JPS59172542A - ポリエステル組成物およびその製造法 - Google Patents

ポリエステル組成物およびその製造法

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JPS59172542A
JPS59172542A JP4814883A JP4814883A JPS59172542A JP S59172542 A JPS59172542 A JP S59172542A JP 4814883 A JP4814883 A JP 4814883A JP 4814883 A JP4814883 A JP 4814883A JP S59172542 A JPS59172542 A JP S59172542A
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polyester
compound
mol
compounds
alkaline earth
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Akira Sato
彰 佐藤
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Diafoil Co Ltd
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Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステル組成物及びポリエステルの製造方
法に関するものである。更に詳しくは、溜り性に優れ、
かつ厚み精度の良いポリエステルフィルムを高能率で製
造するに好適なポリエステル組成物、ならびにその製造
方法に関するものである。
ボ膚エステルフイ々ムは、電気的性質、機械的性質、加
工性及び、耐薬品性などが優れているので、磁気テープ
用、コンデンサー用、包装用及びラベル用などの多くの
分野で、その基材フィルムとして使用されている。これ
らのあらゆる用途において、基材フィルムには滑シ性が
要求されているが、その理由は、フィルムに清)性が不
足すると、生産能率及びフィルムの商品価−i直を著し
くそこねることが多いからである。
ポリエステルフィルムに滑り性を付与する方法の一つに
、ポリエステルの製造に際し、重縮合系にテレフタル酸
を添加する方法が知られている(特公昭ダター!230
参照)。一般に、ポリエチレンテレフタレートは、テレ
フタル酸七主体とする酸と、エチレングリコールを主体
とする多価アルコ1.−ルと全エステル化反応させるか
、又はジメチルテレフタレートを主体とするI酸成分と
エチレングリコールを主体とする多価アルコール六をエ
ステル交換反応させて、ビス(β−ヒドロキシエチル)
テレフタレートないしはその低重合体を主体とする重合
性組成物とし、次いで、これを重縮合触媒の存在下に重
縮合させて、ポリエチレンテレフタレートとするλ段階
法によシ製造される。上記の特公昭4t9−4230号
の方法では、上記の第1段階で得られる重合性組成物中
に、アルカリ土類金属化合物を官有させておき、これに
テレフタル酸を添加して重合性組成物中のアルカリ土類
金属化合物をポリエステルオリゴマーの塩を主成分とす
る粒子として析出させる。この方法によれば、生成する
ポリエステル中にオリゴマーのアルカリ土類金属塩を主
成分とする微細な粒子が均一に分散し、この粒子の故に
得られたポリエステルフィルムの渭シ性が優れたものと
なる。
しかしながら、このテレフタル酸を添加することによっ
て粒子を析出させて得たボリエステルフ・イルムは、静
電印加冷却法の適応性が悪く、フィルムの生産性が悪い
という欠点がある。
即ち、ポリエステルフィルムは、通常ポリエステルを押
出機から冷却ロール上にシート状に、溶融押出しして、
冷却固化させ、次いで、縦及び横方向に二軸延伸するこ
とにより、製造される。この際、得られる二軸延伸フィ
ルムの長期的なうね)の減少、即ち、厚み精度の向上は
、フィルム品質にとって不可決のものであシ、静電印加
冷却法によって達成される。この方法では、押出機から
押出された溶融シートに、静電荷が付与され、この効果
により、溶融シートは冷却ロールに強く密着し、急冷さ
れる(特公昭37−に/4t2号公報参照)。
ここで、上述のテレフタル酸を添加するという手法にお
いて得たポリエステルに静電印加冷却法を適用して二軸
延伸フィルムを得ようとすると、冷却ロールの回転速度
を大きくできないという欠点が生ずる。なぜなら、冷却
ロールの回転速度を大きくすると、ロール上でシートと
ロールとの間に気泡(いわゆる束暴専気泡)が入91.
厚み精度が極端に劣ったフィルムとなるからである。
不発明者Zは、この様な現象が、テレフタル酸を添加す
るという手法によって得たポリエステルの導電性が悪い
事に密接に結びついていることを見いだし、本発明にい
たったものである。
本発明は、テレフタルV+添加するという手法により秦
されるテレフタル酸塩を主成分とする微細な粒子が均一
に分散しているという特性全維持しつつ、静電印加冷却
法に適しているポリエステル組成物、及びポリエステル
の製造方法を提供するものである。
即ち、本発明は、ポリエステルオリゴマーのアルカリ土
類金属塩を主成分とする析出粒子をポリエステルに対し
て、0.0jXL量%〜/TL量%、及びポリエステル
に可溶なカリウム化合物、マグネシウム化合物及びマン
ガン化合物から選ばれる少なくとも一種の化合物をポリ
エステルを構成する酸成分に対し、金属原子として0.
07モル%〜O15モル%含有してなるポリエステル組
成物及びその製法に関するものである。
本発明を更に詳細に説明するに、本発明では、先スビス
ー(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび/ま
たは、その低重合体を主とする1合性組成物全製造し、
次いでこれを重縮合させる。この重合性組成物は、常法
によシ、テレフタル酸とエチレングリコールとを反応さ
せるか、又はジメチルテレフタレートとエチレングリコ
ールと全エステル交換反応させることによって製造され
る。この際テレフタル酸またはジメチルテレフタレート
の一部を他の多価カルボン酸成分ないしは、その反応性
誘導体で置換しても良い。
このような多価カルボン酸としては、イソフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸、p−ヒドロキン安息香酸、アジ
ピン酸などを用いることができる。エチレングリコール
の一部ト、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ネオヘンチルクリコール、ジエチレングリコ
ール等の多価アルコールで置換しても良い。しかし好ま
しくは、酸成分及びグリコール成分のそれぞれ!Qモル
%以上をテレフタル酸及びエチレングリコールとするの
が好ましい。通常は、笑負的にテレフタル酸または、ジ
メチルテレフタレートとエチレングリコールのみを原料
とし、亘合性組成v0全製造する。
本発明では重合性組成りの重縮合が進行してその固有粘
度が0.2に達する以前に、これにア成分に対し、アル
カリ土類金属原子としてO0α〜1モル%の範囲である
。含有量が少なすぎると、滑9注のすぐれたフィルムを
得るのが困難であり、多すぎると、ポリエステル中に均
一な粒径の粒子を安定に析出させるのが困難とな9、か
つ粒子の凝集が顕著となる。重縮合物中アルカリ土類金
属化合物声含有させるには、任意の方法でよい。例えば
、重合性組成物を1ジメチルテレフタレートとエチレン
グリコールとのエステル交換反応により製造する場合に
は、エステル交換触媒として酢酸カルシウムなどのアル
カリ土類金属化合物を用いることにより、アルカリ土類
金属化合物を含んだ1合性組成物が得られる。又、予じ
め製造した重合性組成物及び重合が進行し、その固有粘
度が0.コ以下の重縮合物に、アルカリ土類金属化合物
を添加しても良い。アルカリ土類金属としては、カルシ
ウム、ストロンチウム、あるいはバリウムが好ましい。
アルカリ土類金属化合物としては、水酸化物、酸化物、
炭酸塩、炭酸水素塩等の無機化合物や酢酸塩、プロピオ
ン酸塩、酪酸塩、ステアリン酸塩等の有機酸塩が通常用
いられる。これらのるのが好ましい。
本発明では、重合性組成物及び、重合が進行し、その固
有粘度が0.2以下の重縮合物に上記のアルカリ土類金
属化合物の他にテレフタル酸を添加するφが、その添加
時期は任意の段階であり、上記のアルカリ土類金属化合
物の添加以前、又は同時、又は添加後である。各生産毎
の粒子径の再現性を良くするには、アルカリ土類金属化
合物の添加に対し、同時又は添加後に、テレフタル酸も
添加するのが好ましい。
Mm合物の固有粘度が0.2を超えてから、テレフタル
9f添加しても、均一な粒子が得がたく、本発明の効果
が発揮されない。
テレフタル酸の添加量は、直合性狙成物及び重縮合物に
添力III¥るアルカリ土類金属原子に対し0.2.を
倍モル以上である。
テレフタル酸の添加量が少ないと、均一な微粒子を再現
性良く、析出量せるのが困難であシ、最大径がjμを上
まわるような粗大粒子が生成しやすくなる。テレフタル
酸の添IJD量は、通常、アルカリ土類金属原子に対し
て0.21〜210倍モル、好ましくは0.3〜/。5
倍モルとする。テレフタル酸の添加量が多い事の弊害は
無いが、利益も無い。このようにして得られる析出粒子
はオリゴマーのアルカリ土類金属塩を主体とするもので
あり、さらにテレフタル酸アルカリ土類金属塩も含まれ
ている可能性がある1、。
本発明に係る製造方法では、さらに反応系にカリウム化
合物、マグネシウム化合物、及びマンガン化合物より選
ばれた少なくとも一種の化合物を添加する。この際、該
金属化合物を添加する事の効果をよシ明確にするため、
リン化合物を併用することが好ましい。
カリウム化合物、マグネシウム化合物、及び、マンガン
化合物上シ選ばれた少なくとも一種の化合物、及び場合
によっては使用するリン化合物は、テレフタル酸と同じ
く、固有粘度が0.2以下の間に添加する。添加厭序は
任意である。
例えば、エステル交換反応によシ重合性組成物を製造す
るに際し、エステル交換反応時、又はエステル交換後に
、カリウム化合物、マグネシウム化合物及びマンガン化
合物より選ばれた少なくとも一種の化合物及び、リン化
合物な添加し、次いでテレフタル酸を添加する。しかし
、好ましくけ、重合系にテレフタル酸と同時に、カリウ
ム化合物、マグネシウム化合物、及びマンガン化合物よ
り選ばれた少なくとも一種の化合物、及びリン化合物を
添加するか、もしくはテレツタルミt添加してから、カ
リウム化合物マグネシウム化合物、及びマンカン化合物
より選ばれた少々くとも一種の化合物及び、リン化合物
を添加するのが良い。前述の如く、リン化合物を先に添
加しても、本発明は光分に効果全発揮するが、リン化合
物をテレフタル鉦ムカ1」後に添加するという手法に較
べ、粒子数が減少するという傾同か見られる。
本発明において、反応系に添加するカリウム化合物、マ
グネシウム化合物、及びマンガン化合物としては、水酸
化物、酸化物、炭酸塩、炭酸水素環等の無機物や酢酸塩
、プロピオン酸塩、酪酸塩、ステアリン酸塩等の有機酸
塩が用い得る。これら化合物の使用量はポリエステルの
酸成分に対して、o、o1モル%〜O1jモル%とする
のが好ましい。量が少なすぎると、溶融時の比抵抗が高
く静電印加冷却法への適応性が悪く、又逆に量が多すぎ
ると粒子の析出量が減少し、清シ性が不足する。
反応系に添加するリン化合物としては、すy酸、亜リン
酸、ホスホン酸および、これらのエステル類が一般的で
あシ、特にエステル類が好ましい。例えば、エチルアシ
ドホスフェート、トリエチルホスフェート等が用いうる
。これらリン化合物は、生成するポリエステル中でのカ
リウム化合物、マグネシウム化合物、及びマンガン化合
物に対して下記式(i)を満たす量とするのが好ましい
O9θ/〈P7/M(−7,!     (0式中、P
はポリエステル酸成分に対するポリ−ステル中のり多元
素のモー%を示し、P外はリン元素と該金属元素との当
量比を示す。なお、当量比は、リン元素1七ルt−/当
量とした時、カリウム元素1モルを%当量とし、マグネ
シウム元素及びマンカン元素1モルを/肖像として計算
する。すなわちMはマグネシウム元素およびマンガン元
素に関しては全酸成分に対するモル%を、カリウム元素
に関してはその%を示すリン化合物を全く添加しないか
又は、その量が少ない場合、本発明の効果が見られるも
のの、上記範囲内のリン化合物を添加する場合に比べ、
ポリエステルの浴融時の比抵抗が高く静電印加冷却法の
適用性が劣る。又リン化合物が多すぎると、粒子量が減
少し、渭)性が低下する。
不発明方法によるポリエステルの製造は、常法に従って
行われる。即ち、重合性組成物の温度を2.20℃程度
から徐々に昇温し、減圧しながら最終的に290℃とし
て/+miHg以下とする。
不発明方法によれば、均一で微細な粒子を含有するポリ
エステルが安定的に得られる。一般に、ポリエステルを
回分方式で製造する場合には、重合反応槽内にポリエス
テルが若干残留した状態で、次回の重合反応が行われる
が、この様な重合方法ではポリエステル中に生成する微
粒子の大きさや形状が毎回変化しやすく、かつ粒子の凝
集も発生しやすい。しかるに本発明方法による時は、毎
回安定した品質のポリエステルを容易に製造することが
でき、かつ静電印加冷却法に好適な組成物を得る事がで
きる。
不発明の大きな特色は (1)  フィルムに滑り性を付与する粒子の析出と (2)静電印加冷却法に好適となる様にポリエステルの
比抵抗を低下させる為の金属化合物の溶解と の二つの反応を、ポリエステル製造時に同時に、しかも
お互いにその効果を減少させる事なく行う事にある。
即ち、テレフタル酸の添加によって粒子を析出させ、カ
リウム化合物、マグネシウム化合物及びマンカン化合物
のうち少なくとも一種の化合物を導電能力のある型で、
ポリエステルに溶存させ、しかも、粒子の析出に何んら
悪影響を及ぼさなり点にある。
かくして得られたポリエステル組成物は、製膜に際し静
電印加冷却法の適用に好適であシ、するものであり、オ
ーディオテープやビデオテープ等の磁気記録媒体に好適
である。
以下に、実施例によシ、木兄り」をさらに具体市に説明
するが、本発明はその要旨をこえない限シ、以下の実施
例に限定されるものでは無い。
なお実施例中「部」とあるのは「N獄部」を意味する。
また、以下の実施例における物性値の測足法は下記の迫
りである。
X 析出粒子の粒径及び粗大粒子の有無ポリエステル2
■をカバーグラスの間にはさんで溶融し、次いで急冷し
てサンプル全作成する。このサンプルを顕微鏡(約♂θ
O倍)にて観察し、析出粒子の大きさ、及び粗大粒子の
有無を調べる。
2 溶液ヘーズの測定 ポリエステル/3.j /lを四塩化エタン/フφ エノール2/3(重量比)の混合溶媒/θ0−に加え、
約/10℃で7時間加熱溶解後冷却する。該溶液の一部
を石英ガラス製厚さ10門のセルに取り、積分球式ヘー
ズメーター(日本精密光学@製BRタイプ)を用い!j
θnmの波長で測定する。
一般に、析出粒子の粒径が大きい程、析出粒子景が多い
程、溶−液ヘーズの値は大きくなる。
3 析出粒子の組成 析出粒子の主な構造は、赤外線分光法にて分析する。
析出粒子中の金属化合物は発光法にて分析する。
析出粒子の収集:O−クロルフェノール100−にポリ
エステル/ Ogを入れ、/20°0で3時間加熱した
後、日立製作所■製9P−72を用い3000 rpm
で4to分間遠心分離゛を行い、沈降物を得る。この沈
降物にO−クロルフェノール100ゴを加え、/ 20
 ℃で3時間加熱した後、同様にして遠心分離操作を行
1隻沈降物を得る0該沈降q9/Jを析出粒子とする。
あらかじめ検景綴を作成しておき、螢光X線法によって
ポリエステル中のυノ元素及びマンガン元素を定量する
ポリエステル中のカリウム元素及びマグネシウム元素は
原子吸光法にて定量する。
! 比抵抗の測定 ポリエステルを−2と5℃にて完全に浴融し、真壁−窒
素ガスの繰シ返しで完全に気泡を抜く。次にこの溶融ポ
リエステル中に一対のステンレス製電極に挿入する。該
ステンレス電極はテフロン製のホルダー罠よって支持ち
れ、・1極の54!1面及び背面からの漏えい電流を防
止分間保持した後、両電極間に3 KV  の直流を印
加し、印加直後の電流値を読み取り、次式に従って比抵
抗(ρ)を計算する。
実際の測定はS=/、及びz = o、rになる様にセ
ットしてから行う。
6 冷却ロールの最高速度 下記記載の静電印加冷却法によって溶融ボ状態で最も速
くできる速度(以後、最高速度と呼ぶ)を求める。最高
速度が大きい程静電印加冷却法の適用性が良いことを意
味している。
o、i、のタングステン線【用い、これを押出4%2の
口金と冷却ロールとの間に、浴融ポリエステルの流れと
直角方向に張る。プラス′−極と冷却ロールとの空隙に
溶崗ポリエステルをシート状に流しながら、プラス電極
と冷却ロールとの間に直流電圧りooov<゛印加する
実施例 ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール
6θ部及び酢岐カルシウムー水塩0.09j部(即ち、
ジメチルテレフタレートに対し、カルシウムとして/、
0X10=モル倍)ヲエステル交換反応槽に取シ、加熱
昇温すると共に、メタノールを留去させ、約7時間を要
して230℃にし、エステル交換反応を終了した。次に
このエステル交換反応生成物を重合反応槽に移し、コ3
θ゛0に保持した状態で、テレフタル醒01OS部をエ
チレングリコールの/’l&量%スラリーの状態で添加
した。、2θ分間攪拌した後に、ポリエステルに対して
第1表のモル比となるカリウム化合物又はマグネシウム
化合物、又はマンガン化合物及び該金属化合物に対して
、当量比が0.7となる量のエチルアシッドホスフェー
トを添加し、続いて三酸化アンチモンθ、θ3j部を添
加し、常法にて重合し、約9時間後に固有粘度約0゜6
!のポリエステル中荀り。
で重合反応槽に上記と全く同様にして製造したエステル
交換反応生成物ヲ移し、カリウム化合物、マグネシウム
化合物、及びマンカン化合物のうちの一種の化合物、テ
レフタル酸リン化合物及び三酸化アンチモンを上記と同
様に添加し、上記の方法にて重合した。この様にして、
毎回生成したポリエステルのうち、10重量部を重合反
応槽に残して、次回の重合反応を繰シ返し、合計j回の
重合反応を行った。各回ごとに得られたポリエステルの
溶液ヘーズ、析出粒子の粒径、粗大粒子の量、及び比抵
抗を第1表に示した。粗大粒子は全く無く、溶液ヘーズ
析出粒子の粒径、及び溶融時の比抵抗の再現性は良かっ
た0 実施例/〜3の析出粒子)i、はポリエステルに対して
0.8−0.27重量%だった。
実施例/〜3の析出粒子の亦外線分元スペクトルを画定
すると、7.20on−’、//θθcm−’、/ 2
 L!−OCm−’、/ ” 00 C1n−’、 /
6θocm−’及び/ 720Cm−’に強いスペクト
ルを示し、該粒子が、オリコマ−の塩から成る事を示し
ている。又、実施例2の析出粒子中の金属元素はカルシ
ウム元素が”貞m%であり、マグネシウム元累及びリン
次に、上記で得ら扛たポリエステルを製造した。押Il
i:i機から押出さitた浴融シートは、静電して、厚
さ/認μの二軸延伸フィルムを得た。
泡が見られない範囲での冷却ロールの最高速度を見つけ
、その状態で、数時間連続して製膜を続けた。
実施例り 実施例コの方法において酢酸マグネシウム四水塩とエチ
ルアミドホスフェートとテレフタル酸とをエチレングリ
コールスラリーとして同時に添加した以外は、実施例/
と全く同様にしてぶ合及び製膜を行なった。結果を第1
表に示した0 実施例! て重合及び製膜を行なった。結果を第1表に示した。こ
の場合もポリエステル中に粗大粒子は見られず、溶液ヘ
ーズ及び析出粒子の粒径の再現性は良かった。但し、リ
ン化合物を使用しないが故に、比抵抗の値が実施例グよ
シも少し高目になっておシ、その為冷却ロールの最高速
度が4tom1分と、実施例ダよシも小さくなっている
実施例乙 実施例グに於て添加順序を酢酸マグネシウム四水塩及び
エチルアシドホスフェ−トラ添加し、次いでテレフタル
眩ヲ添加するという方法にかえた以外は、実施例グと同
様に実@を行った。
結果を第1表に示す。
このものは析出粒子の粒径が若干大きくかつ数が少なく
なる傾向を示している。
比較例7〜グ 第1表に記載の条件にて重合反応以降を実施例/と同様
の方法にて行い、ポリエステル中得た。ポリエステルの
物性及び製膜結果を第1表に示した。
比較例/においては、カルシウム以外の金腐化合物及び
リン化合物を添加しないが故に、得られたポリエステル
の比抵抗が扁<、冷却ロールの最高速度は/ Om 7
分であシ、生産性は非常に悪かった。
比較例λに“おいては、酢酸マグネシウム四水塩の添加
量が少なすぎたので、ポリエステルの比抵抗がほとんど
下がらず、フィルム生産性はほとんど改善されなかった
比較例3においては、酢酸マグネシウム四水塩の添加量
が多すぎたので、ポリエステル中の析出粒子が小さくか
つ、数が少なくなった。又粗大粒子が多かった。
比較例ダにおいては、テレフタル酸の添加量が少なすぎ
たので、溶液ヘーズの再現性が悪く、かつ粗大粒子が多
数見られた。
実施例7、? 部又は酢酸バリウム0./り部に換え、その他は実施例
コと全く同様にして重合及び製膜を行った。結果を第2
表に示す。
第1表の註 カルシウム以外の金属化合物、及びリ ン化合物を添加する。
B:テレフタル酸、カルシウム以外の金属化合物、及び
リン化合物を同時に添加 する。
C:カルシウム化合物以外の金属化合物及びリン化合物
全光に添加し、次いでテ レフタル赦ヲ添加する。
*2 ポリエステル中のP元素とカリウム、マグネシウ
ム及びマン〃ンのうちの少なくとも一種の元素との比を
示す。
足義は本文中に記載した通シである。
・F−わ″−ン山」]二ρシ (自発)1−11イ″1
の表示   ill和58年特許願第48148M2 
発明の名称   ポリニスデル組成物およびその製造法
3  ?tli正をJる者 15件との関係  出願人 ダイアボイル株式会社 4代理人 東京都千代田区丸の内二丁目5番2−号b   ン山正
の対象 明細a1の1発明の詳IIIな説明」の欄6 補正の内
容 (1)明f、jD N第18頁最下行にl’3000r
pm Jとあるのをl’ 30000 rpm Jど訂
正−fる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  ポリ千ステルオリゴマーのアルカリ土類金属
    塩を紙成分とする析出粒子をポリエステルに対し0.C
    !真fi%〜/l孟%、及びポリエステルに可溶なカリ
    ウム化合物、マグネシウム化合物及びマンカン化合物か
    ら選ばれる少くとも一種の化合物全ポリエステルe[成
    する全酸成分に対し、金属原子として0.07モル%〜
    0.jモル%宮Mしてなるポリエステル組成物 (2)  カリウム化合物、マグネシウム化合物および
    マンガン化合物に対して下記式を満たす量のリン化合物
    を含有することを特徴とする特許請求の範囲第/項記載
    のポリエステル組成物 0.0/ (P/M(/j (式中Pはポリエステルを形成する全酸成分に対するυ
    ]原子のモル%数を示し、Mはマグネシウムおよびマン
    ガンに関しては全酸成分に対する金属原子のモル%tt
    f示し、カリウムに関しては全酸成分に対する金属原子
    のモル%数の下を示す。) (3)  ポリエステル組成物の溶融時の比抵抗が5×
    /♂Ω−cm−jX#7’Ω−Ch+である特許請求の
    範囲第1項まプ乞は第2項記載のポリエステル組成物 (4)  テレフタル酸またはジメチルテレフタレート
    を主体とする酸成分とエチレングリコールを主体とする
    グリコール成分をエステル化またはエステル交換を行な
    い次いで重縮合反応を行ないポリエステルを製造する方
    法において、ポリエステルの固有粘度が0.2以下の任
    意の段階に、カリウム化合物、マグネシウム化合物およ
    びマンガン化合物から選ばれる少くとも一種を、ポリエ
    ステル組成物ク沖成分に対して、金属原子として0.0
    1モル%〜O0jモル%、アルカリ土類金属化合物をポ
    リエステルを構成する全酸成分に対して、金属原子とし
    て0.01モル%〜1モル%および該アルカリ土類金属
    に対して0.、.26モル倍以上のテレフタル殴を添加
    することをfi:徴とするポリニスナル組成物の製造法 (5)  カリワム化合物、マグネシウム化合物および
    マンガン化合物に対して下記式を満たす量のリン化合物
    を添加すること全特徴とする特許「11求の範囲第4を
    項記載の製造法0.0/ (P/M(/、! (式中Pはポリエステルを形成する全酸成分に対するリ
    ン原子のモル%数を示し、Mjrニーqグネシウムおよ
    びマンガンに関して(・え全酸成分に対する金属り以子
    のモル%を斥し、カリウlムに関しCは全酸成分に対す
    る金属原子のモル%数のτを示す。) (6)ポリエステル組成物の溶融時の比抵抗が5×/d
    ′Ω−cm −! X /♂Ω−儒であることを特徴と
    する特許請求の範囲第グ項または第j項記
JP4814883A 1983-03-23 1983-03-23 ポリエステル組成物およびその製造法 Pending JPS59172542A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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