja) | 1988-11-22 |
JPH0353059Y2 true JPH0353059Y2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=30914207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7155187U Expired JPH0353059Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353059Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7320193B2 (ja) * | 2019-09-27 | 2023-08-03 | いすゞ自動車株式会社 | 車両のディスクブレーキの水浸入防止構造 |
-
1987
- 1987-05-13 JP JP7155187U patent/JPH0353059Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63180741U (ja) | 1988-11-22 |
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