JP3478469B2 - 車輪速センサの固定構造 - Google Patents

車輪速センサの固定構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪自動車におけ
る車輪速センサの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、四輪自動車では、駆動および
制動の制御{トラクションコントロール、ABS(アン
チスキッドブレーキシステム)等}を行うために、車輪
速を検出する車輪速センサ(ピックアップセンサ)が装
着されている。このピックアップセンサは、車輪速度を
検出すべく駆動軸やタイヤの近辺に設置されることが多
く、その設置箇所より検出信号がセンサハーネスを介し
て制御装置(マイコン等)に入力されるようになってい
る。このようなセンサハーネスは、その配索過程におい
て懸架装置の種々の動き(ストローク、転舵)に追従
し、かつ周辺部品と干渉しないように配索されなければ
ならない。
【0003】図5はABSピックアップセンサの固定構
造の一例を示している。同図におけるピックアップセン
サ51は、その基部51aがボルト52によってリヤア
クスルハウジング53の左右両端部に締付固定されてい
る。このため、リヤアクスルハウジング53の左右両端
部には、図示しないセンサリングなどを収納するフラン
ジ(ハブ)54が設けられている。また、ピックアップ
センサ51にはセンサハーネス55の一端が接続され、
該センサハーネス55の他端は図示しない制御装置に接
続されている。センサハーネス55の中間部分は、周辺
部品との関係などにより、通常、ピックアップセンサ5
1の基部51aから少し離れた箇所で固定されている。
このため、リヤアクスルハウジング53の外側面には支
持ブラケット56が固定されており、この支持ブラケッ
ト56にセンサハーネス55の中間部分が取付けられて
いる。なお、図5において符号57は、ピックアップセ
ンサ51の付近に配設されるショックアブソーバであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の固定構造では、図5に示す如く、センサハーネ
ス55の中間部分がピックアップセンサ51の基部51
aから少し離れた箇所で固定されているので、センサハ
ーネス55の寸法誤差によって該センサハーネス55の
通り方が異なり、センサハーネス55がショックアブソ
ーバ57やパイプ等に干渉して損傷を受けるおそれがあ
る。このため、従来の固定構造では、ショックアブソー
バ57やパイプ等の干渉物を避ける必要から、該干渉物
とのクリアランスを多めに取って、センサハーネス55
を配索しなければならず、設計の自由度が少なく、かつ
コストの面でも不利であった。
【0005】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、車輪速センサ付近の部品と
の干渉を避け、センサハーネスの損傷を防止し、車輪速
センサとの共締めなどによるコストダウンを図ることが
可能な車輪速センサの固定構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、アクスルハウ
ジング上に沿ってセンサハーネスが配索される車輪速セ
ンサの固定構造において、前記センサハーネスに関連し
て固定ブラケットを配設し、該固定ブラケットの先端部
に前記センサハーネスを取付けるとともに、前記固定ブ
ラケットの基端部を車輪速センサと共締めして前記アク
スルハウジングの端部に固定している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1〜図4は、本発明に係る車輪速センサ
の固定構造の実施の形態を示している。図におけるリヤ
アクスルハウジング1は、四輪自動車の後部車巾方向に
沿って配設されており、その内部には図示しない車軸が
回転自在に収納配置されている。また、リヤアクスルハ
ウジング1の左右両端部の外周には、図外のセンサリン
グ、ベアリング、オイルシール等を収納する筒状のフラ
ンジ(ハブ)2が溶接などによって固着されており、こ
のフランジ2の後部側の外周面にはボス部2aが設けら
れている。
【0009】上記フランジ2のボス部2aには、図1〜
図3に示す如く、車輪速センサであるABSピックアッ
プセンサ3の基部3aが締付ボルト4によって後述の固
定ブラケット5と共締めされて固定されている。このた
め、ピックアップセンサ3の基部3aには、固定ブラケ
ット5と共締めすべく、車巾方向へ延びる取付板6が溶
接によって固着されており、この取付板6の車体内側端
部には締付ボルト4を挿入するボルト孔7が穿設されて
いる。ピックアップセンサ3は、例えば、車軸端部に円
周方向へ沿って一定間隔の凹凸歯を刻設したセンサリン
グを嵌着するとともに、該センサリングの凹凸歯近傍に
電磁センサ部を対向配置し、車軸の回転数を測定して車
輪速を検出するものであり、ピックアップセンサ3によ
り検出された信号はセンサハーネス8を介して図外の制
御装置に送られるようになっている。このため、ピック
アップセンサ3にはセンサハーネス8の一端が接続さ
れ、該センサハーネス8の他端は図外の制御装置に接続
されている。
【0010】一方、上記センサハーネス8の中間部分
は、リヤアクスルハウジング1の外側面に取付けられた
支持ブラケット9によってピックアップセンサ3の基部
3aから少し離れた箇所で固定されている。しかも、本
発明の実施の形態に係るセンサハーネス8の中間部分
は、更にリヤアクスルハウジング1のフランジ2の近傍
に位置し、ピックアップセンサ3の基部3aと支持ブラ
ケット9との間でも、固定ブラケット5によって固定保
持され、ピックアップセンサ3の基部3aに対して車体
前方側の斜め上方に引き回されて配置されている。
【0011】この固定ブラケット5は、図2〜図4に示
す如く、センサハーネス8に関連して配設される一体成
形品であり、基端部となる矩形状の巾広部10と、該巾
広部10の上端から車体前方側へ向かって斜め上方に延
びる帯状の巾狭部11とによって構成されている。巾広
部10は、ピックアップセンサ3の基部3aと共締めさ
れる部分であり、そのほぼ中央には締付ボルト4の軸部
を挿入する挿入孔12が穿設されている。そして、巾広
部10の左右両側には、ピックアップセンサ3の基部3
aの外周面と対応する円弧状の切欠き10a,10bが
互いに対向して設けられており、これら切欠き10a,
10bのいずれか一方をピックアップセンサ3の基部3
aに当接させて係合させることにより、巾広部10がピ
ックアップセンサ3の回り止めとして構成されている。
本発明の実施の形態において、切欠き10aはリヤアク
スルハウジング1の左側に設置されるピックアップセン
サ3の基部3aに当接され、切欠き10bはリヤアクス
ルハウジング1の右側に設置されるピックアップセンサ
3の基部3aに当接されるようになっており、部品の共
通化が図られている。
【0012】また、固定ブラケット5の巾狭部11の先
端には、これを折り返して成る円筒状部11aが横方向
に沿って設けられ、この円筒状部11aにセンサハーネ
ス8がカシメ固定されるように構成されている。しか
も、巾狭部11の中間部分は、これを途中で反対方向へ
丸みをもたせて屈曲させることにより、リヤアクスルハ
ウジング1の断面形状と対応した湾曲形状に形成され、
当該固定ブラケット5自体がセンサハーネス8の干渉物
にならないようになっている。なお、図1において符号
13はピックアップセンサ3の付近で上下方向に沿って
配設されるショックアブソーバである。
【0013】本発明の実施の形態に係る固定構造では、
固定ブラケット5の巾狭部11の円筒状部11aにセン
サハーネス8をカシメ固定して取付け、固定ブラケット
5の巾広部10をピックアップセンサ3の基部3aと共
締めしてリヤアクスルハウジング1のフランジ2に固定
しているため、配索されるセンサハーネス8とピックア
ップセンサ3部付近の干渉物(パイプ、ショックアブソ
ーバ13等)との干渉を避けることができる。また、本
発明の実施の形態に係る固定構造では、巾広部10の切
欠き10a,10bのいずれか一方をピックアップセン
サ3の基部3aに当接させて係合させることにより、固
定ブラケット5の巾広部10をピックアップセンサ3の
回り止めとして構成しているため、別部材を用いること
なく簡単な構造でピックアップセンサ3の回動を確実に
阻止することができる。
【0014】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能であり、例えば、固定ブラケット5はセンサハ
ーネス8を保持でき、かつピックアップセンサ3の基部
3aと共締めすることができれば、図示する形状以外の
ものも用いることが可能である。
【0015】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る車輪速センサ
の固定構造は、アクスルハウジング上に沿ってセンサハ
ーネスが配索されるものであって、前記センサハーネス
に関連して固定ブラケットを配設し、該固定ブラケット
の先端部に前記センサハーネスを取付けるとともに、前
記固定ブラケットの基端部を車輪速センサと共締めして
前記アクスルハウジングの端部に固定しているので、従
来のような多めのクリアランスを取らなくても、センサ
ハーネスが車輪速センサ付近の部品と干渉するのを避け
ることが可能となり、センサハーネスの損傷を防止する
ことができる上、車輪速センサとの共締めによるコスト
ダウンと組付性向上を図ることができる。
【0016】また、本発明の固定構造においては、固定
ブラケットの基端部両側に車輪速センサの基部外周と対
応する円弧状の切欠きを設け、該切欠きの一方を前記車
輪速センサの基部に当接させることにより、前記固定ブ
ラケットの基端部を前記車輪速センサの回り止めとして
構成したり、あるいは前記固定ブラケットを、前記アク
スルハウジングの断面形状と対応した湾曲形状に形成し
たりすることも可能であるので、車輪速センサの回り止
め構造の簡素化を図ることができるとともに、固定ブラ
ケット自体がセンサハーネスの干渉物となることを回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る固定構造によって固
定されたピックアップセンサを示す斜視図である。
【図2】図1におけるX矢視方向から見たピックアップ
センサを示す正面図である。
【図3】上記ピックアップセンサを示す側面図である。
【図4】上記ピックアップセンサのセンサハーネスの固
定に用いられる固定ブラケットを示す斜視図である。
【図5】従来の固定構造によって固定されたピックアッ
プセンサを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤアクスルハウジング 2 フランジ 3 ピックアップセンサ 4 締付ボルト 5 固定ブラケット 6 取付板 7 ボルト孔 8 センサハーネス 10 巾広部 11 巾狭部 12 挿入孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクスルハウジング上に沿ってセンサハ
    ーネスが配索される車輪速センサの固定構造において、
    前記センサハーネスに関連して固定ブラケットを配設
    し、該固定ブラケットの先端部に前記センサハーネスを
    取付けるとともに、前記固定ブラケットの基端部を車輪
    速センサと共締めして前記アクスルハウジングの端部に
    固定したことを特徴とする車輪速センサの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記固定ブラケットの基端部両側に前記
    車輪速センサの基部外周と対応する円弧状の切欠きを設
    け、該切欠きの一方を前記車輪速センサの基部に当接さ
    せることにより、前記固定ブラケットの基端部を前記車
    輪速センサの回り止めとして構成したことを特徴とする
    請求項1に記載の車輪速センサの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記固定ブラケットを、前記アクスルハ
    ウジングの断面形状と対応した湾曲形状に形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の車輪速センサの固定構
    造。
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