JP2675936B2 - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置やレーザプリ
ンタなどの画像記録装置にシート状用紙を供給するため
の給紙装置に関する。
ンタなどの画像記録装置にシート状用紙を供給するため
の給紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置は、画像記録装
置の給紙口に装着される本体と、この本体の上面部に上
下方向に回動自在に設けられたペーパーテーブルと、こ
のペーパーテーブル上に積載された複数枚のシート状用
紙をバネ力により給紙ローラに押し当てるバネ部材と、
上記本体の上面部に設けられた左右一対の用紙分離部材
とを有し、給紙ローラの摩擦力と用紙分離部材の用紙分
離力とによりシート状用紙を画像記録装置の給紙口へ１
枚ずつ供給するように構成されている。
置の給紙口に装着される本体と、この本体の上面部に上
下方向に回動自在に設けられたペーパーテーブルと、こ
のペーパーテーブル上に積載された複数枚のシート状用
紙をバネ力により給紙ローラに押し当てるバネ部材と、
上記本体の上面部に設けられた左右一対の用紙分離部材
とを有し、給紙ローラの摩擦力と用紙分離部材の用紙分
離力とによりシート状用紙を画像記録装置の給紙口へ１
枚ずつ供給するように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の給紙装置では、用紙分離部材の爪部をシート
状用紙の前側コーナ部に係合させ、シート状用紙のコシ
を利用して給紙ローラに接するシート状用紙を他のシー
ト状用紙から分離させる方式を採用しているため、紙厚
が薄い用紙（連量で５５〜７０ｋｇ重）の場合には問題
ないが、紙厚が厚い用紙（連量で８０ｋｇ重前後）の場
合には給紙ローラの摩擦力よりも用紙のコシのほうが強
くなり、スキュー等が発生するという問題があった。な
お、スキュー等の送り不良を防止するためには給紙ロー
ラに対するシート状用紙の接触圧つまりバネ部材のバネ
力を強くすれば良いが、バネ部材のバネ力を強くする
と、紙厚の薄い用紙を使用した場合に多重送りが発生す
るという問題があった。
うな従来の給紙装置では、用紙分離部材の爪部をシート
状用紙の前側コーナ部に係合させ、シート状用紙のコシ
を利用して給紙ローラに接するシート状用紙を他のシー
ト状用紙から分離させる方式を採用しているため、紙厚
が薄い用紙（連量で５５〜７０ｋｇ重）の場合には問題
ないが、紙厚が厚い用紙（連量で８０ｋｇ重前後）の場
合には給紙ローラの摩擦力よりも用紙のコシのほうが強
くなり、スキュー等が発生するという問題があった。な
お、スキュー等の送り不良を防止するためには給紙ロー
ラに対するシート状用紙の接触圧つまりバネ部材のバネ
力を強くすれば良いが、バネ部材のバネ力を強くする
と、紙厚の薄い用紙を使用した場合に多重送りが発生す
るという問題があった。
【０００４】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は紙厚に左右されることなくシー
ト状用紙を画像記録装置の給紙口へ１枚ずつ確実に供給
することのできる給紙装置を提供しようとするものであ
る。
れたもので、その目的は紙厚に左右されることなくシー
ト状用紙を画像記録装置の給紙口へ１枚ずつ確実に供給
することのできる給紙装置を提供しようとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、画像記録装置の給紙口に装着される本体
と、この本体の上面部に上下方向に回動自在に設けられ
たペーパーテーブルと、このペーパーテーブル上に積載
された複数枚のシート状用紙を付勢力により給紙ローラ
に押し当てる付勢部材と、本体の上面部に設けられシー
ト状用紙の前側コーナ部に係合する爪部を有する左右一
対の用紙分離部材とを有する給紙装置において、ペ−パ
テーブルは、前側ペーパーテーブルと後側ペーパーテー
ブルとに分割して、前側ペーパーテーブルの後端部及び
後側ペ−パテーブルの前端部を本体に支持された軸に回
動自在に支持させて構成し、本体は、後側ペ−パテーブ
ルが前側ペーパーテーブルに対して平行な状態から下方
向へ傾斜した状態になるように、後側ペ−パテーブルの
後端部を支持軸を中心として上下方向に回動可能にさせ
る手段を設けたものである。
に本発明は、画像記録装置の給紙口に装着される本体
と、この本体の上面部に上下方向に回動自在に設けられ
たペーパーテーブルと、このペーパーテーブル上に積載
された複数枚のシート状用紙を付勢力により給紙ローラ
に押し当てる付勢部材と、本体の上面部に設けられシー
ト状用紙の前側コーナ部に係合する爪部を有する左右一
対の用紙分離部材とを有する給紙装置において、ペ−パ
テーブルは、前側ペーパーテーブルと後側ペーパーテー
ブルとに分割して、前側ペーパーテーブルの後端部及び
後側ペ−パテーブルの前端部を本体に支持された軸に回
動自在に支持させて構成し、本体は、後側ペ−パテーブ
ルが前側ペーパーテーブルに対して平行な状態から下方
向へ傾斜した状態になるように、後側ペ−パテーブルの
後端部を支持軸を中心として上下方向に回動可能にさせ
る手段を設けたものである。
【０００６】
【作用】上記の構成によると、後側ペーパーテーブルの
後端部を前側ペーパーテーブルの後端部の支持軸を中心
として下方向へ回動し、後側ペーパーテーブルを前側ペ
ーパーテーブルに対して平行な状態から下方向へ傾斜し
た状態に変化させると、給紙ローラに対するシート状用
紙の接触圧が強まり、逆に後側ペーパーテーブルの後端
部を前側ペーパーテーブルの後端部の支持軸を中心とし
て上方向へ回動し、後側ペーパーテーブルを前側ペーパ
ーテーブルに対して平行な状態に戻すと、給紙ローラに
対するシート状用紙の接触圧が弱まる。従って、紙厚が
薄い用紙の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペーパー
テーブルに対して平行に保つことにより、過度な給紙ロ
ーラの摩擦力による用紙の多重送りを防止でき、また紙
厚が厚い用紙の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペ−
パテーブルに対して下方向へ傾斜させることにより、そ
の厚い用紙のコシを利用して給紙ローラの摩擦力を強く
して紙厚が厚い用紙でも爪部から剥離し易くなるように
して、前側ペ−パテーブルのバネ部材のバネ力を強くす
ることなく、シート状用紙を１枚ずつ確実に供給するこ
とができる。
後端部を前側ペーパーテーブルの後端部の支持軸を中心
として下方向へ回動し、後側ペーパーテーブルを前側ペ
ーパーテーブルに対して平行な状態から下方向へ傾斜し
た状態に変化させると、給紙ローラに対するシート状用
紙の接触圧が強まり、逆に後側ペーパーテーブルの後端
部を前側ペーパーテーブルの後端部の支持軸を中心とし
て上方向へ回動し、後側ペーパーテーブルを前側ペーパ
ーテーブルに対して平行な状態に戻すと、給紙ローラに
対するシート状用紙の接触圧が弱まる。従って、紙厚が
薄い用紙の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペーパー
テーブルに対して平行に保つことにより、過度な給紙ロ
ーラの摩擦力による用紙の多重送りを防止でき、また紙
厚が厚い用紙の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペ−
パテーブルに対して下方向へ傾斜させることにより、そ
の厚い用紙のコシを利用して給紙ローラの摩擦力を強く
して紙厚が厚い用紙でも爪部から剥離し易くなるように
して、前側ペ−パテーブルのバネ部材のバネ力を強くす
ることなく、シート状用紙を１枚ずつ確実に供給するこ
とができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図４を参照
して説明する。
して説明する。
【０００８】図１は本発明の一実施例に係る給紙装置の
正面図で、図２はその平面図である。また、図３は図２
におけるＡ−Ａ線の矢視断面図であり、この給紙装置の
本体１には、前側ペーパーテーブル２Ａと後側ペーパー
テーブル２Ｂが本体１の上面部を覆うように設けられて
いる。これらのペーペーテーブル２Ａ，２Ｂは例えば金
属製の板状材で形成されている。上記前側ペーペーテー
ブル２Ａの後端部及び後側ペーペーテーブル２Ｂは軸３
に支持されており、この軸３を中心として前側ペーペー
テーブル２Ａの前端部、後側ペーペーテーブル２Ｂの後
端部はそれぞれ上下方向に回動自在となっている。この
軸３はその両端部が本体１の左右側壁部に支持されてい
る。
正面図で、図２はその平面図である。また、図３は図２
におけるＡ−Ａ線の矢視断面図であり、この給紙装置の
本体１には、前側ペーパーテーブル２Ａと後側ペーパー
テーブル２Ｂが本体１の上面部を覆うように設けられて
いる。これらのペーペーテーブル２Ａ，２Ｂは例えば金
属製の板状材で形成されている。上記前側ペーペーテー
ブル２Ａの後端部及び後側ペーペーテーブル２Ｂは軸３
に支持されており、この軸３を中心として前側ペーペー
テーブル２Ａの前端部、後側ペーペーテーブル２Ｂの後
端部はそれぞれ上下方向に回動自在となっている。この
軸３はその両端部が本体１の左右側壁部に支持されてい
る。
【０００９】また、本体１の上面部にはコイル状のバネ
部材４ａ，４ｂが設けられている。これらのバネ部材４
ａ，４ｂは、前側ペーパーテーブル２Ａ及び後側ペーパ
ーテーブル２Ｂ上に積載された複数枚のシート状用紙Ｐ
を給紙ローラ５ａ，５ｂに押し当てるためのものであ
り、給紙ローラ５ａ，５ｂの真下に配置されている。
部材４ａ，４ｂが設けられている。これらのバネ部材４
ａ，４ｂは、前側ペーパーテーブル２Ａ及び後側ペーパ
ーテーブル２Ｂ上に積載された複数枚のシート状用紙Ｐ
を給紙ローラ５ａ，５ｂに押し当てるためのものであ
り、給紙ローラ５ａ，５ｂの真下に配置されている。
【００１０】なお、給紙ローラ５ａ，５ｂは駆動軸６を
介して本体１の左右側壁部に回転自在に支持されてお
り、駆動軸６の一端には、画像記録装置側の駆動ギヤ
（図示せず）と係合する従動ギヤ７が設けられている。
介して本体１の左右側壁部に回転自在に支持されてお
り、駆動軸６の一端には、画像記録装置側の駆動ギヤ
（図示せず）と係合する従動ギヤ７が設けられている。
【００１１】また、本体１の上面部には用紙分離部材８
ａ，８ｂが設けられている。これらの用紙分離部材８
ａ，８ｂは、給紙ローラ５ａ，５ｂによりシート状用紙
Ｐを画像記録装置の給紙口へ供給する際に給紙ローラ５
ａ，５ｂと接するシート状用紙Ｐを他のシート状用紙Ｐ
と分離させるためのものであり、シート状用紙Ｐの前側
コーナ部に係合する爪部９を備えている。
ａ，８ｂが設けられている。これらの用紙分離部材８
ａ，８ｂは、給紙ローラ５ａ，５ｂによりシート状用紙
Ｐを画像記録装置の給紙口へ供給する際に給紙ローラ５
ａ，５ｂと接するシート状用紙Ｐを他のシート状用紙Ｐ
と分離させるためのものであり、シート状用紙Ｐの前側
コーナ部に係合する爪部９を備えている。
【００１２】また、本体１の上面部には偏心カム１０
ａ，１０ｂが後側ペーパーテーブル２Ｂの下面側に配置
されている。これらの偏心カム１０ａ，１０ｂは、後側
ペーパーテーブル２Ｂを前側ペーパーテーブル２Ａに対
して平行な状態から下向きに傾斜した状態に変化させる
ためのものであり、カム軸１１に支持されている。この
カム軸１１は本体１の左右側壁部に回転自在に支持され
ており、カム軸１１の一端には操作レバー１２が設けら
れている。
ａ，１０ｂが後側ペーパーテーブル２Ｂの下面側に配置
されている。これらの偏心カム１０ａ，１０ｂは、後側
ペーパーテーブル２Ｂを前側ペーパーテーブル２Ａに対
して平行な状態から下向きに傾斜した状態に変化させる
ためのものであり、カム軸１１に支持されている。この
カム軸１１は本体１の左右側壁部に回転自在に支持され
ており、カム軸１１の一端には操作レバー１２が設けら
れている。
【００１３】上記のように構成される給紙装置では、操
作レバー１２を操作して偏心カム１０ａ，１０ｂを約１
／２回転させ、図４に示すように後側ペーパーテーブル
２Ｂを前側ペーパーテーブル２Ａに対して平行な状態か
ら下向き傾斜した状態に変化させると、前側ペーパーテ
ーブル２Ａ及び後側ペーパーテーブル２Ｂ上に積載され
たシート状用紙Ｐが弓形となり、用紙のコシによってシ
ート状用紙Ｐに給紙ローラ５ａ，５ｂを押し上げる力が
生じる。これにより給紙ローラ５ａ，５ｂに対するシー
ト状用紙Ｐの接触圧が増大するので、スキュー等を発生
させることなく紙厚の厚いシート状用紙を画像記録装置
の給紙口に供給することができる。
作レバー１２を操作して偏心カム１０ａ，１０ｂを約１
／２回転させ、図４に示すように後側ペーパーテーブル
２Ｂを前側ペーパーテーブル２Ａに対して平行な状態か
ら下向き傾斜した状態に変化させると、前側ペーパーテ
ーブル２Ａ及び後側ペーパーテーブル２Ｂ上に積載され
たシート状用紙Ｐが弓形となり、用紙のコシによってシ
ート状用紙Ｐに給紙ローラ５ａ，５ｂを押し上げる力が
生じる。これにより給紙ローラ５ａ，５ｂに対するシー
ト状用紙Ｐの接触圧が増大するので、スキュー等を発生
させることなく紙厚の厚いシート状用紙を画像記録装置
の給紙口に供給することができる。
【００１４】また、紙厚の薄い用紙を使用する場合に
は、後側ペーパーテーブル２Ｂを前側ペーパーテーブル
２Ａに対して平行な状態に戻すと、給紙ローラ５ａ，５
ｂに対するシート状用紙Ｐの接触圧が弱まるので、多重
送りを発生させることなく紙厚の薄いシート状用紙を画
像記録装置の給紙口に供給することができる。
は、後側ペーパーテーブル２Ｂを前側ペーパーテーブル
２Ａに対して平行な状態に戻すと、給紙ローラ５ａ，５
ｂに対するシート状用紙Ｐの接触圧が弱まるので、多重
送りを発生させることなく紙厚の薄いシート状用紙を画
像記録装置の給紙口に供給することができる。
【００１５】このように本実施例では、シート状用紙Ｐ
が積載されるペーパーテーブルを前側ペーパーテーブル
２Ａと後側ペーパーテーブル２Ｂとに分割し、前側ペー
パーテーブル２Ａの後端部を軸３を中心として上下方向
に回動自在に設けると共に後側ペーパーテーブル２Ｂの
前端部を軸３を中心として上下方向に回動自在に設け、
かつ本体１の上面部に後側ペーパーテーブル２Ｂを前側
ペーパーテーブル２Ａに対して平行な状態から下向きに
傾斜した状態に変化させる偏心カム１０ａ，１０ｂを設
けたので、後側ペーパーテーブル２Ｂを前側ペーパーテ
ーブル２Ａに対して平行な状態から下向きに傾斜した状
態に変化させることにより、給紙ローラ５ａ，５ｂに対
するシート状用紙Ｐの接触圧を増大させることができ
る。したがって、給紙ローラ５ａ，５ｂに対するシート
状用紙Ｐの接触圧を紙厚に応じて切り替えることができ
るので、紙厚に左右されることなくシート状用紙Ｐを画
像記録装置の給紙口へ１枚ずつ確実に供給することがで
きる。
が積載されるペーパーテーブルを前側ペーパーテーブル
２Ａと後側ペーパーテーブル２Ｂとに分割し、前側ペー
パーテーブル２Ａの後端部を軸３を中心として上下方向
に回動自在に設けると共に後側ペーパーテーブル２Ｂの
前端部を軸３を中心として上下方向に回動自在に設け、
かつ本体１の上面部に後側ペーパーテーブル２Ｂを前側
ペーパーテーブル２Ａに対して平行な状態から下向きに
傾斜した状態に変化させる偏心カム１０ａ，１０ｂを設
けたので、後側ペーパーテーブル２Ｂを前側ペーパーテ
ーブル２Ａに対して平行な状態から下向きに傾斜した状
態に変化させることにより、給紙ローラ５ａ，５ｂに対
するシート状用紙Ｐの接触圧を増大させることができ
る。したがって、給紙ローラ５ａ，５ｂに対するシート
状用紙Ｐの接触圧を紙厚に応じて切り替えることができ
るので、紙厚に左右されることなくシート状用紙Ｐを画
像記録装置の給紙口へ１枚ずつ確実に供給することがで
きる。
【００１６】なお、上記実施例では給紙ローラ５ａ，５
ｂを給紙装置側に設けたが、画像記録装置側に設けても
同様の効果を得ることができる。また、上記実施例では
前側ペーパーテーブル２Ａと後側ペーパーテーブル２Ｂ
を共通の軸３で支持したが、それぞれ別々の軸で支持す
るようにしてもよい。
ｂを給紙装置側に設けたが、画像記録装置側に設けても
同様の効果を得ることができる。また、上記実施例では
前側ペーパーテーブル２Ａと後側ペーパーテーブル２Ｂ
を共通の軸３で支持したが、それぞれ別々の軸で支持す
るようにしてもよい。
【００１７】また、上記実施例では後側ペーパーテーブ
ル２Ｂを前側ペーパーテーブル２Ａに対して平行な状態
から下向きに傾斜した状態に変化させる手段として偏心
カム１０ａ，１０ｂを用いたが、偏心カムの代わりにリ
ンク機構等を用いてもよい。
ル２Ｂを前側ペーパーテーブル２Ａに対して平行な状態
から下向きに傾斜した状態に変化させる手段として偏心
カム１０ａ，１０ｂを用いたが、偏心カムの代わりにリ
ンク機構等を用いてもよい。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シート状
用紙が積載されるペーパーテーブルを前側ペーパーテー
ブルと後側ペーパーテーブルとに分割し、前側ペーパー
テーブルの後端部及び後側ペ−パテーブルの前端部を前
記本体に支持された軸に回動自在に支持させて構成し、
後側ペ−パテーブルが前側ペーパーテーブルに対して平
行な状態から下方向へ傾斜した状態になるように、後側
ペ−パテーブルの後端部を支持軸を中心として上下方向
に回動可能にさせる手段を設けたので、紙厚が薄い用紙
の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペーパーテーブル
に対して平行に保つことにより、過度な給紙ローラの摩
擦力による用紙の多重送りを防止でき、また紙厚が厚い
用紙の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペーパーテー
ブルに対して前側ペ−パテーブルに対して下方向へ傾斜
させることにより、その厚い用紙のコシを利用して給紙
ローラの摩擦力を強くして紙厚が厚い用紙でも爪部から
剥離し易くなるようにして、前側ペ−パテーブルのバネ
部材のバネ力を強くすることなく、シート状用紙を１枚
ずつ確実に供給することができる給紙装置を提供でき
る。
用紙が積載されるペーパーテーブルを前側ペーパーテー
ブルと後側ペーパーテーブルとに分割し、前側ペーパー
テーブルの後端部及び後側ペ−パテーブルの前端部を前
記本体に支持された軸に回動自在に支持させて構成し、
後側ペ−パテーブルが前側ペーパーテーブルに対して平
行な状態から下方向へ傾斜した状態になるように、後側
ペ−パテーブルの後端部を支持軸を中心として上下方向
に回動可能にさせる手段を設けたので、紙厚が薄い用紙
の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペーパーテーブル
に対して平行に保つことにより、過度な給紙ローラの摩
擦力による用紙の多重送りを防止でき、また紙厚が厚い
用紙の場合は後側ペーパーテーブルを前側ペーパーテー
ブルに対して前側ペ−パテーブルに対して下方向へ傾斜
させることにより、その厚い用紙のコシを利用して給紙
ローラの摩擦力を強くして紙厚が厚い用紙でも爪部から
剥離し易くなるようにして、前側ペ−パテーブルのバネ
部材のバネ力を強くすることなく、シート状用紙を１枚
ずつ確実に供給することができる給紙装置を提供でき
る。
【図１】本発明の一実施例に係る給紙装置の正面図。
【図２】同じく給紙装置の平面図。
【図３】図２におけるＡ−Ａ線の矢視断面図。
【図４】同実施例の作用説明図。
１…本体、２Ａ…前側ペーパーテーブル、２Ｂ…後側ペ
ーパーテーブル、４ａ，４ｂ…バネ部材、５ａ，５ｂ…
給紙ローラ、８ａ，８ｂ…用紙分離部材、１０ａ，１０
ｂ…偏心カム、１１…カム軸、１２…操作レバー。
ーパーテーブル、４ａ，４ｂ…バネ部材、５ａ，５ｂ…
給紙ローラ、８ａ，８ｂ…用紙分離部材、１０ａ，１０
ｂ…偏心カム、１１…カム軸、１２…操作レバー。
Claims (1)
- 【請求項１】 画像記録装置の給紙口に装着される本体
と、この本体の上面部に上下方向に回動自在に設けられ
たペーパーテーブルと、このペーパーテーブル上に積載
された複数枚のシート状用紙を付勢力により給紙ローラ
に押し当てる付勢部材と、前記本体の上面部に設けられ
前記シート状用紙の前側コーナ部に係合する爪部を有す
る左右一対の用紙分離部材とを有する給紙装置におい
て、前記ペ−パテーブルは、前側ペーパーテーブルと後側ペ
ーパーテーブルとに分割して、前記前側ペーパーテーブ
ルの後端部及び前記後側ペ−パテーブルの前端部を前記
本体に支持された軸に回動自在に支持させて構成し、 前記本体は、前記後側ペ−パテーブルが前記前側ペーパ
ーテーブルに対して平行な状態から下方向へ傾斜した状
態になるように、前記後側ペ−パテーブルの後端部を前
記支持軸を中心として上下方向に回動可能にさせる手段
を設けた ことを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3279269A JP2675936B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3279269A JP2675936B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 給紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116771A JPH05116771A (ja) | 1993-05-14 |
| JP2675936B2 true JP2675936B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17608816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3279269A Expired - Fee Related JP2675936B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2675936B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7314640B2 (ja) * | 2019-06-18 | 2023-07-26 | 株式会社リコー | シート給送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0359933B2 (ja) * | 1982-11-30 | 1991-09-12 | Idemitsu Petrochemical Co |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3059933U (ja) * | 1998-12-16 | 1999-07-13 | 株式会社ユタカメイク | 舗装材 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3279269A patent/JP2675936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0359933B2 (ja) * | 1982-11-30 | 1991-09-12 | Idemitsu Petrochemical Co |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05116771A (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070718 Year of fee payment: 10 |
|
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