JPH02215627A

JPH02215627A - 給紙装置

Info

Publication number: JPH02215627A
Application number: JP3723189A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Uehara; 上原　和巳; Masahiro Terasawa; 寺澤　正寛; Tomoaki Iwafune; 岩船　友昭
Original assignee: Japan Radio Co Ltd; Nagano Japan Radio Co Ltd
Current assignee: Japan Radio Co Ltd; Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority date: 1989-02-16
Filing date: 1989-02-16
Publication date: 1990-08-28
Anticipated expiration: 2011-01-10
Also published as: JPH08635B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は重ねた複数枚の原稿等を一枚単位で順次給紙す
るファクシミリ等に利用できる給紙装置に関する。

〔従来技術及び課題〕

従来の給紙装置５０を第６図に示す。図中、５１は原稿
等の複数枚の紙Ｐ・・−をセット可能なトレーであり、
このトレー５１の上方には送紙機構５２を配設し、また
、萌方には重送防止機構５３を配設する。送紙機構５２
はスプリング５４により付勢され、かつ紙Ｐ・・・の上
面に圧接する送紙ローラ５５を備えるとともに、他方、
重送防止機構５３は上側に配した回転ローラ５Ｇと下側
に配した固定ローラ５７を備える。よって、送紙ローラ
５５が回転すれば、トｕ−５１にセットした紙Ｐ・・・
は上から一枚毎順次回転ローラ５６と固定ローラ５７間
に送り込まれ、この送り込まれた紙Ｐは回転する回転ロ
ーラ５６により、さらに前方へ移送される。この際、二
枚以上送り込まれた場合には固定ローラ５７によって一
番上の紙以外の紙Ｐ・・・の重送が防止される。

ところで、このような従来の給紙装置５０は、送紙機構
５２と重送防止機構５３の二つの機構が独立し、かつ個
別に機能するため、特に紙のセツティング機構の構造が
複雑となり、大型化と高コスト化を招く不具合があった
。

本発明はこのような従来技術に存在する不具合を解消し
た給紙装置の提供を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る給紙装置１は、回転して給紙を行う給紙ロ
ーラ２と、この給紙ローラ２の軸方向−部に接し、かつ
少なくとも給紙方向に対し停止Ｉ７て紙Ｐ・・・の重送
を防止する重送防止部材３ａと、この給紙ローラ２の軸
方向残部であって、給紙ローラ２と重送防止部材３λが
接する位置よりも後方の位置に接するように付勢される
押部材４を有する押圧機構５と、紙Ｐ・・・をガイドし
、かつ紙Ｐ・・・の先端部を押部材４と給紙ローラ２間
にセット可能なガイド機構６を備えてなることを特徴と
する。この場合、給紙ローラ２は給紙方向に回動が許容
される一方向クラッチにより支持されるとともに、重送
防止部材３ａは給紙方向に対（７反対方向に回動が許容
される一方向クラッチを介して支持される重送防止ロー
ラ３で構成することが望ましい。また、ガイド機構６は
押部材４と給紙ローラ２が接する接線方向に紙Ｐ・・・
をガイドすることが望ましい。

〔作　　用〕

次に、本発明の作用について説明する。

本発明；こ係る給紙装置ｌによれば、紙Ｐ−・・はガイ
ド機構６にガイドされ、その先端部は給紙ローラ２と重
送防止ローラ３の間にセットされる。この際、セットさ
れた紙Ｐ・・・は押部材４の押圧作用によって給紙ロー
ラ２に圧接するため、同ローラ２が回転すれば、同ロー
ラ２に接する一番上の紙Ｐの給紙が行われる。なお、こ
のとき複数枚の紙Ｐ・・・が給紙されようとしても重送
防止ローラ３は紙Ｐの給紙方向には回転しないので、重
送防止ローラ３に接している紙Ｐは停滞したままになり
、結局、分離された一番上の紙Ｐのみが給紙される。

このように、給紙ローラ２は送紙機能と重送防止機能を
兼用し、また、押部材４は紙Ｐ・・・を給紙ローラ２に
圧接させ送紙機能を補助する。

〔実　施　例〕

以下には、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基
づき詳細に説明する。

まず、給紙装置ｌの構造について第１図〜第４図を参照
して説明する。

１ｍはシャーシであり、このシャーシ１１には減速ギア
機構１２及びモータ１３によって回転せしめられるシャ
フト１４を枢支する。また、シャフト１４は一方向クラ
ッチを介して給紙ローラ２を支持する。同クラッチの機
能によってシャフト１４が給紙方向（第１図中、反時計
方向）へ回転すれば、給紙ローラ２も同方向に回転し、
給紙機能を発揮するとともに、シャフト１４の回転を停
止し、かつ前方の移送ローラ１５等により紙Ｐが引っ張
られた場合、給紙ローラ２は給紙方向に回動が許容され
るため自由に追従する。

一方、給紙ローラ２の下方にはシャフト１６を固定して
取付け、一方向クラツチを介して重送防止・ローラ３を
支持する。同クラッチの機能により、重送防止ローラ３
は給紙方向（第１図中、時計方向）に対しては停止し、
紙Ｐの重送防止機能を発揮するとともに、給紙方向に対
し反対方向には回動が許容され、例えば紙詰まり等の事
態には紙を逆戻しできる。また、重送防止ローラ３の軸
方向長さは給紙ローラ２の軸方向長さよりも短く形成し
て中央部に配置し、その両側部には押片２０ａ。

２０ｂを配設する。重送防止ローラ３は給紙ローラ２め
下端中央に接するように配置する。重送防止部材３ａは
重送防止ローラ３以外の構成を有する例えば固定ブロッ
ク等の利用を妨げるものではなく、要は一番上の紙以外
の紙Ｐ・・・の移動を阻止する重送防止機能を備えれば
よい。なお、シャフト１６の両端部における周面一部は
Ｄカットし、このＤカット面をシャーシ１１に固定した
左右のブラケット１７．１８にネジ止めする（第２図参
照）。この場合、ブラケット１７．１８には長孔を形成
し、シャフト１６の位置調整を行うことができる。

他方、重送防止ローラ３の後方には前記ブラケット１７
．１８の一端を利用して支軸１９を支持し、この支軸１
９に板材で形成Ｉ、た押板片２０の前端を回動自在に支
持する。押板片２０の下面はスプリング２１によって上
方、即ち、給紙ローラ２側に付勢され、押圧機構５を構
成する。また、押板片２０は第２図のように平面視を略
矩形状に形成するとともに、側面視を給紙ローラ側が山
形となる弓状に湾曲させて形成し、前端中央に前記重送
防止ローラ３を配する切欠凹部２２を設ける。

よって、この切欠凹部２２の両側には一対の押片２０ａ
、２０ｂ（押部材４）が配され、押片２０ａ、２０ｂは
給紙ローラ２に接する。この接する位置は重送防止ロー
ラ３が接する位置よりも後方に位置する。

また、給紙ローラ２と重送防止ローラ３の後方にはガイ
ド機構６を配設する。ガイド機構６は紙Ｐ・・・を載置
する下側のトレ一部２３と、上側に配するガイドブレー
ト部２４を備える。これにより、紙Ｐ・・・はトレ一部
２３とガイドブレート部２４によってガイドされ、その
先端部は給紙口・−ラ２と押片２０ａ、２０ｂ間にセッ
トされる。また、ガイド機構６のガイド方向は押片２０
ａ、２０ｂと給紙ローラ２が接する略接線方向に一致す
るように選定し、紙Ｐ・・・の座屈を防止する。

次に、給紙装置１の機能について簗３図及び第４図を参
照して説明する。

まず、原稿等の複数枚の紙Ｐ・・・をセットする。

この場合、第３図のように紙Ｐ・・・をトレ一部２３の
上に載せ、そのまま差し込めば第４図のように紙Ｐ・・
・は押片２０ａ、２０ｂを下方へ押退け、さらに紙Ｐ・
・・の先端が給紙ローラ２と重送防止ローラ３間の周面
に当接ｊ２て停止する。この際、紙Ｐ・・・は押片２０
３．２０１）の付勢作用によって給紙ローラ２の周面に
圧接せしめられる。

そして、第４図において給紙ローラ２を反時計方向へ回
転させれば、接している一番上の紙Ｐが給紙ローラ２の
反対側へ移送される。この際、複数枚送り込まれようと
しても、重送防止ローラ３によって、一番上の紙以外の
紙Ｐ・・・はその移動が阻止される。なお、このような
機能を発揮させるため、給紙ローラ２と重送防止ローラ
３間の摩擦係数は、紙Ｐ・−・の相互間の摩擦係数より
も大きく、かつ紙Ｐと給紙ローラ２間の摩擦係数よりも
小さく選定する。

なお、第５図には他の実施例を示す。同図に示す給紙装
置１ａは給紙ローラ２と重送防止ローラ３の位置を入れ
替えたものであり、第１図の実施例と比べ上下位置が反
転する。この結果、下側に配した押圧機構５は上側に、
上側に配したガイドブレート部２４は下側にそれぞれ配
されることになる。この実施例においても前記第１図〜
第４図に示した実施例と同様に機能する。

以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものではない。

例えば、給紙ローラは軸方向に所定間隔置きに配した複
数のローラの組合わせでもよい。また、ガイド機構や押
圧機構は同様の機能を有する他の公知機構を採用できる
。その他、細部の構成、形状、配置、素材等において、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。

〔発明の効果〕

このように、本発明に係る給紙装置は給紙ローラに対し
て重送防止部材と押部材を有する抑圧機構を設けるとと
もに、ガイド機構によって紙の先端部を給紙ローラと押
部材間にセットできるようにしたため、給紙ローラは送
紙機能と重送防止機能を兼用し、ローラ機構、即ち、モ
ータ、ギア機構、制御機構等の部品材料が半減し、構造
の簡略化に伴う大幅なコストダウンと小型化を達成でき
るとともに、機構の簡略化により故障やトラブルを低減
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明に係る給紙装置の構成を示す側面図、第２図：同給紙装置の主要部を示す平面図、第３図、第
４図：同給紙装置の作用を説明する原理的縦断側面図、第５図工本発明の他の実施例に係る給紙装置の原理的縦
断側面図、第６図：従来技術に係る給紙装置の原理的側面図。尚図面中、１、ｌａ：給紙装置３ａ：重送防止部材４：押部材６：ガイド機構２：給紙ローラ３：重送防止ローラ５：押圧機構特許出願人　長野日本無線株式会社代理人弁理士　下　　１）　　　茂第４図

Claims

【特許請求の範囲】〔１〕回転して給紙を行う給紙ローラと、前記給紙ロー
ラの軸方向一部に接し、かつ少なくとも給紙方向に対し
停止して紙の重送を防止する重送防止部材と、前記給紙
ローラの軸方向残部であって、給紙ローラと重送防止部
材が接する位置よりも後方の位置に接するように付勢さ
れる押部材を有する押圧機構と、紙をガイドし、かつ紙
の先端部を前記押部材と前記給紙ローラ間にセット可能
なガイド機構とを備えてなる給紙装置。〔２〕給紙ローラは給紙方向に回動が許容される一方向
クラッチを介して支持されることを特徴とする請求項１
記載の給紙装置。〔３〕重送防止部材は給紙方向に対し反対方向に回動が
許容される一方向クラッチを介して支持される重送防止
ローラであることを特徴とする請求項１記載の給紙装置
。〔４〕ガイド機構は押部材と給紙ローラが接する略接線
方向に紙をガイドすることを特徴とする請求項１記載の
給紙装置。