JPH0115780Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0115780Y2
JPH0115780Y2 JP1984007991U JP799184U JPH0115780Y2 JP H0115780 Y2 JPH0115780 Y2 JP H0115780Y2 JP 1984007991 U JP1984007991 U JP 1984007991U JP 799184 U JP799184 U JP 799184U JP H0115780 Y2 JPH0115780 Y2 JP H0115780Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
roof
board
corrugated
corrugated sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984007991U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60120119U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP799184U priority Critical patent/JPS60120119U/ja
Publication of JPS60120119U publication Critical patent/JPS60120119U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0115780Y2 publication Critical patent/JPH0115780Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は波板と平板とを屋根の野地板の上に
重ね合わせた構成を有する融雪用の屋根に関する
ものである。更に、本考案は、構造が簡単で、既
設の屋根にも容易に設置することができ、かつ融
雪効率が良好な二重構造の屋根に関するものであ
る。
[従来の技術と解決すべき課題] 従来から、屋根の融雪方法として、加温した空
気を屋根に供給して融雪する方法がある。しか
し、従来の方法では、屋根を全く新しい構造に改
造することが必要であり、材料費や工事費が嵩む
という欠点があつた。また、屋根の上に融雪装置
を設置する場合には屋根の外観が大きく変化した
り、あるいは屋根の構造が複雑になるために、改
造や装置の設置が容易でないなどの欠点があつ
た。
本考案はこのような従来の欠点を解消すること
を目的として、鋭意検討した結果、新たに考案し
たものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の欠点を除去するために考案さ
れたものであり、次のような構成を有する。
すなわち、屋根の野地板に埋設したパイプ、野
地板およびパイプの上に載置した波板および波板
を覆う平板からなり、かつ、前記パイプの上側に
多数の吹出口を形成すると共に、前記波板にも多
数の通気孔を形成することによつて、野地板と平
板との間に、前記波板を介して多数の通気道を形
成したことを特徴とする二重構造の屋根である。
また、波板の通気孔は、前記パイプの吹出口に
対応する位置の、波板の波頭部に形成することが
好適である。更に、波板の下側の通気道の通気口
の前後を、適宜の栓で閉鎖することによつて、上
側の通気道のみを開通させ、上側の通気道を特に
加温することができる。
[作用] 上記のような構成を有する本考案の屋根におい
ては、パイプの上側に形成した多数の吹出口から
野地板と平板との間に前記波板を介して形成した
多数の通気道へ、適宜の熱源から加熱空気を供給
することによつて、最上層の平板を暖め、効果的
に融雪を行なうことができる。また、本考案の二
重構造の屋根は、構造が簡単であるから、設置が
容易である。
[実施例] 以下に、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
本考案の二重構造の屋根において、たる木8の
上に野地板7が固定されている。この野地板7の
軒側および棟側に、吹出口5有するパイプ4を嵌
着する。前記野地板7の上には、断熱シート6や
フエルトを敷くと融雪時の熱効率が更によくなり
好適である。
更に、野地板7あるいは前記断熱シート6の上
に、軒側および棟側に通気口3を有する波板2を
葺く。波板2の通気口3の位置は、前記パイプ4
の吹出口5に対応する位置の、波板波頭部が望ま
しい。また、波板2は屋根や外壁などに通常使用
するU字形あるいはV字形のものでよい。この波
板2は、つり子10および釘11によつて上から
固定し、次に平板1を葺く。この平板1は通常の
瓦棒葺きあるいは平葺き用の材料でよい。
かくして、波板2の上側と下側に、軒から棟に
通ずる通気道9が形成される。また、後記の熱風
の供給量によつては、下側の通気道9の通気口3
の前後を適宜の栓で閉鎖して上側の通気道9のみ
を開通させることもできる。更に、パイプ4には
任意の送風機や送風ポンプを接続配管し、室内の
暖気やその他の余熱、排熱空気、加熱空気などを
供給する。
本考案の二重構造の屋根の使用方法は、温風を
送風機により一方の、例えば軒側のパイプ4へ送
り込み、吹出口5から通気口3へ、そして波板2
の通気道9を通過させて反対側の通気口3、吹出
口5、パイプ4へと送ることにより、温風を排出
循環する。従つて、平板1は温風によつて温めら
れ、その上の雪を融解することができる。また、
平板1の裏側に発生する結露水は、波板2の通気
道9内を流れて軒先側へ排出される。前記構造に
おいて、パイプ4を省略することにより、屋根裏
の空気を自然対流により通気道9内に送り込むこ
ともできる。
本考案の屋根は、従来から使用されている波板
と平板とを、従来の工法によつて簡単に組合わせ
ることにより形成することができ、屋根を甚だし
く改造したり、屋根の外観を変えることもないの
で、美観を損なわずに、容易かつ低廉に二重構造
の屋根を設置することができる。
[考案の効果] 本考案の屋根は、上記のような構成を有するの
で、構造が簡単で設置が容易であり、かつ融雪効
率が良好であるという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の部分分解斜視図、
第2図は同実施例の通気道部分の縦断面図、およ
び第3図は第2図の直角方向における部分縦断面
図である。 1……平板、2……波板、3……通気口、4…
…パイプ、5……吹出口、6……断熱シート、7
……野地板、8……たる木、9……通気道、10
……つり子、11……釘。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 野地板7に嵌着したパイプ4、該野地板7お
    よびパイプ4の上に載置した波板2および該波
    板2を覆う平板1からなり、かつ前記パイプ4
    の上側に多数の吹出口5を形成すると共に、前
    記波板2の、前記パイプ4と対応する位置に、
    多数の通気口3を形成することによつて、野地
    板7と平板1との間に、前記波板2を介して通
    気道9を形成したことを特徴とする二重構造の
    屋根。 2 前記パイプ4は屋根の軒側および棟側にそれ
    ぞれ設けられ、かつ、波板2の通気口3は、パ
    イプ4の吹出口5に対応する位置の、波板2の
    波頭部に形成したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の二重構造の屋根。 3 前記波板2の下側の通気道9の通気口3の前
    後を、適宜の栓で閉鎖したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記
    載の二重構造の屋根。 4 前記パイプ4に、温風源を接続配管してなる
    実用新案登録請求の範囲第1項から第3項のい
    ずれかに記載の二重構造の屋根。
JP799184U 1984-01-23 1984-01-23 二重構造の屋根 Granted JPS60120119U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP799184U JPS60120119U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 二重構造の屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP799184U JPS60120119U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 二重構造の屋根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60120119U JPS60120119U (ja) 1985-08-14
JPH0115780Y2 true JPH0115780Y2 (ja) 1989-05-11

Family

ID=30486859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP799184U Granted JPS60120119U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 二重構造の屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60120119U (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0718212B2 (ja) * 1986-02-28 1995-03-01 郡治 渡辺 屋根の融雪法
JP2010242353A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Ever Kk 屋根構造
JP5618121B2 (ja) * 2009-04-03 2014-11-05 タキロン株式会社 屋根構造及び防水下地材
JP5870298B2 (ja) * 2012-02-27 2016-02-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 屋根構造
JP5967531B2 (ja) * 2012-07-13 2016-08-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 屋根構造
JP5967530B2 (ja) * 2012-07-13 2016-08-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 屋根構造
JP5919498B2 (ja) * 2012-07-13 2016-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 屋根構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815583A (ja) * 1981-07-20 1983-01-28 Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd 硫酸変成フライアツシユを用いる含水軟弱土の強度増加方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5864733U (ja) * 1981-10-26 1983-05-02 銅金株式会社 屋根構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815583A (ja) * 1981-07-20 1983-01-28 Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd 硫酸変成フライアツシユを用いる含水軟弱土の強度増加方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60120119U (ja) 1985-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4096790A (en) Ventilation and insulation baffle
US4658552A (en) Vented exterior building wall and roof structures
CA2359172C (en) Hinged vent chute
JPH0115780Y2 (ja)
JPH019855Y2 (ja)
GB2127060A (en) Improvements in roof ventilation
CA1073258A (en) Roof ventilation
CN215211809U (zh) 一种通风屋脊
JPH0124267Y2 (ja)
JPH0356602Y2 (ja)
JPH0312119Y2 (ja)
JPS59109733A (ja) 換気屋根構造
JPS5820839Y2 (ja) 建物の天井構造
JPH0420934Y2 (ja)
JPH017784Y2 (ja)
JPH0324944B2 (ja)
JPH0113704Y2 (ja)
JPH0237932Y2 (ja)
JPH0538187Y2 (ja)
JPH0732720Y2 (ja) 屋 根
JPH0718212B2 (ja) 屋根の融雪法
JPH07119254A (ja) 屋根パネルの施工方法
JPH0719522A (ja) 建物の通気装置
JPH09170317A (ja) システム屋根構造
JPH0235936Y2 (ja)