JPS587254Y2 - 空気熱源ヒ−トポンプ式空気調和装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は空気熱源ヒートポンプ空気調和装置に係り、
特に降雪時の除雪装置に関するものである。

一般に、この種の空気調和装置を寒冷地、特に降雪の多
い地域で使用すると、冬季には室外側のベースに降雪す
ることが多い。

この場合、ベース上の雪を除雪する方法として、ベース
２にクランクケースヒーターを取付けて雪を溶かしたり
、人が直接除雪する事が多い。

しかし、かかる方法ではランニングコストが増加したり
、あるいは人が降雪の都度除雪を行なわなければならず
、手間かががるという欠点を有していた。

この考案は上記の欠点を除去する目的でなされたもので
あり、室外側のベースに降雪した雪を簡単に除雪するこ
とを目的としたものである。

以下、第１図、第２図に示す実施例に基づいて説明する
と、１は室外側ユニット、２はベース、３は熱交換器、
４はベース近くに沿っている中間配管４を示す。

いま、冬季に室外側熱交換器３の霜取運転が行なわれて
いる時、室外側送風機は停止し、圧縮機は運転している
。

圧縮機から吐出した高温ガスは、入口配管より熱交換器
右半分３ａを数回往復して中間配管４を通過し、熱交換
器左半分３ｂに到る。

このとき、送風機は停止しているので、熱交換器３では
自然放熱のみの熱交換しか行なわれないため、中間配管
４を通過する冷媒は圧縮機から吐出した高温の冷媒温度
あまり差はなく、高温ガスのままである。

また、中間配管４は蛇行状になって表面積が大きくなっ
ており、即ち、伝熱面積が広くなっていて、ベース近く
に沿っている。

それ故、降雪した雪は霜取運転中に中間配管４と広い面
積で接触し、高温ガスから熱を奪って溶け、除雪される
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す正面図、第２図は第
１図の送風部分を除いた平面図である。 １は室外側ユニット、２はベース、３は熱交換器、４は
中間配管を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内側および室外側を冷媒管により接続し、室外側を屋
   外へ設置した空気調和機において、室外側に熱交換器３
   の中間配管４を蛇行状に、かつベース上近くに沿わせ、
   霜取運転時、降雪した雪を除雪できるようにしたことを
   特徴とする空気熱源ヒートポンプ式空気調和装置。