JPH03260436A - 内接噛合遊星歯車構造 - Google Patents

内接噛合遊星歯車構造

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JPH03260436A
JPH03260436A JP5937690A JP5937690A JPH03260436A JP H03260436 A JPH03260436 A JP H03260436A JP 5937690 A JP5937690 A JP 5937690A JP 5937690 A JP5937690 A JP 5937690A JP H03260436 A JPH03260436 A JP H03260436A
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Shigeru Toyozumi
豊住 滋
Seiji Minegishi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、減速機、あるいは増速機、特に、相手機械へ
の据付が相手機械軸に差込むだけでよい、いわゆるホロ
ーシャフトタイプの減速機あるいは増速機に適用するの
に好適な内接噛合遊星歯車構造に関する。 〔従来の技術] 従来、高速軸と、該高速軸の回転によって回転する清心
体と、該偏心体に取付けられ偏心回転が可能な外歯歯車
と、ケーシングに固定されると共に前記外歯歯車か内接
噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に核外両歯車の自転
成分のみを取出して伝達する手段を介して連結された低
速軸と、を備えた内接噛合遊星歯車構造か広く知られて
いる。 この構造の従来例を第3図及び第4図に示す。 この従来例は、前記高速軸を入力軸とすると共に低速軸
を出力軸とすることによって上記構造を「減速機」に適
用したものである。 入力軸1には所定位相差(この例では180’ )をも
って偏心#31.32か嵌合されている。それぞれの偏
心体3+=32にはころ4を介して外歯歯車5+、52
が取付けられている。この外歯歯車5+、5zには内ロ
ーラ孔6が複数個設けられ、内ビン7及び内ローラ8か
嵌入されている。 前記外歯歯車5+、52の外周にはトロコイド歯形や円
弧歯形等の外歯9が設けられている。この外歯9はケー
シング12に固定された内歯歯車10と内接噛合してい
る。内歯歯車10の内歯は具体的には外ピン11が外ビ
ン穴13に遊嵌され、回転し易く保持された構造とされ
ている6前記外歯歯車51.52を貫通する内ピン7は
、出力軸2のフランジ部12に固着又は嵌入されている
。 入力軸1が1回転すると偏心体31.32か1回転する
にの偏心体31.32の1回転により、外歯(jrjT
j5 + 、52ら入力軸lの周りで揺動回転を行おう
とするか、内歯歯車10によってその自転が拘束される
ため、外歯歯車5+−52はこの内歯歯車10に内接し
ながらほとんど揺動のみを行うことになる。 今、削えば外歯歯車51.52の歯数をN、内歯歯車1
0の歯数をN+1とした場合、その歯数差は]である6
そのため、入力軸1の1回転毎に外歯歯車51.52は
ケーシング12に固定された内歯歯車10に対して1歯
分だけずれる(自転する)ことになる、これは入力軸の
1回転が外歯歯車の一1/Hの回転に減速されたことを
意味する。 この外歯歯車5+、52の回転は内ローラ孔6及び内ビ
ン7の隙間によってその揺動成分が吸収さり、、自転成
分のみか該内ビン7を介して出力軸2へと伝達される。 この結果、結局減速比−1/Nの減速が達成される。 ところで、このような減速機(あるいは増速機)におい
て、出力軸を中空とすると共に、その中空孔を減速機の
全長にわたり貫通させた構造は、殻にホローシャフト形
と呼ばれている。このホローシャフト形は、相手機械と
の連結に軸継手を必要とせす、相手機械軸を減速機の中
空孔に嵌入するたけでよい上に、相手機械軸が軸支され
ている場合には減速機側に据付基礎を必要としないため
、非常に便利な構造の1つとされている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようXホローシャフト形の構造を上
述したような公知の内接噛合遊星歯車構造の減速機に適
用しようとするのは、入力軸と出力軸が同心であるため
現実には非常に困難であるという問題かあった。 特に、入力軸と電動モータの軸を一体としたギャードモ
ータタイプにおいては、出力軸の中空孔をモータ軸をも
含めて減速機の全長にわたり貫通させることはその中空
孔に嵌入できる軸径で伝達できるトルクを無視したとし
ても非常に難しいというのが実状であった。 第3図のように入力軸か減7f機に備えられている両軸
タイプのものでは、減速機の全長にわたり中空孔を貫通
させること自体は比較的容易であるか、この場合におい
ても減速機の外径を大きくすることなく出力トルクを伝
達できる径の中空孔を貫通させることは困難であった。 その理由は、このような内接吻合遊星歯車構造において
は、外歯歯車の揺動成分を吸収した上で自転成分のみを
伝達する手段が必須となるが、第3図及び第4図に見る
ように、この手段を実現するための内ローラ孔6、内ピ
ン7、及び内ローラ8が外歯歯車5の中で大きなスペー
スを占めると共に、内ローラ孔6の周囲には(増幅され
た)大きなトルクを伝達するための相応の肉厚を確保す
る必要があるためである。 外歯歯車の揺動成分を吸収したうえで自転成分のみを伝
達する手段としては、このような内ローラ孔及び内ビン
の組合せによるタイプの他にオルタム機構を採用したも
のもあるが、このオルタム機構を採用した場合であって
もオルダムの摺動溝、あるいは摺動爪を外歯歯車の半径
方向に形成する必要かあるため、外歯歯車は相応の外径
を確保せざるを得す、従って減速機の外径を大きくする
ことなく大きセ出力トルクを伝達できる径の中空孔を貫
通させることは困難であった。 そのため、公知の内接噛合遊星歯車構造の減速機により
ホローシャフト形を構成する場合は、第5図に示される
ように、出力軸2にピニオンギヤ14を更に取付け、こ
のピニオンギヤ14と噛合する歯車15の軸15Aを中
空構造とする方法が一般的であった。この場合には、軽
量且つコンパクトという内接噛合遊星歯車構造の減速機
特有の利点が損なわれるという問題があった。 本発明は、このような従来の問題に鑑みて合されてもの
であって、軽量且つコンパクトという内接吻合遊星歯車
構造の減速機(あるいは増速椴)に特有の利点を更に吟
味し、−層の小形化を図ると共にこれをホローシャフト
形に適用可能とし、相手機械との連結を極めて容易に行
うことのできる内接噛合遊星歯車構造を提供することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】
本第1発明は、この目的を達成するために、高速軸と、
該高速軸の回転によって回転する面心体と、該偏心体に
取付けられ帰心回転が可能な外歯歯車と、ケーシングに
固定されると共に前記外歯歯車が内接噛合する内歯歯車
と、前記外歯歯車に該外歯歯車の自転成分のみを取出し
て伝達する手段を介して連結された低速軸と、を備えた
内接噛合遊星歯車構造において、前記外歯歯車か略円筒
形状とされ、該円筒形状の外周に前記内歯歯車と噛合す
る外歯が形成されると共に、該円筒形状の内周に内スプ
ラインが形成され、且つ、この内スプラインと遊嵌噛合
して前記外歯歯車の自転成分のみを取出可能な外スプラ
インが前記低速軸に一体的に形成されたことを特徴とし
たものである。 本第2発明は、このよう2内接噛合遊星歯車装置におい
て、前記低速軸が相手機械軸と連結するために中空構造
とされると共に、2個の軸受によってケーシングに保持
され、前記内歯歯車、外歯歯車及び面心体がこの2aの
軸受の間に!22されていることを特徴としたものであ
る。 本第3発明は、同様な内接噛合遊星歯車構造において、
前記高速軸が前記低速軸と平行に配置されると共に、前
記傷心体か前記低速軸の外周に該低速軸に対して回転可
能に配置され、該偏心体と前記高速軸とが歯車結合され
たことを特徴としたものて゛ある。 本第4発明は、同様な内接噛合遊星歯車構造において、
前記外歯歯車側の内スゲライン及び低速軸側の外スプラ
インの構造が、両スプラインの歯数が同数であり、且つ
、外スプラインの歯先円直径が内スプラインの歯底円直
径よりも偏心体の偏心量の2倍だけ小径であると共に、
外スプラインのピッチ円上の円弧歯厚が内スプラインの
ピッチ円上の歯のあきよりも偏心量の2倍だけ小さい大
きさとされたことを特徴としたものである。
【作用】
本第1発明においては、外歯歯車がほぼ円筒形状とされ
、該円筒形状の外周に設けられた外歯が内歯歯車に対し
て内接噛合するようにそっている。 又、この外歯歯車と低速軸との動力の伝達は、前記円筒
形状の内周に形成された内スプラインと低速軸側に形成
された外スプラインの遊嵌噛合によって行われる。 このため、従来の内接噛合遊星歯車構造と全く同様の機
能を果たしながら、該歯車構造全体の外径を小さくする
ことかでき、たとえ低速軸が中空構造(ホローシャフト
形)とされた場合であっても全体外径を従来と同様ある
いはそれ以下に抑えることができる。 又、外歯歯車と低速軸との動力の伝達は、同時接触歯数
の非常に多い内スプライン及び外スプラインの遊嵌構造
によって行われるため、強度的に非常に良好である。 なお、本第1発明は、ホローシャフト形ではない通常タ
イプの内接噛合遊星歯車構造にも有効であり、外径の縮
小という効果をそのまま得ることができる。 本第2発明においては、第1発明の作用を活がしつつ低
速軸が相手機械軸と連結するために中空v4造とされる
と共に、2個の軸受によってケーシングに保持され、内
歯歯車、外歯歯車及び偏心体かこの2個の軸受の間に配
置されるようにしたため、外径が大きくなるのを抑制し
なからホローシャフト形の構造を実現でき、しかも内接
噛合遊星歯車′!f4造部分炉部分ち状態で精度良く組
付けられ、経時的ながたつきや片減り等が生じ難くなっ
ている。 本第3発明においては、高速軸が低速軸と平行に配置さ
れると共に偏心体が低速軸の外周に該低速軸に対して回
転可能に配置され、この帰心体と高速軸とを歯車結合す
るようにしているため、入出力軸が2軸となることから
相手機械軸への取付けが一層容易になる。又、偏心体と
高速軸との歯車結合部分においてその歯数を適当に選択
することにより、この部分においても減速、あるいは増
速することかでき、装置全体としての減速比、あるいは
増速比の選択幅を容易に拡大することかできるという利
点も得られる。 本第4発明においては一外歯t11車圓の内スプライン
及び低速軸側の外スプラインの構造が、両スプラインの
歯数が同数であり、且つ外スプラインの歯先円直径が内
スプラインの歯底円直径よりも、帰心体の偏心量の2倍
だけ小径であると共に、外スプラインのピッチ円上の円
弧歯厚が内スプラインのピッチ円上の歯のあきよりも傷
心量の2@たけ小さい大きさとされているため、外歯歯
車と低速軸との動力伝達が極めて円滑に行われるもので
ある。 なお、この内スプライン及び外スプラインの具体的な歯
の形状は本発明では限定されセいが、般のインドリュー
ト歯形で良好な結果が得られることが確認されている。 なお、本発明では高速軸を入力軸、低速軸を出力軸とす
ることによって減速機として適用でき、低速軸を入力軸
とし高速軸を出力軸とすることによって増速機として適
用可能である。
【実施例】
以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図は本発明の実施例に係る中空軸遊星歯車減速機の
断面図、第2図は各歯車の歯形形状と噛合状態を示す第
1図■−■線に沿う断面図である。 この減速機は、入力軸(高速軸)101と、該入力軸1
01の回転によって回転する偏心体103と5該偏心体
103に取付けられ偏心回転可能セ外歯歯Jti105
と、ケーシング119に固定されると共に前記外歯歯車
105が内接噛合する内歯歯車110と、外歯歯車10
5に該外歯歯車105の自転成分のみを取出して伝達す
るスプライン手段106及び107を介して連結された
出力軸(低速軸)102とを備える。 内歯歯車1.10は、外ピン穴113によつ内歯に相当
する外ピン111を保持している。 外歯歯車105は、その中心02が偏心体103により
内歯歯車の中心01とeだけ偏心した状態で偏心体軸受
104により回転可能に保持され、且つ前記内歯歯車1
10と噛合している。外歯歯車105の歯数は内歯歯車
110の外ピン数(歯数)よりまたけ少ない。 偏心体103は、はぼ円筒形状であり、ころ軸受120
により出力軸102に回転可能に保持されている。この
偏心体103の一端は偏心はしておらす、ギヤ118が
キー118Aにより固定されている。ギヤ118は入力
軸101に密嵌されたビニオン117と噛合しており、
これと共同で前段減速機を構成している。 外歯歯車105はほぼ円筒形状とされ、その内周にスプ
ライン穴(内スプライン)106が加工しである。この
スプライン穴106の形状は一般のインドリュート歯形
とされ、この実施例では特に、JIS  D2001(
自動車用インドリュートスプライン)が採用されている
。 出力軸102は、中空孔116が貫通しており、一体に
設けられたフランジ部112の外周にはスプライン軸(
外スプライン)107が加工されている。このスプライ
ン軸107は外歯歯車105のスプライン穴106と遊
嵌噛合している。 スプライン軸107の歯数はスプライン穴106の歯数
と同数で・ある、又このスプライン軸107の歯形は、
その歯先円直径かスプライン穴106の歯底円直径より
も偏心体103の偏心量eの2倍2eだけ小径であり、
且つそのピッチ円上の円弧歯厚がスプライン穴106の
ピッチ円上の歯のあきよりも偏心量eの2倍2eたけ小
さい大きさとされている。なお、現実的には製造のばら
つきがあってもよいように若干の余裕がつけられている
。 これにより、外歯歯車105のスプライン穴106と出
力軸102のスプライン軸107とで等速度歯車機構が
構成される。 出力軸102は、2つの軸受114.115により両端
を支持されており、内歯歯車110、外歯歯車105、
及び偏心体103、更に出力軸フランジ部112は全て
この軸受1】−4,115の間に配置されている。 トルクアーム121は、減速機を基礎に据付けない場合
に必要に応じて取付けられるものであり、出力トルクの
反力を受ける。 次にこの実施例の作用を説明する。 入力軸101の回転はビニオン117及びギヤ118に
より減速され、偏心1103の入力回転となる。 偏心体103の回転は偏心体軸受1.04を介して外歯
歯車105に伝達される。外歯歯車105はケーシング
119に固定された内歯歯車110によってその自転が
拘束されているため、該外歯歯車105は内歯歯車11
0に内接しなからほとんど揺動のみを行うことになる。 但し、この内接・揺動の際に、外歯歯車105の歯数と
内歯歯車の外ビン111の本数(歯数)の差が1である
ため、偏心体の1回転により内歯歯車110と外歯歯車
105は1歯分だけ噛合変位する(すれる)。 このために偏心体の1回転は外歯歯車105の歯数分の
1(第2図の実施例の場合は1/43)に減速される。 この減速された外歯歯車の回転は、スプライン穴106
及びスプライン軸107の遊嵌噛合によって該外歯歯車
の自転成分のみが取出され(揺動成分が吸収され)出力
軸102へど伝達される。 従って、入力軸101の回転はビニオン1】7及びギヤ
118で減速さtした回転が更に1/43に減速されて
出力軸102に至ることになる。 この実線例に係る内接噛合遊星歯車構造は、外歯歯車が
公知例のような内ローラ孔、あるいはオルタム機格部等
を有した円盤状ではなく円筒形状とされているため、半
径方向の大きさの増大を抑制しながら従来の同等以上の
伝達トルクを受持つことができるようになっている。 更に、外歯歯車105の形状が円筒形状であることから
、偏心体軸受104、偏心体103、及び偏心体を支持
するころ軸受120の3つの部品をほぼ同一平面内で収
容することができるようになっている。 そのため、出力軸102か該出力トルクの伝達に十分な
太さの軸を収容する大きな中空孔116を有していたと
しても、全体としての外径を極めて小さくできると共に
軽量化が実現されている。 又、出力軸102が2個の軸受114.115によって
ケーシングに保持さh−内歯i亘工10−外歯歯車10
5、及び偏心体103等がこの2個の軸受の間に配置さ
れているため、出力軸102か大きな中空孔を有してい
たとしても、各部品が精度良くケーシングに組付けられ
、経時的ながたつきや片減り等の問題が発生し難くなっ
ている。 又、この実施例によれば、前段減速機として平行軸の歯
車減速機構が用いられているため、入力軸101と出力
軸102に十分な心間距離が得られ、出力軸を入力@側
の端まで延長することが可能となっている。そのため、
これを貫通中空軸として相手機械軸との連結作業を入力
軸側から行うことができるため極めて作業性の良いホロ
ーシャフト構造を構成することができている。 この平行軸の前段減速機は、これ自体では大きな減速比
を取ることはできないが、2段目に大減速比が得られる
内接吻合型遊星歯車減速機が組合されているため、減速
機全体としては極めて大きな減速比を得ることができ、
しかも、前段減速機のビニオン117とギヤ118の歯
数を変えることにより全体の減速比を幅広く容易に選択
できる。 更に、外歯歯車105側のスプライン穴106及び出力
軸1102rのスプライン軸107の構造が、両スプラ
インの歯数が同数であり、且つスプライン軸107の歯
先円直径がスプライン孔106の歯底円直径よりも信心
ieの2@eだけ小径であると共に、スプライン軸10
7のピッチ円上の円弧歯厚かスプライン孔106のピッ
チ円上の歯のあきよりも偏心量eの2倍2eだけ小さい
大きさとされているため、「がた」のない円滑な動力伝
達ができると共に、外歯歯車105と出力軸102との
動力伝達が極めて多数の「歯」によって実行されるため
、摩耗に対する耐久性の面で有利になっている。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、内接噛合遊星歯車
構造のrコンパクトで大減速比(大増速比)が得られる
」という利点を減殺することなくこれを相手機械軸に差
込むだけで済むという、いわゆるホローシャフトタイプ
とすることができ、しかも、トルクの伝達に無理がなく
経時的耐久性に漫れた構造を得ることができるという有
益合効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例が適用された中空軸遊星歯
車減速機の縦断面を示す断面図、第2図は上記減速機の
各歯車の歯形形状と噛合状態を示す第1図■〜■線に沿
う断面図、第3図は従来の内接噛合遊星歯車構造の減速
機の例を示す断面図、 第4図は第3図IV−IVに沿う断面図、第5図は内接
噛合遊星歯車構造の減速機をホローシャフトタイプとす
るときに従来よく用いられる構造を示す一部破断の正面
図である。 1115・・・軸受、 7・・・ビニオン、 8・・・ギヤ、 9・・・ケーシング。 復代理人 牧野剛博 松山圭佑 高矢 諭 101・・・入力軸(高速軸)、 102・・・出力軸(低速軸) 103・・・偏心体、  105・・・外歯歯車、11
0・・・内歯歯車、  106・・・スプライン穴、1
07・・・スプライン軸、 第 4 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高速軸と、該高速軸の回転によって回転する偏心
    体と、該偏心体に取付けられ偏心回転が可能な外歯歯車
    と、ケーシングに固定されると共に前記外歯歯車が内接
    噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に該外歯歯車の自転
    成分のみを取出して伝達する手段を介して連結された低
    速軸と、を備えた内接噛合遊星歯車構造において、 前記外歯歯車が略円筒形状とされ、該円筒形状の外周に
    前記内歯歯車と噛合する外歯が形成されると共に、該円
    筒形状の内周に内スプラインが形成され、且つ、 この内スプラインと遊嵌噛合して前記外歯歯車の自転成
    分のみを取出可能な外スプラインが前記低速軸に一体的
    に形成された ことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造。
  2. (2)請求項1に記載の内接噛合遊星歯車構造において
    、 前記低速軸が相手機械軸と連結するために中空構造とさ
    れると共に、2個の軸受によってケーシングに保持され
    、前記内歯歯車、外歯歯車及び偏心体がこの2個の軸受
    の間に配置されていることを特徴とする内接噛合遊星歯
    車構造。
  3. (3)請求項1又は2に記載の内接噛合遊星歯車構造に
    おいて、 前記高速軸が前記低速軸と平行に配置されると共に、 前記偏心体が前記低速軸の外周に該低速軸に対して回転
    可能に配置され、 該偏心体と前記高速軸とが歯車結合されたことを特徴と
    する内接噛合遊星歯車構造。
  4. (4)請求項1〜3のいずれかに記載の内接噛合遊星歯
    車構造において、 前記外歯歯車側の内スプライン及び低速軸側の外スプラ
    インの構造が、両スプラインの歯数が同数であり、且つ
    、外スプラインの歯先円直径が内スプラインの歯底円直
    径よりも偏心体の偏心量の2倍だけ小径であると共に、
    外スプラインのピッチ円上の円弧歯厚が内スプラインの
    ピッチ円上の歯のあきよりも偏心量の2倍だけ小さい大
    きさとされたことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造。
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