JPH0751763Y2 - フラットボイスコイル支持体 - Google Patents

フラットボイスコイル支持体

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JPH0751763Y2
JPH0751763Y2 JP1989103625U JP10362589U JPH0751763Y2 JP H0751763 Y2 JPH0751763 Y2 JP H0751763Y2 JP 1989103625 U JP1989103625 U JP 1989103625U JP 10362589 U JP10362589 U JP 10362589U JP H0751763 Y2 JPH0751763 Y2 JP H0751763Y2
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JP
Japan
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inner frame
coil support
outer frame
voice coil
flat voice
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989103625U
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English (en)
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JPH0343708U (ja
Inventor
高橋  保
信也 並木
哲 村西
照文 増村
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動機
構に使用されるフラットボイスコイルのコイル支持体に
関する。
(従来の技術) 例えば磁気ディスク装置の磁気ヘッドの駆動機構に使用
されるフラットボイスコイルのコイル支持体に求められ
る特性としては、機械的な剛性に優れることの他に、軽
量であること、電気的応答性を悪化させないことであ
る。
従来のコイル支持体はフェノール樹脂、エポキシ樹脂等
の硬質プラスチックあるいはアルミニウム等の軽金属に
より形成されているが、これらの単一材料によって形成
されるコイル支持体は、フラットボイスコイルが大型化
あるいは高速化していくほど次のような弊害が発生す
る。
すなわち、コイル支持体が硬質プラスチックにより形成
されている場合には、軽量化をはかるためにコイル支持
体の肉厚や大きさを小さくすると、機械的な剛性が低く
なり、早期に共振現象を起こしてしまい、剛性を高める
ためにコイル支持体の肉厚や大きさを大きくすると、重
量増につながり、コイル支持体自体の運動に余分なエネ
ルギーを費やすこととなる。一方、コイル支持体が比較
的剛性が高く重量の小さいアルミニウムにより形成され
ている場合には、磁界中の移動速度が速いほど渦電流の
発生が大きくなり、スムーズな運動が阻害され、応答性
が悪化する。これを防止するためにアルミニウム製コイ
ル支持体にスリットを設ける方法もあるが、機械的強度
が著しく低下してしまう。
そこで、これらの難点を解決するために、硬質プラスチ
ックによって形成されたコイル支持体中にアルミニウム
やセラミックスによって形成された補強板をインサート
成型するという複合材料を用いる方法が考案された。こ
の方法により、機械的剛性に優れ、軽量で、かつ電気的
応答性の良いフラットボイスコイル支持体を提供できる
ようになった。
複合材料を用いたフラットボイスコイル支持体の一例と
して第4図のように、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等
の硬質プラスチックの射出成型で成型された外枠11およ
び内枠12と、外枠11と内枠12とを係着させるアルミニウ
ムやセラミックスで形成された補強板13と、外枠11と内
枠12との間に形成されたフラットボイスコイルが嵌入さ
れるコイル嵌入溝14からなるフラットボイスコイル支持
体がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第4図のような上記従来のフラットボイ
スコイル支持体を射出成型等によって一体成型する際に
は、補強板13によって外枠11と内枠12が分離されている
ために、金型に外枠11形成用射出ゲートAと内枠12形成
用射出ゲートBとの2箇所に射出ゲートを設け、射出ゲ
ートAおよび射出ゲートBの2箇所から樹脂を射出しな
ければならなかった。各々の射出ゲートに樹脂を射出す
る際には、射出する樹脂の量のバランスを取りながら射
出しなければならず、製造工程が複雑となっていた。
(課題を解決するための手段) 本考案のフラットボイスコイル支持体においては、それ
ぞれ一体成型された同一の材質からなる外枠および内枠
と、外枠と内枠とを係着させた外枠および内枠とは異な
る材質からなる補強板と、外枠と内枠との間に形成され
たコイル嵌入溝とからなるフラットボイスコイル支持体
において、前記補強板に補強板の一部を横貫する切欠を
設け、前記切欠に外枠および内枠と同一の材質からなる
橋絡部を設けたことを特徴とする。
(作用) このように構成された本考案のフラットボイスコイル支
持体においては、補強板に切欠を設けたことにより、射
出成型の際、金型の外枠形成部に樹脂を射出すれば、樹
脂は前記切欠、すなわち外枠と内枠との樹脂の橋絡部を
通って金型の内枠形成部にも入り込むため、金型には外
枠形成用および内枠形成用の別々の射出ゲートを設ける
必要がなくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に従い説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図のII−II断面図である。
第1図において、コイル支持体10は、エポキシ樹脂やフ
ェノール樹脂等の硬質プラスチックの射出成型されるこ
とで形成される外枠11および内枠12と、射出成型の際に
インサート成型されるアルミニウムやセラミックス等で
形成される第3図に示されるような切欠13aを有する補
強板13とから構成される。
外枠11および内枠12は補強板13を介して係着されてお
り、補強板13と外枠11および内枠12との間、すなわち第
2図に示されるようにコイル支持体10の両面にフラット
ボイスコイルが嵌入されるコイル嵌入溝14が形成され
る。
コイル支持体10を射出成型によって形成する際には、金
型には枠形成用射出ゲートAが設けられ、射出ゲートA
より樹脂が射出される。樹脂は外枠11を形成するととも
に、補強板13に設けられた切欠13aが外枠11と内枠12と
の樹脂の橋絡部15となり、内枠12をも射出ゲートAから
射出される樹脂によって形成することができる。
なお、補強板13がアルミニウム等の金属で形成されてい
る場合には、切欠13aは渦電流のキャンセルにも効果が
ある。
(考案の効果) 以上説明したように本考案のフラットボイスコイル支持
体によれば、補強板に切欠を設けたことにより、前記切
欠が外枠と内枠との樹脂の橋絡部となり、射出成型にお
ける金型の射出ゲートを外枠形成用および内枠形成用と
別々の射出ゲートを設け、両者に射出する樹脂の量のバ
ランスを取る必要がなくなり、製造工程の簡略化をはか
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフラットボイスコイル支持体の一実施
例を示す斜視図、第2図は第1図のII−II断面図、第3
図は本考案の一実施例における補強板の平面図、第4図
は従来のフラットボイスコイル支持体の斜視図、第5図
は第4図のV−V断面図、第6図は従来例における補強
板の平面図、第7図はフラットボイスコイルにコイルを
嵌入した様子を示す斜視図、第8図は第7図のVIII−VI
II断面図である。 10……コイル支持体 11……外枠 12……内枠 13……補強板 13a……切欠 14……コイル嵌入溝 15……橋絡部 20……フラットボイスコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 増村 照文 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−114557(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ一体成型された同一の材質からな
    る外枠および内枠と、外枠と内枠とを係着させた外枠お
    よび内枠とは異なる材質からなる補強板と、外枠と内枠
    との間に形成されたコイル嵌入溝とからなるフラットボ
    イスコイル支持体において、前記補強板に補強板の一部
    を横貫する切欠を設け、前記切欠に外枠および内枠と同
    一の材質からなる橋絡部を設けたことを特徴とするフラ
    ットボイスコイル支持体。
JP1989103625U 1989-09-04 1989-09-04 フラットボイスコイル支持体 Expired - Lifetime JPH0751763Y2 (ja)

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