JPS629083B2 - - Google Patents
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- JPS629083B2 JPS629083B2 JP54063249A JP6324979A JPS629083B2 JP S629083 B2 JPS629083 B2 JP S629083B2 JP 54063249 A JP54063249 A JP 54063249A JP 6324979 A JP6324979 A JP 6324979A JP S629083 B2 JPS629083 B2 JP S629083B2
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
本発明は一般式
(式中R1は、水素原子またはメチル基を示
し、R2はメチル基またはメトキシ基を示す。)で
表されるフエノール誘導体を有効成分として含有
する植物生育促進剤に係るものである。 一般式()で表されるフエノール誘導体は、
すでに製品原料としてフエノール樹脂、可塑剤な
どの工業的に、または医薬、農薬、香料、染料な
どの合成用に広く一般に使用されているものであ
る。また、クレゾールは従来より殺菌剤、消毒剤
として広く用いられているものである。 本発明者らは、数年来フエノール誘導体につい
て、その植物生理作用を検討してきたが、その中
で一般式()で表される化合物が有用植物の生
育を著しく促進させることを見出し本発明を完成
した。 すなわち本発明は、一般式()で表されるフ
エノール誘導体を有効成分として含有することを
特徴とする植物生育促進剤である。 本発明の一般式()で表される代表的化合物
としては第1表に示すごとくである。なお、第1
表中の化合物番号は以下の実施例および実験例に
おいても参照される。
し、R2はメチル基またはメトキシ基を示す。)で
表されるフエノール誘導体を有効成分として含有
する植物生育促進剤に係るものである。 一般式()で表されるフエノール誘導体は、
すでに製品原料としてフエノール樹脂、可塑剤な
どの工業的に、または医薬、農薬、香料、染料な
どの合成用に広く一般に使用されているものであ
る。また、クレゾールは従来より殺菌剤、消毒剤
として広く用いられているものである。 本発明者らは、数年来フエノール誘導体につい
て、その植物生理作用を検討してきたが、その中
で一般式()で表される化合物が有用植物の生
育を著しく促進させることを見出し本発明を完成
した。 すなわち本発明は、一般式()で表されるフ
エノール誘導体を有効成分として含有することを
特徴とする植物生育促進剤である。 本発明の一般式()で表される代表的化合物
としては第1表に示すごとくである。なお、第1
表中の化合物番号は以下の実施例および実験例に
おいても参照される。
【表】
本発明化合物の特徴としては、本化合物を水ま
たは水酸化アルカリに溶解あるいは分散させて水
溶液として処理または散布もしくは土壌に処理し
て植物に吸収させることにより、植物の地上部の
生長を促進せしめると共に地下部の生育をも顕著
に増大させることにある。このように地上部およ
び地下部へ同時に伸長促進作用を示す物質は従来
皆無であり、作物栽培上、特に移植用作物への利
用価値は著しく大きいものである。 本発明の化合物は自然界に存在するものが多
く、また工業用原料や試薬として広く一般に利用
されていることから、その安全性は優れており、
しかも経済的にも安価な化合物である。 本発明の化合物を実際に用いるときは、一般式
()で表される化合物をそのままで使用するこ
ともできるが、使用場面、使用目的等に応じて溶
液、水和剤、乳剤、油剤、懸濁剤、粉剤、粒剤と
して用いることができる。また、製剤化に当たつ
ては、一般の農業の調製に用いられる固体、液体
の各種担体と混合して製剤とすることができる。
さらに本薬剤に補助剤例えば展着剤、乳化剤、分
散剤、湿展剤などを添加してもよい。また使用目
的に応じて上記構成成分を他の殺虫剤、殺菌剤、
除草剤、肥料などと併用することもできる。 本薬剤を実際に使用するときは、一般式()
で表される化合物の含有量を植物の状況、使用場
面あるいは製剤の形態により、広い濃度範囲にわ
たつて変化させることは当然であるが、一般に好
ましい濃度としては1〜1000ppmの濃度範囲が
適当である。 次いで実験例をあげて本発明を説明する。 実験例 1 イネの生育試験 径9cmのペトリ皿にろ紙を敷きつめ、本発明化
合物を水で100ppmに希釈し、その20mlを注入し
た。次いで30℃で3日間水浸して催芽したイネ種
子を10粒づつろ紙上に播種し、グロースチヤンバ
ー内(28℃、5000ルクス)で10日間生育させた。
各化合物につきペトリ皿10枚を用いイネ100個体
の生育状況を調査した。その結果は第2表に示す
とおりである。
たは水酸化アルカリに溶解あるいは分散させて水
溶液として処理または散布もしくは土壌に処理し
て植物に吸収させることにより、植物の地上部の
生長を促進せしめると共に地下部の生育をも顕著
に増大させることにある。このように地上部およ
び地下部へ同時に伸長促進作用を示す物質は従来
皆無であり、作物栽培上、特に移植用作物への利
用価値は著しく大きいものである。 本発明の化合物は自然界に存在するものが多
く、また工業用原料や試薬として広く一般に利用
されていることから、その安全性は優れており、
しかも経済的にも安価な化合物である。 本発明の化合物を実際に用いるときは、一般式
()で表される化合物をそのままで使用するこ
ともできるが、使用場面、使用目的等に応じて溶
液、水和剤、乳剤、油剤、懸濁剤、粉剤、粒剤と
して用いることができる。また、製剤化に当たつ
ては、一般の農業の調製に用いられる固体、液体
の各種担体と混合して製剤とすることができる。
さらに本薬剤に補助剤例えば展着剤、乳化剤、分
散剤、湿展剤などを添加してもよい。また使用目
的に応じて上記構成成分を他の殺虫剤、殺菌剤、
除草剤、肥料などと併用することもできる。 本薬剤を実際に使用するときは、一般式()
で表される化合物の含有量を植物の状況、使用場
面あるいは製剤の形態により、広い濃度範囲にわ
たつて変化させることは当然であるが、一般に好
ましい濃度としては1〜1000ppmの濃度範囲が
適当である。 次いで実験例をあげて本発明を説明する。 実験例 1 イネの生育試験 径9cmのペトリ皿にろ紙を敷きつめ、本発明化
合物を水で100ppmに希釈し、その20mlを注入し
た。次いで30℃で3日間水浸して催芽したイネ種
子を10粒づつろ紙上に播種し、グロースチヤンバ
ー内(28℃、5000ルクス)で10日間生育させた。
各化合物につきペトリ皿10枚を用いイネ100個体
の生育状況を調査した。その結果は第2表に示す
とおりである。
【表】
実験例 2
種子発芽試験
径9cmのペトリ皿にろ紙を敷きつめ、後述の実
施例1と同様にして製した水和剤を水で希釈して
有効成分濃度100,10,1ppmの溶液とし、その
20mlを注入した。検定植物の種子を各10粒づつろ
紙発芽床に播種し、グロースチヤンバー内(25
℃)に入れ、各植物の種子発芽に対する促進効果
を6日目の発芽勢および10日目の発芽歩合を調査
した。各植物の1処理区は10枚のペトリ皿を使用
し、総種子数100粒の発芽状況を調査した。その
結果は第3表に示すとおりである。
施例1と同様にして製した水和剤を水で希釈して
有効成分濃度100,10,1ppmの溶液とし、その
20mlを注入した。検定植物の種子を各10粒づつろ
紙発芽床に播種し、グロースチヤンバー内(25
℃)に入れ、各植物の種子発芽に対する促進効果
を6日目の発芽勢および10日目の発芽歩合を調査
した。各植物の1処理区は10枚のペトリ皿を使用
し、総種子数100粒の発芽状況を調査した。その
結果は第3表に示すとおりである。
【表】
実験例 3
イネの水耕試験
後述の実施例2と同様にして製した乳剤を、水
で希釈して有効成分濃度100,50,10,5ppmの
溶液とし、水耕培養ポツトに入れた。次いで30℃
で3日間催芽させたイネ種子(日本晴)を水耕容
器に置き、グロースチヤンバー内(28℃、5000ル
クス)で11日間生育させ、その40個体について草
丈、地上部重、根長、根重を測定した。その結果
は表4に示すとおりである。
で希釈して有効成分濃度100,50,10,5ppmの
溶液とし、水耕培養ポツトに入れた。次いで30℃
で3日間催芽させたイネ種子(日本晴)を水耕容
器に置き、グロースチヤンバー内(28℃、5000ル
クス)で11日間生育させ、その40個体について草
丈、地上部重、根長、根重を測定した。その結果
は表4に示すとおりである。
【表】
実験例 4
タマネギ苗の生育試験
後述の実施例3で製した粉剤を育苗床1m2当た
り50,100,200,400,600gの割合で加えたの
ち、表層8〜10cmの深さに混和した。上記床土に
軽く潅水したのちタマネギ(泉州甲高黄玉葱)を
20g/m2播種し、0.5〜1cmの覆土深で鎮圧し
た。覆土後は12〜30℃のハウス内で30日間育苗し
タマネギ苗の地上部と地下部の生育について調査
した。その結果は第5表に示すとおりである。
り50,100,200,400,600gの割合で加えたの
ち、表層8〜10cmの深さに混和した。上記床土に
軽く潅水したのちタマネギ(泉州甲高黄玉葱)を
20g/m2播種し、0.5〜1cmの覆土深で鎮圧し
た。覆土後は12〜30℃のハウス内で30日間育苗し
タマネギ苗の地上部と地下部の生育について調査
した。その結果は第5表に示すとおりである。
【表】
実験例 5
イネの箱育苗試験
粒状培土3.2Kgを床土した育苗箱(60×30×3
cm)に催芽籾(コシヒカリ)100gを播種した。
ここに実施例1に示した方法により製した各化合
物の水和剤と対照薬剤の水和剤を水で希釈して、
有効成分濃度200ppmの水溶液とし、箱当たり
500ml散布した。散布後粒状培土0.8Kgを用いて覆
土したのち、温度25〜30℃の温室内で25日間栽培
したのち、各試験区100個体のイネ苗の生育状況
を調査した。その結果は第6表に示すとおりであ
る。
cm)に催芽籾(コシヒカリ)100gを播種した。
ここに実施例1に示した方法により製した各化合
物の水和剤と対照薬剤の水和剤を水で希釈して、
有効成分濃度200ppmの水溶液とし、箱当たり
500ml散布した。散布後粒状培土0.8Kgを用いて覆
土したのち、温度25〜30℃の温室内で25日間栽培
したのち、各試験区100個体のイネ苗の生育状況
を調査した。その結果は第6表に示すとおりであ
る。
【表】
以下、実施例をあげて本発明を説明する。な
お、実施例において「部」は重量部を示す。 実施例 1 化合物番号1 50部 リグニンスルホン酸ソーダ 3部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 2部 クレー 45部 これらを均一に混合粉砕して水和剤とする。 実施例 2 化合物番号6 10部 ニユーカルゲン2525P (竹本油脂製、界面活性剤の商品名) 10部 キシロール 50部 これらを混合溶解して乳剤とする。 実施例 3 化合物番号2 5部 クレー 40部 タルク 55部 これらを均一にして混合し粉剤とする。
お、実施例において「部」は重量部を示す。 実施例 1 化合物番号1 50部 リグニンスルホン酸ソーダ 3部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 2部 クレー 45部 これらを均一に混合粉砕して水和剤とする。 実施例 2 化合物番号6 10部 ニユーカルゲン2525P (竹本油脂製、界面活性剤の商品名) 10部 キシロール 50部 これらを混合溶解して乳剤とする。 実施例 3 化合物番号2 5部 クレー 40部 タルク 55部 これらを均一にして混合し粉剤とする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1は、水素原子またはメチル基を示
し、R2はメチル基またはメトキシ基を示す。)で
表されるフエノール誘導体を有効成分として含有
することを特徴とする植物生育促進剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6324979A JPS55154903A (en) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | Plant growth regulator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6324979A JPS55154903A (en) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | Plant growth regulator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55154903A JPS55154903A (en) | 1980-12-02 |
JPS629083B2 true JPS629083B2 (ja) | 1987-02-26 |
Family
ID=13223776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6324979A Granted JPS55154903A (en) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | Plant growth regulator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55154903A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113615688A (zh) * | 2021-08-26 | 2021-11-09 | 华中农业大学 | 一种水稻种子处理剂及其应用 |
CN113907073B (zh) * | 2021-10-26 | 2022-12-02 | 华中农业大学 | 一种基于邻甲酚的油菜种子包膜方法及邻甲酚作为植物生长调节剂的应用 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5048123A (ja) * | 1973-08-29 | 1975-04-30 |
-
1979
- 1979-05-24 JP JP6324979A patent/JPS55154903A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5048123A (ja) * | 1973-08-29 | 1975-04-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55154903A (en) | 1980-12-02 |
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