JP2003019778A - ポリプロピレン系多層ラップフィルム - Google Patents

ポリプロピレン系多層ラップフィルム

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JP2003019778A
JP2003019778A JP2001207433A JP2001207433A JP2003019778A JP 2003019778 A JP2003019778 A JP 2003019778A JP 2001207433 A JP2001207433 A JP 2001207433A JP 2001207433 A JP2001207433 A JP 2001207433A JP 2003019778 A JP2003019778 A JP 2003019778A
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film
styrene
resin
adhesive
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Takafumi Mukohara
隆文 向原
Tomoshi Hashimoto
智志 橋本
Taku Nakao
卓 中尾
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密着性、易引き出し性に優れたポリプロピレ
ン系多層ラップフィルムを提供する。 【解決手段】 表層とポリオレフィン系樹脂からなる内
層とを少なくとも含み、縦方向及び又は横方向に2倍以
上延伸した、引張弾性率が200〜1000MPaであ
る多層フィルムであって、その多層構成中に例えば、表
層にポリプロピレン系樹脂と柔軟剤、密着剤、液状密着
助剤を適切な混合比で混合して表層用組成物を構成し、
内層に例えば、ポリプロピレン系樹脂を配したポリプロ
ピレン系多層ラップフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品などの包装用、
例えば家庭などにおける食品包装用フィルムや食品包装
用ラップに用いるフィルムに関する。特に、密着性と収
納箱からの引き出し性に優れたポリプロピレン系多層ラ
ップフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】飲食店、食品販売店等の食品に関する業
務や一般家庭において、食品を保存する必要のある場
合、また電子レンジなどで加熱する場合などにおいて、
従来より熱可塑性樹脂製の薄いフィルムが使用されてき
た。その中でも、塩化ビニリデン系共重合体樹脂の食品
包装用ラップフィルムは、防湿性、酸素ガスバリア性、
耐熱性、容器等への密着性、透明性など、優れた複数の
性質を兼ね備えているので、食品包装用ラップフィルム
として多用されている。
【0003】また近年、塩化ビニリデン系共重合体樹脂
以外からなる食品包装用ラップフィルムが種々提案され
てきた。例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、4−メチルペンテン樹脂などのポリオレフィン系樹
脂を主体とするものなどがある。しかし、これらのフィ
ルムは、フィルム表面における密着性がほとんど見られ
ないので、例えば食品包装用ラップフィルムとして必須
の密着性能としては不十分である。これらの所望の性能
を満たすべく、種々の添加剤等の併用や、或いは他の樹
脂などとの積層や混合がなされたフィルムが多数、提案
されている。
【0004】これらのフィルムは、使用する樹脂基材や
併用する添加剤の種類や量によって容器への密着性を向
上させる工夫がなされているが、フィルム同士の密着性
も高くなり、収納箱からの引き出し性が悪く、実用上使
い勝手の悪いフィルムになっている。ここで、上記密着
性は、食品を直接又は、食品の入った容器を包装した
後、フィルムが独りでに剥がれて、埃や他の物品(食
品)と接触するのを防止するために必要であり、同時に
引き出し性は使用者の使い勝手を良くするために重要で
あり、引き出し力が低いことが必要である。この両者は
どちらか片方が欠落すると、ラップフィルムとしての使
い勝手を低下させるため、両者の性能を同時に満たすこ
とが必要である。
【0005】上述の様々な問題を解決すべく、これまで
にポリプロピレンを主体とするラップフィルムの密着性
に関する種々の提案がなされてきた。例えば、特公昭6
3−56259号公報には、ポリプロピレン樹脂に対し
てポリオレフィン系ゴム、ポリブテン及び粘着付与助剤
を添加した樹脂組成物が開示されている。また、特開平
6−322194号公報には、ポリプロピレン樹脂に対
して、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体、ポリブテン及び粘着性付与助剤を添加した
樹脂組成物が開示されている。更に、特開平4−328
144号公報には、ポリプロピレン系樹脂に対して界面
活性剤を特定量配合した2軸延伸フィルムが開示されて
いる。
【0006】しかし、これらの提案にかかるフィルムは
いずれもポリプロピレン系樹脂を主成分とし、耐熱性に
は優れるものであるが、ラップフィルムに要求される密
着性、透明性、カット性、適度な柔軟性といった点で必
ずしも十分とは言えない。更に密着性と、収納箱からの
引き出し性の両者の性能が同時に満たされているものは
無く、更なる改善の余地が残されている。更に具体的に
は、密着性を高めようとすると引き出し力が高くなり、
逆に引き出し力を低くすると密着性が低下してしまった
り、加えて、ハリ・コシ感の指標である弾性率を高めよ
うとすると延伸性が悪化してしまうなどのように、相反
する特性が多く、これらの特性のバランスをうまく保つ
ことが非常に難解な問題である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリプロピ
レン系樹脂を用いながら、密着性に優れ、且つ収納箱か
らの引き出し力も軽い使い勝手にも配慮された、包装フ
ィルムとして有用なラップフィルムを提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究に取り組んだ結果、本発明に至
った。即ち、本発明は下記の通りである。 1)密着性ポリプロピレン系樹脂組成物からなる表層
と、ポリオレフィン系樹脂からなる内層とを含有し、引
張弾性率が200〜1000MPaである多層フィルム
であって、表層の密着性ポリプロピレン系樹脂組成物
が、ポリプロピレン樹脂99〜50質量%、柔軟剤1〜
50質量%と密着剤とからなり、ポリプロピレン樹脂と
柔軟剤の合計を100質量部としたとき、密着剤の添加
量は2〜30質量部であり、該柔軟剤が非晶性又は低結
晶性プロピレン−αオレフィン共重合体、結晶性ポリブ
テン−1から選ばれる少なくとも1種であり、該密着剤
が水添石油樹脂、水添テルペン樹脂、液状ポリブテン、
液状ポリイソブチレン、液状ブチルゴムから選ばれる少
なくとも1種であることを特徴とするポリプロピレン系
多層ラップフィルム。
【0009】2)密着性ポリプロピレン系樹脂組成物か
らなる表層と、ポリオレフィン系樹脂からなる内層とを
含有し、引張弾性率が200〜1000MPaである多
層フィルムであって、表層の密着性ポリプロピレン系樹
脂組成物が、ポリプロピレン樹脂99〜50質量%、柔
軟剤1〜50質量%と密着剤とからなり、ポリプロピレ
ン樹脂と柔軟剤の合計を100質量部としたとき、密着
剤の添加量は2〜30質量部であり、該柔軟剤がスチレ
ン−エチレン−ブチレン−スチレン又は、スチレン−ブ
タジエン−ブチレン−スチレン又は、スチレン−エチレ
ン−プロピレン−スチレン又は、スチレン−ブタジエン
−スチレン又は、スチレン−イソプレン−スチレンの何
れかのブロック構造を分子鎖中に含む共重合体から選ば
れる少なくとも1種であり、該密着剤が水添石油樹脂、
水添テルペン樹脂、液状ポリブテン、液状ポリイソブチ
レン、液状ブチルゴムから選ばれる少なくとも1種であ
ることを特徴とするポリプロピレン系多層ラップフィル
ム。
【0010】3)表層の密着性ポリプロピレン系樹脂組
成物が、さらに密着助剤を、ポリプロピレン樹脂と柔軟
剤を100質量部としたとき、0.01〜30質量部含
み、該密着助剤がミネラルオイル、白色鉱物油、ポリア
ルキレングリコール、アルキレングリコール、ショ糖脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタ
ン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル
類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、高級アル
コール脂肪酸エステル類から選ばれる少なくとも1種で
あることを特徴とする、1)又は2)に記載のポリプロ
ピレン系多層ラップフィルム。
【0011】4)内層が、ポリエチレン系樹脂またはポ
リプロピレン系樹脂であることを特徴とする1)〜3)
のいずれかに記載のポリプロピレン系多層ラップフィル
ム。 5)縦方向及び又は横方向に2倍以上延伸された1)〜
4)のいずれかに記載のポリプロピレン系多層ラップフ
ィルム。 6)密着仕事量が0.5〜3.0mJであることを特徴
とする、1)〜5)のいずれかに記載のポリプロピレン
系多層ラップフィルム。 7)引き出し力が50〜1200mNであることを特徴
とする、1)〜6)のいずれかに記載のポリプロピレン
系多層ラップフィルム。 8)フィルム全体の厚みが3〜25μmであることを特
徴とする、1)〜7)のいずれかに記載のポリプロピレ
ン系多層ラップフィルム。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細について説明
する。本発明が従来技術と最も相違するところは、従来
技術が例えば、ポリプロピレン系樹脂に、柔軟性や密着
性を与える成分をそれぞれ単独に混合したフィルムであ
るのに対し、本発明は、ポリプロピレン系樹脂に、特定
の柔軟剤や特定の密着剤などの成分を組み合わせて混合
し、組成を工夫した点にある。
【0013】上記従来技術と相違するところの構成要件
にもとづく効果は、特定の柔軟剤や特定の密着剤などの
成分の組み合わせが工夫されることでフィルムの柔軟性
が一定範囲となり、密着性と引き出し性のバランス、透
明性、耐熱性に優れるだけでなく、フィルムの適度な柔
軟性及び良好な手触り性、使い勝手の良さ、カット性な
ど複数の性能を兼ね備えたものとなり、包装用フィル
ム、例えば食品包装用フィルムや食品包装用ラップフィ
ルムに必要な複数の基本性能が満たされることである。
【0014】本発明において、密着性ポリプロピレン系
樹脂組成物とは、ポリプロピレン樹脂99〜50質量
%、柔軟剤1〜50質量%と密着剤とからなり、ポリプ
ロピレン樹脂と柔軟剤の合計を100質量部としたと
き、密着剤の添加量は2〜30質量部である組成物をい
う。本発明における表層を構成する密着性ポリプロピレ
ン系樹脂組成物に用いられるポリプロピレン系樹脂は、
得られるフィルムの柔軟性、手触りの感触、被包装物へ
の形状追従性の観点から、ポリプロピレン系樹脂と柔軟
剤を合わせて100質量%としたとき99質量%以下、
ハリ・コシ感、使い勝手、フィルムの製膜時のメルトテ
ンション、安定した製膜性の観点から50質量%以上の
範囲で配合される。より好ましくは40〜99質量%、
さらに好ましくは30〜99質量%である。
【0015】本発明で用いられるポリプロピレン系樹脂
は、ポリマー分子鎖中にプロピレンユニットを持つもの
で、プロピレンユニットの分子鎖中での配置はブロック
状もしくはランダム状のどちらでもよく、プロピレンユ
ニットからのみ成るホモポリマーであってもよい。立体
規則性としてもアタクチック、アイソタクチック、シン
ジオタクチックなど多様な構造のものがあるが特に制限
はない。共重合体としては、一般的にはエチレンやブテ
ンなどとのランダムコポリマーや3元共重合体などが知
られている。その他の制限は特にないが、例えば食品包
装用フィルムに用いることを考慮して、安全性の観点か
ら、ポリオレフィン等衛生協議会の自主規制基準に合格
したものが好ましい。
【0016】また、メルトフローレートにおいては、J
IS−K6758に準拠の方法において、230℃、
2.16kgの荷重を掛けた状態で、1〜20g/10
分の範囲にあることがより好ましい。表層に含まれる成
分のうち柔軟剤として用いられる成分としては非晶性又
は低結晶性プロピレン−αオレフィン共重合体、結晶性
ポリブテン−1の他に、スチレン−エチレン−ブチレン
−スチレン、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレ
ン、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン、スチ
レン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−
スチレンの何れかのブロック構造を分子鎖中に含む共重
合体が挙げられるが、これらの選択は組み合わせる密着
剤やポリプロピレン樹脂の種類によって最適なものが選
ばれる。その際ポリオレフィンの範疇に属するものにつ
いては、例えば食品包装フィルムに用いることを考慮し
て安全性の観点から、ポリオレフィン等衛生協議会の自
主規制基準に合格したものが好ましい。
【0017】ここで、非晶性又は低結晶性プロピレン−
αオレフィン共重合体とはエチレン、プロピレン、ブテ
ン、ペンテンなどのαオレフィンとプロピレンとの共重
合体で、ASTM D1505における密度が0.85
〜0.89g/cm3のものが好ましく、それ自体が柔
軟性に富み、さらにポリプロピレン系樹脂に混合された
場合に、透明性を損なうことなく混合され柔軟化効果を
もたらす性能を備えるものをいう。
【0018】結晶性ポリブテン−1は、液状の低分子量
のポリブテンとは異なり、高分子量に重合した結晶化度
およそ50%前後のブテン−1のホモポリマーもしくは
プロピレンやエチレンとのコポリマーで、柔軟性、耐熱
性に優れるものである。スチレン−エチレン−ブチレン
−スチレン、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレ
ン、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン、スチ
レン−ブタジエン−スチレンまたは、スチレン−イソプ
レン−スチレンの何れかのブロック構造を分子鎖中に含
む共重合体は、例えば食品包装フィルムとして用いるこ
とを考慮して、フィルムの臭いを抑えるといった観点か
ら水素添加物を使用することがより好ましい。これらは
ハードセグメントのポリスチレン部分が物理的架橋を構
成してドメイン相を形成し、中間のエチレン−ブチレン
部分やエチレン−プロピレン部分などがソフトセグメン
トとしてゴム弾性を発現するものである。ハードセグメ
ントとソフトセグメントの配列の形態から、直鎖状タイ
プと放射状タイプに分れるが、特にこれに関しての制限
はない。
【0019】これらは、ポリプロピレン系樹脂に対して
相溶性が良く、適量を配合することで、ポリプロピレン
系樹脂本来の透明性、防湿性、耐熱性を大きく損なうこ
となく、引張弾性率や曲げ弾性率を低減する効果、即
ち、柔軟性を付与する効果がある。これによって包装フ
ィルムとしての、密着性の安定化、被包装物への形状追
従性、手触りの感触のよさ、食品などを包んだ際の密着
感の良さを感じさせる効果、容器などから剥がす際のパ
リパリ、シャリシャリという音の低減効果を与えること
が出来る。
【0020】これらの配合量は柔軟剤と密着剤、及び、
基材となるポリプロピレン系樹脂の種類、さらには、目
的とするフィルムの性能に応じて、適宜これらを勘案し
て決められるが、ポリプロピレン系樹脂と柔軟剤を合わ
せて100質量%としたとき柔軟剤は、得られるフィル
ムの柔軟性の観点から1質量%以上であり、フィルム成
形時のメルトテンション、加工性、製品の外観や品位、
ハリ・コシ感、包装フィルムとしての使い勝手の観点か
ら50質量%以下である。より好ましくは1〜40質量
%、さらに好ましくは1〜30質量%である。
【0021】表層に含まれる成分のうち密着剤として用
いる成分としては、水添石油樹脂、水添テルペン系樹
脂、液状ポリブテン、液状ポリイソブチレンから少なく
とも1種類選択されるものである。ポリプロピレン系樹
脂と柔軟剤からなる組成物を100質量部としたとき、
密着剤は密着性能の観点から2質量部以上、フィルムの
べた付き、フィルム同士のブロッキング、溶融張力、そ
れに伴うフィルム製膜時の安定性とそれによるフィルム
厚みのバラツキ、製膜性、特に水添石油樹脂や水添テル
ペン系樹脂を用いた場合はフィルムの柔軟性および密着
性能の観点からも、30質量部以下の範囲で配合するこ
とによって、必要とする密着性能を発揮させることがで
きる。さらに好ましくは3質量部〜25質量部である。
【0022】ここで水添石油樹脂とは、石油精製の際に
得られるナフサの分解で得られるC5系、C9系留分等
を重合、精製して得られる石油樹脂、例えば脂肪族系炭
化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素
樹脂の他、使用する留分原料を高純度に精製したもの、
例えばジシクロペンタジエン系樹脂等を食品包装フィル
ムに使用することを考慮して、安全性と臭気、色調など
の製品品位、さらには密着性能の安定性といった性能を
求めるため、水素添加したものである。水添石油樹脂の
軟化点としては特に制限はないが、成形したフィルムを
巻物とした時に、これを引き出す際に石油樹脂に含まれ
る低分子量成分のブリードアウトによるべた付き、フィ
ルム自体の手触り感、フィルムの使い勝手の観点から9
0℃以上が好ましく、柔軟性、密着力の観点から140
℃以下が好ましい。
【0023】また、テルペン系樹脂は、松の樹皮や柑橘
類の果実皮などから得られるαピネン、βピネン、リモ
ネン、ジペンテンなどを原料とした単独重合体またはこ
れらの共重合体である。様々なタイプの樹脂が存在する
が、やはり、前述と同様の理由から、食品包装フィルム
を想定した場合は水素添加物の使用が好ましい。テルペ
ン樹脂の場合の軟化点も特に制限はないが、フィルムの
べたつきなどの観点から100℃以上が好ましく、これ
を配合する表層部分の柔軟性、密着力の観点から145
℃以下が好ましい。
【0024】液状ポリブテンはブテン−1のみを重合し
て成る結晶性高分子量のポリブテン−1樹脂ではなく、
常温で粘稠な液状ないし無定型の固体状で、透明または
半透明のもので、イソブチレンとブテンの共重合体のこ
とである。また、液状ポリイソブチレンはイソブチレン
のホモポリマーであって、これは常温では極めて高粘性
を示す無定型な半固体状の透明ないし半透明のものであ
る。また液状ブチルゴムはポリイソブチレンに2%以内
のイソプレンを共重合させたものであって、無色、無
味、無臭の液状ないし半固体状のゴムである。
【0025】これらは分子量などは特に制限なく使用可
能であるが、液状ポリブテンについては好ましくは数平
均分子量として300から4000、液状ポリイソブチ
レンや、液状ブチルゴムについては好ましくは、粘度平
均分子量が20000から60000のものである。こ
れらは目的とする密着力に応じて適宜選択され、例えば
異なる分子量をもつ液状ポリブテンや液状ポリイソブチ
レン、液状ブチルゴムを2種類以上混合して、所望の分
子量を調整することも可能である。
【0026】さらに、本発明の目的を逸脱しない範囲で
密着性の調整のために密着助剤を添加しても良い。密着
助剤としては特に液状の物が好ましく、ミネラルオイ
ル、白色鉱物油、ポリアルキレングリコール、アルキレ
ングリコール、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸
エステル類、高級アルコール脂肪酸エステル類のうちい
ずれか少なくとも1種類を添加してもよい。添加量は、
ポリプロピレン系樹脂と柔軟剤からなる組成物を100
質量部としたとき、これに対して手触りの感触、安定し
た密着性の観点から0.01質量部以上、30質量部以
下が好ましい。また、下限値としては、より好ましくは
0.1質量部以上である。これらのものは液状であり、
これらに液状ポリブテンや液状ポリイソブチレンを溶解
または分散させて添加することも可能である。
【0027】液状密着助剤は後述する方法で樹脂中への
添加が行われる他、塗布などによって表面に付着させる
方法などでも使用できる。これらは表層の密着性ポリプ
ロピレン系樹脂組成物の密着性が低い場合には、表面に
液状物が存在することによって被着物への液状物の濡れ
広がりによりフィルムの自着性を助長し、被着物へのフ
ィルムの吸い付きの良さを発現させる。また、混合樹脂
の密着性が強い場合は、表面にあるこれらの液状物の存
在によって、強い密着物質が被着物に接触する面積を減
じて、適度な密着性に調節することが可能なほか、フィ
ルムの引き出しに要するエネルギーを軽減し、食品包装
用フィルム、特に家庭用ラップフィルムとして適度なフ
ィルム引き出し性を与える。
【0028】なお、ポリプロピレン系樹脂組成物からな
る表層には本発明の目的を逸脱しない範囲で公知の添加
剤を混合することも可能である。内層を形成するポリオ
レフィン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂等が挙げられる。ポリエチレン系樹脂と
しては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、炭
素数が4〜8のα−オレフィン共重合体ポリエチレン、
メタロセン触媒による炭素数が4〜8のα−オレフィン
共重合体ポリエチレン、エチレン/酢ビ共重合樹脂等が
使用できる。その他の制限は特にないが、好ましくは添
加剤として、スリップ剤やアンチブロッキング剤を含ま
ないもので、かつ食品包装用フィルムとして使用する場
合を考慮して、安全性の観点から、ポリオレフィン等衛
生協議会の自主規制基準に合格したものが好ましい。
【0029】また、メルトインデックスにおいては、J
IS−K6758に準拠の方法において、190℃、
2.16kgの荷重を掛けた状態で、0.5〜20g/
10分の範囲にあることが好ましい。このようなポリエ
チレン系樹脂は市販品のなかから容易に選択することが
できる。ポリプロピレン系樹脂としては、プロピレンユ
ニットの分子鎖中での配置はブロック状もしくはランダ
ム状のどちらでもよく、プロピレンユニットのみから成
るホモポリマーであってもよい。
【0030】立体規則性としてもアタクチック、アイソ
タクチック、シンジオタクチックなど多様な構造のもの
があるが特に制限はない。共重合体としては、一般的に
はエチレンやブテンなどとのランダムコポリマーや3元
共重合体などが知られている。その他の制限は特にない
が、好ましくは添加剤として、スリップ剤やアンチブロ
ッキング剤を含まないもので、かつ食品包装用フィルム
として使用する場合を考慮して、安全性の観点から、ポ
リオレフィン等衛生協議会の自主規制基準に合格したも
のが好ましい。
【0031】また、メルトフローレートにおいては、J
IS−K6758に準拠の方法において、230℃、
2.16kgの荷重を掛けた状態で、1〜15g/10
分の範囲にあることが好ましい。このようなポリプロピ
レン系樹脂は市販品のなかから容易に選択することがで
きる。なお、これらの内層に用いるポリオレフィン系樹
脂に、成形加工性を確保する目的で、本発明の目的を逸
脱しない範囲で公知の添加剤を混合することも可能であ
る。また、多層構成中においては表層と内層の他に本発
明の目的を阻害しない範囲で、例えば、製造時のトリム
端などから構成されるリワーク層などが配されていても
よい。
【0032】本発明におけるラップフィルムの密着性に
関する指標として、密着仕事量を用いるが、密着仕事量
は、容器や食品にラップフィルムを被せたときのフィル
ム同士や容器との密着性を評価する指標である。この密
着性は、前述したように、ラップフィルムにおいて、引
き出し性と合わせて重要な特性である。上記密着仕事量
は、密着させたフィルム同士を引き剥がすときの仕事量
により求められる。この密着仕事量は、適度な密着性の
観点から0.5〜3.5mJが好ましく、より好ましく
は1.0〜3.0mJあり、さらに好ましくは1.5〜
2.5mJである。
【0033】本発明におけるラップフィルムの引出し力
は、ラップフィルムにおいて、密着性と併せて重要な特
性であり、収納箱に収められた巻回フィルムからフィル
ムを引き出すときの引き出し易さを評価するものであ
る。測定方法は、後述する方法で行われる。この引き出
し力は、良好な引き出し性の観点から50〜1200m
Nが好ましく、より好ましくは50〜800mNであ
り、さらに好ましくは50〜600mNである。上記密
着仕事量と引き出し力は、ラップフィルムにおいて、使
い勝手が良く、快適に使用するために両者併せて必要な
要素である。
【0034】フィルム全体の柔軟性に関連する引張弾性
率は200〜1000MPaであるが、これはASTM
−D−882記載の方法に準拠して引張試験機(新興通
信工業社製、万能引張圧縮試験機)を用いフィルムの縦
方向(MD−引取方向)及び横方向(TD−引取方向に
垂直な方向)の2%歪み時の引張弾性率の平均値を値と
する。この値は、フィルムの柔軟性、ハリ・コシ感、使
い勝手の観点から200MPa以上が好ましく、柔軟
性、密着性、使い勝手の観点から1000MPa以下で
あることが好ましい。より好ましくは400MPa以上
700MPa未満である。
【0035】柔軟剤、密着剤、液状助剤ポリプロピレン
樹脂等の最適な組合わせは、例えば非晶性または低結晶
性プロピレン−αオレフィンと液状ポリブテンの所定量
の組合わせや、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンと水添石油樹脂とミネラルオイルの所定量の組合わせ
が挙げられる。全体の層構成比としては全層厚みを10
0としたとき、例えば表層、内層、表層の3層構成にお
いては両表層の合計が10から90、内層は10から9
0の割合の範囲内で調整されるのがより好ましい。両側
の表層の厚みは異なっていても良いが、フィルムの表裏
を区別しないので、同じ厚みであることがより好まし
い。
【0036】フィルム全体の厚みは、包装用フィルムと
しての強度、ハリ・コシ感、包装する際の使い勝手の観
点から3μm以上が好ましく、包装する際の物品に対す
る密着性、フィルムの使い勝手、家庭用食品ラップとし
た場合の製品の質量、巻径、使用時の取り扱いの容易さ
等の観点から25μm以下が好ましい。特に密着性と引
き出し性の使い勝手などが要求される家庭用食品包装ラ
ップとしては、6μmから15μmがより好ましい。
【0037】当該フィルムを製造する方法としては、公
知のフィルム成形方法を用いることが可能である。表層
のポリプロピレン系樹脂組成物の調製は、押出機などに
よる溶融混練によって行われる。柔軟剤、密着剤がペレ
ット状、粒状、フレーク状、粉状などの固形の場合は、
市販のポリプロピレン樹脂ペレットとともに、所定量を
ブレンダーなどに投入し、充分均一に混合する。これを
表層用押出機に投入、適当な温度で混練することで均一
な組成物とし、多層ダイなどからリワーク層や内層と合
わせて多層フィルムとして押出すこともできるし、公知
の方法でこれらを充分、溶融混練しペレタイザーなどで
ペレットとしてから、表層用押出機に投入して用いるこ
ともできる。
【0038】柔軟剤、密着剤が液状のものおよび密着助
剤の、樹脂への添加については、塗布などの方法もある
が、例えば単軸押出機もしくは二軸押出機などの例えば
溶融ゾーンの溶融樹脂中に、加圧送液ポンプなどで注入
し混練することもできる。内層用の原料の調製は、ポリ
プロピレン樹脂などのペレットをそのまま用いる場合、
特段の工程は不要であるが、前述のように添加剤などを
添加する場合は、表層のポリプロピレン樹脂と同様の考
え方で原料を調製する。
【0039】多層構成フィルムとするためには、例えば
3層構成としては、前述した表層用押出機と並列に、内
層用の押出機を配置し、これらにそれぞれ、所定の樹脂
を投入して充分混練、溶融し、その下流側でこれらの押
出機からの樹脂を3層の層状に合流させ、例えば円環状
ダイまたはスリット状の吐出口部をもつTダイなどを用
いてシート状に成形して押出す。押出した樹脂は冷水槽
中の通過や冷風や冷却ロールへの接触などの通常公知の
方法で冷却固化する。このときの押出シート表面の冷却
温度は、表面の平滑性、外観の観点から10℃以上が好
ましく、表層に配合している密着剤の表面へのブリード
性、密着力の観点から50℃以下が好ましい。
【0040】より好ましくは、ロール法、テンター法に
よる1軸延伸や2軸延伸、チューブラー法による多軸延
伸などの通常の公知の方法で縦方向及び/または横方向
に、フィルムとしての強度、食品包装用ラップとして用
いた場合のフィルムのカット性の観点から2倍以上延伸
する。逐次二軸延伸法の場合、縦、横方向の延伸順序は
特に指定はない。また、縦、横方向の倍率は同一でなく
ともよい。延伸が終了したフィルムは、端部のトリミン
グや所望のサイズへのカット、あるいは紙管などへの巻
き付けなど、目的とする製品の形態に応じた工程を経て
製品とする。
【0041】当該フィルムはラップフィルムの性能とし
て要求される密着性、易引出性、透明性、耐熱性、柔軟
性、良好な手触り感、カット性、安全性に優れており、
家庭用の食品包装用ラップフィルムとして好適に使用さ
れるものである。次に、本発明の実施形態について例示
する。何れも本発明の一形態であり、これらの実施例に
何ら限定されるものではない。なお、本発明によって得
られるフィルムの性能評価方法としては以下の通りであ
る。
【0042】密着仕事量は、食器などの容器や食品にラ
ップフィルムを被せたときのフィルム同士の密着性を評
価したものであり、以下の通り測定した。底面積が25
cm2で質量が400gの2本の円柱のそれぞれの底面
に同じ底面積の濾紙をあらかじめ貼り付けた。この濾紙
を貼り付けた2つの円柱の底面に、ラップフィルムを皺
が入らないように緊張させて固定した。そして、これら
のフィルム面の相互がぴったり重なり合うように2本の
円柱を合わせて、荷重500gで1分間圧着した。次い
で、重なり合わせたフィルム相互を引張試験機(新興通
信工業社製、万能引張圧縮試験機)にて5mm/分の速
度で面に垂直な方向に引き離し、この時に生じたエネル
ギー(mJ)を密着仕事量とした。密着仕事量が1.5
mJ以上2.5mJ未満を◎、0.5mJ以上1.5m
J未満と2.5mJ以上3.5mJ未満を○、3.5m
J以上4.0mJ未満を△、0.5mJ未満と4.0m
J以上を×とした。
【0043】引き出し力は、巻回フィルムからフィルム
を引き出した時の引き出し性を評価したものであり、以
下のようにして測定した。最初に、筒状紙管に巻かれた
巻回フィルムの紙管を、軽負荷で回転する回転部を有し
た専用のつかみ具にて、紙管の両端をはさんで固定し、
このつかみ具を引張試験機(新興通信工業社製、万能引
張圧縮試験機)の下部に固定した。次に、フィルム先端
を巾330mmの上部固定具に貼り付けて固定し、10
00mm/分の速度でフィルムを巻解きながら得られる
力を測定し、この時に得られた最大荷重を引き出し力と
した。引き出し力が50mN以上600mN未満を◎、
600mN以上1200mN未満を○、1200mN以
上1500mN未満を△、50mN未満と1500mN
以上を×とした。
【0044】透明性はASTM−D−103記載の方法
に準拠してNDH−300A(日本電色製)を用いて得
られたフィルムの曇り度を測定し、その測定値が1.0
未満を◎、1.0以上2.0未満を○、2.0以上3.
0未満を△、3.0以上を×とした。耐熱性は東京都消
費生活条例第11条に基づき、耐熱温度が140℃以上
のフィルムを◎、130℃から135℃のものを○、1
25℃以下のものについては×とした。
【0045】柔軟性はASTM−D−882記載の方法
に準拠して引張試験機(新興通信工業社製、万能引張圧
縮試験機)を用いフィルムの縦方向(MD)及び横方向
(TD)の2%歪み時の引張弾性率を測定し、縦横双方
の平均値が400MPa以上700MPa未満のものを
◎、200MPa以上400MPa未満及び700MP
a以上1000MPa未満のものを○、100MPa以
上200MPa未満のものを△、100MPaに満たな
いかもしくは1000MPa以上のものを×とした。
【0046】手触り性は、無作為に選出した所定人数の
主婦50人に手触りの良さを良い、悪いで官能評価して
貰い、良いとした人数が45人以上を◎、40人以上4
5人未満を○、30人以上40人未満を△、30人未満
を×とした。フィルムのカット性は得られたフィルムを
紙管に300mm幅、巻長10mで巻き付け、旭化成
(株)製の食品包装用ラップ様の巻き姿に仕上げ、次い
でこれをサランラップ用化粧箱に収納しその付属の鋸刃
にて切断した。その時の切断の状態から、軽い力できれ
いに切断可能であったものを◎、多少の力が必要なもの
のきれいに切断可能であるものを○、切断可能であるが
切断しにくいものを△、うまく切断できずフィルムが伸
びたり、斜めに破れたり、力が掛かりすぎて化粧箱がつ
ぶれたりするものを×とした。
【0047】以上を表1にまとめて示した。何れの評価
項目においても◎が最も優れており、○以上の場合を実
用上可能な程度とし、△及び×については実用上問題が
あると判定した。
【0048】
【実施例1】ポリプロピレン樹脂(住友化学(株)製、
ノーブレンW531D、プロピレン−エチレン−ブテン
の三元共重合体)と柔軟剤として、スチレン−エチレン
−ブチレン−スチレンブロック共重合体樹脂(旭化成
(株)製、タフテックL515)を質量比で80:20
の割合とし、これを100質量部としたときに密着剤と
して水添ジシクロペンタジエン系石油樹脂(丸善石油化
学(株)製、マルカレッツH925C)を5質量部の割
合としたものをブレンダーに投入し、5分間常温でよく
混合した。
【0049】この混合ペレットを2種3層多層押出機装
置のうちの表層用押出機に投入した。また、内層用押出
機にも表層と同じポリプロピレン樹脂(住友化学(株)
製、ノーブレンW531D)を投入し、これをそれぞれ
の押出機で充分溶融混練し、多層円環状ダイで温度22
0℃にて積層し2種3層のフィルムとして押出し水冷冷
却した。得られたフィルムをインフレーションバブル式
延伸装置にて延伸温度120℃で縦に5倍、横に4倍延
伸した。その後、フィルムの端部をトリミングしほぼ均
質な、厚み11μmで各層の厚みは表層、内層、表層の
順に全層厚みを100として35、30、35のフィル
ムを得た。このフィルムの物性を測定したところ、表2
に示すように良好な性能を示すものであった。
【0050】
【実施例2】実施例1の表層の樹脂組成について、さら
に液状密着助剤としてミネラルオイル(松村石油(株)
製、スモイルP70)を、ポリプロピレン樹脂と柔軟剤
を100質量部としたとき、5質量部追加した他は実施
例1と同様の方法で厚み11μmのフィルムを得た。こ
のフィルムの物性を測定したところ表2に示すように良
好な性能を示すものであった。
【0051】
【実施例3】実施例2の表層の樹脂組成について、実施
例2と同じポリプロピレン樹脂及び、実施例2と同じス
チレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合
体樹脂を質量比で95:5の割合とし、これを100質
量部としたときに実施例2の密着剤の他に、さらに液状
密着助剤としてミネラルオイル(松村石油(株)製、ス
モイルP70)を10質量部追加した他は実施例2と同
様の方法で厚み11μmのフィルムを得た。このフィル
ムの物性を測定したところ表2に示すように良好な性能
を示すものであった。
【0052】
【実施例4】実施例2の表層の樹脂組成について、実施
例1と同じポリプロピレン樹脂及び、実施例1と同じス
チレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合
体樹脂を質量比で98:2の割合とし、これを100質
量部としたときに実施例1の密着剤の他に、さらに液状
密着助剤としてミネラルオイル(松村石油(株)製、ス
モイルP70)を20質量部追加した他は実施例2と同
様の方法で厚み11μmのフィルムを得た。このフィル
ムの物性を測定したところ表2に示すように良好な性能
を示すものであった。
【0053】
【実施例5】実施例3の表層の樹脂組成で液状密着助剤
を脂肪酸トリグリセライド(理研ビタミン(株)製、ア
クターLO1)10質量部に変更した他は実施例3と同
様な方法で厚み11μmのフィルムを得た。このフィル
ムの物性を測定したところ表2に示すように良好な性能
を示すものであった
【0054】
【実施例6】実施例3のポリプロピレン樹脂をホモポリ
プロピレン(住友化学(株)製、ノーブレンFS201
1D)とし柔軟剤との質量混合比を70:30に変更し
た他は実施例3と同様な方法で厚み11μmのフィルム
を得た。このフィルムの物性を測定したところ表2に示
すように良好な性能を示すものであった。
【0055】
【実施例7】実施例2の密着剤を水添テルペン樹脂(ヤ
スハラケミカル(株)製、クリアロンP125)15質
量部に変更した他は実施例2と同様な方法で厚み11μ
mのフィルムを得た。このフィルムの物性を測定したと
ころ表2に示すように良好な性能を示すものであった。
【0056】
【実施例8】実施例2の柔軟剤を低結晶性プロピレン−
αオレフィン共重合体樹脂(三井化学(株)製、タフマ
ーXR110T)に、密着剤を水添ポリブテン(日本油
脂(株)製、ニッサンポリブテン10SH)10質量部
に変更した他は実施例2と同様な方法で厚み11μmの
フィルムを得た。このフィルムの物性を測定したところ
表2に示すように良好な性能を示すものであった。
【0057】
【実施例9】実施例3で得られるフィルムの厚みを20
μmとした他は、実施例3と同様な方法でフィルムを得
たところ、表2に示すように良好な性能を示すものであ
った
【0058】
【実施例10】内層樹脂をポリエチレン樹脂(三井化学
(株)製、エボリューSP2020)に変更した他は実
施例3と同様の方法で厚み11μmのフィルムを得た。
このフィルムの物性を測定したところ表2に示すように
良好な性能を示すものであった。
【0059】
【比較例1】実施例1で表層の密着剤として用いたマル
カレッツH925Cを使用しない組成で表層を構成した
ところ、表2に示すような性能しか得られなかった。
【0060】
【比較例2】実施例1で表層の柔軟剤として用いたタフ
テックL515を使用しない組成で表層を構成したとこ
ろ、表2に示すような性能しか得られなかった。
【0061】
【比較例3】実施例2で表層の密着剤として用いたマル
カレッツH925Cを使用しない組成で表層を構成した
ところ、表2に示す性能しか得られなかった。
【0062】
【比較例4】実施例2で表層の密着剤として用いたマル
カレッツH925Cの量を50質量部として表層を構成
したところ、巻き取ったフィルムが保存中にブロッキン
グを起こした。フィルム製膜時に巻き取らずに保存して
おいたフィルムを使用して、性能を評価したが表2に示
すような性能しか得られなかった。前記のような理由で
紙管巻きの状態にしてもフィルムを引き出すことができ
ないので、カット性の評価は出来なかった。
【0063】
【比較例5】実施例2で表層の柔軟剤として用いたタフ
テックL515の量を60質量%としたところ、表層樹
脂の押出が安定せず外観の良好なフィルムの製膜ができ
なかった。
【0064】
【比較例6】実施例8で表層の柔軟剤として用いたプロ
ピレン−αオレフィン共重合体樹脂に代えて、エチレン
−αオレフィン共重合体樹脂(三井化学製、タフマーP
0680)を用いる他は、実施例7と同様な方法でフィ
ルムを得たところ、表2に示すような性能しか得られな
かった。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】(注)実=実施例、比=比較例 W531D=ノーブレンW531D、FS2011D=
ノーブレンFS2011D、L515=タフテックL5
15、XR110T=タフマーXR110T、P068
0=タフマーP0680、H925C=マルカレッツH
925C、P125=クリアロンP125、10SH=
ニッサンポリブテン10SH、QF570=アドマーQ
F570、EP−S124B=エバールEP−S124
B、P70=スモイルP70、LO1=アクターLO
1、SP2020=エボリューSP2020
【0068】
【発明の効果】本発明により、以上の説明のように密着
性、易引き出し性、透明性、耐熱性、柔軟性、手触り
性、カット性に優れたポリプロピレン系多層フィルムを
提供することができる。該フィルムは、食品包装用ラッ
プフィルムに好適に使用することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E035 AA20 BC02 BD10 3E086 AB01 AC34 AD13 BA04 BA15 BB05 BB22 BB41 BB90 CA01 4F100 AH01A AH01C AH01H AH02A AH02C AH02H AJ03A AJ03C AJ03H AK02A AK02C AK02H AK03A AK03B AK03C AK03H AK03J AK04A AK04B AK04C AK04H AK04J AK07A AK07B AK07C AK07H AK07J AK09A AK09C AK09H AK09J AK12A AK12C AK12H AK12J AK28A AK28C AK28H AK29A AK29C AK29H AL02A AL02C AL02H AL02J AL06A AL06C AL06H AN02A AN02C AN02H BA03 BA06 BA16 CA04A CA04C EJ37 EJ38 GB23 JA12A JA12C JA12H JK02 JK07 JL05 YY00 YY00A YY00C 4J002 BA00Y BA01Y BB111 BB121 BB131 BB141 BB151 BB17Y BB18Y BP01X EA016 EC046 ED066 EH026 EH046 GG02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密着性ポリプロピレン系樹脂組成物から
    なる表層と、ポリオレフィン系樹脂からなる内層とを含
    有し、引張弾性率が200〜1000MPaである多層
    フィルムであって、表層の密着性ポリプロピレン系樹脂
    組成物が、ポリプロピレン樹脂99〜50質量%、柔軟
    剤1〜50質量%と密着剤とからなり、ポリプロピレン
    樹脂と柔軟剤の合計を100質量部としたとき、密着剤
    の添加量が2〜30質量部であり、該柔軟剤が非晶性又
    は低結晶性プロピレン−αオレフィン共重合体、結晶性
    ポリブテン−1から選ばれる少なくとも1種であり、該
    密着剤が水添石油樹脂、水添テルペン樹脂、液状ポリブ
    テン、液状ポリイソブチレン、液状ブチルゴムから選ば
    れる少なくとも1種であることを特徴とするポリプロピ
    レン系多層ラップフィルム。
  2. 【請求項2】 密着性ポリプロピレン系樹脂組成物から
    なる表層と、ポリオレフィン系樹脂からなる内層とを含
    有し、引張弾性率が200〜1000MPaである多層
    フィルムであって、表層の密着性ポリプロピレン系樹脂
    組成物が、ポリプロピレン樹脂99〜50質量%、柔軟
    剤1〜50質量%と密着剤とからなり、ポリプロピレン
    樹脂と柔軟剤の合計を100質量部としたとき、密着剤
    の添加量は2〜30質量部であり、該柔軟剤がスチレン
    −エチレン−ブチレン−スチレン又は、スチレン−ブタ
    ジエン−ブチレン−スチレン又は、スチレン−エチレン
    −プロピレン−スチレン又は、スチレン−ブタジエン−
    スチレン又は、スチレン−イソプレン−スチレンの何れ
    か1種以上のブロック構造を分子鎖中に含む共重合体か
    ら選ばれる少なくとも1種であり、該密着剤が水添石油
    樹脂、水添テルペン樹脂、液状ポリブテン、液状ポリイ
    ソブチレン、液状ブチルゴムから選ばれる少なくとも1
    種であることを特徴とするポリプロピレン系多層ラップ
    フィルム。
  3. 【請求項3】 表層の密着性ポリプロピレン系樹脂組成
    物に、さらに密着助剤を、ポリプロピレン樹脂と柔軟剤
    を100質量部としたとき、0.01〜30質量部添加
    し、該密着助剤がミネラルオイル、白色鉱物油、ポリア
    ルキレングリコール、アルキレングリコール、ショ糖脂
    肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ソルビ
    タン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル
    類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、高級アル
    コール脂肪酸エステル類から選ばれる少なくとも1種で
    あることを特徴とする、請求項1又は2に記載のポリプ
    ロピレン系多層ラップフィルム。
  4. 【請求項4】 内層が、ポリエチレン系樹脂またはポリ
    プロピレン系樹脂であることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のポリプロピレン系多層ラップフィル
    ム。
  5. 【請求項5】 縦方向及び又は横方向に2倍以上延伸さ
    れた請求項1〜4のいずれかに記載のポリプロピレン系
    多層ラップフィルム。
  6. 【請求項6】 密着仕事量が0.5〜3.5mJである
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のポ
    リプロピレン系多層ラップフィルム。
  7. 【請求項7】 引き出し力が50〜1200mNである
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のポ
    リプロピレン系多層ラップフィルム。
  8. 【請求項8】 フィルム全体の厚みが3〜25μmであ
    ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の
    ポリプロピレン系多層ラップフィルム。
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