JP2508926B2 - ユニットク―ラ - Google Patents

ユニットク―ラ

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JP2508926B2
JP2508926B2 JP2482291A JP2482291A JP2508926B2 JP 2508926 B2 JP2508926 B2 JP 2508926B2 JP 2482291 A JP2482291 A JP 2482291A JP 2482291 A JP2482291 A JP 2482291A JP 2508926 B2 JP2508926 B2 JP 2508926B2
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drain
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unit cooler
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遊二 藤本
貞直 黒河
康久 小森
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロアと蒸発器を備え
たユニットクーラに係り、さらに詳しくは、デフロスト
運転時の融氷を促進してデフロスト時間の短縮が図れる
ユニットクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のユニットクーラに関する先行技
術の典型的な例が、実開昭64−22184〜2218
7各号公報などによって開示されている。これ等の例に
見られるように、蒸発器は吸込側、吹出側共に垂直面を
なす正立方形であり、また、付着し成長した霜を融かす
デフロスト運転に際し、剥離した霜を円滑に降下排出す
る必要上、フィンに対しドレンを誘引し排出するために
種々の構造上の工夫を凝らしているものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
対して、冷気流と接触するフィンの熱交換面積を増加さ
せてコンパクト化を図り、また、ドレンの排出に支障を
来すことなくフィン構造の簡素化を目指して、斜めコイ
ルと称される吹出側でオーバーハングする傾斜配置の菱
形をなす蒸発器が利用されつつある。
【0004】この斜めコイルを使用した場合に、以下述
べる問題が生じることが判っている。
【0005】すなわち、蒸発器の熱交換部分に成長した
霜をデフロスト運転により融霜する場合、下になるにつ
れて引込む吹出側傾斜部分では、氷の塊りとなっている
霜が、蒸発器の伝熱面との接触部が先に融かされる関係
上、氷の塊りのままで伝熱面から離脱して直ちに下方の
ドレンパンに落下するようになる。
【0006】その結果、除霜が完了した時点において、
ドレンパン内に霜が氷塊として残り、極端な場合はこの
氷塊相互がくっついて盛り上がり、蒸発器の吹出側下面
を塞いで冷却効率を低下させる問題がある。
【0007】このような氷塊の残留を防止するためとし
て、従来は、デフロスト運転中に容量制御を行ってデフ
ロスト能力を低下させ、時間をかけてデフロストしてい
たが、これでは冷却能力の低下を招いて好ましくない。
【0008】本発明の目的は、傾斜配置の菱形をなす斜
めコイルを用いたユニットクーラにおいて、特にオーバ
ーハングする側の下方でのドレンパン上へのドレン氷塊
の堆積を解消して、熱交換効率の安定維持ならびにデフ
ロスト運転時間の短縮をはからせることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、吹出側でオー
バーハングする傾斜配置の菱形をなす蒸発器(6)と、
ドレンヒータ(8)が内蔵され、蒸発器(6)の下方に
設けたドレンパン(7)とを備えて、逆冷凍サイクルに
よってデフロストが行われるユニットクーラであって、
ドレンヒータ(8)は、蒸発器(6)の下になるにつれ
て引込む吹出側傾斜部分(A)の直下部において放熱量
が大きく、下になるにつれて出張る吸込側傾斜部分
(B)の下方部において放熱量が小さい配置に設けられ
ることを特徴とするユニットクーラである。
【0010】
【作用】氷塊のまま落下して堆積しやすいオーバーハン
グ側直下部において、ドレンパン(7)内のドレンヒー
タ(8)は放熱量が大きいので、落下した氷塊は短時間
内に確実に融かされてドレンとして排出可能であり、ド
レンヒータ(8)の能力を充分大きくとることによって
デフロスト運転時間を短縮できる。
【0011】なお、反対側の吸込側傾斜部分の下方部に
おいては、当該傾斜部分を滑り落ちる間に氷塊は発熱中
の伝熱面との接触時間が可成り長くて、小氷塊状態でド
レンパン(7)内に落下するようになるので、ドレンパ
ン(7)上での融氷に要する熱量は小さくても済み、し
たがって、この部分のドレンヒータ(8)の熱容量を低
く抑えても何等問題はない。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る略示側面図で
ある。ユニットクーラ(1)は、ケーシング(2)の相
対向する前面板と後面板とに、吹出口(3)および吸込
口(4)が設けられて、このケーシング(2)内には、
吸込口(4)側から吹出口(3)側に、ブロア(5)と
蒸発器(6)とが収設されているとともに、蒸発器
(6)の下方の底板上にドレンパン(7)を搭載してい
る。
【0013】上記ドレンパン(7)内には、ドレンヒー
タ(8)が配設されていて、このドレンヒータ(8)は
デフロスト運転時において、このユニットクーラに係る
冷凍サイクル中のホツトガスが流通されるようになって
おり、蛇行状銅管などの伝熱管によってヒータが形成さ
れる。
【0014】蒸発器(6)は、頂面および底面が水平
面、両側面が垂直面で、吸込側背面および吹出側正面が
傾斜面となる傾斜配置の菱形に形成されていて、吹出側
でオーバーハングするようにケーシング(2)内に設け
られる。
【0015】ドレンヒータ(8)は、蛇行させた伝熱管
を配設するに際し、蒸発器(6)における下になるにつ
れて引込む吹出側傾斜部分(A)の直下部のヒータ(8
A)が狭い間隔で密に配置され、下になるにつれて出張
る吸込側傾斜部分(B)の下方部のヒータ(8B)が1
本もしくは広い間隔で粗に配置されるように、吹出側傾
斜部分(A)の直下部に集中的に配置している。なお、
蒸発器(6)の底面の直下部分にはドレンヒータ(8)
を設けないで、ドレンパン(7)内を展開させている。
【0016】図2はドレンヒータ用カバー(9)の斜視
図であり、このカバー(9)は前・後部に低い脚部を持
つ平台状に形成して、図1に示す如くドレンヒータ
(8)に覆わせてドレンパン(7)上に載せて固定す
る。このカバー(9)は多孔板を素材として上面に複数
の孔を持たせており、この上面に落下したドレン氷塊が
融けたときに孔を通してドレンパン(7)内にスムーズ
に流込むようにしているが、ドレンヒータ用カバー
(9)を設けたことによって、温度の高い空気をドレン
パン(7)内にこもらせて融氷効率を高めることができ
る。
【0017】図3は、ユニットクーラ(1)にかかる冷
凍回路図である。圧縮機(10)、四路切換弁(1
1)、凝縮器(12)、逆止弁(16)が並列接続され
るデフロスト時減圧器(13)、逆止弁(17)が並列
接続される冷房時減圧器(14)、蒸発器(6)、アキ
ュムレータ(15)の各機器を周知の可逆循環的に配管
接続して、蒸発器(6)と四路切換弁(11)の高低圧
切換ポートとを接続するガス管の途中に逆止弁(18)
を介設するとともに、この逆止弁(18)に対して、ド
レンヒータ(8)と逆止弁(19)とを直列に接続して
なる管路を並列接続して、冷凍回路が形成される。
【0018】凝縮器(12)にはファン(21)が付設
され、蒸発器(6)にはデアイサ(20)が配設され
る。
【0019】この冷凍回路は四路切換弁(11)の切換
操作によって、通常の冷房運転時には、冷媒が実線矢印
のとおり流れて、凝縮器(12)では吐出冷媒ガスと外
気との間で凝縮潜熱の熱交換が成され、蒸発器(6)で
は低圧冷媒液と室内空気との間で蒸発潜熱の熱交換が成
され、このときには、逆止弁(18)の作用によって、
ドレンヒータ(8)には低圧冷媒が流通しなく、一方、
デアイサ(20)が着霜を検知してデフロスト指令を発
することによりデフロスト運転に切換わったときには、
冷媒が破線矢印のとおりに流れて、蒸発器(6)では吐
出冷媒ガスと付着している霜との間で凝縮潜熱の熱交換
が成され、また、ドレンヒータ(8)にも吐出冷媒ガス
が流れて落下してきたドレン氷塊との間で凝縮潜熱の熱
交換が成され、凝縮器(12)では低圧冷媒液と外気と
の間で蒸発潜熱の熱交換が成される。
【0020】そして、除霜が終了した時点でデアイサ
(20)が発する除霜終了指令に基づいて、冷媒回路は
元の冷房サイクルに自動的に切換えられる。
【0021】このデフロスト運転の間において、蒸発器
(6)の吹出側傾斜部分(A)では融け残りのドレン氷
塊が落下してドレンパン(7)上にも堆積するが、この
落下個所にはドレンヒータ(8)を集中的に配置し放熱
量を大きくしているので、デフロスト運転が終了するま
でにはドレン氷塊は完全に融け、ドレン抜き孔(22)
からドレンとして排出される。この場合、ドレンパン
(7)内の蒸発器(6)底面直下部には、ドレンヒータ
が存在していないので、融けたドレンは抵抗なく円滑に
ドレン抜き孔(22)に導かれる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、氷塊のま
まで落下しやすい吹出側傾斜部分(A)の直下部では、
ドレンヒータ(8)の放熱量が大きいので、所要デフロ
スト運転時間内に確実に融氷することが可能であり、し
たがって氷塊の落下を恐れてデフロスト運転中に蒸発器
(6)に流す吐出冷媒ガスの熱量を下げる容量制御を行
い、時間をかけたデフロスト運転を余儀なくされていた
従来と比較して、デフロスト中の能力を上げて早くデフ
ロストを終了させることが可能となり、デフロスト時間
短縮による冷却効率の向上が果たされる優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の略示側面図である。
【図2】図1におけるドレンヒータ用カバーの斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施例にかかる冷凍回路図である。
【符号の説明】
1 ユニットクーラ 6 蒸発器 7 ドレンパン 8 ドレンヒータ A 吹出側傾斜部分 B 吸込側傾斜部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−36569(JP,A) 実開 昭58−165570(JP,U) 実開 昭62−171880(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出側でオーバーハングする傾斜配置の
    菱形をなす蒸発器(6)と、ドレンヒータ(8)が内蔵
    され、蒸発器(6)の下方に設けたドレンパン(7)と
    を備えて、逆冷凍サイクルによってデフロストが行われ
    るユニットクーラであって、ドレンヒータ(8)は、蒸
    発器(6)の下になるにつれて引込む吹出側傾斜部分
    (A)の直下部において放熱量が大きく、下になるにつ
    れて出張る吸込側傾斜部分(B)の下方部において放熱
    量が小さい配置に設けられることを特徴とするユニット
    クーラ。
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