JPS59221328A - ポリイミド系熱硬化体の製造方法 - Google Patents

ポリイミド系熱硬化体の製造方法

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Publication number
JPS59221328A
JPS59221328A JP9655983A JP9655983A JPS59221328A JP S59221328 A JPS59221328 A JP S59221328A JP 9655983 A JP9655983 A JP 9655983A JP 9655983 A JP9655983 A JP 9655983A JP S59221328 A JPS59221328 A JP S59221328A
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JP
Japan
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anhydride
acid
double bond
mol
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP9655983A
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Inventor
Akira Kadoi
門井 晶
Katsuhisa Ito
伊藤 勝久
Toshihiko Aya
綾 敏彦
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二重結合含有イミド系オリゴマー混合物を利用
したポリイミド系熱硬化体の製造方法に関するものであ
る。
二重結合含有イミド化合物の製造法としては従来から、
ポリアミンと脂肪族二重結合含有カルボン酸無水物また
はその誘導体とを反応させて得られるアミド酸をイミド
閉環する方法が知られている。このイミド閉環は大別し
て、熱閉環法と化学閉環法の2つの方法で実施される。
熱閉環法は基本的にはアミド酸を溶媒中で加熱して脱水
閉環させる方法であるが、その際反応を促進させるため
に炭化水素などの水と共沸する溶媒を併用する方法(例
えば特開昭46−4644号公報、特開昭48−992
965号公報)、さらに触媒として硫酸を用いる方法(
特公昭57−45778号公報)などが知られている。
また化学閉環法としては無水酢酸を閉環剤とする方法(
例えば、特公昭46−29140号公報、特公昭49−
40231号公報、特公昭55−17317号公報など
)、メタンスルホノ酸を閉環剤とする方法(特開昭54
−30155号公報)などが知られている。
これら公知の閉環法のうち無水酢酸性以外の閉環法は通
常閉環率が80%以下という低いレベルのイミド化合物
しか得られないという重大な欠陥を有している。一方の
無水酢酸を閉環剤として用いる方法は、最も一般的かつ
効果的であるが、この方法も副反応を避けるため通常6
0℃以下という低温で行なわれることに起因して、反応
を完結させるためには長時間を要し、しかも反応活性を
十分に確保するためには高価な各種触媒類を併する必要
があるなど必ずしも満足できる方法とはいえない。
そこで本発明者らは、従来法のもつこれら欠点を有しな
い二重結合含有イミド化合物の製造法について鋭意検討
した結果、ポリアミド酸の脱水閉環剤として無水酢酸に
代表される脂肪族酸無水物を用いる場合にも、従来好ま
しくない副生物が生成するので採用できないとされてき
た、100℃以上という高温領域で反応させると、反応
が促進されて閉環率の優れた生成物が得られることおよ
び生成するイミド系オリゴマー混合物が有用な熱硬化性
素材として活用できることを見出し、本発明に到達した
すなわち本発明は、一般式R(NHa)n  (ここで
Rは少なくとも2個の炭素原子を含む有機基であり、n
は2以上の整数である)で示されるポリアミン類と、こ
のアミン類の−NHユ基1モルに対して0.95モル以
上の脂肪族二重結合含有カルボン酸無水物またはその誘
導体とを反応させて得られたポリアミド酸に、100℃
以上の温度条件下で脂肪酸無水物を作用させて得られる
二重結合含有イミド系オリゴマー混合物50〜100部
に、必要に応じて硬化助剤0〜200部を配合した後、
100〜300℃の条件下に加熱することを特徴とする
ポリイミド系熱硬化体の製造方法を提供するものである
 3一 本発明で使用されるポリアミンは一般式R−(NH,)
n(ここでRは少なくとも2個の炭素原子を含む有機基
であり、nは2以上の整数である)で示される化合物で
あり、Rには脂肪族、芳香族、脂環族、ヘテロ環族ある
いはそれらの組み合せの基またはそれらが酸素、硫黄、
−〇〇−1−CONH−1−8O−1−SOa−12R
200 1 R2は脂肪族、芳香族、脂環族の基である)が包含され
る。なおこれらポリアミンには、さらに本発明の反応に
不活性な置換基、例えばアルコキシ基、アリールオキシ
基、ハロゲン基などが導入されていてもよい。上記ポリ
アミンの例としては、メタフェニレンジアミン、パラフ
ェニレンジアミン、 4 、4’−シア= 4− ミノジフェニルメタン、  3 、3’−ジアミノジフ
ェニルメタン、 4 、4’−ジアミノジフェニルプロ
パン、3 、3’−ジアミノジフェニルプロパン、 4
 、4’−ジアミノジフェニルエーテル、 3 、3’
−ジアミノジフェニルエーテル、トリレンジアミン、 
4 、4’−ジアミノジフェニルスルホン、 3 、3
’−ジアミノジフェニルスルホン、 4 、4’−ジア
ミノジフェニルスルフィド、パラ−ビス(4−アミノフ
ェノキシ)ベンゼン、メタ−ビス(4−7ミノフエノキ
シ)ベンゼン、パラ−ビス(3−アミノフェノキシ)ベ
ンゼン、メタ−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン
、1.5−ジアミノナフタレン、3,3′−ジメチル−
4,4′−ジアミノビフェニル、3 、4’−ジアミノ
ベンズアニリド、4−(パラ−アミノフェノキシ)−4
−アミノベンズアニリド、3 、4’−ジアミノジフェ
ニルエーテル、 3 、3’−ジメトキシベンリシン、
2,4−ビス(ベータアミノ−第3ブチル)トルエン、
ビス(パラーベータアミノ−第3ブチルフエニル)エー
テル、パラ−ビス(4−アミノフェノキシ)ジフェニル
スルホン、パラ−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェ
ニルスルホン、 4 、4’−ジアミノベンゾフエノノ
、 4 、4’−ビス(1)−アミノフェノキシ)ジフ
ェニルプロパン、4.4’−ビス(m−アミノフェノキ
シ)ジフェニルプロパン、 4 、4’−ビス(p−ア
ミノフェノキシ)ジフェニルエタン、 4 、4’−ビ
ス(m−アミノフェノキシ)ジフェニルエタン、4.4
′−ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニルメタン、
 4 、4’−ビス(m−7ミノフエノキシ)ジフェニ
ルメタン、 1.3.5−トリアミノベンゼン、3,4
.4’、トリアミノジフェニルエーテル、メラミン、1
,3゜5−トリアミノナフタレン、メタキシリレンジア
ミン、パラキシリレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン4.4−ジメチルへブタメ
チレンジアミン、1.4−ジアミノシクロヘキサン、ジ
アミノンシクロヘキンルメタンおよび次の一般式で示さ
れる化合物などが挙げられる。
(ここでR′はアルキレン基またはアラルキレン基、Y
は水素またはメチル基を示す)またこれらにハロゲン、
アルキル、アルコキシ置換基を導入したものも有用であ
る。これらのポリアミンは一種または二種以上の混合物
で使用される。
本発明で用いられる脂肪族二重結合含有カルボン酸無水
物またはその誘導体は、例えば無水マレイン酸、無水シ
トラコン酸、無水イタコン酸、テトラヒドロ無水フタル
酸、無水ナジック酸およびこれら酸無水物のハロゲン置
換物、アルキル置換物、アルキルエステル誘導体および
ジカルボン酸誘導体などであるこれらの脂肪族二重結合
含有カルボン酸無水物またはその誘導体(以後酸成分と
略称する 7− )は一種または二種以上の混合物で用いられる。
本発明のポリアミンと酸成分の反応は、無溶媒で行なう
ことも不可能ではないが、溶媒中で行なう方がよりスム
ースに実施できる。
本発明の反応に適した溶媒は非プロトン性極性溶媒であ
る。その具体的な例として、N。
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロ
リドン、N−メチルカプロラクタム、テトラメチレンス
ルホン、テトラメチル尿素、ヘキサメチレンホスホアミ
ドなどが挙げられる。
本発明で用いられる脱水剤は脂肪酸無水物であり、具体
的な例としては、例えば無水酢酸、無水プロピオン酸、
無水酪酸などのモノカルボン酸無水物、無水コハク酸、
無水グルタル酸などのジカルボン酸無水物などが挙げら
れる。これら脂肪酸無水物は一種または二種以上の混合
物で使用される。これら脂肪酸 8− 無水物の使用量はポリアミンのアミノ基1当量に対して
1〜10(さらに好適には1.1〜3)モルが好ましい
本発明では脱水剤と共に触媒を用いた方がより良い結果
が得られて好ましい。この触媒の種類に特に制約はない
が、例えば酢酸コバルト、ナフテン酸コバルト、安息香
酸コバルトなどのコバルト系触媒、酢酸ニッケル、ニッ
ケルアセチルアセトネートなどのニッケル系触媒、酢酸
マグネシウム、酢酸カルシウム、酸化カルシウム、酸化
バリウムなどのアルカリ土類金属系触媒、酢酸ナトリウ
ム、酢酸リチウム、酢酸マンガンなどが挙げられる。こ
れら触媒の使用量は特に制限はないが、通常ポリアミン
のアミノ基1当量あたり、0.001〜1.0モル使用
される。さらに本発明では触媒と共に3級アミンを助触
媒として使用すると優れた効果が得られ好ましい。3級
アミンに特に制約はないが、例えばトリーn−プロピル
アミン、トリーn−ブチルアミン、N。
N−ジメチルアニリン、N−メチルピリジン、N、N−
ジエチルベンジルアミン、1.1−ジアザビシクロC2
、2、2)オクタン、1.8−ジアザビシクロ[:5’
、 4 、0) −7−ウンデセノなどが挙げられる。
これら3級アミンの使用量に制限はないが、通常ポリア
ミンのアミン基1当量あたり、0.05〜0.60モル
使用される。
本発明におけるポリアミンと酸成分の使用 。
比率は、ポリアミンの−Nl(、基1モルに対して酸成
分0.95モル以上(より好ましくは0.99〜1.5
モル)である。酸成分が0.95モル未満では、ポリア
ミンのアミン基の一部が本質的に未反応のまま残存し、
その結果、純度の低下、収率の低下をもたらし好ましく
ない。一方反応混合物中の過剰の酸成分は、反応終了後
の水またはアルコールによる沈澱析出操作および/また
は水またはアルコール洗浄などで容易に除去できるが、
経済的および常識的な意味から、−NHユ基1モルに対
して酸成分1.5モル(より好適には1,2モル)以下
が好ましい。
本発明の第一工程反応を実施するにあたっては、ポリア
ミン、酸成分および脱水剤を同時に仕込んで反応させる
こともできるが、まずポリアミンと酸成分を反応させて
ポリアミド酸を合成し、次に脱水剤としての脂肪酸無水
物を添加して、イミド閉環させるという方法の方がより
一般的である。この一段目のポリアミド酸生成反応は通
常10〜150℃(より好ましくは10〜100℃)の
温度条件下、0.5〜5時間で実施される。また二段目
のポリアミド酸脱水閉環反応は通常100〜200℃(
好ましくは100〜140℃)の温度条件下、0.5〜
5時間で行なわれる。また全原料を一括仕込んで反応さ
せる場合は通常100〜200℃(より好ましくは10
0〜140℃)で行なわれる。この温度条件下において
は、ポリアミド酸の閉環体とともに、その閉環体の低重
合度オリゴマーが副成し、 11− 全体として二重結合含有オリゴマー混合物が生成する。
本発明においては以上のようにして得られた二重結合含
有イミド系オリゴマー混合物50〜100部に必要に応
じて硬化助剤0〜200部を配合した後、100〜30
0℃の条件下に加熱することにより熱硬化体が得られる
。この加熱硬化は一段で行なってもよいし、また一段目
の加熱により予備重合体を得、二段目以降の加熱で硬化
体を得る多段加熱で行なってもよい。
本発明に使用される硬化助剤とは、二重結合含有イミド
系オリゴマーと反応する化合物、あるいは二重結合含有
イミド系オリゴマーの反応を促進する化合物であり、例
えば窒素含有化合物、二重結合含有化合物、エポキシ化
合物、水酸基含有化物、酸素酸含有化合物、イオウ含有
化合物などが挙げられる。これらの具体的な例としては
、窒素含有化合物とは例えば、本発明の第一工程反応で
ある二重績 12− 合金有イミド系オリゴマー混合物の製造に用いられる前
記したポリアミン類、イノシアヌル酸およびその誘導体
、シアヌル酸およびその誘導体、トリアジン類、ファン
酸エステル類(そのプレポリマーを含む)、尿素類、イ
ミン類、シッフ塩基、ヒドラジド化合物、ヒドラジン類
、アミド化合物、オキサゾール類、バルビッール酸およ
びその誘導体類、オキサゾリン類、ヒダントイン化合物
、シアノアクリレート類、エポキシ変性アミン類、イソ
シアネート類、オキシム類、アミノ変性ノボラック、ア
リジン類、ジシアンアミド類、イミダゾール類、スルホ
ンアミド類、アゾメチン化合物、アザジエン化合物、キ
ナゾロン化合物、ピペラジン化合物、インドール類、ア
セトンアニール類、アクリルアミド類、チオ尿素類、チ
オイソシアネート類およびこれらの誘導体が挙げられる
。二重結合含有化合物としては例えば、不飽和ポリエス
テル、種々のオレフィン類、ジエン類およびこれらの誘
導体が挙げられる。エポキシ化合物とは種々のエポキシ
樹脂類などである。水酸基含有化合物としてはポリフェ
ノール類、オキシム類、フェノールホルマリン樹脂、シ
アヌル酸およびこれらの誘導体などが挙げられる。酸素
酸含有化合物としては例えば、ポリカルボン酸類、イソ
シアヌル酸類およびこれらの誘導体などが挙げられる。
イオウ含有化合物としては例えばポリチオール類、チオ
尿素類、スルホンアミド類、チオイノシアネート類、ポ
リスルホン酸類およびこれらの誘導体などが挙げられる
。これら硬化助剤は一種または二種以上の混合物で使用
される。
また加熱硬化時にさらに、ポリマー類、例えばポリアミ
ド、フェノキシ樹脂、ポリウレタン、ポリスルホン、ポ
リパラバン酸、ポリアセタール、フッ素樹脂、ポリカー
ボネート、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、EPR,NBRlSBR,アクリルゴム
、ABSなどの一種または二種以上とブレンドして加熱
硬化させることも可能である。また硬化触媒として、過
酸化物類、BF3−アミン錯体などの使用も可能である
このようにして得られる本発明の硬化物は積層板、成形
材料、ワニス、被覆組成物、注型用樹脂などの形で硬化
でき使用される。本発明の熱硬化体は耐熱性、耐薬品性
および機械物性などに優れており、電機部品、機械部品
、自動車部品、航空機部品などの用途に好適に使用され
る。
以下実施例を用いて本発明をさらに詳述する。
実施例1 攪拌機、温度計1滴下ロートおよび還流コンデンサーを
備えた11フラスコ中に無水マレイン酸108F(1,
1モル)およびN−メチル−2−ピロリドン(以後NM
Pと略称する) 200mlを仕込み攪拌溶解させた。
次に 15− 滴下ロートより、 4 、4’−ンアミノジフェニルメ
タン100r(0,50モル)をNMP200mlに溶
解した溶液を徐々に添加した。
添加終了後30℃で1時間反応させてマレアミック酸を
生成させた後、ジメチルアニリン14、2 F (0,
118モル)および酢酸コバルト4水和物1. Of 
(4Eリモル)を加え、次に無水酢酸130y(1,2
7モル)を添加した。添加終了後120℃まで昇温し、
この温度で1時間反応させた。
次に反応混合物を室温まで冷却し、激しく攪拌している
51氷水中に投入して、生成物を析出させた。口過分離
後1%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、続いて水で十分
に洗浄した後、70℃で15時間真空乾燥したところ、
薄黄茶色の微粉末170F(収率94.4%)が得られ
た。
得られた微粉末をアルカリ滴定、IRlNMRおよびG
PCで分析したところ、イミド閉環率98%以上であっ
た。またこのイミ 16− ド系化合物はビスマレイミドを含んだ融点132〜13
9℃のオリゴマー混合物であり、二重結合当量は5.4
8℃リモル/fであった。
次に内容積2oomgの重合管に上記で得られた二重結
合含有イミド系オリゴマー混合物54Fおよび4,4′
〜ジアミノジフエニルメタン14F(0,07モル)を
仕込み、150℃で1時間反応させた。室温冷却後生成
物を取り出し粉砕した°ところ茶色のポリイミド予備重
合体粉末が定量的に得られた。
次に得られたポリイミド予備重合体を230℃、70k
q/cdの条件下で10分間プレス成形したところ十分
硬化した成形品が得られ、発泡やボイドはまったく発生
しなかった。続いて成形品を200℃で24時間アフタ
ーキュアし、物性を測定したところ熱変形温度(AST
M−D648 )300℃以上、曲げ強度(J I S
  K 6911 ) 1380 kq / clとい
う熱的および機械的特性の優れたものであった。
実施例2 攪拌機、温度計および還流コンデンサーを備えた200
fnlフラスコ中に、実施例1で得られた二重結合含有
イミド系オリゴマー混合物601、アリルグリシジルエ
ーテルで変性したイソシアヌル酸251.N、N−ジメ
チルホルムアミド(以後DMFと略称する)130mJ
およびトリエチルアミン0.1Fを仕込み、攪拌溶解さ
せた後150℃に昇温して45分間反応させてワニスを
得た。
このワニスをシラン処理したガラスクロスに含浸させ、
熱風乾燥を使用して150℃で30分間乾燥を行なって
樹脂付着分:i約40重量%のブレブリグを作った。次
にこのプレプリグを積層し、200℃、100#/dの
条件で1時間加熱加圧したところ、強じんなゆがみのな
い積層板が得られた。この積層板を220℃で10時1
’lllアフターキユアーし、曲げ強度(JIS−に6
911)を測定したところ5900#/dであった。
比較例1 無水酢酸添加後の反応条件を120℃で1時間から60
℃で2時間に変更する以外実施例1の前半とまったく同
様に合成操作および後処理操作を行なったところ、薄黄
茶色のマレイミド化合物167p(収率92.796)
が得られた。得られたイミド化合物を実施例1と同様に
分析したところ閉環率は97%と十分であったが、融点
が153〜159℃と実施例1の生成物に比べて20℃
はど高いものであった。
そのため続いて実施例1と同様にして150℃、1時間
の条件下に予備重合体の調製を行なったが、重合系の均
一溶解がスムースに進行しなかった。
実施例3 実施例1と同様の装置に無水マレイン酸108F(1,
1モル)およびDMF200mA’を仕込み、攪拌溶解
させた。次に滴下ロートJ: III 4 、4’−ジ
アミノジフェニルエーテル19− 100 F (0,5モル)をDMF200mdに溶解
した溶液を徐々に添加した。添加終了後30℃で1時間
反応させた後、酢酸ニッケル4水和物4F(16jリモ
ル)およびジメチルアニリン14.2 y (0,11
8モル)を加え、次に無水酢酸130p(1,27モル
)を添加した。添加終了後130℃まで昇温し、この温
度で1時間反応させた。次に実施例1と同様の後処理を
施したところ、薄茶色の微粉末168N(収率93.3
%)が得られた。
得られた微粉末を実施例1と同様に分析したところ、閉
環率98%以上であった。沫たこのイミド化合物はビス
マレイミドを含んだ融点160〜167℃のオリゴマー
混合物であった。
次に攪拌機、温度計および還流コンデンサーを備えた3
00m1フラスコ中に得られたイミド系オリゴマー混合
物90p、m−フェニレンジアミン27y(0,25モ
ル)およびDMF200m#を仕込み、150℃で攪拌
下 20− 300分間反応せてポリイミド予備重合体のワニスを得
た。
このワニスをシラン処理したガラスクロスに含浸させ、
熱風乾燥機を使用して150℃で30分間乾燥を行なっ
て樹脂付着分40重量%のプリプレグを作った。次にこ
のプリプレグを積層し、220℃、50#/cdの条件
で1時間加熱加圧したところ、強じんなゆがみのない積
層板が得られ、その曲げ強度(JIS−に6910)は
6,700ky/dという優れたものであった。
実施例4 内容積200m1の重合管に、実施例3で得lzt’し
た二重結合含有イミド系オリゴマー混合物40F、 ビ
スフェノールAと臭化シアンから得たシアン酸エステル
50fおよび4,4′−ジアミノジフェニルメタン10
ft仕込み150℃で200分間反応せた。、室温冷却
後生成物を粉砕したところ茶色のポリイミド予備重合体
粉末が定量的に得られた。
次に得られたポリイミド予備重合体を200℃、70 
kq / dの条件で15分間プレス成形したところ十
分硬化した成形品が得られ、ボイドはまったくなかった
実施例5 実施例1と同様の装置にマレイン酸モノメチルエステル
1141 (0,88モル)およびDMF200rMを
仕込み攪拌溶解させた。次に滴下ロートより4,4′−
ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニルプロパン16
4F(0,4モル)をDMF300m#に溶解した溶液
を徐々に添加した。添加終了後50℃で1時間反応させ
た後、安息香酸コバルト1.2 t (4ミリモル)お
よびジメチルアニリン1211(0,1モル)を加え、
次に無水酢酸112f(1,1モル)を添加した。添加
終了後110℃まで昇温し、この温度で1時間反応させ
た。
反応終了後実施例1と同様の後処理を施したところ、薄
茶色の微粉末216F(収率94,7%)が得られた。
得られた微粉末を実施例1と同様に分析したところ閉環
率98%以上と優れたものであった。またこのイミド化
合物はビスマレイミドを含んだ融点89〜98℃のオリ
ゴマー混合物であった。
次に内容積300mlの重合管に得られたイミド系オリ
ゴマー混合物114fおよび4゜4′−ビス(1)−ア
ミノフェノキシ)ジフェニルプロパン33 F (0,
08モル)を仕込ミ、150℃で1時間反応させた。室
温冷却後生成物を取り出し粉砕したところ、茶色のポリ
イミド予備重合体粉末が定量的に得られた。
このポリイミド予備重合体を230℃、70#/dの条
件下で10分間プレス成形したところ十分硬化した成形
品が得られ、発泡やボイドはまったく発生しなかった。
続いて成形品を200℃で24時間アフターキュアし、
物性を測定したところ、熱変形温度(ASTM−D64
8 )290℃、曲げ強度(JIS−x6911)16
oo#/dという= 23− 熱的および機械的特性の優れたものであった。
実施例6 実施例1と同様の装置に無水マレイン酸59 f (0
,6モル)、無水ナジック酸4811(0,3モル)お
よびNMP200mlを仕込み、攪拌溶解させた。次に
滴下ロートより4,4′−ビス(アミノフェノキシ)ジ
フェニルスルホニ、z173F(0,4モル)をNMP
300m#に溶解した溶液を徐々に添加した。添加終了
後30℃で1時間反応させた後、ジメチルアニリン12
F(0,1モル)およびナフテン酸コバルト1.261
 (4Eリモル)を加え、続いて無水酢酸1221 (
1,2モル)を添加した。添加終了後130℃で1.5
時間反応させた。反応終了後実施例1と同様の後処理操
作を施したところ、薄茶色の微粉末が235f(収率9
2,6%)得られた。
得られた微粉末を実施例1と同様に分析したところ閉環
率は97%以上であり、ビスマレイミドを含有する融点
195〜210℃の−24= オリゴマー混合物であった。
次に得られたイミド系化合物60yにガラスピーズ40
Fをトライブレンドし、300℃、100#/c4の条
件で15分間プレス成形したところ、十分硬化した成形
品が得られ、発泡やボイドはまったくみられなかった。
特許出願人 東 し株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一般式R−(NHa)n(ここでRは少なくとも2個の
    炭素原子を含む有機基であり、nは2以上の整数である
    )で示されるポリアミン類と、このアミン類の−NHa
    基1モルに対して0.95モル以上の脂肪族二重結合含
    有カルボン酸無水物またはその誘導体とを反応させて得
    られたポリアミド酸に、100℃以上の温度条件下で脂
    肪酸無水物を作用させて得られる二重結合含有イミド系
    オリゴマー混合物50〜100部に、必要に応じて硬化
    助剤0〜200部を配合した後、100〜300℃の条
    件下に加熱することを特徴とするポリイミド系熱硬化体
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4782133A (en) * 1983-09-20 1988-11-01 Dsm Resins B.V. Method for preparing compositions containing maleimide-amide compounds

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