JPS5920734A - 車両用トルク伝達装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両用トルク伝達装置の改良に関し、自動変速
機特有のクリープの発生を防止するようにしたものであ
る。

従来から使用されている車両用トルク伝達装置は、第１
図に示すように、トルクコンバータ１と、複数の摩擦要
素を選択的に作動させて異な、る変速段を得るようにし
た歯車変速機構２と、この摩擦要素に油圧を給排するた
めの図示しない油圧制御装置とから構成されており、油
圧制御装置には手動によル作動されて歯車変速機構２に
ニュートラル状態を達成させるＮレンジと変速段を達成
させるＤレンジの少なくとも２位置を有するマニアル弁
が設けられている。

このような車両用トルク伝達装置では、車両の停止状態
においてマニアル弁をＤレンジに切換えたル、Ｄレンジ
のまま車両を停止させようとすると、自動的に第１速の
変速段が達成されるため車両が低速度で前進するいわゆ
るクリープが発生し、車両のブレーキ装置を作動させて
おかなければ真の停止状ゴとならない不具合がある。

本発明はかかる従来の不具合を解消し、クリープの発生
しない車両用トルク伝達装置の提供を目的とする。かか
る目的を達成する本発明の構成は、入力軸と出力軸との
間に設けられトルりの伝達を断続し得るトルク断続装置
と、車両の停止状態を検出する車両停止検出器と、アク
セルペダル近傍のフロア上に設置され且つ運転者が踵を
載せることにょシ前記アクセル被ダルの踏み込み動作を
予測する線荷重検出器と、この線荷重検出器および前記
車両停止検出器からの検出信号にょシ前記トルク断続装
置に作動信号を発する制御装置とからなることを特徴と
する。

以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する
。

本発明の車両用トルク伝達装置では、第１図に示すよう
に、トルクコンバータｌのボン７″′３と連結された入
力軸４とトルクコンバータｌのタービン５とスゲツイン
結合されると共に両車変速機構２と結合される出力軸６
との間にトルクの伝達を断続し得るトルク断続装置とし
て出力軸６を固定するブレーキ７が介装され、第°２図
に示すように、ケース８に一端が取付けられ且つ出力軸
６に巻き掛けられたブレーキバンド９の他端が油圧ピス
トン１０と連結されている。

このブレーキ７を作動させ出力軸６を固定することでク
リープを防止する油圧制御装置には、第２図にその概略
構成を示すように、車両用トルク伝達装置を制御するた
め図示しない油圧ポンプおよび調圧弁で一定圧カとされ
た作動油（ライン圧ＰＬ）の供給を受け、この作動油の
ブレーキ７への給排を切換える切換弁１１が設けられる
と共にこの切換弁１１の作動を制御する制御装置１２が
設けである。

この切換弁１１は、バルブボディ１３に３つのライン圧
供給路１４，１５．１６と、ブレーキ７の油圧ピストン
１０の保合側および解放側と連通ずるブレーキ保合用油
路１７およびブレーキ解放用油路１８と、このブレーキ
係合用油路１７とプレーヤ解放用油路１８との間に位置
する排油路１９が形成され、バルブボディ】３内に３つ
のランド２０，２１．２２を有するスプール２３および
このスプール２３をライン圧供給路１４側に付勢するス
プリング２４が装着しである。そして、ライン圧供給路
１４には、ここを流れる作動油を排出するだめのソレノ
イド弁２５が付設され、制御装置１２と接続しである。

この制御装置１２には運転者の発進の意志を検出するた
めアクセルペダル２６近傍のフロア上に設置された線荷
重検出器、例えば、圧力センサ２７の検出信号が入力さ
れると共に車両の停止状態を検出する車両停止検出器、
例えば電気的に駆動軸の回転を検出するマグネットセン
サ２８の検出信号が入力されるようになっている。

このように構成された油圧制御装置では、両車変速機構
２の図示しないマニアル弁がＤレンジに保持されたまま
車両が停止状態となると、運転者はブレーキを操作する
ためアクセルペダル２６から足をはなすこととなり線荷
重検出器としての圧力センサ２７には荷重が作用せず「
荷重なし」の信号が制御装置１２に入力されると共に車
両停止検出器であるマグネットセンサ２８から「車両停
止」の信号が入力される結果、制御装置１２からソレノ
イド弁２５に「開」の信号が発せられライン圧供給路１
４の作動油を排出する。すると、スゲリング２４のばね
カによ〕スプール２３が図中の左端へ移動し、ライン圧
供給路１５からブレーキ係合用油路１７に作動油が供給
され油圧ピストン１ｏの作動によ）出力軸６が固定され
てクリープの発生が防止される。

一方、この状態から発進しようとする場合には、運転者
がアクセル被ダル２６を踏み込むためアクセルペダル２
６のところに足を移動すると、線荷重検出器としての圧
力センサ２７に荷重が作用し「荷重あル」の信号が制御
装置１２に入力される結果、ソレノイド°弁２５に「閉
」の信号が発せられライン圧供給路１４が閉じられる。

この結果、切換弁１１のスプール２３のランド２０の左
端面にライン圧が作用しスプール２３を図中の右端に切
換えてツイン圧供給路１６からブレーキ解放用油路１８
に作動油を供給すると同時にブレーキ係合用油路１７を
排油路１９に連通してブレーキ７を解放する。

このようにアクセルペダル２６が踏み込まれる直前にア
クセルペダルの踏み込み動作を予測検出して出力軸６を
固定するブレーキを解放するので発進までのタイムラグ
がなくスムーズな運転ができる。

また、走行状態にあっては車両停止検出器であるマグネ
ットセンナ２８から「走行中」の信号が入力されるので
ブレーキ７を作動することもなく安全である。

尚、上記実施例では、トルク断続装置としてトルクコン
バータｌの出力軸６を固定するために新たなブレーキ７
を設けた場合について説明したが、歯車変速機構２内に
具えられている複数の摩擦要素を組合せて作動させ出力
軸を固定するようにしても良く、この場合には装置の小
型化等も達成できる。また、入力ｉ！ＩＩ４とトルクコ
ンバータｌのポンプ３との間にクラッチを介装してトル
クの伝達を断続することでクリープの発生を防止するよ
うにしても良く、この場合には、ポンプの駆動分のエン
ジン負荷が小さくなシ燃費の低減ともなる。

以上、実施例とともに具体的に説明したよう和本発明に
よれば、入力軸と出力軸との間にトルク断続装置を介装
し、これを踵荷重検出器および車両停止検出器の検出信
号によシ制御装置を介して制御するようにしたので自動
変速機やトルクコンバータ特有のクリープを防止するこ
とができると共にスムーズな運転が行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の車両用トルク伝達装置の
一実施例にかがシ、第１図はトルク断続装置の概略構成
図、８ｇ２図は油圧制御装置の概略構成図である。 図面中、 ｌはトルクコンバータ、 ２は歯車変速機構、 ４は入力軸、 ６は出力軸。 ７はブレーキ、 ｌＯは油圧ピストン。 １１は切換弁、 １２は制御装置、 ２７は踵荷重検出器（圧力センナ）、 ２８は車両停止検出器（マグネットセンサ）である。 特許出願人 三菱自動車工業株式会社 復代理人 弁理士　光　石　士　部　（他１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力軸と出力軸との間に設けられトルクの伝達を断続し
   得るトルク断続装置と、車両の停止状態を検出する車両
   停止検出器と、アクセルペダル近傍のフロア上に設置さ
   れ且つ運転者が踵を載せることによシ前記アクセルペダ
   ルの踏み込み動作を予測する踵荷重検出器と、この踵荷
   重（力出器および前記車両停止検出器からの検出信号に
   より前記トルク断続装置に作動信号を発する制御装置と
   からなることを特徴とする車両用トルク伝達装置。