JPS59143597A - 微生物によるアルギン酸の分解法 - Google Patents
微生物によるアルギン酸の分解法Info
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- JPS59143597A JPS59143597A JP1683283A JP1683283A JPS59143597A JP S59143597 A JPS59143597 A JP S59143597A JP 1683283 A JP1683283 A JP 1683283A JP 1683283 A JP1683283 A JP 1683283A JP S59143597 A JPS59143597 A JP S59143597A
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- acid
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- flavobacterium
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は微生物によるアルギン酸の分解方法に関する。
アルギン酸は褐藻類の主要な構造多糖類であり、その構
造式は次に示すように主としてD−マンニュロ/酸がH
e −] 、 4結合により結合してできているポリマ
ンニュロン酸てあり、その含有量はマコンブ(Lam1
naria japonica )ては60%(乾燥物
)にも達する。
造式は次に示すように主としてD−マンニュロ/酸がH
e −] 、 4結合により結合してできているポリマ
ンニュロン酸てあり、その含有量はマコンブ(Lam1
naria japonica )ては60%(乾燥物
)にも達する。
アルギン酸をその構成成分であるウロン酸に分解出来れ
はバイオマス資源として利用できるので、最近アルギン
酸が海洋のバイオマス資源として大いに注目されている
。アルギン酸をバイオマス資源として利用するには、ま
ずアルギン酸を分解してウロン酸等の低分子物質に変え
ることが必要であるか、アルギン酸は化学的に難分解性
であり鉱酸等を用いて分解することができない。一方、
微生物の中にはシュードモナス属、クレブ/エラ属、エ
ッンユリヒア属及びビブリオ属に属する微生物がアルギ
ン酸を分解することが知られているが(J、Bioch
em、、 Vol 66、p503 (1969) )
、その分解活性は弱く、アルギン酸の分解には利用でき
ない。そこで本発明者等はアルギン酸を良好に分解する
能力を有する微生物を探索した結果、フラボバクテリウ
ム属及びンユードモナス属の新種即ち、フラボバクテリ
ウム・アルギノポラム及び7ユードモナス・メラノファ
ンエンスに属しアルギン酸を良好に分解する微生物を得
ることができた。本発明はこれらフラボバクテリウム属
及びツユ−トモナス属の新種の微生物を利用してアルギ
ン酸を分解する方法に関するものである。以下、本発明
の方法について説明する。
はバイオマス資源として利用できるので、最近アルギン
酸が海洋のバイオマス資源として大いに注目されている
。アルギン酸をバイオマス資源として利用するには、ま
ずアルギン酸を分解してウロン酸等の低分子物質に変え
ることが必要であるか、アルギン酸は化学的に難分解性
であり鉱酸等を用いて分解することができない。一方、
微生物の中にはシュードモナス属、クレブ/エラ属、エ
ッンユリヒア属及びビブリオ属に属する微生物がアルギ
ン酸を分解することが知られているが(J、Bioch
em、、 Vol 66、p503 (1969) )
、その分解活性は弱く、アルギン酸の分解には利用でき
ない。そこで本発明者等はアルギン酸を良好に分解する
能力を有する微生物を探索した結果、フラボバクテリウ
ム属及びンユードモナス属の新種即ち、フラボバクテリ
ウム・アルギノポラム及び7ユードモナス・メラノファ
ンエンスに属しアルギン酸を良好に分解する微生物を得
ることができた。本発明はこれらフラボバクテリウム属
及びツユ−トモナス属の新種の微生物を利用してアルギ
ン酸を分解する方法に関するものである。以下、本発明
の方法について説明する。
本発明て使用するアルギン酸は前述のように褐藻類等に
多量台まれているので、これを適当な方法で抽出して使
用すれば良く、例えば海草を塩化力ルノウム及び塩酸て
洗った後炭酸ナトリウム溶液で抽出して使用される。
多量台まれているので、これを適当な方法で抽出して使
用すれば良く、例えば海草を塩化力ルノウム及び塩酸て
洗った後炭酸ナトリウム溶液で抽出して使用される。
本発明で使用する微生物はフラボバクテリウム属又は新
種であるンユードモナス・メラノファシエンスに属しア
ルギン酸を分解する能力を有する微生物であり、具体的
には次のような菌株が挙げられる。
種であるンユードモナス・メラノファシエンスに属しア
ルギン酸を分解する能力を有する微生物であり、具体的
には次のような菌株が挙げられる。
フラボバクテリウム・アルギノホラム AJ 1199
8 (FERM−P 6 B 93 )(Flavo
bacterium alginovorum )ツ
ユ−トモナス・メラノファシエンス AJ 11999
(FERM−P 19ブZ)(Pseudomon
as melanofaciens )上記AJ11
998及びAJ11999は夫々海草及び水田土壌を分
離源として次のような方法により分離された菌株である
。即ち、海草、海岸土壌及び水田土壌を分離源として、
これらの試料を下記第1表に示すアルギン酸を唯一の炭
素源とする液体培地に加え30℃にて集積培養を行い、
次いで培養物を同組成の寒天培地平板上に塗布し30℃
しこで平板培養を行い平板上に生育する微生物を採取し
た。
8 (FERM−P 6 B 93 )(Flavo
bacterium alginovorum )ツ
ユ−トモナス・メラノファシエンス AJ 11999
(FERM−P 19ブZ)(Pseudomon
as melanofaciens )上記AJ11
998及びAJ11999は夫々海草及び水田土壌を分
離源として次のような方法により分離された菌株である
。即ち、海草、海岸土壌及び水田土壌を分離源として、
これらの試料を下記第1表に示すアルギン酸を唯一の炭
素源とする液体培地に加え30℃にて集積培養を行い、
次いで培養物を同組成の寒天培地平板上に塗布し30℃
しこで平板培養を行い平板上に生育する微生物を採取し
た。
このようにして得た菌株からアルギン酸(す) リウム
)を良好に分解する菌株としてAJ 11998(38
A2H) 及びAJ 11999 を得ることかてぎ
た。
)を良好に分解する菌株としてAJ 11998(38
A2H) 及びAJ 11999 を得ることかてぎ
た。
Na、HPO4II]2H,O’ 4.OS’
ZnSO4・7H2014〃KH,J、P0.
1.0 I/Cu5O,・5H201/
/MgSO4・7H200,5// H3BO4
2//NH4No、 1.0 /
/ Mn804便5f(20271FeSO4t
h7H200,01//CoCIJ・6H202NCa
CI2拳2H20’ 0.03 N次にAJ1199
8及びAJ11999の菌羊的性質を第2表に示す。
ZnSO4・7H2014〃KH,J、P0.
1.0 I/Cu5O,・5H201/
/MgSO4・7H200,5// H3BO4
2//NH4No、 1.0 /
/ Mn804便5f(20271FeSO4t
h7H200,01//CoCIJ・6H202NCa
CI2拳2H20’ 0.03 N次にAJ1199
8及びAJ11999の菌羊的性質を第2表に示す。
コロニー 色 うす黄色 黄 色コロ
ニー 光沢 有 リ 有 リコロニーの
透明度 透 明 透 凹表面の形態
円滑、薄膜状 円滑、薄膜状、還元しない
還元するが液化 液化しない しない ■デンプンの加水分解 分解する 分
解しないAJ 11998 AJ 1
1999■クエン酸の利用 ■無機窒素源の利用 硝酸塩 利用する 利用するアンモ
ニウム塩 利用する 利用する[F]色素の
生成 水溶性色素を生成 水溶性色素
(黒条しない 色)を生成する りウレアーゼ 陰 性 陰
性■オキノダーゼ 陽性 陽性0
カタラーゼ 陽性 陽性□□□
生育の範囲 ■酸素に対する態度 好気性 好
気性□0−Fテスl(Hugh−Leifson)
OOoM類から酸およびカスの く唆牛成×ガス生成
〉ぐ唆を成〉くガス生成〉生J戊の有無 L−アラビノース 十 −+−D−キ/ロース
十 −+−D−グルコース +−十− D−マンノース +−十− D−フラクトース −−十− D−ガラクトース 十 −+−AJ 1.1
998 AJ 1]999ぐ唆を成〉く
ガス生成〉ぐ唆狙成〉〈ガス生成〉麦芽糖 十 −
+− ショ糖 +−+− 乳 糖 十
−士−トレハロース −一+− D−フルヒツト −−−− D−マンニ、ト−− イノノット − −−クリ
セリ/−一− デンゾ7 + −−−eポリハイ
ドロキン酪酸の 分解しない
分解性 [相]耐 塩 性 3χで生育しない
3%で生育しない[株]栄養要求性
要求性ない 要求性ないql)アルキニ/−ン
ヒドロラ 陰性−ゼ反厄 QI!ノボリーβ−ヒドロキン酪酸
蓄積するの蓄積 ■)メンノイドの生成の有無
生成する[ハ]カゼイノの分解性 分解しな
い −[相]資化性(Stanier
の方法)コハク酸
十フマール酸
十乳 酸
−+ バラ安息香酸
十AJ 11998 AJ 11999
グルコノ酸
十酢 酸
十ギ 酸 −フター
ル酸 − メン酒石酸 − アントラニル酸 − メタ安息香酸 − ントラコン酸 − クエン酸 −マロン酸
−グリコール酸
−L−ヒスチアン
+L−グルタミン酸
+DL−ア
ルギニン − −ベタイ
7 −L−
オルニチンφD − バリン、セリン、グリシ/
−〇−リポ−7、+ L−アラビノース +
+ラクトース +
1す、カロース +
+トレハロ−ス +
+イノノット −
+マンノース
+ +D−グルコース
+ +AJ 11998
AJ 11999D−キノロース
+ +D−ガラクトース
+ +ラムノース
+フラクトース
+グリセリン
−エリスリトー
ル −−テストステロン
−〜 エタノール −
−マンニット+ ズルシット
−2.3−ブチレングリコール
−エスクリン
−ノルビトール
− −プロピレングリコール
− −マルトース
+第2表に示した諸
性質を有するAJ 11998菌及びAJ 11999
菌の分類学上の位置をバージ−のマニュアル・オフ・デ
タミナティブバクテリオロンー第8版を用いて検索する
と、AJ 11998菌はグラム陰性桿菌で、好気的条
件下でのみ生育し、カタラーゼ陽性、オキシダーゼ陽性
、集落は黄色を呈し、又、DNAのGC含量が335%
である点からフラボバクテリウム属に属する。そこでそ
の菌q的諸性質をフラボバクテリウム属の既知の菌種と
比較するとフラボバクテリウム・ウリキノサム(F、
uliginosum )及びフラボ/1クテリウム・
アクアタイル(F、 aquatile )に類似して
いるが、AJ 11998は食塩要求性がなく(澱粉を
炭素源としNaイオノを含まない合成培地で良く生育す
る)、カゼイン分解能を欠き更に澱粉分解能を有してい
る点てウリキノサムとは明らかに異なる。又、アクアタ
イルとは澱粉分解性、硝酸塩還元性及び乳糖からの酸の
生成等の点に於て明確に区別される。従ってAJl、1
998は既知の菌種には該当しないので、これを7ラボ
バクテリウム属の新菌種と認めフラボバクテリウムーア
ルギ/ポラム(Flavobacterium al−
ginovoram )と命名した。一方、AJ 11
999はダラム陰性桿菌で好気的条件でのみ生育し、運
動性を有し、オキシダーゼ陽性であってそのDNAのG
C含量が638%である点からンユードモナス属に属す
る。そこで/ニードモナス属の既知菌種と比較するとA
J +1999の性質はンユードモナス・ソラナンエラ
ム(Ps、 solanacearum )に類似して
いるが、L−7ラビノース及びD−キノロースの資化性
、及びDNAのGC含量の点て明らかに異なっている。
ニー 光沢 有 リ 有 リコロニーの
透明度 透 明 透 凹表面の形態
円滑、薄膜状 円滑、薄膜状、還元しない
還元するが液化 液化しない しない ■デンプンの加水分解 分解する 分
解しないAJ 11998 AJ 1
1999■クエン酸の利用 ■無機窒素源の利用 硝酸塩 利用する 利用するアンモ
ニウム塩 利用する 利用する[F]色素の
生成 水溶性色素を生成 水溶性色素
(黒条しない 色)を生成する りウレアーゼ 陰 性 陰
性■オキノダーゼ 陽性 陽性0
カタラーゼ 陽性 陽性□□□
生育の範囲 ■酸素に対する態度 好気性 好
気性□0−Fテスl(Hugh−Leifson)
OOoM類から酸およびカスの く唆牛成×ガス生成
〉ぐ唆を成〉くガス生成〉生J戊の有無 L−アラビノース 十 −+−D−キ/ロース
十 −+−D−グルコース +−十− D−マンノース +−十− D−フラクトース −−十− D−ガラクトース 十 −+−AJ 1.1
998 AJ 1]999ぐ唆を成〉く
ガス生成〉ぐ唆狙成〉〈ガス生成〉麦芽糖 十 −
+− ショ糖 +−+− 乳 糖 十
−士−トレハロース −一+− D−フルヒツト −−−− D−マンニ、ト−− イノノット − −−クリ
セリ/−一− デンゾ7 + −−−eポリハイ
ドロキン酪酸の 分解しない
分解性 [相]耐 塩 性 3χで生育しない
3%で生育しない[株]栄養要求性
要求性ない 要求性ないql)アルキニ/−ン
ヒドロラ 陰性−ゼ反厄 QI!ノボリーβ−ヒドロキン酪酸
蓄積するの蓄積 ■)メンノイドの生成の有無
生成する[ハ]カゼイノの分解性 分解しな
い −[相]資化性(Stanier
の方法)コハク酸
十フマール酸
十乳 酸
−+ バラ安息香酸
十AJ 11998 AJ 11999
グルコノ酸
十酢 酸
十ギ 酸 −フター
ル酸 − メン酒石酸 − アントラニル酸 − メタ安息香酸 − ントラコン酸 − クエン酸 −マロン酸
−グリコール酸
−L−ヒスチアン
+L−グルタミン酸
+DL−ア
ルギニン − −ベタイ
7 −L−
オルニチンφD − バリン、セリン、グリシ/
−〇−リポ−7、+ L−アラビノース +
+ラクトース +
1す、カロース +
+トレハロ−ス +
+イノノット −
+マンノース
+ +D−グルコース
+ +AJ 11998
AJ 11999D−キノロース
+ +D−ガラクトース
+ +ラムノース
+フラクトース
+グリセリン
−エリスリトー
ル −−テストステロン
−〜 エタノール −
−マンニット+ ズルシット
−2.3−ブチレングリコール
−エスクリン
−ノルビトール
− −プロピレングリコール
− −マルトース
+第2表に示した諸
性質を有するAJ 11998菌及びAJ 11999
菌の分類学上の位置をバージ−のマニュアル・オフ・デ
タミナティブバクテリオロンー第8版を用いて検索する
と、AJ 11998菌はグラム陰性桿菌で、好気的条
件下でのみ生育し、カタラーゼ陽性、オキシダーゼ陽性
、集落は黄色を呈し、又、DNAのGC含量が335%
である点からフラボバクテリウム属に属する。そこでそ
の菌q的諸性質をフラボバクテリウム属の既知の菌種と
比較するとフラボバクテリウム・ウリキノサム(F、
uliginosum )及びフラボ/1クテリウム・
アクアタイル(F、 aquatile )に類似して
いるが、AJ 11998は食塩要求性がなく(澱粉を
炭素源としNaイオノを含まない合成培地で良く生育す
る)、カゼイン分解能を欠き更に澱粉分解能を有してい
る点てウリキノサムとは明らかに異なる。又、アクアタ
イルとは澱粉分解性、硝酸塩還元性及び乳糖からの酸の
生成等の点に於て明確に区別される。従ってAJl、1
998は既知の菌種には該当しないので、これを7ラボ
バクテリウム属の新菌種と認めフラボバクテリウムーア
ルギ/ポラム(Flavobacterium al−
ginovoram )と命名した。一方、AJ 11
999はダラム陰性桿菌で好気的条件でのみ生育し、運
動性を有し、オキシダーゼ陽性であってそのDNAのG
C含量が638%である点からンユードモナス属に属す
る。そこで/ニードモナス属の既知菌種と比較するとA
J +1999の性質はンユードモナス・ソラナンエラ
ム(Ps、 solanacearum )に類似して
いるが、L−7ラビノース及びD−キノロースの資化性
、及びDNAのGC含量の点て明らかに異なっている。
更に、バーデーのマニュアル・オフ″・ディタミ不イテ
ィブ・ハクテリオロ/−第7版に従い本菌ヲ検索スると
7−−ドモナス・ニグリファンエンス(Ps、 nig
rifaciens )及び/ニードモナス・バイジ1
リンキイ(Ps、 beijerinckii )に近
いが、ゼラチン分解性、澱粉分解性及び硝酸塩の還元性
など分類羊」二重要な性質が異なっている。従ってこれ
をンユード(−fス属の新菌種と認め、/ニードモナス
・メラノファンエンス(Pseudomonas me
lanofaciens )と命名した。
ィブ・ハクテリオロ/−第7版に従い本菌ヲ検索スると
7−−ドモナス・ニグリファンエンス(Ps、 nig
rifaciens )及び/ニードモナス・バイジ1
リンキイ(Ps、 beijerinckii )に近
いが、ゼラチン分解性、澱粉分解性及び硝酸塩の還元性
など分類羊」二重要な性質が異なっている。従ってこれ
をンユード(−fス属の新菌種と認め、/ニードモナス
・メラノファンエンス(Pseudomonas me
lanofaciens )と命名した。
本発明の微生物を培養する培地は炭素源としてアルギン
酸(ナトリウム)を0.1〜20%程度含み、その他通
常の窒素源、及び無機塩類、更に要すれば有機微量栄養
素を適宜含有する培地が使用される。
酸(ナトリウム)を0.1〜20%程度含み、その他通
常の窒素源、及び無機塩類、更に要すれば有機微量栄養
素を適宜含有する培地が使用される。
上記炭素源としてはアルギン酸(ナトIJウム)ノ他に
通常用いられるグルコ−=ス、ンーークロース等の糖類
を併用することもてきる。
通常用いられるグルコ−=ス、ンーークロース等の糖類
を併用することもてきる。
上記窒素源としては硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム等の無機窒素源、ペプトン、アミ
ノ酸類及び尿素等の有機窒素源か使用される。又、無機
塩類としてはり/酸塩、鉄塩、アルノウム塩等第1表中
に示した無機塩類を適宜選択して使用すれば良い。
ム、塩化アンモニウム等の無機窒素源、ペプトン、アミ
ノ酸類及び尿素等の有機窒素源か使用される。又、無機
塩類としてはり/酸塩、鉄塩、アルノウム塩等第1表中
に示した無機塩類を適宜選択して使用すれば良い。
微生物の培養法は常法に従って行えば良く、上記培地の
p Hを6〜9とし、20〜40℃て好気的に培養すれ
ば良い。
p Hを6〜9とし、20〜40℃て好気的に培養すれ
ば良い。
本発明の方法では、このようにして得られた微生物菌体
又はその処理物、即ち、培養して得られた培養液、培養
液から分離した分離菌体、洗滌生菌体、凍結乾燥体、ア
セトン乾燥菌体、物理的、化学的もしくは生化T的に破
壊された菌体、抽出液、粗精製物、精製物、精製蛋白標
品、または菌体もしくは精製処理物の固定化物などをア
ルギン酸に作用させて分解する。分解反応はアルギン酸
を0.1〜5%含むp H4,5〜9.0の水溶液に上
記微生物菌体又はその処理物を適量加え20〜60℃の
温度に保持して行われる。分解反応の時間は目的に応じ
て異なる。このようにして分解された分解物は低分子の
場合にはバイオマス資源として利用される他、医薬、食
品としても利用される。
又はその処理物、即ち、培養して得られた培養液、培養
液から分離した分離菌体、洗滌生菌体、凍結乾燥体、ア
セトン乾燥菌体、物理的、化学的もしくは生化T的に破
壊された菌体、抽出液、粗精製物、精製物、精製蛋白標
品、または菌体もしくは精製処理物の固定化物などをア
ルギン酸に作用させて分解する。分解反応はアルギン酸
を0.1〜5%含むp H4,5〜9.0の水溶液に上
記微生物菌体又はその処理物を適量加え20〜60℃の
温度に保持して行われる。分解反応の時間は目的に応じ
て異なる。このようにして分解された分解物は低分子の
場合にはバイオマス資源として利用される他、医薬、食
品としても利用される。
又、適当の大きさに切断(部分分解)したものはアルギ
ン酸と同様に食品加工用素材として利用される。
ン酸と同様に食品加工用素材として利用される。
以下、実施例にて説明する。
実施例1
アルキ/酸す) l)ラムを3.0f/を含む第1表に
示す組成の培地15.Otを調製し3’OL容のジャー
ファーメングーに入れ110℃で10分間加熱、滅菌し
た。この培地に同じ組成の培地で振盪培養(30℃、2
0時間)して得られたフラボバクテリウム・アルギノポ
ラム AJ11998の種培養液300 mlを接種し
、30℃にて18時間通気、攪拌培養を行った(通気量
1.s ■VM攪拌数300r、p、m、 )。培養潅
]、 0 /−について遠心分離(8000XG、25
分間)し、湿菌体2052を得た。この湿菌体202を
取って、これを100 meのリン酸緩衝液(0,1M
、 p H7,0)に懸濁し、超音波処理(200W、
10分間)した。次いて遠心分離(14,0OOXG、
30分)し不溶物を除去し上清液(粗酵素液1)を得た
。この上清液を更に超遠心分離(100,0OOXG、
60分)し、得られる上清液を粗酵素液I+として以
下の実験に供した。
示す組成の培地15.Otを調製し3’OL容のジャー
ファーメングーに入れ110℃で10分間加熱、滅菌し
た。この培地に同じ組成の培地で振盪培養(30℃、2
0時間)して得られたフラボバクテリウム・アルギノポ
ラム AJ11998の種培養液300 mlを接種し
、30℃にて18時間通気、攪拌培養を行った(通気量
1.s ■VM攪拌数300r、p、m、 )。培養潅
]、 0 /−について遠心分離(8000XG、25
分間)し、湿菌体2052を得た。この湿菌体202を
取って、これを100 meのリン酸緩衝液(0,1M
、 p H7,0)に懸濁し、超音波処理(200W、
10分間)した。次いて遠心分離(14,0OOXG、
30分)し不溶物を除去し上清液(粗酵素液1)を得た
。この上清液を更に超遠心分離(100,0OOXG、
60分)し、得られる上清液を粗酵素液I+として以
下の実験に供した。
上記菌体懸濁液又は粗酵素液1部に対しpH7,010
、I M のリン酸緩衝液及び0.3%のアルキン酸ナ
トリウム溶液を夫々10部加えて混合し30℃に60分
間保持してアルギン酸を分解した。
、I M のリン酸緩衝液及び0.3%のアルキン酸ナ
トリウム溶液を夫々10部加えて混合し30℃に60分
間保持してアルギン酸を分解した。
各分解液について還元糖の生成量を測定しアルギン酸の
分解率を調べた。
分解率を調べた。
その結果を第3表に示す。
第3表 アルギン酸の分解率
菌体懸濁液 15】
粗酵素液(1) 1.3.8
粗酵素液(1) ]、 ]、、5実施例2
アルギン酸すl−IJウムを3.0W/を含む第】表に
示す組成の培地2.OtをS、Ot容の三角フラスコに
分注し、】15℃で】0分間加熱滅菌した。
示す組成の培地2.OtをS、Ot容の三角フラスコに
分注し、】15℃で】0分間加熱滅菌した。
この培地に同組成の培地で培養(30℃、20時間振盪
培養)して得られたンーードモナス・メラノファノエ/
ス AJ 11999 の種培養液を65 ml接種
し30℃にて24時間振盪培養を行った。
培養)して得られたンーードモナス・メラノファノエ/
ス AJ 11999 の種培養液を65 ml接種
し30℃にて24時間振盪培養を行った。
このようにして得た培養液15/1.を遠心分離して湿
菌体272を得た。この内202を用いて実施例1と同
様の方法てアルギン酸を分解し分解率を測定した。
菌体272を得た。この内202を用いて実施例1と同
様の方法てアルギン酸を分解し分解率を測定した。
その結果を第4表に示す。
第4表 アルギン酸の分解率
菌体懸濁液 221
粗酵素液(1) 20.5
粗酵素液([) 19.8
Claims (1)
- フラボバクテリウム属又は/ニードモナス・メラノファ
ンエンスに属しアルキノ酸を分解する能力を有する微生
物をアルギン酸に作用させで分解せしめることを特徴と
する微生物によるアルギン酸の分解法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1683283A JPS59143597A (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | 微生物によるアルギン酸の分解法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1683283A JPS59143597A (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | 微生物によるアルギン酸の分解法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59143597A true JPS59143597A (ja) | 1984-08-17 |
Family
ID=11927167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1683283A Pending JPS59143597A (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | 微生物によるアルギン酸の分解法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59143597A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02117394A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-01 | Daiso Co Ltd | 微生物によるアルギン酸の分解法 |
-
1983
- 1983-02-03 JP JP1683283A patent/JPS59143597A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02117394A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-01 | Daiso Co Ltd | 微生物によるアルギン酸の分解法 |
JPH0570431B2 (ja) * | 1988-10-27 | 1993-10-05 | Daiso Co Ltd |
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