JPS5915562Y2 - グレモンハンドル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、防音用及び密閉用ドア等の内側と外側に夫々
取付けて用いられるところのグレモンハンドルに関する
。

従来の上述バンドルは、台座の軸孔に軸部を嵌挿してバ
ンドル本体を固定わじにて回転自在に支持し、上記台座
に設けた環状凹溝の所定位置に設けである凹所に突起部
材を嵌合して、当該突起部材とバンドル本体に突設しで
ある突起とが相対係合することでバンドル本体の回転方
向と回転角度を規制すると共に、台座とバンドル本体に
夫々引掛部を設けて、バンドル本体復帰用スプリングを
掛止介在してなるものであった。

ところが、この種のバンドルは、施錠機構の関係や使い
勝手の関係等から、ドアの室内側取付時（以下「内側」
という。

）と室外側取付時（以下「外側」という。

）の両バンドル本体は対称にかつ、同一角度だけ回転す
るように条件づけられている為、上述従来のバンドルに
よると、回転方向が対称になることで内側と外側のバン
ドル本体ではスプリングの引掛部の位置が異なることに
よって内側用と外側用に別れると共にスプリングも内・
外側用に別れるものであり、又、内・外側バンドル本体
は突起部材を所定位置に組込んで上述条件を満足するよ
うに組立てしなければならないので、加工性及び組立性
が悪い欠点があった。

そこで本考案は上述従来の事情に鑑みて検討の結果、台
座とバンドル本体を適当に構成することによってバンド
ル本体とスプリングを内・外側用に共用できて、しかも
組立容易なグレモンハンドルを得たものである。

以下本考案の実施例を示した図面について詳述すれば、
図においてグレモンハンドルは、ドア１の内側と外側に
ビス止等により固定される台座２とバンドル本体３と、
固定ねヒ４と、バンドル本体復帰用のスプリング５とか
ら構成されている。

即ち、上記台座２は中心部に軸孔２ａを貫通形成してあ
って、該軸孔２ａにバンドル本体３に突設しである軸部
３ａを嵌挿し、該軸部３ａの端部外周に刻設しであるね
じ部３ａ’に固定ねじ４を螺着して、バンドル本体３を
回転自在に支持している。

又上記軸部３ａと固定ねじ４は止めねじ６により一体に
固定されて弛みや離脱を防止している。

又、上記バンドル本体３は、軸部３ａとその外周へ同心
円状に設けられる筒部３ｂと、該筒部３ｂから一側へ突
出する把持部３Ｃとから一体に成形されていて、上記軸
部３ａと筒部３ｂ間に環状凹溝３ｄが設けられていて上
記スプリング５を内装してあり、該スプリング５は両端
が外向き対称の屈曲端５ａ、５ｂに形成されていて、夫
々の屈曲端５ａ、５ｂを係脱自在とする引掛部２ｂ、２
ｂ′と３ｅ、３ｅ’を台座２とバンドル本体３に設けて
、両層曲端５ａ、５ｂを夫々掛止してあり、バンドル本
体３に復帰力を賦勢させである。

つまり、台座２の引掛部２ｂ、２ｂ’は台座２に穴を設
けて形成され、一方ハンドル本体３の引掛部３ｅ、３ｅ
’は、上記環状凹溝３ｄ内に半径方向へ架設する画壁の
左右の壁面により形成されるもので、その引掛部２ｂと
３ｅは外側バンドル本体の回転を復帰しうるようにスプ
リング５を掛止し、−吉川掛部２ｂ’と３ｅ’は内側バ
ンドル本体の回転を復帰しうるように、スプリング５を
掛止しうるように、復帰方向を変換するために掛は変え
たスプリング５の屈曲端５ａ、５ｂに対応する位置に設
けてあって、内・外側用バンドル本体を同一スプリング
を用いて対称方向へ回転可能としたものである。

又、相互に係合してバンドル本体３の回転方向及び回転
角度を規制可能に、台座２とバンドル本体３の対向部に
は第１図に示す如く複数個の突起２Ｃ・・・・・・と３
ｆ・・・・・・が円周方向へ等間隔にかつ、一体に設け
である。

ここで図示例は上記突起２Ｃ・・・・・・と３ｆ・・・
・・・を、夫々３個づつ所定角度間隔に設けて、バンド
ル本体３の回転角度αを７０度に設定して設けたもので
あって、バンドル本体３の突起３ｆ・・・・・・を台座
２の突起２Ｃ・・・・・・の左右に位置させてバンドル
本体３を上述の如く組立てすることで、バンドル本体３
は内側と外側に共用できて、しかも対称方向へ同一回転
角度だけ回転可能に構成したものである。

而して上記構成において、台座２に対してバンドル本体
３は固定ねじ４によって回転可能にかつ、止めねじ６に
より弛みは阻止されて組立てされるが、図示の外側用と
する時は、台座２とバンドル本体３の夫々の突起２Ｃ・
・・・・・と３ｆ・・・・・・を第１図に示す位置関係
となし、一方スプリング５の屈曲端５ａと５ｂは、引掛
部２ｂと３ｅに夫々掛止し、又内側用とする時は、上記
台座２の突起２Ｃ・・・・・・に対し、バンドル本体３
の突起３ｆ・・・・・・を上述外側用とする時とは反対
側に位置させると共にスプリング５の屈曲端５ａと５ｂ
は引掛部２ｂと３ｅ’に夫々掛止することで、内・外側
用用においてバンドル本体３は対称方向へ同一回転角度
に規制されるのである。

以上説明したように本考案に係るグレモンハンドルは構
成したから、台座２は勿論のこと、バンドル本体３とス
プリング５をドアの内側用と外側用として別構造に区別
して形成する必要はなく、同一のもので内・外側用に共
用できてしかも、この種バンドルとしての作動条件を満
足させることができると共に、内側用又は外側用とする
時は、台座２とバンドル本体３の突起２Ｃ・・・・・・
と３ｆ・・・・・・との位置関係を変え又、スプリング
５の屈曲部５ａ、５ｂを引掛部２ｂ、３ｅと、２ｂ’、
３ｅ’に掛は変えるだけでよく、他に内側用と外側用
に区別する為の付属部品や、加工を全く必要としないか
ら、従来例に比べて構成部品数量を減少できてかつ、組
立を容易になし得ると共にガタを生じることもなくなる
ものであり、又バンドル本体３を例えばダイカスト成形
品とする時は、同一金型で成形できてかつ、内側用又は
外側用としての後加工の必要はないから低コストに製作
し得る等の実用的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るグレモンハンドルの外側使用例を
示した正面図、第２図は同バンドルの縦断側面図、第３
図は同バンドル背面図である。 ２・・・・・・台座、２ａ・・・・・・軸孔、２ｂ、２
ｂ’・・・・・・引掛部、２Ｃ・・・・・・突起、３・
・・・・・バンドル本体、３ａ・・・・・・軸部、３ｅ
、３ｅ’・・・・・・引掛部、３ｆ・・・・・・突起、
４・・・・・・固定ねじ、５・・・・・・バンドル本体
復帰用スプリング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 台座２の軸孔２ａに軸部３ａを嵌挿して固定ねじ４によ
   り回転可能に取付けられるバンドル本体３と上記台座の
   対向部には、相対的に係合してバンドル本体の回転方向
   及び回転角度を規制する突起２Ｃ・・・・・・ ３ｆ・
   ・・・・・を円周方向に等間隔に突設すると共に、バン
   ドル本体復帰用スプリング５の掛は変えによりその復帰
   力賦勢方向を変換可能に、その両端５ａ、５ｂを係脱し
   うるように引掛部２ ｂ、 ２ｂ’、 ３ ｅ、 ３ｅ
   ’を設け、内外共用可能ニ組合せて成ることを特徴とす
   るグレモンハンドル。