JPS5886236A - 洗浄便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、便座に座った使用者の被洗浄部に洗浄水を放
出し、かつ洗浄後の使用者の洗浄部を温風で乾燥する機
能を有する洗浄便器に関するものである。

従来の洗浄便器は第１図に示すように構成されていた。

すなわち、１は便器、２は便座、３は前記便座２に座っ
た使用者、４は前記使用者３の被洗浄部を洗浄するだめ
の洗浄水を放出する洗浄ノズル、６は洗浄後の使用者の
洗浄部に温風を吹き出して乾燥させる温風吹き出し口、
６は前記便器１内を水洗いするだめの水を貯えるジスタ
ーン、７は前記ジスターン６から水を吸入し、かつ適温
に加熱して前記洗浄ノズル４に圧送するポンプ（図示せ
ず）や前記温風吹き出し口５に風を送るファン（図示せ
ず）および前記送風を適温に加熱するヒータ（図示せず
）等を収納する収納ボックスである。

上記従来の構成において、使用者の被洗浄部の洗浄後に
温風を吹き出させるだめのスイッチをオンすると、第１
図に示すように洗浄後の使用者の洗浄部に温風が当たり
、洗浄部に付着した洗浄水を乾燥させるが、従来の構成
では温風の温度を可変できないものか、または手動で可
変するものがほとんどであった。しかし、洗浄便器は子
供から老人捷で一家全員が使用し、また身障者も使用す
ることから、自分では手動で温風温度を調節できない人
が使用する例も多い。一方、洗浄後の使用者の洗浄部に
伺着した洗浄水にはムラがあるだめ、速く乾燥する場所
と濡れている場所とが混在し、従って乾燥経過とともに
速く乾いた場所が熱くなって不快になるという欠点を有
していだが、前述したように温風温度を調節できない人
は我慢して使用する以外に方法はなかった。さらに悪い
ことに、長時間便座に座らせられる老人や身障者の場合
には、長時間温風に当たって低温火傷を起こす危険性が
あった。

本発明は、乾燥経湿とともに速く乾燥する場所と濡れて
いる場所とが混在して来ても、速く乾いた所が熱くなら
ず、また長時間温風に当たっても低温火傷を起こさない
、快適感と安全性の高い洗浄便器を提供することを目的
とするものである。

上記目的を達成するために、本発明は、乾燥手段をスイ
ッチによりオンした後、温風温度を時間経過とともに下
降させるように制御する制御回路を付加することにより
、自動的に温風の温度を徐々に下降させ、速く乾いた所
が熱くならないようにするとともに、長時間温風に当た
っても低温火傷を起こさないようにして従来の欠点を解
消しだものである。

以下、本発明の洗浄便器の一実施例を第２図〜第６図に
従って説明する。

第２図は本発明の一実施例における温風加熱部の制御回
路図を示したもので、８は温風を加熱するヒータ、９は
前記ヒータ８を付勢する位相制御回路である。１０は電
源、１１は乾燥手段をオンするスイッチ、１２は抵抗、
１３はコンデンサ、１４はトリガ素子、１５は電力制御
素子である。

また、１６は出力電圧可変回路であり、前記スイッチ１
１０オンと連動してその出力ＶｏをＶｃｃがら徐々に下
降させるものである。１７はコンデンサ、１８はオペア
ンプである。

第３図は上記一実施例において、通常の乾燥手段使用状
態における温風温度と経過時間の相関図であり、縦軸に
温風温度Ｔを、横軸に経過時間ｔをそれぞれ示す。ＴＳ
は設定温度、　　ＴＲは室温、ｔ。

は乾燥手段を付勢するスイッチ１１をオンした時点を示
し、ｔｏはスイッチ１１をオフした時点を示す。ｔｍ、
ｔｎも同様にスイッチ１１をオン、オフした時点を示す
。

第４図は上記一実施例において、長時間の温風使用状態
における温風温度と経過時間の相関図であり、ｔｐは温
風温度が室温ＴＲと等しくなった時点を示す。

上記構成において、時間ｔ。時点で前記スイッチ１１を
オンすると、前記コンデンサ１７の充電量が零であるた
め、前記オペアンプ１８の出力電圧ｖＯはＶｃｃに等し
く、その電圧に応じて前記抵抗１２を介してコンデンサ
１３を同期充電し、かつ前記電力制御素子１５をトリガ
して前記ヒータ８を付勢し、設定温度ＴＳの温風を前記
温風吹き出し口５から吹き出して乾燥を開始する。時間
の経過とともに前記コンデンサ１７が充電され、前記オ
ペアンプ１８の出力電圧Ｖｏを徐々に下げるので、前記
位相制御回路９のコンデンサ１３の同期充電速度が徐々
に遅くなり、かつ前記電力制御素子１５のトリガ位相も
遅れて前記ヒータ８の付勢量を徐々に下げる。従って第
３図に示すように温風温度は徐々に下降し、速く乾燥し
た部分が熱く感じられるのを柔ける。そして時間ｔｅ時
点で前記スイッチ１１をオフすると、前記ヒータ８への
通電も停止され、かつファン（図示せず）による送風も
停止する。また次の使用時（ｔＩｎ−１ｏ）においても
同様の特性を示し、これが乾燥手段使用毎に繰り返され
る。

次に第４図の時間ｔ。から長時間乾燥手段を付勢して温
風を吹き出し続けた場合には、前記コンデンサ１７の充
電が続いて前記ヒ〜り８の付勢量を減少し続け、ついに
は付勢量を零にしてしまう。

従って温風温度は時間ｔｐにおいて室温ＴＲと等しくな
り、長時間温風を吹き出すことによる低温火傷の危険性
がなくなるものである。

第６図は本発明の洗浄便器の他の実施例における温風加
熱部の制御回路図を示したもので、第２図と同一番号の
ものは同一物を示すものであり、従って説明は省略する
。第２図と異なる点は、電位クリップ回路１９を付加し
ている点である。この回路は、前記オペアンプ１８の出
力電圧ｖＯが電位ＶＤ以下になった時、常に電位ＶＤを
維持して前記ヒータ８に限られた一定の付勢を行い、零
にしないだめのものである。

第６図は上記第５図の実施例において長時間の温風使用
状態における温風温度と経過時間の相関図を示したもの
で、　　ＴＩ）は低温火傷は絶対に起こさないが、温風
に当たっても冷たく感じない程度の低い温度である。

上記構成において、温風に長時間当たっていると、上記
一実施例の場合と同様に温風温度は徐々に下降するが、
前記電位クリップ回路１９の作用によって一定のヒータ
付勢量は確保され、そして温風温度は第６図に示す温度
ＴＤにしだいに近イ′いていく。従っである程度のぬく
もりが温風から人体に伝達されるので、冬期においても
風邪をひくような心配は無く々る。

なお、上記実施例においては、ヒータ付勢量を手動で可
変できないものへの応用を示しだが、可変を行いだい場
合には、抵抗１２を可変抵抗に替えることにより、容易
に達成でき、捷だ、ヒータ付勢制御回路としてはオーブ
ンループ制御の例を示したが、温風温度を検出するセン
サを用いたクローズトループ制御の場合でも本発明は有
効であり、さらにスイッチ１１をオンした直後から温風
温度を下降させる例を示したが、スイッチ１１をオンし
た後、一定時間経過してから下降される構成でも有効で
あり、しかも温風温度をステップ状に下降させても良く
、上記実施例に限定されるものではない。

以上の説明から明らかなように、本発明の洗浄便器は、
便座と、この便座を使用する使用者の被洗浄部に洗浄水
を放出して被洗浄部の洗浄を行う洗浄手段と、洗浄後の
洗浄水で濡れた使用者の洗浄部を温風で乾燥する乾燥手
段と、この乾燥手段をオンするスイッチと、前記スイッ
チのオン後、前記温風温度を下降させるように制御する
制御回路とにより構成しているため、乾燥が進行して速
く乾燥する場所と濡れた場所とが混在する状態になって
も、温風の温度が自動的に下がることによって乾燥した
部分が熱く感じられるのを柔げ、快適性を向上させるこ
とができるとともに、長時間温風に当たった場合でも低
温火傷を起こす危険性はなくなり、その結果、老人や身
障者にとっても安全性の高い洗浄便器となるというすぐ
れた特長を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の洗浄便器の構成を示す側断面図、第２図
は本発明の一実施例における洗浄便器の温風加熱部の制
御回路図、第３図は通常の乾燥手段使用状態における温
風温度と経過時間の相関図、第４図は長時間の温風使用
状態における温風温度と経過時間の相関図、第５図は本
発明の他の実施例における洗浄便器の温風加熱部の制御
回路図、第６図は第５図の実施例において長時間の温風
使用状態における温風温度と経過時間の相関図である０ １・・・・・・便器、２・・・・便座、３・・・・使用
者、４・・・・・洗浄ノズル、６・・・・温風吹出口、
８・・・・温風を加熱するヒータ、９　・・・位相制御
回路、１１・・・・・スイッチ、１５・・・・電力制御
素子、１６・・・・・・出力電圧可変回路、１７・・・
・・・コンデンサ、１８・・オペアンプ、１９・・・・
・・電位クリップ回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 ｔ□ 第４図 ！□ 第５図 ｆ６　　　／９ 第６図 ｔ−チ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 便座と、この便座を使用する使用者の被洗浄部に洗浄水
   を放出して被洗浄部の洗浄を行う洗浄手段と、洗浄後の
   洗浄水で濡れた使用者の洗浄部を温風で乾燥する乾燥手
   段と、この乾燥手段をオンするスイッチと、このスイッ
   チのオン後、前記温風温度を下降させるように制御する
   制御回路とにより構成した洗浄便器。