JPS5916206A - 半導電性組成物 - Google Patents
半導電性組成物Info
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- JPS5916206A JPS5916206A JP12602982A JP12602982A JPS5916206A JP S5916206 A JPS5916206 A JP S5916206A JP 12602982 A JP12602982 A JP 12602982A JP 12602982 A JP12602982 A JP 12602982A JP S5916206 A JPS5916206 A JP S5916206A
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- Japan
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- ethylene
- copolymer
- propylene
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- vinyl ester
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、半導ηL性組成物に関する。更に許しくけ、
高電圧用架橋ポリエチレン絶縁電カケ−プルの外部半導
電層形成材料などとして好適に使用される半導電性組成
物に関する。
高電圧用架橋ポリエチレン絶縁電カケ−プルの外部半導
電層形成材料などとして好適に使用される半導電性組成
物に関する。
従来、高電圧用架橋ポリエチレン絶縁電カケ−プルにお
いては、中心導体と架橋ポリエチレン絶縁層との間およ
び架橋ポリエチレン絶縁層と遮蔽層との間に生ずる空1
@で発生するコロナ放電によρ る劣化を防止するために、架橋ポリエチレン絶縁層の内
、外層に、それぞれ内部および外部半導電層を設けるこ
とが行われている。
いては、中心導体と架橋ポリエチレン絶縁層との間およ
び架橋ポリエチレン絶縁層と遮蔽層との間に生ずる空1
@で発生するコロナ放電によρ る劣化を防止するために、架橋ポリエチレン絶縁層の内
、外層に、それぞれ内部および外部半導電層を設けるこ
とが行われている。
この半導電層は、その設置の目的からいって、架橋ポリ
エチレン絶縁層と良好に密着しかつ表面子?n性にすぐ
れていることが必要であり、このために、最近はこの層
とポリエチレン絶縁層とを同時に押出す、いわゆる多層
同時押出法によって成ち、外部半導電層は、ケーブルの
接続および端末処理に際し、架橋ポリエチレン絶縁層か
ら剥ぎとられるが、このとき両層間の接着が強固である
と、剥離作業が18難となったり、あるいは無理な剥離
を行なうと、剥離作業中に架橋ポリエチレン絶縁層に傷
を生ぜしめたりして好ましくない。
エチレン絶縁層と良好に密着しかつ表面子?n性にすぐ
れていることが必要であり、このために、最近はこの層
とポリエチレン絶縁層とを同時に押出す、いわゆる多層
同時押出法によって成ち、外部半導電層は、ケーブルの
接続および端末処理に際し、架橋ポリエチレン絶縁層か
ら剥ぎとられるが、このとき両層間の接着が強固である
と、剥離作業が18難となったり、あるいは無理な剥離
を行なうと、剥離作業中に架橋ポリエチレン絶縁層に傷
を生ぜしめたりして好ましくない。
従来、この種の半導電層形成材料としては、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体などに導電性カーボンブラックを配合した組成物
が用いられてきたが、これらのエチレン系樹脂をベース
にした組成物は、一般に架橋ポリエチレン絶縁層に強固
に接着し、そのためその絶縁層から半導電層を剥離させ
ることが著しく困姉であり、ケーブルの端末処理作業に
も著しい支障を生ぜしめていた。
酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体などに導電性カーボンブラックを配合した組成物
が用いられてきたが、これらのエチレン系樹脂をベース
にした組成物は、一般に架橋ポリエチレン絶縁層に強固
に接着し、そのためその絶縁層から半導電層を剥離させ
ることが著しく困姉であり、ケーブルの端末処理作業に
も著しい支障を生ぜしめていた。
こうした欠点を避けるために、従来から種々の半導電層
形成材料が提案されている。例えば、酢酸ビニル含有量
80重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体にスチレン系重合体、ニトリ
ルゴム、スチレン系ゴム、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
エチレンなどをブレンドしたもの、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を塩素化したり捷たけスチレンをグラフト共
重合させたものなどの使用が提案されているが、これら
はいずれもiF撓性に乏しい、低1品において脆弱であ
る、あるいは架橋工程で分解し易いなどの他の間順点を
有している。
形成材料が提案されている。例えば、酢酸ビニル含有量
80重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体にスチレン系重合体、ニトリ
ルゴム、スチレン系ゴム、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
エチレンなどをブレンドしたもの、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を塩素化したり捷たけスチレンをグラフト共
重合させたものなどの使用が提案されているが、これら
はいずれもiF撓性に乏しい、低1品において脆弱であ
る、あるいは架橋工程で分解し易いなどの他の間順点を
有している。
特に、醍近は水トリーなどによる絶縁劣化を防屯するた
めに、ポリエチレンの乾式架橋法が採用される傾向にあ
るが、この乾式架橋法は架橋温度が高いため、上記形成
材料のいくつかは、架橋工程中にハロゲンやシアンなど
のガスを発生さゼ、ケーブル性能を低下させるなどの間
■を生じさせている。
めに、ポリエチレンの乾式架橋法が採用される傾向にあ
るが、この乾式架橋法は架橋温度が高いため、上記形成
材料のいくつかは、架橋工程中にハロゲンやシアンなど
のガスを発生さゼ、ケーブル性能を低下させるなどの間
■を生じさせている。
本発明者らは、可撓性、低渇非脆化性、熱安定性および
押出成形性にすぐれ、しかも必要に応じて架橋ポリエチ
レンflI′!!縁層からの容易な剥離を可能とさせる
半導T#、層形成材料を求めて種々検討の結果、プロピ
レンとC4以上のα−オレフィンとのランダム共重合体
またはそれにエチレン−ビニルエステル共重合体をブレ
ンドしたものがきわめて有効であることを見出した。
押出成形性にすぐれ、しかも必要に応じて架橋ポリエチ
レンflI′!!縁層からの容易な剥離を可能とさせる
半導T#、層形成材料を求めて種々検討の結果、プロピ
レンとC4以上のα−オレフィンとのランダム共重合体
またはそれにエチレン−ビニルエステル共重合体をブレ
ンドしたものがきわめて有効であることを見出した。
従って、本発明は、高電圧用架橋ポリエチレン絶縁電カ
ケ−プルの外部半導電層形成材料などとして有効に使用
される半導電性組成物に係り、この半導電性組成物は、
(A)プロピレン含有量50〜87モル%のプロピレン
と04以上のα−オレフィンとのランダム共重合体約2
0〜100重量部およヒ(B)ビニルエステル含有量5
モル%以上のエチレン−ビニルエステル共重合体約80
〜011部よりなるオレフィン系重合体に、導電性カー
ボンブラックを配合してなる。
ケ−プルの外部半導電層形成材料などとして有効に使用
される半導電性組成物に係り、この半導電性組成物は、
(A)プロピレン含有量50〜87モル%のプロピレン
と04以上のα−オレフィンとのランダム共重合体約2
0〜100重量部およヒ(B)ビニルエステル含有量5
モル%以上のエチレン−ビニルエステル共重合体約80
〜011部よりなるオレフィン系重合体に、導電性カー
ボンブラックを配合してなる。
本発明で用いられるプロピレンと04以上のα−オレフ
ィンとのランダム共重合体としては、プロピレンと1−
ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ七ン、1
−オクテンなどとのランダム共重合体であって、プロピ
レンの含有量が50〜87モル%のものが用いられる。
ィンとのランダム共重合体としては、プロピレンと1−
ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ七ン、1
−オクテンなどとのランダム共重合体であって、プロピ
レンの含有量が50〜87モル%のものが用いられる。
これらの共重合体は、それ自体公知の立体規則性触媒、
好適にはアイソタクチックボリブ四ピレンの製造に用い
られるような立体規則性触媒を用い、プロピレンとα−
オレフィンとを共重合させることによって明渡すること
ができる。tFましい共重合体は、プロピレン−1−ブ
テンランダム共重合体であり、それについては、例えば
特公昭57−11322号公報、特開昭50−1287
81号公報、同55 = 748号公報などに記載され
ている。
好適にはアイソタクチックボリブ四ピレンの製造に用い
られるような立体規則性触媒を用い、プロピレンとα−
オレフィンとを共重合させることによって明渡すること
ができる。tFましい共重合体は、プロピレン−1−ブ
テンランダム共重合体であり、それについては、例えば
特公昭57−11322号公報、特開昭50−1287
81号公報、同55 = 748号公報などに記載され
ている。
用いられるプロピレン−α−オレフィンランダム共重合
体の!:1Ili点(Tm)+−j、一般に約75〜1
40℃の範1げ1内にある。プロピレン含有量が87モ
ル%を超えると、1.↑1(点がこれ以上に高くなり、
導電性カーボンブラックの配合時、特に架橋剤を用いて
配合作iを行なう場合、あるいは組成物の押出成形時に
支障を生ずるようになる。一方、プロピレン含有量が5
0モル%以下となり、融点がこれ以下に低くなると、引
張強度が低下し、引張強度のゲ■がN!I i’i4強
度の値に接近して剥離作業を困雌にするばかりではなく
、組成物自体がべとつくようになるため好ましくない。
体の!:1Ili点(Tm)+−j、一般に約75〜1
40℃の範1げ1内にある。プロピレン含有量が87モ
ル%を超えると、1.↑1(点がこれ以上に高くなり、
導電性カーボンブラックの配合時、特に架橋剤を用いて
配合作iを行なう場合、あるいは組成物の押出成形時に
支障を生ずるようになる。一方、プロピレン含有量が5
0モル%以下となり、融点がこれ以下に低くなると、引
張強度が低下し、引張強度のゲ■がN!I i’i4強
度の値に接近して剥離作業を困雌にするばかりではなく
、組成物自体がべとつくようになるため好ましくない。
このような観点から、役も好ましい共重合体はプロピレ
ン含1′f用が60〜85モル%のものである。
ン含1′f用が60〜85モル%のものである。
このランダム共重合体のメルト70−レートには特に制
限がないが、この値があまり大きいものは導電性カーボ
ンブラックなどを混線配合する工程の作業性を悪化させ
、一方あまり小さいものは組成物の押出成形性を低下さ
せるので、約2〜100dν分(J工S K −721
0の表1、条件14による)程度のものを用いることが
好ましい。また、結晶化度については、それがあまり大
きいと混練配合および押出成形が困難となり、一方あま
り小さいと組成物の引張強度が低下し、べとついた感じ
となるため使用できない。従って、結晶融解熱量で表示
される結晶化度が、約10〜80ジユール/9の範囲内
にあることが望ましい。
限がないが、この値があまり大きいものは導電性カーボ
ンブラックなどを混線配合する工程の作業性を悪化させ
、一方あまり小さいものは組成物の押出成形性を低下さ
せるので、約2〜100dν分(J工S K −721
0の表1、条件14による)程度のものを用いることが
好ましい。また、結晶化度については、それがあまり大
きいと混練配合および押出成形が困難となり、一方あま
り小さいと組成物の引張強度が低下し、べとついた感じ
となるため使用できない。従って、結晶融解熱量で表示
される結晶化度が、約10〜80ジユール/9の範囲内
にあることが望ましい。
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体は、それ
単独でも使用されるが、エチレン−ビニルエステル共重
合体とブレンドして用いた方が、組成物の柔軟性および
低温耐衝撃性の点からみて好ましい。
単独でも使用されるが、エチレン−ビニルエステル共重
合体とブレンドして用いた方が、組成物の柔軟性および
低温耐衝撃性の点からみて好ましい。
エチレン−ビニルエステル共重合体としては、エチレン
と酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどとの共重合体で
あって、架橋ポリエチレン絶縁層との剥離性の点から、
ビニルエステルの含有量が5モル%(酢酸ビニルでは約
15重量%)以上、好ましくは9モル%(酢酸ビニルで
は約25重量%)以上、特に好ましくは16モル%(酢
酸ビニルでは約39重量%)以上のものが用いられる。
と酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどとの共重合体で
あって、架橋ポリエチレン絶縁層との剥離性の点から、
ビニルエステルの含有量が5モル%(酢酸ビニルでは約
15重量%)以上、好ましくは9モル%(酢酸ビニルで
は約25重量%)以上、特に好ましくは16モル%(酢
酸ビニルでは約39重量%)以上のものが用いられる。
これらの共重合体は、一般に周知の方法、即ち高圧下で
のラジカル重合による他、中圧乃至常圧下での溶液重合
または乳化重合などによって得られる。
のラジカル重合による他、中圧乃至常圧下での溶液重合
または乳化重合などによって得られる。
用いられるエチレン−ビニルエステル共重合体のメルト
フローレートには特に制限がないが、この値が8まり大
きいものは導電性カーボンブラックなどを混練する工程
の作業性を悪化させ、また架橋ポリエチレン絶縁層との
剥離力も大きくなる傾向があり、一方あまり小さい値の
ものは架橋ポリエチレン絶縁層との剥離力は小さくなる
が、組成物の押出加工性が低下するので、結局約1〜1
00dν分(J工S K −7210の表1、条件14
による)程度のものを用いることが好ましい。
フローレートには特に制限がないが、この値が8まり大
きいものは導電性カーボンブラックなどを混練する工程
の作業性を悪化させ、また架橋ポリエチレン絶縁層との
剥離力も大きくなる傾向があり、一方あまり小さい値の
ものは架橋ポリエチレン絶縁層との剥離力は小さくなる
が、組成物の押出加工性が低下するので、結局約1〜1
00dν分(J工S K −7210の表1、条件14
による)程度のものを用いることが好ましい。
エチレン−ビニルエステル共重合体が併用すれる場合に
は、それが両者を合計した工oo重員部の内約80重量
部以下、特に約80〜50重量部の割合で用いられたと
き、柔軟性、耐低温脆性および剥離力の点でバランスの
とれた組成物を形成させる。
は、それが両者を合計した工oo重員部の内約80重量
部以下、特に約80〜50重量部の割合で用いられたと
き、柔軟性、耐低温脆性および剥離力の点でバランスの
とれた組成物を形成させる。
以上のプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体t
たはこれとエチレン−ビニルエステル共重合体とのブレ
ンド物よりなるオレフィン系重合体に配合される導電性
カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、ファ
ーネスブラックなどの周知の導電性カーボンブラックが
用いられ、その配合量としては、電カナープル用半導電
性組成物などに要求される導電性を与えるのに十分なだ
けの量が用いられる。
たはこれとエチレン−ビニルエステル共重合体とのブレ
ンド物よりなるオレフィン系重合体に配合される導電性
カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、ファ
ーネスブラックなどの周知の導電性カーボンブラックが
用いられ、その配合量としては、電カナープル用半導電
性組成物などに要求される導電性を与えるのに十分なだ
けの量が用いられる。
一般には、低乃至中程度の表面積(約700 m/り以
下)を有する導電性カーボンブラックを用いた場合、上
記オレフィン系重合体1oo重量部に対し約40〜70
重量部の割合で用いられ、また高表面積(約70071
1/り以上)を有する導電性カーボンブラック(例えば
アクシー社製品ケッチェンブラックなど)では約10〜
3ON量部の割合で用いられる。いずれにしても、得ら
れた半導電性組成物の体積固有抵抗値が108Ω・m以
下、好ましくは108〜106Ω・副となるような量の
カーボンブラックが添加される。
下)を有する導電性カーボンブラックを用いた場合、上
記オレフィン系重合体1oo重量部に対し約40〜70
重量部の割合で用いられ、また高表面積(約70071
1/り以上)を有する導電性カーボンブラック(例えば
アクシー社製品ケッチェンブラックなど)では約10〜
3ON量部の割合で用いられる。いずれにしても、得ら
れた半導電性組成物の体積固有抵抗値が108Ω・m以
下、好ましくは108〜106Ω・副となるような量の
カーボンブラックが添加される。
これらの各成分よりなる本発明の半導電性組成物は、架
橋剤、例えば有機過酸化物を適宜配合して、架橋して使
用することができる。架橋剤としては、ジクミルパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン3、l、3−ビス(第3ブチル
パーオキシイソプロピル)ベンゼンなどを使用すること
ができる。
橋剤、例えば有機過酸化物を適宜配合して、架橋して使
用することができる。架橋剤としては、ジクミルパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン3、l、3−ビス(第3ブチル
パーオキシイソプロピル)ベンゼンなどを使用すること
ができる。
組成物中には、この他に必要に応じて老化防止剤、安定
剤、加工助剤などを加えることもできる。
剤、加工助剤などを加えることもできる。
組成物の調製は、これらの各成分を同時的にまタハ遂次
的に、ミキシングリール、バンバリーミキサ−、ブタベ
ンダープラストグラフ、加圧型ニーダ−などのパッチ式
混練機や単軸または2軸押出機を用いて、メルトブレン
ドすることによ、って行われる。遂次的にブレンドする
場合には、エチレン−ビニルエステル共重合体と導電性
カーボンブラックとをメルトブレンドしたものに、プロ
ヒ。
的に、ミキシングリール、バンバリーミキサ−、ブタベ
ンダープラストグラフ、加圧型ニーダ−などのパッチ式
混練機や単軸または2軸押出機を用いて、メルトブレン
ドすることによ、って行われる。遂次的にブレンドする
場合には、エチレン−ビニルエステル共重合体と導電性
カーボンブラックとをメルトブレンドしたものに、プロ
ヒ。
シン−α−オレフィンランダム共重合体をトライブレン
ドし、それを押出すことにより、最終組成の半導電層を
形成させることもできる。
ドし、それを押出すことにより、最終組成の半導電層を
形成させることもできる。
本発明に係る半導電性組成物は、面発熱体などにも用い
られるものの、主として高電圧用架橋ポリエチレン絶縁
型カケ−プルの外部半導電層形成用などに用いられ、こ
の場合には、内部半導電層用組成物および絶縁層用組成
物と共に中心導体上に同時押出成形したり、あるいは内
部半導電層を介して中心導体上に絶縁層用組成物と共に
同時押出成形したりして加工に供される。
られるものの、主として高電圧用架橋ポリエチレン絶縁
型カケ−プルの外部半導電層形成用などに用いられ、こ
の場合には、内部半導電層用組成物および絶縁層用組成
物と共に中心導体上に同時押出成形したり、あるいは内
部半導電層を介して中心導体上に絶縁層用組成物と共に
同時押出成形したりして加工に供される。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例
(組成物各成分)
プロピレン−1−ブテンランダム共重合体:特公昭57
−11322号公報記載の方法によって合成エチレン−
酢酸ビニル共重合体二三井ポリケミカル製品エバフレッ
クス 導電性カーボンブラック:アセチレンブラック(電気化
学製品デンカブラック) 架橋剤ニジクミルパーオキサイド(三井石油化学製品三
井DOP ) 安定剤:吉事製薬製品ヨシノックスSR(組成物の調製
) 後記表に示される配合物を、表面湿度を120 ℃に調
整した6インチミキシングロール上で混練し、半導電性
組成物を調製した。
−11322号公報記載の方法によって合成エチレン−
酢酸ビニル共重合体二三井ポリケミカル製品エバフレッ
クス 導電性カーボンブラック:アセチレンブラック(電気化
学製品デンカブラック) 架橋剤ニジクミルパーオキサイド(三井石油化学製品三
井DOP ) 安定剤:吉事製薬製品ヨシノックスSR(組成物の調製
) 後記表に示される配合物を、表面湿度を120 ℃に調
整した6インチミキシングロール上で混練し、半導電性
組成物を調製した。
(試料の作製および試験)
半導電性組成物を170℃、100〜.1重分間の条件
下でプレス成形し、厚さ2flの試料を作製した。この
試料について、次の項目の試験を行なった。
下でプレス成形し、厚さ2flの試料を作製した。この
試料について、次の項目の試験を行なった。
剛性率:JIS K −67303,3のねじり剛性率
試験の方法により、23℃での剛性率を測定した。
試験の方法により、23℃での剛性率を測定した。
脆化温度: JIS K −67605,4の耐寒性試
験の方法により、試料20個の中の半数が破壊する温度
を求め、それを脆化温度とした。
験の方法により、試料20個の中の半数が破壊する温度
を求め、それを脆化温度とした。
体積固有抵抗:幅251+1111に切断し、それを約
115WIn離して金属電極に七ットし、デジタルマル
チメーターで直接抵抗値を読みとり、その値を体積抵抗
値に換算した。
115WIn離して金属電極に七ットし、デジタルマル
チメーターで直接抵抗値を読みとり、その値を体積抵抗
値に換算した。
(貼り合せ試料の作製および試験)
低密度ポリエチレン(三井ポリケミカル製品ミラソン9
、密度0.9219/cy/l 、メルトフリーレート
1.5 dg/分)100重量部に、ジクミルパーオキ
サイド2重量部および安定剤(gシノックス5R)0.
2重量部を加えて6インチロールで混練し、絶縁層用組
成物を調製した。
、密度0.9219/cy/l 、メルトフリーレート
1.5 dg/分)100重量部に、ジクミルパーオキ
サイド2重量部および安定剤(gシノックス5R)0.
2重量部を加えて6インチロールで混練し、絶縁層用組
成物を調製した。
この絶縁層用組成物および前記半導電性組成物を、それ
ぞれプレス成形機を用いて120℃で成形し、厚さ1m
のプレスシートを得、これらのシートを重ね合せて12
0 ℃で3分間予熱した後S30〜の加圧下で3分間プ
レスし、仮接着させた。この仮接着シートを、170℃
、30シ、1重分間の条件下でプレス成形を行ない、架
橋された貼り合せ試料を作製した。この貼り合せ試料に
ついて、次のような試験を行なった。
ぞれプレス成形機を用いて120℃で成形し、厚さ1m
のプレスシートを得、これらのシートを重ね合せて12
0 ℃で3分間予熱した後S30〜の加圧下で3分間プ
レスし、仮接着させた。この仮接着シートを、170℃
、30シ、1重分間の条件下でプレス成形を行ない、架
橋された貼り合せ試料を作製した。この貼り合せ試料に
ついて、次のような試験を行なった。
剥離性:25間幅に切断し、絶縁層と半導電層との間を
引張試験機で1001分の速度で剥離させ、それに要す
る力を求めた。
引張試験機で1001分の速度で剥離させ、それに要す
る力を求めた。
得られた結果は、次の表1〜2に示される。この結果か
らも分るように、本発明に係る半導電性組成物から形成
された層は、架橋ポリエチレン絶縁層と容易に剥離可能
であり、柔軟性も適当で、低湿においても脆弱性を示さ
ないので、高電圧用架橋ポリエチレン絶縁型カケ−プル
の外部半導電層形成材料としてすぐれた特性を有してい
る。
らも分るように、本発明に係る半導電性組成物から形成
された層は、架橋ポリエチレン絶縁層と容易に剥離可能
であり、柔軟性も適当で、低湿においても脆弱性を示さ
ないので、高電圧用架橋ポリエチレン絶縁型カケ−プル
の外部半導電層形成材料としてすぐれた特性を有してい
る。
手 続 補 正 書 (自発)昭和58年10
月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第126029号 2、発明の名称 半導電性組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 三井ポリケミカル株式会社 4、代 理 人 住 所 東京都港区芝大門1−2−7 阿藤ビル5
01号5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄および発明の詳細な説明の
欄 6、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の如くに訂正する。
月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第126029号 2、発明の名称 半導電性組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 三井ポリケミカル株式会社 4、代 理 人 住 所 東京都港区芝大門1−2−7 阿藤ビル5
01号5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄および発明の詳細な説明の
欄 6、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の如くに訂正する。
(2)第8頁第4行の「5」を[’ 5.4 Jに、第
5行の125」を「24」に、第7行の「39」を「3
7」に、また下第1行のr14Jt−174Jにそれぞ
れ訂正する。
5行の125」を「24」に、第7行の「39」を「3
7」に、また下第1行のr14Jt−174Jにそれぞ
れ訂正する。
(4)第17真下第7行の「13」を「13.84に、
下訂正する。
下訂正する。
(5)第7頁第7行の「14」を「4」に訂正する。
特許請求の範囲
1、 、 (A)プロピレン含有昆5o〜87モル%の
プロピレンと04以上のα−オレフィンとのランダム共
重合体約20〜100重量部および(E)ビニルエステ
” 含有it $以上のエチレン−ビニルエステル共重
合体約80〜0重量部よりなるオレフィン系重合体に、
導電性カーボンブラックを配合してなる半導電性組成物
。
プロピレンと04以上のα−オレフィンとのランダム共
重合体約20〜100重量部および(E)ビニルエステ
” 含有it $以上のエチレン−ビニルエステル共重
合体約80〜0重量部よりなるオレフィン系重合体に、
導電性カーボンブラックを配合してなる半導電性組成物
。
2、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体がプ
ロピレン−1−ブテンランダム共重合体である特許請求
の範囲第1項記載の半導電性組成物。
ロピレン−1−ブテンランダム共重合体である特許請求
の範囲第1項記載の半導電性組成物。
3、エチレン−ビニルエステル共重合体力エチレン−酢
酸ビニル共重合体である特許請求の範囲第1項記載の半
導電性組成物。
酸ビニル共重合体である特許請求の範囲第1項記載の半
導電性組成物。
4、高電圧用架橋ポリエチレン絶縁電カケ−プルの外部
半導電層形成材料として用いられる特許請求の範囲第1
項記載の半導電性組成物。
半導電層形成材料として用いられる特許請求の範囲第1
項記載の半導電性組成物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 (A)プロピレン含有量50〜87モル%のプロ
ピレンと04以上のα−オレフィンとのランダム共重合
体約20〜100重量部および(E)ビニルエステル’
&[量5モル%以上のエチレン−ビニルエステル共重合
体約80〜0重量部よりなるオレフィン系重合体に、導
電性カーボンブラックを配合してなる半導電性組成物。 2、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体カプ
ロピレン−1−ブテンランダム共重合体である特許請求
の範囲第1項記載の半導電性組成物。 3、エチレン−ビニルエステル共重合体がエチレン−酢
酸ビニル共重合体である特許請求の範囲第1項記載の半
導電性組成物。 4、高1!圧用架橋ポリエチレン絶縁電カケ−プルの外
部半導電層形成材料として用いられる特許請求の範囲第
1項記載の半導電性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12602982A JPS5916206A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 半導電性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12602982A JPS5916206A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 半導電性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5916206A true JPS5916206A (ja) | 1984-01-27 |
JPS6347202B2 JPS6347202B2 (ja) | 1988-09-21 |
Family
ID=14924923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12602982A Granted JPS5916206A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 半導電性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916206A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022244292A1 (ja) * | 2021-05-19 | 2022-11-24 | 住友電気工業株式会社 | 半導電性樹脂組成物、電力ケーブル、および電力ケーブルの製造方法 |
-
1982
- 1982-07-20 JP JP12602982A patent/JPS5916206A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022244292A1 (ja) * | 2021-05-19 | 2022-11-24 | 住友電気工業株式会社 | 半導電性樹脂組成物、電力ケーブル、および電力ケーブルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6347202B2 (ja) | 1988-09-21 |
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