JPS59202221A - 熱硬化性樹脂およびそれを含有してなる樹脂組成物 - Google Patents
熱硬化性樹脂およびそれを含有してなる樹脂組成物Info
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- JPS59202221A JPS59202221A JP7591483A JP7591483A JPS59202221A JP S59202221 A JPS59202221 A JP S59202221A JP 7591483 A JP7591483 A JP 7591483A JP 7591483 A JP7591483 A JP 7591483A JP S59202221 A JPS59202221 A JP S59202221A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な熱硬化性樹脂およびそれを含有してなる
樹脂組成物に関する。
樹脂組成物に関する。
ビス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボン酸をはソ
等モlv混合し、加熱すると線状のポリエステルアミド
が生成することはすでに知られたことである。
等モlv混合し、加熱すると線状のポリエステルアミド
が生成することはすでに知られたことである。
しかし本発明者らは、上記反応について詳細に検討した
ところ、反応を長時”間続けるか、ビス(2−オキサゾ
リン)化合物をジカルボン酸に対して過剰使用すると、
下式のように一旦生成したアミド結合にオキサゾリン環
が開環付加するという、今迄に全く知られていなかった
副反応が起ることを知見した。
ところ、反応を長時”間続けるか、ビス(2−オキサゾ
リン)化合物をジカルボン酸に対して過剰使用すると、
下式のように一旦生成したアミド結合にオキサゾリン環
が開環付加するという、今迄に全く知られていなかった
副反応が起ることを知見した。
このアミド基とオキサゾリン環との反応を利用すれば、
ビス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボン酸とから
、熱硬化性樹脂が得られるはずである。
ビス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボン酸とから
、熱硬化性樹脂が得られるはずである。
本発明者らは上記反応について更に検討したところ、ビ
ス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボン酸とをビス
(2−オキサゾリン)化合物1−f−ルに対してジカル
ボン酸を約1モル以下の割合で混合し、系内を完全に窒
素置換して、180℃以上に加熱すると熱硬化性樹脂が
得られることを知見した。また、本発明者らはアミド基
とオキサゾリン環との反応を選択的に促進する触媒につ
いて鋭意検討したところ、亜リン酸エステル、ホスホン
酸エステルおよび無機塩類などのような求電子試薬が触
媒作用を持っていることおよびこれらの触媒を用いた場
合、特に架橋度の高い熱硬化性樹脂が得られることを知
見し、これらの知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
ス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボン酸とをビス
(2−オキサゾリン)化合物1−f−ルに対してジカル
ボン酸を約1モル以下の割合で混合し、系内を完全に窒
素置換して、180℃以上に加熱すると熱硬化性樹脂が
得られることを知見した。また、本発明者らはアミド基
とオキサゾリン環との反応を選択的に促進する触媒につ
いて鋭意検討したところ、亜リン酸エステル、ホスホン
酸エステルおよび無機塩類などのような求電子試薬が触
媒作用を持っていることおよびこれらの触媒を用いた場
合、特に架橋度の高い熱硬化性樹脂が得られることを知
見し、これらの知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、(1)主鎖にビス(2−オキサゾ
リン)化合物とジカルボン酸との反応によって得られる
下式のエステルアミド頒 〔式中、Rはフェニレン基を、R′は炭化水素基、nは
正の整数を示す。〕を持ち、その−1LH−基の少なく
とも5%が2−オキサゾリン環によって架橋化された構
造を有する熱硬化性樹脂および(2)主鎖にビス(2−
オキサゾリン)化合物とジカルボン酸との反応によって
得られる下式のエステルアミド鎖 〔式中、Rは)ユニしン基、P′は炭化水素基、nは正
の整数を示す。〕を持ち、その−NH−基の少なくとも
5%が2−オキサゾリン環によって架橋化された構造を
有する熱硬化性樹脂と強化材および/または充てん材を
約3〜95重量%含有してなる樹脂組成物である。
リン)化合物とジカルボン酸との反応によって得られる
下式のエステルアミド頒 〔式中、Rはフェニレン基を、R′は炭化水素基、nは
正の整数を示す。〕を持ち、その−1LH−基の少なく
とも5%が2−オキサゾリン環によって架橋化された構
造を有する熱硬化性樹脂および(2)主鎖にビス(2−
オキサゾリン)化合物とジカルボン酸との反応によって
得られる下式のエステルアミド鎖 〔式中、Rは)ユニしン基、P′は炭化水素基、nは正
の整数を示す。〕を持ち、その−NH−基の少なくとも
5%が2−オキサゾリン環によって架橋化された構造を
有する熱硬化性樹脂と強化材および/または充てん材を
約3〜95重量%含有してなる樹脂組成物である。
前記式中、Rで示されるフェニレン基としては、タト、
tld’l、3−フエニVン基、1.4−フェニレン基
などがあげられる。R′で示される炭化水素基としては
、後述する脂肪族基、芳香族基などがあげられる。nは
1〜約60の整数である。
tld’l、3−フエニVン基、1.4−フェニレン基
などがあげられる。R′で示される炭化水素基としては
、後述する脂肪族基、芳香族基などがあげられる。nは
1〜約60の整数である。
本発明の熱硬化性樹脂は、ビス(2−オキサゾリン)化
合物とジカルボン酸との反応で生成するポリエステルア
ミドの連鎖中のアミド基のNHがさらにオキサゾリン環
と反応してNOところで三叉結合を有する構造(アミド
基のHHとオキサゾリン環が反応すると、新たに第2ア
ミドが生成するので、このアミドのNHも、別のオキサ
ゾリン環と反応して、そこにも分岐がおこる。)を持っ
ている。本発明の熱硬化性樹脂がかかる構造を持ってい
ることは、これをアルカリ水溶液中で加熱してエステル
結合及びアミド結合を完全に加水分解し、次にその分解
物を成分毎に分け、核磁気共鳴、ガスクロマトグラフィ
ー、ゲ/L/g透クロマトグラフィー、薄層クロマトグ
ラフィー等適宜の手段によって、確定することができる
。特にアミン成分を分析するとモノニゲノールアミンの
他にIEI2N−(CH20M2NH)nC)I2CH
20H(nは1.2−−m−の整数)という構造の化合
物が含まれていることがわかる。この痕者の存在が本発
明の樹脂の架橋構造を証明している(下図参照)。
合物とジカルボン酸との反応で生成するポリエステルア
ミドの連鎖中のアミド基のNHがさらにオキサゾリン環
と反応してNOところで三叉結合を有する構造(アミド
基のHHとオキサゾリン環が反応すると、新たに第2ア
ミドが生成するので、このアミドのNHも、別のオキサ
ゾリン環と反応して、そこにも分岐がおこる。)を持っ
ている。本発明の熱硬化性樹脂がかかる構造を持ってい
ることは、これをアルカリ水溶液中で加熱してエステル
結合及びアミド結合を完全に加水分解し、次にその分解
物を成分毎に分け、核磁気共鳴、ガスクロマトグラフィ
ー、ゲ/L/g透クロマトグラフィー、薄層クロマトグ
ラフィー等適宜の手段によって、確定することができる
。特にアミン成分を分析するとモノニゲノールアミンの
他にIEI2N−(CH20M2NH)nC)I2CH
20H(nは1.2−−m−の整数)という構造の化合
物が含まれていることがわかる。この痕者の存在が本発
明の樹脂の架橋構造を証明している(下図参照)。
部分構造の一例(点線は加水分解の個所を示す)HOC
H2CM2NHCH2i2Nu2゜HOCH2CH2N
’HCI(2CH2NHCH3CH2NH2−−一一一
一たyし、ここで末端にヒドロキシ基をもつポリエチレ
ンポリアミン(HO+CH2CM2NHキC■2CH3
NH2)を個々定量することは実際上不可能なので、樹
脂の構造全体を詳しく確定することはできないが、架橋
の度合は一応 で表わすことができる。ここで はモノエタノールアミンの残存率と呼ぶことができる。
H2CM2NHCH2i2Nu2゜HOCH2CH2N
’HCI(2CH2NHCH3CH2NH2−−一一一
一たyし、ここで末端にヒドロキシ基をもつポリエチレ
ンポリアミン(HO+CH2CM2NHキC■2CH3
NH2)を個々定量することは実際上不可能なので、樹
脂の構造全体を詳しく確定することはできないが、架橋
の度合は一応 で表わすことができる。ここで はモノエタノールアミンの残存率と呼ぶことができる。
本発明の熱硬化性樹脂の架橋度αは、少なくとも5%、
好ましくは約15〜75%程度である。
好ましくは約15〜75%程度である。
この熱硬化性樹脂は、次のような方法によシ製造される
。
。
ビス(2−オキサゾリン)化合物A−f−〃トシカμポ
ン酸B−E:/l’(B<:A )とを触媒(求電子試
薬)と共に混合し約100℃以上、好ましくは約150
℃以上に加熱することによって得られる。
ン酸B−E:/l’(B<:A )とを触媒(求電子試
薬)と共に混合し約100℃以上、好ましくは約150
℃以上に加熱することによって得られる。
本発明に用いられるビス(2−オキサゾリン)化合物と
しては、たとえば1,2−ビス(2−オキサゾリニyv
−’l)ベンゼン、1,3−ビス(2−オキサゾリニ/
l’−2)ベンゼン、1.4−ビス(2−オキサゾリニ
lL/−2)ベンゼン、 5 、5’−ジメチIv−2
,2’−ビス(2−オキサゾリニμm2)ベンゼン、4
,4.4’、4’−テトラメチル−2,2′−ビス(2
−オキサゾリニ/I/−2)ベンゼン、1,2−ビス(
5−メチル−2−オキサゾリニ1v−2)ベンゼン、1
,3−ビス(5−メチル−2−オキ−9−シリ=lv−
2)ベンゼ、/、1.4−ビス(5−メチ/l/−2−
オキサゾリニ/I/−2)ベンゼンF1〒4−ピース−
(−5−≠4=−Jz諌居1−冴一格羊ヅーIJ−=ル
ーーー2=→−べ→←ピッなどの芳香核に2個のオキサ
ゾリン環が結合したもので、下記一般式で表わされるも
の または法化水素基を示す。〕 などがあげられる。
しては、たとえば1,2−ビス(2−オキサゾリニyv
−’l)ベンゼン、1,3−ビス(2−オキサゾリニ/
l’−2)ベンゼン、1.4−ビス(2−オキサゾリニ
lL/−2)ベンゼン、 5 、5’−ジメチIv−2
,2’−ビス(2−オキサゾリニμm2)ベンゼン、4
,4.4’、4’−テトラメチル−2,2′−ビス(2
−オキサゾリニ/I/−2)ベンゼン、1,2−ビス(
5−メチル−2−オキサゾリニ1v−2)ベンゼン、1
,3−ビス(5−メチル−2−オキ−9−シリ=lv−
2)ベンゼ、/、1.4−ビス(5−メチ/l/−2−
オキサゾリニ/I/−2)ベンゼンF1〒4−ピース−
(−5−≠4=−Jz諌居1−冴一格羊ヅーIJ−=ル
ーーー2=→−べ→←ピッなどの芳香核に2個のオキサ
ゾリン環が結合したもので、下記一般式で表わされるも
の または法化水素基を示す。〕 などがあげられる。
ジカルボンC俊としては、たとえばマロン酸、コハク酸
、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸。
、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸。
スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンニ酸
、ダイマー酸、エイコサンニ酸、チオジプロピオン酸な
どの脂肪族ジカルボン酸、たとえばフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンシカμポン酸、ジフェニルスルホンシ
カμポン酸、ジフェニルメタンジカルボン酸などの芳香
族ジカルボン酸で、ビス(2−オキサゾリン)化合物と
混合加熱時に溶融するもの、また、たとえばビス(力μ
ポキシメトキシフエニル)ジメチルメタン、ビス(力μ
ポキシメトキシフエニ/L/)スルホンなどの芳香環の
側鎖に力μポン酸基をもつジカルボン酸が使用可能であ
る。これらは二種以上混合して用いてもよい。
、ダイマー酸、エイコサンニ酸、チオジプロピオン酸な
どの脂肪族ジカルボン酸、たとえばフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンシカμポン酸、ジフェニルスルホンシ
カμポン酸、ジフェニルメタンジカルボン酸などの芳香
族ジカルボン酸で、ビス(2−オキサゾリン)化合物と
混合加熱時に溶融するもの、また、たとえばビス(力μ
ポキシメトキシフエニル)ジメチルメタン、ビス(力μ
ポキシメトキシフエニ/L/)スルホンなどの芳香環の
側鎖に力μポン酸基をもつジカルボン酸が使用可能であ
る。これらは二種以上混合して用いてもよい。
ジカルボン酸の量はビス(2−オキサゾリン)化合物1
モμに対して約1モル以下、好ましくは約1〜0.2モ
ル程度である。
モμに対して約1モル以下、好ましくは約1〜0.2モ
ル程度である。
触媒として有効なのは亜すン酸エステル類、有機ホスホ
ン酸のエステμ類、無根塩類などの求電子試薬があげら
れる。この3種の中で、触媒能。
ン酸のエステμ類、無根塩類などの求電子試薬があげら
れる。この3種の中で、触媒能。
系に対する溶解性、副次効果の3点からみて、亜リン酸
エステ/l/類が最も好都合である。亜すン酸エヌテμ
としては、たとえば亜すン酸トリフエニμ、亜リン酸ト
リス(ノニルフエニ/V)、亜リン酸トリエチル、亜リ
ン酸トリーn−グチル、亜リン酸トリス(2−エチルへ
キシ/l/)、亜リン酸トリステアリμ)亜リン酸ジフ
ェニルモノデシ/I/。
エステ/l/類が最も好都合である。亜すン酸エヌテμ
としては、たとえば亜すン酸トリフエニμ、亜リン酸ト
リス(ノニルフエニ/V)、亜リン酸トリエチル、亜リ
ン酸トリーn−グチル、亜リン酸トリス(2−エチルへ
キシ/l/)、亜リン酸トリステアリμ)亜リン酸ジフ
ェニルモノデシ/I/。
テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト
、テトラフェニルテトラ(トリデシμ)ぺンタエリスリ
トールテトラホスファイト、亜リン酸ジフェニル、亜リ
ン酸4,4′−ブチリデンビス(3−メチztz−5−
t−ブチpフェニル−ジ−トリデシfi/)、ビスフェ
ノールA ペンタエリスリトールホスファイト、亜すン
e水素ジフエ=/l/’&どがめげられる。これらは二
種以上用いてもよい。
、テトラフェニルテトラ(トリデシμ)ぺンタエリスリ
トールテトラホスファイト、亜リン酸ジフェニル、亜リ
ン酸4,4′−ブチリデンビス(3−メチztz−5−
t−ブチpフェニル−ジ−トリデシfi/)、ビスフェ
ノールA ペンタエリスリトールホスファイト、亜すン
e水素ジフエ=/l/’&どがめげられる。これらは二
種以上用いてもよい。
上記のなかでフェルレート基あるいi[換フェノレート
基を含む亜リン酸エステルが特に好ましい。
基を含む亜リン酸エステルが特に好ましい。
有機ホスホン酸のエステルとしては、たとえばフェニル
ホスホン酸ジフエニ!、β−クロロエチルホスホン酸ジ
(β−クロロエチ1v)、4.4’−ビフェニレンジホ
スホン酸テトラキス(2,4−ジーt−プチルフエニI
V)などの脂肪族または芳香族ホスホン酸のエステμが
あげられる。
ホスホン酸ジフエニ!、β−クロロエチルホスホン酸ジ
(β−クロロエチ1v)、4.4’−ビフェニレンジホ
スホン酸テトラキス(2,4−ジーt−プチルフエニI
V)などの脂肪族または芳香族ホスホン酸のエステμが
あげられる。
無機塩類としては、系に溶解する各種塩類が有効である
。結晶水は持っていない方がよい。たとえば、リチウム
、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、
チタン、ジルコニウム、バナジウム、クロム、マンガン
、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、カドミウム、ア
ルミニウム。
。結晶水は持っていない方がよい。たとえば、リチウム
、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、
チタン、ジルコニウム、バナジウム、クロム、マンガン
、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、カドミウム、ア
ルミニウム。
ヌズ、セリウム等の1〜4価の陰イオン(バナジpやジ
ルコニル等の多原子陽イオンを含む)とたとえばハロゲ
ン、硝酸、硫酸、塩素酸等の陰イオンとの組み合わせ力
)らなる塩類をあげることができる。なかでも塩化第二
銅、塩化バナジウム、塩化バナジル、硝酸コバルト、塩
化亜鉛、塩化マンガン、塩化ビスマスなどがすぐれた触
媒能を示す。
ルコニル等の多原子陽イオンを含む)とたとえばハロゲ
ン、硝酸、硫酸、塩素酸等の陰イオンとの組み合わせ力
)らなる塩類をあげることができる。なかでも塩化第二
銅、塩化バナジウム、塩化バナジル、硝酸コバルト、塩
化亜鉛、塩化マンガン、塩化ビスマスなどがすぐれた触
媒能を示す。
触媒量は、樹脂原料に対して、約0.05重量%以上、
好ましくは約0.2重量%以上である。
好ましくは約0.2重量%以上である。
ビス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボン酸とは、
最初から混合しておいてもよいが、それぞれを加温して
おき、高温で混合することも可能である。触媒の添加に
関しては、最初から混合しておく、加温の途中で混合す
る、ビス(2−オキサゾリン)化合物またはジカルボン
酸のいずれかに混合しておくの三通シがあげられるが、
いずれの手段をとってもよい。
最初から混合しておいてもよいが、それぞれを加温して
おき、高温で混合することも可能である。触媒の添加に
関しては、最初から混合しておく、加温の途中で混合す
る、ビス(2−オキサゾリン)化合物またはジカルボン
酸のいずれかに混合しておくの三通シがあげられるが、
いずれの手段をとってもよい。
反応温度は約100℃以上、好ましくは約150〜25
0℃程度である。
0℃程度である。
反応時間は、触媒の種類や量、ビス(2−オキサゾリン
)化合物やジカルボン酸の種類などによって一概には言
えないが、通常、約2分〜1時間程度である。
)化合物やジカルボン酸の種類などによって一概には言
えないが、通常、約2分〜1時間程度である。
本発明によシ得られる熱硬化性樹脂は分子内にエステ)
V基、第2アミド基、第3アミド基を有し、強靭で、#
厚もう性、耐溶媒性にすぐれている。
V基、第2アミド基、第3アミド基を有し、強靭で、#
厚もう性、耐溶媒性にすぐれている。
そして原料の種類、ビス(2−オキサゾリン)化合物と
ジカルボン酸とのモル比、触媒の種類と量を適宜変える
ことによって、かなシ広範囲の物性を有する熱硬化性樹
脂を得ることができる。この熱硬化性樹脂はたとえばロ
ール、歯車、軸受、スクリューなどの機械部品の成型、
電気部品のうめ込み成型、電気絶縁物、歯科材料などに
用いることができる。
ジカルボン酸とのモル比、触媒の種類と量を適宜変える
ことによって、かなシ広範囲の物性を有する熱硬化性樹
脂を得ることができる。この熱硬化性樹脂はたとえばロ
ール、歯車、軸受、スクリューなどの機械部品の成型、
電気部品のうめ込み成型、電気絶縁物、歯科材料などに
用いることができる。
前記の場合は、熱硬化性樹脂だけを用いた場合であるが
、この樹脂に、たとえば強化材および/または充てん材
を加えて用いることもできる。
、この樹脂に、たとえば強化材および/または充てん材
を加えて用いることもできる。
強化材としては、通常のプラスチックに使用される繊維
強化材が好ましい。その具体例としては、たとえばガラ
ス繊維、炭素繊維9石英繊維、セラミックファイバー、
ジルコニヤ繊維、ポロン繊維。
強化材が好ましい。その具体例としては、たとえばガラ
ス繊維、炭素繊維9石英繊維、セラミックファイバー、
ジルコニヤ繊維、ポロン繊維。
タングステン繊維、モリブデン繊維、鋼繊維、ベリリウ
ム繊維、ステンレス繊維2石綿繊維等の無機繊維類+
#R+亜麻、大麻、黄條ジュート、サイザル麻等の天然
繊維類、ポリアミド系繊維、ナイロン繊維、ポリエステ
p繊維等耐熱性の優れている合成繊維等をあげることが
できる。熱硬化性樹脂との接着性を改良するために繊維
の表面に、たとえばボラン、S/ラン、ガラン、アミノ
シランなどの処理をおこなった繊維強化材を用いてもよ
い。
ム繊維、ステンレス繊維2石綿繊維等の無機繊維類+
#R+亜麻、大麻、黄條ジュート、サイザル麻等の天然
繊維類、ポリアミド系繊維、ナイロン繊維、ポリエステ
p繊維等耐熱性の優れている合成繊維等をあげることが
できる。熱硬化性樹脂との接着性を改良するために繊維
の表面に、たとえばボラン、S/ラン、ガラン、アミノ
シランなどの処理をおこなった繊維強化材を用いてもよ
い。
これらの繊維強化材は単独または2種以上組み合わせて
用いることができる。上記の繊維強化材はひも状、マッ
ト状、織物状、テープ状、一定の寸法に切断された短繊
維状等の製品に加工された形態で使用できる。これらは
単独または2種以上組み合わせた複合形態で用いてもよ
い。強化材の含有量は樹脂組成物の粘度9強化材の種類
と製品形態および複合材料として望まれる特性等から任
意に選ぶことができるが、通常、約3〜95蓋量%、好
ましくは約5〜80重量%稈度である。
用いることができる。上記の繊維強化材はひも状、マッ
ト状、織物状、テープ状、一定の寸法に切断された短繊
維状等の製品に加工された形態で使用できる。これらは
単独または2種以上組み合わせた複合形態で用いてもよ
い。強化材の含有量は樹脂組成物の粘度9強化材の種類
と製品形態および複合材料として望まれる特性等から任
意に選ぶことができるが、通常、約3〜95蓋量%、好
ましくは約5〜80重量%稈度である。
充てん材としては、たとえば酸化物(例;シリカ、アル
ミナ、酸化チタンなど)、水酸化物(例;水酸化アルミ
ニウムなど)、炭酸塩(例;炭酸カルシウム、伏酸マグ
ネシウムなど)、ケイ酸塩(例;タルク、クレー、ガラ
ヌビーズ、ベントナイトなト)、炭素(例;カーボンブ
ラックなど)。
ミナ、酸化チタンなど)、水酸化物(例;水酸化アルミ
ニウムなど)、炭酸塩(例;炭酸カルシウム、伏酸マグ
ネシウムなど)、ケイ酸塩(例;タルク、クレー、ガラ
ヌビーズ、ベントナイトなト)、炭素(例;カーボンブ
ラックなど)。
金属粉(例;鉄粉、アルミニウム粉など)などがあげら
れる。
れる。
充てん材の量は、約3〜95重愈%、好ましくは約10
〜80重量%程度である。
〜80重量%程度である。
本発明の樹脂組成物は、前記強化材および充てん材のほ
かに、通常の熱硬化性樹脂成形材料に使用される安定剤
、内部離型剤、顔料、難燃剤等を含んでもよい。
かに、通常の熱硬化性樹脂成形材料に使用される安定剤
、内部離型剤、顔料、難燃剤等を含んでもよい。
本発明の樹脂組成物を製造する具体的な方法としては、
ビス(2−オキサゾリン)化合物、ジカルボン酸および
触媒を混合した系に強化材および/または充てん材を混
合するかまたは含浸する方法があげられる。。
ビス(2−オキサゾリン)化合物、ジカルボン酸および
触媒を混合した系に強化材および/または充てん材を混
合するかまたは含浸する方法があげられる。。
強化材、特に繊維強化材との混合または含浸に関しては
、熱硬化性樹脂とガラス繊維との複合材料の製造に用い
られる公知の種々の方法をとりうる。
、熱硬化性樹脂とガラス繊維との複合材料の製造に用い
られる公知の種々の方法をとりうる。
具体的には、たとえば1)加熱加圧成形用金型にあらか
じめ配布された繊維強化材に樹脂原料を注入含浸させ、
加熱硬化をおこなう。(例;プリフォーム・マツチドメ
タルダイ法、レジンインジェクション法等) 2)樹脂原料と一定の寸法に切断された繊維強化材とを
混合練合わせた混合物を加熱加圧成形用金型に投入また
は注入し、加熱硬化をおこなう。
じめ配布された繊維強化材に樹脂原料を注入含浸させ、
加熱硬化をおこなう。(例;プリフォーム・マツチドメ
タルダイ法、レジンインジェクション法等) 2)樹脂原料と一定の寸法に切断された繊維強化材とを
混合練合わせた混合物を加熱加圧成形用金型に投入また
は注入し、加熱硬化をおこなう。
(flJiバルクモー/Vf4ングコンパウンド法、ト
ランヌファー法、射出成形法、R−RIM等)3)樹脂
原料を繊維強化材に含浸させ、ベタツキのないプリプレ
グ成形材料とする。(例i SMC。
ランヌファー法、射出成形法、R−RIM等)3)樹脂
原料を繊維強化材に含浸させ、ベタツキのないプリプレ
グ成形材料とする。(例i SMC。
プリプレグクロス等)
等種々の方法があげられる。
本発明の樹脂組成物を成形材料として用いる場合、成形
温度は通常、約160〜約230℃程度である。加熱硬
化時間は触媒の種類や量、ビス(2−オキサゾリン)化
合物やジカルボン酸の種類。
温度は通常、約160〜約230℃程度である。加熱硬
化時間は触媒の種類や量、ビス(2−オキサゾリン)化
合物やジカルボン酸の種類。
成形温度等によって異なるが、約1分〜1時間程度であ
る。
る。
本発明により得られる樹脂組成物は、強化材および/ま
たは充てん材の有する特性全遺憾なく発揮し、特に強化
材として繊維状のものを用いた場合、従来の繊維強化プ
ラスチックでは列置期待できない優れた力学的性質、特
に優れた靭性を有し、かつ熱的性質等の特性に優れた成
形材料を提供することができる。
たは充てん材の有する特性全遺憾なく発揮し、特に強化
材として繊維状のものを用いた場合、従来の繊維強化プ
ラスチックでは列置期待できない優れた力学的性質、特
に優れた靭性を有し、かつ熱的性質等の特性に優れた成
形材料を提供することができる。
本発明の樹脂組成物は、従来の繊維強化プラスチックの
用途分野、たとえば宇宙、航を、舟艇。
用途分野、たとえば宇宙、航を、舟艇。
鉄道車両、自動車、土木、建築、電気・電子機器。
耐食機器、レジャー用品、医用機器、工業用部品等の用
途は勿論のこと、従来の繊維強化プラスチックでは性能
不足のため用途開発のできなかった新用途への使用が可
能である。
途は勿論のこと、従来の繊維強化プラスチックでは性能
不足のため用途開発のできなかった新用途への使用が可
能である。
次に実施例ならびに比較例をあげて本発明を更に具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1
1.3−ビス(2−オキサシリ=)v−2)ベンゼン1
84S’(0,85モ/l/)、セバシン酸101g(
0,50モyv>オよヒドリフェニレンホスファイト2
.8gとを混合し、130℃に加温して溶解し、あらか
じめ200℃に加温した型(空間部30cNX 25c
IItx O,3cN)に流し込んだ後、200℃の乾
燥機に入れて10分間放置して重合硬化させた。放冷後
、型を開け、硬化物をとり出した。
84S’(0,85モ/l/)、セバシン酸101g(
0,50モyv>オよヒドリフェニレンホスファイト2
.8gとを混合し、130℃に加温して溶解し、あらか
じめ200℃に加温した型(空間部30cNX 25c
IItx O,3cN)に流し込んだ後、200℃の乾
燥機に入れて10分間放置して重合硬化させた。放冷後
、型を開け、硬化物をとり出した。
この注型板を用いて物性を測定して次の値を得た。
引張シ強さ9#f /lar” 、伸び率8%、引張弾
性率310 kgf /ntm2.曲げ強さl 4.5
#f /rim2゜曲げ弾性率370 kQf /m
tn2.熱菱形温度(荷重18.6#)80℃。
性率310 kgf /ntm2.曲げ強さl 4.5
#f /rim2゜曲げ弾性率370 kQf /m
tn2.熱菱形温度(荷重18.6#)80℃。
硬化物の分析
(1)硬化物を粉砕して得られた粉体2.5Ofに2N
−NaOH20trlを添加して、80℃に加温して硬
化物を完全に分解した。これをメスフラスコで25−と
し、その一部を希釈してガスクロマトグラフィー(島津
GC−7A、カラムーTENAX缶)2 m +カラム
温度 初期+6(1,150t;/分で昇温)にかけ、
モノエタノールアミンを定量したところ、1,3−ビス
(2−オキサゾリニμ−2)ベンゼンに含まれているモ
ノエタノールアミン成分の52%が検出された。すなわ
ち、架橋度は48%であった。
−NaOH20trlを添加して、80℃に加温して硬
化物を完全に分解した。これをメスフラスコで25−と
し、その一部を希釈してガスクロマトグラフィー(島津
GC−7A、カラムーTENAX缶)2 m +カラム
温度 初期+6(1,150t;/分で昇温)にかけ、
モノエタノールアミンを定量したところ、1,3−ビス
(2−オキサゾリニμ−2)ベンゼンに含まれているモ
ノエタノールアミン成分の52%が検出された。すなわ
ち、架橋度は48%であった。
(2)(υのアルカリ分解液を酸性にして冷却し析出し
た白色結晶を枦取して、イソフタ−μ酸とセバシン酸と
の混合物2.05fを得た。(理論値2.11f:(3
)酸成分を除いた液をN NaOHでpH9にし、約3
0−に濃縮した後、含まれているエタノールアミン及び
その誘導体のアミノ基と水酸基を塩化ベンシイ/I15
.ofと4N−NaOH9mを添加してヘンシイμ化し
た。油状部分を分離して乾燥しベンゾイル体5.4gを
得た。この一部をテトラヒドロフランに溶解し、高速ゲ
ル滲透クロマトグラフィーにかけ、第1図のチャートを
得た(カラム;島津H8G−20X2.H8G−15X
2.H2O−10XI、溶媒;テトラヒドロフラン、流
速51g//min 、圧? 50 kg / ””
+検出;254nmの吸収)。別にエタノールアミンの
ジベンゾイル体およびN−アミノエチ、/l/エタノー
ルアミンのトリベンシイμ体を合成し、高速ゲivB透
クロマトグラフィーにかけ、それぞれのカウント数を求
めたところ、第1図のピークAがエタノールアミンのベ
ンゾイル体のピークであシ、BがN−アミノエチルエタ
/−ルアミンのトリパフ142体であることを確認した
。Bよりも高分子側に規則的に出ている数本のピークは
明らかに HOC)I2CH2(l[cH2CH2)nNH2(n
= 2 、3 、 4−−−−)のベンゾイル体のピ
ークである。
た白色結晶を枦取して、イソフタ−μ酸とセバシン酸と
の混合物2.05fを得た。(理論値2.11f:(3
)酸成分を除いた液をN NaOHでpH9にし、約3
0−に濃縮した後、含まれているエタノールアミン及び
その誘導体のアミノ基と水酸基を塩化ベンシイ/I15
.ofと4N−NaOH9mを添加してヘンシイμ化し
た。油状部分を分離して乾燥しベンゾイル体5.4gを
得た。この一部をテトラヒドロフランに溶解し、高速ゲ
ル滲透クロマトグラフィーにかけ、第1図のチャートを
得た(カラム;島津H8G−20X2.H8G−15X
2.H2O−10XI、溶媒;テトラヒドロフラン、流
速51g//min 、圧? 50 kg / ””
+検出;254nmの吸収)。別にエタノールアミンの
ジベンゾイル体およびN−アミノエチ、/l/エタノー
ルアミンのトリベンシイμ体を合成し、高速ゲivB透
クロマトグラフィーにかけ、それぞれのカウント数を求
めたところ、第1図のピークAがエタノールアミンのベ
ンゾイル体のピークであシ、BがN−アミノエチルエタ
/−ルアミンのトリパフ142体であることを確認した
。Bよりも高分子側に規則的に出ている数本のピークは
明らかに HOC)I2CH2(l[cH2CH2)nNH2(n
= 2 、3 、 4−−−−)のベンゾイル体のピ
ークである。
実施例2
1.3−ビス(2−オキサゾリニ/l’−2)ベンゼン
36.8F(0,17モ/L/)とアジピン酸24.8
1(0,17モlv)およびトリス(クロロフエニlv
)ホスファイト0.439を混合し、金型に入れて加温
した。内温か約130℃になった時点で、完全に溶解し
、内温か170℃になるとゲル化した。
36.8F(0,17モ/L/)とアジピン酸24.8
1(0,17モlv)およびトリス(クロロフエニlv
)ホスファイト0.439を混合し、金型に入れて加温
した。内温か約130℃になった時点で、完全に溶解し
、内温か170℃になるとゲル化した。
それ以後、金型の温度を200℃に上げて15分間保ち
、ついで放冷して硬化物をとシ出した。
、ついで放冷して硬化物をとシ出した。
架橋度の定量−硬化物の1部をと少、4N−NaOH中
で加温して加水分解した俊、ガスクロマトグラフィーに
よシモノ見りノールアミンを定量した。
で加温して加水分解した俊、ガスクロマトグラフィーに
よシモノ見りノールアミンを定量した。
計算によシモノエタノールアミンの残存率は92.4%
であった。すなわち架橋度は7.6%である。
であった。すなわち架橋度は7.6%である。
実施例3
1.3−ビス(2−オキサゾリニμm2)ベンゼン13
8f(0,64モ/l/)、アジピン酸4.79(0,
32モ/l/)およびトリフェニルホスファイト1、8
5 f Th混合し、13013に加温して溶解した。
8f(0,64モ/l/)、アジピン酸4.79(0,
32モ/l/)およびトリフェニルホスファイト1、8
5 f Th混合し、13013に加温して溶解した。
あらかじめ180℃に加熱した金型(スペース3mrs
)に、流し込んだ後、180’Oの乾燥後に30分間入
れて、重合謔化させた。こうして得られた厚さ3閣の硬
化板を用いて物性を測定し、次の値を得た。引張強さl
3.5 #f /HI!J2.伸び4゜3%。
)に、流し込んだ後、180’Oの乾燥後に30分間入
れて、重合謔化させた。こうして得られた厚さ3閣の硬
化板を用いて物性を測定し、次の値を得た。引張強さl
3.5 #f /HI!J2.伸び4゜3%。
引張弾性率460kll頗22曲げ強さ21kQf廓2
゜曲げ弾性率49.0#f/鱈2.熱変形温度126℃
。
゜曲げ弾性率49.0#f/鱈2.熱変形温度126℃
。
別の金型(スペース15麿)で同一組成の硬化物を得て
?IIII定したアイゾツト衝M強ざは2.5にグ信j
であった。
?IIII定したアイゾツト衝M強ざは2.5にグ信j
であった。
架橋度の定量一実施例2におけると同様の操作をしてモ
ノエタノ−μアミン含量を測定したところ、モノエタノ
ールアミンの残存率は40.4%であった。従って架橋
度は59.6%である。
ノエタノ−μアミン含量を測定したところ、モノエタノ
ールアミンの残存率は40.4%であった。従って架橋
度は59.6%である。
実施例4
1.3−ビス(2−オキサゾリニ1v−2)ベンゼン5
4.1F(0,025モ/l’)、アジピン酸?、3i
(0,005モ/I/)およびトリフェニルホスファイ
ト0.31Fを混合し、150Cに加温した金型に入れ
た。それ以後、金型の温度を上げて180Cになってか
ら20分後にゲル化した。そのま〈1時間加熱したのち
放冷して、非常に固い硬化物を得た。
4.1F(0,025モ/l’)、アジピン酸?、3i
(0,005モ/I/)およびトリフェニルホスファイ
ト0.31Fを混合し、150Cに加温した金型に入れ
た。それ以後、金型の温度を上げて180Cになってか
ら20分後にゲル化した。そのま〈1時間加熱したのち
放冷して、非常に固い硬化物を得た。
架橋度の測定−一実施例2におけると同様にしてモノエ
タノールアミン含量を定量し、これの残存率を計算した
ところ31%であった。従って架橋度は69%である。
タノールアミン含量を定量し、これの残存率を計算した
ところ31%であった。従って架橋度は69%である。
実施例5
1.4−ビス(2−オキサシリ=Jレー2)ベンゼン3
3.7F、ドデカンニ酸27.6 fおよびトリフエニ
ルホスファイト0,6gとを混合し、加熱した。
3.7F、ドデカンニ酸27.6 fおよびトリフエニ
ルホスファイト0,6gとを混合し、加熱した。
内温か150℃附近に達すると溶解し、さらに温度を上
げて内温か+70tに達した時点でゲル化した。浴温を
26にして30分保った後、放冷して取9出し、黄色透
明の硬化物を得た。
げて内温か+70tに達した時点でゲル化した。浴温を
26にして30分保った後、放冷して取9出し、黄色透
明の硬化物を得た。
硬化物の一部をNaOH水溶液中加温して分解し、モノ
エタノールアミン食散を測定したところ、モノエタノー
ルアミンの残存率は75%であった。
エタノールアミン食散を測定したところ、モノエタノー
ルアミンの残存率は75%であった。
したがって架橋度は25%である。
実施例6
1.3−ビス(2−オキサゾリニ/L’−2)ベンゼン
23f(0,106モ/I/)とアゼライン酸11g(
0,058モ/L/)とをビーカーにとシ混合し、13
0℃に加温して溶解した。そこヘアルミナ66fを加工
、ついでトリフェニルホスファイト1、Ofを加えて、
浴温を160℃に上げると10分後にゲル化した。その
ま−30分間保った後、放冷して白色の硬化物を得た。
23f(0,106モ/I/)とアゼライン酸11g(
0,058モ/L/)とをビーカーにとシ混合し、13
0℃に加温して溶解した。そこヘアルミナ66fを加工
、ついでトリフェニルホスファイト1、Ofを加えて、
浴温を160℃に上げると10分後にゲル化した。その
ま−30分間保った後、放冷して白色の硬化物を得た。
架橋度のn11定−硬化物をアルカリで分解し、モノエ
タノールアミンを測定したところ、モノエタノ−pアミ
ンの残存率は48.0%であった。従って架橋度は52
%である。
タノールアミンを測定したところ、モノエタノ−pアミ
ンの残存率は48.0%であった。従って架橋度は52
%である。
実施例7
1.3−ビス(2−オキサゾリニ/l/−2)ベンゼン
40.49とチオジプロピオン酸19.6gとを混合、
110℃に加温して溶解し、そこへシリカ60Fを少量
ずつ加えて攪拌し均一な懸濁液を得た。つづいて硝酸カ
ドミウムの50%エチレングリコール溶液0,6fを加
えてかきまぜた後、浴温を180℃に上げた。内温か+
70t3になった時、全体がゲル化した。それから30
分間保った後、放冷して硬化物を取シ出した。
40.49とチオジプロピオン酸19.6gとを混合、
110℃に加温して溶解し、そこへシリカ60Fを少量
ずつ加えて攪拌し均一な懸濁液を得た。つづいて硝酸カ
ドミウムの50%エチレングリコール溶液0,6fを加
えてかきまぜた後、浴温を180℃に上げた。内温か+
70t3になった時、全体がゲル化した。それから30
分間保った後、放冷して硬化物を取シ出した。
硬化物は、や\透明感のある白色の固体であった。この
硬化物の一部をと9、アルカリ水溶液中で加水分解して
モノエタノールアミン含量を測定したところ、残存率は
51.5%であった。したがって架橋度は48.5%で
ある。
硬化物の一部をと9、アルカリ水溶液中で加水分解して
モノエタノールアミン含量を測定したところ、残存率は
51.5%であった。したがって架橋度は48.5%で
ある。
実施例8
1.3−ビス(2−オキサゾリニ/l’−2)ベンゼy
69F(1−F:/L/)、yジピン酸31F(0,6
7モ/L’)、亜すン酸トリフェニ/L/1FI(1,
3−ビス(2−オキサゾリニμm2)ベンゼンとアジピ
ン酸の和に対し1重量%)を乳鉢で良く混合し、約13
0しに加温溶融した。混合物の粘度は約120cps(
B型粘度計、 ロー 11 1’h 2 ) テ;h
ッた。120〜13oしに加熱されたホットプレートの
上にポリエステル離型フィルム、ガラスチョツプドスト
ランドマットFM−4501層を置き樹脂を注いだ゛。
69F(1−F:/L/)、yジピン酸31F(0,6
7モ/L’)、亜すン酸トリフェニ/L/1FI(1,
3−ビス(2−オキサゾリニμm2)ベンゼンとアジピ
ン酸の和に対し1重量%)を乳鉢で良く混合し、約13
0しに加温溶融した。混合物の粘度は約120cps(
B型粘度計、 ロー 11 1’h 2 ) テ;h
ッた。120〜13oしに加熱されたホットプレートの
上にポリエステル離型フィルム、ガラスチョツプドスト
ランドマットFM−4501層を置き樹脂を注いだ゛。
アルミ製積層用脱泡ローラーを用い、樹力旨全ガラヌチ
ョップドスト1ランドマットに均一に含浸させながら脱
泡した。含浸脱泡後、ポリエステ/l’離型フィルムで
覆い、自然放冷した。
ョップドスト1ランドマットに均一に含浸させながら脱
泡した。含浸脱泡後、ポリエステ/l’離型フィルムで
覆い、自然放冷した。
放冷後の樹脂含浸ガラスチョツプドストランドマットは
ベタツキが殆どなかった。樹脂含浸ガラスチョツプドス
トランドマットの両面を覆ったポリエステ/I/M型フ
ィルム?取シ除き、4層を積み重ね、約200しに加熱
された平板金型間にはさみ、加熱加圧硬化し、約3 a
m厚みの平板を成形した。
ベタツキが殆どなかった。樹脂含浸ガラスチョツプドス
トランドマットの両面を覆ったポリエステ/I/M型フ
ィルム?取シ除き、4層を積み重ね、約200しに加熱
された平板金型間にはさみ、加熱加圧硬化し、約3 a
m厚みの平板を成形した。
金型の表面には通常のシリコーン離型剤全堡布した。加
熱加圧時間は約20分、加圧力は約20#、42であっ
た。成形された平板より試験片を切り出し物性を測定し
た。引張強さ1曲げ強さ1曲げ弾性率、荷重たわみ温度
はJ工s x、6911の方法にょシ、引張弾性率、
引張伸び率はJ工S K 7113の方法によシ、樹
脂含量はJ工s x 6919の方法によシ求めた。
熱加圧時間は約20分、加圧力は約20#、42であっ
た。成形された平板より試験片を切り出し物性を測定し
た。引張強さ1曲げ強さ1曲げ弾性率、荷重たわみ温度
はJ工s x、6911の方法にょシ、引張弾性率、
引張伸び率はJ工S K 7113の方法によシ、樹
脂含量はJ工s x 6919の方法によシ求めた。
適
この成形物の一部をNaOH水心で加温して分解し、ガ
ラス繊維を分離した液を、ガスクロマトグラフィーにか
け、モノエタノールアミン含量を測定したところ、モノ
エタノールアミンの残存率は62.0%であった。した
がって架橋度は38.0%である。
ラス繊維を分離した液を、ガスクロマトグラフィーにか
け、モノエタノールアミン含量を測定したところ、モノ
エタノールアミンの残存率は62.0%であった。した
がって架橋度は38.0%である。
比較例1
イソフタル酸系不飽鞘ポリエステlす/樹脂(ポリマー
75702 )K3%ナフテン酸コバルト0.4%、メ
チルエチルケトンパーオキサイド0.7%。
75702 )K3%ナフテン酸コバルト0.4%、メ
チルエチルケトンパーオキサイド0.7%。
B、P、O,ヘースト0.5%に添加し、ガラスチョツ
プドストランドマットFM−4504層に含浸、脱泡し
、加熱板で圧縮しながら10〜8Qbx30分、12(
lX2時間の加熱硬化をおこない、iX:J3門厚みの
平板を成形した。実施例8と同様の方法により物性を測
定した。
プドストランドマットFM−4504層に含浸、脱泡し
、加熱板で圧縮しながら10〜8Qbx30分、12(
lX2時間の加熱硬化をおこない、iX:J3門厚みの
平板を成形した。実施例8と同様の方法により物性を測
定した。
実施例8および比較例1の結果を第1表に示した。なお
注形板の物性も併記した。
注形板の物性も併記した。
実施例9.比較例2
実施例8および比較例1と同じ組成でガラスチョツプド
ストランドマットの代わシにガラス平織クロスMG25
3A 12層を用いる以外は実施例8および比較例1
と同様におこなった。
ストランドマットの代わシにガラス平織クロスMG25
3A 12層を用いる以外は実施例8および比較例1
と同様におこなった。
実施例10
実施例8と同じ組成で、ガラスチョツプドストランドマ
ットの代わシに広葉繊維平織クロス#3101 +
2層を用いる以外は実施例8と同様におこなった。
ットの代わシに広葉繊維平織クロス#3101 +
2層を用いる以外は実施例8と同様におこなった。
なお、樹脂含量は硝酸中に試験片を浸漬することによっ
て樹脂を分解除去し、残シの重量から求めた。
て樹脂を分解除去し、残シの重量から求めた。
以上実施例9.実施例10および比較例2の結果を第2
表に示した。
表に示した。
実施例1で得られた樹脂の高速ゲlv滲透クロマトグラ
フィーによる分析結果を第1図に示す。横軸はカウント
数を示す。
フィーによる分析結果を第1図に示す。横軸はカウント
数を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 主鎖にビス(2−オキサゾリン)化合物とジカル
ボン酸との反応によって得られる下式のエステルアミド
鎖 〔式中、Fはフェニレン基を、R′は炭化水素基を、n
は正の整数を示す。〕を持ち、その−NH−iの少なく
とも5%が2−オキサゾリン環によって架橋化された構
造を有する熱硬化性樹脂。 2、主鎖にビス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボ
ン酸との反応によって得られる下式のエステルレアミド
鎖 し式中、Rはフェニレン基、R′は炭化水素基、nは正
の整数を示す。〕を持ち、その−NH−基の少なくとも
5%が2−オキサゾリン環によって架橋化された構造を
有する熱硬化性樹脂と強化材および/または充てん材全
約3〜95ffii%含有してなる樹脂組成物。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7591483A JPS59202221A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 熱硬化性樹脂およびそれを含有してなる樹脂組成物 |
US06/504,781 US4474942A (en) | 1982-06-28 | 1983-06-16 | Cross-linked polyesteramide from bis(2-oxazoline) |
DE8383106215T DE3361216D1 (en) | 1982-06-28 | 1983-06-25 | Cross-linked polyesteramides and production thereof |
EP83106215A EP0097937B1 (en) | 1982-06-28 | 1983-06-25 | Cross-linked polyesteramides and production thereof |
CA000431244A CA1192346A (en) | 1982-06-28 | 1983-06-27 | Cross-linked polyesteramides and production thereof |
KR1019830002913A KR920002620B1 (ko) | 1982-06-28 | 1983-06-28 | 열경화성 수지의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7591483A JPS59202221A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 熱硬化性樹脂およびそれを含有してなる樹脂組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8182489A Division JPH0236231A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 樹脂の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59202221A true JPS59202221A (ja) | 1984-11-16 |
JPH037692B2 JPH037692B2 (ja) | 1991-02-04 |
Family
ID=13590065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7591483A Granted JPS59202221A (ja) | 1982-06-28 | 1983-04-28 | 熱硬化性樹脂およびそれを含有してなる樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59202221A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE36188E (en) * | 1989-09-20 | 1999-04-06 | General Electric Company | Polymer mixture having aromatic polycarbonate styrene I containing copolymer and/or graft polymer and a flame-retardant, articles formed therefrom |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP7591483A patent/JPS59202221A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE36188E (en) * | 1989-09-20 | 1999-04-06 | General Electric Company | Polymer mixture having aromatic polycarbonate styrene I containing copolymer and/or graft polymer and a flame-retardant, articles formed therefrom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH037692B2 (ja) | 1991-02-04 |
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