JPS59100151A - ポリエチレン系樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエチレン系樹脂組成物に関し、詳しくはラ
ップフィルム、表面保護フィルム、合板オーバレーフィ
ルノー　ｔ、ｒ　と各種フィルムに用いることができる
樹脂組成物に関する。

従来、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂や
ポリエチレン系樹脂を製膜してなるフィルムが家庭用、
業務用ラップフィルムとして用いられている。これらラ
ッフ゛フィルムとしては、自己粘着性（ラップ性）の他
に使用時のカット性。

強度、透明性、耐熱性などの性能が要求されている。

しかしながら、ポリ塩化ビニリデン樹脂やポリ塩化ビニ
ル樹脂などは塩素を多量に含んでいるため、廃棄焼却時
に塩素ガスを発生１８．たり、多量に含まれる可塑剤の
有害性などが問題どなっている。

このため、このような問題点の少ｔ（い高圧法低密度ポ
リエチレン樹脂も使用されているが、これ自身自己粘着
性が非常に低く、種々の粘妬付Ｊ５剤を添加１〜なげれ
ばならず、水気の多いものに対１〜てラップ性が劣ると
共に、カット性に劣る欠点がある。

さらに、ポリ塩化ビニリデン製ラップフィルムは、二軸
延伸されているためカット時に斜めに裂けやすく、また
電子レンジで加熱した場合など著しく収縮するとともに
、カット時にまとわりつくなど作業性が悪いという欠点
がある。一方、高圧法低密度ポリエチレン製ラップフィ
ルムは耐熱性が十分ではなく、従って近年めざましく普
及している電子レンジで調理、加熱する場合に使用する
と、フィルムが溶融して破損したり、あるいはフィルｌ
、同士が融着１〜て破れたり、溶融（−て容器などに付
着したりするとともに、フィルムの伸びが大きくカット
性に劣るほか、フィルムの強度・腰が弱いため使用時の
作業性に劣ると℃・う欠点がある。

これらの問題点を解消像るものとして、高密度ポリエチ
レン樹脂やポリプロピレン樹脂を用いることも提案され
ている。しかし、これらは耐熱性という点では満足でき
るものであるが、自己粘着性やカット性が十分でないと
いう大きな欠点があり、実用化されるに至っていない。

他方、エチレン−α−オレフィン共重合体を用いること
も提案、されているが、低密産品ではフィルムの縦方向
の伸びや横方向の引裂強度が大きすぎてカット性に劣り
、一方高密度品ではカット性は良好であるが、自己粘着
性や透明性に劣り、ラップフィルムとして好ましくない
。

このため、密度の異なるエチレン−α−オレフィン共重
合体の混合物を用いる方法（特開昭５２−８４０９６号
）、密度０．９３０９．．７ｃｍ３未満のエチレン−ブ
テン−１共重合体１００１力１部に対し高圧ポリエチレ
ン１０ないし５０重量部を混合する方法およびこれにさ
らに密度０９３０り７ｃｍ３ないし０．９６０９７ｃｍ
３で且つメルトインデックス（Ｍｌ）が１０ないし１０
（１７１０分のエチレン　ブテン−１共重合体を混合す
る方法（特公昭５４．−２５９５２号）が提案されてい
る。、しかしながら、密度が０、９３０９７ｃｍ３以上
でＭＩが１０り７１０分以上のエチレン−ブテン−１共
重合体の使用は、高圧法ポリエチレンの配合量に１０〜
４０％という制約があるためカット性が不十分であるな
ど、ラップフィルムどしての機能を十分に果たしうるも
のではなかった。

本発明はこれらの欠点を解消１〜て、ラップフィルムと
しての機能を十分に備えるとともに、表面保護フィルム
や合板オーバレーフィルムとしての機能を十分に備えた
樹脂組成物を提供することを目的どするものである。

１なわち本発明は、高圧法ポリエチレン、メルトインデ
ックスが１（１／１０分以上で密度が０、９２８９／ｃ
ｍ３未ＮｆＡのエチレン−α−オレフィン共重合体およ
びメルトインデックスが１０り７１０分未満で密度が０
．９２８９７ｃｍ３以上のエチレン−α−オレフィン共
重合体からなるポリエチレン系侮脂紹成功である。

本発明の第一成分として用いる高圧法ポリエチレンとし
ては特に＜！ｌＪ限はｔ〔いが、密度が０．９００〜０
．９４０　Ｑ／ｃｍ３でＭＩが１〜２０り７１０分のも
のが好ま１．い。

このような高圧法ポリエチレンは通常、酸素。

ベンゾイノｌバーオギサイド、ラウロイルパーオキサイ
ドなどの遊離基開始剤を用いて公知の方法で製造される
ものである。この高圧法ポリエチレンとしてはエチレン
の単独重合体のみならすエチレンと他の少λ（の重合性
単量体、たとえば酢酸ビニル、アクリル酸エステルなど
の共１合体あるいはこれらの混合物であってもよい。

次に１本発明の第二成分として用いるエチレン−α−オ
レフィン共重合体は、八１■が１０７／′１０分以上で
密度が０９２８り／ＣＴｎ３未満のものである。

通常、Ｍ　Ｉが１０−１００　’ｊ７１０分、密度Ｑ、
９１０９　／ｃ−’以上ｏ９２８り７ｃｍ　”未満のも
のが用いらＪする。エチレン−α−オレフィン共：’ｃ
（合（４４’Ｊ、工・ルンと炭素数３〜２０個、好まし
くは炭素数４〜１２個のα−オレフィンとの共コ［１合
体であり、低圧法あるいは中圧法によって得られる直鎖
状ポリエチレン共重合体である。

ここでα−オレフィンとしては、プロピレン。

ブテン−１，ペンテン−１，ヘキセン−１，４−メチル
ペンテン−１，オクテン−１，デセン−１゜トチセン−
１などがあり、これらは単独で用いてもよく、あるいは
２種以」二を組合せて用いてもよい。エチレン−α−オ
レフィン共重合体中におけるこれらα−オレフィンの含
有二ｈｉは通常０．５〜２０重景％、好ましくは１〜１
５１量％である。

このようなエチレン−α−オレフィン共重合体を用いる
ことにより高温成形が可能となり、自己粘着性にすぐれ
た包装用フィルムを得ることができる。

しかしながら、上記第一および第二成分のみでは得られ
るフィルムの強度や腰の強さが十分でなく、また第二成
分の量が多いと引出性が悪化する。

そこで本発明では第三成分としてＭＩが１０９／Ｃ１，
＋３未満で密度が０．９２８り／ｃｍａ以上のエチレン
−α−オレフィン共重合体を用いる。通常はＭＩが０５
り７１０分以上１０り７１０分未満、密度０．９２８ｇ
／ｃｍ　３以上０．９６０　ｇ／ｃ−以下のものが用い
られる。このようなエチレン−α−オレフィン共重合体
を第三成分として配合することにより、第二成分のもつ
自己粘着性を生かしつつ、第三成分によりフィルムの強
度や腰の強さを保持せしめてフィルムのカット性、引出
性のみならずフィルムのまとわりつきをなくして作業性
にすぐれたフィルムを得ることを可能にしたものである
。

本発明は上記第一、第二および第三成分よりなる樹脂組
成物であり、ラップフィルムのみならず表面係蹄フィル
ム１合板オーバレーフィルムなどに用いることができる
。

ラツプフ・不ルムを得、るには本発明の樹脂組成物をＴ
−グイ、′法あるいはインフレ二ション法によっ・て溶
融押出製、膜すればよい。ジ：ツ：ブフィルムとして男
いる翳場合の本発明の樹脂組・酸物の配合割合は上記第
一、第・二および第□三成分の・合計１ｏＯ重量部に対
し・、・第二成分お・よび第三成分が２：　Ｏ＝−？　
５５重量部であって、しかも第二成分が１０重量部以上
とすることが好ましい。・第二成分および第三成分の配
合割合が５５重量部を超える：とカット、性が不足する
ので好ましくない。また、２０重量部未満で、はう・ツ
ブ性、、耐熱性など、が、低□下するので好ましくない
。・第二成分の配・合割合が１０重量部未満であるとフ
ィルムの自己粘着性が低下するので好ましくない。　　
　　　　　　・　・　・　　　。

なお、ラップフィルム・を得唇際の押出温度は２２０〜
３３０°Ｃが好ましい。また、ラップフィルムの厚みは
通常５〜２００μ、好適には８〜５０μの範囲である。

ナオ１本発明の樹脂′組成物をラップフィルムとして用
いる場合には、通常組成物中には、酸化防止剤や滑剤、
アンチブロッキング剤などは添加し合比、用途などによ
って”は最適のｉ己１粘着１　ツイルム引出性、カット
□性、晟形性な伊を得るため１に滑剤、アンチブ・ツキ
ンレ剤、′粘′□着蒋与剤、非□イオン性界面活性ん１
を□添ｉる午ともで門る。こ。

こで酸化防止剤、滑剤、１．アンチブロッキング剤ｊの
添加量は少量に抑えるさき、であり、フィルムやう。

ツブ性を考慮して０，０５重量％、以下にすることが好
ましい。しかし、本発明の樹脂組成物によれば、これら
添加剤を加えることなくすぐれたラップ特性を有するフ
ィルムを得ることが可能である。

以上詳述したように、本発明の樹脂組成物は各成分の有
する長所を共に生かした□ものであって、本発明の樹脂
組成物ケ製膜して得られ名ラップフィルムは自己粘着性
にす□ぐ糺てい乞とともに癲度が十分であってカット性
′粂もすぐ耗だもの上地る。

しかも、使用時にまとｔす□っきがかいなど作赫性にも
すぐれたものである。

また、本発明では原則として粘着付与剤や非イオン性界
面活性剤などの添、加削を使用しないため水気の多い食
品などに対しても良好なラップ性を示すとト１もにＪ引
出性゛にもすぐれたもの、で□ある。

しか本、を却廃棄時にポリ塩化とニリンレ樹脂やポリ塩
イ瞥、ビ三ル１脂などの゛ように塩素ガスを発生すると
矢がな□く、可塑剤賃よ歪有害性がｌ　ｒｊ　Ｃ，：去
糺安全性力、稿ど□ものである。。さらにＪ耐−性悴も
すぐれていて第１伊範苧が怜：く、竺子Ｙンジ、で調理
。

加熱す歪場合ケとにも好、適に年月、、すると、、、と
ができや・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
。

したがらて、本発明の樹脂組成物は特に家庭用。

業務用で・′ブフプ″”や□各種ネトｖｙチ包装用フィ
ルムに竺効に用いることができ、る。。

次に本発明を実施例により詳細に説明下る。

実施例１−８ 所定の挑圧法ポリエチレン、メルトインデックスが１０
１９／ｉ”０分以上で□密度が０．”９３’　Ｏ’；ｔ
、７ｃｍ”未満の工ｊレンーα−オレレイレ共□重合抹
およびメルトインデックスが１０　ｇ／ｌ、０分未満で
密度が０−９３０９／ｃｍ３以上のエチレン−α−オレ
フィン共重合体を第１表の如く配合１−で本発明の樹脂
組成物を得た。３次いで、この樹脂組成物をＴ−ダイ方
式フ、イルム成形機（押出機５Ｑｎｍφ、　Ｌ／Ｄ　＝
２６、ダイス５０９　ｍｍ幅、ダイリップ開度Ｑ、　Ｆ
３　ｙｓｍ　）を用いて第１表に示ず成形温度で押出し
た後、３０°Ｃの水を通１−だチルロールな介して引取
り、厚み１１・〜１４／ｌのフィルムを得た。

得られたフィルムの物性、ラップフィルムとしての性能
評価結果を第１表に示す。

比較例１〜６ 第１表に示す配合組成物を実施例１〜８と同様の操作に
より製膜して厚み１１〜１４μのフィルムを得た。

イ（Ｉられたフィルムの物性、ラップフィルムとしての
性能評価結果を第１表に示す。

／ ７／ ネ１　高圧法ポリエチレン Ａ：密度０．９２２９／／Ｃｍ３．　Ｍ　Ｉ　＝　７Ｂ
＝密度０．９２４　ｇ−７ｃｍ３．　　Ｍ　Ｉ　＝　２
ネ２　エチレン−α−オレフィン−ｔｔＪｔ合体＊３　
引張強度：ＪＩＳ　　Ｚ　　１７０２に準拠＊４　透明
性：ＪＩＳ　　Ｋ　　６７１４に準拠＊５　ランプ性：
剪断剥離強度で示した◎　１．５ｋｇ／ｃｍ２以上 ０１０〜１．５ｋｇ／ｃｍ２未満 △　０．５〜１．、Ｏｋｇ／ｃｍ　２未満Ｘ　　０．５
ｋｇ／ｃｍ”未満 ＊６　カット性：３ＱＱｉｘ幅のフィルムな鋸歯状カッ
ターで切断

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、高圧法ポリエチレン、メルトインデックスがｌＯり
   ７１０分以上で密度が０．９２８９７Ｃｍ３未満のエチ
   レン−α−オレフィン共重合体およびメルトインデック
   スが１０　！７７１０分未満で密度が０、９２８９７ｃ
   ｍ３以上のエチレン−α−オレフィン共重合体からなる
   ポリエチレン系樹脂組成物。