JPS60506Y2 - ドラムインデイスクブレ−キ - Google Patents

ドラムインデイスクブレ−キ

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Publication number
JPS60506Y2
JPS60506Y2 JP1978149344U JP14934478U JPS60506Y2 JP S60506 Y2 JPS60506 Y2 JP S60506Y2 JP 1978149344 U JP1978149344 U JP 1978149344U JP 14934478 U JP14934478 U JP 14934478U JP S60506 Y2 JPS60506 Y2 JP S60506Y2
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JP
Japan
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brake
drum
backing plate
disc
brake drum
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978149344U
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English (en)
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JPS5566232U (ja
Inventor
恵 佐野
順一 鈴木
Original Assignee
豊生ブレ−キ工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 豊生ブレ−キ工業株式会社 filed Critical 豊生ブレ−キ工業株式会社
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ブレーキドラム内への水の侵入を効果的に防
止したドラムインディスクブレーキに関する。
ドラムインディスクブレーキは、ディスクブレーキ部と
ドラムブレーキとが一体化されたブレーキである。
このドラムインディスクブレーキにおいて、ディスクロ
ータ摩擦面あるいはブレーキドラム内に水が飛散あるい
は侵入した場合は、パッドとディスクロータ側面あるい
はブレーキシューとブレーキドラム内周面との摩擦係数
が小さくなって、十分な制動力を発生させることができ
なくなる。
そこで、ディスクロータへの水の飛散は、ディスクロー
タのバッキングプレート側摩擦面および外周面を覆うよ
うな形状のダストカバーを取り付けることにより、また
、ブレーキドラム内への水の侵入は、該ブレーキドラム
開口部付近に配設されるバッキングプレートを利用して
、それぞれ防止することが一般的に行なわれている。
しかし、従来のドラムインディスクブレーキにおいては
、ブレーキドラム内への水の侵入の防止が不完全であっ
た。
例えば第1図に示すものは、従来装置の中では特に防止
性の優れたものであるとされているが、なお不完全のそ
しりをまぬがれ得ないのである。
これは図から明らかのように、ブレーキドラム開口部外
周に、所定の巾と深さを有する環状溝11aを機械加工
により形威し、この環状溝11a内にバッキングプレー
ト12のフランジ部12aを嵌入させることによって、
防水の完全を期したものである。
しかし、バッキングプレートのフランジ部は一般に絞り
加工により成形されるため、フランジ部の寸法はプレス
の絞り公差によって精度よく形成することが困難てあり
、特にバッキングプレートの取付面等基準面とフランジ
部先端縁との寸法を正確に規制することは困難である。
このため、前記ディスクブレーキの環状溝に前記バッキ
ングプレートのフランジ部を挿入するには、フランジ部
と環状溝との間に、一定値以上の隙間を形威せざるを得
ないのであり、そのために、フランジ部と環状溝との隙
間より水がブレーキドラム内に入り込み、このフランジ
部と環状溝の組み合せによる防水方法では、ブレーキド
ラム内への水の侵入を完全に防止することができないの
である。
本考案は、このような事情を背景にして、ドラムインデ
ィスクブレーキにおけるブレーキドラム内への水の侵入
を効果的に防止するためになされたものであり、その特
徴とするところは、最外周部が前記ブレーキドラムの軸
心に直角な方向に延設された円板状のバッキングプレー
トを、その最外周部が前記ブレーキドラムの開口部に嵌
入され且つそのバッキングプレートの外周面とそのブレ
ーキドラムの開口部内周面との間に微小間隙が形成され
る状態で取り付けるとともに、前記ディスクロータの前
記バッキングプレート側摩擦面を覆うダストカバーをそ
のバッキングプレートの前記ブレーキドラム側と反対側
の面に固定することにより、そのダストカバーの内周部
とそのバッキングプレートの外周部との間に外周部側に
開く円周方向の溝を形成したことにある。
以下、本考案の実施例を示す図面に基き詳述する。
第2図に示す実施例のドラムインディスクブレーキは、
ドラムブレーキ部10およびディスクブレーキ部20と
から戊り、ドラムブレーキ部10は一対のシュー、アン
カピンおよびパーキングレバー機構等を備えたデュオサ
ーボ方式のパーキングブレーキであり、ディスクブレー
キ20は、一対のパッド、シリンダ、キャリパ等を備え
たキャリパ浮動形の油圧式常用ブレーキであるが、これ
らの機構部は本考案に直接関係がないので図示および詳
細な説明は省略する。
ドラムブレーキ部10のブレーキドラム1は、有底円筒
状をなし、その開口部外周に円板状のディスクロータ1
aが一体に形成されており、その底面1bと車軸2のフ
ランジ部2aとがボルトにより固定されることにより、
車軸2とともに回転可能とされている。
このブレーキドラム1は、軸心に平行に機械加工され、
バッキングプレート3に保持された一対のブレーキシュ
ー(図示せず)が摺接する第一の内周面1cと、該ブレ
ーキドラム1の開口面1eより所定位置まで、前記第一
の内周面1cよりも大径であり且つ軸心に平行に機械加
工された第二の内周面1dとを有する。
この第一の内周面1cと第二の内周面1dとは、軸心に
垂直な端面1gにより互いに接続されている。
また、バッキングプレート3は、プレス加工により成形
されたものであり、ブレーキシュー等のドラムブレーキ
部10の構成要素を保持する円板部3aと、該円板部3
aの外周に該円板部3aに垂直に形成されたフランジ部
3bと、該フランジ部3bの先端より軸心から遠ざかる
方向に且つ前記ブレーキドラム1の軸心に直角な方向に
延設された延設部3cとを有している。
そして、バッキングプレート3の延設部3cを前記ブレ
ーキドラム1の開口部に嵌入させることにより、バッキ
ングプレート3の延設部3cの外周面3dが、前記ブレ
ーキドラム1の第二の内周面1dと平行に且つ微小間隙
を隔てて対向させられている。
また、バッキングプレート3の円板部3aのブレーキド
ラム1側と反対側の面の外縁には、ディスクロータ1a
のバッキングプレート3側摩擦面及び外周面を覆う形状
のダストカバー4が固設され、水が直接にブレーキドラ
ム1の開口部にあたることが防止されている。
バッキングプレート3をブレーキドラム1の開口部に嵌
入する方法は、外縁部に絞り加工を施してフランジ部が
形成されたバッキングプレートを覆いかぶせる方法に比
して、寸法精度が出し易いため、取付径両者の間に生ず
る隙間を小さくすることができる。
すなわち、軸心からブレーキドラム1の第二の内周面1
dまでの寸法は、機械加工により正確に規制されるもの
であり、軸心からバッキングプレート3の外周面3dま
での寸法も、プレス加工の際、トリミングにより正確に
規制し得るので、前記第二の内周面1dと前記外周面3
dとの間隙は、従来に比較して著しく小さくすることが
できるのである。
ここで、プレス加工におけるトリミングとは、製品の外
形をプレスによる打抜きによって整える作業を意味する
ものであり、本実施例においては、先ずバッキングプレ
ート3に絞り加工を施すことによってフランジ部3b及
び延設部3Cを形成し、その後取付穴等の打抜き加工と
同時に延設部3cの外形を打抜くものである。
一般に、絞り加工を施されたままの状態の延設部3Cの
形状は、絞り工程のためにその公差が犬きいのであるが
、延設部3cの外周縁形状(外周面)はバッキングプレ
ート3を非回転部材に取付けるための取付穴或いは車軸
2を挿通するための貫通孔とともに、絞り加工の後に施
される打抜き加工によって形成されるので、バッキング
プレート3の外周面が打抜き金型と同程度の高精度にて
加工され、ブレーキドラム1の回転軸心に対するその寸
法公差が本来的にきわめて小さくされているのである。
また、ブレーキドラム1の端面1gも機械加工により形
成されるので、開口端面1eからの寸法を正確に規制し
得、従ってバッキングプレート3の延設部3cの側面と
前記端面1gとの間隙も比較的(第1図に示した従来の
ブレーキ程度には)小さくすることができる。
その結果、前記第二の内周面1dと前記外周面3dおよ
び前記端面1gと前記延設部3c側面とで、いわゆるラ
ビリンスシールを形成するので、外部よりブレーキドラ
ム1内への水の侵入を効果的に防止することができる。
また、バッキングプレート3の最外周部(延設部3c)
は、該バッキングプレート3の軸心に直角な方向(半径
方向)に延設されているため、プレス加工によってトリ
ミングすることが可能であり、機械加工することなく前
記軸心より外周面3dまての寸法精度を向上さすること
ができるので安価に前記寸法精度の確保をすることがで
きる。
更に、ダストカバー4の内周部とバッキングプレート3
の外周部との間に外周側に開く円周方向の溝6が形成さ
れている。
このため、車両の運転条件によってはダストカバー4と
ディスクロータ1aとの間に水が侵入することが避けら
れないのであるが、このような場合においても、ダスト
カバー4とディスクロータ1aとの間において上方から
下方に流下する水は溝6内に集められるので、延設部3
cがブレーキドラム1開口部に嵌入され前記第二の内周
面1dと前記外周面3dとの間に微少な隙間が形成され
ていることと相俟って、ブレーキドラム1内への水の侵
入が著しく防止されるのである。
なお、ブレーキドラム1とバッキングプレート3による
シール部の形状は、本実施例のものに限定されるもので
はなく、要するに、最外周部がブレーキドラムの軸心に
直角な方向に延設された円板状のバッキングプレートを
、ブレーキドラムの開口部に嵌入させるとともに、バッ
キングプレートとダストカバーとの間に外周側に開く円
周方向の溝が形成されるものであれば、いかなる実施例
であっても本考案の範囲内に属するものである。
以下、本考案の他の実施例を説明する。
尚、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
第3図において、バッキングプレート3外周部にはフラ
ンジ部が形成されず、延設部3cが円板部3aと同一平
面内に延設されており、他方ブレーキドラム1には、延
設部3cの外周面3dと微小間隙を隔てて対向させられ
る第二の内周面1dを備えた突起1fが突設されている
従って、前述の実施例と同様な効果が得られるとともに
、バッキングプレート3が更に容易に製造され得るので
ある。
第4図において、ブレーキドラム1は第2図の実施例と
同様に、またバッキングプレート3は第3図の実施例と
同様に形成されており、それ等ブレーキドラム1とバッ
キングプレート3がブレーキドラム1の軸心方向に相対
的に接近して配設されることによって、第二の内周面1
dと外周面3dとの間に微小間隙が形成されている。
従って、第3図の実施例と比較して突起1fを形成する
必要がないため、ブレーキドラム1の製造が容易となる
のである。
第5図において、バッキングプレート3のフランジ部3
bは第1図の実施例とは逆にその中央部に対してブレー
キドラム1の開口部外側に位置するように形成されてお
り、ダストカバー4はバッキングプレート1のフランジ
部3b内周側位置に固定されて、そのバッキングプレー
ト1の外周部とダストカバー4の内周部との間に外周側
に開く円周方向の溝6が形成されている。
更に、前記各実施例はいずれも、バッキングプレートの
外周面は、プレス加工の際トリミングすることにより形
成していたが、機械加工することにより、軸心から外周
面までの寸法精度をさらに向上させることもできる。
以上詳述したように、本考案は、最外周部がブレーキド
ラムの軸心に直角な方向に延設された円板状のバッキン
グプレートを、ブレーキドラムの開口部に嵌入させ、ブ
レーキドラム内周面とバッキングプレートの外周面との
間隙を微小にしてシールしたものであり、しかもダスト
カバーの内周部とバッキングプレートの外周部との間に
外周側に開く円周方向の溝が形成されているので、高い
シール効果が得られてブレーキドラム開口部内への水の
侵入が防止されるのである。
また、シール部を形成するブレーキドラムの加工が内周
加工であり、従来の溝加工に比し、ブレーキドラムの加
工が容易になることも本考案の効果の一つである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のディスクブレーキにおけるシール部の
構造を示す正面断面図(一部省略)である。 第2図は、本考案の一実施例を示す正面断面図(一部省
略)である。 第3図乃至第5図は、本考案の他の実施例を示す正面断
面図(一部省略)である。 1ニブレーキドラム、1a:ディスクロータ、1c:第
一の内周面、1d:第二の内周面、1e:端面、2:車
軸、3:バッキングプレート、3a1周面、4:ダスト
カバー、5:タイヤホイール、6:溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ディスクブレーキ部とドラムブレーキ部とを備え、該デ
    ィスクブレーキ部の円板状ディスクロータが、該ドラム
    ブレーキ部の有底円筒状ブレーキドラムの外周に固設さ
    れたドラムインディスブレーキにおいて、 最外周部が前記ブレーキドラムの軸心に直角な方向に延
    設された円板状のバッキングプレートを、該最外周部が
    前記ブレーキドラムの開口部に嵌入され且つ該バッキン
    グプレートの外周面と該ブレーキドラムの開口部内周面
    との間に微小間隙が形成される状態て取り付けるととも
    に、前記ディスクロータの前記バッキングプレート側摩
    擦面を覆うダストカバーを該バッキングプレートの前記
    ブレーキドラム側と反対側の面に固定することにより、
    該ダストカバーの内周部と該バッキングプレートの外周
    部との間に外周側に開く円周方向の溝を形成したことを
    特徴とするドラムインディスクブレーキ。
JP1978149344U 1978-10-30 1978-10-30 ドラムインデイスクブレ−キ Expired JPS60506Y2 (ja)

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JP1978149344U JPS60506Y2 (ja) 1978-10-30 1978-10-30 ドラムインデイスクブレ−キ

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JP1978149344U JPS60506Y2 (ja) 1978-10-30 1978-10-30 ドラムインデイスクブレ−キ

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Publication Number Publication Date
JPS5566232U JPS5566232U (ja) 1980-05-07
JPS60506Y2 true JPS60506Y2 (ja) 1985-01-09

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ID=29132573

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JP1978149344U Expired JPS60506Y2 (ja) 1978-10-30 1978-10-30 ドラムインデイスクブレ−キ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524827Y2 (ja) * 1986-11-20 1993-06-23
JP2721881B2 (ja) * 1987-05-22 1998-03-04 曙ブレーキ工業株式会社 ドラムインデイスクブレーキ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317428U (ja) * 1976-07-17 1978-02-14

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JPS5317428U (ja) * 1976-07-17 1978-02-14

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