JPH02124940A - イミド環を含む硬化性樹脂の製造法 - Google Patents

イミド環を含む硬化性樹脂の製造法

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JPH02124940A
JPH02124940A JP27873588A JP27873588A JPH02124940A JP H02124940 A JPH02124940 A JP H02124940A JP 27873588 A JP27873588 A JP 27873588A JP 27873588 A JP27873588 A JP 27873588A JP H02124940 A JPH02124940 A JP H02124940A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明はイミド環を含む硬化性樹脂の製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、N、N’−P、P’−ジフェニルメタンビスマレ
イミドで代表されるビスマレイミド系化合物はそれを重
合した際に得られる重合体の耐熱性が極めてすぐれてい
ることはよく知られている。
しかし、この重合体は単独では架橋密度が高すぎてもろ
いという欠点がある。そのため、ビスマレイミド化合物
にさらにジアミンなどを付加反応させてもろさを改善し
ている。
また、一般式 (ココテ、Xはso、 、co又はC(CH,)、を示
し、NH,基はOに対しメタ位又はパラ位に結合してい
る)で示されるジアミン、テトラカルボン酸誘導体及び
重合性の二重結合を有するジカルボン酸無水物を反応さ
せることを特徴とするイミド環を含む重合体の製造法が
すでに提案されている(特公昭61−36859号公報
参照)。
このものは汎用溶媒に可溶で、耐熱性に優れたものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記のビスマレイミド系化合物は、これから得られる重
合体がもろいだけでなく、それ自身が沸点の高い極性溶
媒にしか溶解しないので溶媒の加熱除去に高温を要する
また、ビスマレイミド系化合物とジアミンの付加反応物
から得られる重合体は、上記重合体のもろさが改善され
ているが、耐熱性が低下する。
さらに、前記特公昭61−36859号公報に記載の方
法によって得られるイミド環を含む重合体は、汎用溶媒
に可溶で、耐熱性に優れたものであるが、重合性の二重
結合を有するジカルボン酸無水物成分が多い場合には可
撓性が不十分であった。
[i1題を解決するための手段〕 本発明は、一般式(I) は、イソプロピリデン基に対しメタ位又はパラ位に結合
している)で示されるジアミン、テトラカルボン酸誘導
体及び重合性の二重結合を有するジカルボン酸無水物を
反応させることを特徴とするイミド環を含む硬化性樹脂
の製造法に関する。
本発明で得られる樹脂を過酸化物等の触媒の存在下ある
いは不存在下で100〜300℃に加熱して重合させる
と耐熱性のよい不溶性重合体が得られる。
本発明により得られる樹脂は汎用の有機溶媒に可溶であ
り、該溶媒の加熱除去が高沸点の極性溶媒に比べて容易
である。そのため、次の架橋反応の段階において溶媒の
残存がないので成形物にボイドができない等の長所を有
しており、成形材料。
接着剤、積層板、電気絶縁材料などとして有用である。
本発明について更に詳しく説明するとジアミン。
テトラカルボン酸誘導体及び重合性の二重結合を有する
ジカルボン酸無水物を溶媒中で好ましくは0〜80℃の
温度で反応させ、アミド酸中間体とし、これに無水酢酸
などの脱水剤を添加し、好ましくは20〜60℃で反応
させることにより脱水閉環させてイミド環を含む重合体
を得る。
ジアミン、テトラカルボン酸誘導体、ジカルボン酸無水
物をどのような順序で反応させてもよい。
すなわち、不活性溶媒中に上記三成分を同時に添加して
もよいし、上記三成分を先に入れ、後から溶媒を入れて
もよい。また、溶媒中にジアミンを溶解しておき、次に
テトラカルボン酸誘導体を入れ、さら重合性の二重結合
を有するジカルボン酸無水物を入れてもよい。
上記3成分のモル比はテトラカルボンIi[導体0.0
05〜100モル、ジアミン1.005〜101モル、
重合性の二重結合を有するジカルボン酸無水物2モルの
範囲が好ましい。上記の範囲より小さいときは可撓性の
低下、大きいときは溶解性の低下を招く。
ジアミンとしては前記の一般式(I)で示されるものが
使用できるが、さらに具体的には、一般式(II) ・・・(II) (ただし、式中、Xは一般式(I)に同じであり。
アミノ基はイソプロピリデン基に対してパラ位又はメタ
位に結合している)である化合物が好ましい。
本発明におけるジアミンは、一般式(III)以下余白 ・・・(III) (ただし、式中、Xは一般式(I)に同じ)で表わされ
る新規化合物が特に好ましい。
前記ジアミンの具体例としては、4,4′−ビス(3−
(4−アミノ−α、α′−ジメチルベンジル)フェノキ
シフジフェニルスルホン、4,4′−ビス[3−(4−
アミノ−α、α′−ジメチルベンジル)フェノキシュベ
ンゾフェノン、4,4′−ビス[4−(4−アミノ−α
、α′−ジメチルベンジル)フェノキシフジフェニルス
ルホン、4゜4′−ビス(4−(4−アミノ−α、α′
−ジメチルベンジル)フェノキシュベンゾフェノン、4
− (3−(4−アミノ−α、α′−ジメチルベンジル
)フェノキシ)−4’ −[4−(4−アミノ−α、α
′−ジメチルベンジル)フェノキシ]ジフェニルスルホ
ン、4−(3−(4−アミノ−α。
α′−ジメチルベンジル)フェノキシ)−4’(4−#
アミノーα、α′−ジメチルベンジル)フェノキシュベ
ンゾフェノン、4.4′−ビス(3−(3−アミノ−α
、α′−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ジフェニルス
ルホン、4.4’−ビス(3−(3−アミノ−α、α′
−ジメチルベンジル)フェノキシュベンゾフェノン、ン
、4゜4′−ビス(2−(4−アミノ−α、α′−ジメ
チルベンジル)フェノキシフジフェニルスルホン、4.
4′−ビス(2−(4−アミノ−α、α′ジメチルベン
ジル)フェノキシュベンゾフェノン。
3.3′−ビス(3−(4−アミノ−α、αジメチルベ
ンジル)フェノキシフジフェニルスルホン、3,3′−
ビス(3−(4−アミノ−α。
α′−ジメチルベンジル)フェノキシュベンゾフェノン
等が挙げられ、これらを混合して用いても良い。
なお、−数式(I)で表わされるジアミンは、対応する
ヒドロキシフェニルアミノフェニルプロパン2モルに対
し、ジフルオロベンゾフェノン又はジクロロジフェニル
スルホン1モルを水酸化カリウム、無水炭酸カリウム等
の塩基の存在下、極性有機溶剤中で、100℃以上に加
熱することによって製造することができる。
また、本発明の本質をはずれない範囲で公知のジアミン
を併用することもできる。その具体例としてはジアミン
ジフェニルメタン、ジアミノジフェニルエーテル、ジア
ミノジフェニルスルホン。
ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノジフェニルケト
ン、ジアミノジフェニルプロパン、フェニレンジアミン
、トルエンジアミン、ビス(アニリノイソプロピリデン
)ベンゼン、ビス(アミノフェノキシ)ベンゼン、ジア
ミノジフェニルスルフィド)、ビス(アミノフェノキシ
フェニル)プロパン、ビス(アミノフェノキシフェニル
)スルホン、ビス(アミノフェノキシフェニル)ケI〜
ン。
ビス(アミノフェノキシフェニル)へキサフルオロプロ
パン、ジアミノジフェニルへキサフルオロプロパン、ジ
アミノジアルキルジフェニルメタン等があり、これらは
二種以上併用してもよい。
テトラカルボン酸誘導体としてはテトラカルボン酸、テ
トラカルボン酸ジエステル、テトラカルボン酸ジエステ
ルジハライド、テトラカルボン酸ジ無水物等がある。こ
れらの代表例としてテトラカルボン酸ジ無水物を例示す
ればピロメリト酸ジ無水物、3,3’ 、4,4’ −
ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水物、シクロペン
タンテトラカルボン酸ジ無水物、3.3’ 、4,4’
 −ジフェニルテトラカルボン酸ジ無水物、1,2,5
゜6−ナフタリンテトラカルボン酸ジ無水物、2゜3.
6.7−ナフタリンテトラカルボン酸ジ無水物、2,3
,5.6−ピリジンテトラカルボン酸ジ無水物、1,4
,5.8−ナフタリンテトラカルボン酸ジ無水物、3,
4,9.10−ペリレンテトラカルボン酸ジ無水物、4
,4′−スルホニルシフタル酸無水物、ブタンテトラカ
ルボン酸ジ無水物、2,3.3’ 、4’ −ジフェニ
ルテトラカルボン酸ジ無水物等がある。
重合性の二重結合を有するジカルボン酸無水物としては
無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、
無水ジクロロマレイン酸、無水テトラヒドロフタル酸、
無水メチルテトラヒドロフタル酸、5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボン酸無水物、エンドビシクロ−(2,
2,2)−オクト−5−エン−2,3−ジカルボン酸無
水物などの不飽和ジカルボン酸無水物等が用いられる。
本発明に用いるジアミンは有機溶媒に対する溶解性がす
ぐれているので、汎用の安価な溶媒の使用が可能である
本発明で製造された重合体は触媒の存在下あるいは不存
在下で100〜300℃に加熱することによって架橋反
応をし、不溶性ポリマーとなる。
触媒としてはラジカル重合触媒が使用できる。
具体的にはtert−ブチルパーオキシベンゾエート。
ジクミルパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオ
キサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、アゾビ
スイソブチロニトリルなどがある。
さらに、末端イミド環の二重結合はアニオン重合しやす
いので第3級アミン、アルカリ、イミダゾールなども触
媒として使用できる。
本発明の重合体は充填剤、顔料、S型剤などを添加して
使用することもできる。
〔実施例〕
製造例1 冷却管、温度計、攪拌機、窒素ガス導入管を備えた4つ
目フラスコに、2− (3−ヒドロキシフェニル)−2
−(4’−アミノフェニル)プロパン45.4g、ジメ
チルスルホキシド100mQ、クロルベンゼン120m
Qを加え室温で溶解した後、水酸化カリウム13gを同
様の水に溶解した水溶液を加えた。窒素ガスを流しなが
ら加熱攪拌し、水を溜出させた。水の溜出がとまった後
、温度を100℃に下げ、4,4′−ジフルオロベンゾ
フェノン21.8 g  を加え、165℃で4時間反
応させた。室温まで冷却し、沈殿をろ過して除いた後、
水中に注ぎ粗生成物を得た。粗生成物をトルエン−ヘキ
サン混合溶媒より再結晶し、目的の新規化合物4,4′
−ビス(3−(4−アミノ−α、α′−ジメチルベンジ
ル)フェノキシフジフェニルケトンを得た。収量45.
5g 、融点107〜111℃液体クロマ1−グラフィ
ー(カラム:東ソー(株)T S K Gel G 2
000 H及びG3000Hを連結、溶離液テトラヒド
ロフラン)による純度99.0%(面積比)であった。
このジアミンの分析結果は次のとおりである。
(I)元素分析値(%)C43H4゜N20゜CHN 計算値  81,65 6,33 4.43実測値  
81.57 6,41 4.32(2)赤外線吸収スペ
クトルIRの吸収位[(KBr錠剤法、Qll−”) 3460.3390  (アミノ基) 2970.2870 (メチル基) 1600       (カルボニル基)1250  
    (エーテル基) (3)核磁気共鳴スペクトルNMRのスペクトル位置(
DMSO−d、、 ppm) 1.57      (I2H−重線)4.86   
  (4H−重線) 6.4〜7.8   (24H多重線)注)DMSOは
ジメチルスルホキシドの意味である。
製造例2 冷却管、温度計、攪拌機、窒素ガス導入管を備えた4つ
ロフラスコに、2−(3−ヒドロキシフエニ/L/)−
2−(4’−アミノフェニル)プロパン68.1g 、
ジメチルスルホキシド150+nQ。
クロルベンゼン180mQ、4,4′−ジクロルジフェ
ニルスルホン40.75g  、無水炭酸カリウム20
.5 g  を仕込み、窒素ガス通気下に加熱攪拌し、
水を溜出させた。165℃で4時間反応させた後、室温
まで冷却した。反応液を水中に注いで粗生成物を得た。
ベンゼン−ヘキサン混合溶媒で再結晶して目的の新規化
合物4,4′−ビス[3−(4−アミノ−α、α′−ジ
メチルベンジル)フェノキシ]ジフェニルスルホン71
.1 gを得た。融点67〜70℃、液体クロマトグラ
フィーによる純度99.4%であった。
このジアミンの分析結果は次のとおりである。
(I)元素分析値(%)c42H4oN204sCHN
S 計算値  75,45 5,99 4,19 4.79
実測値  75.18 6,30 4,02 4.66
(2)IRの吸収位置(KBrBr法、■″″1)34
50.3390  (アミノ基〕 2970.2870 (メチル基) 1290.1110 (スルホニル基)1250   
    (エーテル基)(3)NMRのスペクトル位置
(DMSO−d、、ppm)1.55     (I2
H−重線) 4.87(4H−重線) 6.4〜8.0   (24H多重線)実施例1 温度計、塩化カルシウム管、撹拌棒を備えた300mQ
の四日フラスコに3.3’ 、4.4’−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸ジ無水物0.644g  、4.4
’−ビス(3−(4−アミノ−α、α′−ジメチルベン
ジル)フェノキシ〕ジフェニルスルホン14.696g
  、無水マレイン酸3.92 g  およびジメチル
ホルムアミド100gを入れ15℃で2時間攪拌し、そ
の後、酢酸ナトリウム2gと無水酢酸Logを入れ、5
0℃で3時間反応させた。水中に注ぎ、生じた沈殿を濾
過し、乾燥する。収量は定量的である。生成物はアセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ジオキサ
ンなどの低沸点の安価な溶媒に可溶である。
上記生成物は170℃で1時間、260℃で3時間、加
熱重合させたものは450℃まで減量しなかった。
また、上記生成物を加熱加圧して成形物を作り、液体窒
素中に3分間浸漬しても成形物はクラックの発生がなく
、可撓性が良好であった。
実施例2 実施例1と同様の装置に無水マレイン酸3.92 g 
4.4′−ビス(3−(4−アミノ−α、α′ジメチル
ベンジル)フェノキシ〕ベンゾフェノン16.432g
   3.3’、4.4’ −ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物1.932g  およびジメチルホル
ムアミド100gを入れて、15°Cで2時間反応させ
た。次に無水酢酸Logと酢酸ナトリウム2gを入れ、
50℃で3時間反応後、水中に注ぎ、生じた沈殿を濾過
し、乾燥した。
生成物を200℃で1時間、270℃で3時間加熱重合
させて有機溶媒に不溶な硬化物を得た。
このものは460℃まで減量しなかった。また、生成物
を加熱、加圧して得た成形物は、液体窒素中に1分間浸
漬してもクラックしなかった。
実施例3 実施例1と同様の装置に3.3’ 、4.4’ベンゾフ
エノンテトラカルボン酸二無水物0.290g、4,4
′−ビス(4−(4−アミノ−α。
α′−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ジフェニルスル
ホン12.625 g、無水マレイン酸3.528にお
よびジメチルホルムアミド50g入れ、15℃で2時間
反応させた。その後、酢酸ナトリウム1g、無水酢酸7
gを入れ、50℃で3時間反応させた。水中に注ぎ、生
じた沈殿を濾過し、充分に水洗し、乾燥した。生成物は
アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ジ
オキサンなどの汎用の安価な溶媒に可溶であった。生成
物を200℃で1時間、270℃で2時間加熱すると不
溶性の樹脂硬化物が得られた。これは460℃まで減量
しなかった。
生成物を加熱加圧して成形物を得た。この成形物は液体
窒素中に3分間浸漬してもクラックの発生はなかった。
実施例4 実施例1と同様の装置に3.3’ 、4.4’ −ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物64.4g、4,
4′−ビス(4−(4−アミノ−α、α′−ジメチルベ
ンジル)フェノキシ〕ベンゾフェノン139.04g、
無水マレイン酸3.92 gおよびジメチルホルムアミ
ドtoogを入れ、15℃で2時間反応させた。次に無
水酢酸Logと酢酸ナトリウム2gを入れ50℃で3時
間反応させた。
反応生成物を水中に注ぎ、生じた沈殿を濾過し、充分水
洗し、乾燥した。
生成物を直径10nnのシリンダ中に入れ、加熱加圧し
て成形物を得た。シリンダからとり出した成形物を25
0℃で5時間アニールした。このものは460℃まで減
量しなかった。
また、液体窒素中に3分間浸漬してもクラックしなかっ
た。
実施例5 実施例1と同様の装置に3.3’ 、4.4’ベンゾフ
エノンテトラカルボン酸二無水物3.22g、4.4′
−ビス(3−(3−アミノ−α、α′−ジメチルベンジ
ル)フェノキシ〕ジフェニルスルホン13.36 g、
無水マレイン酸1.96gおよびジメチルホルムアミド
100gを入れ15℃で3時間反応させた。これに無水
酢酸Logと酢酸ナトリウム2gを加え、50℃で3時
間反応させた。生成物を水中に注ぎ、生じた沈殿を濾過
水洗、乾燥した。
生成物を200℃、1時間、270℃、2時間加熱して
架橋硬化させた。このものは450℃まで減量しなかっ
た。
生成物を加熱加圧して得た成形物は液体窒素中に3分間
浸漬してもクラックしなかった。
比較例I N、N’ 、4.4’ −ジフェニルメタンビスマレイ
ミドをシリンダー中に入れ、加熱加圧して成形物を得た
。この成形物をシリンダーからとり出し、280℃で3
時間アニールした。このものは470℃まで減量しなか
ったが、液体窒素中に浸漬したところ微小なりラックが
発生した。
また、N、N’ 、4.4’ −ジフェニルメタンビス
マレイミド自身をアセトン、メチルエチルケトン 比較例2 温度計,塩化カルシウム管,攪拌捧を備えた300mQ
の四日フラスコに3.3’ 、4.4’−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸ジ無水物0、322g  、4.4
’−ジ(p−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン1
2.96g  、無水マレインM7.84g  および
ジメチルホルムアミド100gを入れ15℃で2時間攪
拌し、その後、酢酸ナトリウム2gと無水酢酸logを
入れ、50℃で3時間反応させた。水中に注ぎ、生じた
沈殿を濾過し、乾燥する.収量は定゛量的である。
生成物はアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、ジオキサンなどの低沸点の安価な溶媒に可溶であ
る。
上記生成物は170℃で1時間、280℃で3時間、加
熱重合させたものは440℃まで減量しなかった。
また、上記生成物を加熱加圧して成形物を作り。
液体窒素中に3分間浸漬したところ成形物にクラックが
生じた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、汎用の有機溶媒に可溶で、硬化物が耐
熱性及び可撓性に優れる樹脂を製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、式中XはCO又はSO_2を示し、アミノ基
    は、イソプロピリデン基に対しメタ位又はパラ位に結合
    している)で示されるジアミン、テトラカルボン酸誘導
    体及び重合性の二重結合を有するジカルボン酸無水物を
    反応させることを特徴とするイミド環を含む硬化性樹脂
    の製造法。
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