JPH09271535A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents

糸巻きゴルフボール

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JPH09271535A
JPH09271535A JP8106315A JP10631596A JPH09271535A JP H09271535 A JPH09271535 A JP H09271535A JP 8106315 A JP8106315 A JP 8106315A JP 10631596 A JP10631596 A JP 10631596A JP H09271535 A JPH09271535 A JP H09271535A
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JP
Japan
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layer
hardness
center
cover
thread
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JP8106315A
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Junji Hayashi
淳二 林
Hisashi Yamagishi
久 山岸
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Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 センターボールに糸ゴムを巻きつけ、そ
の上からカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにお
いて、上記センターボールが、外径37mm以下でかつ
100kg定荷重時変形量が1〜5mmのセンターコア
と該センターコアを被覆するショアD硬度54以下の包
囲層とからなる外径33〜38mmのものであること、
及び、上記カバーが、ショアD硬度30〜58の外層と
ショアD硬度55〜68の内層とからなり、かつ内層が
外層よりショアD硬度で5以上硬いものであることを特
徴とする糸巻きゴルフボール。 【効果】 本発明の糸巻きゴルフボールは、ドライバー
・アプローチショットに対するスピン性能、コントロー
ル性、飛距離に優れると共に、打撃した際の打感が軟ら
かく、かつクリック感が良好な優れた打感を有するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピン性能、コン
トロール性能、飛び性能、打感に優れる糸巻きゴルフボ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糸巻き
ゴルフボールは、ソリッドコアに1層以上のカバーを被
覆してなるツーピースやマルチピースソリッドゴルフボ
ールに比べて、打感、コントロール性には優れている
が、ドライバー等でショットした際、スピン量が多く飛
距離が劣るという問題がある。
【0003】そこで、ドライバー打撃時のスピン量が抑
えられ、飛距離が向上し得る糸巻きゴルフボールを得る
試み(特開昭59−129072号公報、特公平6−4
104号公報等)が種々なされており、例えば大径に形
成されたセンターボールを有する糸巻きゴルフボール等
が提案されている。
【0004】しかしながら、これらの提案において、大
径のセンターボールを有するゴルフボールは、ドライバ
ーショット時のスピン量を減少させて飛距離の増大を図
ることが可能であるが、センターボールが大きい分、こ
のセンターボールの硬度がボール性能に大きく影響し、
センターボールが硬いと、打感が硬くなり、一方、軟ら
かいと、打感はソフトになるが、打撃時のクリック感が
なくなり、良好な打感が得られない上、反発性が悪くな
るため必ずしも十分な飛距離が得られないという二律背
反的な問題がある。
【0005】なお、上記クリック感とは、打撃時に「コ
ツン」という感触を感じることであり、この感触は強す
ぎると非常に打感が悪くなるが、この感触が全く感じら
れないことも打撃感がなく打感を損なうものである。よ
って良好な打感を得るためには適度なクリック感を有し
ている必要がある。
【0006】このように、従来より提案されている糸巻
きゴルフボールは、スピン量を抑制して飛距離の増大を
達成し得ても、糸巻きゴルフボールが本来有するはずの
優れた特性を損なうことになり、すべてのプレーヤーの
要望に十分に応え得るものではなかった。そこで、これ
ら問題点の解決が望まれている。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
スピン性能、コントロール性能、飛距離、打感に優れる
糸巻きゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、センターボールに糸ゴムを巻きつけ、その上から
カバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上
記センターボールをセンターコアと包囲層とからなる比
較的大径の2層構造のセンターボールとすると共に、上
記カバーも内層と外層とからなる2層構造のカバーと
し、これらセンターコア、包囲層、カバー内層及びカバ
ー外層の硬度を調整して、ボール全体の硬度分布を適正
化することにより、コントロール性、飛び性能に優れ、
更に軟らかく適度なクリック感を有する良好な打感が得
られることを見出した。
【0009】即ち、上記センターコアを100kg定荷
重時変形量が1〜5mmとなるように比較的硬く形成す
ると共に、この硬い層となるセンターコアの外径を37
mm以下とし、かつ上記包囲層をショアD硬度54以下
となるように比較的軟らかく形成すると共に、このセン
ターコアと包囲層とからなるセンターボールを外径33
〜38mmの比較的大径に形成し、更に上記カバー外層
をショアD硬度30〜58となるように比較的軟らか
く、上記カバー内層をショアD硬度55〜68となるよ
うに比較的硬く形成すると共に、カバー内層がカバー外
層よりショアD硬度で5以上固くなるように硬度を設定
することにより、比較的硬く設定されたセンターコアに
よって適度なクリック感が得られ、かつ比較的軟らかい
包囲層によって軟らかい打感が得られると共に、このセ
ンターコアと包囲層とからなるセンターボールが比較的
大径に形成されていることからドライバーショット時の
スピン量を低下させて飛距離の増大が図られ、更に比較
的軟らかいカバー外層によってコントロール性の向上
が、比較的硬いカバー内層によって反発性の向上がそれ
ぞれ図られ、この場合上記センターコア、包囲層、カバ
ー外層、カバー内層硬度を上記の通り設定することで、
これらの作用効果が効果的かつバランス良く発揮される
ことを見出し、本発明をなすに至ったものである。
【0010】従って、本発明は、センターボールに糸ゴ
ムを巻きつけ、その上からカバーを被覆してなる糸巻き
ゴルフボールにおいて、上記センターボールが、外径3
7mm以下でかつ100kg定荷重時変形量が1〜5m
mのセンターコアと該センターコアを被覆するショアD
硬度54以下の包囲層とからなる外径33〜38mmの
ものであること、及び、上記カバーが、ショアD硬度3
0〜58の外層とショアD硬度55〜68の内層とから
なり、かつ内層が外層よりショアD硬度で5以上硬いも
のであることを特徴とする糸巻きゴルフボールを提供す
ることを目的とする。
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の糸巻きゴルフボールは、図1に示すよう
に、センターボール1に糸ゴムを巻回して糸ゴム層2を
形成し、更にこの糸ゴム層2にカバー3を被覆したもの
であり、本発明の糸巻きゴルフボールにあっては、上記
センターボール1をセンターコア4に包囲層5を被覆さ
せて2層構造に形成すると共に、上記カバー3も外層6
と内層7とからなる2層構造に形成したものである。
【0012】ここで、センターボール1を構成するセン
ターコア4は、ボールの打感をクリック感のあるものに
するために、100kg定荷重時における変形量が1〜
5mm、好ましくは1.8〜4.8mmとなるように比
較的硬く形成し、かつ外径を37mm以下、好ましくは
20〜36mmに形成する。このセンターコアの100
kg定荷重時における変形量が5mmより大きいと、打
感が軟らかくなりすぎてクリック感が得られなくなり、
一方、変形量が1mmより小さいと、打感が硬くなり良
好な打感が得られない。また、外径が37mmを超える
と、打感が硬くなる上、必然的に糸ゴム層2が薄くな
り、反発性が悪くなる。一方、20mm未満であるとク
リック感が得られなくなる場合がある。
【0013】上記センターコアは、公知の方法で得るこ
とができ、具体的には基材ゴムに共架橋剤、過酸化物を
配合した公知のゴム組成物を加熱加圧成形して形成する
ことができる。
【0014】この場合、基材ゴムとしては、従来からソ
リッドセンターとして用いられているポリブタジエンゴ
ム或いはポリブタジエンゴムとポリイソプレンゴムとの
混合物などを使用することができるが、特に高反発性を
得るためには、シス構造を90%以上有する1,4−ポ
リブタジエンゴムを用いることが好ましい。
【0015】共架橋剤としては、従来、メタクリル酸、
アクリル酸等の不飽和脂肪酸の亜鉛塩、マグネシウム塩
やトリメチルプロパントリメタクリレート等のエステル
化合物が使用されており、本発明においてもこれらを使
用することができるが、高反発性が得られることからア
クリル酸亜鉛が好適に使用し得る。これら共架橋剤の配
合量は、上記基材ゴム100重量部に対し15〜60重
量部とすることが好ましい。
【0016】過酸化物としては、種々選定し得るが、ジ
クミルパーオキサイド或いはジクミルパーオキサイドと
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−ト
リメチルシクロへキサンとの混合物が好適である。その
配合量は、基材ゴム100重量部に対し0.5〜1.5
重量部とすることが好ましい。
【0017】上記ゴム組成物には、更に必要に応じ、比
重調整に酸化亜鉛や硫酸バリウムなどを配合し得るほ
か、老化防止剤等の添加剤を配合することができる。ま
た、一般にセンターコアは糸巻き時に変形を防ぐために
凍結して糸ゴムを巻回することが行われ、この場合、凍
結性を向上させる目的でセンターコアに油状物質を添加
することが行われる。しかし、この油状物質の添加によ
り反発性の低下及び反発性の温度依存性が劣化する場合
があり、本発明においては油状物質を添加しないことが
好ましい。
【0018】本発明の糸巻きゴルフボールのセンターボ
ール1は、上記センターコア4の表面に包囲層5を被覆
してなるものである。
【0019】この包囲層5は、上述した比較的硬い硬度
を有するセンターコアの表面に被覆形成してなるもので
あって、センターコアによる優れたクリック感を保持す
ると共に、ゴルフボールにソフトな打感を付与するもの
であり、ショアD硬度54以下、好ましくは33〜53
の比較的軟らかい層である。この包囲層のショアD硬度
が54を超えるとセンターボール全体が硬くなりすぎ、
打感が硬くなってしまう。また、この包囲層5の厚さ
は、その硬度や上記センターコア4の外径に応じて適宜
選定されるが、通常は0.5〜10mm、特に0.5〜
7mmとすることができる。この場合、包囲層5の厚さ
が10mmを超えると必然的に上記センターコアを小さ
くしなければならず、良好なクリック感が得られなくな
る場合があり、一方、0.5mm未満であると、この包
囲層5の効果が十分に発揮されず打感が硬くなる場合が
ある。
【0020】この包囲層5は、公知の熱可塑性エラスト
マーを用いて、上記センターコア4の周囲に射出成形す
ることにより形成することができ、この場合、熱可塑性
エラストマーとしては、上記硬度の硬化層が得られるも
のであればいずれのものでもよく、例えば、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラ
ストマー、アイオノマー樹脂等を好適に使用することが
できる。具体的には、ハイトレル4047,4767,
8122(東レ・デュポン社製)、サーリン(デュポン
社製),ハイミラン(三井・デュポンポリケミカル社
製)等のアイオノマー樹脂、ぺバックス(東レ社製)等
のポリアミド系熱可塑性エラストマー等を挙げることが
できる。この場合、特に後述するカバーを加熱加圧成形
により被覆形成する場合には、加熱によりこの包囲層が
溶けて反発性を損なうことがあるので、この包囲層は加
熱温度より融点の高い樹脂を用いることが推奨される。
【0021】更に、本発明において、上記センターコア
4に包囲層5が被覆形成されたセンターボール1は、ス
ピン量を適度に低減化して飛距離の増大を図るため外径
33〜38mm、好ましくは34〜37mmの比較的大
径に形成する。この場合、センターボールの外径が38
mmを超えると、反発性の良好な糸ゴム層2が薄くなっ
て飛距離の低下を招くことになり、また、33mm未満
であると、スピン量が十分に低減化せず、ボールのふき
上がりによる飛距離の低下を防ぐことができない。
【0022】次に、本発明の糸巻きゴルフボールのカバ
ー3は、上記したように外層6及び内層7からなる2層
構造に形成されてなるものある。これら各層6、7は、
アイオノマー樹脂、ポリウレタンエラストマー、バラタ
ゴム等の基材に公知のカバー用樹脂に必要によりチタン
白等の顔料、ステアリン酸マグネシウム等の分散剤等を
常用量添加した組成物から形成することができるが、こ
の場合、外層は低硬度に、内層は外層よりも高硬度に形
成するものである。
【0023】ここで、上記外層6は、ショアD硬度で3
0〜58、好ましくは35〜55の比較的軟らかい層と
して形成するものであり、これにより、特にアプローチ
ショットのスピン量を増大させてコントロール性を向上
させるものである。このカバー外層6を形成する材料と
しては、上記硬度を達成し得るものであればよく、例え
ばハイミラン8120,8220,8320(三井・デ
ュポンポリケミカル社製)やこれらの少なくとも2種の
混合物等のアイオノマー樹脂やパンデックス(大日本イ
ンキ化学工業社製)等のポリウレタンエラストマーやバ
ラタゴム等を用いることができる。
【0024】このカバー外層の厚さは、特に制限される
ものではないが、0.5〜2mm、特に0.7〜1.5
mmとすることが好ましく、0.5mm未満であると十
分なコントロール性向上効果が得られない場合があり、
一方2mmを超えるとカバー3全体として軟らかくなり
すぎ、反発性の低下やクリック感の消失を招く場合があ
る。
【0025】また、上記カバー内層7はショアD硬度で
55〜68、好ましくは60〜66の比較的硬い層とし
て形成するものであり、これにより、良好な反発性を確
保することができるものである。このカバー内層7を形
成する材料としては、上記硬度を達成し得るものであれ
ば良く、例えばハイミラン1554,1555,160
1,1702,1705,1706(三井・デュポンポ
リケミカル社製)やこれらの少なくとも2種の混合物等
のアイオノマー樹脂やパンデックス(大日本インキ化学
工業社製)等のポリウレタンエラストマー等を用いるこ
とができる。
【0026】このカバー内層の厚さは、特に制限される
ものではないが、0.5〜2mm、特に0.1〜1.5
mmとすることが好ましく、0.5mm未満であると十
分な反発性が得られず飛距離の低下を招く場合があり、
一方2mmを超えるとカバー3全体として硬くなりす
ぎ、コントロール性や打感の低下を招く場合がある。
【0027】本発明においては、上記カバー外層6とカ
バー内層7との硬度差は、ショアD硬度で5以上、好ま
しくは8以上とするものである。硬度差が5未満である
と、外層、内層それぞれの作用により上述の効果を同時
に得ることが困難となる場合がある。
【0028】本発明のゴルフボールのカバー3は、上記
カバー外層6とカバー内層7とからなる2層構造のもの
であり、上記外層6及び内層7の作用効果が相俟って良
好な反発性を確保しつつ、アプローチショット時には良
好なスピン特性により優れたコントロール性を発揮し得
るものである。なお、カバー3全体としての厚さは、特
に制限されるものではないが、通常1〜3.5mm、特
に1.5〜3mmとすることが好ましい。
【0029】本発明のゴルフボールは、上記センターボ
ール1に糸ゴムを巻きつけてセンターボール1上に糸ゴ
ム層2を形成し、この糸ゴム層2を上記カバー3で被覆
した糸巻きゴルフボールであるが、この場合、上記セン
ターボール1に巻回する糸ゴムの種類、巻回方法等は公
知の糸ゴム及び方法を採用することができ、この場合、
糸ゴム層2の厚さは1〜4mm、特に1.5〜3.8m
mとすることができる。また、上記センターボール1及
び糸ゴム層2からなる糸巻きコアに2層構造カバー3を
被覆形成する方法は、特に制限されるものではなく、例
えば、コアにカバー用組成物を直接射出成形し、これを
2回繰り返す方法、カバー用組成物で予め半球殻状の2
個のハーフカップを形成し、これらカップを重ねてコア
を被包し、110〜160℃で2〜10分間加熱加圧成
形する方法等を採用することができる。
【0030】本発明の糸巻きゴルフボールには、公知の
方法により公知のディンプルを形成することができ、ま
た大きさ及び重量は、ゴルフ規則に従って、直径42.
67mm以上、重さ45.92g以下に形成することが
できる。
【0031】
【実施例】以下、実施例、比較例を示して本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0032】[実施例1〜7、比較例1〜4]表1に示
す配合のゴム組成物を用い、混練ロールで混練し、15
5℃で15分間加圧成形することによりセンターコアを
形成し、得られたセンターコアの表面に表1に示す樹脂
を射出成形して包囲層を形成し、センターボールとし
た。
【0033】次いで、上記センターボールに糸ゴムを通
常の巻回方法によって巻きつけ、約39.7mm厚の糸
巻きコアにした。
【0034】一方、表1に示す組成の樹脂成分100重
量部にチタン白5重量部、ステアリン酸マグネシウム
0.3重量部をスクリュー式二軸押出し機で混練し、得
られたカバー用組成物を射出成形法によってハーフカッ
プを製造した。
【0035】次に、上記一対のハーフカップの2種を重
ね合わせ(比較例1〜3は1層のみ)、これを上記糸巻
きコアに被包してコンプレッション成形することにより
カバーを形成し、糸巻きゴルフボールを製造した。
【0036】このゴルフボールをドライバー(1番ウッ
ド)を用いてヘッドスピード50m/sでショットした
時のスピン量、キャリー、トータル飛距離を計測した。
また、サンドウェッジでヘッドスピード19m/sでシ
ョットした時のスピン量を測定した。それぞれの結果を
表2に示す。
【0037】なお、表2中、打感はプロ3名により実打
した時の感触を下記基準によって評価した。 ○:とても軟らかく、かつクリック感がある △:軟らかいがクリック感がない ×:硬い
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表2の結果より、本発明の糸巻きゴルフボ
ールは、優れたスピン性能、飛距離、打感を得ることが
できるものであることが確認された。特に、軟らかさと
共にクリック感が得られるという優れた打感を有するも
のであった。一方、比較的高硬度の大径センターを有す
る糸巻きゴルフボール(比較例1)は、カバーが1層で
硬度が軟らかいため反発性が悪く、センターコアの硬度
が硬いためスピン量が多く飛距離が劣る上、打感が悪い
ものであった。また、比較的軟硬度の大径センターを有
する糸巻きゴルフボール(比較例2)は、スピン量の抑
制及び打感は改善されていると認められるが、カバーが
1層で硬度が軟らかい上、センターコアの硬度が軟らか
く、ボールの反発性に欠けるので十分な飛距離を得るこ
とができない上、打感に軟らかさがあるもののクリック
感には欠けるものであった。更に、一般的な径の(大径
ではない)ソリッドセンターボールを有する糸巻きゴル
フボール(比較例3)は、ドライバーショット時におけ
るスピン量が多く、飛距離に劣る上、サンドウェッジで
ショットした時のスピン量に欠け、アプローチショット
でのコントロール性に劣るものである。また、比較例3
と同様のコアに2層カバーを形成した糸巻きゴルフボー
ル(比較例4)は、サンドウェッジのスピン性能には優
れるが、ドライバーショットでのスピン量が多く、飛距
離に劣るものである上、打感は軟らかいものの、クリッ
ク感がなかった。
【0041】
【発明の効果】本発明の糸巻きゴルフボールは、ドライ
バー・アプローチショットに対するスピン性能、コント
ロール性、飛距離に優れると共に、打撃した際の打感が
軟らかく、かつクリック感が良好な優れた打感を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糸巻きゴルフボールの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 センターボール 2 糸ゴム層 3 カバー 4 センターコア 5 包囲層 6 カバー外層 7 カバー内層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターボールに糸ゴムを巻きつけ、そ
    の上からカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにお
    いて、上記センターボールが、外径37mm以下でかつ
    100kg定荷重時変形量が1〜5mmのセンターコア
    と該センターコアを被覆するショアD硬度54以下の包
    囲層とからなる外径33〜38mmのものであること、
    及び、上記カバーが、ショアD硬度30〜58の外層と
    ショアD硬度55〜68の内層とからなり、かつ内層が
    外層よりショアD硬度で5以上硬いものであることを特
    徴とする糸巻きゴルフボール。
JP8106315A 1996-04-03 1996-04-03 糸巻きゴルフボール Pending JPH09271535A (ja)

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