JPS59106744A - 遊星歯車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビン又はピンとローラよりなる円弧歯形を有す
る内歯歯車に円弧ｔｊｔ形成いはトロコイド系歯形等を
有する外歯歯車ケ噛み合わせてなる遊星歯車機構におけ
る角度パラクララシー（後述する）の除去方法及び装置
に係るものである。

歯車伝動機構では互いに噛み合う歯車間や軸への取付手
段等に遊びやガタがあシ、正転から逆転へ移るときに駆
動側の逆転がすぐに被動側の逆転となって現われない。

遊星歯車機構等では、並行に複数個の噛み合いを行わせ
、伝動トルクの増大、強度の維持、バランスの保持等を
行っているが、このような伝動機構では個々の噛み合い
部分での遊びゃガタは互いに干渉され小さくなるが、本
来各噛み合Ｇ部分で力の伝−達が行われるはずのもので
あるから、このものでも正転から逆転時に遊びゃガタが
生ずる。

上記遊びやガタは、噛み合い部分が複数個のときは相対
的なものとなシ、この相対的な遊びや、ガプを以下、角
度バラクララシーと云うことにする。

このような角度パラクララシーの存在は、伝動機構が制
御装置として使われるときには精度の低下を招き、伝動
装置としても衝撃に基づく耐久性の低下をきたすものと
なる。

上記角度パラクララシーを除きかつ縮めるためには部品
の加工精度を上げたシ、部品の辿択組合せに時間を浪費
したシしていたが、これでも十分な角度バラクララシー
を除去することが難かしく、結果的には高コストとなっ
た。

本発明は、この種の遊星歯車機構が複数個の外歯歯車を
有している点に着目し、簡単な取付方法及び装置で角度
パラクララシーを除去又は縮めんとすることを目的とす
る。

以下、図によって説明する。

第１，２図は遊星歯車機構の一例を示す減速機であシ、
入力軸１にｔよ２個の偏心体２，３が一体的かつ１８０
°位相がずらされて固定されている。夫々の偏心体２　
、３　ｒｊ：その回転によって外歯歯車４，５を揺動回
転さぜる。この揺動回転は内ピン６が内ローラ穴（ロー
ラが設けられていないときは内どン穴）７の内周に沿っ
て回転することによシ許容される。

外歯歯車４，５の外周にはトロコイド形歯形８が形成さ
れておシ、該トロコイド形歯形８は内歯歯車９の外ピン
１０と噛み合っている。内歯歯車９は出力軸１１と連結
されておシ、入力軸１の１回転は出力軸１１０１個の外
ピン１゜の回転角度と表って減速される。（但し、外ビ
ン１０と外歯歯車４，５との歯数差が１枚の場合） 上記従来装置では偏心体２．３が一体的に構成され、こ
れを一本のキー１２によって入力軸１に固定しているた
め、偏心体２と偏心体３とを別個に動かす（相対的に位
置調整する）ことができとい。

このため、偏心体２によって動かされる外歯歯車４と内
歯歯車９との噛み合いにおいて、正転方向の角度バック
ラッシュを零とし、外歯歯車５と内歯歯車９との噛み合
いにおいて逆転方向の角匿バックラッシュを零とするよ
うに、夫々の偏心体２，３の取付角度を賀更することは
不可能である。このため、従来装置では正転から逆転又
はその逆のときに角反パックラッシーに基づく駆動側と
被動側のずれ（遊び）が生じてしまうものであった。

本発明では、次の点に層目した。

伝動機構に２個又はそれ以上の噛合部があるなら、その
１個で正転方向の角層バックラソシーを零とし、他の１
個で逆転方間の角度バックラッシュを零とすればよい。

本来、複数の噛み合いを設ける理由は大トルクの伝達、
酬久性の増大、円周方向の負荷バランスの取得などであ
るが、本発明ではむしろ角度バックラッシュの除去が狙
いである。

以下、本発明の一実施例を第３，４図によって説明する
。

偏心体は第１の偏心体１３と第２の偏心体１４とに分割
されておフ、第１の偏心体１３は入力軸１５にキー１６
で固定されている。第２の偏心体１４は勾配キー１７で
入力軸１５に固定される。勾配キー１７はｖＡ２の偏心
体１４と第１の偏心体１３．ｌ！ｌ−の位相差をＮｕす
るものであシ、第２の偏心体１４を入力軸１５の回シに
僅かに回転させて装着し第１の・−６体１３との位相差
を調整するものであろう勾配キー１７の位置を固定する
ために押えナツト１８が入力軸１５に設けられているう 他の構成は第１，２図の実施例と同じであるから説明を
省略する。

組立作業は次のように行う。

先ず、第１の偏心体１３をキー１６で入力軸１５に固定
する。

次いで、正転（又は逆転）方向忙入カ軸１５を回転させ
、遊びやガタのないところまで回転させる。続いて、第
２の偏心体１４を逆転（又は正転）方向に勾配キー１７
で回転させ、遊びやガタのないところで止める。そして
、勾配キー１７を押えナツト１８で位置決めし、固定す
る。

上記操作によって、第１の偏心体１３は正転（又は逆転
）方向の角度バラクララシーが零となシ、第２の偏心体
１４は逆転（又は正転）方向の角度バラクララシーが零
となシ、いずれの方向にも遊びなく動力の伝達が可能で
ある。

第５，６図は本発明の他の実施例を示すものである。こ
の実施例は斜板型油圧モータ１９の回転を＠２０へ与え
、これを偏心体２１，２２、外歯歯車２３，２４．内歯
歯車２５を介して出が端２６から減速回転を得るもので
あるっこの実施例でも偏心体２１．２２は分割されてお
シ、偏心体２１はキー２７によって軸２０に固定されて
いる。一方偏心体２２はノックピン２８によって偏心体
２１に固定される。

上記実施例の組立作業は以下のとおりである。

偏心体２１をキー２７によって軸２０に固定して正転方
向に遊びのΔい七ころまで回転させる９次いで、偏心体
２２を軸２０に挿入し、軸端のキー溝２９に適当な治具
を挿入して軸２０の回転止めを行う。そして偏心体２２
に穿設された回転治具挿入孔３０に適当な回転治具を挿
入して偏心体２２を逆転方向に回転させる１、そして、
偏心体２２が遊びのないところでノックピン２８を挿入
して偏心体２２を偏心体２１へ止める。

なお、ノックピン２８の挿入孔は予め複数個設け′Ｃお
くものである。

以上のとおシ、本発明は複数個の偏心体を取付軸上で可
回動とし、偏心体の数をｎとした場合、その位相差を（
３６（Ｆ／ｎ±α）となるように土αだけ取付軸上で回
動させるものである。

可回動の取付構造は種々あるが、本発明の重要な構造は
従来一体構造であった偏心体を分割構造とし、これを取
付軸上で相対的に回動させて取付けることにある。

以上に説明した本発明の効果は次のとおシである。

角匿バックラッシュが可変であるから部品の精度要求が
低くなり製造が簡単となり、かつ組立作業も容易に行な
える。。

また、この遊星歯車機構を制御観伯イとして用いるとき
には正、逆両方向のパラクララシーがないので応答遅れ
がなく、制御精度が向上する。

角度パラクララシーを予圧位置まで変更しうるので、予
圧を必要とする用途に対しても使用できるようになった
。

角度バックラッシニの可変機構が取付端部にあるので簡
単な作業で偏心体の回動ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の遊星歯車機構の二側を示す断面図、第２
図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は本発明の一実施例
を示す断面図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断面図、第５図
は本発明の他の実施例を示す断面図、第６図は第５図の
Ｃ−Ｃ断面図である。 １３．１４，２３，２４：偏心体、 １７：勾配キー、　　２８：ノックピン復代理人　弁理
士　辻　　　三　部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　内向歯車がピン等からなシ、外歯６′コ車が
   トロコイド系歯形等からなる両歯車を噛み台上、外歯歯
   車を偏心体、内ピン又は内ローラ及び内ローラ穴によシ
   揺動回転させて増減速を行う遊星歯車機構において、互
   い１・Ｃ独立した（楠心体を複数４１ｍ１設け、それら
   の偏心体を略等位相差で軸に取付けるための取付手段を
   軸に約して可回動とし、取付けた状態で少くとも一個の
   偏心体によって正転方向の角度バラクララシーを除去し
   、さらに少くとも他の一個の偏心体によって逆転方向の
   角度バソクラッシーを除去してなることを特徴とする遊
   星歯車機構における偏心体の取付方法。
2. （２）内歯歯車がビン等からムシ、外歯歯車がトた偏心
   体及び内ローラ又は内ビンと内ローラ穴により揺動回転
   させて増減速を行う遊星歯車機構において、偏心体を互
   いに独立した複数個に分割し、略等位相差で軸に取付け
   られた前記複数の偏心体を、該偏心体が装着される軸に
   偏心体相互間の取付位相角を調整可能に可回動取付手段
   を介して装着したことを特徴とする遊星歯車機構におけ
   る偏心体の取付装置。
3. （３）特許請求の範囲第２項において、可回動な取付手
   段が勾配キーであることを特徴とする遊星歯車機構にお
   ける偏心体の賀付装置っ（４）特許請求の範囲比２項に
   おいて、可回動な取付手段が向かい合った２個の偏心体
   に挿通されるノックビンであることを特徴とする遊星歯
   車機構における偏心体の取付装置っ