JPH0356602Y2 - - Google Patents

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JPH0356602Y2
JPH0356602Y2 JP16003085U JP16003085U JPH0356602Y2 JP H0356602 Y2 JPH0356602 Y2 JP H0356602Y2 JP 16003085 U JP16003085 U JP 16003085U JP 16003085 U JP16003085 U JP 16003085U JP H0356602 Y2 JPH0356602 Y2 JP H0356602Y2
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hot air
roof
eaves
air passage
space
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JP16003085U
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JPS6269515U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2重構造屋根にして、下屋根部材と
上屋根部材との間の空間部に温風を送り込んで屋
根雪を融して消雪する温風式融雪屋根装置に係る
ものである。
〔従来の技術〕
近年開発された建物の自然排熱を利用した自然
排熱式融雪屋根装置は、これと云つた石油、ガス
等の燃料費がかからないから経済的であるが、そ
の反面熱エネルギーが不足するから厳寒期間や豪
雪地では良好な消雪が出来ない欠点があつた。
このため最近では約15年前に開発された特公昭
49−31216号の2重構造屋根に温風を送り込んで
消雪する温風式融雪屋根装置が見直されて来てい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はかかる温風式融雪屋根装置の改良であ
つて、熱効率が秀れ、均一な消雪が出来る経済的
な温風式融雪屋根装置を提供することが技術的課
題である。
〔問題点を解決するための手段〕
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
下屋根部材aと上屋根部材bとを空間部を介して
配設した屋根を有する2重構造屋根の該空間部に
温風を送り込んで屋根雪を融し消雪する温風式融
雪屋根装置において、上端部を上屋根部材bに連
設し、下端部を建物外壁2に連設した軒先カバー
1で軒先部ほぼ全長を包囲し、該軒先カバー1の
内面と軒先部との間にして両者の全長に温風通過
路12を設け、軒先カバー1で包囲された建物外
壁2に全巾に渡つて温風送出口3を穿孔し、建物
内の排熱を温風送出口3、温風通過路12を介し
て前記空間部に軒先側から導入せしめることを特
徴とする温風式融雪屋根装置。
〔作用〕
建物内の排熱は建物外壁2の全巾に渡つて穿孔
された温風送出口3及び軒先カバー部1の内面と
軒先部との間にして両者の全長に形成した温風通
過路12を介して下屋根部材aと上屋根部材bと
の間の空間部に軒先側から均一に導入される。
この排熱は軒先カバー1の存在により外部に逃
げることなく確実に空間部に導入される。
〔実施例〕
図面は下屋根部材aと上屋根部材bとの間に温
風通路7及び温風速度抑制部材8を設けた温風通
路形成部材5を配設したものである。
第3図は夫々のたる木4間に第4図に示す温風
通路形成部材5を配設した場合を図示し、第5図
はたる木4上に第6図に示す温風通路形成部材5
を配設した場合を図示している。
この第4図に示す温風通路形成部材5は板材の
左右に仕切突条6を一体に形成したものであり、
第6図に示す温風通路形成部材5は板材に4本の
仕切突条6を一体に形成したもので、両タイプと
も仕切突条6の間に温風通路7が形成され、この
温風通路7に平面状又は状にして一端を仕切
突条6の内面に付設し、他端を遊離端とした温風
速度抑制部材8を一体に突設した場合を図示して
いる。
この第4,6図の温風通路形成部材5により温
風は流方向転換が行なわれ、流速が低下する。
第7図はたる木4間に第8図に示す温風通路形
成部材5を配設した場合を図示し、第9図はたる
木4上に第10図に示す温風通路形成部材5を配
設した場合を図示している。
この第8,10図の温風通路形成部材5は板材
に一体に形成された仕切突条6の間に形成される
温風通路7に仕切突条6とほぼ直交する方形形状
の温風速度抑制部材8を架設し、この温風速度抑
制部材8の下面と温風通路7との間に通風孔9を
形成した場合を図示している(尚第8図は温風通
路形成部材5を連結するタイプである。)。
この第8,10図の温風通路形成部材5によつ
ても前記第4,6図の温風通路形成部材5同様温
風は流方向転換が行なわれ、流速が低下する。即
ち、温風速度抑制部材8に当たつた温風は一部は
減速されて通風孔9を通過して進み、一部は逆方
向に進み減速される。
温風速度抑制部材8は断熱性の秀れた合成樹脂
材(硬質発泡ウレタン)やゴム材(合成ゴム)等
が良く、更に断熱性を高めるため表裏面にアスフ
アルトフエルト、アルミクラフト、合板等を貼着
したものを使用してもよい。
上屋根部材bは銅材、トタン板、アルミ板等が
良く、屋根構造も平ぶき屋根、長尺瓦棒屋根、折
版屋根等が良い。
また、図面の温風送出口3は、建物外壁2の上
部に全巾に渡つて一定間隔毎に設けた場合であ
る。
図面の軒先カバー1は上屋根部材bを延長させ
て軒裏側に折り返して形成しているが、上屋根部
材bに別材を接続させて軒先カバー1を形成して
も良い(この軒先カバー1は上屋根部材bと同様
な材料が良い。)。
また、軒先裏下には温風を均一に送り出すよう
に障害板10を垂設している。
温風の供給方法としては、ヒートポンプが一番
望ましいが、フアンヒーター、ストーブ等の暖房
器具でも良いし、セントラルヒーテイングを利用
しても良い。
図中11は野地板、13は排水樋、14は温風
供給路、15は排風路である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の様に構成したからこの下屋根
部材と上屋根部材との空間部に軒先側から室内の
排熱や温風を送り込むと上屋根部材表面が加温さ
れて上屋根部材上の降雪や積雪は融かされて消雪
される。
この場合、空間部に軒端から軒端までに温風を
均一に送つてやらないと屋根全体が均一に加温さ
れず均一な消雪が出来ない。
この点本考案は、軒先部を軒先カバーで包囲す
ると共に建物外壁に全巾に渡つて温風送出口を穿
孔したから温風は温風送出口より軒先部の巾いつ
ぱいに送り出され、そして温風通過路を介して空
間部に均一に送り出される為、上屋根部材前端が
均一に加温されて熱効率が秀れ、而かも消雪能力
がある温風式融雪屋根装置を提供することにな
る。
また軒先部が軒先カバーで被覆されているから
温風が軒先部から外へ逃げることは防止され、且
つ軒先部は先端から加温され、従つて、一番雪が
溜まりやすい軒先部の雪を容易に消雪することが
出来ると共に軒先カバーを設けたことにより軒先
部が奇麗になり体裁の良い屋根になる等秀れた実
用上の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置の斜面図、第2図は本装置一部
の斜面図、第3図は屋根の正断面図、第4図は温
風通路形成部材の斜面図、第5図は別例の屋根の
正断面図、第6図は別例の温風通路形成部材の斜
面図、第7図は別例の屋根側断面図、第8図は別
例の温風通路形成部材の斜面図、第9図は別例の
屋根側断面図、第10図は別例の温風通路形成部
材の斜面図である。 a……下屋根部材、b……上屋根部材、1……
軒先カバー、2……建物外壁、3……温風送出
口、12……軒先温風出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下屋根部材aと上屋根部材bとを空間部を介し
    て配設した屋根を有する2重構造屋根の該空間部
    に温風を送り込んで屋根雪を融し消雪する温風式
    融雪屋根装置において、上端部を上屋根部材bに
    連設し、下端部を建物外壁2に連設した軒先カバ
    ー1で軒先部ほぼ全長を包囲し、該軒先カバー1
    の内面と軒先部との間にして両者の全長に温風通
    過路12を設け、軒先カバー1で包囲された建物
    外壁2に全巾に渡つて温風送出口3を穿孔し、建
    物内の排熱を温風送出口3、温風通過路12を介
    して前記空間部に軒先側から導入せしめることを
    特徴とする温風式融雪屋根装置。
JP16003085U 1985-10-19 1985-10-19 Expired JPH0356602Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16003085U JPH0356602Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

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JP16003085U JPH0356602Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6269515U JPS6269515U (ja) 1987-05-01
JPH0356602Y2 true JPH0356602Y2 (ja) 1991-12-19

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ID=31085018

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JP16003085U Expired JPH0356602Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

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JPS6269515U (ja) 1987-05-01

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