JP2004286044A - 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置 - Google Patents

内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004286044A
JP2004286044A JP2003075296A JP2003075296A JP2004286044A JP 2004286044 A JP2004286044 A JP 2004286044A JP 2003075296 A JP2003075296 A JP 2003075296A JP 2003075296 A JP2003075296 A JP 2003075296A JP 2004286044 A JP2004286044 A JP 2004286044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
eccentric
input shaft
internal
internal tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003075296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsurumi
洋 鶴身
Taku Haga
卓 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2003075296A priority Critical patent/JP2004286044A/ja
Priority to DE102004012851A priority patent/DE102004012851A1/de
Priority to US10/803,102 priority patent/US7056253B2/en
Publication of JP2004286044A publication Critical patent/JP2004286044A/ja
Priority to US11/364,179 priority patent/US7510497B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/32Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear

Abstract

【課題】部品点数の削減による低コスト化、在庫負担の軽減等が可能でありながら、使用用途に応じて装置の中心部に配管や配線等の配置スペースを容易に確保することができると共に、動力伝達の更なる円滑化を図ることができる内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置を提供する。
【解決手段】外歯歯車110の周りで該外歯歯車110と僅少の歯数差を有する内歯揺動体108A、108Bを揺動回転させることにより、入力軸104の回転を減速して外歯歯車110から取り出す内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置100において、前記入力軸104により伝動回転され、自身の回転中心に対して偏心した内周面106A、106Bを有する偏心体歯車106を、前記内歯揺動体108A、108Bの径方向外側に配置し、該偏心体歯車106の前記内周面106A、106Bを介して前記内歯揺動体108A、108Bを揺動回転させた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内接噛合遊星歯車装置は、大トルクの伝達が可能であり且つ大減速比が得られるという利点があるので、種々の減速機分野で数多く使用されている。
【0003】
その中で、外歯歯車の周りで該外歯歯車と僅少の歯数差を有する内歯揺動体を揺動回転させることにより、入力軸の回転を減速して出力部材から取り出す内歯揺動型の内接噛合遊星歯車装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図3、図4を用いて同歯車装置の一例を説明する。
【0005】
図において、1はケーシングであり、互いにボルトやピン等の締結部材(図示略)を締結孔2に挿入することにより結合される第1支持ブロック1Aと第2支持ブロック1Bとを有する。5は入力軸で、入力軸5の端部にはピニオン6が設けられ、ピニオン6は、入力軸5の周りに等角度に配設された複数の伝動歯車7と噛合している。
【0006】
ケーシング1には、3本の偏心体軸10が、円周方向に等角度間隔(120度間隔)で設けられている。この偏心体軸10は、軸方向両端を軸受8、9によって回転自在に支持され且つ軸方向中間部に偏心体10A、10Bを有する。前記伝動歯車7は各偏心体軸10の端部に結合されており、入力軸5の回転を受けて該伝動歯車7が回転することにより、各偏心体軸10が回転するようになっている。
【0007】
各偏心体軸10は、ケーシング1内に収容された2枚の内歯揺動体12A、12Bの偏心体孔11A、11Bをそれぞれ貫通しており、各偏心体軸10の軸方向に隣接した2段の偏心体10A、10Bの外周と、内歯揺動体12A、12Bの貫通孔の内周との間にはコロ14A、14Bが設けられている。
【0008】
一方、ケーシング1内の中心部には、出力軸20の端部に一体化された外歯歯車21が配されており、外歯歯車21の外歯23に、内歯揺動体12A、12Bのピンからなる内歯13が噛合している。外歯歯車21の外歯23と内歯揺動体12A、12Bの内歯13の歯数差は僅少(例えば1〜4程度)に設定されている。
【0009】
この歯車装置は次のように動作する。
【0010】
入力軸5の回転は、ピニオン6を介して伝動歯車7に与えられ、伝動歯車7によって偏心体軸10が回転させられる。偏心体軸10の回転により偏心体10A、10Bが回転すると、該偏心体10A、10Bの回転によって内歯揺動体12A、12Bが揺動回転する。この場合、内歯揺動体12A、12Bの1回の揺動回転によって、該内歯揺動体12A、12Bと噛合する外歯歯車21はその歯数差だけ位相がずれるので、その位相差に相当する自転成分が外歯歯車21の(減速)回転となり、出力軸20から減速出力が取り出される。
【0011】
【特許文献1】
特許第2607937号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来公知の歯車装置では、3つの偏心体軸10によって内歯揺動体12A、12Bを揺動回転させているため、偏心体軸10の本数だけ伝動歯車7やコロ14等の部材が必要で、部品点数が多くなり、その結果、低コスト化の実現が困難であった。
【0013】
又、円周方向に等間隔で配置した3つの伝動歯車7を1つの入力軸5(のピニオン6)で回転させる関係上、入力軸5の位置が歯車装置の中心部にならざるを得ず、例えば、歯車装置の中心部に貫通孔を設けて、配線や配管等を貫通したりすることが簡単には実現しにくかった。
【0014】
更に、1つの内歯揺動体12A(12B)を3つの偏心体軸10によって回転駆動しているため、内歯揺動体12A(12B)をバランスよく円滑に回転させるためには各部材を高い精度で加工し、組立てる必要があった。
【0015】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、部品点数の削減による低コスト化、在庫負担の軽減等が可能でありながら、使用用途に応じて装置の中心部に配管や配線等の配置スペースを容易に確保することができると共に、動力伝達の更なる円滑化を図ることができる内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外歯歯車の周りで該外歯歯車と僅少の歯数差を有する内歯揺動体を揺動回転させることにより、入力軸の回転を減速して出力部材から取り出す内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置において、前記入力軸により伝動回転され、自身の回転中心に対して偏心した内周面を有する偏心体歯車を、前記内歯揺動体の径方向外側に配置し、該偏心体歯車の前記内周面を介して前記内歯揺動体を揺動回転させることによって、上記課題を解決したものである。
【0017】
本発明によれば、従来、複数の偏心体軸によって揺動回転させていた内歯揺動体を、1つの偏心体歯車によって揺動回転させることができる。従って、複数の偏心体軸ごとに設けられていたコロ等の摺動部材や伝動歯車等を複数備える必要がなく、部品点数の削減による低コスト化が可能で、特に、複数の容量や変速比を歯車装置のシリーズとして用意する場合には、全体の在庫部品点数を激減させることができる。しかも、1つの偏心体歯車によって内歯揺動体を回転駆動することによって、内歯揺動体をバランスよく円滑に揺動回転させることが可能で、動力伝達の更なる円滑化を図ることができる。
【0018】
又、偏心体歯車を内歯揺動体の径方向外側に配置する構造としたため、偏心体歯車を駆動する入力軸を必ずしも歯車装置の中心部に配置する必要がなく、入力軸の配置の自由度が高くなると共に、歯車装置の中心部のスペースを有効に利用することができる。
【0019】
従って、例えば、前記偏心体歯車の外周部に前記入力軸に設けられたピニオンと噛合するギヤを設け、前記入力軸を前記偏心体歯車の径方向外側に配置してもよい。この場合、歯車装置の中心部に配管や配線等の貫通スペースを容易に設けることができるようになる。そのため、例えば産業用ロボットの関節駆動の用途等において特に有益である。又、必要ならば、入力軸のピニオンと偏心体歯車のギヤを変更することによって、同一の内歯揺動体等を用いながら所望の減速比を得ることができる上に、ピニオン径やギヤ径を変更することによって、出力側部材(相手機械)の回転中心に対する入力軸のオフセット量を使用用途、設置場所等に応じて最適設計することも可能となる。
【0020】
なお、同一の前記偏心体歯車に対して、前記内歯揺動体を軸方向に複数備えれば、一つの偏心体歯車によって複数の内歯揺動体を同時に揺動回転させることができ、動力の伝達容量の増大を図ることが可能となる。
【0021】
又、前記入力軸を前記偏心体歯車の軸心に対して平行に配置すると共に、前記入力軸のピニオンを前記内歯揺動体の径方向延長線上に配置すれば、入力軸を横方向から見た場合の歯車装置の幅寸法を小さくすることができ、歯車装置の小型化が可能となる。
【0022】
又、前記入力軸を前記偏心体歯車の軸心に対して直角に配置し、前記入力軸のピニオンと前記偏心体歯車のギヤによって直交軸歯車機構を構成してもよい。この場合、歯車装置を駆動する駆動装置を歯車装置の径方向に配置することができ、省スペース化を図ることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の例を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1、図2は、本発明の実施形態の例に係る内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置(以下、単に歯車装置と称す。)100を示した図であり、図1は歯車装置100の側断面図、図2は図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【0025】
図に示すように、この歯車装置100は、本体ケーシング102と、入力軸104と、偏心体歯車106と、2つの内歯揺動体108A、108Bと、出力軸としての機能を兼用する外歯歯車110によって主に構成されている。
【0026】
前記本体ケーシング102は、図1において左右に配置された、2つの第1、第2ケーシング102A、102Bによって構成されている。この第1、第2ケーシング102A、102Bには、これらを貫通するように複数のボルト孔102A1、102B1がそれぞれ形成されており、該第1、第2ケーシング102A、102Bは、互いにボルト(図示略)によって結合可能な構造となっている。
【0027】
この本体ケーシング102には、前記入力軸104が図1において横向きに配置されている。この入力軸104の一端104A側(図中左側)は、前記第1ケーシング102Aに設置された軸受112によって回転可能に支持されている。
一方、入力軸104の中央付近には、ボルト111によって前記第2ケーシング102Bに入力軸カバー113が取付けられており、この入力軸カバー113に設けられた軸受114によって該入力軸104の中央付近が回転可能に支持されている。なお、入力軸104の他端104B(図中右側)は、入力軸カバー113の更に外側に突出し、モータ等の駆動装置(図示略)に連結可能である。更に、入力軸104の軸受112、114の間の外周部には、該入力軸104の軸径よりもやや大径のピニオン104Cが設けられており、入力軸104は、このピニオン104Cを介して前記偏心体歯車106と噛合している。
【0028】
この偏心体歯車106は、前記入力軸104の径方向外側に配置された略リング形状の部材からなり、前記第1ケーシング102Aに設置された軸受116と、前記第2ケーシング102Bに設置された軸受118によって回転可能に支持されている。この偏心体歯車106の外周部には、前記入力軸104のピニオン104Cと噛合可能なギヤ106Cが形成されている。
【0029】
一方、偏心体歯車106の内周部には、図2に示すように、偏心体歯車106の回転中心L1に対してE1だけ偏心するよう加工された内周面106Aと、該内周面106Aと180度の位相差をもって偏心するよう加工された内周面106B(図1にのみ図示)がそれぞれ形成されている。この内周面106A、106Bの更に内周側には、コロ120A、120Bを介して、前記2つの内歯揺動体108A、108Bがそれぞれ配置されている。
【0030】
この内歯揺動体108A、108Bは、前記偏心体歯車106よりもやや小径の略リング形状の部材からなり、その内周にはトロコイド歯形からなる複数の内歯108A1、108B1が形成されている。なお、前述の入力軸104のピニオン104Cは、この内歯揺動体108A、108Bの径方向延長線上に配置されている。ここで「径方向延長線上に配置」とは、内歯揺動体108A、108Bの軸方向位置と、ピニオン104Cの軸方向位置の少なくとも一部同士が径方向において重なっているということである。又、内歯揺動体108A、108Bの更に内周側には、該内歯揺動体108A、108Bと噛合する前記外歯歯車110が配置されている。
【0031】
この外歯歯車110は、配管や配線等を貫通可能な貫通孔110Aを有する略円筒形状の部材からなる。又、該外歯歯車110の外周の一部は、複数形成された円弧溝110Bに外ピン110Cが回転自在に嵌合した構造になっており、この複数の外ピン110Cが、前記内歯揺動体108A、108Bの内歯108A1、108B1と噛合可能な外歯歯車110の外歯を形成している。更に、該外歯歯車110は、前記第1、第2ケーシング102A、102B内に設置された2つの軸受120、122によって回転可能に支持されており、この軸受120、122は両端のボルト124、126で固定されたフランジ128、130によって軸方向に移動しないよう保持されている。そして、一方のフランジ130に形成したボルト孔132に、図示しない出力側部材(相手機械)を結合することにより、外歯歯車110の回転出力を外部に取り出せるようになっている。
【0032】
次に、本発明の実施形態の例に係る内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置100の作用について説明する。
【0033】
入力軸104に入力された回転は、該入力軸104のピニオン104C及びこれと噛合する偏心体歯車106のギヤ106Cを介して、偏心体歯車106に伝えられる。そして、偏心体歯車106が回転すると、2つの内歯揺動体108A、108Bが偏心体歯車106の内周面106A、106Bにそれぞれ案内され、揺動回転させられる。この場合、この内歯揺動体108A、108Bの1回の揺動回転によって、該内歯揺動体108A、108Bと噛合する外歯歯車110はその歯数差だけ位相がずれるので、その位相差に相当する自転成分が外歯歯車110の回転となり、出力が外部へ取り出される。
【0034】
本発明の実施形態の例に係る内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置100によれば、従来、複数の偏心体軸によって揺動回転させていた内歯揺動体108A、108Bを、1つの偏心体歯車106によって揺動回転させることができる。従って、複数の偏心体軸ごとに設けられていたコロ等の摺動部材や伝動歯車等を複数備える必要がなく、部品点数の削減による低コスト化が可能で、特に複数の容量や変速比を歯車装置100のシリーズとして用意する場合には、全体の在庫部品点数を激減させることができる。しかも、1つの偏心体歯車106によって内歯揺動体108A(108B)を回転駆動することによって、内歯揺動体108A(108B)をバランスよく円滑に揺動回転させることが可能で、動力伝達の更なる円滑化を図ることができる。
【0035】
又、偏心体歯車106を内歯揺動体108A、108Bの径方向外側に配置する構造としたため、偏心体歯車106を駆動する入力軸104を必ずしも歯車装置100の中心部に配置する必要がなく、入力軸104の配置の自由度が高くなると共に、歯車装置100の中心部のスペースを有効に利用することができる。
【0036】
より具体的には、前記偏心体歯車106の外周部に前記入力軸104に設けられたピニオン104Cと噛合するギヤ106Cを設け、前記入力軸104を前記偏心体歯車106の径方向外側に配置しているため、歯車装置100の中心部に配置された外歯歯車110に、配管や配線等を貫通する貫通孔110Aを設けることができる。そのため、例えば産業用ロボットの関節駆動の用途等において特に有益である。又、入力軸104のピニオン104Cと偏心体歯車106のギヤ106Cを変更することによって、同一の内歯揺動体108A、108B等を用いながら所望の減速比を得ることができる上に、ピニオン104Cやギヤ106Cの径寸法を変更することによって、出力側部材(相手機械)の回転中心に対する入力軸104のオフセット量を使用用途、設置場所等に応じて最適設計することが可能となる。更に、前記入力軸104を前記偏心体歯車106の軸心L1に対して平行に配置すると共に、前記入力軸104のピニオン104Cを前記内歯揺動体108A、108Bの径方向延長線上に配置しているため、入力軸104を横方向から見た場合の歯車装置100の幅寸法(軸方向寸法)を小さくすることができ、歯車装置100の小型化が可能である。
【0037】
又、同一の偏心体歯車106に対して、2つの内歯揺動体108A、108Bを備えたため、一つの偏心体歯車106によって複数の内歯揺動体108A、108Bを同時に揺動回転させることができ、動力の伝達容量の増大を図ることができる。なお、本発明はこれに限定されず、内歯揺動体を1つだけ備えた歯車装置でもよく、又、3つ以上備えた歯車装置でもよい。
【0038】
また、上記実施形態の例においては、内歯揺動体108A、108Bの内歯108A1、108B1をトロコイド歯形、外歯歯車110の外歯110Cを円弧歯形としたが、本発明はこれに限定されるものではない。従って、例えば、内歯揺動体の内歯を円弧歯形、外歯歯車の外歯をトロコイド歯形としてもよく、又、それぞれをインボリュート歯形等としてもよい。
【0039】
更に、上記実施形態の例においては、前記入力軸104を前記偏心体歯車106の軸心L1に対して平行に配置したが、本発明はこれに限定されず、入力軸を偏心体歯車の軸心に対して直角に配置し、前記入力軸のピニオンと前記偏心体歯車のギヤによって直交軸歯車機構(ハイポイドギヤセット、ベベルギヤセット等)を構成してもよい。この場合、歯車装置を駆動するモータ等の駆動装置を歯車装置の径方向に配置することができ、省スペース化を図ることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、部品点数の削減による低コスト化、在庫負担の軽減等が可能でありながら、使用用途に応じて装置の中心部に配管や配線等の配置スペースを容易に確保することができると共に、動力伝達の更なる円滑化を図ることができる内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の例に係る内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置の側断面を示した図
【図2】図1におけるII−II線に沿う断面を示した図
【図3】従来の内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置の側断面を示した図
【図4】図4におけるIV−IV線に沿う断面を示した図
【符号の説明】
1…ケーシング
1A、1B…第1、第2支持ブロック
2…締結部材
5…入力軸
6…ピニオン
7…伝動歯車
8、9…軸受
10…偏心体軸
10A、10B…偏心体
11A、11B…偏心体孔
12A、12B…内歯揺動体
13…内歯
14A、14B…コロ
20…出力軸
21…外歯歯車
23…外歯
100…内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
102…本体ケーシング
102A、102B…第1、第2ケーシング
102A1、102B1、132…ボルト孔
104…入力軸
104A、104B…端部
104C…ピニオン
106…偏心体歯車
106A、106B…内周面
106C…ギヤ
108A、108B…内歯揺動体
108A1、108B1…内歯
110…外歯歯車
110A…貫通孔
110B…円弧溝
110C…外ピン
111、124、126…ボルト
112、114、116、118、120、122…軸受
113…入力軸カバー
120A、120B…コロ
128、130…フランジ

Claims (5)

  1. 外歯歯車の周りで該外歯歯車と僅少の歯数差を有する内歯揺動体を揺動回転させることにより、入力軸の回転を減速して出力部材から取り出す内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置において、
    前記入力軸により伝動回転され、自身の回転中心に対して偏心した内周面を有する偏心体歯車を、前記内歯揺動体の径方向外側に配置し、該偏心体歯車の前記内周面を介して前記内歯揺動体を揺動回転させることを特徴とする内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置。
  2. 請求項1において、
    同一の前記偏心体歯車に対して、前記内歯揺動体を軸方向に複数備えたことを特徴とする内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記偏心体歯車の外周部に前記入力軸に設けられたピニオンと噛合するギヤを設け、前記入力軸を前記偏心体歯車の径方向外側に配置したことを特徴とする内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置。
  4. 請求項3において、
    前記入力軸を前記偏心体歯車の軸心に対して平行に配置すると共に、前記入力軸のピニオンを前記内歯揺動体の径方向延長線上に配置したことを特徴とする内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置。
  5. 請求項3において、
    前記入力軸を前記偏心体歯車の軸心に対して直角に配置し、前記入力軸のピニオンと前記偏心体歯車のギヤによって直交軸歯車機構を構成したことを特徴とする内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置。
JP2003075296A 2003-03-19 2003-03-19 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置 Pending JP2004286044A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003075296A JP2004286044A (ja) 2003-03-19 2003-03-19 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
DE102004012851A DE102004012851A1 (de) 2003-03-19 2004-03-16 Planetengetriebesystem mit oszillierendem innen verzahnten inneren Getriebekörper
US10/803,102 US7056253B2 (en) 2003-03-19 2004-03-18 Internal teeth oscillating inner gearing planetary gear system
US11/364,179 US7510497B2 (en) 2003-03-19 2006-03-01 Internal teeth oscillating inner gearing planetary gear system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003075296A JP2004286044A (ja) 2003-03-19 2003-03-19 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004286044A true JP2004286044A (ja) 2004-10-14

Family

ID=32923687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003075296A Pending JP2004286044A (ja) 2003-03-19 2003-03-19 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7056253B2 (ja)
JP (1) JP2004286044A (ja)
DE (1) DE102004012851A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057526A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Nabtesco Corporation 減速装置
JP2013052765A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2013052766A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
CN109780142A (zh) * 2019-03-13 2019-05-21 重庆大学 一种活齿传动装置
CN113062956A (zh) * 2021-04-26 2021-07-02 燕山大学 三弦活齿传动机构及其减速器

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004286044A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
JP4267950B2 (ja) * 2003-03-28 2009-05-27 住友重機械工業株式会社 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
US7258642B2 (en) 2004-06-16 2007-08-21 Epi-Energy, Ltd. Simultaneous multiple rotation interface
US8061262B2 (en) 2005-08-09 2011-11-22 The Johns Hopkins University Pneumatic stepper motor
CN101427053B (zh) * 2006-04-25 2012-04-04 纳博特斯克株式会社 旋转装置
JP5297756B2 (ja) * 2008-10-20 2013-09-25 ナブテスコ株式会社 歯車伝動装置
JP5270462B2 (ja) * 2009-06-15 2013-08-21 ナブテスコ株式会社 偏心揺動型歯車装置および偏心揺動型歯車装置におけるクランク軸の組み付け方法
JP6018520B2 (ja) * 2013-02-25 2016-11-02 住友重機械工業株式会社 ロボットの関節駆動用の偏心揺動型の減速機
FR3085651B1 (fr) * 2018-09-10 2023-10-27 Valeo Systemes Dessuyage Reducteur mecanique et moto-reducteur associe
CN109058389A (zh) * 2018-09-19 2018-12-21 杭州星河传动机械研究院有限公司 行星摆轮减速机

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2181162A (en) * 1937-04-12 1939-11-28 William W Zaenger Power transmission
US2488833A (en) * 1946-09-17 1949-11-22 Yuba Mfg Company Stacker drive
US2874594A (en) * 1957-06-10 1959-02-24 Edward V Sundt Speed reducer
GB1195962A (en) * 1967-08-12 1970-06-24 Rolls Royce Gear.
JP2607937B2 (ja) 1988-10-17 1997-05-07 住友重機械工業株式会社 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
JP2739071B2 (ja) * 1990-02-21 1998-04-08 住友重機械工業株式会社 内接噛合型遊星歯車増減速機
US5984145A (en) * 1998-07-16 1999-11-16 Mcallister; Rosie J. Body mounted water dispensing system
US5985145A (en) * 1998-10-01 1999-11-16 Henry Filters, Inc. Shaft mounted gear box
JP2003262256A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 揺動内接噛合遊星歯車装置及びその外歯歯車の組込み方法
JP2004286044A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
JP2006038108A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Sumitomo Heavy Ind Ltd 内接噛合遊星歯車減速機及び内接噛合遊星歯車減速装置
DE102004039057B3 (de) * 2004-08-11 2005-09-15 Cornelius Peter Untersetzungsgetriebe und dieses verwendende Antriebseinheit

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057526A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Nabtesco Corporation 減速装置
JP5264761B2 (ja) * 2007-10-31 2013-08-14 ナブテスコ株式会社 減速装置
JP2013052765A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2013052766A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
CN109780142A (zh) * 2019-03-13 2019-05-21 重庆大学 一种活齿传动装置
CN113062956A (zh) * 2021-04-26 2021-07-02 燕山大学 三弦活齿传动机构及其减速器

Also Published As

Publication number Publication date
US7510497B2 (en) 2009-03-31
US20040185981A1 (en) 2004-09-23
US7056253B2 (en) 2006-06-06
US20060148608A1 (en) 2006-07-06
DE102004012851A1 (de) 2004-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2450596B1 (en) Planetary gear mechanism
JP4913045B2 (ja) 偏心揺動型減速機および偏心揺動型減速機を用いた産業用ロボットの旋回部構造
JP4267950B2 (ja) 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
WO2007018181A1 (ja) 減速装置
JP2004286044A (ja) 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
US7785223B2 (en) Oscillating internally meshing planetary gear reducer
JP2004293640A (ja) 揺動内接噛合型遊星歯車装置及び該装置を有するギヤドモータ
JP2001221298A (ja) 偏心揺動型減速機
JP2007078010A (ja) 産業用ロボットの旋回部構造
JP2023184669A (ja) 歯車ユニット
JP7304717B2 (ja) 伝達装置
JP3919349B2 (ja) 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
JP3919350B2 (ja) 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
CN107709830B (zh) 传动装置
JP3963587B2 (ja) 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
JP2015124791A (ja) 歯車装置
JP7339745B2 (ja) 伝達装置
JP3844618B2 (ja) 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置の内歯揺動体の製造方法
JP2011231801A (ja) 変速歯車装置
JP2008014500A5 (ja)
JP2006207828A (ja) 減速装置の連結構造
JP2006312957A (ja) 産業用ロボットの旋回部構造
JP2006077885A (ja) 遊星歯車変速機
JP3963586B2 (ja) 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置
JP2002364716A (ja) 増減速機のシリーズ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080115