JPH04206909A - トランス用カットコアの製法 - Google Patents

トランス用カットコアの製法

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JPH04206909A
JPH04206909A JP33890090A JP33890090A JPH04206909A JP H04206909 A JPH04206909 A JP H04206909A JP 33890090 A JP33890090 A JP 33890090A JP 33890090 A JP33890090 A JP 33890090A JP H04206909 A JPH04206909 A JP H04206909A
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JP
Japan
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shape
core
fluid
retaining agent
film
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Pending
Application number
JP33890090A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ueda
康 上田
Toru Tomoshige
友重 徹
Mitsunori Hayashi
林 満則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトランスに用いるカットコアの製法に関する。
〔従来の技術〕
アモルファス金属は極めて優れた磁気特性を有している
ためトランス用コア材として最適である。
しかし、アモルファス金属は製造に際して急冷が必要で
あるため、薄膜状物または粉状物として得られるに過ぎ
ず、これを用いてコアを構成する場合には薄膜状のもの
を巻回せざる得ない。
この場合、 トロイダルコアのように閉磁気回路を構成
するものであれば単にドーナツ状に巻回すればよいが、
 トロイダルトランスは線巻が困難であるため、コアを
一部切断したカットコアとしたい場合がある。
しかし、アモルファス金属は物性的に切断が容易でなく
、しかも、切断状態によってはその磁気特性までが劣化
することが知られている。
このため−船釣には巻回した薄板間に形状保持のための
合成樹脂(エポキシ等)を含浸させてコアを固め、切断
時の変形を防止するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところ力\ 合成樹脂を含浸させると、巻回した薄板間
に磁気回路上好ましくない介在物が存在することとなる
ため性能劣化が避けられないという問題がある。
本発明は前記事項に鑑みてなされたもので、素材本来の
磁気特性を発揮させることができ、製造も容易なカット
コアを提供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記技術的課題を解決するために、以下のよう
な方法を採った。
即ち、アモルファス金属製薄板を巻回した後、これを液
密性膜で包囲する。
さらにその外周面を保型剤で覆った後、所望形状に切断
する。
〔作用〕
トランス用カットコアの製造過程を説明する。
テープ状のアモルファス金属の薄膜1を巻回してコアA
を形成する。このアモルファス金属としては実験に使用
した2605S−3A、2605S−2のイ悲 組成で
、 Fe、  Co、  B、  Si系、Fe、  
B、  Si、  C系、 Fe、  B、  Si系
、 F e。
B、  Si、  Cr系、 Fe、  Ni、  M
o、  B系、Co、  Fe、  Ni、 Mo、 
 B、  Si系、 Co、Fe、  Ni、  B、
Si系のもの等を例示できる。
このコアAの外面に液密性膜2としてのテープを巻回す
る。液密性膜2としては要するにコアAへ液体が侵入す
るのを防止できればよく、フィルム状のものであっても
よい。
そして、この液密性膜2の表面に保型剤3を形成して積
層状態にある薄膜1の壁筋れを抑える。
保型剤としては石膏、 2酸化ケイ素、セラミック等の
無機材料のIL  エポキシ樹脂等の有機材料を用いる
ことができる。
有機材料としては、熱可塑性樹脂として、結晶性、非品
性を問わず、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−
1−ペンテンあるいはエチレン、プロピレン、 1−ブ
テン、 4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン
同士のランダムあるいはブロック共重合体等のポリオレ
フィン、エチレン、アクリル酸共重合倣 エチレン、酢
酸ビニル共電合本 エチレン、ビニルアルコール共電合
本 エチレン、塩化ビニル共重合体等のエチレン、ビニ
ル化合物共重合(L  ポリスチレン、アクリロニトリ
ル、スチレン共重合イE、ABS、  メタクリル酸メ
チル、スチレン共重合(L  α−メチルスチレン、ス
チレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル、塩化ビニリデン共電
合本 ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル
等のポリビニル化合物、ナイロン6、ナイロン6−6、
ナイロン6−10、ナイロン11、ナイロン12等のポ
リアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等の熱可塑性ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリフェニレンオキサイド、その(tLポリパ
ラキシリレン系、ポリモノクロロパラキシリレン系、ポ
リジクロロバラキシリレン系、ポリウレタン系、シリコ
ン系、あるいはそれらの混合物を例示することができる
この保型剤3のコーティングの一例としては、熱硬化性
エポキシ樹脂を200℃で固め冷却して形成することが
できる。この状態で所望部分を切断するが、切断にあた
っては回転砥石に水をかけながら行い、切断後はオーブ
ンにより乾燥する。
この後、そのまま使用するか、必要に応じ、液密性膜2
及び保型剤3を機械的または化学的手法により除去して
カットコアとする。
以上のように保型剤3は液密性膜2に阻まれてコア素材
A内に侵入することはなく、磁気特性を悪化させること
はない。これによりアモルファス金属本来の優れた磁気
特性を減殺することなく発揮させることができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図ないし第4図に基づいて説明す
る。
く第1実施例〉 アモルファス金属製薄膜1として2605S−3A(ア
ライドシグナル社製アモルファス磁気合金)を用い、液
密性膜2としてポリイミド(デュポンファーイースト日
本文社製、商品名カプトン)を用いた。また、この液密
性膜2の表面にコーティングする保型剤3としてエポキ
シ樹脂を用いた。
そして薄膜1を第1図に示すように同心円の環状に巻回
し、その表面を覆うようにポリイミド製テープを巻回す
る。さらにエポキシ樹脂をコーティングし、所望の加工
をした後に液密性膜及び保型剤を剥離して第2図に示す
ようなコア素材Aを得た。
〈第2実施例〉 第1実施例ではコアを円形に形成した後、一部を切欠し
て所謂C型に形成したものであるが、この例では第3図
に示すようにアモルファス金属製の薄膜lを楕円型に形
成した後、第4図に示すように1分してU型のコア素材
Aを2つ形成するようにしたものである。
く第3実施例〉 コアを円形に形成した後、1分して線巻し、コア同士を
接合してI・ロイダルトランスとしたものである。
以上各実施例のようにして製造したカットコアを用いて
トランスを構成し、10KHz、0.3Tにおける鉄損
(W / Kg)を測定したところ下表に示す結果を得
た。
10KH2,0,3Tに於ける鉄損(W/kg)上表の
結果から、焼鈍後では10 (W/Kg)であった鉄損
は、合成樹脂(エポキシ)を含浸させると3倍程度にま
で悪化し、切断後においては36(w/ Kg)まで悪
化する。これに対し、本発明に係るコアではコーテイン
グ後でも 1.2倍程度に収まり、さらに切断後でもI
 7 (W/Kg)の鉄損で済むことが明らかである。
なお、液密性膜2及び保型剤3の除去は必要に応じて行
えばよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、巻回したアモルファス金属製薄板を液
密性膜で包囲し、さらにその外周面を保型剤で覆った後
、所望形状に切断し、液密性膜及び保型剤を剥離してコ
ア素材としたので、薄板間に形状保持のための合成樹脂
が侵入することはない。また、保型剤によって加工時の
型くずれを防止できる。
このため磁気特性の劣化を防止することができ高性能の
トランス用カットコアを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の実施例を示し、第1図は
製造過程におけるコアの一部切欠した斜視図、第2図は
完成したコアの斜視図、第3図及び第4図は他の実施例
を示し、第3図は製造過程におけるコアの一部切欠した
斜視図、第4図は完成したコアの斜視図である、 1 ・アモルファス金属製の薄111L2・液密性H艮 3・・保型剤、         A・ コア素材。 特許出願人     三井石油化学工業株式会社代理人
     弁理士   佐 藤 宗 徳同     遠
  山     勉 同 松倉秀実

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アモルフアス金属製薄板を巻回した後、これを液
    密性膜で包囲し、さらにその外周面を保型剤で覆った後
    、所望形状に切断し、コア素材としたことを特徴とする
    トランス用カットコアの製法。
JP33890090A 1990-11-30 1990-11-30 トランス用カットコアの製法 Pending JPH04206909A (ja)

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