JPS59168024A - ポリエステルの製造法 - Google Patents

ポリエステルの製造法

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JPS59168024A
JPS59168024A JP4287183A JP4287183A JPS59168024A JP S59168024 A JPS59168024 A JP S59168024A JP 4287183 A JP4287183 A JP 4287183A JP 4287183 A JP4287183 A JP 4287183A JP S59168024 A JPS59168024 A JP S59168024A
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山田 敏郎
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武 太田
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牧村 修
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1粗大粒子の析出が少なく透明性が高度に高く
、かつ静電密着性が高度に改良された主たる繰返し単位
がエチレンテレフタレートからなるポリエステルを直接
重合法で製造する方法に関するものである。
ポリエチレンテレフタレートで代表される飽和線状ポリ
エステルは、すぐれた力学特性、耐熱性、耐候性、電気
絶縁性、耐薬品性等を有するため包装用途、写真用途、
電気用途、磁気テープ等の広い分野において多く使用さ
れている。
通常ポリエステルフィルムは、ポリエステルを浴融押出
したのちa軸延伸して得られる。この場合〜フィルムの
厚みの均一性やキャスティングの速度を高めるには・押
出口金から浴融押出したシート状物を回転冷却ドラム表
面で急冷する際に、該シート状物とドラム表面との密着
性を高めなければならない。該シート状物とドラム表面
との密着性を高める方法として、押出口金と回転冷却ド
ラムの間にワイヤー状の電極を設けて高電圧を印加し、
未固化のシート状物上面に静電気を析出させて該シート
を冷却体表面に密着させながら急冷する方法(以下静電
密着キャスト法という)が有効であることが知られてい
る。フィルムの厚みの均一性はフィルム品質の中で極め
て重要な特性であり、またフィルムの生産性はキャステ
ィング速度に直接依存するため生産性を向上させるには
キャスティング速度を高めることが極めて重要となるた
め・静電密着性の向上に多大の努力がはかられている。
静電密着性は\シート状物表面の電荷量を多くすること
が有効な手段であることが知られている。
また静電密着キャスト法においてシート状物表面の電荷
量を多くするには1ポリエステルフイルムの製膜におい
て用いられるポリエステル原料を改質してその比抵抗を
低くすることが有効であるこ抗を低くする方法として、
エステル化またはエステル交換反応終了後にアルカリ金
属またはアルカリ土類金属化合物を添加することが知ら
れている。
確かにこの方法でポリエステル原料の比抵抗が下げられ
1静電密着性は一応のレベルには到達するが、近年市場
におけるフィルムの厚みの均一性に対する要求性能がよ
り厳しくなり、かつ低コスト化のためにより高度な生産
性の向上が望まれるようになってきたので、従来公知の
方法で得たポリエステル原料では高キャスティング速度
で市場の要求を完全に満足するような高品質フィルムを
製造することが困難となってきた。特にCa化合物を用
いた場合には、比抵抗を下げようとするとどぅ゛しても
粗大粒子の析出がおこって透明性の低下を完全に押える
ことが困難となり、透明性が高度に要求される用途、た
とえば写真等の光学用途へ利用されるフィルム原料とし
て満足すべき品質を有するポリエステルの製造法はこれ
まで確立されていなかった。
本発明者らは上記のような事情に着目し、直接重合法で
粗大粒子の析出が少なく透明性が高度に高く、かつ静電
密着性が高度に改良されたポリエステルの製造法を確立
すべく鋭意研究を行なった結果、本発明に到達したもの
である。
すなわち本発明は、主たる繰返し単位がエチレンテレフ
タレートからなるポリエステルを直接重合法で製造する
に際し、(1)エステル化率が91%以上に達した時点
で下記(I)および(II)式を同時に満足する量のP
化合物およびGa化合物を、P化合物ついでCa化合物
の順に添加すること〜および(2)初期縮合反応が終了
するまでの段階で、しかもC&化合物と同時あるいはC
&化合物添加前に下記(1)式を満足する量のNaおよ
びに化合物より選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属
化合物を添加することを特徴とするポリエステルの製造
法である。
50≦O’a≦4 o o    (I)1+2≦C!
a/P≦3.0    (T[)3.0≦M≦2 o 
    (I[)〔式中CaはCa化合物のポリエステ
ルに対するQa原子としての添加量(ppm)、Oa/
Pはca原子とP原子との原子比、Mは(2)で示すア
ルカリ金属化合物のポリエステルに対する金属原子とし
ての添加量(ppm)を示す。〕 本発明のポリエステルは、その繰返し単位の80モル%
以上がエチレンテレフタレートからなるもの−cあり、
他の共重合成分としてはイソフタル酸−P−β−オキシ
エトキシ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
4.4’−ジカルボキシルジフェニール、4,4/−ジ
カルボキシルベンゾフェノン、ビス(4−カルボキシル
フェニール)エタン−アジピン酸、セバシン酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸等のジカルボン酸成分があ
げられる。
マタクリコール成分としてはプロピレングリコールヘプ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール〜シクロヘキサンジメタツール1ビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド付加物等を任意に選択使用す
ることができる。この他共重合成分として少量のアミド
結合、ウレタン結合、エーテル結合、カーボネート結合
等を含んでいでもよい。エステル化反応は回分式および
連続式の何れでもよいが、連続式の方が安定した品質の
製品が得られるので好ましい。連続式でエステル化を行
なう場合は、反応を2〜4槽の反応缶に分けて行うのが
反応のコントロール面よりみて好ましい。また反応を2
缶法で行なう場合は、C1L化合物等の添加剤の添加時
期をずらして行なう必要があるので、2針目の反応缶内
部を多槽に分割し各種に添加剤を添加できるようにする
必要がある。
本発明で用いられるCa化合物は、反応系へ可溶なもの
であればすべて使用できる。たとえば水素化カルシウム
、酸化カルシウム、酢酸カルシウムのような低級脂肪酸
塩、カルシウムメトキサイドのようなアルコキサイド等
があげられる0まだ一般式(I)で示したようにCa化
合物の添加量は1最終的に得られるポリエステルに対し
てCa原子として50−400 ppmであり、110
0−300ppが特に好ましい。50 ppm未満にす
ると得られるポリエステル原料の比抵抗の低下が少なく
・その結果静電密着性の向上が満足できなくなるので好
ましくない。逆に400ppmを越えるとポリエステル
原料の比抵抗の低下が頭打ちとなり、かつCa化合物に
基因する粗大粒子の析出が多くなり・フィルムの透明度
が低下するので好ましくない。
さらにジエチレングリコール(以下DIGという)副生
量が増加したり〜ポリエステルの安定性が低下する等の
品質低下をひき起すので好ましくない。
本発明で用いられるP化合物としては、リン酸・亜リン
酸、ホスホン酸およびそれらの誘導体等があげられ一具
体例としてはリン酸、リン酸トリメチルエステル、リン
酸トリエチルエステル、リン酸トリブチルエステル、リ
ン酸トリフェニルエステル、リン酸モノメチルエステル
、リン酸ジメチルエステル、リン酸モノエチルエステル
\リン酸ジエチルエステル、リン酸モツプチルエステル
、リン酸ジプチルエステル、亜リン酸、亜リン酸トリメ
チルエステル、亜すン酸トリエチルエステル亜リン酸ト
リブチルエステル、メチルホスホン酸ジメチルエステル
、エチルホスホン酸ジメチルエステル、フェニールホス
ホン酸ジメチルエステル〜フェニールホスホン酸ジエチ
ルエステル\フェニールホスホン酸ジフェニールエステ
ル等であす1これらは単独で使用してもよく、また2種
以上を併用してもよい。
また−これらのP化合物の添加量は、一般式(11)で
示したようにCa/Pの原子比として1.2〜3.0の
範囲、好ましくは1.4〜2.0の範囲に設定すること
によって、P化合物添加の効果が有効に発揮される。1
.2未満では得られるポリエステル原料の比抵抗の低下
が少なく、その結果静電密着性の向上が不充分となるの
で好ましくない。逆に3.0を越えると〜(4化合物に
基因した粗大粒子の析出カ多くナリフイルムの透明度が
低下するので好ましくない。
これらのCaおよびP化合物はエステル化率が91%以
上、好ましく95%以上、特に好ましくは98%以上達
した時点で、しかもP化合物および(a化合物の順に添
加する必要がある。エステル化率が91%未満では、前
記添加量および添加順序で添加しても得られるポリエス
テル原料の比抵抗の低下が少なく〜静電密着性の向上が
満足できなくなり1かつCa化合物に基因する一粗大粒
子の析出が多くなってポリエステルフィルムの透明度が
低下するので好ましくない。さらにエステル化率が91
%未満で添加すると、重縮合触媒の活性が低下して重合
の生産性が低下するので好ましくない。
一方一エステル化率が91%以上に達した時点で添加し
ても、たとえばCa化合物をP化合物より先に添加する
と、得られるポリエステル原料の比抵抗の低下が少なく
静電密着性の向上が満足できなくなり1かつCa化合物
に基因する粗大粒子の析出が多くなってポリエステルフ
ィルムの透1[が低下するので好ましくない。
本発明で用いられるアルカリ金属化合物は、反応系へ可
溶なものであればすべて使用できる。たとえばNaおよ
びKのカルボン酸塩、リン酸塩、炭酸塩1水素化物およ
びアルコキサイド等であり、具体的には酢酸ナトリウム
、酢酸カリウム−安息香酸ナトリウム1安息香酸カリウ
ム、リン酸第1ナトリウム−リン酸第1カリウム、ビロ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、トリポリリン
酸ナトリウム、トリゲリリン酸カリウム、重炭酸ナトリ
ウム、重炭酸カリウム、水素化ナトリウム1水素化カリ
ウム、ナトリウムエトキサイド、カリウムメトキサイド
、ナトリウムエトキサイド−カリウムエトキサイド等が
あげられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、
また2種以上を併用してもよい。
また、一般式(I)で示したように、これらのアルカリ
金属化合物は1ポリエステルに対して金属原子として3
.0〜20 pp!11の範囲で添加するのが好ましく
〜さらに5.0〜l Oppmの範囲が特に好ましい。
この範囲で添加して初めて高度な静電密着性が付与され
る。
アルカリ金属化合物の添加量が3.0ppm未満では、
静電密着性が低くなるうえにDIG副生量が大幅に増大
するので好ましくない。逆に20 ppmを越えると静
電密着性が低下するばかりでなく、粗大粒子の増加やレ
ジンカラーの悪化が起るので段階で−しかもCia化合
物と同時あるいはOa化合物添加前に行なう必要がある
。初期縮合反応が終了した時点とは固有粘度が約0.2
に達した時をさし、これ以後の添加では反応系の粘度が
高すぎるために添加成分の混合が不均一になり、均質な
製品が得られなくなる。またオリゴマーの解重合が起り
、生産性の低下やDEG副生量の増大をひき起すので好
ましくない。
これらのアルカリ金属化合物の反応系への添加は1上記
条件を満足すれば単独で行なってもよいし1他の添加剤
と同時に行なってもかまわない。
Ca化合物あるいはP化合物のどちらかと同時に添加す
る方法は一連続法で実施する場合に反応槽の数を少なく
することができるので特に好ましい。
他の添加剤と同時に添加する場合は、それぞれ別個の添
加口より同時に反応系へ添加してもよいし、添加前にあ
らかじめ両者を混合しておいて同一の添加口から添加し
てもかまわない。
以上のようにN限定された条件を満すことにより初めて
透明性と静電密着性の両方を同時に、かつ高度に改良で
きることを見い出したものである。
特に1極めて微量のアルカリ金属化合物の添加で静電密
着性が向上することは驚くべきことである。
これらのアルカリ金属化合物の添加による静電密着性向
上の作用機構は不明であるが、これらのアルカリ金属化
合物の添加によりCa化合物、P化合物およびオリゴマ
ーの3者の反応生成物の組成が微妙に変化し翫電気伝導
的に高活性な化合物が生成するためであると考えられる
前記添加剤を添加する時の反応系の温度は、23023
0℃未満では、オリゴマーの固化が起るので好ましくな
い。逆に290℃を越えた時点で添加すると・DEC副
生量や着色が増大する等の副反応が促進されるので好ま
しくない。
上記添加剤を添加する時の反応系の圧力は、常圧〜3 
kg/cdの範囲、特に常圧〜1 kg/cdの範囲が
好ましい。減圧下で添加すると、添加剤の逃散が起るの
で好ましくない。逆に3 kq/cJを越えると、DE
G副生量が増加するので好ましくない。各添加剤の添加
の間隔は攪拌条件−反応温度、反応圧力等により異なる
が、一般に1分から60分、特に3分から20分が好ま
しい。間隔が短いと充分な添加効果が発現されないし、
逆に間隔が長くなりすぎるとDIEG副生量や着色が増
大する等の副反応が促進されるので好ましくない。
前記各添加剤は固体状および液体状の何れの形態で添加
してもよいが、供給精度の点よりエチレングリコール溶
液として添加するのが最も好ましい。固体状で添加する
場合は、ポリエステル製の容器に封入して反応系へ加え
るのがよい。
重縮合は回分式および連続式のいずれを採用してもよい
重縮合触媒としては従来公知の触媒の中から適宜選択し
て使用でき、また無機あるいは有機微粒子からなる滑剤
およびその他の各種添加剤を用いてもよいことは勿論で
ある。
次に本発明の実施例および比較例を示す。実施例中の部
は、特にことわらないかぎりすべて重量部を意味する。
また−用いた測定法を以下に示す。
(1)  エステル化反応率 反応生成物中に残存するカルボキシル基の世と反応生成
物のケン化価とから求める。
(2)  固有粘度 ポリマーをフェノール(6重量部)とテトラクロルエタ
ン(4重量部)の混合溶媒に浴解し、30℃で測定する
(3)  ポリマー中のDIEG量 ポリマーをメタノールで分解し一ガスクロマトグラフィ
ーによってエチレングリコールに対するモル%として測
定する。
(4)  ポリマー中の粗大粒子数 少量のポリマーを2枚のカバーグラス間にはさんで28
0℃で溶融プレスし、急冷したのち位相差顕微鏡を用い
て観察し、イメージアナライザーで粒子の数をカウント
する。
(5)  ポリマーの溶融比抵抗 275℃で浴融したポリエステル中に2枚の電極板をお
き\120Vの電圧を印加した時の電流値い6)を測定
し、比抵抗値(ρ、)を次式により求める。
A−電極面積(c+J)、!=電極間距離(CIll)
■−雷電圧V) (6)静電密着性 押出し機の口金部と冷却ドラムとの間にタングステンワ
イヤー製の電極を設け、電極とキャスティングドラム間
に10〜15Kvの電圧を印加してキャスティングを行
ない−得られたキャスティング原反の表面を肉眼で観察
し、ビンナーバブルの発生が起り始めるキャスティング
速度で評価する。キャスティング速度が大きいポリマー
程、静電密着性が良好である。
(7)  フィルムへイズ 直読ヘーズメーター(東洋精機社製)で測定する。
実施例 L 攪拌装置、分縮器\原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた2段の完全混合槽よりなる連続エステル化反応
装置を用い、その第1エステル化反応缶のエステル化反
応生成物が存在する系へ、’]’FAに対するEGのモ
ル比1.7に調整し、かつ三酸化アンチモンをアンチモ
ン原子としてTPA単位当り289 ppmを含むTP
AのEGスラリーを連続的に供給した。常圧にて平均滞
留時間4.5時間一温度255℃で反応させた。
この反応生成物を連続的に糸外に取り出し1第2エステ
ル化反応缶に供給した。さらにFiGを仕込ミポリエス
テル単位ユニット当り0.5重量部ヲ連続的に添加し、
常圧にて平均滞留時間5.0時間、温度260℃で反応
させた。第1エステル化反応缶のエステル化率は70%
であり、第2エステル化反応缶の反応生成物のエステル
化率は98%であつた。該エステル化反応生成物114
4部(エチレンテレフタレートユニット1100部に相
当)および1070部を重縮合反応缶に仕込みN260
℃・常圧で90分間加熱攪拌し、同温度、同圧力下で1
30 L;l/l  の濃度のトリメチルホスフェ−ト
ノEG溶液3.71容量部(生成ポリエステルに対して
P原子換算で97 ppm )を加えて10分間加熱攪
拌した。次いで同温度、同圧力下で509/lの濃度の
酢酸カルシウム−水塩のEG溶液9.34容量部(生成
ポリエステルに対してca原子換算で200ppm s
 Oa/P = 1.8 、)および5o9/lの濃度
の酢酸ナトリウムのEG溶液0.78容量部(生成ポリ
エステルに対してNa原子換算でl Oppmb 0.
43グラム原子710f9ポリエステル)の混合液を加
え、同温度N同圧力下で1o分間加熱攪拌した。約10
0分を要して反応温度を290’Qまで昇温しながら反
応系の圧力を徐々に下げて0.5IlllHg とした
後−290℃、0.5 mHgで約100分間重縮合反
応を行なって固有粘度が0.620のポリマーを得た。
このポリマーの品質および該ポリマーを290’Qで溶
融押出しし、90℃で縦方向に3.5倍、130℃で横
方向に3.5倍延伸した後、220℃で熱処理して得ら
れた12μのフィルムのフィルムへイズを表1に示した
表1より明らかなごとく1本発明方法で得たポリエステ
ルは静電密着性や透明性が高度に高く−かつ粗大粒子お
よびDEiG含有量が低く、極めて好品質であることが
わかる。
比較例 L 実施例1の方法において、トリメチルホス7エー1N酢
酸カルシウムおよび酢酸ナトリウムを添加しないことを
除いて、実施例1と同じ方法により得たポリマーの品質
およびフィルムへイズを表1に示した。
本比較例の方法は透明性、粗大粒子およびDEG含有量
は良好であるが、静電密着性が極めて悪いことがわかる
比較例 2 実施例1の方法において、トリメチルホスフェートおよ
び酢酸ナトリウムを添加しないことを除いて、実施例1
と同じ方法により得たポリマーの品質およびフィルムへ
イズを表1に示した。
本比較例の方法はDIG含有凰は良好であるが、静電密
着性が極めて悪しλ。また粗大粒子が著しく多く、透明
性も極めて悪い。
比較例 & 実施例1の方法において、酢酸ナトリウムを添加しない
以外一実施例1と同じ方法で得たポリマーの品質および
フィルムへイズを表1に示した。
本比較例の方法は透明性および粗大粒子は良好であるが
1静電密着性が悪い。またDEG含有量が非常に高い。
比較例 本 実施例1の方法において1酢酸ナトリウム添加量を50
’ppmとした以外、実施例1と同じ方法で得タボリマ
ーの品質およびフィルムへイズを表1に示した。本比較
例の方法はDEGは良好であるが〜透明性および静電密
着性が悪い。
比較例 & 実施例1の方法において、トリメチルホスフェートおよ
び酢酸カルシウムを添加しない以外〜実施例1と同じ方
法で得たポリマーの品質およびフィルムヘイズを表1に
示した。
本比較例の方法は透明性、粗大粒子およびDEG含有量
は良好であるが、静電密着性が極めて悪い。
比較例 a〜& 実施例1の方法において、トリメチルホスフェート、酢
酸カルシウムおよび酢酸ナトリウムの添加順序を変える
以外、実施例1と同じ方法で得たポリマーの品質および
フィルムへイズを表1に示した。これらの比較例の方法
はいずれもDIG含有量は良好であるが、静電密着性が
悪い。また1C&化合物をP化合物より先に添加する方
法(比較例6および7)は、透明性および粗大粒子の点
でも劣っている。
比較例 9゜ 実施例1の方法において、第1エステル化反応缶と第2
エステル化反応缶とを結んで配管途中に3個のラインミ
キサーを設け、トリメチルホスフェート、酢酸カルシウ
ムおよび酢酸ナトリウムの添加場所を該ラインミキサー
に変更する以外\実施例1と同じ方法で得たポリマーの
品質およびフィルムへイズを表1に示した。
本比較例の方法はDEG含有量は良好であるが一静電密
着性−透明性および粗大粒子が極めて悪い。
比較例 1α 実M例1の方法において、トリメチルホスフェート添加
量を155 ppmとする以外、実施例1と同じ方法で
得たポリマーの品質およびフィルムへイズを表1に示し
た。
本比較例の方法は透明性、粗大粒子およびDIG含有量
は良好であるが・静電密着性が極めて悪い。
実施例 2 実施例1の方法において、酢酸ナトリウムを第1エステ
ル化反応缶へ添加するように変更する以外N実施例1と
同じ方法で得たポリマーの品質およびフィルムへイズを
表1に示した。本実施例で得たポリエステルは極めて高
品質である。
実施例 3゜ 実施例1の方法において1 トリメチルホスフェ−トを
トリエチルホスフェートにかえ〜かつその添加量を78
 ppmとする以外、実施例1と同じ方法で得たポリマ
ーの品質およびフィルムへイズを表1に示した。
本実施例で得たポリエステルは極めて好品質である。
実施例 本 実施例2の方法において、トリメチルホスフェートをリ
ン酸にかえ、かつその添加量を78ppmおよび酢酸す
) IJウムの添加量を5 ppdと変更する以外、実
施例2と同じ方法で得たポリマーの品質およびフィルム
ヘイズを表1に示した。
本実施例で得たポリエステルは極めて好品質である。
実施例 & 実施例1の方法において、酢酸ナトリウムを酢酸カリウ
ムにかえ〜かつその添加量を5 ppmと変更する以外
、実施例1と同じ方法で得たポリマーの品質およびフィ
ルムへイズを表1に示した。
本実施例で得たポリエステルは極めて好品質である。
実施例 已 実施例aの方法において一酢酸ナトリウムをリン酸2水
素ナトリウムにかえ、かつその添加量を5ppmおよび
トリメチルホスフェルトの添加量を78 ppmに変更
する以外一実施例aと同じ方法で得たポリマーの品質お
よびフィルムへイズを表1に示した。
本実施例で得たポリエステルは極めて好品質である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 主たる繰返し単位がエチレンテレフタレートからなるポ
    リエステルを直接重合法で製造するに際し、(1)エス
    テル化率が91%以上に達した時点で下記(1)および
    (II)式を同時に満足する量のP化了するまでの段階
    で、しかもOa化合物と同時あるいはCa化合物添加前
    に下記(I[)式を満足する量のNaおよびに化合物よ
    り選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属化合物を添加
    することを特徴とするポリエステルの製造法。 50≦Ca≦400−−−−−−−−−−−−(1)1
    .2≦C!a/P≦3 、07−−−−−−−−−−−
    − (II)3.0≦M≦20 ・−−−一−−−−−
    −−−−−(I[)〔式中CaはOa化合物のポリエス
    テルに対するCIL原子としての添加量(ppm )・
    Ca/PはCa原子とP原子との原子比−Mは(2)で
    示すアルカリ金属化合物のポリエステルに対する金属原
    子としての添加量(ppm)を示す。〕
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012121076A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 東レ株式会社 ポリエステル組成物およびそれを用いたフィルム、シート状構造体、電気絶縁シート、太陽電池バックシート並びにそれらの製造方法
JP2020033498A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 東レ株式会社 ポリエステル樹脂組成物

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