JPS59118868A - 耐熱用亜鉛被覆鉄合金線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、亜鉛被覆鉄合金線に関し、特に耐熱性に優れ
た耐熱用亜鉛被覆鉄合金線に関するものである。

（背景技術） 近年、送電容量の増大、２回線運転時の事故時の１回線
運用による電力系統の信頼性向上のため、血１熱鋼心ア
ルミニウム撚＃ｉｌ（以下、ＡＣ８Ｒと称す）が使用さ
れている。このような耐熱ＡＣ５Ｒに用いられる鉄合金
線は、通常ＡＣ５Ｒ用鋼線にＡｌｔ被覆、亜鉛めっきを
施して用いられている。

しかし、Ａｅ被被覆耐食性、耐熱性に優れているものの
、コストが高く、又亜鉛めっきは、Ａ（を被機には劣る
が、ＡＣ５Ｒとしての耐食性を向上させ、コストも安い
が、加熱されるに従ってＦｅ−Ｚｎの化合物層を生成し
、靭性が劣化し、使用温度は］’ｆ＃　＋ｆ−ζＪ２／
１５”Ｃとする例もあり、耐熱ＡＣ５Ｒの上口に幅広く
用いることがてきない欠点があった。

（発明の開示） 本発明は、」二連の欠点を解消するーだめ成されたもの
で、鉄合金線の亜鉛めっきの酬熱性全犬幅に向上し、例
えば特に面１熱ＡＣ５Ｒ用鉄合金線として最適の１酬熱
性をイラする亜鉛被覆鉄合金線を提供せんとするもので
ある。

本発明は、鉄合金線の外周に、ＡＩｏ、２〜１４％を含
イ〕シ、残部！１１！、鉛と不可避的な不純物とから成
るＺｎ−Ａｌ（合金を被覆して成ることを特徴とする耐
熱用亜鉛被覆鉄合金線である。

本発明に用いられる鉄合金線は、鋼、他の合金几素ヲ除
加した特殊鋼又は鉄合金等より成るものである。竹に最
近注目されている熱膨張係数の小さなＦｅ−Ｎｉ系合金
等も用いることができる。この合金としてはＮ１３５〜
４２９６を含む合金、又はこの合金にＣｒ、　Ｍｏ、　
Ｓｉ、　Ｐｌｌｎ　、　Ｃ，Ｎｂ、　Ｃｏ、　Ａｆｆ、
　ＭｇおよびＴ１より成るグループから選ばれた１棟以
上の元素を金側で０２〜ｂ の添加元素によりＦｅ−Ｎｉ系合金線ヲ強化するか、熱
膨張係数を増加しない効果が期待される。

又本発明において、Ｚｎ−Ａｌ／合金を被覆する方法は
、溶融めっき、又はクラッド法、押出法などの他の被覆
方法によっても良い。

以下、本発明をＡＣ３Ｒ用亜鉛被覆鉄合金線を例にとっ
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく
、使用中温度が上昇する他の用途の構造部構造並相被覆
鉄合金線も含むものである。

一般に鉄合金とＺｎは、Ｚｎの溶融めっき時又はＺｎ被
覆後加熱されることにより、３種類の化合物層（γ（ガ
ンマ）、δ（テルタ）、ζ（ゼータ））全生成する。こ
のよりなＦｅ−Ｚｎ化合物により、靭性向の劣化が生じ
、例えば３００°Ｃで１００時間加熱すると振動疲労強
度が低下する。又３００°Ｃで１００時間加熱すると捻
回値の低下が著しく、極婦な場合は成長した合金層の界
面で剥離が生じる例が認められた。

この化合物層の成長を抑制するため、本発明ではＺｎに
Ａｅｏ、２〜１４％を添加する。Ｚ　ｎ　Ｋ　ＡＡ’　
０．２〜＋　４％全添加する理由は、溶融めっき時又は
被覆後の加熱時において、Ｆｅ合金とＺｎ合金との化合
物層の生艮を抑制するためであり、Ａｌ量０２％未満で
は化合物層抑制に効果なく、ＡＣ計が１４９６を越える
と化合物層抑ｆｌｉｌｌ効来が飽和するのみならず、Ｚ
ｎ−Ａ、（Ｊ合金ｆｒｉｌＪＡの粘性が高くなり、溶融
めっき時の外観不良が著しくなるからである。

Ａ１１ｄとしては、好捷しくけ０．２〜１．０％および
４５〜５．５％の二つの０囲であり、最も好ましいのｉ
ｌ　０．２〜１．０　％の範囲で、Ａｌｌ量が１．０％
を越えるとＺｎ−ＡＣ台金溶湯中でＡｅの酸化によるド
ロス生成、鉄合金線との反応によるＡ　Ｉ　Ｂ　Ｆ　ｅ
の生成が撤しく、Ａｅの成分コントロールにｌｌ−意を
要する。又Ａｆｉ量が４．５〜５５％の場合、ＡＣの成
分コントロールが難しいものの、Ｚｎ−ＡＣ合金として
は共晶となり、溶融点が低く、より低温でのめっき作業
が可能で、鉄合金線に−ｒ−３える熱影響が小さくなる
という利点がある。

又本発明において、Ｚｎ　　Ａ１合金中に、Ｚｎ、Ａ４
の酸化防雨Ｊ口としてＢｅ、Ｃａ、希土類元素を添加す
ることにより、成分コントロールが容易にできる。

これらの元素の添加量としては０００１〜Ｏ，Ｉ　’１
１％適当である。

（実施例１） ＡＣ５Ｒ用鋼線としてＪＩＳ　Ｇ　３５０６　　に適合
する鋼線利金準備し、この線材を伸線、熱処理の工程の
組合せにより加工を施して、引張強さ１３３１（ｇ／−
の２．９　ｍｍ　＄　　の鋼線を得た。これらの線を機
械研磨、硫酸浴中テ電解研磨後、ＮＨ４Ｃｌ　−Ｚ　ｎ
　Ｃｌ　２のフラックス溶液中に２０秒間浸漬した後、
乾燥し、表１に示す種々の組成のＺｎ−Ａ＃合金浴中に
、液相線より３０°Ｃ高い温度で３０秒間浸漬させて、
Ｚｎ−Ａｅ合金溶ｕ１めつきを施した。浸漬後の外観、
引張強さ、捻回値、３００°Ｃで１００時間加熱後の捻
回値お・よび捻回試験時のＺｎ層の剥離のイｊ無につい
て調査した結果は表１に示す通りである。

表　　　　　１ 表１」こり、本発明によるもの届３〜篇７は、めっき後
の外観が良好で、引張強さも高く、捻回値も高い。又３
０００Ｘ　１００時間加熱後の捻回値の劣化もなく、捻
回時のＺｎ層の剥１ｉ７１１も認められない。

これに対し、Ｚｎ−Ｊ合金中のｐ、（ｌ　ｉが少ない扁
１゜漸２でＣ１ｊ、加熱後の捻回値は劣化し、Ｚｎ層の
剥離を・　　生じ、Ａ（１−、ｆｔｆ：の過大なｊ６８
．扁９は外観が甚しく悪くなる。

（実施例２） 実施例１に用いたと同様の鋼線を、表２に示す種々の組
成のＺｎ−Ａ［合金浴に液相線より３０°Ｃ高い温度で
、種々の浸漬時間で溶融めっきを行ない、捻回試験時の
Ｚｎ層の剥離の有無について調査した結果は表２に示す
通りである。

表２より、本発明によるものＡＩ２〜扁１５は、製造時
、浸漬時間を幅広くとっても、めっき後の捻回時でのＺ
ｎ剥離が無く、めっきの密着性が良好であり、製造条件
が広くとれる利点がある。

次いで、扁１２〜Ａ］５のＺｎめつき直後の線と、それ
らに３００°Ｃで１００時間の加熱を施しだ線について
、引張強さ、伸び、捻回値、疲労強度、捻回試験時のＺ
ｎ層の剥離の有無を調査した。

その結果０１、いずれも加熱後の値は、めっきｉｆ後ど
同吟であり、又捻回試験Ｒのｚｎ　Ｉ＠　Ｏａｌｌ離も
観察されなかつ／こ。

又加熱後の糾の（ノヘ断面のＺｎめつき層の成分のＥＰ
ＭＡ　（ＥＩｅｃＬｒｏｎ　ｒ”ｒｏｂｅ　Ｍｉｃｒｏ
　Ａｎａｌｙｓｉｓ　）による線分析を実施した所、、
Ｆｅ−Ｚｎ金属間化合物層の生成は認められす、化合物
層生成抑ｔｌｉｌｌ効ｓｉ＋７５：大きいことも分った
。

（発明の効果） １−述の」：うにｔ１４成された本発明の劇熱用亜鉛破
稀鉄合金線は次のような効果がある。

鏡く合金線の外１．Ｉ、１に、Ａ６Ｇ、２〜Ｘ４％を含
イＡし、残音ｂ７、ｎと不【り対画な不純物とから成る
Ｚｎ−Ａｌ１合金を被覆して成るプこめ、被段層中のｈ
ｅの含有により、溶１＃ｌめつき時の加熱やＺｎ被覆後
の加熱を受けても、ｐｃ−Ｚｎ化合物層の生成を抑制す
るので、めっき線の靭性、強度を劣化することなく、力
・つＺｎ層のＩＩ前を生ずることなく、従来のＺｎめつ
き鉄合金線に比べ、著しく１制熱性が向上し、優れだ面
１熱性（約３００°Ｃ）を有する。

従って本発明の亜鉛被覆鉄合金線は、１更用ｑコア話度
が上昇する用途の構造部相、ｆｌｌえば面１熱ＡＣ５Ｒ
の強度部材に用いられるＺｎめつきｌｅ合金線、Ｚｎめ
っき９ｐ４線等として最適の相和トを提供するものであ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　鉄合金線の外周に、Ａｇ０．２〜１４％　を
   含有し、残部Ｚｎと不可避的な不純物とから成るＺｎ　
   −Ｊ合金を被撞して成ることを特徴とする耐熱用ｌｌ１
   ｊ　鉛被覆鉄合金ＦＪ０ （２）　　Ｚｎ　−Ａ／（合金が、Ａ＃　０．２〜５．
   ５％を含有するものである特許請求の範囲第１項記載の
   Ｍ熱用亜鉛被覆鉄合金線。 （３Ｊ　　Ｚｎ−−Ａ、６合金が、Ａ、１．２〜１．０
   ９６＝ｉす有−ｊルモのである」旨ｉ′ｌ請求の範囲第
   ２項記載の１１ｉ１１熱用亜鉛被）も鉄合金線。 （４）　　Ｚｎ　−Ａｅ合金が、Ａ−１，２〜０．４％
   を含有するものである！ｌヶｆｔ’ｌ’　ｉｆｆ’（求
   の範囲第３項記載の耐熱用亜鉛被覆鉄合金線。 （５）　　Ｚｎ−Ａｆｆ合金が、ＡＩ　４．５〜５．５
   ％を含有するものである特許請求の１ｊｌｑ囲第１項第
   １の向（熱用亜鉛破覆鉄合金絢。 （６）鉄合金線が、鋼心アルミニウム撚線用のものであ
   る特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項又は
   第５項記載の耐熱用亜鉛被覆鉄合金線。