JPS59104875A - ドロツプアウト補償装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気録画再生装置（以下ＶＴＲと呼ぶ）やビ
デオディスク装置等からの再生テレビジョン信号中の欠
落部を補償するいわゆるドロップアウト補償装置に関す
るものである。

従来例の構成とその問題点 従来、ドロップアウト補償装置としては、テープやディ
スク等の記録媒体から取り出される再生信号を遅延装置
で所定の時間遅延させ、再生信号を遅延装置を通過した
遅延信号でドロップアウト期間のみ電子スイッチで切換
えることによりドロップアウト補償するのが一般的であ
る。

以下に従来のドロップアウト補償装置について説明する
。

第１図は従来のドロップアウト補償装置のブロック図を
示すものであり、１は磁気ヘッド等により記録媒体から
再生され、必要に応じて増幅及び３べ一′ 周波数特性が補償された信号の入力端子、２は増幅器、
リミッタ等を必要に応じて含む伝送回路、３は電子スイ
ッチであって、２つの入力端子４及び５と一つの出力端
子６を持つ、７は遅延装置であって、テレビジョン信号
の一水乎走査期間に相当する遅延時間を有するのが一般
的である。８は記録媒体から再生された信号中のドロッ
プアウト期間を検出するのに必要な時定数を有する包絡
検波回路、９は包絡検波回路８の出力が所定のレベルを
有するかを検出し、ドロップアウト期間に応じたパルス
を発生するパルス成形器であって、前記電子スイッチを
制御する作用をもつ。１０はドロップアウト補償された
信号を得る出力端子である。ここで、再生信号の入力端
子１と電子スイッチ３の入力端子４は伝送回路２により
接続され、前記遅延装置７は電子スイッチ３の出力端子
６と入力端子６の間に配置し、電子スイッチ３はドロッ
プアウトが発生しない時、入力端子４の入力信号を出力
端子６に出力し、ドロップアウト発生時、入力端子６の
入力信号を出力端子６に出力する様パルス成形器９の出
力により制御され、電子スイッチ３の出力端子６にドロ
ップアウトが補償された信号がイ（ｔられ、出力ＬＭ！
ｊ子１０から取り出される。

以上の様に構成された従来のドロップアウト補償装置に
ついて、以下その動作を第２回動作波形図を用いて説明
する。

第２図は第１図に示すドロップアウト補償装置の各部の
波形を示すもので、第２図ａは入力端子１に入力される
再生信号であって、振幅が急激に変化する期間の短かい
ドロップ期間）Ａと、振幅が長時間に渡ってゆっくりと
変動する様子Ｂをエンベロープ波形で示している。同図
すは振幅が急激に変化するドロップアウトＡに応答する
のに必要な時定数回路を有する包絡検波回路８の出力波
形であって入力端子１に入力される再生信号の振幅をド
ロップアウトも含めて検出したものである。

同図Ｃはパルス成形器９の出力波形であって、同図すに
示しだ包絡検波回路８の出力レベルが破線Ｃで示すドロ
ップアウト検出レベル以下の時、ノ（ルスを発生する様
子を示している。同図ｄは電子５べ一−゛ スイッチ３の出力端子６の出力波形で、パルス成形器８
に出力がない時、伝送回路２を通過した入力信号がその
捷ま出力され、入力信号の振幅が小さくなってパルス成
形器８にパルスが発生した時遅延回路７を通過した信号
が出力され、ドロップアウトの期間、入力信号は遅延回
路７を通過した信号で置換され補償される。本従来列の
特徴は、遅延装置７の入力端子が電子スイッチ３の出力
端子に接続されていることで、これにより遅延装置７の
遅延時間よりも長いドロップアウトに対しても補償する
ことができる。

しかしながら、上記の様な構成ではドロップアウトの期
間は入力信号が遮断され、電子スイッチ３の入力端子６
、出力端子６、遅延装置７により閉ループが構成され、
ドロップ期間が短かい場合は入力再生信号の影響を受け
ずＳ／Ｎ良く補償されるがドロップアウト期間が長い場
合、上記閉ループのループゲインが１より小さい時には
第２図ｄに示す様に信号は減衰し、ループ内で発生する
微少なノイズのみが出力され、また、ループゲイ６ペー
ノ ンが１より大きい時、ループの周波数特性に応じて特定
の周波数で発振し、発振信号が出力される。

入力端子１に入力される再生信号がＦＭ信号であって、
これがこの１ま電子スイッチ３、遅延装置７を通過する
様にして１吏用する場合、出力端子１０から取り出され
た信号はＦＭ復調器でテレビジョン信号に復調されるこ
とになるが、上記ノイズまたは発振信号をＦＭ復調した
場合、非常に見苦しくなるか、捷たけ違和感を与えるも
の、まだテレビジョン信号の同期信号レベルまたはそれ
以下に溪調されると同期乱れの原因となる。再生信号が
長時間にわたり小さくなる列としては、ＶＴＲにおいて
は記録されていない部分を再生する時、テープに傷があ
る場合、トラッキングずれを起した場合等があるが、特
にヘリカルスキャン方式のＶＴＲで静止、スローまたは
高速等の特殊再生を行なう場合、１つのトラックから曲
のトラックに横断的に再生する時、トラックとトラック
の間の部分で出力は極端に小さくなる。したがって、第
１図に示すドロップアウト補償装置では上述の様７、ニ
ー： な再生出力が長時間に渡って小さくなる場合にもこれら
をドロップアウトとして検出してしまうという問題点を
有していた。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、再生信号
中の短時間の信号の欠落、すなわちドロップアウトのみ
を補償し、長時間に渡り信号が小さくなる場合には補償
動作をしない様にしたドロップアウト補償装置を提供す
ることを目的とする。

発明の構成 本発明はスイッチ手段と、遅延手段と、第１゜第２の検
波手段を備えたドロップアウト補償装置であり、第１の
検波手段でドロップアウトを検出すると共に、その第１
の検波手段よりも大きな時定数回路を有する第２の検波
手段で入力再生信号の県幅を検出し、所定のレベル以上
の振幅を持った再生信号に含まれるドロップアウトに対
してのみドロップアウト補償される様にすることができ
るものである。

実施例の説明 第３図は本発明の１実施例におけるドロップアウト補償
装置のブロック図を示すものであって、同図の１〜８お
よび１０はそれぞれ第１図の１〜８．１ｏに対応する。

ここで、１は記録媒体から再生され、必要に応じて増幅
２周波数特性の補償がなされた信号の入力端子、２は伝
送回路、３は２つの入力端子４及び５と１つの出力端子
６を持つ電子スイッチ、７は所定の時間だけ信号を遅延
せしめる遅延装置、８は記録媒体から再生された信号中
のドロップアウトを検出するのに必要な時定数を有する
第１の包絡検波回路、１１はその第１の包絡検波回路よ
りも大きな時定数を有し、通常の短期間のドロップアウ
トには応答しないで記録媒体から再生された信号の振幅
を検出する第２の包絡検波回路、１２はその第２の包絡
検波回路１１の出力が所定のレベル以上を有する時のみ
第１の包絡検波回路８の出力に応答し、所定のレベル以
上の振幅を有する再生信号中に含まれるドロップアウト
期間に応じてパルスを発生するパルス成形器であって、
前記電子スイッチ３を制御する。

９ベー； １０はドロップアウト補償された信号を得る出力端子で
ある。ここで、再生信号の入力端子１と電子スイッチ３
の入力端子４は伝送回路２により接続され、前記遅延装
Ｈａ７は成子スイッチ３の出力端子６と入力端子５の間
に配置され、電子スイッチ３はドロップアウトが発生し
ない時、入力端子４の入力信号を出力端子６に出力し、
所定のレベル以上の振幅を有する再生信号に含まれるド
ロップアウトに対してのみ入力端子５の入力信号を出力
端子６に出力する様、パルス成形器１２の出力により制
御され、成子スイッチ３の出力端子６にドロップアウト
補償された信号が取り出され、出力端子１ｏから出力さ
れる。

以上の様に構成された本実施例のドロップアウト補償装
置について、以下その動作を第４回動作波形図を用いて
説明する。

第４図は第３図に示すドロップアウト補償装置の各部の
波形を示すもので、第４図ａは入力端子１に入力される
再生信号、同図すは再生信号の振幅が急激に変化する期
間の短かいドロップアウト１ｏペーミ゛ Ａに応答するのに必要な時定数回路を有する第１の包絡
検波回路８の出力波形である。同図Ｃは第１の包絡検波
回路８よりも大きな時定数を持った第２の包絡検波回路
１２の出力波形で、同図ａにおける期間の短かい急激に
１辰幅が変化するドロップアウトＡにはほとんど応答し
ない。同図ｄはパルス成形器１２の出力波形であって、
同図Ｃに示しだ第２の包絡検波回路１２の出力が同図Ｃ
に破線Ｃで示したドロップアウト補償禁止レベルを越え
る部分に発生するドロップアウトに対してのみ出力パル
スを発生し、同図ｅに示す様にこの部分だけがドロップ
アウト補償され、ドロップアウト補償禁止レベルＤ以下
の部分については入力再生信号がそのまま電子スイッチ
３の出力端子６に出力される。ここで、第１の包絡検波
回路８が有する時定数は１μ東以下の短かいものであっ
て、第２の包絡検波回路の時定数は少なくとも数水平走
査期間のドロップアウトには応答せず、かつ−垂直短期
間に渡るゆっくりした眼幅変動には十分に応答する必要
があるため数百１ｌＳＯＣ程度が適当である。

１１′ど 以」二のように本実施例によれば、大きな時定数で入力
再生信号の振幅を検出する第２の包絡検波回路を、その
出力が所定レベル以下の時、小さな時５ポ数で入力再生
信号のドロップアウトを検出する第１の包絡検波回路に
よりパルス成形器が電子スイッチを制御する信号を発生
するのを禁止する様に設けることにより、幅の広いドロ
ップアウトが発生した時、記録媒体上の記録されていな
い部分を再生する時、トラッキングずれ、特殊再生時等
において、長時間に渡り電子スイッチが動作し続けるの
を自動的に防止することができる。

なお、本実施例において、第２の包絡検波回路出力でパ
ルス成形器が出力パルスが発生するのを禁止するとした
が、直接または第２のパルス成形器により電子スイッチ
が動作するのを禁止するとしてもよい。

まだ、第１．第２の包絡検波回路はそれぞれ入力端子１
から入力される再生信号を検波するとしたが、第２の包
絡検波回路は第１の包絡検波回路出力を検波するとして
もよい。

また、本実施例において、第２の包絡検波回路出力でド
ロップアウト補償されるのを禁止するとしたが、第１の
包絡検波回路出力から電子スイッチを制御する信号を得
る際使用する第４図（ｂ）に波線で示すドロップアウト
検出レベルを第２の包絡検波回路出力レベルで可変して
、再生信号の振幅が小さくなった時、これに含まれるド
ロップアウト検出レベルを小さくし、大慝幅のときは所
定のレベルで安定にドロップアウト検出し、小振幅の時
には＠配所定レベルよりも小さいレベルでドロップアウ
ト検出して信号全体がドロップアウトとして検出される
のを防止するとともに、この部分のドロップアウトをも
補償することができる。

また、入力端子１に入力される再生信号がＦＭ信号であ
る場合、伝送回路２に復調器と変調器を設け、これを一
旦復調した陵、１丁度ＡＭ変調の様な信号情報を搬送波
の零通過により決定しない変調形式で変調し、この信号
を電子スイッチと遅延装置でドロップアウト補償するこ
とにより、ＦＭ信号のままでは電子スイッチが切り換っ
た瞬間位１３１−　ジ 相が不連続となり、復調するとノイズとなる問題点を解
決することもできる。

また、遅延装置がＣＯＤ遅延、１ｉ！ｉ！の様に復調テ
レビジョン信号を直接遅延できるものを使用する場合、
伝送回路２には復調器を設ければよい。

発明の効果 本発明のドロップアウト補償装置はスイッチ手段と、遅
延手段と、第１．第２の検波手段を設けることにより、
遅延手段の遅延時間よりも長いドロップアウトも補償す
ることが出来、ドロップアウト補償時、スイッチ手段を
切り換えて入力再生信号を完全に遮断するので外部から
のノイズの混入がなく、Ｓ／Ｎの良好な補償が行なわれ
、かつ期間長いドロップアウト時や、記録媒体上に傷が
ある時記録されていない部分を再生する時、トラッキン
グずれ、ヘルカルスキャン方式のＶＴＲの静止、スロ、
高速再生等の特殊再生時における数水平走査期間以上の
長い期間に及ぶ再生信号のレベル低下に対し、スイッチ
手段が切り喚シ続けてスイッチ手段と遅延手段で構成さ
れる閉ループ内１４ペー〕′ の信号が減衰して出力が微少と々ったり、信号が大きく
なりすぎて発振するのを自動的に防止することが出来、
その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のドロップアウト補償装置のブロック図、
第２図は第１図の各部の動作波形図、第３図は本発明の
実施例におけるドロップアウト補償装置のブロック図、
第４図は第３図の各部の動作波形図である。 １−・・・入力端子、２・・−・・・伝送回路、３・・
・・・電子スイッチ、７・・・・・・遅延装置、８・・
・・第１の包絡検波回路、１１・・・・・第２の包絡検
波回路、１２−・・・パルス成形装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名０　
　　−０　　　　　　　句 −４２１−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ドロップアウトを補償すべき信号の入力手段と、第１と
   第２の入力端子および１つの出力端子を有するスイッチ
   手段と、前記入力手段と前記スイッチ手段の第１の入力
   端子を接続する伝送手段と、前記スイッチ手段の出力端
   子と前記第２の入力端子の間に配置された遅延手段と、
   所定の時定数を有し、前記補償すべき信号中のドロップ
   アウト期間を検出する第１の検波手段と、その第１の検
   波手段よりも大きな時定数を有し、前記補償すべき信号
   中の短期間のドロップアウトには応答することなくその
   振幅を検出する第２の検波手段と、前記第１と第２の検
   波手段の出力を検出して、前記補償すべき信号の振幅が
   所定のレベルを越える部分に発生するドロップアウトに
   対してのみ前記スイッチ手段を、前記第１の入力端子を
   出力端子に接続する位置から第２の入力端子を出力端子
   に接２ぺ一〕′ 続する位置に切り換える制御手段とを備えたことを特徴
   とするドロップアウト補償装置。