JPS59116432A - ポリエステル加工糸の製造方法 - Google Patents

ポリエステル加工糸の製造方法

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JPS59116432A
JPS59116432A JP22544882A JP22544882A JPS59116432A JP S59116432 A JPS59116432 A JP S59116432A JP 22544882 A JP22544882 A JP 22544882A JP 22544882 A JP22544882 A JP 22544882A JP S59116432 A JPS59116432 A JP S59116432A
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polyester
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隆嘉 藤田
佳久 段本
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Toyobo Co Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、糸の長手方向に色の濃淡差を有し、かつ風合
の改善され九毛羽の少ないポリエステル加工糸の製造方
法に関する。
糸の長手方向に太糸部及び細糸部並びに色の濃淡差を有
するいわゆるシックアンドシンヤーンとそれの仮撚加工
方法とは、良く知られている。
しかし、本発明者が検討したところ、太糸部の複屈折率
が25.X 10−”以下の場合には、通常の仮撚加工
方法では複屈折率の低い部分がヒータでしごかれるとフ
ィラメント切れが発生し、これがスラブ、ネップとなっ
たシ、ついには糸が切断したりして後工程の通過性に問
題があった。
これを防止しようとするとヒータ一温度を極端に低く、
例えば100℃〜120℃とする必郷があ恍 り、4縮特性が低く熱水収縮率が高いものとなり、布帛
の表面のあれだ品位の低いものしか得られず、且つ色の
濃淡差も小さいものとなった。
他方、太糸部の複屈折率が25XlO’を超える場合に
は通常の仮撚加工条件でもヒータ一温度を若干低くとれ
ばほぼ問題なく加工できるが、色の濃淡差が小さく風合
面でも一般の加工糸と差別化されたものとはいいがたい
ものであった。
本発明は、糸の長手方向に濃淡差があり、且つ風合にす
ぐれたポリエステル加工糸の製造方法全提供することを
目的とする。そのために本発明は、次のような構成を有
する。すなわち本発明は、太糸部の複屈折率△n1が2
5X10”−”以下であり、該太糸部の複屈折率△n1
と細糸部の複屈折率△n2との間に/:\n2−△nl
>90XIO−8の関係があり、破断伸度が55%以上
であるポリエステル太細糸全1.1倍以上延伸した後〔
−タ一温度150℃〜180℃、下記の条件を満足する
撚係数で且つ実質的なアンダーフィード状態で仮撚加工
することを特徴とするものである。ここに、Dを延伸仮
撚加工後の加工糸の総繊度(デニール)として、撚係数
(=撚& (’r/M) X v”’i )は、撚係数
280000で与えられる。以下に、本発U3Aを詳細
に説明する。
壕ず、本発明で糸の長手方向に複屈折率の異なるポリエ
ステル太細糸を使用するのは必須のことである。一般に
ポリエステル太細糸は、未延伸糸をその未延伸糸の自然
延伸倍率附近の延伸倍率で未延伸糸に均一に熱がかから
ない条件で延伸したシ、延伸倍率を糸の長手方向に変更
することにより、得られる。このとき、一般に未延伸糸
の複屈折率が太糸部の複屈折率となり細糸部はその未延
伸糸を通常の延伸倍率で延伸した際の複屈折率に近いも
のとなシ、その太糸部と細糸部との分布は延伸倍率によ
りほぼ決定されるが、熱処理やその条件により゛変更す
ることができる。例えば、伸長熱処理をすると、主とし
て複屈折率の小さい、すなわち配向度の低い太糸部が延
伸され複屈折率は大きくなり、太糸部と細糸部の複屈折
率差は小さくなる。逆に弛緩熱処理をすると太糸部、細
糸部とも複屈折率は小さくなる。従って、本発明ではポ
リエステル太細糸の複屈折率を調整するために前述の操
作をして本発明のポリエステル太細糸としてもよい。一
般にポリエステル繊維の染色速度は複屈折率の小さい、
すなわち配向度の低いものの方が早く、従って複屈折率
の異なるものを同浴で染色すると複屈折率の小さいもの
が早く染料を吸着するために濃色に逆に複屈折率の大き
いものは染料の吸着速度が遅いために淡色と々り複屈折
率差の大きい太細糸の方が濃淡差は明瞭となり、従って
本発明では太細糸の太糸部の複屈折率△n1と細糸部の
複屈折率△n2との差すナワチ△n、−△n1が90X
10−”より大であることが必要となるのである。
次に、太糸部の複屈折率△n1も重要であり加工糸の風
合を決める。複屈折率が小さいと仮撚加工中のヒーター
で熱処理されて硬化しシャリ′味風合いのものが得られ
るが、しかし糸の長手方向にわたって全体に複屈折率が
低いと硬くなシすぎたり、シャリ味のコントP−ルが困
難になるとともに風合は単調になる。本発明の如く糸の
長手方向に太細を有するものは、複屈折率の小さい部分
のみ硬化し、複屈折率の大きい部分は通常の加工糸と同
じになシ、これらの混じりあったソフトでシャリ味風合
の好ましいものとなるのである。このときに太糸部の複
屈折率△nlが25X10−”をこえると風合が通常の
加工糸と大差のないものとなる。
また、破断伸度は55%以上で々ければならない。なぜ
ならば、延伸するためである。他方、破断伸度は好まし
くは100%以下、特に好ましくは90%以下とする。
けだし、延伸倍率をあげざるを得す、また冷延伸をした
とき毛羽が生じたりするからである。
さて、このような物性を有するポリエステル太細糸のポ
リエステル繊維としては、エチレンテレフタレート単位
を主構成単位とするものであって、通常エチレンテレフ
タレート単位を85モル%以上含むコポリエステル若し
くは:ホモポリエステル、又はポリエステル混合物であ
り、これらを単独で又は混合したものが好ましい。
そのほか、テトラメチレンテレフタレート単位を主構成
単位とするものでもよい。また、フィラメントの断面形
状は、特に限定されず、一般の衣料用に使用されるもの
であれば、丸、中空、8葉以上の多葉、多葉中空、0型
、■型やこれらの組合された変形のものであっても良く
任意に選択して適用される。
次に、このように太糸部の複屈折率の小さい部分を含む
ポリニーステル太細糸を仮撚加工する場合には、通常の
仮撚加工条件では前述の如く複屈折率の小さい部分がヒ
ーターで劣化し後工程で問題となるため、1.1倍以上
延伸した後、特定条件で仮撚加工することが必要となる
のである。すなわち1本発明でポリエステル太細糸e 
1.1倍以上延伸することにより仮撚加工後においても
太糸部の劣化の少ない加工糸が得られ′るのである。延
伸倍率が1.1倍未満の場合には加工糸の強伸度の改善
の程度は小さいので、1.1倍以上が必要である。しか
しながら、余り大ぎくなると太糸部が殆んど無くなるの
で、(H+猶1召主週−) X O,8以下が好ましい
00 また、延伸の際、熱延伸すると太糸部のみが選択的に延
伸されるために加工糸の濃淡差は小さくなってしまう。
これをさけるために冷延伸することが好ましい。ここに
、冷延伸とは60℃以下で積極的に加熱しない状態で延
伸することをいう。なお、仮撚工程の直前に延伸工程を
設けるかわりに、2段延伸機を使用して延伸に引続いて
1.1倍以上の延伸をしてもよく、また、別の機械で延
伸してもよい。
さらKまた、本発明で適用され、る仮撚加工におけるヒ
ータ一温度は150℃〜180℃とすることまた熱水収
縮率も高く品位の劣ったものとなり、他方180℃を超
えると太糸部の複屈折率の小さい部分の熱劣化によυ毛
羽が発生しやすく、且つ全体的な糸強力が低下してしま
う。
次に、撚係数(=撚数(T/M) X V/T)をao
oo。
がaoooo禾満ではイ縮の粗い表面状態の劣ったもの
となってしまう。しかしながら、あまり罠高すぎると強
力が低下するので85000以下が好ましい。ここにD
は延伸仮撚加工後の加工糸の総繊度(デニール)である
また、仮撚加工において実質的なアンダーフィード状態
にするのけ、糸強力を確保するためであり、オーバーフ
ィード状態では前述の如く全体的に複屈折率が低下する
ためヒーターでの強力低下が大きくなる。それ故、オー
バーフィード状態は本発明から除外される。なお、実質
的なアンダーフィード状態とは、 ここで−1本発明のポリエステル加工糸の製造方法の一
例を図により説明する。Aは、糸の長・手方向に複屈折
率差を有するポリエステル太細糸のパーンである。ポリ
エステル太細糸1は、カイト8を通ってフィードローラ
2と延伸ローラ3との間で1.1倍以上に延伸された後
、仮撚域Cに導入され、延伸ローラ3とデリベリローラ
6との間で実質的なアンダーフィード状態ですなわちデ
リベリローラ6の表面速度〉延伸ローラ8の表面速度の
条件で、仮撚スピンドル5で所定の加熱を与えられ、そ
の状態でヒーター4によシセットされた後、仮撚スピン
ドル5で解撚され、デリベリローラ6をへてドラム7に
よりパッケージBに巻き取られる。なお、仮撚スピンド
ル5は通常のピンを有する機械式のスピンドルでよいが
、フリクシっンスピンドル、流体スピンドルを用いても
かまわない。また、必要に応じてデリベリローラ6の後
で弛緩状態で熱処理をしたり、ソフトパッケージに巻き
上げた後、スチーム処理をしてもよい。
このように、本発明によれば、糸の長手方向に色の濃淡
差を有し、織物風合のすぐれた毛羽の少ないポリエステ
ル加工糸が容易に製造されるという顕著な効果が奏され
る。
実施例1〜4 通常のポリエステル全通常の紡糸方法で紡糸温度、紡糸
巻取速度を種々変更して紡糸し、延伸機でホットローラ
一度85℃、ホットブレ−ト温度110℃、ホットプレ
ートでの接触時間0.005秒で延伸倍率を変更して得
た各種の原糸を表の条件で仮撚加工した。なお、比較例
として本発明の条件を満足しない場合も行ない、併記し
た。なお、延伸仮撚加工後の加工糸の総繊度忍75デニ
ール(36フイラメント)であった。
表中において、複屈折率は、光学顕微鏡とコンペンセー
ターの糸で繊維側面に観察される偏光のりタープ−ジョ
ンよシ求めたものであり、破断伸度(至)は、通常の定
速伸長型ショツパーを使用してつかみ長50α、n=1
0で測定し、その平均値であられされたものである。ま
た、延伸倍率は延伸ローラ8の表面速度とフィードロー
ラ20表面速度との比をいう。
また、仮撚加工においてフィード状態とは、デリベリロ
ーラ6の表面速度と延伸ローラ3の表面速度との比をあ
られし、■より大きければ実質的なアンダーフィード状
態ぞいう。撚数8650’I’/M 、 8800T/
M H1411に換IEfると夫々にflを掛けて81
609 、28579であられされる。
強力(9/d )も前述の定速伸長型ショツパーを使用
して同様に測定したものである。さらに2、毛羽は肉眼
判定で行ない、◎は毛羽が非常に少ない状態、○け毛羽
が少ない状態、△は毛羽がやや多い状態、×け毛羽が非
常に多い状態をあられす。
さらに1色の濃淡差、織物品位、織物風合の評価は1次
のようにして処理された織物について、3人の判定で行
なった。濃淡差は1〜5級で、数字の大きい方が濃淡差
が大きいことを。
織物品位、風合は、◎:優れている、○はぼ良好、Δ余
り好ましくない、×:不良で表わし、濃淡差は3.5級
以上、織物品位、風合は0以上を合格とした。
織物条件 経糸密度 88.5木/in (仕上後の経糸密度10
2木/1n)緯糸密度 76木、/in(仕上後の緯糸
密度89本/in )組 織平織(シポン) 染色条件 カヤロン ポリイ イエローBRJ、−81,49% 
owf(Kayalon  poly  Yellow
 BRL−8)分散剤(Di 5per TL )  
 I fl1酢 酸(OH800OH)   0.3c
c//処理温度処理量    180℃×60分表中か
ら明らかなように、実施例1〜4は本発明の範囲のもの
で好ましい風合、色調の加工糸が得られることを示して
いる。他方、比較例1は太糸部の複屈折率が高いだめに
織物風合が通常の加工糸のそれと大差ないものであった
比較例2は△n2−△nlが小さいため濃淡差赤小さく
、比較例8は延伸倍率が低いために得られる加工糸の強
力が低く毛羽が多発し織物品位、風合とも不良であった
比較例4,5は、仮撚加工でのヒータ一温度が本発明の
範囲から外れた場合の例であり、比較例4は温度も低い
ために織物風合がプアーで品位の劣ったものを示し、比
較例5は温度が高すぎるために加工糸強力は低く毛羽多
発し、ネップ状のフィラメント切れが織物表面に散在し
品位の劣ったものであった。
又強力が低いため捲返し、整経、サイジング、製織とも
糸切1毛羽による張力変動で操業外にも問題があった。
比較例6は撚数が低いだめに織物風合、品位とも問題が
あり強力の面でも問題があった。
比較例7は仮撚でのフィート比がオーバーフイードの場
合の例で全体に濃色となり、その分濃淡差も目立たなく
な9、織物品位、風合とも問題であった。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の方法を実施するのに好適な装置の側面図で
ある。 l・・・ポリエステル太細糸  2・・・フィードロー
ラ5・・・仮撚スピンドル。 特許出願人 東洋紡績株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、太糸部の複屈折率△n、が25X10’−”以下で
    あり、該太糸部の複屈折率△n、と細糸部の複屈折率△
    n、との間に△n、−△nl > 90X10”−”の
    関係があシ、破断伸度が55%以上であるポリエステル
    太細糸を1.1倍以上延伸した後ヒータ一温度150℃
    〜180℃、下記の条件を満足する撚係数で且つ実質的
    なアンダーフィード状態で仮撚加工することを特徴とす
    名ポリエステル加工糸の製造方法。 2、延伸が冷延伸である特許請求の範囲第1項記載のポ
    リエステル加工糸の製造方法。
JP22544882A 1982-12-21 1982-12-21 ポリエステル加工糸の製造方法 Granted JPS59116432A (ja)

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JPS636653B2 JPS636653B2 (ja) 1988-02-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150110443A (ko) * 2015-09-09 2015-10-02 구정기 린넨직물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150110443A (ko) * 2015-09-09 2015-10-02 구정기 린넨직물

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