JPS58648B2 - 真空しや断器の製造方法 - Google Patents
真空しや断器の製造方法Info
- Publication number
- JPS58648B2 JPS58648B2 JP789675A JP789675A JPS58648B2 JP S58648 B2 JPS58648 B2 JP S58648B2 JP 789675 A JP789675 A JP 789675A JP 789675 A JP789675 A JP 789675A JP S58648 B2 JPS58648 B2 JP S58648B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end cover
- assembly
- vacuum breaker
- brazing
- filler metal
- Prior art date
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- Expired
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- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は真空しゃ断器に係り、特に熱膨張係数の異なる
金属間に緩衝部分を設けて、真空排気して封じ切る作業
とろう付作業とを同時に行なうようにした真空しゃ断器
の製造方法に関する。
金属間に緩衝部分を設けて、真空排気して封じ切る作業
とろう付作業とを同時に行なうようにした真空しゃ断器
の製造方法に関する。
一般的な真空しゃ断器の構造の一例を第1図に示す。
第1図において1はガラスまたはセラミックス等の絶縁
筒体、2および3は絶縁筒体1の端部にろう付した金具
、4および5は金属製端蓋で金具2,3に溶接し絶縁筒
体1とで真空容器を形成している。
筒体、2および3は絶縁筒体1の端部にろう付した金具
、4および5は金属製端蓋で金具2,3に溶接し絶縁筒
体1とで真空容器を形成している。
6は固定軸、7は固定電極で端蓋4へろう付固着される
。
。
8は可動軸、9は継ぎ軸、10は可動電極でベローズ1
1並びにベローズカバー13を介して端蓋5へろう付し
ている。
1並びにベローズカバー13を介して端蓋5へろう付し
ている。
ベローズ11は可動軸8の駆動操作に対して真空容器内
を真空状態を保っている。
を真空状態を保っている。
12は金属しや画体でしゃ断時に発生する金属蒸気から
絶縁筒体1を保護し、又13はベローズカバーでベロー
ズ11を保護する。
絶縁筒体1を保護し、又13はベローズカバーでベロー
ズ11を保護する。
14は排気管で端蓋にろう付している。
真空しゃ断器の真空封じ切り方法は、一般にしゃ断器の
各部材を所定の位置に組立後封じ切りを行なわっている
。
各部材を所定の位置に組立後封じ切りを行なわっている
。
すなわち、固定側は端蓋4、固定軸6、固定電極7、金
属しや画体12、並びに排気管14をろう付したものと
、可動側は端蓋5、可動軸8、継ぎ軸9可動電極10、
ベローズ11゜及びベロ・−ズカバー13を夫々ろう付
したものとを別々に組立て、これらを絶縁筒体1の両端
にろう付した金属2および3に溶接して密閉容器を組立
てる。
属しや画体12、並びに排気管14をろう付したものと
、可動側は端蓋5、可動軸8、継ぎ軸9可動電極10、
ベローズ11゜及びベロ・−ズカバー13を夫々ろう付
したものとを別々に組立て、これらを絶縁筒体1の両端
にろう付した金属2および3に溶接して密閉容器を組立
てる。
これを排気装置に取付けて加熱しなり)ら、排気管14
から排気し排気が完了すると排気管14の端部を工具で
封じ切るものである。
から排気し排気が完了すると排気管14の端部を工具で
封じ切るものである。
このようにして作られた真空しゃ断器は端蓋から排気管
が突出しているので取扱が不便であり、且つ排気管に衝
撃を与えると真空が漏洩する等の不具合を生じ易い欠点
があるので排気管の無い真空しゃ断器が要望されている
。
が突出しているので取扱が不便であり、且つ排気管に衝
撃を与えると真空が漏洩する等の不具合を生じ易い欠点
があるので排気管の無い真空しゃ断器が要望されている
。
本発明の目的は上記の要望に鑑みなされたものであって
、真空しゃ断器をろう付をしないで組立を行ない、排気
装置でろうのとけない温度で加熱排気を行ない、次いで
ろうの融点まで加熱温度を上げろう付を行って真空しゃ
断器を製作する改良した製造方法を提供するのを目的と
している。
、真空しゃ断器をろう付をしないで組立を行ない、排気
装置でろうのとけない温度で加熱排気を行ない、次いで
ろうの融点まで加熱温度を上げろう付を行って真空しゃ
断器を製作する改良した製造方法を提供するのを目的と
している。
以下本発明を図面に示す実施例について説明する。
第2図において21はガラスまたはセラミツクス等の絶
縁筒体、22および23は端蓋で絶縁筒体21の端部に
銀ろう付されるものである。
縁筒体、22および23は端蓋で絶縁筒体21の端部に
銀ろう付されるものである。
この端蓋材料は鉄、ニッケル、コバールを主成分とする
コバールが用いられる。
コバールが用いられる。
26は銅製固定軸、27は固定電極である。
前記固定軸26は端蓋22へU形に折曲げたリング状の
薄いクッション部材24を間にはさんで取付けられるが
、端蓋22とクッション部材24の衝合部には銀ろうが
介在されている。
薄いクッション部材24を間にはさんで取付けられるが
、端蓋22とクッション部材24の衝合部には銀ろうが
介在されている。
28は可動軸、29は継ぎ軸、30は可動電極、31は
ステンレス又は燐青銅製のベローズでその一側は端蓋2
3へU形に折曲げたリング状の薄いクツジョン部材25
を間にはさんで固着される。
ステンレス又は燐青銅製のベローズでその一側は端蓋2
3へU形に折曲げたリング状の薄いクツジョン部材25
を間にはさんで固着される。
尚クッション部材としてはステンレスが使用される。
32は金属しや献体、33はベローズカバーである。
ところで、前述した構成の真空しゃ断器に於て、本発明
による真空しゃ断器に於いてはまず組立ての第1段階吉
して、固定軸26とクッション部材24の一側の衝合面
間に銀ろうを配しておく。
による真空しゃ断器に於いてはまず組立ての第1段階吉
して、固定軸26とクッション部材24の一側の衝合面
間に銀ろうを配しておく。
この銀ろうは棒状のものを衝合面周円に配置する方法、
又は円板状の銀ろうを固定軸26外周に配する方法、更
にはドーナツ状の銀ろうを介在させる方法等種々の態様
のものを実施できる。
又は円板状の銀ろうを固定軸26外周に配する方法、更
にはドーナツ状の銀ろうを介在させる方法等種々の態様
のものを実施できる。
一方クッション部材24の他側と端蓋22の衝合面は予
め溶接により固着しておく。
め溶接により固着しておく。
又端蓋22と絶縁筒体21の係合面間には銀ろうを配置
する。
する。
この銀ろうには例えば細線状の銀ろうを前記端蓋22外
周に巻回する方法が採用できる。
周に巻回する方法が採用できる。
この方法は端蓋23と絶縁筒体21の係合部にも採用で
きる。
きる。
クッション部材25と端蓋23間は溶接により予め固着
しておく。
しておく。
クッション部材25とベローズ31間並びにベローズ3
1とベローズカバー33間には銀ろうを配しておく。
1とベローズカバー33間には銀ろうを配しておく。
このように各部材が夫々所定位置に配され且つ組立てら
れた後に真空封じ切りが行なわれるのであるが、本発明
によれば真空封じ切りと同時に各部の銀ろう付けが行な
われる。
れた後に真空封じ切りが行なわれるのであるが、本発明
によれば真空封じ切りと同時に各部の銀ろう付けが行な
われる。
以下その詳細を説明する。
即ち真空封じ切り方法は各部品を所定の位置に組立を行
ない、次いで各部品のろう付部分には銀ろうが配置され
た完成前の真空しゃ断器を排気装置内に装着し、銀ろう
のとけない温度で排気を行なう。
ない、次いで各部品のろう付部分には銀ろうが配置され
た完成前の真空しゃ断器を排気装置内に装着し、銀ろう
のとけない温度で排気を行なう。
絶縁筒体21内の排気はろう付前の各部品の隙間から行
なわれ真空度が充分高くなった時に、銀ろうの融点まで
加熱を−1−げろう付を行う3゜この方法は真空しゃ断
器全体をろ・うの融点まで上げるので、コバールで作ら
れた端蓋22および23と銅またはステンレス鋼で作ら
れた各部品のろう付部分を直接ろう付けすることは熱膨
張の差で膨張、収縮がありろう付が比較的困難であるの
で薄いクッション部材24および25を設けている。
なわれ真空度が充分高くなった時に、銀ろうの融点まで
加熱を−1−げろう付を行う3゜この方法は真空しゃ断
器全体をろ・うの融点まで上げるので、コバールで作ら
れた端蓋22および23と銅またはステンレス鋼で作ら
れた各部品のろう付部分を直接ろう付けすることは熱膨
張の差で膨張、収縮がありろう付が比較的困難であるの
で薄いクッション部材24および25を設けている。
尚熱膨張係数は次の通りである。銅 16
.8X10’ ステンレス鋼 17.3〜18.4’に:10−’コバ
ール 4.54〜5.08 X 10”−6クツシ
ヨン部材24および25は図示形状に限定されるもので
はないが熱膨張の差をクッション部材の変形で吸収する
形状であればよい。
.8X10’ ステンレス鋼 17.3〜18.4’に:10−’コバ
ール 4.54〜5.08 X 10”−6クツシ
ヨン部材24および25は図示形状に限定されるもので
はないが熱膨張の差をクッション部材の変形で吸収する
形状であればよい。
尚第3図のようにコバール製の端蓋22と固定軸26の
衝合面間に銀ろうを配して直接両者を固着することも考
えられるが即ちクッション部材を無くした場合であるが
、このようにすると両者間の熱膨張差により固着がむず
かしい。
衝合面間に銀ろうを配して直接両者を固着することも考
えられるが即ちクッション部材を無くした場合であるが
、このようにすると両者間の熱膨張差により固着がむず
かしい。
しかしながら第2図に於てベローズ31側は、ベローズ
31自身が可撓性を持つものであるから端蓋23に直接
ベローズ31をろ・う付けさせるようにしてもよい。
31自身が可撓性を持つものであるから端蓋23に直接
ベローズ31をろ・う付けさせるようにしてもよい。
しかし図示実施例のようにクッション部材25を介して
端蓋23と固着する方が好ましい。
端蓋23と固着する方が好ましい。
以上の様に本発明によれば真空しゃ断器の各部品と銀ろ
うを所定の位置に配置し、排気装置内に装着して最初銀
ろうのとけない温度で排気を行なった後、銀ろうの融点
まで加熱温度を上げてろう付を行うようにしたので、加
熱排気とろう付を同時に行うことができ、従って組立工
数が少なくてすみ且つ排気管を無くすことができるので
取扱いが容易になる効果がある。
うを所定の位置に配置し、排気装置内に装着して最初銀
ろうのとけない温度で排気を行なった後、銀ろうの融点
まで加熱温度を上げてろう付を行うようにしたので、加
熱排気とろう付を同時に行うことができ、従って組立工
数が少なくてすみ且つ排気管を無くすことができるので
取扱いが容易になる効果がある。
また、固定軸の加熱による膨張収縮は端蓋との間のクッ
ションで変形を吸収するようにしたので加熱による不具
合が無くなり、且つ真空しゃ断器の開閉操作による固定
軸に加えられる衝撃力をも吸収する効果がある。
ションで変形を吸収するようにしたので加熱による不具
合が無くなり、且つ真空しゃ断器の開閉操作による固定
軸に加えられる衝撃力をも吸収する効果がある。
第1図は従来の製造方法による真空しゃ断器の−・例を
示す縦断面図、第2図は本発明の製造方法による真空し
ゃ断器の一実施例を示す縦断面図、第3図は他の実施例
を示す一部切截縦断面図である。 21・・・・・・絶縁筒体、22.23・・・・・・端
蓋、24゜25・・・・・・クッション部材、26・・
・・・・固定軸、28・・・・・・可動軸、31・・・
・・・ベローズ。
示す縦断面図、第2図は本発明の製造方法による真空し
ゃ断器の一実施例を示す縦断面図、第3図は他の実施例
を示す一部切截縦断面図である。 21・・・・・・絶縁筒体、22.23・・・・・・端
蓋、24゜25・・・・・・クッション部材、26・・
・・・・固定軸、28・・・・・・可動軸、31・・・
・・・ベローズ。
Claims (1)
- 1 固定軸とろう材を介して配置され端蓋を固着したク
ッション部材より成る第1の組立て体と、可動軸にベロ
ーズを介して設けられた端蓋より成る第2の組立体と、
前記第1組立て体及び第2組立て体の夫々端蓋間に設け
られる絶縁筒体とから成り、前記第1の組立て体の固定
軸とクッション部材間及び端蓋と絶縁筒体の接合面間並
びに前記第2組立て体の端蓋と絶縁筒体の接合面間に夫
々ろう材を配置する第1の工程と、この第1の工程によ
り予め所定組立状態とされた真空しゃ断器を排気装置内
に収納し、ろう材の溶融温度以下で加熱排気する第2の
工程と、次いでろう材の溶融温度にてろう材を溶融し、
ろう材配置間をろう付けする第3の工程とから成る真空
しゃ断器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP789675A JPS58648B2 (ja) | 1975-01-20 | 1975-01-20 | 真空しや断器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP789675A JPS58648B2 (ja) | 1975-01-20 | 1975-01-20 | 真空しや断器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5183177A JPS5183177A (en) | 1976-07-21 |
JPS58648B2 true JPS58648B2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=11678336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP789675A Expired JPS58648B2 (ja) | 1975-01-20 | 1975-01-20 | 真空しや断器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58648B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0486057U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-27 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS537852A (en) * | 1976-07-12 | 1978-01-24 | Murata Manufacturing Co | Constant temperature heater |
-
1975
- 1975-01-20 JP JP789675A patent/JPS58648B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0486057U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5183177A (en) | 1976-07-21 |
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