JPH0246005Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0246005Y2 JPH0246005Y2 JP3971785U JP3971785U JPH0246005Y2 JP H0246005 Y2 JPH0246005 Y2 JP H0246005Y2 JP 3971785 U JP3971785 U JP 3971785U JP 3971785 U JP3971785 U JP 3971785U JP H0246005 Y2 JPH0246005 Y2 JP H0246005Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- ring
- resin magnet
- shaft
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 17
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 17
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は放射状異方性樹脂磁石ローターに関
し、更に詳しくは成形体表面に発生する部分的配
向度の低下、それに伴う表面磁界の減少等を解消
した新規な磁石ローターに関するものである。
し、更に詳しくは成形体表面に発生する部分的配
向度の低下、それに伴う表面磁界の減少等を解消
した新規な磁石ローターに関するものである。
「従来の技術と問題点」
従来、この種のローターにあつてはリング状樹
脂磁石の１部特に軸を中心にしてゲート側と反対
側に位置するリング部に、配向度の低下、それに
伴う表面磁界の低下が観察されるという問題があ
つた。
脂磁石の１部特に軸を中心にしてゲート側と反対
側に位置するリング部に、配向度の低下、それに
伴う表面磁界の低下が観察されるという問題があ
つた。
「問題点を解消するための手段」
本考案者らは上記部分的な磁気特性の低下に係
わる問題点を解消すべく鋭意研究の結果、本考案
に到達したものである。
わる問題点を解消すべく鋭意研究の結果、本考案
に到達したものである。
即ち、本考案は放射状異方性リング状樹脂磁石
と軸と、これら両者を連結する接続部とからなる
ローターにおいて、前記接続部に肉厚部を軸を中
心にしてゲート口と反対側に少なくとも１つ設け
てなることを特徴とする放射状異方性樹脂磁石ロ
ーターを内容とするものである。
と軸と、これら両者を連結する接続部とからなる
ローターにおいて、前記接続部に肉厚部を軸を中
心にしてゲート口と反対側に少なくとも１つ設け
てなることを特徴とする放射状異方性樹脂磁石ロ
ーターを内容とするものである。
本考案の実施態様を示す図面に基づいて説明す
ると、第１図は正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ
断面図で、ローターは放射状リング状樹脂磁石１
と軸２と両者を接続する接続部３とから構成さ
れ、該接続部３に肉厚部４が軸２を中心にしてゲ
ート口５と反対側に凸設されている。前記肉厚部
は金型キヤビテイに該肉厚部と実質的に等しい形
状の凹窩部を設けることにより容易に形成され
る。即ち、金型キヤビテイに凹窩部を設けること
により、該凹窩部がいわば溶融樹脂の通り道（湯
道）となり、流動性の悪い樹脂磁石組成物の溶融
体であつても、いち速く磁場の形成されたキヤビ
テイリング部に到達し、十分な配向時間を得、磁
気特性の均一なリング部が得られるものと考えら
れる。尚、金型の凹窩部は軸側でも天面側のいず
れでも良い。
ると、第１図は正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ
断面図で、ローターは放射状リング状樹脂磁石１
と軸２と両者を接続する接続部３とから構成さ
れ、該接続部３に肉厚部４が軸２を中心にしてゲ
ート口５と反対側に凸設されている。前記肉厚部
は金型キヤビテイに該肉厚部と実質的に等しい形
状の凹窩部を設けることにより容易に形成され
る。即ち、金型キヤビテイに凹窩部を設けること
により、該凹窩部がいわば溶融樹脂の通り道（湯
道）となり、流動性の悪い樹脂磁石組成物の溶融
体であつても、いち速く磁場の形成されたキヤビ
テイリング部に到達し、十分な配向時間を得、磁
気特性の均一なリング部が得られるものと考えら
れる。尚、金型の凹窩部は軸側でも天面側のいず
れでも良い。
従つて、肉厚部はサイズ、形状のいかんを問わ
ず、それに応じた冷却防止効果が発揮されるが、
余り小さ過ぎると該防止効果が十分でなくなり、
逆に余り大き過ぎると樹脂の消費量が不必要に増
大し、また回転バランスが悪くなりウナリを発生
するので好ましいとは云えない。しかして、好適
な効果を得るには、下記の式(1)，(2)の条件を満足
することが望ましい； 0.5D≦Ｌ≦2.0D …(1) 1.01t1≦t2≦1.30t1 …(2) 但し、Ｌ：肉厚部の巾（平均） Ｄ：軸の直径 t1：接続部の厚さ（平均） t2：肉厚部＋接続部の厚さ（平均） 肉厚部は前記の如く溶融樹脂の通り道であるか
ら、リング状磁石の先端にまで溶融樹脂が達し易
い様な形状がより好ましく、例えばその巾Ｌ及び
厚さ（t2−t1）において、中心部から周縁部にか
けて拡大する形状が好適である。この場合、上記
(1)、(2)式におけるＬ、t1、t2はそれぞれ平均値を
意味する。
ず、それに応じた冷却防止効果が発揮されるが、
余り小さ過ぎると該防止効果が十分でなくなり、
逆に余り大き過ぎると樹脂の消費量が不必要に増
大し、また回転バランスが悪くなりウナリを発生
するので好ましいとは云えない。しかして、好適
な効果を得るには、下記の式(1)，(2)の条件を満足
することが望ましい； 0.5D≦Ｌ≦2.0D …(1) 1.01t1≦t2≦1.30t1 …(2) 但し、Ｌ：肉厚部の巾（平均） Ｄ：軸の直径 t1：接続部の厚さ（平均） t2：肉厚部＋接続部の厚さ（平均） 肉厚部は前記の如く溶融樹脂の通り道であるか
ら、リング状磁石の先端にまで溶融樹脂が達し易
い様な形状がより好ましく、例えばその巾Ｌ及び
厚さ（t2−t1）において、中心部から周縁部にか
けて拡大する形状が好適である。この場合、上記
(1)、(2)式におけるＬ、t1、t2はそれぞれ平均値を
意味する。
第３図は本考案の他の実施態様を示す正面図、
第４図は第３図におけるＸ−Ｘ断面図で、これら
の図において、肉厚部４は軸２からリング状磁石
１にかけて拡大する巾Ｌは拡大する厚さ（t2−
t1）から構成されている。
第４図は第３図におけるＸ−Ｘ断面図で、これら
の図において、肉厚部４は軸２からリング状磁石
１にかけて拡大する巾Ｌは拡大する厚さ（t2−
t1）から構成されている。
第５図は更に他の実施態様を示す断面図で、リ
ング状磁石１が接続部３により軸２と連結され、
肉厚部４は２個設けられ、いずれも軸２からリン
グ状磁石１にかけて、厚さ（t2−t1）が拡大する
ように設けられている。本例のローターは接続部
３がリング状磁石１の裏面の略中央部に位置して
おり、従つて左右のトルクバランスが良好で、磁
気特性に偏りのない放射状異方性樹脂磁石ロータ
ーが得られる。
ング状磁石１が接続部３により軸２と連結され、
肉厚部４は２個設けられ、いずれも軸２からリン
グ状磁石１にかけて、厚さ（t2−t1）が拡大する
ように設けられている。本例のローターは接続部
３がリング状磁石１の裏面の略中央部に位置して
おり、従つて左右のトルクバランスが良好で、磁
気特性に偏りのない放射状異方性樹脂磁石ロータ
ーが得られる。
本考案で使用される樹脂磁石組成物としては既
に知られたものが使用されるが、特に磁性粉末の
含量が高いもの程肉厚部の効果が顕著に現れる。
従つて、高エネルギー積の樹脂磁石ローターを得
ようとする場合に特に有用である。
に知られたものが使用されるが、特に磁性粉末の
含量が高いもの程肉厚部の効果が顕著に現れる。
従つて、高エネルギー積の樹脂磁石ローターを得
ようとする場合に特に有用である。
「作用及び効果」
叙上の通り、本考案によればゲート口からリン
グ部への溶融樹脂の流入がスムースに運び、従つ
て配向度の部分的低下やそれに伴う表面磁界の減
少が回避でき、その実用性は極めて大きいもので
ある。
グ部への溶融樹脂の流入がスムースに運び、従つ
て配向度の部分的低下やそれに伴う表面磁界の減
少が回避でき、その実用性は極めて大きいもので
ある。
第１図及び第２図は本考案の実施態様を示し、
第１図は正面図、第２図はＸ−Ｘ断面図、第３図
及び第４図は他の実施態様を示し、第３図は正面
図、第４図はＸ−Ｘ断面図、第５図は更に他の実
施態様を示す断面図である。 １……リング状磁石、２……軸、３……接続
部、４……肉厚部、５……ゲート口。
第１図は正面図、第２図はＸ−Ｘ断面図、第３図
及び第４図は他の実施態様を示し、第３図は正面
図、第４図はＸ−Ｘ断面図、第５図は更に他の実
施態様を示す断面図である。 １……リング状磁石、２……軸、３……接続
部、４……肉厚部、５……ゲート口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 放射状異方性リング状樹脂磁石と軸と、これ
ら両者を連結する部分が樹脂磁石組成物からな
る接続部とから構成されるローターにおいて、
前記接続部に肉厚部を前記軸を中心にしてゲー
ト口と反対側に少なくとも１つ設けてなること
を特徴とする放射状異方性樹脂磁石ローター。 ２ 肉厚部がその巾及び／又は厚さにおいて中心
部から周縁部にかけて拡大する形状からなる実
用新案登録請求の範囲第１項記載のローター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3971785U JPH0246005Y2 (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3971785U JPH0246005Y2 (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61156206U JPS61156206U (ja) | 1986-09-27 |
| JPH0246005Y2 true JPH0246005Y2 (ja) | 1990-12-05 |
Family
ID=30547927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3971785U Expired JPH0246005Y2 (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0246005Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-03-19 JP JP3971785U patent/JPH0246005Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61156206U (ja) | 1986-09-27 |
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