JPH0235936Y2 - - Google Patents

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JPH0235936Y2
JPH0235936Y2 JP1984122353U JP12235384U JPH0235936Y2 JP H0235936 Y2 JPH0235936 Y2 JP H0235936Y2 JP 1984122353 U JP1984122353 U JP 1984122353U JP 12235384 U JP12235384 U JP 12235384U JP H0235936 Y2 JPH0235936 Y2 JP H0235936Y2
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JP
Japan
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tile
bulge
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water return
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JP1984122353U
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JPS6137328U (ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は寄棟の屋根裏を換気できるようにして
結露等による野地板等の腐食を防止した屋根瓦に
関するものである。
(従来の技術) 気密処理を施した野地板上を瓦で覆つた屋根は
防水性および断熱性に優れている反面換気性に劣
つている。このため屋根裏は湿度が高くなつて結
露の発生やむれにより木材が腐食し、住宅の寿命
は著しく縮められるという大きな問題がある。こ
のような問題を解決するため、瓦主体の表面に該
瓦主体の裏側に開口された中空の膨出部を設けて
該膨出部内を外部に連通させた屋根瓦が実開昭57
−204332号公報や実開昭53−42422号公報などに
よつてすでに提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記公報によつて知られる従来
のこの種屋根瓦は、膨出部を瓦主体の中間部に設
けたものであるため、その裏側に水返しを付設し
て外部から雨水が入り込むことを防いでおり、従
つて、表側に膨出部を設ける以外に裏側にも水返
しを付設することが面倒で複雑な金型や手数が必
要でコスト高となるという欠点があり、未だ実用
化されていない。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案の
屋根瓦は、尻部に水返しを設けた瓦主体の頭側表
面に該瓦主体の裏側に開口された中空の膨出部を
設けるとともに該膨出部の尻部壁面に低膨出部を
続かせてその裏側を瓦葺き時に下側となる瓦の尻
部の水返しに臨む凹部に形成し、さらに、前記膨
出部の頭側壁面に通気細孔を配設したことを特徴
とするものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の陶器製の棧瓦を実施例と
して詳細に説明する。
1は縦横がそれぞれ300mmの瓦主体であつて、
該瓦主体1の頭側表面には該頭側の側縁から約25
mm、棧部2の側縁から約35mm内側位置において幅
約90mm、縦長約60mmで頂面を弧状とした中空の膨
出部3が瓦主体1の裏側に開口させて設けられ、
該膨出部3の略垂直な頭側壁面には適数個の通気
細孔4を配設するとともに略垂直な尻側壁面の中
央部には低膨出部3aを続かせてその裏側を瓦葺
き時に下側となる瓦の尻部の水返しに臨む凹部に
形成してある。なお、瓦主体1の頭側表面に該瓦
主体1の裏側に開口された中空の膨出部3と低膨
出部3aを設けるには、瓦主体1の成形時に膨出
部3も同時成形しても、開口付の瓦主体1と膨出
部3とを各別に成形したうえ両者を一体化して焼
成してもよい。
(作用) このように構成されたものは、表面に塩化ビニ
ル樹脂等の気密性を備えた下地材12を貼着する
などして気密処理を施した野地板11に所要間隔
をおいて瓦棧13を配設するとともに棟近傍と軒
近傍の野地板11に適当間隔をおいて通気孔14
を配設して各通気孔14には鍔付パイプ15を嵌
挿するなどして上端開口を上方に突出させてお
き、棟近傍と軒近傍の前記下地材12上にある瓦
棧13上に本考案に係る瓦を常法により瓦葺きす
るとともにその中間は通常の瓦により瓦葺きすれ
ば、本考案の屋根瓦と通常の屋根瓦21により覆
われる野地板11が該野地板11の表面に塩化ビ
ニル樹脂等の気密性を備えた下地材12を貼着す
るなどした気密処理を施したものであつても、瓦
主体1の頭側表面には該瓦主体1の裏側に開口さ
れる中空の膨出部3が形成されており、しかも、
この膨出部3の頭側壁面に適数個の通気細孔4が
配設してあるので、瓦主体1と下地材12間の空
隙が外気に通じ、屋根裏に上昇する温かい空気は
通気孔14および通気細孔4を通じて換気され、
屋根裏16内の湿度が高くなることはなくなるの
で結露の発生およびむれ等がなくなり、木材の腐
食により住宅の寿命が縮められることはない。ま
た、通気細孔4は瓦主体1に形成された中空の膨
出部3の頭側壁面にのみ設けられているから、通
常の雨は中空の膨出部3内に浸入することがな
く、また、万一中空の膨出部3内に浸入しても該
膨出部3は瓦主体1の頭側表面に形成されている
うえに該膨出部3の尻側壁面に低膨出部3aを続
かせてその裏側を瓦葺き時に下側となる瓦の尻部
の水返しに臨む凹部に形成してあるので、裏側に
位置する開口は第3図に示すように下側となる屋
根瓦21の尻部22の上方にあつて該尻部22の
水返し23が低膨出部3aに臨んだ状態に瓦葺き
されることとなり、従つて、水が浸入した場合で
もこの下側の屋根瓦21を通じて適確に流下する
こととなり。さらに、瓦主体1の膨出部3は雪止
め効果を併せ発揮する利点もある。
(考案の効果) 本考案は以上の説明でも明らかなように、防水
性および断熱性を損うことなく屋根裏に換気性を
もたせて野地板や瓦棧の腐食を防止するようにす
るとともに雪止め効果を併せ発揮するようにした
ものであつて、特に、膨出部の尻側壁面に低膨出
部を続かせてその裏側を瓦葺き時に下側となる瓦
の尻部の水返しに臨む凹部に形成したことによつ
て裏側に水返しを付設する必要がないので、複雑
な金型や面倒な手数が不要となつて安価に量産で
きる利点もあり、従来の屋根瓦の問題天を解決し
たものとして実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、、第2図は本考案を使用した屋根の一部切欠
側面図、第3図は同じく要部の拡大断面図であ
る。 1:瓦主体、3:中空の膨出部、3a:低膨出
部、4:通気細孔、22:尻部、23:水返し。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 尻部22に水返し23を設けた瓦主体1の頭側
    表面に該瓦主体1の裏側に開口された中空の膨出
    部3を設けるとともに該膨出部3の尻側壁面に低
    膨出部3aを続かせてその裏側を瓦葺き時に下側
    となる瓦の尻部の水返しに臨む凹部に形成し、さ
    らに、前記膨出部3の頭側壁面には通気細孔4を
    配設したことを特徴とする屋根瓦。
JP12235384U 1984-08-09 1984-08-09 屋根瓦 Granted JPS6137328U (ja)

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JP12235384U JPS6137328U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 屋根瓦

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JP12235384U JPS6137328U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 屋根瓦

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Publication Number Publication Date
JPS6137328U JPS6137328U (ja) 1986-03-08
JPH0235936Y2 true JPH0235936Y2 (ja) 1990-10-01

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JP12235384U Granted JPS6137328U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 屋根瓦

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JP2005299325A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Yamakura Kawara Kogyo Kk 屋根瓦の防水構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5342422B2 (ja) * 1974-07-26 1978-11-11

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JPS5342422U (ja) * 1976-09-16 1978-04-12
JPS57204332U (ja) * 1981-06-23 1982-12-25

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JPS5342422B2 (ja) * 1974-07-26 1978-11-11

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JPS6137328U (ja) 1986-03-08

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