JPH0312929Y2 - - Google Patents

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JPH0312929Y2
JPH0312929Y2 JP1985110154U JP11015485U JPH0312929Y2 JP H0312929 Y2 JPH0312929 Y2 JP H0312929Y2 JP 1985110154 U JP1985110154 U JP 1985110154U JP 11015485 U JP11015485 U JP 11015485U JP H0312929 Y2 JPH0312929 Y2 JP H0312929Y2
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JP
Japan
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warm air
roof
warm
air
introduction pipe
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JP1985110154U
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、室内の暖気(自然排熱)と冷暖房器
具の暖気を利用した省エネタイプ屋根消雪装置に
係るものである。
〔従来の技術〕
出願人が特公昭49−31216号公報の「屋根面に
おける消雪方法」を実施するに当たり検討したと
ころ熱風だけでは経済的でないことが判明した。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、かかる欠点を解決したもので、室内
の暖気と、室内暖気に必要な冷暖房器具より生じ
る暖気とを利用して経済的な屋根消雪装置が出
来、また夏期においては、冷暖房器具の冷気を利
用して室内冷房をも行なうことも出来る屋根消雪
装置を提供することが技術的課題である。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
屋根面1上を暖気間〓2を介して屋根被覆部材
3で被覆して二重構造屋根aを形成し、一端をこ
の二重構造屋根aに配設し、他端を室内4の天井
部に配設して室内4の暖気を暖気間〓2内に導入
する暖気導入管5を設け、この暖気導入管5を屋
根裏に配設し、屋根裏内にこの屋根裏に配設した
暖気導入管5を介して冷暖気を暖気間〓2内に供
給する冷暖房器具6を設け、暖気間〓2内に暖気
導入管5により導入された暖気若しくは冷気を暖
気間〓2内に散送せしめる暖気送出管9を配設し
たことを特徴とする屋根消雪装置に係るものであ
る。
〔実施例〕
二重構造屋根aの屋根被覆部3はアルミニウム
板にして、その表面に半球状に膨出部7を前後左
右に配し、この膨出部7に小さな暖気送出孔8を
穿設した場合を図示しているが、折版屋根、凹凸
条屋根、長尺瓦棒屋根等でも良く、材料もアルミ
ニウム板に限らず熱伝導性の良いものであれば他
の材料でも良い。
屋根面1上に数本の暖気送出管9を配し、この
暖気送出管9より直接暖気を送り出し、膨出部7
を加温すると同時に暖気送出孔8より暖気を外部
に放出して雪を融かし、消雪する場合を図示して
いるが、 この暖気送出管9に暖気導入管5を連設してい
る。
この暖気導入管5はその開口部5aを一,二階
の室内4の天井部に臨ましめ、この開口部5aに
吸排気用換気扇10を設けている。
冷暖房器具6は第1図に示すように二階の屋根
裏に設け、連結管11で暖気導入管5と連結して
冷暖気を供給する場合を図示している。
実際は二本の連結管11を使用し、一方を屋根
棟部側の暖気送出管9に連結し、他方を暖気導入
管5と連結している。
尚、第5図に示すように建物に温水ボイラ、冷
水供給装置を備えたセントラルヒーテイングシス
テム12を採用している場合にはこのセントラル
ヒーテイングシステム12より冷暖気を供給すれ
ば良い。
軒先には樋囲板13を垂設して雨樋14の凍結
防止を行なつている。
屋根は切妻屋根を図示しているが、片流れ屋
根、その他の屋根にも使用出来る。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のように構成したから二重構造
屋根aの暖気間隙2内に暖気導入管5によつて室
内4の暖気が送り込まれる屋根被覆部材3表面が
加温されて屋根被覆部材3上の雪を融かして消雪
する。
勿論、屋根被覆部材3上に降る雪も順次融かし
て消雪して行くことになる。
このように室内4の暖気即ち天井裏に排熱とな
つて捨てられる自然暖気を集め、これを二重構造
屋根aに導入して消雪するものであるから全く経
済的な消雪が出来る。
この場合、厳寒期や大量の雪で室内暖気だけで
消雪が困難の場合であつても、冷暖房器具6を作
動させて室内暖気と冷暖房器具6より生じる暖気
とを一緒に送り込めばそれだけ余計に屋根被覆部
材3表面が加温されるから厳寒時であつても、大
量の雪であつても簡単にして、能率良く消雪する
ことが出来る。
このように気候条件、降雪状態等に応じて自然
暖気のみと予備暖気を加えた自然暖気とに使い分
けて消雪出来るから一層経済的であるとともにこ
の冷暖房器具6の作動もサーモスタツトを設けて
設定温で作動するようにすれば無駄がなく一層経
済的になる。
この冷暖房器具6は建物に設置使用しているセ
ントラルヒーテイングシステム12を利用するこ
とにより設備費、施工費もそれほどかかることが
なく、この点においても経済的である。
また夏期間においては冷暖房器具6より冷気を
二重構造屋根a内に送り込み、暖気導入管5より
二重構造屋根a内の暖気を外部に排出させること
により屋根裏を冷却して室内4の冷房効果を高め
ることが出来る。
更にこの二重構造屋根aは、雪に接する面は屋
根被覆部材3であつて、下方の屋根面1は雪にふ
れないから結露の心配なく安心して使用出来る屋
根消雪装置を提供することになる。
また、本考案は冷暖房器具6を屋根裏に設けた
から、冷暖房器具6から排出される冷暖気が外気
により弱められること(暖気なら冷やされるこ
と)なく屋根面1上の暖気間隙に導入できるとと
もに、暖気導入管5により導入された暖気を暖気
間隙2内に散送せしめる暖気送出管9を暖気間隙
2内に配設したから、暖気間隙2全面に確実に冷
暖気が送出されることになり、極めて効率の良い
実用性に秀れた屋根消雪装置となる。
かように本考案は一つの装置で消雪、暖房、冷
房を可能にした経済的で省エネタイプの屋根消雪
装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本装置の正面図、第2図は屋根の平面図、第3
図は屋根一部の斜面図、第4図はその正断面図、
第5図は本装置別例の正面図である。 a……二重構造屋根、1……屋根面、2……暖
気間隙、3……屋根被覆部材、4……室内、5…
…暖気導入管、6……冷暖房器具、9……暖気送
出管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根面1上を暖気間〓2を介して屋根被覆部材
    3で被覆して二重構造屋根aを形成し、一端をこ
    の二重構造屋根aに配設し、他端を室内4の天井
    部に配設して室内4の暖気を暖気間〓2内に導入
    する暖気導入管5を設け、この暖気導入管5を屋
    根裏に配設し、屋根裏内にこの屋根裏に配設した
    暖気導入管5を介して冷暖気を暖気間〓2内に供
    給する冷暖房器具6を設け、暖気間〓2内に暖気
    導入管5により導入された暖気若しくは冷気を暖
    気間〓2内に散送せしめる暖気送出管9を配設し
    たことを特徴とする屋根消雪装置。
JP1985110154U 1985-07-18 1985-07-18 Expired JPH0312929Y2 (ja)

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JP1985110154U JPH0312929Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JP1985110154U JPH0312929Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JPS6231623U JPS6231623U (ja) 1987-02-25
JPH0312929Y2 true JPH0312929Y2 (ja) 1991-03-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711086U (ja) * 1980-06-25 1982-01-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711086U (ja) * 1980-06-25 1982-01-20

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JPS6231623U (ja) 1987-02-25

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