JPS5910744Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5910744Y2 JPS5910744Y2 JP4392878U JP4392878U JPS5910744Y2 JP S5910744 Y2 JPS5910744 Y2 JP S5910744Y2 JP 4392878 U JP4392878 U JP 4392878U JP 4392878 U JP4392878 U JP 4392878U JP S5910744 Y2 JPS5910744 Y2 JP S5910744Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- electrolytic capacitor
- lead wire
- wires
- insulating resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電解コンテ゛ンサに用いるリード線の改良に
関するものである。
関するものである。
電解コンデンサのリード線は、鉄あるいは銅の単線が用
いられ、表面の酸化防止、半田付性の改良のために錫あ
るいは半田メッキされたものが通常用いられている。
いられ、表面の酸化防止、半田付性の改良のために錫あ
るいは半田メッキされたものが通常用いられている。
最近の電解コンデンサは、高性能化した音響機器やスイ
ッチングレギュレー夕などに用いられるので、高い周波
数まで一定した特性が必要となっている。
ッチングレギュレー夕などに用いられるので、高い周波
数まで一定した特性が必要となっている。
このため、電解コンデンサ本体に対する各種の改良がな
されているが、電解コンテ゛ンサ本体以外のリード線等
にも検討を加える必要がある。
されているが、電解コンテ゛ンサ本体以外のリード線等
にも検討を加える必要がある。
従来の単線をリード線に用いた場合には、使用周波数が
高くなると、表皮効果により実効抵抗が増加し、高周波
インピータンス特性が悪くなる。
高くなると、表皮効果により実効抵抗が増加し、高周波
インピータンス特性が悪くなる。
しかも、単線の場合には心線よりも電気抵抗の高い錫や
半田が高周波電流の流れる外側にメッキされているので
影響はさらに大きくなる。
半田が高周波電流の流れる外側にメッキされているので
影響はさらに大きくなる。
これらの欠点を改良したものとして、単線を絶縁して複
数本より合せた線(リツツ線)が考案されているが、こ
のリツツ線を電解コンテ゛ンサのリード線に用いた場合
、次のような欠点がある。
数本より合せた線(リツツ線)が考案されているが、こ
のリツツ線を電解コンテ゛ンサのリード線に用いた場合
、次のような欠点がある。
まずリツツ線は細い単線をより合せたために、同一の断
面積を持つ単線に比べ柔軟であり、このままコンテ゛ン
サのリード線に用いるとコンデンサを強固に保持するこ
とができず、特に縦型コンデンサや、大型コンテ゛ンサ
においては振動でコンデンサ本体が動きやすく、長時間
振動を受けるとリード線が断線してしまうことがある。
面積を持つ単線に比べ柔軟であり、このままコンテ゛ン
サのリード線に用いるとコンデンサを強固に保持するこ
とができず、特に縦型コンデンサや、大型コンテ゛ンサ
においては振動でコンデンサ本体が動きやすく、長時間
振動を受けるとリード線が断線してしまうことがある。
またプリント基板に挿入して用いる場合に、より線だと
先がバラになり基板へ挿入しにくいこと、半田付の際に
絶縁被覆を除去することが困難であることがあげられる
。
先がバラになり基板へ挿入しにくいこと、半田付の際に
絶縁被覆を除去することが困難であることがあげられる
。
本考案はこれらの欠点を改良したもので、第1図に示す
ように、本考案のリード線に用いる単線1は外部が半田
付の温度で容易に溶融する絶縁樹脂2で覆われており、
これを第2図のように複数本より合せ、このより合せた
線の外周をやはり半田付の温度で容易に溶融する絶縁樹
脂3で覆ったものを第3図のようにリード線4として電
解コンテ゛ンサ本体5に取付けたものである。
ように、本考案のリード線に用いる単線1は外部が半田
付の温度で容易に溶融する絶縁樹脂2で覆われており、
これを第2図のように複数本より合せ、このより合せた
線の外周をやはり半田付の温度で容易に溶融する絶縁樹
脂3で覆ったものを第3図のようにリード線4として電
解コンテ゛ンサ本体5に取付けたものである。
本考案の電解コンテ゛ンサ用リード線は、個々の単線が
絶縁された複数本の単線をより合せたために、同一断面
積を有する単一線に比べて表面積が増加し、高周波領域
における直流抵抗損が少なくなる。
絶縁された複数本の単線をより合せたために、同一断面
積を有する単一線に比べて表面積が増加し、高周波領域
における直流抵抗損が少なくなる。
また各々の単線は絶縁樹脂で覆われているためスズメッ
キや、半田メッキを施こす必要がなく、メッキによる悪
影響がない。
キや、半田メッキを施こす必要がなく、メッキによる悪
影響がない。
次に本考案のリード線は、複数本の絶縁単線をより合せ
た外周を更に絶縁樹脂で覆ったため、適度の固さを有す
るようになるとともに先がバラにならないので、電解コ
ンデンサ本体の保持や、プリント基板への挿入も従来の
単線に比べて劣ることはない。
た外周を更に絶縁樹脂で覆ったため、適度の固さを有す
るようになるとともに先がバラにならないので、電解コ
ンデンサ本体の保持や、プリント基板への挿入も従来の
単線に比べて劣ることはない。
また、本考案のリード線は、溶融半田の温度で溶解され
る。
る。
例えばウレタン系樹脂(商品名ホルマール)などで被覆
されているので、リード線の半田付時に被覆をはがす必
要がなく、従来の単線と同様の取扱いができる。
されているので、リード線の半田付時に被覆をはがす必
要がなく、従来の単線と同様の取扱いができる。
しかも、半田付された部分以外は絶縁されているので、
リード線を絶縁する必要があるとき従来のようにリード
線に絶縁スリーブを通して絶縁を施こさずにすみ作業性
に優れる。
リード線を絶縁する必要があるとき従来のようにリード
線に絶縁スリーブを通して絶縁を施こさずにすみ作業性
に優れる。
このように本考案のリード線を用いた電解コンデンサは
、広い周波数帯域にわたって一定した特性を有し、スイ
ッチングレギュレータや音響機器に用いて高性能を発揮
させることができる。
、広い周波数帯域にわたって一定した特性を有し、スイ
ッチングレギュレータや音響機器に用いて高性能を発揮
させることができる。
第1図は本考案のリード線の単線の断面図、第2図は本
考案のリード線の構造を示す断面図、第3図は本考案の
リード線を用いた電解コンテ゛ンサを示す正面図である
。 1・・・・・・単線、2,3・・・・・・絶縁樹脂、4
・・・・・・リード線、5・・・・・・コンデンサ本体
。
考案のリード線の構造を示す断面図、第3図は本考案の
リード線を用いた電解コンテ゛ンサを示す正面図である
。 1・・・・・・単線、2,3・・・・・・絶縁樹脂、4
・・・・・・リード線、5・・・・・・コンデンサ本体
。
Claims (2)
- (1)各々が溶融半田によって溶解される絶縁樹脂で絶
縁された複数本の単線をより合せ、更にその外周を同様
に溶融半田によって溶解される絶縁樹脂で覆ったより線
を外部リード線として用いたことを特徴とする電解コン
デンサ。 - (2)各単線毎の絶縁およびより合せた外周の絶縁樹脂
材がウレタン系樹脂であることを特徴とする実用新案登
録請求範囲第1項記載の電解コンテ゛ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4392878U JPS5910744Y2 (ja) | 1978-04-04 | 1978-04-04 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4392878U JPS5910744Y2 (ja) | 1978-04-04 | 1978-04-04 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54146852U JPS54146852U (ja) | 1979-10-12 |
JPS5910744Y2 true JPS5910744Y2 (ja) | 1984-04-04 |
Family
ID=28919267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4392878U Expired JPS5910744Y2 (ja) | 1978-04-04 | 1978-04-04 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910744Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-04-04 JP JP4392878U patent/JPS5910744Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54146852U (ja) | 1979-10-12 |
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