JP2005308252A - 熱交換器およびこれを備えた空気調和機の室外ユニット - Google Patents

熱交換器およびこれを備えた空気調和機の室外ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 フィンから除霜した水が底板上に滞ることなく排出して、氷結を防止することにより、熱交換効率の低下を防ぐ。
【解決手段】 フィン8の下部において、空気流れ方向の下流側の隅を折り曲げて傾斜面15を形成する。傾斜面15は、フィン8の外側から中央に向かって傾斜する。除霜運転中、フィン8に付着した霜が融解した水は、フィン8表面を流れ落ち、傾斜面15に達した水は、その傾斜に沿って流れ落ち、フィン8の下端中央付近から底板13に落下する。底板13に落下した水は、広がらず、ドレン口14を通って排出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和機の室外ユニットに内装される熱交換器に関する。
従来の冷暖房機能を有する空気調和機を図10に示す。室外ユニット1に、室外熱交換器2、圧縮機3、室外送風機4、膨張装置5、四方弁6を備え、室外熱交換器2、圧縮機3、膨張装置5、四方弁6が冷媒管7を介して接続される。室内ユニット10は、室内熱交換器11、室内送風機12を備えている。これらによって冷凍サイクルが構成される。
室外ユニット1では、図11、12に示すように、キャビネット1aに、室外熱交換器2、圧縮機3、膨張装置5、四方弁6が内装される。室外熱交換器2は、室外送風機4に面して配置され、空気流れ方向において室外送風機4よりも上流側に位置する。
室外熱交換器2は、図13に示すように、平面視L形に曲げられ、所定の間隔で並んだ複数の板状フィン8と、フィン8を貫通する複数の伝熱管9とを備える。室外熱交換器2は、図14に示すように、キャビネット1aの底板13に隙間をあけて立設される。長方形の各フィン8は、互いに略平行に配列される。各伝熱管9は、水平な状態で上下方向に所定の間隔で配列され、フィン8と略直交してフィン8を貫通する。上下の伝熱管9は、一端あるいは他端において連結され、1本の管となって、冷媒管7に接続される。なお、底板13には、室外熱交換器2の下方においてドレン口14が形成されている。そして、室外熱交換器2の下方の底板13は少し凹んでおり、これが排水用の流路となる。
上記の空気調和機において、図10に示すように、暖房運転時には冷媒は破線の矢印方向に流れる。圧縮機3から吐出された高温、高圧のガスが、四方弁6を通過した後、室内熱交換器11で凝縮される。冷媒が液化して、室内を暖房し、室内熱交換器11から流出した液冷媒は、室外ユニット1の膨張装置5に流入し、減圧されて低温の2相状態となり、室外熱交換器2へ流入する。冷媒は、室外熱交換器2を通過すると、外気から熱を吸収して蒸発する。気化した冷媒は、四方弁6を通過した後、再び圧縮機3へ流入する。暖房運転中、このサイクルを繰り返す。
外気温が低いときは、室外熱交換器2を流れる冷媒の温度が摂氏0度以下となり、室外熱交換器2のフィン8の表面に空気中の水分が着霜していく。すると、フィン8の間を通過する風量が減少して、暖房能力が急激に低下する。このように、着霜量が増えると、四方弁6の流れ方向を切り替えて除霜を行う。
以下に除霜運転の動作を示す。冷媒の流れは、実線の矢印で示すように、冷房運転と同じであるが、室外送風機4および室内送風機12は停止している。圧縮機3から吐出された高温、高圧のガスが、四方弁6を通過した後、室外熱交換器2で凝縮される。冷媒が液化して、室外熱交換器2を加熱する。フィン8に付着した霜がこの熱で融解する。融解した水は、フィン8の表面に沿って流れ落ち、底板13に落下した後、ドレン口14を通って排水される。
室外熱交換器2から流出した液冷媒は、膨張装置5に流入し、減圧されて低温の2相状態となって、室内ユニット10の室内熱交換器11へ流入する。冷媒は、室内熱交換器11自体から熱を吸収して蒸発し、気化した冷媒は室外ユニット1の四方弁6を通過した後、再び圧縮機3へ流入する。
上記の除霜サイクルによって、暖房運転中に室外熱交換器2に着霜した霜を除霜することができる。室外熱交換器2での熱交換効率が回復すると、再び暖房運転を行い、十分な暖房を行うことができる。
ところで、上記の空気調和機の室外ユニットでは、寒冷地において、外気温が氷点下の状態が続くと、図15に示すように、除霜された水が氷結して、氷18が底板13に堆積した状態となる。熱交換器の暖房能力が低下したり、最悪の場合、室外送風機4に氷が接触して、異常音が発生するおそれがある。室外熱交換器2の下部に残った氷が融解、氷結を繰り返すと、伝熱管9が破損するということがある。
そこで、図16に示すように、底板13に、凍結防止用ヒータ19を設け、室外熱交換器2の下部に除霜した水が氷結するのを防止する。しかし、ヒータ19への電力供給が余分に必要であり、ランニングコストがアップする。また、構造や制御が複雑になり、製品コストがアップする等の問題があった。
このようなヒータを設けずに氷結を防ぐようにした熱交換器が、特許文献1に記載されている。フィンの下端を斜めにカットして、外方に突出する突出部を形成する。突出部が底板の立上がり縁に当接する。フィンの表面を流れ落ちる水は、突出部から立上がり縁を経て、底板に流れ、フィンの下部に溜まらない。
実開平3−57326号公報
特許文献1の熱交換器の構造では、先の尖った突出部が、外側に突出し、しかも立上がり縁に当接している。そのため、熱交換器の製造時や組み立て時に、突出部の先端が折れたり曲がったりして、損傷を受けやすい。また、熱交換器を室外ユニットに設置後も、振動や衝撃によって、立上がり縁に当接した突出部の先端に外力がかかり、変形するおそれがある。このように、突出部が損傷すると、立上がり縁と突出部とは離れ、水が流れ落ちにくくなり、フィンの下部に氷結が生じやすくなる。また、突出部の先端から落下した水は、フィンから外側に向かって流れる。そのため、水は、底板上を広がってドレン口から排出されず、溜まってしまう。これによっても、氷結が生じる。
本発明は、上記に鑑み、除霜した水を滞ることなく排出して、氷結を防止し、熱交換効率の低下しない空気調和機の室外ユニットにおける熱交換器の提供を目的とする。
本発明は、空気が流通するように所定の間隔で立設された複数の板状フィンと、該フィンを貫通し上下方向に配列された複数の伝熱管とを備え、前記フィンの下部に、フィンの外側から中央に向かって傾斜した傾斜面が形成されたものである。すなわち、傾斜面は、フィンの下部の隅が隣のフィンに向かって倒されることにより形成される。
傾斜面は、空気流れ方向においてフィンの下流側下部に位置する。あるいは、傾斜面は、空気流れ方向においてフィンの下流側下部および上流側下部の2ヶ所に位置する。
また、フィンが空気流れ方向に沿って複数列並べられている場合、空気流れ方向の最下流側にあるフィンに傾斜面が形成される。あるいは、空気流れ方向の最下流側にあるフィンおよび最上流側にあるフィンに傾斜面がそれぞれ形成される。
空気調和機における除霜運転が行われたとき、フィンに付着した霜が融解して、水がフィン表面を流れ落ちる。フィンの下方のキャビネットの底板には、ドレン口が形成されており、フィンから落下した水は、ドレン口から排出される。フィンの外側近傍を流れ落ちる水は、傾斜面に沿って流れ、中央側に寄せられて、底板上に落下する。この傾斜面により、流れ落ちる水は、フィンから外側に広がらない。そのため、底板には、排水されずに残る水は存在せず、外気温の低下に伴う氷結は起こり得ない。
傾斜面の水平方向に対する傾斜角度が35度以上、75度以下とされ、傾斜面の上縁が、最下位にある伝熱管の上端よりも下方に位置する。これらは、流れ落ちる水を案内する方向およびフィンを通り抜ける空気の流れに対する抵抗を考慮して、熱交換効率が低下しないように設定される。
本発明によると、熱交換器のフィンにおいて、空気流れ方向下流側の下部あるいは空気流れ方向上流側の下部に傾斜面を形成することにより、フィン表面を水が流れ落ちるとき、フィンから外側に広がることなく水が底板に落下して、底板に水が溜まることなく排水できる。したがって、外気温が氷点下となっても、底板上に水が氷結して堆積することを防止でき、十分な熱交換効率を維持できる。また、凍結防止用のヒータが不要となるので、機器自体のコストアップがなく、ヒータの電力消費もなくなることから、省エネ運転が可能である。
(第1実施形態)
本実施形態の空気調和機の室外ユニット1における室外熱交換器2を図1、2に示す。室外熱交換器2は、フィン8と伝熱管9とを備えたものであり、平面視L形に湾曲している。そして、フィン8の下部に、フィン8表面を流れ落ちてくる水を底板13のドレン口14に導くため、傾斜面15が形成されている。なお、空気調和機の構成および上記以外の室外熱交換器2の構成は、図10〜14に示した従来のものと同じである。また、図1中、白抜きの矢印は空気流れ方向を示す。
傾斜面15は、空気流れ方向において下流側の下部に位置し、フィン8の下部の一隅を隣のフィン8に向かって倒すことにより形成される。傾斜面15は、三角形の平面となり、フィン8の外側から中央に向かって傾斜している。すなわち、傾斜面15は、フィン8表面を流れ落ちてくる水をフィン8の下方に位置する底板13のドレン口14に導くために、ドレン口14に向かって傾斜するように形成される。
また、傾斜面15は、各フィン8に同じように形成されており、一端側のフィン8から他端側のフィン8に向かって重なるように並んでいる。なお、隣り合う傾斜面15同士は、軽く接触した状態あるいはわずかに隙間があいた状態となっている。
空気調和機の暖房運転を行うとき、外気温が低いと、室外熱交換器2を流れる冷媒の温度が摂氏0度以下となり、室外熱交換器2のフィン8の表面に空気中の水分が着霜する。各フィン8の間を通過する風量が減少し、暖房能力が急激に低下するので、着霜量が増える。
このとき、除霜運転が行われ、従来と同様に、室外送風機4および室内送風機12を停止して、四方弁6の流れ方向を切り替える。図10の実線の矢印で示したように、圧縮機3から吐出された高温、高圧のガスが、四方弁6を通過した後、室外熱交換器2によって凝縮して液化する。
室外熱交換器2を流出した液冷媒は、膨張装置5に流入し、減圧されて低温の2相状態となって、室内ユニット10の室内熱交換器11へ流入する。室内熱交換器11自体から熱を吸収して冷媒は蒸発し、気化した冷媒は室外ユニット1の四方弁6を通過した後、再び圧縮機3へ流入するサイクルを繰り返す。上記の除霜運転によって、暖房運転中に室外熱交換器2を除霜することができ、再び暖房運転を行って十分な暖房を行うことができる。
除霜運転中、室外熱交換器2が加熱され、フィン8に付着した霜が融解する。融解した水は、フィン8表面を流れ落ち、フィン8の下端から底板13に落下した後、ドレン口14を通って排水される。傾斜面15に達した水は、その傾斜に沿って流れ落ち、フィン8の下端中央付近から底板13に落下する。そして、底板13の水は、狭い流路幅となって短時間で流れ出すので、底板13に氷結することなく、ドレン口14を通って室外ユニット1から排出される。
このように、フィン8の外側で融解した水は傾斜面15の下には流れ落ちない。そのため、室外熱交換器2よりも空気流れ方向の下流側に水が広がることはない。特に、暖房運転が開始されて室外送風機4が駆動され、空気の流れが生じると、フィン8の下部において水はフィン8の下流側に向かって流れるが、傾斜面15があるので、外側には吹き飛ばされずに中央に向かって流れ落ちる。なお、空気流れ方向の上流側では、室外熱交換器2と底板13の側縁とが近接しているので、落下した水が外側に広がることはない。
ここで、図1に示すように、傾斜面15の水平方向に対する傾斜角度をAf、フィン8の下端から傾斜面15の上縁までの高さをHfとする。傾斜角度Afは、35度以上、75度以下の範囲とされる。高さHfは、フィン8の下端から最下位にある伝熱管9の上端までの高さHpよりも小とされる。すなわち、傾斜面15の上縁は、最下位の伝熱管9の上端よりも下方に位置する。
傾斜角度Afを35度より小さくすると、除霜によって融解した水が一気に流れたときに傾斜面15をすり抜け、フィン8の周囲に散らばることがある。また、傾斜角度を75度より大きくすると、融解した水の落下位置がフィン8の外側寄りになって、水が底板13の空気流れ方向の下流側に広がる。そのため、傾斜面15の傾斜角度Afは35度以上、75度以下が適している。
また、傾斜面15の上縁の高さを高くしすぎると、傾斜面15の面積が大きくなって最下位の伝熱管8の周囲を通る空気の流れが遮られ、暖房運転時の熱交換性能が低下する。そこで、傾斜面15の高さHfを最下位の伝熱管9の上端の高さHpより低くすることにより、熱交換性能の低下をわずかに抑えられる。以上のように、上記に示す空気調和機の室外ユニット1では、寒冷地において、外気温が氷点下になったまま継続する状況においても、底板13に除霜された水が氷結して堆積することはなく、十分な暖房能力を得ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態の室外熱交換器2では、図3に示すように、フィン8に形成された傾斜面15、16が、空気流れ方向の下流側だけでなく、上流側にも形成される。その他の構成は、第1実施形態と同様の構成である。
両側の傾斜面15、16は、フィン8の下部の両隅を隣のフィン8に向かって同方向に倒すことにより形成される。下流側の傾斜面15は、第1実施形態と同じであり、上流側の傾斜面16も同じ構造とされる。上流側の傾斜面16において、水平方向に対する傾斜角度をAf2、フィン8の下端から傾斜面16の上縁までの高さをHf2とすると、傾斜角度Af2は、35度以上、75度以下の範囲とされる。高さHf2は、フィン8の下端から最下位にある伝熱管9の上端までの高さHpよりも小とされる。なお、両傾斜面15、16の傾斜角度および高さは、同一であっても、また異なっていてもよい。ただし、上流側の傾斜面16の高さHf2は下流側の傾斜面15の高さHfよりも低いほうが好ましい。このようにすれば、空気の流れが妨げられにくくなり、室外熱交換器2に対する通風量の低下を低く抑えられる。
除霜運転時に融解した水はフィン8の表面を流れ落ち、両側の傾斜面15、16によって室外熱交換器2の下流側および上流側に水が広がることなく、中央に寄せられて落下する。したがって、寒冷地において、外気温が氷点下になったままの状況においても、底板13上に除霜された水が氷結して堆積することはなく、十分な暖房能力を得ることができる。
上記の第1、第2実施形態の室外熱交換器2は、平面視L形に曲がった形状であるが、図4に示すように、伝熱管9が1箇所あるいは複数箇所で変曲されて、全体的に湾曲した形状としてもよい。伝熱管9が貫通するフィン8は、伝熱管9の形状に合わせて配列される。この場合においても、傾斜面15は、フィン8の下部の空気流れ方向の下流側にのみ、あるいは下流側および上流側の両方に形成される。
上記と同様に、フィン8から融解して落下した水は、外側に広がることなく、ドレン口14を通って排水される。そのため、底板13に溜まった水が氷結して堆積することはなく、この室外熱交換器2においても、十分な暖房能力を得ることができる。
(第3実施形態)
本実施形態の室外熱交換器2では、図5に示すように、伝熱管9が空気流れ方向に複数列に配置され、各伝熱管9がフィン8を貫通している。伝熱管9は、千鳥状に配列される。碁盤目状に配列することも可能であるが、空気調和機用の熱交換器のように薄型で、列数が3列から4列程度までの場合は、千鳥状の配列が、熱交換性能の点において好適である。その他の室外ユニット1の構成は、上記各実施形態のものと同じである。
そして、フィン8の下部の空気流れ方向の下流側に、傾斜面15が形成される。傾斜面15は、第1実施形態のものと同じである。傾斜面15の高さHfは、傾斜面15に最も近い列の最下位の伝熱管9を基準に設定され、フィン8の下端からこの伝熱管9の上端までの高さHpよりも小とされる。すなわち、傾斜面15の上縁は、最下流側の最下位の伝熱管9の上端よりも下方に位置する。傾斜面15の傾斜角度Afは、35度以上、75度以下の範囲とされる。
また、図6に示すように、フィン8の下流側および上流側に傾斜面15、16を形成してもよい。上流側の傾斜面16の高さHf2は、傾斜面16に最も近い列の最下位の伝熱管9を基準に設定され、フィン8の下端からこの伝熱管9の上端までの高さHp2よりも小とされる。すなわち、傾斜面16の上縁は、最上流側の最下位の伝熱管9の上端よりも下方に位置する。この場合、上流側の伝熱管9は下流側の伝熱管9よりも低い位置にあるので、上流側の傾斜面16の高さHf2は下流側の傾斜面15の高さHfより低くなる。
このような形態の室外熱交換器2においても同様に、外気温が氷点下のまま継続する状況であっても、底板13上に除霜された水が氷結して堆積することはなく、十分な暖房能力を得ることができる。
(第4実施形態)
本実施形態の室外熱交換器2では、図7、8に示すように、フィン8a,8bが空気流れ方向に複数、ここでは2列に並べて設けられている。各列のフィン8a,8bには、それぞれ伝熱管9a,9bが貫通している。各列の伝熱管9a,9bは、互いに上下方向にずれて配され、千鳥配列とされる。一端側のフィン8a,8bには、支持板17が取り付けられている。伝熱管9a,9bは支持板17を貫通して、上下の伝熱管9a,9bが連結される。その他の室外ユニット1の構成は、上記各実施形態のものと同じである。
そして、下流側に位置するフィン8bに傾斜面15が形成されている。傾斜面15は、フィン8bの下部の下流側に形成され、その構造は第1実施形態と同じである。また、図9に示すように、下流側のフィン8bだけでなく、上流側のフィン8aに傾斜面16を形成してもよい。この傾斜面16は、第2実施形態のものと同じである。
このような形態の室外熱交換器2においても同様に、除霜運転時に融解した水は、各列のフィン8a,8bの表面を流れ落ち、傾斜面15,16に沿って外側に広がることなく底板13上に落下し、ドレン口14から排水される。したがって、外気温が氷点下のまま継続する状況であっても、底板13上に除霜された水が氷結して堆積することはなく、十分な暖房能力を得ることができる。
上記の室外熱交換器2は、図7に示すように平面視L形に湾曲されているが、図4に示すように全体的に湾曲した形状であってもよく、同様に傾斜面15を下流側にのみ、あるいは下流側および上流側に形成する。また、フィン8が空気流れ方向に沿って3列以上並んでいる場合には、最も下流側に位置するフィン8に傾斜面15が形成される。さらに、最も上流側に位置するフィン8にも傾斜面16が形成される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。底板における熱交換器の両側広さの関係に基づいて、下流側が狭く、上流側が広い場合、傾斜面は上流側だけに形成するとよい。傾斜面は、フィンの一部を折り曲げることにより形成されているが、別部材の平板をフィンに取り付けてもよい。傾斜面の形状も平面状に限らず、湾曲面としてもよい。また、各実施形態の熱交換器を空気調和機以外の除霜運転が行われる冷凍システム、例えば冷蔵庫、冷凍庫に適用してもよい。
本発明の第1実施形態の室外ユニットの要部断面図 同じく室外熱交換器の斜視図 第2実施形態の室外ユニットの要部断面図 他の形態の室外熱交換器の斜視図 第3実施形態の室外ユニットの要部断面図 同じく他の形態の室外ユニットの要部断面図 第4実施形態の室外熱交換器の斜視図 同じく室外ユニットの要部断面図 同じく他の形態の室外ユニットの要部断面図 空気調和機の冷媒回路図 室外ユニットの内部構造を示す図 室外ユニットの横断面図 従来の室外熱交換器の斜視図 従来の室外ユニットの要部断面図 室外熱交換器の下部が氷結した状態を示す図 従来の他の室外ユニットの要部断面図
符号の説明
1 室外ユニット
2 室外熱交換器
8 板状フィン
9 伝熱管
14 ドレン口
15 傾斜面

Claims (11)

  1. 空気が流通するように所定の間隔で立設された複数の板状フィンと、該フィンを貫通し上下方向に配列された複数の伝熱管とを備え、前記フィンの下部に、フィンの外側から中央に向かって傾斜した傾斜面が形成されたことを特徴とする熱交換器。
  2. 空気が流通するように所定の間隔で立設された複数の板状フィンと、該フィンを貫通し上下方向に配列された複数の伝熱管とを備え、前記フィンの下部の隅が隣のフィンに向かって倒されることにより傾斜面が形成されたことを特徴とする熱交換器。
  3. 傾斜面は、空気流れ方向においてフィンの下流側下部に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 傾斜面は、空気流れ方向においてフィンの下流側下部および上流側下部の2ヶ所に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  5. フィンが空気流れ方向に沿って複数列並べられ、空気流れ方向の最下流側にあるフィンに傾斜面が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  6. フィンが空気流れ方向に沿って複数列並べられ、空気流れ方向の最下流側にあるフィンおよび最上流側にあるフィンに傾斜面がそれぞれ形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  7. 傾斜面の水平方向に対する傾斜角度が35度以上、75度以下とされたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱交換器。
  8. 傾斜面の上縁が、最下位にある伝熱管の上端よりも下方に位置することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱交換器。
  9. キャビネットに、送風機およびこれに面した熱交換器が内装され、該熱交換器は、前記キャビネットの底板に形成されたドレン口の上方に配置され、前記熱交換器は、空気が流通するように所定の間隔で立設された複数の板状フィンと、該フィンを貫通し上下方向に配列された複数の伝熱管とを備え、前記フィンの下部に、フィン表面を流れ落ちてくる水を前記ドレン口に導くために、前記フィンの外側から中央に向かって傾斜した傾斜面が形成されたことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
  10. 傾斜面は、空気流れ方向においてフィンの下流側下部に位置することを特徴とする請求項9に記載の空気調和機の室外ユニット。
  11. 傾斜面は、空気流れ方向においてフィンの下流側下部および上流側下部の2ヶ所に位置することを特徴とする請求項9に記載の空気調和機の室外ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2016110930A1 (ja) * 2015-01-05 2017-06-29 三菱電機株式会社 空気調和装置

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