JPS5917081B2 - 農園芸用殺菌剤 - Google Patents
農園芸用殺菌剤Info
- Publication number
- JPS5917081B2 JPS5917081B2 JP52031171A JP3117177A JPS5917081B2 JP S5917081 B2 JPS5917081 B2 JP S5917081B2 JP 52031171 A JP52031171 A JP 52031171A JP 3117177 A JP3117177 A JP 3117177A JP S5917081 B2 JPS5917081 B2 JP S5917081B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedlings
- parts
- cucumber
- complex
- fungicide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Pyridine Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、式 *
°・】−ー 一ー 〜 一
゛ (°O、一ー〜
で表わされる2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体を、有効
成分として含有する、新規な農園芸用殺菌剤に関するも
のである。
成分として含有する、新規な農園芸用殺菌剤に関するも
のである。
フ 従来農園芸用殺菌剤として使用されてきた化合物に
は、その有効成分に銅、水銀、砒素などを含有したもの
が多いため、作物に対する薬害の危険も多く、また残留
毒があるなどの欠点があつた。
は、その有効成分に銅、水銀、砒素などを含有したもの
が多いため、作物に対する薬害の危険も多く、また残留
毒があるなどの欠点があつた。
本発明者らは、上記の欠点を改善した農園芸用5 殺菌
剤を得ることを目的として、鋭意研究を行つた結果、2
−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体は、作物に対する薬害、
人畜に対する毒性および異臭なども全くなく、さらに農
園芸用作物およびその他の植物に寄生する広範囲の植物
病原菌に対して予フ 防的、治療的にすぐれた殺菌効果
を示し、特にキユウリの灰色かび病、うどんこ病、炭そ
病の防除に極めて有用であることを見い出し、本発明を
完成した。本発明の有効成分である2−ピリジルチオ亜
鉛5 オキシ錯体は、約340℃で徐々に変色し始め、
380〜385℃で分解し融解する。
剤を得ることを目的として、鋭意研究を行つた結果、2
−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体は、作物に対する薬害、
人畜に対する毒性および異臭なども全くなく、さらに農
園芸用作物およびその他の植物に寄生する広範囲の植物
病原菌に対して予フ 防的、治療的にすぐれた殺菌効果
を示し、特にキユウリの灰色かび病、うどんこ病、炭そ
病の防除に極めて有用であることを見い出し、本発明を
完成した。本発明の有効成分である2−ピリジルチオ亜
鉛5 オキシ錯体は、約340℃で徐々に変色し始め、
380〜385℃で分解し融解する。
この錯体は例えば、次の反応により容易に合成すること
ができる。フ 05′)−Zn4O+2aSH 本発明の有効成分である2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯
体は、農薬製剤の慣例に従い、不活性な固体担体、液体
担体および乳化分散剤などを用いて、粒剤、微粒剤、粉
剤、乳剤、水和剤、錠剤、油剤、エアゾール、燻煙剤な
ど任意の剤形にして使用することができる。
ができる。フ 05′)−Zn4O+2aSH 本発明の有効成分である2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯
体は、農薬製剤の慣例に従い、不活性な固体担体、液体
担体および乳化分散剤などを用いて、粒剤、微粒剤、粉
剤、乳剤、水和剤、錠剤、油剤、エアゾール、燻煙剤な
ど任意の剤形にして使用することができる。
これらの不活性な担体としては例えば、タルク、クレー
、カオリン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、塩素酸カリ
ウム、硝石、木粉、ニトロセルローズ、デンプン、アラ
ビァゴへ塩化ビニール、炭酸ガス、フレオン、プロパン
、ブタンなどを挙げることができる。また製剤上の補助
剤、例えば展着剤、分散剤、乳化剤などを適宜配合する
ことができる。さらに本発明の有効成分は、除草剤、殺
虫剤およびその他の農薬、尿素、硫安、リン安、カリ塩
およびその他の肥料物質、土壌改良剤などと適宜混合し
て使用することができる。
、カオリン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、塩素酸カリ
ウム、硝石、木粉、ニトロセルローズ、デンプン、アラ
ビァゴへ塩化ビニール、炭酸ガス、フレオン、プロパン
、ブタンなどを挙げることができる。また製剤上の補助
剤、例えば展着剤、分散剤、乳化剤などを適宜配合する
ことができる。さらに本発明の有効成分は、除草剤、殺
虫剤およびその他の農薬、尿素、硫安、リン安、カリ塩
およびその他の肥料物質、土壌改良剤などと適宜混合し
て使用することができる。
次にこの発明の農園芸用殺菌剤の実施例を示す。
各例中の部は重量部を示す。実施例 1
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体20部、ホワイトカー
ボン2部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル4部、クレー72部を混
合粉砕して水和剤100部を得た。
ボン2部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル4部、クレー72部を混
合粉砕して水和剤100部を得た。
二実施例
22−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体2部、タルク98
部を混合し粉剤100部を得た。
22−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体2部、タルク98
部を混合し粉剤100部を得た。
実施例 3
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体10部、デン jフッ
15部、ベントナイト72部、ラウリルアルコール硫酸
エステルのナトリウム塩3部を混合粉砕し粒剤および錠
剤100部を得た。
15部、ベントナイト72部、ラウリルアルコール硫酸
エステルのナトリウム塩3部を混合粉砕し粒剤および錠
剤100部を得た。
次に試験例によつて本発明による農園芸用殺菌剤の効果
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
試験例 1
キユウリ灰色かび病に対する防除試験
直径601!Lの合成樹脂製鉢、1鉢に1株ずつキユウ
リ(品種:相模半白節成)を育成し、キユウリの種子を
播種して2週間目の幼苗に、実施例1に準じて製造した
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体の水和剤(有効成分濃
度1000ppm)を散布した。
リ(品種:相模半白節成)を育成し、キユウリの種子を
播種して2週間目の幼苗に、実施例1に準じて製造した
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体の水和剤(有効成分濃
度1000ppm)を散布した。
次いで風乾後、各幼苗にキユウリの灰色かび病菌(BO
trytiscinerea)の懸濁液(キユウリ灰色
かび病の菌体を3日間イースト・グルコース液中で振盪
培養し、次いでホモゲナイザ一で磨砕し、分光光度計に
おける吸光度(610mμ)が約1.1の菌体濃度に調
整した懸濁液)を、均一に接種した。接種して3日後に
、下記評価基準におけるキユウリ灰色かび病の各発病度
の幼苗数(n1〜N7)を調査した。発病度の評価基準 0:感染発病が全く認められない幼苗(幼苗数:n1
)1:水浸状の病斑がかすかに認められる幼苗(幼苗数
:N2)2:水浸状の病斑が多数認められ、大型病斑が
全く認められない幼苗(幼苗数:N3)3:大型病斑が
葉面積の約1/5以下認められる幼苗(幼苗数:N4)
4:大型病斑が葉面積の約1/4〜1/5認められる幼
苗(幼苗数:N5)5:大型病斑が葉面積の約1/2〜
1/4認められる幼苗(幼苗数:N6)6:大型病斑が
葉面積の約1/2以上認められる幼苗(幼苗:N7)次
に、この調査をもとに、次式によつて供試薬剤の防除率
を算出した。
trytiscinerea)の懸濁液(キユウリ灰色
かび病の菌体を3日間イースト・グルコース液中で振盪
培養し、次いでホモゲナイザ一で磨砕し、分光光度計に
おける吸光度(610mμ)が約1.1の菌体濃度に調
整した懸濁液)を、均一に接種した。接種して3日後に
、下記評価基準におけるキユウリ灰色かび病の各発病度
の幼苗数(n1〜N7)を調査した。発病度の評価基準 0:感染発病が全く認められない幼苗(幼苗数:n1
)1:水浸状の病斑がかすかに認められる幼苗(幼苗数
:N2)2:水浸状の病斑が多数認められ、大型病斑が
全く認められない幼苗(幼苗数:N3)3:大型病斑が
葉面積の約1/5以下認められる幼苗(幼苗数:N4)
4:大型病斑が葉面積の約1/4〜1/5認められる幼
苗(幼苗数:N5)5:大型病斑が葉面積の約1/2〜
1/4認められる幼苗(幼苗数:N6)6:大型病斑が
葉面積の約1/2以上認められる幼苗(幼苗:N7)次
に、この調査をもとに、次式によつて供試薬剤の防除率
を算出した。
その結果、処理区の防除率は94%であつた。
試験例 2キユウリうどんこ病に対する防除試験
直径6CTLの合成樹脂製鉢で、1鉢に1株ずつキユウ
リ(品種:相模半白節成)を育成し、キユウリの種子を
播種して3週間目の幼苗に、実施例1に準じて製造した
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体の水和剤(有効成分濃
度1000ppm)を散布した。
リ(品種:相模半白節成)を育成し、キユウリの種子を
播種して3週間目の幼苗に、実施例1に準じて製造した
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体の水和剤(有効成分濃
度1000ppm)を散布した。
次いで風乾後、各幼苗にキユウリのうどんこ病菌(SI
llaerOtheCafuliginea)の懸濁液
(キユウリうどんこ病の罹病葉の葉面からやわらかい毛
筆でペトリ皿中に落した分生胞子を、蒸留水で光学顕微
鏡1視野(倍率:150倍)当り10個になるように調
節した胞子懸濁液)を、均一に噴霧接種した。接種後の
幼苗は隔離されたビニールハウス内に放置し、約11日
目に、第1本葉に表われたキユウリうどんこ病の病斑数
を調査し、次式によつて各供試薬剤の防除率を算出した
。その結果、処理区の防除率は88%であつた。試,験
例 3キユウリ炭そ病に対する防除試1験 直径6CTnの合成樹脂製鉢で、1鉢に1株ずつキユウ
リ(品種:相模半白節成)を育成し、キユウリの種子を
播種して16日目の幼苗に、実施例1に準じて製造した
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体の水和剤(有効成分濃
度1000ppm)を散布した。
llaerOtheCafuliginea)の懸濁液
(キユウリうどんこ病の罹病葉の葉面からやわらかい毛
筆でペトリ皿中に落した分生胞子を、蒸留水で光学顕微
鏡1視野(倍率:150倍)当り10個になるように調
節した胞子懸濁液)を、均一に噴霧接種した。接種後の
幼苗は隔離されたビニールハウス内に放置し、約11日
目に、第1本葉に表われたキユウリうどんこ病の病斑数
を調査し、次式によつて各供試薬剤の防除率を算出した
。その結果、処理区の防除率は88%であつた。試,験
例 3キユウリ炭そ病に対する防除試1験 直径6CTnの合成樹脂製鉢で、1鉢に1株ずつキユウ
リ(品種:相模半白節成)を育成し、キユウリの種子を
播種して16日目の幼苗に、実施例1に準じて製造した
2−ピリジルチオ亜鉛オキシ錯体の水和剤(有効成分濃
度1000ppm)を散布した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物を有効成分として含有することを特
徴とする農園芸用殺菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52031171A JPS5917081B2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 | 農園芸用殺菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52031171A JPS5917081B2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 | 農園芸用殺菌剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53118518A JPS53118518A (en) | 1978-10-17 |
JPS5917081B2 true JPS5917081B2 (ja) | 1984-04-19 |
Family
ID=12323982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52031171A Expired JPS5917081B2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 | 農園芸用殺菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917081B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AUPP060597A0 (en) | 1997-11-27 | 1998-01-08 | Novapharm Research (Australia) Pty Ltd | Improved biocide and biocidal cloth |
AU741591B2 (en) * | 1997-11-27 | 2001-12-06 | Novapharm Research (Australia) Pty. Ltd. | Improved biocide and biocidal cloth |
WO2005040122A1 (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-06 | Yhs Ltd. | 新規ピリチオン複合化合物、その製造方法およびその用途 |
-
1977
- 1977-03-23 JP JP52031171A patent/JPS5917081B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53118518A (en) | 1978-10-17 |
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