JPS59221329A - ポリイミドプレポリマ−の製造方法 - Google Patents
ポリイミドプレポリマ−の製造方法Info
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- JPS59221329A JPS59221329A JP9656083A JP9656083A JPS59221329A JP S59221329 A JPS59221329 A JP S59221329A JP 9656083 A JP9656083 A JP 9656083A JP 9656083 A JP9656083 A JP 9656083A JP S59221329 A JPS59221329 A JP S59221329A
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- prepolymer
- acid
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- polyamine
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリアミンと脂肪族二重結合含有カルボン酸無
水物またはその誘導体から構成されるポリイミドプレポ
リマーを得る新規な方法eこ関するものである。
水物またはその誘導体から構成されるポリイミドプレポ
リマーを得る新規な方法eこ関するものである。
ポリイミドプレポリマーの製造法の一つとしてポリアミ
ンとこのポリアミンの−NH2基と等七ルの脂肪族二重
結合含有カルシボン酸無水物またはその誘導体とから、
二重結合含有イミド化合物を調製して単離し、次eこ、
このイミド化合物とポリアミンとを反応させてポリイミ
ドプレポリマーヲ得るという二段法がよく知られている
。例えば無水−’qvイン酸1モルに対してジアミノジ
フェニルメタン0.5モルを反応させて得られるマレア
ミック酸をイミド閉環させてビスマレイミドとし、次に
このビスマレイミドとジアミノジフェニルメタンを反応
させてボリアミノマレイミドデレボリマーを得る方法は
すでに公知であり、商業的eこも実施されている(例え
ば特公昭46−25250号公報など)。
ンとこのポリアミンの−NH2基と等七ルの脂肪族二重
結合含有カルシボン酸無水物またはその誘導体とから、
二重結合含有イミド化合物を調製して単離し、次eこ、
このイミド化合物とポリアミンとを反応させてポリイミ
ドプレポリマーヲ得るという二段法がよく知られている
。例えば無水−’qvイン酸1モルに対してジアミノジ
フェニルメタン0.5モルを反応させて得られるマレア
ミック酸をイミド閉環させてビスマレイミドとし、次に
このビスマレイミドとジアミノジフェニルメタンを反応
させてボリアミノマレイミドデレボリマーを得る方法は
すでに公知であり、商業的eこも実施されている(例え
ば特公昭46−25250号公報など)。
しかし、この二段法はあらかじめ二重結合含有イミド化
合物を調製して単離精製する第一段部分の工程が繁雑な
ため全体として経済的に不利なものeこなっている。そ
こで、当該業界においては、脂肪族二重結合含有カルボ
ン酸無水物と過剰当量のジアミンを反応させて得られる
lソリアミド酸プレホリマーヲ同一反応系で脱水閉環さ
せてポリイミドプレポリマーを得るという一段法の検討
が行なわれ、その結果、脱水閉環手段が異なる次の二つ
の方法が提案されている。その一つは熱閉環法であり、
通常熱閉環を促進するため、ペンゼンナどの共沸水除去
剤の併用(例えば、特開昭46−4644号公報、特開
昭48−99296号公報など)、または酸性触媒の併
用(特開昭46−5846号公報など)が行なわれる。
合物を調製して単離精製する第一段部分の工程が繁雑な
ため全体として経済的に不利なものeこなっている。そ
こで、当該業界においては、脂肪族二重結合含有カルボ
ン酸無水物と過剰当量のジアミンを反応させて得られる
lソリアミド酸プレホリマーヲ同一反応系で脱水閉環さ
せてポリイミドプレポリマーを得るという一段法の検討
が行なわれ、その結果、脱水閉環手段が異なる次の二つ
の方法が提案されている。その一つは熱閉環法であり、
通常熱閉環を促進するため、ペンゼンナどの共沸水除去
剤の併用(例えば、特開昭46−4644号公報、特開
昭48−99296号公報など)、または酸性触媒の併
用(特開昭46−5846号公報など)が行なわれる。
もう−っは無水酢酸法であり(例えば、特開昭49−1
8199号公報など)この場合も促進剤として酢酸金属
塩、3級アミンなどが併用される。しかし、これら公知
の一段法のうち、前者の熱閉環法は、最終的tこ得られ
るポリイミドプレポリマーのイミド閉環率がたとえば5
0〜70%という低いもの−であり、相当量のアミド酸
単位が残存することtこ起因して、プレポリマーを硬化
成形する際10発泡が起こり、成形品eこ大量のボイド
が発生するという欠点を有し、実用性のほとんどないも
のである。
8199号公報など)この場合も促進剤として酢酸金属
塩、3級アミンなどが併用される。しかし、これら公知
の一段法のうち、前者の熱閉環法は、最終的tこ得られ
るポリイミドプレポリマーのイミド閉環率がたとえば5
0〜70%という低いもの−であり、相当量のアミド酸
単位が残存することtこ起因して、プレポリマーを硬化
成形する際10発泡が起こり、成形品eこ大量のボイド
が発生するという欠点を有し、実用性のほとんどないも
のである。
また後者の無水酢酸法も最終的に得られるポリイミドプ
レポリマーのイミド閉環率を90%以上という実用レベ
tVfc高めることこそ可能であるが、得られるプレポ
リマーの成形硬化速度が非常をこ遅く、しかも最終的?
こ得られる成形硬化物の耐熱性が著しく低いという重大
な欠陥を有している。
レポリマーのイミド閉環率を90%以上という実用レベ
tVfc高めることこそ可能であるが、得られるプレポ
リマーの成形硬化速度が非常をこ遅く、しかも最終的?
こ得られる成形硬化物の耐熱性が著しく低いという重大
な欠陥を有している。
本発明者らは、上記公知の一段法の欠点を克服すべ(検
討した結果、イミド閉環剤としてリンおよびイオウの酸
化物がバランスのとれた効果を有することを知見し、先
eこリンおよびイオウの酸化物を用いる、一段法の基本
tこ関する提案を行なった。
討した結果、イミド閉環剤としてリンおよびイオウの酸
化物がバランスのとれた効果を有することを知見し、先
eこリンおよびイオウの酸化物を用いる、一段法の基本
tこ関する提案を行なった。
しかるeこその後、上記一段法の実用化検討をさらに進
めたところ、この方法tこおいてはリンおよびイオウ酸
化物のパルり添加tごともなう急激かつ局所的発熱eこ
より、反応の制御がむずかしく、また生成ポリイミドオ
リゴマーの着色劣化が避けられないという問題のあるこ
とが判明した。
めたところ、この方法tこおいてはリンおよびイオウ酸
化物のパルり添加tごともなう急激かつ局所的発熱eこ
より、反応の制御がむずかしく、また生成ポリイミドオ
リゴマーの着色劣化が避けられないという問題のあるこ
とが判明した。
そこで本発明者らは上記リンおよびイオウの酸化物をイ
ミド閉環剤とする一段法の上記問題点の改良を目的とし
てさらに検討を行なった結果、イ3− ミド閉環剤を極性有機溶媒との溶液の形で利用すること
により、すぐれた改善効果が得られることを見出し、本
発明tこ到達した。
ミド閉環剤とする一段法の上記問題点の改良を目的とし
てさらに検討を行なった結果、イ3− ミド閉環剤を極性有機溶媒との溶液の形で利用すること
により、すぐれた改善効果が得られることを見出し、本
発明tこ到達した。
すなわち本発明は一般式rt4−NH2)n(ここでR
は少なくとも2個の炭素原子を含む有機基であり、nは
2以上の整数である)で示されるポリアミンと、このポ
リアミンの−NH2基1モル当1)、0.52モル以上
0.95モル未熱の脂肪族二重結合含有カルボン酸無水
物またはその誘導体を極性有機溶媒中でリンまたはイオ
ウの酸化物の存在下に反応させて脱水イミド化させるに
際し、リンまたはイオウの酸化物を予め極性有機溶媒e
こ溶解した溶液状態で利用することを特徴とするポリイ
ミドプレポリマーの製造方法を提供するものである。
は少なくとも2個の炭素原子を含む有機基であり、nは
2以上の整数である)で示されるポリアミンと、このポ
リアミンの−NH2基1モル当1)、0.52モル以上
0.95モル未熱の脂肪族二重結合含有カルボン酸無水
物またはその誘導体を極性有機溶媒中でリンまたはイオ
ウの酸化物の存在下に反応させて脱水イミド化させるに
際し、リンまたはイオウの酸化物を予め極性有機溶媒e
こ溶解した溶液状態で利用することを特徴とするポリイ
ミドプレポリマーの製造方法を提供するものである。
本発明の方法によれば、ポリイミドプレポリマーが、脂
肪族二重結合含有カルボン酸無水物またはその誘導体と
過剰当量のポリアミンから合成途中で中間体を単離する
ことなく直接一段で得られ、しかも得られたポリイミド
プレポリマーは、硬化が速く、硬化時の発泡もなく、そ
の上、成形硬化=4一 体の耐熱度もすぐれたものeこなる。
肪族二重結合含有カルボン酸無水物またはその誘導体と
過剰当量のポリアミンから合成途中で中間体を単離する
ことなく直接一段で得られ、しかも得られたポリイミド
プレポリマーは、硬化が速く、硬化時の発泡もなく、そ
の上、成形硬化=4一 体の耐熱度もすぐれたものeこなる。
本発明で使用されるポリアミンは一般式R4NH2)n
(ここでRは少なくとも2個の炭素原子を含む有機基で
あり、nは2以上の整数である)で示される化合物であ
り、Rには脂肪族、芳香族、脂環族、ヘテロ環族あるい
はそれらの組み合わせの基またはそれらが酸素、硫黄、
−CO−1−CON H−、−EIO−1I 脂肪族、芳香族、脂環族の基である)が包含される。な
お、これらポリアミンeこは、さらeこ本発明の反応t
こ不活性な置換基、例えばアルコキシ基、アリールオキ
V基、ハロゲン基などが導入されていてもよい。上記ポ
リアミンの例としては、メタフェニレンジアミン、パラ
フェニレンジアミン、4.4′−ジアミノジフェニルメ
タン、 5.5’−ジアミノジフェニルメタン、 4.
4’−ジアミノジフェニルプロパン、 3.3’−ジア
ミノジフエニ!レデロバン、414′−ジアミノジフェ
ニルエーテル、 5.5’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、トリレンジアミン、414′−ジアミノジフェニル
スルホン、3+3’−ジアミノジフェニルスルホン、
4+4’−ジアミノジフェニルスルフィド、パラ−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、メタ−ビス(4
−アミノフェノキシ)ベンゼン、パラ−ビス(6−アミ
ノフェノキシ)ベンゼン、メタ−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)ベンゼン、115−ジアミノナフタレン、3.
3′−ジメチ/l/ −4+ 4’−ジアミノビフェニ
ル、3.4′−ジアミノベンズアニリド、4−(パラ−
アミノフェノキシ)−4−アミノベンズアニリド、3.
4′−ジアミノジフェニルエーテル、3.3’−ジメト
キシベンジジン、2I4−ビス(ベータアミノ−第3グ
チ/L/ ) )ルエン、ビス(パラ−ベータアミノ−
第6プチ!レフエニ)V)ニーテアし、4.4’−ヒス
(p−アミノフェノキシ)ジフェニルプロパン、414
’−(m−アミノフェノキン)ジフェニルプロパン、
4.4’−ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニルエ
タン、4+4’ −(m−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルエタン、4.4’−ビス(p−アミノフェノキシ)ジ
フェニルメタン、4+4’ (m−アミノフェノキシ
)ジフェニルエタン、パラ−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ジフェニルスルホン、パラ−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)ジフェニルスルホン、414′−ジアミノベン
ゾフェノン、1,3.5−トリアミノベンゼン、3,4
.4’−)ジアミノジフェニルエーテル、メラミン、1
,3.5−トリアミノナフタレン、メタキシリレンジア
ミン、パラキシリレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、4.4−ジメチルへブタ
メチレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、
ジアミノジンクロヘキンpメタンおよび次の一鹸式で示
される化合物などが埜げられる。
(ここでRは少なくとも2個の炭素原子を含む有機基で
あり、nは2以上の整数である)で示される化合物であ
り、Rには脂肪族、芳香族、脂環族、ヘテロ環族あるい
はそれらの組み合わせの基またはそれらが酸素、硫黄、
−CO−1−CON H−、−EIO−1I 脂肪族、芳香族、脂環族の基である)が包含される。な
お、これらポリアミンeこは、さらeこ本発明の反応t
こ不活性な置換基、例えばアルコキシ基、アリールオキ
V基、ハロゲン基などが導入されていてもよい。上記ポ
リアミンの例としては、メタフェニレンジアミン、パラ
フェニレンジアミン、4.4′−ジアミノジフェニルメ
タン、 5.5’−ジアミノジフェニルメタン、 4.
4’−ジアミノジフェニルプロパン、 3.3’−ジア
ミノジフエニ!レデロバン、414′−ジアミノジフェ
ニルエーテル、 5.5’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、トリレンジアミン、414′−ジアミノジフェニル
スルホン、3+3’−ジアミノジフェニルスルホン、
4+4’−ジアミノジフェニルスルフィド、パラ−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、メタ−ビス(4
−アミノフェノキシ)ベンゼン、パラ−ビス(6−アミ
ノフェノキシ)ベンゼン、メタ−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)ベンゼン、115−ジアミノナフタレン、3.
3′−ジメチ/l/ −4+ 4’−ジアミノビフェニ
ル、3.4′−ジアミノベンズアニリド、4−(パラ−
アミノフェノキシ)−4−アミノベンズアニリド、3.
4′−ジアミノジフェニルエーテル、3.3’−ジメト
キシベンジジン、2I4−ビス(ベータアミノ−第3グ
チ/L/ ) )ルエン、ビス(パラ−ベータアミノ−
第6プチ!レフエニ)V)ニーテアし、4.4’−ヒス
(p−アミノフェノキシ)ジフェニルプロパン、414
’−(m−アミノフェノキン)ジフェニルプロパン、
4.4’−ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニルエ
タン、4+4’ −(m−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルエタン、4.4’−ビス(p−アミノフェノキシ)ジ
フェニルメタン、4+4’ (m−アミノフェノキシ
)ジフェニルエタン、パラ−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ジフェニルスルホン、パラ−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)ジフェニルスルホン、414′−ジアミノベン
ゾフェノン、1,3.5−トリアミノベンゼン、3,4
.4’−)ジアミノジフェニルエーテル、メラミン、1
,3.5−トリアミノナフタレン、メタキシリレンジア
ミン、パラキシリレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、4.4−ジメチルへブタ
メチレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、
ジアミノジンクロヘキンpメタンおよび次の一鹸式で示
される化合物などが埜げられる。
(ここでRはアルキレン基またはアラルキレン基を示す
) 7− また、これらにハロゲン、アルキル、アルコキン置換基
を導入したものも有用である。これらのポリアミンは一
種または二種以上の混合物で使用される。
) 7− また、これらにハロゲン、アルキル、アルコキン置換基
を導入したものも有用である。これらのポリアミンは一
種または二種以上の混合物で使用される。
本発明で用いられる脂肪族二重結合含有力pポン酸無水
物またはその誘導体は、例えば無水マレイン酸、無水シ
トラコン酸、無水イタコン酸、デトラヒドロ無水フタル
酸、無水ナジック酸およびこれら酸無水物のハロゲン置
換物、アルキル置換物、アルキル置換物)V誘導体およ
びジカルボン酸誘導体などである。これらの脂肪族二重
結合含有カルボン酸無水物またはその誘導体(以後酸成
分と略称する)は一種または二種以上の混合物で用いら
れる。
物またはその誘導体は、例えば無水マレイン酸、無水シ
トラコン酸、無水イタコン酸、デトラヒドロ無水フタル
酸、無水ナジック酸およびこれら酸無水物のハロゲン置
換物、アルキル置換物、アルキル置換物)V誘導体およ
びジカルボン酸誘導体などである。これらの脂肪族二重
結合含有カルボン酸無水物またはその誘導体(以後酸成
分と略称する)は一種または二種以上の混合物で用いら
れる。
本発明の反応は極性有機溶媒中で行なわれる。
ここで用いられる有機溶媒とは原料、最終生成物および
イミド閉環剤を溶解する非プロトン性極性溶媒であり、
その具体例としては、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジエチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリ8− ドン、N−メチルカプロラクタム、ブトラメチル尿!、
ヘキサメチレンホスホアミドなどが挙ケラれる。
イミド閉環剤を溶解する非プロトン性極性溶媒であり、
その具体例としては、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジエチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリ8− ドン、N−メチルカプロラクタム、ブトラメチル尿!、
ヘキサメチレンホスホアミドなどが挙ケラれる。
本発明eこ用いられるイミド閉環剤はリンまたはイオウ
の酸化物であり、具体的な例としては、五酸化リン、三
二酸化リン、メタリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸
、縮合リン酸、無水硫酸などが挙げられる。硫酸は本発
明の範囲に含まれないが、無水硫酸を含む発煙硫酸は含
まれる。また硫酸/五酸化リンの混合使用のようeこ系
中で無水硫酸を生成する組合せも本発明の範囲に含まれ
る。
の酸化物であり、具体的な例としては、五酸化リン、三
二酸化リン、メタリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸
、縮合リン酸、無水硫酸などが挙げられる。硫酸は本発
明の範囲に含まれないが、無水硫酸を含む発煙硫酸は含
まれる。また硫酸/五酸化リンの混合使用のようeこ系
中で無水硫酸を生成する組合せも本発明の範囲に含まれ
る。
これらリンまたはイオウの酸化物は一種または二種以上
の混合物で使用される。これらリンまたはイオウの酸化
物の使用量は酸成分−七A/C対し、イミド閉環剤の脱
水当量として0.01〜10(さらに好適には0.1〜
3)当量が好ましい。
の混合物で使用される。これらリンまたはイオウの酸化
物の使用量は酸成分−七A/C対し、イミド閉環剤の脱
水当量として0.01〜10(さらに好適には0.1〜
3)当量が好ましい。
本発明においてはイミド閉環剤であるリンまたはイオウ
の酸化物をあらかじめ溶液状態にしてから用いるのが必
須条件である。イミド閉環剤が縮合リン酸などのように
液状の場合は上記非デロトン性極性溶媒を用いて、容易
eこ脱水剤溶液が調製できる。一方イミド閉環剤が五酸
化リンのような固体の場合は、上記非プロトン性極性溶
媒eこ対する溶解度は悪くないのだが、溶解tこ当って
は激しい攪拌が必要である。攪拌が不十分であると未溶
解固体同志が粘着してしまい、溶解性が極端eこ悪くな
る場合がある。攪拌機としては攪拌効果が良いことから
ホモミキサーが好ましい。添加方法としては、あらかじ
め極性溶媒を仕込み、激しい撹拌下1こ脱水剤を徐々e
こ添加していく方法がよい。
の酸化物をあらかじめ溶液状態にしてから用いるのが必
須条件である。イミド閉環剤が縮合リン酸などのように
液状の場合は上記非デロトン性極性溶媒を用いて、容易
eこ脱水剤溶液が調製できる。一方イミド閉環剤が五酸
化リンのような固体の場合は、上記非プロトン性極性溶
媒eこ対する溶解度は悪くないのだが、溶解tこ当って
は激しい攪拌が必要である。攪拌が不十分であると未溶
解固体同志が粘着してしまい、溶解性が極端eこ悪くな
る場合がある。攪拌機としては攪拌効果が良いことから
ホモミキサーが好ましい。添加方法としては、あらかじ
め極性溶媒を仕込み、激しい撹拌下1こ脱水剤を徐々e
こ添加していく方法がよい。
溶解eこ当っては加熱する方が溶解性は上がるが、加熱
は必ずしも必要ではない。むしろ高濃度溶液や大量溶液
などを調製する場合は、溶媒中の水分との反応熱や溶解
熱eこよる激しい発熱のため冷却が必要である。溶解度
は溶媒と脱水剤の組み合わせeこより異なるが、固体脱
水剤でも通常50%溶液程度まで調製できる。
は必ずしも必要ではない。むしろ高濃度溶液や大量溶液
などを調製する場合は、溶媒中の水分との反応熱や溶解
熱eこよる激しい発熱のため冷却が必要である。溶解度
は溶媒と脱水剤の組み合わせeこより異なるが、固体脱
水剤でも通常50%溶液程度まで調製できる。
本発明で使用するあらかじめ調製したイミド閉環剤溶液
の濃度としては、3〜70(より好適eこは10〜50
)%溶液が好ましい。この濃度範囲より低いと、脱水剤
の活性が低くなることおよび経済性の点から好ましくな
い。一方この濃度範囲より高いと、あらかじめ溶Wit
こして使用することによる種々の優れた効果が薄れるば
かりか、一部のイミド閉環剤では溶解性eこ問題がある
などの点から好ましくない。
の濃度としては、3〜70(より好適eこは10〜50
)%溶液が好ましい。この濃度範囲より低いと、脱水剤
の活性が低くなることおよび経済性の点から好ましくな
い。一方この濃度範囲より高いと、あらかじめ溶Wit
こして使用することによる種々の優れた効果が薄れるば
かりか、一部のイミド閉環剤では溶解性eこ問題がある
などの点から好ましくない。
このようeこイミド閉環剤を予め溶液として使用するこ
とeこより、イミド閉環剤をバルクのまま使用する場合
と比べて、(1)添加時の発熱tこよる温度の急上昇が
避けられ、反応制御が容易eこなる。(2)脱水剤の利
用効率が上昇する、(6)生成物の劣化が少なく色調が
良いなどの数々の改善効果が得られる。
とeこより、イミド閉環剤をバルクのまま使用する場合
と比べて、(1)添加時の発熱tこよる温度の急上昇が
避けられ、反応制御が容易eこなる。(2)脱水剤の利
用効率が上昇する、(6)生成物の劣化が少なく色調が
良いなどの数々の改善効果が得られる。
本発明eこおけるポリアミンと酸成分の使用比率は、ポ
リアミンの−NH2基1モJV lこ対して酸成分o、
52モル以上o、95モル未満(さらに好適eこは0.
6〜0.8モル)である。酸成分が0.95モル以上存
在すると、実質的eこポリアミンの全アミノ基がイミド
化されることeこなり、そのイミド化物を硬化して得ら
れる硬化物はもろく、ひび割れの生じ易すいものtこな
るので好ましくない。一方酸成分が0.52モル未満で
は生成イミド化物中の二重結合量が本質的tこ硬化性が
なくなる程度eこ少なくなり好ましくない。
リアミンの−NH2基1モJV lこ対して酸成分o、
52モル以上o、95モル未満(さらに好適eこは0.
6〜0.8モル)である。酸成分が0.95モル以上存
在すると、実質的eこポリアミンの全アミノ基がイミド
化されることeこなり、そのイミド化物を硬化して得ら
れる硬化物はもろく、ひび割れの生じ易すいものtこな
るので好ましくない。一方酸成分が0.52モル未満で
は生成イミド化物中の二重結合量が本質的tこ硬化性が
なくなる程度eこ少なくなり好ましくない。
本発明の反応を実施するにあたっては、ポリアミン、酸
成分およびイミド閉環剤溶液を同時eこ仕込んで反応さ
せることも可能であり、また、まずポリアミンと酸成分
を極性溶媒中で反応させてアミド酸プレポリマーを合成
した後eこイミド閉環剤溶液を添加する方法も可能であ
る。さらに、第6の方法としてまずイミド閉環剤の溶液
を調製した後、その溶液中eこ酸成分およびポリアミン
を添加することも伺ら支障な〈実施できる。なかでも上
記第3の方法が反応濃度を高められる点で有利である。
成分およびイミド閉環剤溶液を同時eこ仕込んで反応さ
せることも可能であり、また、まずポリアミンと酸成分
を極性溶媒中で反応させてアミド酸プレポリマーを合成
した後eこイミド閉環剤溶液を添加する方法も可能であ
る。さらに、第6の方法としてまずイミド閉環剤の溶液
を調製した後、その溶液中eこ酸成分およびポリアミン
を添加することも伺ら支障な〈実施できる。なかでも上
記第3の方法が反応濃度を高められる点で有利である。
本発明の反応は通常10〜200℃(より好ましくは5
0〜150℃)の温度条件下0.1〜0 、 (好ましくは0.5〜5)時間で行なわれる
。またポリアミド酸生成とイミド閉環とを二段で行なう
場合は、一段目のポリアミド酸生成反応は通常0〜15
0℃(より好ましくは10〜100℃)の温度条件下、
0.5〜5時間で実施される。
0〜150℃)の温度条件下0.1〜0 、 (好ましくは0.5〜5)時間で行なわれる
。またポリアミド酸生成とイミド閉環とを二段で行なう
場合は、一段目のポリアミド酸生成反応は通常0〜15
0℃(より好ましくは10〜100℃)の温度条件下、
0.5〜5時間で実施される。
また二段目のポリアミド酸脱水閉環反応は通常10〜2
00℃、(より好ましくは50〜150”(E)の温度
条件下、0.5〜5時間で実施される。
00℃、(より好ましくは50〜150”(E)の温度
条件下、0.5〜5時間で実施される。
このようtこして本発明の方法eこより得られたポリイ
ミドプレポリマーは続いて硬化に供される。
ミドプレポリマーは続いて硬化に供される。
単独で何ら問題な(硬化するが、さらeこ種々の化合物
を硬化助剤として併用することも可能である。
を硬化助剤として併用することも可能である。
このような硬化助剤として例えば前記したようなポリア
ミン類、インシアヌル酸およびその誘導体、シアヌル酸
およびその誘導体、トリアジン類、シアン酸エステル類
(そのプレポリマーを含む)、不飽和ポリニスデル、エ
ポキシ樹脂、ポリフェノール、ポリチオール、尿素類、
チオ尿素類、イミン類、シッフ塩基、ヒドラジド化合物
、ヒドラジン類、アミド化合物、オキサゾール類、バル
ビッール酸およびその誘導体、オギサゾリン類、ヒダン
トイン化合物、シアノアクリレート類、エポキシ変性ア
ミン類、イソシアネート類、オキシム類、フェノールホ
ルマリン樹脂、アミノ変性ノポラッり、アリジン類、ジ
ンアンアミド類、イミダゾール類、スルホンアミド類、
アゾメチン化合物、ポリカルボン酸、アザジエン化合物
、キナゾロン化合物、ピペラジン化合物、インドール類
、アセトンアニール類、チオイソシアネート類、アクリ
ルアミド類、オレフィン化合物、ジエン化合物、および
これらの誘導体などが挙げられる。さらに本発明のポリ
イミドプレポリマーは、種々のポリマーとブレンドして
硬化することも可能である。そのようなポリマーとして
例えば、種々のポリアミド類、種々のポリニスデル類、
フッ素樹脂類、ポリスルホン類、ポリアセタール、線状
ポリイミド類、ポリアミドイミド類、ポリフェニレンオ
キシト、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレン、ポ
リマ20ピレン、ポリスチレン、アクリロニトリルヌチ
レン共重合体、ポリ塩化ビニル、ABE14iJ脂、ポ
リブタジェン、エチVンプロピレンゴム、NBR,アク
リルゴム、クロロブノンなどが挙げられる。
ミン類、インシアヌル酸およびその誘導体、シアヌル酸
およびその誘導体、トリアジン類、シアン酸エステル類
(そのプレポリマーを含む)、不飽和ポリニスデル、エ
ポキシ樹脂、ポリフェノール、ポリチオール、尿素類、
チオ尿素類、イミン類、シッフ塩基、ヒドラジド化合物
、ヒドラジン類、アミド化合物、オキサゾール類、バル
ビッール酸およびその誘導体、オギサゾリン類、ヒダン
トイン化合物、シアノアクリレート類、エポキシ変性ア
ミン類、イソシアネート類、オキシム類、フェノールホ
ルマリン樹脂、アミノ変性ノポラッり、アリジン類、ジ
ンアンアミド類、イミダゾール類、スルホンアミド類、
アゾメチン化合物、ポリカルボン酸、アザジエン化合物
、キナゾロン化合物、ピペラジン化合物、インドール類
、アセトンアニール類、チオイソシアネート類、アクリ
ルアミド類、オレフィン化合物、ジエン化合物、および
これらの誘導体などが挙げられる。さらに本発明のポリ
イミドプレポリマーは、種々のポリマーとブレンドして
硬化することも可能である。そのようなポリマーとして
例えば、種々のポリアミド類、種々のポリニスデル類、
フッ素樹脂類、ポリスルホン類、ポリアセタール、線状
ポリイミド類、ポリアミドイミド類、ポリフェニレンオ
キシト、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレン、ポ
リマ20ピレン、ポリスチレン、アクリロニトリルヌチ
レン共重合体、ポリ塩化ビニル、ABE14iJ脂、ポ
リブタジェン、エチVンプロピレンゴム、NBR,アク
リルゴム、クロロブノンなどが挙げられる。
本発明で得られるポリイミドプレポリマーは加熱の他、
高エネルギー電子線、X線などの対照eこよっても硬化
させることができる。また本発明で得られるポリイミド
プレポリマーはそのままでも良好な硬化特性を有してい
るが、用途によっては有機過酸化物、イミダゾール類、
BF3−アミン錯体などの硬化促進剤を併用することも
できる。
高エネルギー電子線、X線などの対照eこよっても硬化
させることができる。また本発明で得られるポリイミド
プレポリマーはそのままでも良好な硬化特性を有してい
るが、用途によっては有機過酸化物、イミダゾール類、
BF3−アミン錯体などの硬化促進剤を併用することも
できる。
本発明で得られるポリイミドプレポリマーは充填剤と配
合することも可能であり、そのような充填剤の例として
、ガラス繊維、ガラスピーズ、グラファイト、炭素繊維
、シリカ、石綿、酸化チタンなどが挙げられる。また他
の重合体とブレンドして使用することもできる。
合することも可能であり、そのような充填剤の例として
、ガラス繊維、ガラスピーズ、グラファイト、炭素繊維
、シリカ、石綿、酸化チタンなどが挙げられる。また他
の重合体とブレンドして使用することもできる。
本発明で得られるポリイミドプレポリマーは積層板、成
形材料用原料、ワニス、被覆組成物、注型用樹脂などと
して使用できる。また、その硬化物は、耐熱性、耐薬品
性および機械物性などに優れており、電機部品、機械部
品、自動車部品、航空機部品などの用途に好適に使用さ
れる。
形材料用原料、ワニス、被覆組成物、注型用樹脂などと
して使用できる。また、その硬化物は、耐熱性、耐薬品
性および機械物性などに優れており、電機部品、機械部
品、自動車部品、航空機部品などの用途に好適に使用さ
れる。
以下実施例を用いて本発明をさらに詳述する。
実施例1
15−
攪拌機、温度計、滴下ロートおよび還流コンデンサーを
備えた11フラスコ中eこ無水マレイン酸98.1g(
LOモ/l/ )およびN−メチルピロリドン(以後N
MPと略称する) 200 肩/を仕込み、攪拌溶解さ
せた。次eこ滴下ロートより、4.4’−ジアミノジフ
ェニルメタン148,7g(0,75モル)ヲNMP3
00肩1tこ溶解した溶液を徐々eこ添加した。
備えた11フラスコ中eこ無水マレイン酸98.1g(
LOモ/l/ )およびN−メチルピロリドン(以後N
MPと略称する) 200 肩/を仕込み、攪拌溶解さ
せた。次eこ滴下ロートより、4.4’−ジアミノジフ
ェニルメタン148,7g(0,75モル)ヲNMP3
00肩1tこ溶解した溶液を徐々eこ添加した。
続いて30℃で1時間反応させたポリマレアミック酸プ
Vポリマーを生成させた後、五酸化リン56.8g(0
,4モtv )をNMP150g/fこ溶解した溶液を
徐々eこ添加した。添加終了後100℃まで昇温し、こ
の温度で1時間反応させた。
Vポリマーを生成させた後、五酸化リン56.8g(0
,4モtv )をNMP150g/fこ溶解した溶液を
徐々eこ添加した。添加終了後100℃まで昇温し、こ
の温度で1時間反応させた。
次eこ反応混合物を室温まで冷却し、激しく攪拌してい
る51の氷水中eこ投入して、プレポリマーを析出させ
た後、P H9,5&こなるまで炭酸ナトリウム水溶液
を添加した。次eこプレポリマーを1戸別し水で十分t
こ洗浄した後、70′0で15時間真空乾燥したところ
薄黄色のプレポリマー217g(収率94.9チ)が得
られた。
る51の氷水中eこ投入して、プレポリマーを析出させ
た後、P H9,5&こなるまで炭酸ナトリウム水溶液
を添加した。次eこプレポリマーを1戸別し水で十分t
こ洗浄した後、70′0で15時間真空乾燥したところ
薄黄色のプレポリマー217g(収率94.9チ)が得
られた。
得られたプレポリマーを工R、’N M Rおよびア1
6− ルカリ滴定で分析したところ、イミド閉環率96チ以上
であり、−級アミノ基および二重結合が多量に検出され
た。
6− ルカリ滴定で分析したところ、イミド閉環率96チ以上
であり、−級アミノ基および二重結合が多量に検出され
た。
また、得られたポリイミドプレポリマーを230℃、7
01c9/cAの条件下で10分間プレス成形したとこ
ろ十分硬化した成形品が得られ、発泡やボイドはまった
(発生しなかった。続いて成形品を200uて24時間
アフターキュアした後、物性を測定したところ、熱変形
温度(ASTM−D648)500℃以上、曲げ強度(
J工S K−6911)1 、420 kg/cAとい
う、熱的および機械的特性の優れたものであった。
01c9/cAの条件下で10分間プレス成形したとこ
ろ十分硬化した成形品が得られ、発泡やボイドはまった
(発生しなかった。続いて成形品を200uて24時間
アフターキュアした後、物性を測定したところ、熱変形
温度(ASTM−D648)500℃以上、曲げ強度(
J工S K−6911)1 、420 kg/cAとい
う、熱的および機械的特性の優れたものであった。
比較例1
五酸化リン56.8g(0,4モル)をNMP150m
e tこ溶解した溶液で添加するのeこ代えて、五酸化
リン56.8g(0,4モ)v)を、固体のまま添加す
る゛以外実施例1とまったく同様eこ重合操作を行なっ
たところ、昇温過程eこおいて90℃を過ぎたところか
ら急激eこ温度が上昇し、一時的に12’O’Ctこ達
した。
e tこ溶解した溶液で添加するのeこ代えて、五酸化
リン56.8g(0,4モ)v)を、固体のまま添加す
る゛以外実施例1とまったく同様eこ重合操作を行なっ
たところ、昇温過程eこおいて90℃を過ぎたところか
ら急激eこ温度が上昇し、一時的に12’O’Ctこ達
した。
次に反応混合物eこ実施例1と同様の後処理操作を施し
たところ、薄黄茶色のプレポリマー211g(収率92
.2 % )が得られた。また得られたプレポリマーを
実施例1と同様eこ分析したところイミド閉環率は93
%という低いものであった。
たところ、薄黄茶色のプレポリマー211g(収率92
.2 % )が得られた。また得られたプレポリマーを
実施例1と同様eこ分析したところイミド閉環率は93
%という低いものであった。
このようにイミド閉環剤の五酸化リンを溶液tこせず固
体のまま使用すると、溶液で使用する場合に比べて、(
1)反応温匿が急上昇し、制御が難しい、(2)プレポ
リマーの色調も実施例1の薄黄色eこ比べて薄黄茶色と
悪い、(3)イミド閉環率も低いという欠点が認められ
た。
体のまま使用すると、溶液で使用する場合に比べて、(
1)反応温匿が急上昇し、制御が難しい、(2)プレポ
リマーの色調も実施例1の薄黄色eこ比べて薄黄茶色と
悪い、(3)イミド閉環率も低いという欠点が認められ
た。
比較例2
実施例1の前半とまった(同様の操作でポリマレアミッ
ク酸プレポリマーを生成させた後、還流コンデンサーを
留出装置と取り替え、トルエン100 mlを添加後1
40℃まで昇温し、トルエン/水の共沸混合物を連続的
1こ1.5時間留出させた。
ク酸プレポリマーを生成させた後、還流コンデンサーを
留出装置と取り替え、トルエン100 mlを添加後1
40℃まで昇温し、トルエン/水の共沸混合物を連続的
1こ1.5時間留出させた。
次に反応混合物を室温まで冷却し、激しく攪拌している
51の水中に投入して、プレポリマーを析出させた。濾
過分離後、メタノール、続いて水で十分に洗浄し、70
℃で15時間真空乾燥したところ、薄黄茶色のプレポリ
マー215g(収率94.2チ)が得られた。
51の水中に投入して、プレポリマーを析出させた。濾
過分離後、メタノール、続いて水で十分に洗浄し、70
℃で15時間真空乾燥したところ、薄黄茶色のプレポリ
マー215g(収率94.2チ)が得られた。
この得られたプレポリマーをIRおよびNMRで分析し
たところ、イミド閉環率は78%しかなく、22%はア
ミド酸単位のままであった。またこのプレポリマーを実
施例1と同条件下でプレス成形したところ、激しく発泡
して正常な成形は不可能であった。
たところ、イミド閉環率は78%しかなく、22%はア
ミド酸単位のままであった。またこのプレポリマーを実
施例1と同条件下でプレス成形したところ、激しく発泡
して正常な成形は不可能であった。
比軟例3
実施例1の前半とまった(同様の操作でポリマレアミッ
ク酸プレポリマーを生成させた後、イミド閉環剤として
無水酢酸150 g(1,28モ/L/)、閉環促進剤
としてジメチルアニリン17.5 g(0,145、モ
)v )および酢酸コバルトI Q (0,0038
3モ/L/)を徐々tこ添加した。添加終了後120℃
まで昇温し、この温度で2時間反応させた。
ク酸プレポリマーを生成させた後、イミド閉環剤として
無水酢酸150 g(1,28モ/L/)、閉環促進剤
としてジメチルアニリン17.5 g(0,145、モ
)v )および酢酸コバルトI Q (0,0038
3モ/L/)を徐々tこ添加した。添加終了後120℃
まで昇温し、この温度で2時間反応させた。
次に、この反応混合物1こ対して実施例1と同様の後処
理を施したところ、薄黄茶色のプレポリマ−241g(
仕込み無水マレイン酸をペースとし19− て収率105.3チ)が得られた。
理を施したところ、薄黄茶色のプレポリマ−241g(
仕込み無水マレイン酸をペースとし19− て収率105.3チ)が得られた。
得られたプレポリマーを実施例1と同様に分析したとこ
ろ、イミド閉環率は98チ以上と高かったが、−級アミ
ノ基はまったく検出されず、そのかわりeこ多量のアセ
チルアミド基が検出された。
ろ、イミド閉環率は98チ以上と高かったが、−級アミ
ノ基はまったく検出されず、そのかわりeこ多量のアセ
チルアミド基が検出された。
続いて得られたプレポリマーを実施例1と同条件下でプ
レス成形を行なったところ、実施例104倍の時間であ
る40分間加熱を行なっても、まだゴムのように軟らか
く、冷却しないと金型から取り出せない程極端eこ硬化
特性の悪いものであった。
レス成形を行なったところ、実施例104倍の時間であ
る40分間加熱を行なっても、まだゴムのように軟らか
く、冷却しないと金型から取り出せない程極端eこ硬化
特性の悪いものであった。
このようtこ本発明のイミド閉環剤であるリンの酸化物
に代えて、公知の無水酢酸を使用した場合は、プレポリ
マー末端の一級アミノ基がアセチル化され、その為硬化
活性が著しく低下することがわかった。
に代えて、公知の無水酢酸を使用した場合は、プレポリ
マー末端の一級アミノ基がアセチル化され、その為硬化
活性が著しく低下することがわかった。
実施例2
実施例1と同様の装置に五酸化リンフ1g(0,5モ)
V )およびN、N−ジメチルホルムアミド(以後DM
F’と略称する) 200 mlを仕込み、激しく攪2
0− 拌させて均一溶解した。次eこ無水マレイン酸58.8
9 (0,6モJv)を添加して攪拌溶解後、ジアミノ
ジフエニμエーテJv60.09(0,5モル)および
メタフェニレンジアミン21.6g(0,2モル)をD
MF2501Iltfこ溶解した溶液を徐々に添加した
。添加終了後100℃まで昇温し、この温度で1時間反
応させた。
V )およびN、N−ジメチルホルムアミド(以後DM
F’と略称する) 200 mlを仕込み、激しく攪2
0− 拌させて均一溶解した。次eこ無水マレイン酸58.8
9 (0,6モJv)を添加して攪拌溶解後、ジアミノ
ジフエニμエーテJv60.09(0,5モル)および
メタフェニレンジアミン21.6g(0,2モル)をD
MF2501Iltfこ溶解した溶液を徐々に添加した
。添加終了後100℃まで昇温し、この温度で1時間反
応させた。
次eこ得られた反応混合物に実施例1と同様の後処理を
施したところ、薄茶色のプレポリマー118g(収率9
1,1チ)が得られた。
施したところ、薄茶色のプレポリマー118g(収率9
1,1チ)が得られた。
得られたプレポリマーを実施例1と同様に分析したとこ
ろ、イミド閉環率96%以上であり、硬化活性点である
一級アミノ基および二重結合が多量1こ検出された。
ろ、イミド閉環率96%以上であり、硬化活性点である
一級アミノ基および二重結合が多量1こ検出された。
続いて得られたプレポリマーを微粉砕したもの60’i
fこガラスピーズ40gをトライブレンドし、250℃
、150 kg/c、(の条件下で10分間プレス成形
とたところ十分硬化した成形品が得られ、発泡やボイド
はまった(認められなかった。成形品を200℃で24
時間アフターキュアした後、物性を測定したところ熱変
形温度(ASTM−D648)300℃以上、曲げ強度
(J工S K6911 )1350kfl/cAとい
う優れたものであった。
fこガラスピーズ40gをトライブレンドし、250℃
、150 kg/c、(の条件下で10分間プレス成形
とたところ十分硬化した成形品が得られ、発泡やボイド
はまった(認められなかった。成形品を200℃で24
時間アフターキュアした後、物性を測定したところ熱変
形温度(ASTM−D648)300℃以上、曲げ強度
(J工S K6911 )1350kfl/cAとい
う優れたものであった。
実施例3
実施例1と同様の反応装置eこマレイン酸モノメチルエ
ステル651i (0,5モル)オよびDMF100耐
を仕込み攪拌溶解させた。次tこ滴下ロートより、41
4’−ビヌ(p−アミノフェノキシ)ジフエ=)vプロ
パン133 Q (0,325モtv )をDMF25
0*ltこ溶解した溶液を徐々eこ添加した。続いて6
0℃で一時間反応させた後、締金リン酸68g(概略0
.6当量)をDMF150*/lこ溶解した溶液を徐々
に添加して徐々tこ100℃まで昇温し、この温度で1
時間反応させた。
ステル651i (0,5モル)オよびDMF100耐
を仕込み攪拌溶解させた。次tこ滴下ロートより、41
4’−ビヌ(p−アミノフェノキシ)ジフエ=)vプロ
パン133 Q (0,325モtv )をDMF25
0*ltこ溶解した溶液を徐々eこ添加した。続いて6
0℃で一時間反応させた後、締金リン酸68g(概略0
.6当量)をDMF150*/lこ溶解した溶液を徐々
に添加して徐々tこ100℃まで昇温し、この温度で1
時間反応させた。
次に反応混合物eこ実施例1と同様の後処理を施したと
ころ、薄茶色のプレポリマー160g(収率92.5%
)が得られた。
ころ、薄茶色のプレポリマー160g(収率92.5%
)が得られた。
得られたプレポリマーを実施例1と同様tこ分析したと
ころ、閉環率96チ以上であり、硬化活性点である一級
アミノ基、および二重結合が多量に検出された。
ころ、閉環率96チ以上であり、硬化活性点である一級
アミノ基、および二重結合が多量に検出された。
続いて得られたプレポリマーの45重量%DMF溶液を
調製し、シラン処理したガラスクロスeこ含浸させ、熱
風乾燥機中150℃で30分間乾燥を行なって樹脂付着
分43チのプリプレグを得た。
調製し、シラン処理したガラスクロスeこ含浸させ、熱
風乾燥機中150℃で30分間乾燥を行なって樹脂付着
分43チのプリプレグを得た。
次ぐここのプリプレグを積層し、220℃、50に9/
dの条件で1時間加熱加圧したところ、強じんなゆがみ
のない積層板が得られ、その曲げ強度(J工S−に69
10)は7 、000 kg/cJ という浸れたもの
であった。
dの条件で1時間加熱加圧したところ、強じんなゆがみ
のない積層板が得られ、その曲げ強度(J工S−に69
10)は7 、000 kg/cJ という浸れたもの
であった。
実施例4
無水マレイン酸98.19 (1,0モル)に代走て無
水マレイン酸68.7 g(0,7モ)v )および無
水ナジック酸48.09 (0,5モル)の混合物を使
用する以外実施例1とまった(同様に合成操作および後
処理操作を行なったところ、薄黄色のプレポリマー23
39(収率94.2チ)が得られた。
水マレイン酸68.7 g(0,7モ)v )および無
水ナジック酸48.09 (0,5モル)の混合物を使
用する以外実施例1とまった(同様に合成操作および後
処理操作を行なったところ、薄黄色のプレポリマー23
39(収率94.2チ)が得られた。
次eこ得られたプレポリマーを270t3.100に9
/cJの条件下で20分間プレス成形したところ、十分
硬化したボイドのない成形品が得られた。この成形品を
250℃で10時間アフターキュアした後、熱変形温度
(ASTM−D64B)を測定したところ、600℃以
上であり、ピカット軟化点(ASTM−Dl 525−
58T )は350℃以上という優れたものであった。
/cJの条件下で20分間プレス成形したところ、十分
硬化したボイドのない成形品が得られた。この成形品を
250℃で10時間アフターキュアした後、熱変形温度
(ASTM−D64B)を測定したところ、600℃以
上であり、ピカット軟化点(ASTM−Dl 525−
58T )は350℃以上という優れたものであった。
実施例5
実施例1と同様の反応装置eこ無水マレイン酸貯q (
0,5モル)およびNMP100g/を仕込み攪拌溶解
させた。次に滴下ロートより、バラ−ビス(4−アミノ
フェノキシ)ジフェニルスルホン140、4 g( 0
.525モル)をN M P 3 0 0 vxlに溶
解した溶液を徐々に添加した。添加終了後30℃で1時
間反応させてポリマレアミック酸プレポリマーを生成さ
せた後、無水硫酸60g(0.75モル)のNMP10
0s+f!溶液を徐々eこ添加した。添加終了後60℃
まで昇温し、この温度で1.5時間反応させた。
0,5モル)およびNMP100g/を仕込み攪拌溶解
させた。次に滴下ロートより、バラ−ビス(4−アミノ
フェノキシ)ジフェニルスルホン140、4 g( 0
.525モル)をN M P 3 0 0 vxlに溶
解した溶液を徐々に添加した。添加終了後30℃で1時
間反応させてポリマレアミック酸プレポリマーを生成さ
せた後、無水硫酸60g(0.75モル)のNMP10
0s+f!溶液を徐々eこ添加した。添加終了後60℃
まで昇温し、この温度で1.5時間反応させた。
次eこ反応混合物に実施例1と同様の後処理操作を施し
たところ薄茶黄色のポレポリマーが162g(収率89
.8チ)得られた。
たところ薄茶黄色のポレポリマーが162g(収率89
.8チ)得られた。
得られたプレポリマーを実施例1と同様tこ分析したと
ころ、閉環率93チであった。またこのプレポリマーは
、無水硫酸を溶液eこせずそのまま添加して合成したプ
レポリマーに比べて、色調が格段eこ良いものであった
。次eここのプレポリマー70qtこグラファイト30
9をドライブレンドシ、230℃、1 5 0 kQ/
caの条件下で10分間プレス成形したところ、十分硬
化した成形品が得られ、ボイドは認められなかった。
ころ、閉環率93チであった。またこのプレポリマーは
、無水硫酸を溶液eこせずそのまま添加して合成したプ
レポリマーに比べて、色調が格段eこ良いものであった
。次eここのプレポリマー70qtこグラファイト30
9をドライブレンドシ、230℃、1 5 0 kQ/
caの条件下で10分間プレス成形したところ、十分硬
化した成形品が得られ、ボイドは認められなかった。
特許出願人 東し株式会社
Claims (1)
- 一般式R(NH2)n (ここでRは少なくとも2個の
炭素原子を含む有機基であり、nは2以上の整数である
)で示されるポリアミンと、このポリアミンの−NH2
基1モ基当モル0.52モル以上0.95モル未満の脂
肪族二重結合含有カルシボン酸無水物またはその誘導体
を、極性溶媒中でリンまたはイオウの酸化物の存在下e
こ反応させて脱水イミド化させるeこ際し、リンまたは
イオウの酸化物を予め極性有機溶媒eこ溶解した溶液状
態で利用することを特徴とするポリイミドプレポリマー
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9656083A JPS59221329A (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | ポリイミドプレポリマ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9656083A JPS59221329A (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | ポリイミドプレポリマ−の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59221329A true JPS59221329A (ja) | 1984-12-12 |
Family
ID=14168427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9656083A Pending JPS59221329A (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | ポリイミドプレポリマ−の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59221329A (ja) |
-
1983
- 1983-05-31 JP JP9656083A patent/JPS59221329A/ja active Pending
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