JPS59179311A - 樹脂成形用金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金型材質である金属との親和性の高い樹脂を成
形するのに最適な金型に関する。

ゴルフホールには所謂ワンピース、ツーピース及び糸巻
ポールの３種類があり、ワンピース及びツーピースポー
ルはソリッドポールと称されるようにゴムの塊である。

ワンピース及びツーピースポールの内核材料にはゴムを
架橋し、弾性体を得るため一般的にα・β不飽和カルボ
ン酸の金属塩が配合されているが、このカルボン酸の金
属塩は金属との親和性が高くかって稼動率が低ドする。

又、ゴム芯に糸ゴムを巻き付けた糸巻き芯をカバーで覆
う所謂糸巻きポールとソリッドゴム芯にカバーをＭうツ
ーピースポールがあるがその一般的なカバー材料として
のアイオノマーはやはり金属と親和性の高いカルボン酸
が含まれており、成形時の離型性（こ問題があった。

出願人はカルボン酸或はその金属塩か金型材質である金
属と親和性が高く型開きの作業性が悪いことに鑑み、金
型材質として充分な強度を保ちつつ酸に対して安定な材
料を検討した。

本発明は酸（こ対して安定なチタン元素に着目し、従来
溝えられなかった離型性能を向−１−さぜるためにＴｉ
Ｎ、Ｔｉｃ等の材料を金型表面に付加するこき（こより
何らの離型剤を必要とぜず型開き、製品の取出しが問題
なく永久的に行なえ、稼動率の向」−が望める金型を提
供することを目的とする。

本発明は金型（１）のキャビティ（２）を形成する面に
ＴｌＮｌＴＩＣ等ＴＩ化合物の層（３）を真空蒸着等に
よって形成したものである。

に記Ｔｌ化合物の層（３）は１〜２０μｍの厚みである
が、コストと性能の両面を考慮すると２〜５μｍ厚が望
ましい。

金型（１）自体の材質は、ステンレス、鉄、べＩＪ　Ｉ
Ｊ−ラム銅、亜鉛グイキャスト、ブロンズ等通常の金型
用の材料で可い。

−１−記金型を用いてα・β不飽和カルボン酸の金属塩
或はカルボン酸か含まれた樹脂を射出成型したところ離
型剤を使用することなく型開き及び製品の取出しが何ら
問題なく行なえる。これはＴ１化合物がカルボン酸に対
して不活性であるためである。

又、ＴｉＮ又はＴＩＣにて層（３）を形成すれば超硬質
の層となり、金型として更に性能は向」−する。

次ｌこ従来の金型き本発明の金型の比較実験の結果を述
べる。

０使用金型の形状 第２図に示すスラブ作製用の通常のゴム加硫用金型 ０成形コンパウンド ■　アイオノマー樹脂であるハイミラン１６０１（商品
名　三井ポリケミカル型） ■　ポリブタジェンゴムであるＢＲＯＩ　　１００（商
品名　日本合成ゴム製）、メタグリル酸２２、亜鉛華２
３、パークミルＤ（商品名）１を６インチロールにて混
練したもの。

０成形部度 １６０°Ｃ（こて３０分間成形、続いて冷却水にて２０
分冷却 尚、本発明の金型はテニスボールの内核に限定されるこ
とはタイヤその他のゴム製品の成形に用いることが出来
るのは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図はゴルフポールの内核形成用の金型の断面図、第
２図は実験に使用した金型の斜面図である。 （１）・・・金型　　　　　　（２）・・・キャビティ
（３）・・・Ｔ１化合物の層 出願人　住友ゴム工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　ギャビティを形成する而にＴ１化合物の層を施した
   樹脂成形用金型。 ■　Ｔｉ化合物はＴｉＮである特許請求の範囲第１項に
   記載の樹脂成形用金型。 ■　Ｔｉ化合物はＴＩＣである特許請求の範囲第１項に
   記載の樹脂成形用金型。 ■　Ｔｉ化合物の層の厚みは１〜２０μｍである特許請
   求の範囲第１項乃至第３項の何れかに記載の樹脂成形用
   金型。 ■　Ｔｉ化合物の層の厚みは２〜５μｍである特許請求
   の範囲第１項乃至第３項の何れか（こ記載の樹脂成形用
   金型。