JPS588501B2 - 多層カラ−感光材料 - Google Patents

多層カラ−感光材料

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JPS588501B2
JPS588501B2 JP50005179A JP517975A JPS588501B2 JP S588501 B2 JPS588501 B2 JP S588501B2 JP 50005179 A JP50005179 A JP 50005179A JP 517975 A JP517975 A JP 517975A JP S588501 B2 JPS588501 B2 JP S588501B2
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coupler
emulsion layer
group
couplers
sensitivity
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智正 宇佐美
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    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/156Precursor compound
    • Y10S430/158Development inhibitor releaser, DIR

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多層カラー感光材料に関するものであり、と
くに、色像形成カプラーを含むハロゲン化銀感光層の少
くとも一つがさらに複数のハロゲン化銀単位乳剤層から
できている改良された多層カラー感光材料に関するもの
である。
周知のように、多層カラー感光材料は、セルローズエス
テル、ポリエステルあるいは紙といったような支持体上
に、耐拡散性のシアン像形成カプラーを含む赤感性ハロ
ゲン化銀乳剤層、耐拡散性のマゼンタ像形成カプラーを
含む緑感性ハロゲン化銀乳剤層、および耐拡散性のイエ
ロー像形成カプラーを含む青感性ハロゲン化銀乳剤層と
いった感光層が重層に塗布されたものであり、これらの
各感光層の塗布の順序は目的に応じて色々なものがある
少なくとも1つの乳剤層が2つの単位乳剤層からなり、
支持体に近い方に低感度単位乳剤層を置き、その上に高
感度単位乳剤層を置くことによって、多層カラー感光材
料の感度を上昇させるということは英国特許818,6
87号に記述されている。
この場合、両単位乳剤層は同じ濃度にカプラーを含み、
同一スペクトル領域に増感されている。
しかしながら、この種の感光材料では、感度の増加はあ
るが、色画像の粒状の粗大化を伴うという不利益がある
この不利益を解決するために、高感度で粗い粒状の単位
乳剤層が低感度の単位乳剤層よりもかなり低い色濃度に
なるように調整することによって色画像の粒状を改良す
るということは英国特許923,045号に記載されて
いる。
この改良では、高感度微粒子化が未だ不十分である。
米国特許3,516,831号には、少なくとも1つの
同一スペクトル領域に感じる乳剤層を構成する2つの単
位乳剤層において高感度単位乳剤層にいわゆる4当量の
カプラーを含め、低感度単位乳剤層にいわゆる2当量カ
プラーを含めることによって色画像シャープネスを改良
することが述べられている。
この方法では、未露光部分に2当量カプラーによる色か
ぶりが生じがちであるという欠陥が表れる。
さらに、少なくとも1つの同一スペクトル領域に感じる
乳剤層の2つの単位乳剤層において、高感度単位乳剤層
にカップリング反応の速いカプラーを含め、低感度単位
乳剤層にカップリング反応の遅いカプラーを含めること
により、高感度で微粒子化の効果が英国特許923,0
45号の方法よりも改良されるということが、米国特許 3,7 2 6,6 8 1号に記述されている。
しかしながら、この改良法は高感度乳剤層中にあるカッ
プリング反応の速いカプラーのため色かぶりを生じると
いう不利益をこうむる。
本発明の目的の第1は色かぶりが抑制された、高感度で
、しかも粒状の改良された、十分に最高色濃度のでる多
層カラー感光材料の提供にある。
本発明の目的の第2は、色分離のよいしかも像ノシャー
プネスの改良された多層カラー感光材料を提供すること
である。
本発明の目的の第3は、このような多層カラー感光材料
の製造方法を提供することにあり、本発明の目的の第4
は、上記多層カラー感光材,料を用いた画像形成方法の
提供にある。
本発明の他の目的は、以下に述べる本発明の説明におい
て明らかとなるであろう。
以上述べた本発明の目的はハロゲン化銀乳剤層の少なく
とも1つを、同一スペクトル領域に感じる相対的に高感
度の乳剤層と相対的に低感度の乳剤層の少なくとも2つ
に分けた多層カラー感光材料において、該高感度乳剤層
に、低感度乳剤層に用いたカプラー(低速反応性カプラ
ー)の2ないし20倍のカップリング速度をもつ高速反
応性カプラーを該高感度乳剤層の全カプラー量の20〜
70モル係添加し、残りは低速反応性のカプラーである
ことを特徴とする多層カラー感光材料で達成された。
さらに本発明の目的は現像抑制剤放出(DIR).カプ
ラーおよび/または現像抑制剤放出(DIR)化合物を
上記高感度乳剤層に該層の全カプラー量の0.1ないし
40モル係併存させることによりさらに効果的に達成さ
れる。
またDIRカプラー、DIR化合物は低感度乳剤層に該
層の全カプラー量の0.1ないし40モル%併存させて
も効果的に達成される。
さらにこれらの化合物は高感度層・低感度層に含有させ
てもよい。
前述の米国特許3,726,681号に記載されている
ように少なくとも1つの同一スペクトル領域に感じるハ
ロゲン化銀乳剤層を相対的に高感度な単位乳剤層と相対
的に低感度の単位乳剤層に分け、高感度単位乳剤層に高
速反応性のカプラーを用いることにより、感度を上げて
粒状を粗さないことができるが、一方で高速反応性カプ
ラーの通性として、色かぶりが発生しやすいという欠点
があることは周知のことである。
本発明は高感度単位乳剤層に高速反応性カプラーの他に
低速反応性カプラーを上記割合に混合すると色かぶりが
改良されるだけでなく、驚くべきことに感度上昇と粒状
改良効果も得られることを発見したものであり、すなわ
ち、感度上昇と粒状改良効果のあるしかも色かぶりも改
良された多層カラー感光材料を得ることができたもので
ある。
本発明に係るハロゲン化銀写真乳剤層の高感度単位乳剤
層と低感度単位乳剤層の感度差は0.1ないし0.7l
ogEであり、好ましくは0.2ないし0.6logE
である。
ハロゲン化銀粒子周辺に生じる色素雲に主に基因する色
像の粒状は粗大なハロゲン化銀粒子の写真乳剤を用いる
と、悪化するということはよく知られているが、本発明
の方法によれば、粗大なハロゲン化銀粒子を用いた高感
度乳剤層があっても同一スペクトル領域に感じる乳剤層
全体から得られる色像の粒状は、微細なハロゲン化銀粒
子を用いた低感度単位乳剤層で得られるものと略同じ位
によいものであった。
本発明でいう高速反応性カプラーと低速反応性カプラー
は、米国特許3,726,681号と同様に相対カップ
リング速度(例えば“ミットクインゲン アウス デン
フオルシュングスラボラトリエンデア アグファレベ
ルクーセン ミュンヘゾ(Mitteilungen
aus den Forchungs−laborat
oriender Agfa Leverkusen−
Mun−chen)3巻81頁に記載されている方法で
測定する)で区別し、カプラーの化学構造のみで制限さ
れるものではない。
高速反応性カプラーのカップリング速度は低速反応性カ
プラーのものより2乃至20倍、好ましくは3乃至5倍
速い。
同一スペクトル領域に感じるハロゲン化銀写真乳剤層を
構成している相対的に高感度な乳剤層と相対的に低感度
な乳剤層の少くとも2つは本質的に同じ色相例えばシア
ン、マゼンクあるいは、イエローのいずれか一つの色像
を形成するカプラーをそれぞれに含んでいる。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤(それを構成する単位層
である高感度単位乳剤層あるいは低感度単位乳剤層も含
めて)に添加するカプラーは通常の像形成カプラーの他
にマスク形成用のカラードカプラー、現像抑制剤放出(
DIR)カプラーあるいは無呈色カプラー等であり、さ
らに現像抑制剤放出(DIR)化合物例えばDIRハイ
ドロキノン類を併用してもよい。
現像抑制剤放出(DIR)カプラーは併用する主カプラ
ーと実質的に同じ色相に発色するものを選ぶのが望まし
いが場合により全く異なる色相に発色するものを選んで
用いるこさも差支えない。
例えば、シアン発色層に黄発色DIRカプラーを用いて
もよい。
ハロゲン銀に対するカプラーの添加モル比率は、高感度
単位乳剤層と低感度単位乳剤層で相違していてもかまわ
ないが、その比率は約2ないし約100でよく、好まし
くは高度単位乳剤層の場合約10乃至約60であり低感
度単位乳剤層の場合、約3乃至約30である。
本発明のいう高速反応性カプラーとしては、化学構造上
好適な種類を選ぶこと及び/又は乳剤層へのカプラーの
導入する形式によって達成される。
一般的に油滴中の分散して導入する形式は、カツプリン
グ速度が遅くなる。
本発明に用いる高速反応性カプラーとしては、以下の一
般式のカプラーが好ましい。
一般式(1)(シアンカプラー) 式中X1は水素原子または置換アルコキシ基、置換アリ
ールオキシ基 v1は、X1が水素原子のときは、アシルアミノ置換ア
ルキル基、 又は、ジ置換フエニル基(例えばり ことでJ1はジ
アルキルアミノ、ハロゲン原子、アルコキシ基を示し、
J2はスルホ基、N−アルキルスルファモイル基、カル
ボキシル基、アルコキシ力ルボニル基を表わす。
)を示し、X1が置換アルコキシ基、置換アリールオキ
シ基のときはアルキル基、アリールオキシアルキル基を
示す。
一般式(■)(マゼンクカプラー) 式中、X2は水素原子またはヒドロキシフエニルアゾ基
類を示す。
Z1は、2,6位に置換基をもたない置換フエニル基、
を示す。
ただしX2がヒドロキシフエニルアゾ基類であるときは
、2−,6−位に置換基のあるフエニル基であってもよ
い。
Y,は、アルキル基、アシルアミノ基、置換フエニルア
ミノ基を表わす。
一般式(■)(イエローカプラー) 式中、X3は水素原子又は環状アミド基を表わし、Rは
アルキル、アルコキシ基を表わす。
W1は次のような、ジ置換フエニル基を表わす。
(J3はハロゲン原子、アルコキシ基を表わし、J4は
スルホ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基を
表わす、ただし、X3が置状アミド基のときは、アシル
アミ7基でもよい。
)とくに好ましい高速反応性カプラーとしては、次のも
のを挙げることができるが、これに限定されるものでは
ない。
(シアンカプラー) Y−2 低速度反応性カプラーとしては、以下の一般式のカプラ
ーが好ましい。
一般式(■)(シアンカプラー) 式中、■2はアルキル基、アリールオキシアルキル基(
例えば、3−(2,4−ジーt−ベジチルフエノキシ)
プロビル基、4−(2,4−ジーt−ベンチルフエノキ
シ)ブチル基、等)を示しXは水素原子、ハロゲン原子
を示す。
一般式(■)(マゼンクカプラー) (式中、R2はハロゲン原子、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基を示し、R1はアルキル基、アリールオキシ
アルキル力ルボアミド基、アルキルアミド基を示す。
一般式(VI) (イエローカプラー)式中、R3は
、アルキル基、アリールオキシアルキル基を示す。
とくに好ましい低速反応性カプラーとしては、次のもの
を挙げることができるが、これに限定されるものではな
い。
(シアンカプラー) 現像抑制剤放出(DIR)カプラーとしては、例えば、
米国特許3,227,554号、同3,148,062
号、同3,701,783号、同3,617,291号
、DIRマゼンタカプラー記載の特開昭49−1223
35号、米国特許3,622,328号、特公昭45−
28,836号、および西独特許出願(OLS)2,1
63,811号等の明細書記載のDIRイエローカプラ
ー、DIRマゼンタカプラー、DIRシアンカプラーが
用いられる。
好ましい現像抑制剤放出(DIR)カプラーとしては、
以下の一般式のカプラーが好ましい。
一般式(vIl)(DIRイ 式中、Aはアリール基、t−アルキル基、1一置換−1
,1−ジアルキルメチル基を表わし、該アリール基は好
ましくは置換フエニル基である。
W2は置換アリール基で、好ましくは置換フエニル基で
ある。
X4は発色カップリング時に離脱して現像抑制剤として
拡散しうる基、好ましくはへテロ環チオ基、1−ペンゾ
トリアゾリル基、5又は6一置換−1−ペンゾトリアゾ
リル基である。
一般式m(DIRマゼンタカプラー) 式中、Y2はアルキル基、置換アミノ基(例えば置換ア
リールアミノ基で好ましくは置換フエニルアミノ基、環
状アミン基、ジアルキルアミノ基等,)、を示す。
Z2はアリール基、置換アリール基(好ましくは置換フ
エニル基)、置換および無置換のアラルキル基(好まし
くは、ベンジル基)を示す。
X4は一般式■の場合と同義である。一般式(IX)(
DIRシアンカプラー)式中、V2は置換アリール基好
ましくは置換フエニル基、置換アリールオキシアルキル
基、好ましくは置換フエニルオキシアルキル基、アルキ
ル基等を表わす。
X5は発色カップリング時に離脱して現像抑制剤として
拡散しうる基、好ましくはへテロ環チオ基、を示す。
とくに好ましい現像抑制剤放出(DIR)カプラーとし
ては、次の化合物があげられる。
(DIR)イエローカプラー) 現像抑制剤放出(DIR)化合物としては、例えば米国
特許3,379,529号、同3,639,417号、
同3,297,445号、DIRハイドロキノン類を記
載している特開昭50−37,435号、米国特許3,
632,345号、等の明細書記載のものが用いられる
好ましい現像抑制剤放出(DIR)化合物としては次の
ものを挙げることができる。
D−1 カプラーの分散方法によって、カプラーの反応性が変る
ことは、よく知られている。
カプラーが油、ポリマー等により保護され、溶け合って
いるようなオイル分散、ポリマー分散は一般に反応性が
低く、(アルカリ)水溶液にしたり、乳剤層調製後は除
去されるような低沸点溶媒にとかしこみ、乳化分散して
直性乳剤液に添加する分散法(即ち、アルカリ水溶液分
散法と固体分散法)にすると、反応性が高い。
しかし、それぞれの分散法に適したカプラーの化学構造
があるので、任意のカプラーを選んで上記四種の分散法
が実際上常に可能というわけではなく、各分散法に至適
の化学構造を選ぶのが好ましい。
本発明の多層カラーハロゲン化銀感光材料に用いるカプ
ラーの他に併用できるカプラーとしては、米国特許2,
920,961号、同2,875,057号、同3,4
18,129号、同3,658,544号、同3,68
1,076号、同3,062,653号、同2,474
,293号、英国特許1,201,943号、西独国特
許公開2,216,578号、英国特許第1,428,
296号および同第1,439,106号等の明細書に
記載されている耐拡散基のついたカプラーから選ぶこと
が望ましい。
本発明に使用しうるイエローカプラーとしては、米国特
許3,265,506号、同3,728,658号、同
3,369,895号、同3,582,322号、同3
,408,194号、同3,415,652号、同3,
253,924号、英国特許1,286,411号、同
1,040,710号、同1,302,398号、同1
,204,680号、西独特許公開1,956,281
号、同2.162,899号、同2,213,461号
、および特開昭48−73147号等に記載のものから
選ぶことができる。
本発明に併用しうるマゼンタカプラーとしては、米国特
許2,600,788号、同3,558,319号、同
3,468,666号、同3,419,391号、同3
,311,476号、同3,253,924号、同3,
311,476号、英国特許1,293,640号、特
開昭49−111631号、および同49−13144
8号等の明細書に記載のものから選ぶことができる。
本発明に併用しうるシアンカプラーとしては、米国特許
2,369,929号、同2,474,293号、同3
,591,383号、同2,895,826号、同3,
458,315号、同3,311,476号、同3,4
19,390号、同3,476,563号、同3,25
3,924号および英国特許1,201,110号等の
明細書記載のものから選ぶことができる。
本発明に併用しうるカラードカプラーとしては、次のも
のがある。
カラードマゼンタカプラーとしては、米国特許2,43
4,272号、同3,476,564号、同3,476
,560号、および特開昭49−131448号等の明
細書に記載のものから選ぶことができる。
本発明に併用しうるカラードシアンカプラーとしては、
米国特許3,034,892号、同3,386,301
号、および同2,434,272号等の明細書に記載.
のものから選ぶことができる。
本発明に併用しうる無呈色カプラーとしては、英国特許
861,138号、同914,145号、同1,109
,963号、特公昭45−14033号、米国特許3,
580,722号およびミットタイルン,ゲンアウスデ
ンフオルシュニングスラボ ラトリーエンデアアグファレベルキュー セン4巻352〜367頁(1964年)等に記載のも
のから選ぶことができる。
本発明に用いる乳剤のハロゲン化銀としては、塩化銀、
臭化銀のほかに混合ハロゲン化銀たとえば塩臭化、ヨー
臭化、塩ヨー臭化銀等を用いることができる。
望ましいのは沃化銀が1モル係以上12モル係以下の沃
臭化銀である。
これらのハロゲン化銀粒子の形は立方晶系、八面体、そ
の混合晶形等どれでもよい。
粒子径は特に均一なものに限定する必要はない。
これらのハロゲン化銀粒子は公知、慣用の方法に従って
作られる。
もちろんいわゆるシングル或はダブルジェット法、コン
トロールダブルジェット法などを用いて作ることも有用
である。
また別々に形成した2種以上のハロゲン化銀写真乳剤を
混合してもよい。
更にハロゲン化銀粒子の結晶構造は内部迄一様なもので
あっても、また内部と外部が異質の層状構造をしたもの
や、英国特許公告635,841、米国特許3,622
,318に記されているようないわゆるコンバージョン
型のものであってもよい。
また潜像を主として表面に形成する型のもの、粒子内部
に形成する内部潜像型のもの何れでもよい。
これらの写真乳剤はMees(ミース)著、”TheT
heoryofPhotographicProces
s”(ザ・セオリー・オブ・ホトグラフィック・プロセ
ス)、Mac−Millan社干1務P.Grafik
ides(ピー・グラフキデ)著”ChimiePho
tographique”(シミー・ホトグラフイーク
).PaulMonte1社刊(1957年)等の成書
にも記載され、一般に認められているアンモニア法、中
性法、酸性法等種々の方法で調製し得る。
上記のハロゲン化銀乳剤は、また常法によって化学増感
をすることができる。
化学増感剤にはたとえば米国特許第2,399,083
号、同2,540,085号、同2,597,915号
に示されるような塩化金酸塩、三塩化金など金化合物、
米国特許第2,448,060号、2,540,086
号、同2,566,245号、同2,566,263号
、同2,598,079号に示されるような白金、パラ
ジウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウムのような貴
金属の塩類、米国特許第1,574,944号、同2,
410,689号、同3,189,458号、同3,5
01,313号等に記載されているような銀塩と反応し
て硫化銀を形成するイオウ化合物、米国特許第2,48
7,850号、同2,518,698号、同2,521
,925号、同2,521,926号、同2,694,
637号、同2,983,610号、同3,201,2
54号に記載されているような第一スズ塩、アミン類、
その他の還元性物質などがあげられる。
写真乳剤は必要に応じ、シアニン、メロシアニン、カル
ボシアニン等のシアニン色素類の単独もしくは組合せ使
用またはそれらとスチリル染料等との組合せ使用によっ
て分光増感や強色増感を行うことができる。
これらの色素技術は古くから知られており、青感層用と
しては、たとえば米国特許第2,493,748号、同
2,519,001号、同2,977,229号、同3
,480,434号、同3,672,897号、同3,
70.3,377号、緑感層用としては、たとえば同2
,688,545号、同2,912,329号、同3,
397,060号、同3,615,635号、同3,6
28,964号、英国特許公告第1,195,302号
、同1,242,588号、同1,293,862号、
西ドイツ特許公開第3,030,326号、同2,12
1,780号、特許公告昭43−4936号公報、同昭
44−14,030号公報、赤感層用としては、たとえ
ば同昭43−10773号公報、米国特許第3,511
,664号、同3,522,052号、同3,527,
641号、同3,615,613号、同3.6L5,6
32号、同3,617,295号、同3,.635,7
21号、同3,694,217号、英国特許第1,13
7,580号、同1,216,203号などにも記載が
ある。
その選択は増感すべき波長域、感度等、感光材料の目的
、用途に応じて任意に定めることができる。
上記の写真乳剤には感光材料の製造工程、保存中或いは
処理中の感度低下せカブリの発生を防ぐために種々の化
合物を添加することができる。
それらの化合物は4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3
.3a,7−テトラアザインデン、3−メチルベン プトテトラゾールをはじめ多くの複素環化合物、含水銀
化合物、メルカプト化合物、金属塩類など極めて多くの
化合物が古くから知られている。
使用できる化合物の一例は、K.Me.es著+The
TheoryofthePhotographicPr
ocess”(第3版、1966年)344頁から34
9頁に原文献を挙げて記されているほか、次の特許にも
記されている。
米国特許第1,758,576号、同2,IIQ,17
8号、同2,131,038号、同2,173,628
号、同2,697,040号、同2,304,962号
、同2,324,123号、同2,394,198号、
同2.444,605〜8号、同2.566.24.5
号、同2.694,716号、同2.697,099号
、同2,708,162号、同2,728,663〜5
号、同2.476,536号、同2,824,001号
、同2.843,4.91号、同3,052.544号
、同3,137,577号、同3,220,839号、
同3,226,231号、同3,236.652号、同
3,251,691号、同3,252.799号、同3
,287,135号、同3,326,681号、同3,
420,668号、同3,622,339号、英国特許
公告第893,428号、同403,789号、同1,
173,609号、同1,200,1.88号。
ハロゲン化銀用ベヒクルとして使用する親水性コロイド
には例えばゼラチン、変成ゼラチン、コロイド状アルブ
ミン、カゼイン、カルボキシメチルセルローズ、ヒドロ
キシエチルセルローズ等のセルロース誘導体、寒天、ア
ルギン酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体、合成親水
性コロイド例リドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリア
クリルアミドまたはこれらの誘導体、部分加水分解物等
があげられる。
必要に応じて、これらのコロイドの二つ以上の相溶性混
合物を使用する。
写真感光材料の各層はデイツプコート、エアーナイフコ
ート、カーテンコート、あるいは米国特許第2,681
,294号に記載のホツパーを使用するエクストルージ
ョンコートを含む種々の塗布法によって塗布することが
できる。
必要に応じて、米国特許第2.761,791号、同第
3,!508,947号及び同第2,941,898号
、同第3,526,528号などに記載の方法により2
種又はそれ以上の層を同時に塗布することもできる。
この写真乳剤は処理中に著しい寸度変化を起さない支持
体に塗布する。
代表的な支持体としては、通常写真感光材料に用いられ
ているセルロースアセテートフイルム、ポリスチレンフ ートフイルム、ポリカーボネートフイルム、その他これ
らの積層物、紙、バライタ又はポリエチレン、ポリプロ
ピレン、等の疎水性ポリマーを塗布またはラミネートし
た紙、等がある。
これらの支持体は感光材料の目的に応じて透明なものの
選択をする。
また、染料・顔料を添加して着色透明にすることもでき
ることはJ−SMPTE67296(1958)などで
も知られている。
支持体と写真乳剤層との接着力が不充分なときはそのど
ちらに対しても接着性を持つ層を下塗り層として設ける
ことが行われている。
また接着性を更に良化させるため支持体表面をコロナ放
電、紫外線照射、火焔処理等の予備処理をしてもよい。
本発明のカラー写真感光材料の色素画像を得る為には、
露光後現像処理が必要である。
現像処理とは基本的には発色現像;漂白;定着工程を含
んでいる。
この場合各工程が独立する場合もその中の二工程以上を
それらの機能を持った処理液を使って、一回の処理で済
ませてしまう場合もある。
たとえば一浴漂白定着液などがその例である。
また各工程共必要に応じて2回以上に分けて処理するこ
ともできるし、或は発色現像、第一定着、漂白定着のよ
うな組合せの処理も可能である。
尚、現像処理工程には、上のほか必要に応じて前硬膜浴
、中和浴、第一現像(黒色現像)、画像安定浴、水洗等
の諸工程が組合わされる。
処理温度は感光材料処理処方によって好ましい範囲に設
定され18℃未満の場合もあるが、18℃以上の場合が
多い。
特によく用いられるのは20℃〜60℃、最近では特に
30℃〜60℃の範囲である。
なお一連の処理各工程の設定温度が同一であることは連
続処理工程に好ましいかもしれないが、必ずしも一般に
は必要ない。
発色現像液は一般に現像主薬を含むpHが8以上好まし
くは9〜12のアルカリ性水溶液であることが望ましい
上記現像主薬はたとえば4−アシミノーN,Nジエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノーN,N−ジエチル
アニリン、4−アミノーN一エチルーN−β−ヒドロキ
シエチルアニリン、3−メチル−4−アミノーN一エチ
ルーN−β−ヒドロキシエチルアニリン、4−アミノー
、3−メチルーN一エチルーN−β−メタンスルホアミ
ドエチルアニリン、4−アミノーN,N−ジメチルアニ
リン、4−アミノー3−メトキシーN,N−ジエチルア
ニリン、4−アミノー3−メチル−N−エチル−N−β
−メトキシエチルアニリン,4−アミノー3−メトキシ
−N−エチルーN−β−メトキシエチルアニリン、4−
アミノ−3−β−メタンスルホアミドエチルーN,N−
ジエチルアニリンやこれらの塩(たとえば硫酸塩、塩酸
塩、亜硫酸塩、p−トルエンスルホン酸など)が好まし
い代表例として挙げられる。
その他、米国特許第2193015号、同259236
4号、特開昭48−649.33号或は、L.F.A.
Mason著、PhotographicProces
singGhemis−try.(Focal.Pre
ss−London版1966年発行)の226−22
9頁などにも記されている。
また上記の化合物は3−ビラゾリドン類との併用も可能
である。
発色現像液には必要に応じて種々の添加剤を加える。
その主な例には、アルカリ剤(たとえばアルカリ金属や
アンモニウムの水酸化物、炭酸塩、燐酸塩)、pH調節
あるいは緩衝剤(たとえば酢酸、硼酸のような弱酸や弱
塩酸基、それらの塩)、現像促進剤(たとえば米国特許
第2,648,604号、同第3,671,247号等
に記載されている各種のピリジニウム化合物やカチオン
性の化合物類、硝酸カリウムや硝酸ナ 号、同2.577,127号、同2,950,970号
等に記されているようなポリエチレングリコール縮合物
やその誘導体類、英国特許第1,020,033号や同
第1,020,032号記載の化合物で代表されるよう
なポリチオエーテル類などのノニオン性化合物類、米国
特許第3,068,097号記載の化合物で代表される
ようなサルファイトエステルをもつポリマー化合物、そ
の他ピリジン、エタノールアミン等有機アミン類、ベン
ジルアルコール、ヒドラジン類など)、カブリ防止剤(
たとえば臭化アルカリ、ヨー化アルカリや米国特許第 2,496,940号、同第2,656,271号に記
載のニトロペンゾイミダゾール類をはじめ、メルヵブト
ペンゾイミダゾール、5メチルベンゾトリアゾール、1
−フエニルー5−メルカプトテトラゾール、米国特許第
3,113,864号、同第3,342,596号、同
第3,295,976号、同第3,615,522号、
同第3,597,199号等に記載の化合物類、英国特
許第972,211号に記載のチオスルフオニル化合物
、或いは特公昭46−41675号に記載されているよ
うなフェナジン−N−オキシド類、その他科学写真便覧
、中巻29頁より47頁に記載されているかぶり抑制剤
など)、そのほか米国特許第3,161,513号、同
第3,161,514号、英国特許第1,030,44
2号、同第1,144,481号、同第1,251.5
581号記載のステイン又はスラッジ防止剤、また米国
特許第3,536,487号等で知られる重層効果促進
剤、保恒剤(たとえば亜硫酸塩、酸性亜硫酸塩、ヒドロ
キシルアミン塩酸塩、ホルムサルファイト、アルカノー
ルアミンサルファイト附加物など)がある。
本発明の感光材料は発色現像処理後、常法に従って、漂
白処理を行う。
この処理は定着と同時でも、別個でもよい。
この処理液は必要に応じ、定着剤を加えて、漂白定着浴
とすることもできる。
漂白剤には多くの化合物が用いられるがその中でもフエ
リシアン酸塩類、重クロム酸塩、水溶性コバル 性銅(Ti趨、水溶性キノン類、ニトロソフェノール鉄
(■)、コバルト(■)、銅(■)などの多価金属化合
物、とりわけこれらの多価金属カチオンと有機酸の錯塩
た リ酢酸、イミノジ酢酸、N−ヒドロキシエチルエチレン
ジアミントリ酢酸のようなアミノポリカルボン酸、マロ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、ジチオグリ
コール酸などの金属錯塩や2,6−ジピコリン酸銅錯塩
なと,過酸類たとえばアルキル過酸、過硫酸塩、過マン
ガン酸塩、過酸化水素など、次亜塩素酸塩たとえば塩素
、臭素、サラシ粉などの単独あるいは適当な組み合せが
一般的である。
この処理液には更に米国特許第3,042,520号、
同3,241,966号、特公昭45−8506号、同
45−8836号などに記載の漂白促進剤をはじめ、種
々の添加剤を加えることもできる。
実施例1 写真フイルムA−Mを下記の方法にて作った。
1−a低感度単位乳剤層用乳剤液の調製 6モル%のヨードを含む沃臭化銀乳剤(平均粒子サイズ
0.45μ、乳剤1kgあたりハロゲン化銀100g、
ゼラチン70gを含む)を通常の方法で調製した。
この乳剤IKpに緑感性色増感剤として5,5′−ジフ
エニル−3,3′−ジ(2−スルホエチル)−9−エチ
ルベンゾオキサカルボシアニンピリジニウム塩の0.1
重量%メタノール溶液200ccを加え、ついで4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3.3a,7−テトラザイ
ンデン5重量%水溶液20ccを加えた。
次に下記の乳化物処方(1)による乳化物(1)400
gおよびゼラチン硬化剤として2−ヒドロキシ−4,6
−ジクロルトリアジンナトリウム塩の2重量%水溶液5
0ccを順次加え、低感度単位乳剤層用乳剤液とした。
乳化物(1) ■10重量%ゼラチン水溶液1,000g■p−ドデシ
ルベンゼンスル ホン酸ソーダ 5g トリクレジルホスフエート65cc マゼンタカプラ−(1)60g DIRマゼンタカプラー(2)3g 酢酸エチル110cc ■の混合物を55℃にて溶解後、予め55℃に加熱した
■に加え、コロイドミルにて乳化した。
マゼンタカプラー(1):1−(2,4,6−トリクロ
ルフエニル)−3−〔3−(2,4−ジーtーペンチル
フエノキシアセタミド)ベンツアミド〕−5−ピラゾロ
ン DIRマゼンタカプラ−(2):t−(4−(2−(2
,4−ジーt−ペンチルフエノキシ)ブタンアミド〕フ
エニル}−3L(t−ピロリジニル)−4−(1−フエ
ニルテトラゾールー5−チオ)−5−ピラゾロン 1−b.高感度単位乳剤層用乳剤液の調製6モル%のヨ
ードを含む沃臭化銀乳剤(平均粒子サイズ0.9μ、乳
剤IKpあたりハロゲン化銀100g、ゼラチン70g
を含む)を通常の方法で調整した。
この乳剤1kgに1−aに示した緑感性色増感剤の0.
1重量%メタノール溶液80ccを加え、さらに4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3.3a,7−テトラザイ
ンデンの5重量%水溶液20ccを加えた。
さらに、次の乳化物処方(2),(3)による乳化物(
2),(3)およびカプラー(M−1)の4.3重量%
のアルカリ水溶液からなるカプラー溶液を、第一表によ
り適宜加え、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロルトリア
ジンナトリウム塩の2重量係水溶液からなるゼラチン硬
化剤溶液を50cc加え、高感度単位乳剤層用乳剤液を
調製した。
乳化物(2) ■10重量%ゼラチン水溶液1,001 ■p−ドデシルベンゼンスル ホン酸ソーダ 5g トリクレジルホスフエート 65cc マゼンタカプラ−(1) 63g 酢酸エチル110cc 乳化物(3) 乳化物(1)において、カプラーの量を次のように変え
たもの、 マゼンタカプラー(1)6g DIRマゼンタカプラ−(2)60g 乳化物(1) , (2) , (3)とも、カプラー
の総量が同一モル数になるように調製してある。
■一〇.緑感性フイルムの調製 三酢酸セルロースペース上に第一表に示すような塗布銀
量にて、低感度単位乳剤層、更にその上に高感度単位乳
剤層、更にその上に保護層(乾燥膜厚lμ)を塗布した
こうして得られた緑感性フイルムA−Mに対し、緑フィ
ルターを通して露光を施こし、次のような現像処理を行
なった。
その結果を第2表に示した。処理工程 温度 時間 発色現像 38℃ 3 分 停 止 〃 1 水 洗 〃 1 漂 白 〃 2 水 洗 〃 1 定 着 〃 2 水 洗 〃 1 安定浴 〃 1 用いた処理液は次の組成を有する。
発色現像液 苛性ソーダ 2g 亜硫酸ソーダ 2l 臭化カリウム 0.4g塩化ナトリウ
ム 1g ホー砂 4g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2g エチレンジアミン四酢酸2 ナトリウム2水塩 2g 4−アミノー3−メチルー N一エチル−N−(β−ヒ ドロキシエチル)アニリン モノサルフエート 4g 水を加えて 全量 1l 停止液 チオ硫酸ソーダ 10g チオ硫酸アンモニウム (70係水溶液) 30ml酢 酸
30ml酢酸ソーダ
5g カリ明ばん 15g 水を加えて 全量 1l 漂白液 エチレンジアミン4酢酸鉄■ ナトリウム・2水塩 100g 臭化カリウム 50g 硝酸アンモニウム 50g ホー酸 5g アンモニア水 pHを5.0に調節 水を加えて 全量 1l 定着液 チオ硫酸ソーダ 150g 亜硫酸ソーダ 15g ホー砂 12g 氷酢酸 15ml カリ明ばん 20g 水を加えて 全量 1l 安定浴 ホー酸 5g クエン酸ソーダ 5g メタホー酸ソーダ(4水塩) 3g カリ明ばん 15g 水を加えて 全量 1l フイルムの乳剤層の組成と、得られた写真性、粒状の結
果を対照表にして第1表に示す。
このフイルムもγ≒0.7で大略よい直線性を示した。
第1表および第2表の結果から明らかなように共通の低
感度単位乳剤層上に塗布した高感度単位乳剤層の中に、
高速反応性マゼンタカプラ−M−1と低速反応性カプラ
ー乳化物(2)又は(3)とを含み、これらカプラー乳
化物中の低速反応性カプラーが30乃至90モル%含有
するフイルムB−Eは、かぶり、相対感度、粒状性の点
で優れていることが分る。
一方、フイルムH−Mの如く、低速反応性カプラーの一
部をDIRカプラーで置き換えた場合、本発明の効果が
助長され、DIRカプラーを高感度単位乳剤層中に9モ
ル%加えた場合低速反応性カプラーの割合が21乃至8
1モル%含有するフイルム■〜Lで、とくに優れた結果
が得られた。
DIRカプラーの添加量を種々変えて実験したところ、
0.1モル%より少なくては効果がなく、40モル%よ
り多くては最高画像濃度が低く、感度の低下もきたした
実施例2 実施例1に於で、支持体上に順次赤感層、実施例1に記
する緑感層、次に青感層を塗布し、実施例1の現像処理
を行なった結果、緑感層のかぶり相対感度、粒状性の改
良効果の点でほぼ並行的な結果を得た。
実施例3 実施例1において下記の変更を行なった。
緑感層を高感度単位乳剤層、中感度単位乳剤層、低感度
単位乳剤層とに分けた。
高感度単位乳剤層は実例1のA−Mと同じ。
中感度単位乳剤層は平均粒子サイズ0.6ミクロンのヨ
ード6モル%を含む沃臭化銀(乳剤IKpあたりハロゲ
ン化銀10(1、ゼラチン70gを含む)に実施例1の
低感度単位乳剤層と同じ種類の添加物を次のような量に
かえて加えた乳化物(1)を300gとした。
低感度単位乳剤層は、実施例1の低感度単位乳剤層にお
いて、平均粒径0.35μのものを用いて、前記増感色
素を1.5倍とし、カプラー乳化物は、乳化物(1)5
00gと乳化物(3) 20gとを加えた。
実施例1と同じ露光・処理を行ない下記の結果を得た。
上記範囲外のモル%のフィルムに比べ、かぶりが少く、
粒状はこまかく、感度の低下もなく好ましい。
一方、低速反応性カプラーの一部をDIRカプラーに置
き換えたら、この種の効果は顕著になり、低速反応性カ
プラーの割合が21〜81モル%(但し、DIRカプラ
ーは一律9モル%を含む)の■3〜L3のフィルムはと
くに上記の効果がk助長されて表れた。
実施例 4 実施例1において、低感度単位乳剤層に用いる乳化物を
乳化物(1)の代りに乳化物(2)を用いて、DIRカ
プラーを低感度単位乳剤層から全部除去し、実施例1と
同様の試験をした。
第4表の結果を得た。
実施例1〜3と同様に高感度単位乳剤層中の30〜90
モル%の低速反応性カプラーの含有率のB4〜E4のフ
ィルムで優れた効果が得られ、DIRカプラーを9モル
%含みかつ低速反応性カプラーを21〜81モル%含ん
でいる■4〜L4のフィルムではさらに優れた効果が得
られた。
本実施例では低感度単位乳剤層にDIRカプラーを含ん
でいないので粒状およびかぶりが劣る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1つを、同一スペク
    トル領域に感じる相対的に高感度の乳剤層と相対的に低
    感度の乳剤層の少なくとも2つに分けた多層カラー感光
    材料において、該高感度乳剤層に、低感度乳剤層に用い
    たカプラー(低速反応性カプラー)の2ないし20倍の
    カップリング速度をもつ高速反応性カプラーを該高感度
    乳剤層の全カプラー量の20〜70モル%添加し、残り
    は低速反応性のカプラーであることを特徴とする多層カ
    ラー感光材料。
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